JPH049073Y2 - - Google Patents

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JPH049073Y2
JPH049073Y2 JP1985198658U JP19865885U JPH049073Y2 JP H049073 Y2 JPH049073 Y2 JP H049073Y2 JP 1985198658 U JP1985198658 U JP 1985198658U JP 19865885 U JP19865885 U JP 19865885U JP H049073 Y2 JPH049073 Y2 JP H049073Y2
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mold
electromagnetic stirring
mold tube
water jacket
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、水平連続鋳造装置の鋳型構造、特に
電磁攪拌鋳型の改良に関する。
(従来の技術) 第3図は従来技術の水平連鋳の電磁攪拌鋳型構
造を示す。
水平軸線の鋳型チユーブaの外側にウオータジ
ヤケツトbが組合わせられその外側に電磁攪拌コ
イルcからなる電磁攪拌装置が配置されている。
この水冷式水平鋳型にタンデイツシユ側の注湯ノ
ズルdから水平溶鋼流eを注入し凝固シエルfを
形成させて鋳造する。
電磁攪拌装置を作動させると発生する回転磁界
により未凝固溶鋼の部分は攪拌回転流gとなり、
非対称凝固等の欠陥を改良することができる。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来技術の電磁攪拌鋳型では、第4図の上
図に示すように電磁攪拌コイルcは鋳型チユーブ
aの入口側の連結構造を除外したほぼ全長の外側
に配置されているが、その磁速密度は第4図の下
図に示すような分布となる。すなわち磁速密度は
コイル中心位置で最大となるが、鋳型チユーブの
入口では小さい。従つて最大攪拌力はコイル中心
位置の部分で発生し入口部分での攪拌力が小さい
ため、これが凝固シエルの初期凝固に影響し、鋳
片の表面性状が悪化しコールドシヤツトが深くな
る等の問題が残ることになる。
かかる問題点に加え、水平連続鋳造における電
磁攪拌鋳型は、高温に晒されるだけでなく、溶鋼
からの圧力(引きずり力)も受けることから、こ
れらに対処すべく、未だ、簡単な構造で高信頼性
を有する鋳型鋳造が見出されていないのが現状で
ある。
本考案は従来技術のこれ等問題点に解決を与え
ることのできる水平連鋳電磁攪拌鋳型構造を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するための本考案は、鋳型チ
ユーブの外周をウオータジヤケツトで囲周すると
ともに、該ウオータジヤケツトの外周を電磁攪拌
コイルで囲周し、かつ、前記鋳型チユーブの前端
部と前記ウオータジヤケツトの前端部とを電磁攪
拌コイルの内側に位置させた水平連続鋳造におけ
る電磁攪拌鋳型において、鋳型チユーブの前端部
に設けられたフランジ部と前記ウオータジヤケツ
トの前端部とを接触せしめて該フランジ部を冷却
すべき冷却水路を形成するとともに、前記フラン
ジ部の反冷却水路側の面に、ブレークリングを介
して注湯ノズルを、ばねをはめ合わせた固定ピン
にて挟持したことを特徴とする。
(作用) 水平連続鋳造装置の鋳型チユーブの外周をウオ
ータジヤケツトで囲周するとともに、該ウオータ
ジヤケツトの外周を電磁攪拌コイルで囲周し、か
つ、前記鋳型チユーブの前端部と前記ウオータジ
ヤケツトの前端部とを電磁攪拌コイルの内側に位
置させたことにより、磁束密度の大きいコイル中
心付近を鋳型チユーブの入口に位置させることが
でき、それによつて、入口部分での磁束密度を増
加、かつ、一様にすることができ、攪拌力を大き
くすることができる。
すなわち、攪拌力を大きくすることによつて、
コールドシヤツトを低減させ、鋳片歩留を向上さ
せることができ、また、均一凝固シエル形成の促
進による品質の向上およびブレークアウト減少に
よる生産性の向上が得られる。さらに、鋳片表面
性状を改善することができる。
それに加えて、鋼は、凝固速度が遅いために溶
鋼が凝固を開始する鋳型チユーブの入口で大きな
攪拌力を必要とするが、本考案はこのような鋼の
連続鋳造に特に適している。
更に、鋳型チユーブのフランジ部に形成された
冷却水路により鋳型チユーブ全体の冷却がフラン
ジ部を含めて満遍無く且つ効果的に行われるとと
もに、ばねにより鋳型チユーブが溶鋼の圧力(軸
方向に引きずられる力)に対して弾性的に支持さ
れる。
(実施例) 以下、本考案を第1および2図に示す実施例に
より具体的に説明する。第1図は本考案実施例の
電磁攪拌鋳型の縦断側面図、第2図はその鋳型チ
ユーブの入口部の取付構造の拡大縦断側面図を示
す。
銅製の鋳型チユーブ1の外周にはステンレス鋼
製のウオータジヤケツト2を結合して両者間に冷
却水路2A,2Cを形成し鋳型全体が水冷される
ようにし、その外周に電磁攪拌コイル3を収容す
る鋳型フレーム4をはめあわせ、鋳型チユーブ1
内の溶鋼に電磁攪拌を与えるようにする。
以下、タンデイツシユ5のある図示右方の側を
前方として説明する。
鋳型フレーム4は主部6の前端に蓋部7を中心
線で示すボルト8により結合して構成される。蓋
部7は内周に後方に延びる筒部9と、筒部9の後
縁からさらに後方へ延びるウオータジヤケツト2
とで形成される。その内周でウオータジヤケツト
2の前面に鋳型チユーブ1の入口のフランジ部1
0が接するようにし、ここにも特にフランジ部1
0まで冷却できるように上記冷却水路2Aに連通
路2Bを介して連通する冷却水路2Cが形成して
ある。これにより、鋳型チユーブ1全体の冷却
が、フランジ部10を含めて満遍無く且つ効果的
に行われるようになる。
そして、フランジ部10の前面に筒部11付鋳
型固定フランジ12が筒部後縁で接するように
し、鋳型固定フランジ12をボルト13により蓋
部7前面に取付けることにより鋳型チユーブフラ
ンジ部10をウオータジヤケツト2と鋳型固定フ
ランジ12との間に挟持して固定する。こうして
鋳型チユーブ1の入口が電磁攪拌コイル3の内側
の位置に来るようにする。鋳型固定フランジ12
にはその後部に鋳型固定フランジ12に設けた溝
状部を前方に向つて延びる固定ピン14を周方向
に分布させて配置して固定する。固定ピン14に
は順に注湯ノズル固定板15、皿ばね16押えワ
ツシヤー17をはめあわせ、固定ピン14前端に
ナツト18を締付けることにより鋳型チユーブ1
入口と注湯ノズル固定板15との間にブレークリ
ング19、注湯ノズル20のフランジ部21をば
ね力により挟持して鋳型組立を完成する。これに
より、ばね16は鋳型チユーブ1の入口とブレー
クリング19の接触部に適度な押付圧力を与える
ように調整することができるとともに、溶鋼から
軸方向の引きずり力を受けても鋳型チユーブ1は
これに弾性的に対抗支持され得る。
変形例として電磁攪拌コイルの形状をできるだ
け鋳造方向に短いものとし、鋳型チユーブ入口と
コイル中心とを近付けることができる。
(考案の効果) 本考案によると、高温に晒される鋳型チユーブ
のフランジ部までも冷却できるため、鋳型チユー
ブ全体が満遍無く且つ効果的に冷却できると共
に、溶鋼からの引きずり力に対し鋳型チユーブを
弾性的に支持できるようにした結果、簡単な構造
で高信頼性を有する水平連続鋳造における電磁攪
拌鋳型を得ることができる。
また、上記効果に加え、水平連続鋳造装置の鋳
型チユーブの外周をウオータジヤケツトで囲周す
るとともに、該ウオータジヤケツトの外周を電磁
攪拌コイルで囲周し、かつ、前記鋳型チユーブの
前端部と前記ウオータジヤケツトの前端部とを電
磁攪拌コイルの内側に位置させたため、鋳型チユ
ーブの入口部での磁束密度を増加させ、攪拌力を
大きくすることができ、その結果次の鋳造結果を
実現することができる。
() コールドシヤツトの低減により鋳片歩留
を向上させることができる。
() 均一凝固シエル形成の促進による品質の
向上およびブレークアウト減少による生産性の
向上が得られる。
() 鋳片表面性状が改善され、品質向上が得
られる。
() 溶鋼の凝固が開始する鋳型チユーブの入
口で大きな攪拌力を必要とする鋼の連続鋳造に
特に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の水平連続鋳造における
電磁攪拌鋳型の縦断側面図、第2図はその鋳型チ
ユーブの入口部の取付構造の拡大縦断側面図、第
3図は従来技術の水平連鋳電磁攪拌鋳型の縦断側
面図、第4図は上部に電磁コイルと鋳型チユーブ
との位置関係を示し、下部にその位置に対応する
磁束密度を示す説明図である。 1……鋳型チユーブ、2……ウオータジヤケツ
ト、2A,2C……冷却水路、3……電磁攪拌コ
イル、4……鋳型フレーム、5……タンデイツシ
ユ、6……主部、7……蓋部、8……ボルト、9
……筒部、10……フランジ部、11……筒部、
12……鋳型固定フランジ、13……ボルト、1
4……固定ピン、15……注湯ノズル固定板、1
6……皿ばね、17……ワツシヤー、18……ナ
ツト、19……ブレークリング、20……注湯ノ
ズル、21……フランジ部、a……鋳型チユー
ブ、b……ウオータジヤケツト、c……電磁攪拌
コイル、d……注湯ノズル、e……水平溶鋼流、
f……凝固シエル、g……攪拌回転流。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳型チユーブの外周をウオータジヤケツトで囲
    周するとともに、該ウオータジヤケツトの外周を
    電磁攪拌コイルで囲周し、かつ、前記鋳型チユー
    ブの前端部と前記ウオータジヤケツトの前端部と
    を電磁攪拌コイルの内側に位置させた水平連続鋳
    造における電磁攪拌鋳型において、鋳型チユーブ
    の前端部に設けられたフランジ部と前記ウオータ
    ジヤケツトの前端部とを接触せしめて該フランジ
    部を冷却すべき冷却水路を形成するとともに、前
    記フランジ部の反冷却水路側の面に、ブレークリ
    ングを介して注湯ノズルを、ばねをはめ合わせた
    固定ピンにて挟持したことを特徴とする水平連続
    鋳造における電磁攪拌鋳型。
JP1985198658U 1985-12-23 1985-12-23 Expired JPH049073Y2 (ja)

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JP1985198658U JPH049073Y2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23

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JPS62105742U JPS62105742U (ja) 1987-07-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5364428B2 (ja) * 2009-04-17 2013-12-11 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 連続鋳造鋳型の水シール構造

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JPS5910952B2 (ja) * 1976-05-14 1984-03-12 新日本製鐵株式会社 高炉樋の熱間吹き付け補修方法
JPS59212146A (ja) * 1983-05-16 1984-12-01 Chuetsu Gokin Chuko Kk 横型連続鋳造装置

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