JPH0262405A - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JPH0262405A
JPH0262405A JP21056288A JP21056288A JPH0262405A JP H0262405 A JPH0262405 A JP H0262405A JP 21056288 A JP21056288 A JP 21056288A JP 21056288 A JP21056288 A JP 21056288A JP H0262405 A JPH0262405 A JP H0262405A
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JP
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spool
valve
stroke
spring
main
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Katsumi Ueno
勝美 上野
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Diesel Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油圧制御′!A置たとえば複数の油圧アクチュ
エータへの油圧を電磁比例弁を用いて制御する形式の油
圧制御装置に関する。
〔従来の技術とその技術的課題〕
建設機械や農業機械のフロントローダにおいては、少な
くとも2つの油圧アクチュエータを用いてパケットとこ
れを含むブーム全体を動かすようになっている。
このような複数の油圧アクチュエータの作動を制御する
装置として、大きなスプール操作力を確保し、スプール
の作動時間を可変にするため、油圧アクチュエータに対
応する方向切換弁の各メインスプールを電磁弁でパイロ
ット制御する形式のものが汎用されており、とりわけメ
インスプールのリターン機構としてスプリンタを用いた
ものとして、特開昭60−172789号公報等が知ら
れている。
この先行技術においては、電磁弁のシリンダポートをメ
インスプールの両端に形成した背圧室に通路により連通
させ、いずれかのシリンダポートから通路を経て一方の
背圧室にパイロット圧を導き、同時に他方の背圧室を1
通路および他方のシリンダポートを介して低圧側に通じ
させるようにする一方1両背圧室にメインスプールを中
立位置に復帰させるためのスプリングをシートさせてい
、る。
周知のように、方向切換弁は、バルブ本体に形成した環
状溝とスプールのランド部・ロンド部との変位で各ボー
トを断接するが、スプールはその切換えを行うストロー
クがほぼ一定(通常1mm1度)となっている。そして
このストロークがすべて切換え制御ストロークとして用
いられろ訳ではなく、ショック緩和等のためストローク
開始から数mmとストロークエンド数ml!Iに制御に
寄与しない領域が設定される。これを除いた中間のスト
ロークが制御可能域であり、この範囲は、全ストローク
が決まると一義的に決められ、その大きさは一般にスプ
ール全ストロークの50〜60%とされている。
従って、この範囲をいかに有効に使用するか、ことに電
磁パイロット弁形式においては、この範囲でいかに使用
電流域を拡大するかが微妙な制御のため重要な課題とな
る。
詳述すると、例えば、第6図において、スプール全スト
ロークとこれに対応するパイロット圧力を横軸に取り、
ばねに抗してスプールを動かすためのスプール荷重とそ
れに対応する電磁弁に対する電流値を縦軸に取ったとす
ると、スプールを7mmストロークするには、スプール
荷重として約22瞳、パイロット圧力として約15kg
/cJ、これを発生させるための電流値としては約0.
9Aが必要になる。このストロークのうち、ストロ−ク
開始から約2n+mまでとス1−ローク終了の前の約1
mmはいわゆる非有効ゾーンであり、ス1−ローク開始
後約2mmの位置から約6mmの位置までが制御可能域
である。この間でスプールによる絞り等の制御を微妙に
するにはパイロット圧力の範囲と電流値の範囲を拡大す
ることが望ましい訳である。
ところが、先行技術においては、単にスプールの両端を
ばね定数等を同等とするばねで軸線方向に押圧させてい
ただけであった。このため、第6図の1の直線のように
、スプールのストロークに対するスプール荷重の上昇の
度合いが、中立位置からストロークエンドまでリニアに
上昇し、勾配が急である。その結果、制御可能域でのパ
イロット圧力ならびに電流値の範囲が■′の比較的狭い
範囲に限られるという問題があった。
本発明は前記のような問題点を解消するために研究して
創案されたもので、その目的とするところは、機構上に
限られた制御可能ストローク域において、パイロット圧
力範囲と電流範囲を比較的簡単な構造により大幅に拡大
し、油圧アクチュエータの制御性能を向上できるこの種
電磁比例パイロット操作型の油圧制御装置を提供するこ
とある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、電磁比例パイロット
操作式切換弁とりわけ主弁がスプリングセンタ形のもの
において、リターン用スプリングに左右同等のばね構成
のものを使用し、いずれのばねも背圧室にシートさせて
いた従来の発想を転換したもので、すなわち、油圧アク
チュエータを動かす方向切換弁と、この方向切換弁のス
プール両端を囲む背圧室にパイロット油圧を送る電磁比
例弁とを備えたスプリングセンタ形式の油圧制御lにお
いて、前記背圧室に、スプールが申立位置から制御用ス
トロークに達するまで弱い対抗荷重を示しそれ以降のス
トロークで所定の対抗荷重を発揮する2段ばねを配した
ことを特徴とするものである。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1a図は本発明を1パツケージ形2連バルブに適用し
た実施例を示している。
1は第1の油圧アクチュエータ1ooの作動を制御する
第1メインバルブ、2は第2の油圧アクチュエータ20
0の作動を制御する第2メインバルブであり、それぞれ
ダブルアクティング2.3ポジシヨン4ウエイスプリン
グセンタのものが用いられている。
la、lbは第1メインバルブ1のスプールを操作する
ための一対の電磁比例弁、2a、2bは第2メインバル
ブ1のスプールを操作するための一対の電磁比例弁、3
は前記第1メインバルブ1のポンプポー+−h流側に組
み込まれたプライオリティバルブで、制御流量側を前記
電磁比例制御弁la、lb、2a、2bに並列に接続し
、残量側を第1.第2のメインバルブ1,2に接続して
ぃる。
4は前記プライオリティバルブ3の圧力ラインに取付け
た電磁弁であり、すべての電磁比例弁1a、lb、2a
、2bがオフのときすなわちアンロード時に低圧ライン
と通じ、いずれかの電磁比例弁1a、lb、2a、2b
がオンされたときに励磁され、所定のパイロット圧力(
たとえば2゜lCg/al)を発生させるためのもので
ある。5,6はロードチエツク弁である。
第1図ないし第5図は第1a図の具体的構成を示してお
り、7はメインバルブ本体、8a、8bはメインバルブ
本体7の両端に固定されたパイロットハウジングであり
、メインバルブ本体7には、スプール穴71.72が形
成され、それらに第1メインバルブ1と第2メインバル
ブ2のメインスプール10.2oが摺動自在に貫挿され
ている。
第1メインバルブ1のスプール穴71には、第1図と第
2図のように、中央に中立通路71N、その両側にシリ
ンダポートA、Bに通じるそれぞれ一対のシリンダ通路
71A、71B、その両側にロードチエツク弁5を組み
込んだブリッジ通路71C,71C1そしてその両側に
タンクポートTに通じる低圧通路71T、71Tが環状
溝の形式で形成されている。また、第2スプール穴72
には、第1図と第3図のように、中央に中立通路71N
″その両側にロードチエツク弁6を組み込んだブリッジ
通路71C″、710″、その両側にシリンダポートA
’ 、B’ に通じるそれぞれ一対のシリンダ通路71
A’ 、71B’ 、その両側にタンクポートTに通じ
る低圧通路71T’ 、71N’が環状溝の形式で形成
されている。そしてこれら通路に対応して、メインスプ
ール10.20には。
オーバラップとアンダラップを形成すべく所定の間隔で
ランド部とロンド部が形成されている。これらは公知の
方向切換弁と同じである。
前記パイロットハウジング8a、8bは、それぞれメイ
ンスプール10.20と同軸上にめくら穴状の背圧室8
1a、81b、82a、82bを有し、それら各背圧室
81a、81b、82a。
82bの開口側は、メインバルブ本体7の両端面に形成
した浅いリング穴70a、70bに取付けた○リング7
00.700により油密にシールされている。また、各
背圧室81a、82aと81b、82bの内部は、第2
図と第3図のように、パイロット通路91a、91bに
より電磁比例弁1a。
1bと、また、パイロット通路92a、92bにより電
磁比例弁2a、2bにそれぞれ通じている。
前記メインスプール10.20は両端がそれぞれ背圧室
背圧室81a、82aと81b、82bに突出しており
、それらメインスプール1o、20の両端は、それぞれ
2個で一組をなすばね受け15a、16a、15b、1
6bとこれに介在された荷重特性の異なるスプリング1
3a、13bにより、図示する中立位置に保持されるよ
うになっている。
詳しくは、第2a図と第2b図のように、メインスプー
ル10.20の両端にはそれぞれスプリングのセット力
調整のためのボルト14a、14bが螺着され、各ばね
受け15 a 、 ’、16 a 、 15b、16b
は、軸方向端に内フランジ150.16oと外フランジ
151,161が屈曲形成され、一方のばね受け15a
、16aの内フランジ150.160はスプール端面に
係止され、他方のばね受け15b、16bの内フランジ
151,161はボルト頭に係止されるようになってい
る。
そして、紙面に対し右側のスプリング13aは、左側の
スプリング13bよりも低いぼね定数(たとえば1/8
程度)のものが用いられるとともに。
ボルト14aの突出長さが大きく設定され、これに取付
けたばね受け15a、16aにスプリング13aを介在
させることにより、外フランジ151がメインバルブ本
体7のリング穴70aに当接し、また、外フランジ16
1は、背圧室81a。
82aの底部に所定のセット力で当接可能となっている
一方、左側のボルト14bは突出長さが短く設定され、
このボルト14bにばね受け15b、16bが取付けら
れ、さらにばね受け15b、16b間にスプリング13
bが介装され、そしてこの状態で、ばね受け15b、1
6bの外フランジ151.161が、背圧室81b、8
2b内で中空状に浮かされている。その浮き間隔Qは、
メインスプール10.20が中立位置から制御可能域に
到る所定のストロークと合致している。
次に、プライオリティバルブ3は、第1図と第4図に示
されている。プライオリティバルブ3は第1メインバル
ブ1と平面的に見て平行状に配置され、メインバルブ本
体7に形成された弁穴30に摺動自在にはめられた筒状
スプール3aと、これを閉弁方向に付勢するスプリング
3bを有しいる。
弁穴30には、ポンプボートPに通じる人口環状溝31
を中心として、右側には第1スプール穴71の中立通路
71Nと連通ずるメイン環状溝;32が、左側にはパイ
ロット用(定流用)の環状溝33が各々形成され、メイ
ン環状溝32の右側には筒状スプール3aの後端が位置
する端室34が、また、パイロット用の環状溝33の左
側にはダンパー室を兼ねたばね室35が形成されている
スプール3aは、後端に切欠き36が設けられると共に
、中立状態においてメイン環状溝32に望む位Iに複数
の入口孔37が、またパイロット用の環状溝33に望む
位置に複数の導出孔38がそれぞれ形成されている。さ
らに、入口孔37と導出孔38間のスプール3a内には
、フィルタ390とオリフィス39がスナップリングに
より取付けられている。また、導出孔38よりも左側に
は。
ばね室35に対して開孔する今一つのオリフィス350
が設けられている。
前記パイロット用の環状溝33には、第4図のように通
路孔330の一端が通じており、この通路孔330はメ
インバルブ本体7を貫き、第1図のようにエンドプレー
ト8b内を平面り状に伸び、第5図のように電磁弁4の
弁室40下端に到る一方。
第1図のように中間から分岐路331が分岐され、この
分岐路331は、第1図ないし第3図のように各電磁比
例弁1a、lb、2a、2bの後記する高圧ボート孔1
21に到っている。
前記電磁弁4の弁室40は、第5図のように、上側がド
レーン通路41によりドレーンボートDrに通じており
、電磁弁4は弁室40に突出するスプール4aと、これ
を開放側すなわち左側に押圧するばね4b、およびスプ
ール4aをばね4bの力とパイロット用油との合力に抗
して移動させ、パイロット圧力を調整するためのソレノ
イド4Cとを備えている。
そしてドレーン通路41には、第1図のように低圧通路
42が分岐され、該低圧通路42は、各電磁比例弁1a
、lb、2a、2bの先端側の後記する低圧ボート12
2に通じている。
電磁比例弁1a、lb、2a、2bは、第1゜第2メイ
ンバルブ1,2と平行状にパイロットハウジング8a、
8bに挿着されている。それら電磁比例弁1a、lb、
2a、2bの構造は任意であるが、実施例では、第2a
図で一つのものを代表して示すように、弁穴12に嵌着
された弁体12aと、この内部で摺動されるスプール1
2bと、スプール12bを軸線方向に動かすソレノイド
12cとを備えている。
弁体12aには長手方向中央に前記背圧室に対するパイ
ロット通路(たとえば91a)と通じる7径方向孔12
0が形成され、これよりも弁穴入口側位置には1前記パ
イロツト用の分岐路331と通じる高圧ボート孔121
が半径方向に複数個形成されている。また、弁穴奥側位
置には^;j記低圧通路42に通じる低圧ボート孔12
2が半径方向に複数個形成されている。
これに対し、スプール12bは、自由端側から軸線方向
に固定絞り125を有する通孔124が穿設され1通孔
124は高圧ボート孔12]よりも弁穴入口寄りの弁体
内に形成したスプリング室126に開口され、ここに配
したスプリング127と協働してスプール12bを閉弁
方向に付勢している。
そして、スプール12bの外周にはソレノイド12cの
非励磁時に低圧ボート孔122と半径方向孔120を連
通させる溝129と、ソレノイド12cの励磁時に低圧
ボート孔122と半径方向孔+20の連通を遮断し、高
圧ポート孔121と半径方向孔120とを連通させる切
欠き128を有している。
なお、本発明は必ずしも2連弁である場合にのみ適用さ
れるものではなく、また、配管が複雑になるが、電磁比
例弁1a、lb、2a、2b、プライオリティバルブ3
、電磁弁4を別置きとしてもよい。さらに電磁弁4は、
2位置電磁弁とリリーフバルブの組合せや、電磁リリー
フ弁タイプのものも使用できる。またプライオリティバ
ルブ3も他の形式のものでもよい。
〔実施例の作用〕
次に実施例の作動と作用を説明する。
右端側の弱いスプリング13aは、ばね受け15a、1
6aとボルト14b、14bによって第6図に示す荷重
にセットされており、背圧室での軸方向の隙間Q’(第
2a図参照)はほぼゼロとなっている。
ポンプの吐出油がポンプポートPに流入すると、まずプ
ライオリティバルブ3により流量分割される。すなわち
、吐出油は入口環状溝31に位置している入口孔37か
らスプール3a内に入り、左右に分かれて一方は端室3
4に流入し、他方はフィルタ390を通り、オリフィス
39で流量を絞られ、導出孔38からパイロット用の環
状溝33に流入する。そしてポンプポートPからの流量
が増すと、スプリング3bのばね力に抗してスプール3
aは左方に移動し、これによりスプール端の切欠き36
がメイン環状溝32に通じ、ポンプ吐出油は第1、第2
のメインバルブ1,2の中立流路71N、71N’から
キャリオーバポートNに流れる。
前記入プール3aへの流入量が増せばオリフィス39を
通過して環状溝33に対する流入量も増すが、このとき
、オリフィス39の前後の圧力差が大きくなり、スプー
ル3aはスプリング3bに抗して左方に移動し、環状溝
33の左端エツジとスプール38′との通路が狭くなり
、これにより流量が絞られ、油量が減少するように働く
ので、環状溝33からの流出量は常に一定となるように
制限される。従って、メイン環状溝32にはこの一定流
量と入口流量の差に相当する残量が供給される。
パイロット用の環状溝33に送られた一定流量のパイロ
ット油は通路孔330および分岐路331を通って各電
磁比例弁1a、lb、2a、2bの高圧ポート孔121
に流入する。このとき、通路孔330のパイロット油は
電磁弁4の弁室40にも流入するが、電磁比例弁1a、
lb、2a、2bが作動していない状態では電磁弁4に
は通電されないため、スプール4aはばね4bとパイロ
ット油との合力により開弁され、弁室40は低圧側に開
放されており、パイロット油はドレーンポーI−D r
からタンクに戻される。
第1、第2メインバルブ1,2を作動するには、左右で
組をなす′F、磁比例弁1a、lb、2a、2bを選択
的に作動させるもので、たとえば第1メインバルブ1の
メインスプール1oを左方に動かすときには、電磁比例
弁1aのソレノイド12cに通電するとともに、電磁弁
4のソレノイド4Cに通電する。
すると、7I!磁弁4のスプール4aは第5図の状態か
ら右方に動き、弁室40と通路孔330とのクリアラン
スを縮める。この結果、パイロン1〜油のドレーンポー
トDrへの流出量が減り、パイロット油は所定の圧力が
立ち、これが分岐路331から電磁比例弁1aの高圧ポ
ート孔121に送られる。
この状態で電磁比例弁1aのソ・レノイド12cに通電
されると、スプール12bは第2a図において左方に移
動し、切欠き128を介して高圧ポート孔121と半径
方向孔120とが連通し始め、パイロット通路91aを
通して背圧室81aにパイロット圧力が付与される。こ
のパイロット圧力は、ソレノイド12cに対する電流値
に比例して大きくなる。
前記のように背圧?f81aにパイロット圧力が加わる
とメインスプール10には軸線方向の推力が生ずる。こ
のとき、左方の背圧室81b内のスプリング13bは右
方の背圧室81aのスプリング13aよりもばね定数は
大きいが、背圧室81bの壁にシートされず中空状に浮
いており、右方の弱いばね力のスプリング13aだけが
背圧室壁にシートされている。このため、メインスプー
ル10は、この弱いばね力のスプリング13aを押し縮
め得るだけの極く低いパイロット圧力でストローフを開
始する。左方の背圧室81b内の油は、電磁比例弁1b
が作動していない関係から、パイロット通路91b−半
径方向孔120−溝129−低圧ボート孔122−低圧
通路42の経路で排出される。
前記メインスプール10が移動すると、左方の背圧室8
1bのばね受け15b、16bおよびスプリング13b
も浮き間隔Qの間だけ一体に移動する。この間隔4が第
2図においてSで示すオーバラップ、アンダラップ領域
であり、浮き間隔Qに達するとばね受け16bの外フラ
ンジ161が背圧室81bの底面に接しシートされる。
この瞬間から左方のスプリング13bも対抗荷重機能を
発揮し、すなわちメインスプール10はそれら左右のス
プリング13a、13bの合力に抗して動かされること
になる。これにより制御可能域に入り、中立流路71N
→71N′への通路が閉じられ、プライオリティバルブ
3で分流された浦は、中立流路71Nからロードチエツ
クバルブ5を押し上げてシリンダ通路71Bに流れ、シ
リンダポートBからアクチュエータ100に送られる。
また、シリンダボートAからの戻り油は中立流路71N
′に流れる。
なお、メインスプール10を右方に動かす場合は、左方
の電磁比例弁1bを作動させるもので、このときにも右
方のスプリング13aだけがス1−ローク開始時に対抗
荷重として働き1次いで両スプリング13a、13bが
対抗荷重として働くことは前記したところと同じである
このように本発明においては、第6図の■で示すように
、メインスプール10のストロークが制御可能域に達す
るまでの対抗荷重が低く抑えられ、制御可能域に達して
から対抗荷重はリニアに上昇する。この結果、第6図の
■′のように所要パイロット圧力の範囲およびこれを発
生されるための電流値範囲が実質的に拡大し、したがっ
て限られたストロークの間で微妙なスイッチング動作や
絞り動作を創成することができる。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によるときには、油圧アクチュエー
タを動かす方向切換弁と、この方向切換弁のスプール両
端を囲む背圧室にパイロット油圧を送る電磁比例弁とを
備えたスプリングセンタ形式の油圧制御装置において、
前記背圧室に、リターンスプリングとして、スプールが
申立位置から制御用ストロークに達するまで片方のばね
による弱い対抗荷重を示し、それ以降のストロークで両
方のばねにより所定の対抗荷重を発揮する2段ばねを配
したので、機構上に限られた制御可能ストローク域にお
いてパイロット圧力範囲と電流範囲を大幅に拡大でき、
これにより方向切換弁の制御性能を向上することができ
、しかも構造が比較的簡単で、メインスプールやメイン
バルブ本体はそのまままでよいため安価に実施できる等
のすぐれた効果が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による油圧制御装置の一実施例を示す横
断面図、第1a図は回路図、第2図は第1図■−■線に
沿う断面図、第2a図と第2b図は第2図の一部拡大図
、第3図は第1図m−m、線に沿う断面図、第4図は第
1図IV−IV線に沿う断面図、第5図は第1図■−■
線に沿う断面図、第6図は本発明と従来の電磁パイロッ
ト式切換弁のメインスプールストローク−荷重−パイロ
ット圧カー電流値の関係を示す線図である。 1・・・第1メインバルブ、la、lb・・・電磁比例
弁、2・・・第2メインバルブ、2a、2b・・・電磁
比例弁、10.20・=メインスプール、13a、13
 b ・・・スプリング、81a、81b、82a、8
2b・・背圧室 特許出願人 ヂーゼル機器株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  油圧アクチュエータを動かす方向切換弁と、この方向
    切換弁のスプール両端を囲む背圧室にパイロット油圧を
    送る電磁比例弁とを備えたスプリングセンタ形式の油圧
    制御装置において、前記背圧室に、スプールが中立位置
    から制御用ストロークに達するまで弱い対抗荷重を示し
    それ以降のストロークで所定の対抗荷重を発揮する2段
    ばねを配したことを特徴とする油圧制御装置。
JP21056288A 1988-08-26 1988-08-26 油圧制御装置 Pending JPH0262405A (ja)

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JP21056288A JPH0262405A (ja) 1988-08-26 1988-08-26 油圧制御装置

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JP21056288A JPH0262405A (ja) 1988-08-26 1988-08-26 油圧制御装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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