JPH0492767A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JPH0492767A
JPH0492767A JP2209725A JP20972590A JPH0492767A JP H0492767 A JPH0492767 A JP H0492767A JP 2209725 A JP2209725 A JP 2209725A JP 20972590 A JP20972590 A JP 20972590A JP H0492767 A JPH0492767 A JP H0492767A
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power steering
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Kazumi Ooshima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、1個のポンプから供給される作動油
のうち、規定流量をパワーステアリング装置に分流し、
その規定流量以上の余剰流量を作業機等に分流する流量
制御弁に関する。
(従来の技術) 第7図を参照して従来例を説明する。第7図は流量制御
弁の構成を示す断面図であり、まず、制御弁本体101
がある。この制御弁本体101には、油圧ポンプ103
に連通するポンプポート105、パワーステアリング装
置に接続された制御流ポート107、作業機側に接続さ
れた余剰流ポート109が形成されている。
制御弁本体101内には、ボア111が形成されていて
、このボア111内には、メインスプール113が摺動
可能に収容されている。又、上記ボア111内には5ケ
一ス部材115が、上記メインスプール113に対して
直列の状態で収容されている。
上記ボア111の内周面には、第1〜第6環状溝117
.119.121.123.125.127が形成され
ている。上記第1環状渭117は、通路129を介して
、第6環状渭127に連通されている。又、第4環状渭
123は、通路131を介して、リリーフ弁133に連
通されているさらに、第5環状渭125は、タンクポー
ト135に連通されている。
メインスプール113は、その一端をパイロット室13
7に臨ませているとともに、他端をケース部材115と
の間に形成された圧力室139に臨ませている。
又、メインスプール113の外周面には、第1環状凹部
141及び第2環状凹部143とが形成されている。上
記圧力室139内には、圧縮コイルスプリング145が
装着されていて、上記メインスプール113を図中左側
に付勢している。
そして、メインスプール113が圧縮コイルスプリング
145によって「ノーマル位置」を保持している状態で
は、上記第1環状凹部141が、第1環状渭117及び
第2環状渭119の両方にまたがった状態にあり、ポン
プポート105と通路129とを連通している。
これに対して、メインスプール113が、圧縮コイルス
プリング145のスプリング力に抗して図中右側に移動
した場合には、ポンプポート105が、通路129と余
剰流ポート109とにそれぞれ連通した状態になる。
ケース部材115には、第4環状渭123と圧力室13
9とを連通ずるダンピングオリフィス147が形成され
ているとともに、第4環状溝123に開口されたオリフ
ィス149が形成されている。又、第5環状渭125に
開口したポート151が形成されているとともに、第6
環状渭127に開口された第1制御オリフイス153及
び第2制御オリフイス155とが形成されている。
上記第1制御オリフイス153は、第2制御オリフイス
155より、その開口面積が小さくなっている。
ケース部材115内には、補助スプール157が内装さ
れている。この補助スプール157は、その一端を制御
流ポート107に臨−せているとともに、他端をバネ室
159内に1誌せている。
補助スプール157には、環状凹部161が形成されて
おり、この環状凹部161は、補助スプール157に形
成された絞り通路163を介して、制御流ポート107
に連通されている。
上記絞り通路163は、通孔165を介して、バネ室1
59に連通されていて、又、バネ室159内には、圧縮
コイルスプリング167が装着されている。
補助スプール157の外周には、段部169が形成され
ていて、この段部169を境にして、制御流ポート10
7@の外径が、バネ室159側の外径より大きくなって
いる。ス、ケース部材115の内周にも、段部171が
形成されていて、これら両段部169.171とによっ
て、ポート151に連通するドレン室173を形成して
いる。
上記補助スプール157が、圧縮コイルスプリング16
7によって、図中右側に付勢されていて「ノーマル位置
」にある場合には、環状凹部161が、第1制御オリフ
イス153だけに連通した状態になる。そして、補助ス
プール157が、圧縮コイルスプリング167のスプリ
ング力に抗して図中左側に移動すると、環状凹部161
と第1制御オリフイス153、第2制御オリフイス15
5の両方に連通した状態になる。
尚、図中符号177.179はタンクである。
以上の構成において、メインスプール113及び補助ス
プール157が「ノーマル位置」にある場合に、油圧ポ
ンプ103から規定量以下の少量の流体が流入すると、
その流体は、通路129及び第1制御オリフイス153
を介して、制御流ポート107から流出する。
このように、第1制御オリフイス153を流体が流通す
ると、その前後に圧力差が発生する。そして、上流側の
圧力が、パイロット通路175を介して、パイロット室
137に導入される。又、下流側の圧力は、通孔165
、バネ室159、オリフィス149、第4環状渭123
、ダンピングオリフィス147を介して、圧力室139
内に導入される。
それによって、メインスプール113は、圧縮コイルス
プリング145のスプリング力に抗して、図中右側に移
動する。このメインスプール113の移動によって、ポ
ンプポート105と通路129を連通させるとともに、
ポンプポート105と余剰流ポート109とを連通させ
る。
そして、油圧ポンプ103の吐出流量がさらに大きくな
ると、第1制御オリフイス153の前後の差圧がさらに
大きくなるので、メインスプール113の移動量もさら
に大きくなる。それによって、ポンプポート105と余
剰流ポート109とを連通させる流路の開度が拡大され
、余剰流ポート109側への供給流量がさらに多くなる
一方、パワーステアリングを操作すると、その負荷圧の
作用によって、制御流ポート107側の圧力が上昇する
。その圧力は、補助スプール157の両端面に作用する
。その際、補助スプール157の両端面の受圧面積が異
なるので、該受圧面積の差による図中左側への作用力が
、圧縮コイルスプリング167のスプリング力を上回る
と、補助スプール157が図中左側に移動する。
上記補助スプール157の図中左側への移動により、第
2制御オリフイス155が開放される。
よって、制御流ポート107を介してパワーステアリン
グに供給される流量は、第1制御オリフイ153、第2
制御オリフイス155の両方によって制御されることに
なる。
そして、油圧ポンプ103の吐出流量が、規定流量以下
の場合に、パワーステアリングを操作すると、補助スプ
ール157が移動して、第1及び第2制御オリフイス1
53.155が開放されるので、前後の差圧が小さくな
る。
よって、メインスプール113が圧縮コイルスプリング
145のスプリング力によって、図中左側に移動し、ポ
ンプポート105と余剰流ポート109との連通を遮断
する。したがって、規定流量以下の全流量がパワーステ
アリングに供給される。
つまり、パワーステアリングを操作していないときには
、油圧ポンプ103の吐出流量が規定流量以下であって
も、その略全量が余剰流ポート109から作業機側に供
給される。そして、パワーステアリングを操作すれば、
第1及び第2制御オリフイス153.155によって制
御された制御流量が、制御流ポート107を介して、パ
ワーステアリングに供給され、規定流量以上の余剰流量
が余剰流ポート109を介して作業機側に供給される。
制御流ポート107の下流側の圧力が、一定圧力以上に
なると、補助スプール157が移動し始め、第2制御オ
リフイス155の開度を大きくし、その制御流量を増大
させる。この制御流量の増大によって、絞り通路163
の圧力差も大きくなり、補助スプール157の両端に作
用する圧力差も大きくなる。
よって、補助スプール157が図中左側に移動し、第2
制御オリフイス155の開度をさらに大きくして、制御
流量をさらに増大させていく。
尚、パワーステアリングを操作しているときで、そのハ
ンドルをいわゆるすえ切り状態にするとリリーフ弁13
3が開弁し、制御流ポート107側の流体をタンク17
7に戻す。その際、オリフィス149が設けられている
ので、リリーフ弁133を介してタンク177に戻され
る流量は絞られ、油圧ポンプ103の吐出流量の略全量
が余剰流ポート109側に供給される。
ところで、かかる構成をなす流量制御弁において、制御
流ポート107と補助スプール157との間に、ダンパ
機構181が設けられている。これは次のような背景に
基づくものである。
すなわち、ハンドルを急激に切返すと、制御流ポート1
07の下流側に接続した切換弁も切換わる。その際、切
換弁は中立位置を通過し、そのときに、制御流ポート1
07がWR間的にタンク】77に連通することになる。
そして、中立位置を通過すると再度圧力が高くなる。
このように、ハンドルの急激な切換操作によって制御流
ポート107側の圧力が急激に変動すると、ハンドル操
作に「引っ掛かり現象」を感じるという問題が生じる。
そこで、制御流ポート107側の圧力が急激に低下して
、補助スプール157が図中右側に移動する場合に、こ
れを上記ダンパ機構181によって緩衝し、ハンドル操
作時の「引っ掛がり現象Jをなくさんとするものである
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の構成によると次のような問題があった。
既に述べたように、パワーステアリングを操作していな
い場合であっても、制御流ポート107を介して流体が
供給されていて(以下、スタンバイ流量という)、パワ
ーステアリングを操作した場合には、制御流ポート10
7側の圧力上昇により、供給流量は規定流量まで増大さ
れる。
その際、パワーステアリングの操作性を損なわないため
には、スタンバイ流量を規定流量の半分以上に設定する
必要があり、それだけ、余剰流ポート109を介して作
業機に供給される流体の流量が少なくなることになり、
パワーステアリングを操作していない場合における作業
機のスピードアップを図る上で問題があった。
又、別の問題として、パワーステアリングを急激に操作
した場合の応答性の問題があった。すなわち、パワース
テアリングを急激に操作した場合には、流体の増大が間
に合わず、瞬間的にマニアルステアリングになってしま
うという問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたしのでその目
的とするところは、スタンバイ流量を減少させることに
より、作業機のスピードアップを図るとともに、パワー
ステアリングを急激に操作した場合の応答性を向上させ
ることが可能な流量制御弁を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するべく本a発明による流量制御弁は、
油圧ポンプに連絡するポンプポート パワーステアリン
グに連絡する制御流ポート、作業機に連絡する余剰流ポ
ートを備えた制御弁本体と、上記制御弁本体に形成され
たボア内に圧縮コイルスプリングによって一方向に付勢
された状態で摺動可能に収容され、適宜摺動することに
より上記ポンプポートと制御流ポート、ポンプポートと
余剰流ポートとを連通させるスプールと、上記スプール
に形成され上記ポンプポートを介して導入された流体の
一部をスタンバイ流量として上記制御流ポートに導くス
タンバイオリフィスと、上記スプールと制御流ポートと
を連絡する通路途中に介挿され規定流量オリフィスを備
え上記ポンプポート及びスプールを介して導入された流
体の一部を規定流量として上記制御流ポートに導くスリ
ーブと、上記スリーブ内に摺動可能に収容されパワース
テアリング動作時であって作業機非動作時には上記規定
流量オリフィスを介して導入される流体圧力によって上
記規定流量オリフィスを開放する方向に摺動し、パワー
ステアリング非動作時であって作業機動作時には上記規
定流量オリフィスを閉塞する方向に摺動し、パワーステ
アリング動作時であって作業機動作時には流体圧が設定
圧に達することにより規定流量用オリフィスを開放する
方向に摺動するピストンと、を具備したことを特徴とす
るものである。
〈作用〉 まず、パワーステアリング及び作業機の両方を操作しな
い場合、又はパワーステアリングのみを操作した場合に
ついて説明する。この場合には、ピストンはスリーブの
規定流量用オリフィスを開放する方向に移動している。
よって、ポンプポートを介して導入された流体の一部は
、スタンバイオリフィスを介して、制御流ポートに導入
され、かつ、規定流量用オリフィスを介して、制御流ポ
ートに導入され、そこからパワーステアリング側に供給
される6又、余剰流量については、余剰流ポートを介し
て、作業機側に供給される。
次に、作業機のみを操作した場合について説明する。こ
の場合には、まず、ピストンがスリーブの規定流量用オ
リフィスを閉塞する方向に摺動する。
よって、規定流量用オリフィスを介して、制御流ポート
に導かれる流体流量は減少またはなくなり、その分、余
剰流ポートを介して作業機側に供給される流体流量が増
大する。そして、パワーステアリング側には、スタンバ
イオリフィスを介してスタンバイ流量としてのみ供給さ
れる。
その際、パワーステアリング操作時には、規定流量オリ
フィスを介して、規定流量が常に供給されるので、上記
スタンバイ流量としては少ない量でよく、従来のように
、規定流量の半分以上とすることはない。
次に、パワーステアリングと作業機とを同時に操作した
場合であるが、この場合には、ピストンがスリーブのオ
リフィスを開放する方向に移動するので、規定流量用オ
リフィスを介して規定流量が制御流ポートに導かれる。
(実施例) 以下、第1図ないし第4図を参照して本発明の第1実施
例を説明する。第1図は本実施例による流量制御弁の構
成を示す断面図である。
まず、制御弁本体1があり、この制御弁本体1には、油
圧ポンプに連絡するポンプポートP、パワーステアリン
グに連終する制御流ポートPF、余剰流量を作業機に供
給する余剰流ポートEF、タンクに連絡するタンクポー
トTが、それぞれ形成されている。
制御弁本体1内には、ボア3が形成されていてこのボア
3には、第1環状渭5、第2環状渭7、第3環状渭9、
第4環状?1111がそれぞれ形成されている。
上記第1環状渭5は余剰流ポートEFに連終していて、
第2環状渭7はポンプポートPに連絡している。
上記ボア5内には、スプール13が図中左右方向に摺動
可能に収容されている。このスプール13にはバネ室1
5が形成されていて、このバネ室15内には圧縮コイル
スプリング17が装着されている。スプール13は、こ
の圧縮コイルスプリング17によって図中右側に付勢さ
れている。
スプール13の外周には、第1環状凹部19と、第2環
状凹部21とが形成されている。又、上記第1環状凹部
19と第2環状凹部21との間には、環状凸部23が形
成されていて、この環状凸部23と制御弁本体1の一部
とによって絞り部25を構成している。又、第2環状凹
部21の図中右端の部分と、制御弁本体]の一部とによ
って、別の絞り部27を構成している。
スプール13の図中右側端部には、図中上下方向に通路
29が形成されていて、この通路29は上記第3環状溝
9と連通されている。又、上記通路29に直行する方向
にスタンバイ用オリフィス31が形成されていて、この
スタンバイ用オリフィ31を介して、上記通路29とバ
ネ室15側とが連通されている。又、通路29を挟んで
上記スタンバイ用オリフィス31の反対側には、ダンパ
オリフィス33が形成されている。
制御弁本体1には、別のボア35が形成されていて、こ
のボア35内には、スリーブ37が装着されている。こ
のスリーブ37内には、ピストン39が図中左右方向に
摺動可能に収容されていてこのピストン39は、比例ソ
レノイド41によって適宜駆動される。
上記スリーブ37には、規定流量用オリフィス43が形
成されていて、この規定流員用オリフィス43と上記第
3環状溝9とは、通路45を介して連通されている。又
、スリーブ37内と制御流ポートPFとは、通路47.
49を介して連通されている。
上記スリーブ37には、別のオリフィス51が形成され
ていて、このオリフィス51と、制御弁本体1内に内蔵
されたリリーフ弁53とは、通路55を介して連通され
ている。
又、本実施例による流量制御弁が組み込まれる機器の全
体の油圧回路図を第4図に示す、第4図に示すように、
アタッチメント用比例電磁切換弁57、チルト用比例電
磁切換弁59、リフト用比例電磁切換弁61が設置され
ている。これら各比例電磁切換弁57.59.61は、
図示しない各操作レバーを操作することにより出力され
る電気信号により動作する。
又、本実施例による流量制御弁のソレノイド41も、各
操作レバーの操作により出力される電気信号により駆動
するものである。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、パワーステアリング及び作業機の両方供操作しな
い場合について説明する。第2図に示すように、ポンプ
ポートPを介して導入された流体は、絞り部27、通路
29、スタンバイ用オリフィス31、バネ室15、通路
49、制御流ポートPFを介して、パワーステアリング
に供給されるとともに、絞り部27、通F!@29.4
5、規定流量用オリフィス43、通路47.49、制御
流ポートPFを介して、パワーステアリングに供給され
る。
又、余剰流量は、絞り部25、余剰流ポートEFを介し
て、作業機側に供給される。
その際、ピストン39は、オリフィス51側がリリーフ
弁53を介してタンク側に連絡されているので、図中右
側に付勢されて図に示すような状態になっている。
次に、パワーステアリングのみを操作している場合であ
るが、これは、第2図に示す状態と同じである。
次に、作業機のみを操作した場合について説明する。任
意の操作レバーを操作することにより、比例ソレノイド
が作動して、第3図に示すようにピストン3つを図中左
側に移動させる。その結果、規定流量オリフィス43が
絞られていき、それによって、制御流ポートPFを介し
てパワーステアリングに供給される流体流量が減少して
いくとともに、余剰流ポートEFを介して作業機に供給
される流体流量が増大していく。
そして、操作レバーをフルストロークとした場合には、
規定流量オリフィス43が全閉状態となり、その結果、
パワーステアリング側には、スタンバイ用オリフィス3
1を介して、スタンバイ流量のみが制御流ポートPFを
通して供給される。
その際、パワーステアリングが操作されれば、規定流量
用オリフィス43を介して、速やかに規定流量が供給さ
れるので、上記スタンバイ流量としては、少量(例えば
、規定流量の半分以下)で事足りる。
次に、パワーステアリングと作業機の両方を操作した場
合について説明する。この場合には、ステアリング回路
圧力、すなわち、ピストン39の図中左側の圧力が、予
め設定された規定圧力に達すると、比例ソレノイド41
によるピストン39の図中左側への付勢が規制され、そ
の結果、規定流量オリフィス43が開放されるので、規
定流量が制御流ポートPFを介してパワーステアリング
側に供給されるとともに、余剰流量が余剰流量ポートP
Fを介して供給される。
以上本実施例によると次のような効果を奏することがで
きる。
まず、パワーステアリングを操作している場合には、規
定流量用オリフィス43を介して、規定流量の流体が速
やかに供給されるので、従来懸念されていた「引っ掛か
り現象」の発生を防止することができる。
又、パワーステアリングを操作した場合には、規定流量
用オリフィス43を介して、規定流量の流体が速やかに
供給されるので、スタンバイ流量を規定流量の半分以下
に設定することができる。
それによって、パワーステアリングを操作していない場
合において、作業機側に供給される流体の流量を増大さ
せることができ、作業機のスピードを向上させることが
できる。
又、比例電磁切換弁57〜61を使用しているので、操
作レバーの電気信号をそのまま比例ソレノイド41に入
力することかて゛きる。
さらに、比例電磁切換弁57〜61を使用した場合には
、操作レバーの信号をコントローラで処理することによ
り、任意のセクションで対応することができる。
次に、第5図及び第6図を参照して第2実施例を説明す
る。この場合には、リフトの上昇のみをスピードアップ
させるものであり、リフト用比例電磁切換弁61ののソ
レノイド63を励磁したときのパイロット圧力をポート
P2に供給すれば、前記第1実施励の場合と同様の効果
を得ることができる。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明による流量制御弁によると、
まず、パワーステアリングを操作している場合には、規
定流量が常に供給されているので「引っ掛かり現象Jの
発生を防止することができる。
又、パワーステアリングを操作した場合には、規定流量
が速やかに供給されるので、スタンバイ流量を規定流量
の半分以下に設定することができパワーステアリングを
操作していない場合における作業機のスピードアップを
図ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例を示す図で、
第1図は流量制御弁の断面図、第2図及び第3図は作用
を示す流量制御弁の断面図、第4図は流量制御弁が組み
込ぢれる機器全体の油圧回路図、第5図及び第6図は第
2実施例を示す図で、第5図は流量制御弁の断面図、第
6は流量制御弁が組み込まれる機器全体の油圧回路図、
第7図は従来の流量制御弁の断面図である。 1・・・制御弁本体、13・・・スプール、17・・・
圧縮コイルスプリング、31・・・スタンバイオリフィ
ス、37・・・スリーブ、39・・・ピストン、43・
・・規定流量オリフィス、P・・・ボングポート、PF
・・・制御流ポート、EF・・・余剰流ポート。 出願人代理人 弁理士 嶋 宣之 第2図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 油圧ポンプに連絡するポンプポート、パワーステアリン
    グに連絡する制御流ポート、作業機に連絡する余剰流ポ
    ートを備えた制御弁本体と、上記制御弁本体に形成され
    たボア内に圧縮コイルスプリングによって一方向に付勢
    された状態で摺動可能に収容され、適宜摺動することに
    より上記ポンプポートと制御流ポート、ポンプポートと
    余剰流ポートとを連通させるスプールと、 上記スプールに形成され上記ポンプポートを介して導入
    された流体の一部をスタンバイ流量として上記制御流ポ
    ートに導くスタンバイオリフィスと、 上記スプールと制御流ポートとを連絡する通路途中に介
    挿され規定流量オリフィスを備え上記ポンプポート及び
    スプールを介して導入された流体の一部を規定流量とし
    て上記制御流ポートに導くスリーブと、 上記スリーブ内に摺動可能に収容されパワーステアリン
    グ動作時であって作業機非動作時には上記規定流量オリ
    フィスを介して導入される流体圧力によって上記規定流
    量オリフィスを開放する方向に摺動し、パワーステアリ
    ング非動作時であって作業機動作時には上記規定流量オ
    リフィスを閉塞する方向に摺動し、パワーステアリング
    動作時であって作業機動作時には流体圧が設定圧に達す
    ることにより規定流量用オリフィスを開放する方向に摺
    動するピストンと、 を具備したことを特徴とする流量制御弁。
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