JPH0492665A - 使い捨ておむつとその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、漏れ、むれの改善された使い捨ておむつとそ
の製造方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の使い捨ておむつは、表面シートと裏面シートに挟
まれた吸収体ををし、吸収体の長手方向両側縁側から外
側へ延びたサイドフラップを有し、そのサイドフラップ
内に伸縮性弾性体を設置しおむつ装着時の大腿部への密
着性を高めることによって漏れ防止を計っている。

又、伸縮性弾性体の設置されていないサイドフラ・ノブ
上を基端とし、その上方へ伸びた先端部に伸縮性弾性体
を有する第２フラップを設置し漏れ防止と同時にむれ防
止を計った使い捨ておむつが知られている（特開昭６２
−２２３３Ｏａ号公報、特開昭６３−１１２７０６号公
報）又、伸縮性弾性体を設置したサイドフラップ上を基
端とし、その上方へ伸びた、先端に伸縮性弾性体を有す
る第２フラップを設置し漏れを２重に防止した使い捨て
おむつも知られている（特開昭６２−２５０２０１号公
報）。

これら第２フラップは、漏れ防止効果を付与するため撥
水性不織布を用いる必要があり、表面シートの中央部分
である親水性部分と、撥水性の素材から形成された第２
フラップとは別体の素材を接着することによって作成さ
れており、製造工程が複雑となり生産性低下の一要因と
なっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の、漏れ防止、むれ防止を計った、第２フラップを
有する使い捨ておむつは、表面シートが親水性、第２フ
ラップ部が撥水性と、異なる素材の組み合わせからなっ
ており、素材の数が増え、接着工程が増え、製造工程が
複雑で、生産効率が低下するという問題があった。

〔問題を解決するための手段〕

本発明者らは上記問題点を改善すべく鋭意研究を重ねた
結果、本発明を成すに至った。

すなわち、液透過性の表面シートと液不透過性の裏面シ
ートと、その間に吸収体を有し、前記吸収体の横方向両
側縁から外側へ延出したサイドフラップを有し、該サイ
ドフラップ上、又は、表面シート上を基端とし、その上
方へ延びた撥水性の第２フラップを有し、該第２フラッ
プ内に伸縮性弾性体を有する使い捨ておむつにおいて、
表面シートが、おむつの縦方向中心線付近を境として、
右側のシートと左側のシートに別れており、右側のシー
トと同じ側のサイドフラップと第２フラップは該表面シ
ートの右側のシートと同一の一体となった素材から出来
ており、表面シートの左側のシートと同じ側にあるサイ
ドフラップと第２フラップは表面シートの左側のシート
と同一の一体となった素材からなり、表面シートの右側
のシートの左側領域と表面シートの左側のシートの右側
領域とを、おむつの縦方向中心線付近で貼り合せたこと
により上記問題点を改善できることを見出した。

更に、該表面シートの右側のシートの右側領域、具体的
には右側の第２フラップとサイドフラップを構成する部
分と、表面シートの左側のシートの左側領域、具体的に
は左側の第２フラップとサイドフラップを構成する部分
とが撥水性であり、又、表面シートの該部分の一部又は
、全領域にわたる該表面シートの下層に防水性の薄層フ
ィルムを張り合わせることによりその部分を液不透過性
とし、且つ、吸収体の上に位置する部分、すなわち、表
面シートの右側のシートの左側領域と、左側のシートの
右側領域とを親水性とすることにより上記問題点を改善
できることを見出した。

又、製造方法として、吸収体、裏面シートと貼り合わす
前に、表面シートの右側のシートと左側のシートを前も
って張り合わせておくことにより、上記問題点を改善で
きることを見出した。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明で使用される各素材はいずれも通常使用されるも
のが用いられ、表面シートは、ポリプロピレン、ポリエ
チレン等からなるカード法、スパンボンド法等の不織布
、裏面シートは、ポリエチレン等からなる防水性フィル
ム、又は、微粒子顔料含有の通気性徴多孔フィルム等が
使用される。

吸収体は、吸水紙、フラッフパルプ、高吸収性ポリマー
等の単独、又は組み合わせたものからなり、伸縮性弾性
体は、天然ゴム製糸ゴム、合成ゴム製糸ゴム、弾性ポリ
ウレタンゴム（スパンデックス）、弾性ポリウレタンフ
ィルム、ポリウレタンフォーム等が使用できる。

表面シートの、おむつの中央部分が親水性で、第２フラ
ップ部分とその外側が撥水性である不織布素材の製造方
法としては、親水性不織布の所定位置を撥水処理する方
法、又は、撥水性不織布の所定位置を親水化処理する方
法がある。

基材不織布の所定位置を親水化処理又は撥水化処理する
方法としては、基材不織布の所定位置に処理剤の塗布幅
に相当する幅の処理剤塗布ロールにより親水化剤又は、
撥水化剤を塗布しその後ドライヤーゾーンにより乾燥さ
せる方法が最適である。

その他の方法としては、塗布ロールのかわりに所定位置
へ処理剤をスプレー塗布する方法等がある。

使用する処理剤は肌への刺激性のないものを選択する必
要があり、親水化剤としては非イオン系の界面活性剤例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、クリセ
リン脂肪酸エステル等が使用可能であり、撥水化剤とし
ては、シリコーン系、フッ素系の界面活性剤等が使用可
能である。

そして、表面シートの下層に張り合わせる防水性薄層フ
ィルムとしは、２〜３０μのポリエチレンフィルム又は
、通気性徴多孔ポリエチレンフィルムが適している。

おむつの中央部領域において表面シートの右側のシート
と左側のシートとを貼り合わす方法としては、ホットメ
ルト接着剤による方法、又はヒートシール溶着法、超音
波溶着法等がある。

又、製造方法として、吸収体、裏面シートと貼り合わす
前に、表面シートの右側のシートと左側のシートを前も
って張り合わせておくことにより、上記三者の張り合わ
せを容易に行なうことが出来る。

第２フラップはその内部に伸縮性弾性体が取り付けられ
、伸縮性弾性体の伸縮により、汚物、尿の漏れ防止する
為のギヤザ一部を形成する。

その場合、第２フラップのおむつの背、腹側域では、フ
ラップをおむつの内側又は外側に倒して固着される。

以下、本発明の１例を図面に基いて詳しく説明する。

第１図は、本発明の使い捨ておむつの１例の横方向断面
図を示し、符号１は表面シート、２は吸収体、３は裏面
シート、４は伸縮性弾性体、５はホットメルト接着剤、
６は第２フラップ、７はサイドフラップを示す。

この例においては、左右の表面シート８及び９が吸収体
のほぼ中心で接着されると共に表面シートのサイドフラ
ップに相当する部を起立するように折り曲げて第２フラ
ップが形成されており、かつ第２フラップ内に伸縮性弾
性体が設けられている。第２図は本発明の使い捨ておむ
つの他の実施例を示すものであって、吸収体が２例に分
かれており、吸収体と吸収体の中ＶＪ４Ｎ域において左
右の表面シート８及び９が接着されると同時に裏面シー
トと接着されている点において第１図に示す使い捨てお
むつと相違する。

なお、第１図及び第２図に示される使い捨ておむつ共、
表面シートと同一材質のものが使われてはいるが、第２
フラップ部６及びサイドフラップ７は撥水加工されてい
るか、又はこの部分の裏面には合成樹脂をラミネートす
ることにより防水性とされている。

また、第２図に示す使い捨ておむつにおいては、***さ
れた尿等は、左右の吸収体の間から液不透過性裏シート
上に達し、吸収体の中央部側面及び裏面からも尿等を吸
収体するので第１図に示すものに比し吸収効率において
優れている。

第３図は本発明の使い捨ておむつの製造工程を示す表面
シートの横方向の断面図を示す。表面シートの右側のシ
ート８と左側のシート９の第２フラップの伸縮性弾性体
を取り付ける位置にホットメルト接着剤（第３図Ａ′及
びＡの５）を塗布し、その位置へ伸縮性弾性体（第３図
Ａ′及びＡの４）を貼付ける。

第２フラップの位置へ凹部を設けた、第２フラップ形成
ロール（第３図Ｂ′及びＢの１４）により第２フラップ
を形成し、その第２フラップを外側へ倒しく第３図Ｃ′
及びＣ）、その後、左側シートの右側端部と右側シート
の左側端部とを張り合わせ（第３図Ｄ）、表面シートを
形成する（第３図りの１）。

第４図は、製造工程の１例を示す概略図であり、表面シ
ートの左右のシートに１０１．１０２よりホットメルト
接着剤を所定位置に塗布し、１２により伸縮性弾性体４
を該両シートに張り合わせた後第２フラップを形成する
（第３図Ｂ及びＢ’　）。折曲げ工程１１により該両シ
ートを第３図Ｃ及びＣ′の状態に加工し、１０３により
塗布したホットメルト接着剤により１３の位置で左右側
シートを張り合わせ第３図り状態に加工する。

１０４．１０５により塗布されたホットメルト接着剤に
より表面シート１、裏面シート３及び吸収体２を張り合
わせその後吸収体と吸収体の間で切断し個々のおむつを
得る。

〔発明の効果〕

上記構造の使い捨ておむつにより、又、上記記述の製造
方法により、漏れ防止、むれ防止を計った、第２フラッ
プを有する使い捨ておむつを、素材の数、接着工程の数
をあまり増やさず、比較的簡略化した製造工程により、
生産効率を低下させずに製造することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の１例を示す使い捨ておむつの断面図、
第２図は、他の１例を示す使い捨ておむつの断面図、第
３図は表面シートの加工工程を示す断面図、第４図は、
おむつの製造工程の１例を表す概略図を示す。 １・・・表面シート、２・・・吸収体、３・・・裏面シ
ート、４・・・伸縮性弾性体、５・・・ホットメルト接
着剤、６・・・第２フラップ、７・・・サイドフラップ
、８・・・表面シートの右側のシート、９・・・表面シ
ートの左側のシート、１０１〜１０５・・・ホットメル
ト接着剤塗布ガン、１１・・・折曲げ工程、１２．１３
・・・張り合わせロール、１４・・・第２フラップ形成
ロール 第１ｒｆＡ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．液透過性の表面シートと液不透過性の裏面シートと
   、その間に吸収体を有し、前記吸収体の横方向両側縁か
   ら外側へ延出したサイドフラップを有し、該サイドフラ
   ップ上、又は、表面シート上を基端とし、その上方へ延
   びた撥水性の第２フラップを有し、該第２フラップ内に
   伸縮性弾性体を有する使い捨ておむつにおいて、表面シ
   ートが、おむつの縦方向中心線付近を境として、右側の
   シートと左側のシートに別れており、右側のシートと同
   じ側のサイドフラップと第２フラップは該表面シートの
   右側のシートと同一の一体となった素材から出来ており
   、表面シートの左側のシートと同じ側にあるサイドフラ
   ップと第２フラップは表面シートの左側のシートと同一
   の一体となった素材からなり、表面シートの右側のシー
   トの左側領域と表面シートの左側のシートの右側領域と
   を、おむつの縦方向中心線付近で貼り合せたことを特徴
   とする使い捨ておむつ。
2. ２．右側領域を伸縮性弾性体を内側に包み込むように折
   り畳んだ表面シートの右側のシートと、左側領域を伸縮
   性弾性体を内側に包み込むように折り畳んだ表面シート
   の左側のシートとを、前もって、前記右側のシートの左
   側領域と、左側のシートの右側領域とを接合し、その後
   、裏面シートと、吸収体と、前記右側のシートと左側の
   シートを接合した表面シートとを貼り合わせることを特
   徴とする請求項１記載の使い捨ておむつの製造方法。