JPH0490510A - 表示用複合板 - Google Patents

表示用複合板

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JPH0490510A
JPH0490510A JP2205886A JP20588690A JPH0490510A JP H0490510 A JPH0490510 A JP H0490510A JP 2205886 A JP2205886 A JP 2205886A JP 20588690 A JP20588690 A JP 20588690A JP H0490510 A JPH0490510 A JP H0490510A
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JP2205886A
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Seishiro Yoshihara
吉原 征四郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は窓ガラスやシロ−ウィンドや広告表示板や自動
車の窓ガラスなどに用いられる大型の表示用複合板に関
するものである。
(従来の技術) 従来の窓ガラスは透過または反射光量が変化できないた
めにカーテンやシャッターを併用して光を遮った。従来
のシ「−ウィンドや広告表示板にハペイントで文字や図
案は描かれているが、変化に乏しい、最近液晶表示が開
発され実用化されたがこれは文字や図案を表示する表示
板としての機能は持っていたが、広い面積の大型液晶板
の製造は不可能であり、かつ液晶腹部が強度を有しない
ために取扱いが難しく2強度を必要とする部材。
例えば住宅用窓ガラスやシ「−ウィンドや広告表示板や
乗用車の窓ガラスとして用いられることはなかった。エ
レクトロクロミック表示板も液晶表示板と同様の問題を
有している。広い面積の大型液晶表示板や大型エレクト
ロクロミック表示板の製造や用途拡大が困難な理由は、
全面にわたって電極対の間隔が所定の値に保てないこと
、液晶や電解液等の流体が介在する部分が強度を存しな
いことであった。 また最近カラー液晶が実用化されつ
つあるが、 これは極めて高価であり、 また表示面積
が著しく狭く、前述の問題の解決は一層困難である1以
上のように広い表示面積を持つ表示内容が多彩で変化に
富んだ強度の強い安価な表示板が求められている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は透過光量または反射光量が可変である広い面積
の強度の強い表示用複合板を提供することを第1の目的
とする。また本発明は表示内容が多彩で安価な表示用複
合板を提供することを第2の目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は次のように構成する。
l)本発明は第1図ないし7図に示すように。
透明プラスチックと一種以上の液晶材料とを混合した溶
液をキャストするか、 または透明プラスチックと一種
以上のエレクトロクロミック材料とその電解液とを混合
した溶液をキャストして、透明プラスチックのスポンジ
状凝集構造1内に前記の液晶材料2またはエレクトロク
ロミック材料とその電解液2とを包含する複合M3とし
、この複合膜の両面をスボンノ状凝集構造部において透
明強度板面上の透明導電性膜4の対と接着固定し、この
透明導電性膜4の対の周囲を絶縁膜6を介して封印固定
して複合板となし、前記導電性膜対4間に電圧を印加す
るように構成することを特徴とする表示用複合板である
透明プラスチックとしては、複合膜とした場合に透明性
が優れ、取扱いが容易であり強度を発揮できる材質が望
ましい1例えばポリカーボネート(PC)、  ポリエ
チレン(P E)、  ポリプロピレン(P P)。
ポリメタクリル酸メチル(PMM^)、ポリエチレンテ
レフタレー) (PET)またはアリルジグリコールカ
ーボネート、ポリエステル、塩化ビニル、プロピレン等
が透明プラスチックとして適当である。
液晶材料2としては電圧を印加することによって分子配
列が偏向でき、透過光または反射光が変化できるもので
あれば良く9表示内容があらかじめ限定されている場合
には高価な電極マトリックス構造とする必要はなく、高
価なコントロール回路も単純化または省略できる8本発
明では好ましくはゲスト・ホスト効果を利用し、液晶材
料2をホストとし、液晶材料2中に二色性色素をゲスト
として溶解し、電圧印加により液晶分子の配列変化を伴
う色素分子の配列変化を利用した表示を行うことによっ
て表示内容を多彩にするのが良い。
この色素としては二色性の大きなメロシアニン系。
スチリル系、アゾ系、アゾメチン系色素が適当であ る
以上の透明プラスチックの一種を溶剤に溶解し。
これに一種以上の液晶材料または一種以上のエレクトロ
クロミック材料とその電解液とを加えて。
好ましくは強制攪拌していずれかまたは両者を微細液滴
とし、この混合溶液を基板上にキャストするか、液面上
に展開キャストするか、 または第1図に示すように、
透明強度板5と一体化した透明導電性膜4上に直接キャ
ストして透明プラスチックを固化し、スポンジ状凝集構
造内に前記の液体を含む複合膜とする。この溶剤として
はアセトニトリル、ベンゾニトリル、 ニトロベンゼン
、 プロピレンカーボネート、テトラヒドロフランなど
のほか、透明プラスチックが液状になっていれば溶剤と
して水を用いることも可能である。 このような複合膜
3は光学的目的と取扱い易さの点から 2ないし100
μ−程度の厚さの適宜混合比率が選択できる。複合膜の
強度を低下させず、透明導電性膜を所定の間隔に保つ機
能を十分に発揮させるためにも、複合膜の厚さは 10
0μ園以下が望ましい。
透明強度板5の面と一体化した透明導電性膜4上に前記
の混合溶液を直接キャストする場合には。
溶剤の種類によっては透明導電性rIA4を溶解するこ
とがあるので、その板厚決定時にこれを考慮してお(の
が良い、またこの場合には前記の混合溶液を透明導電性
膜対間に挟圧して広げて固化すれば、結果的にスポンジ
状凝集構造部において透明導電性腺対は接着され、この
導電性を許容範囲内に保つことができる。
本発明に用いる液晶材料2としては複数種類を混合して
光学的特性を多様化するのが良い、しきい値が異なる複
数の液晶材料を混合するか、または層状にM畳して用い
れば、電圧を変化させることによって液晶の種類に応じ
て段階的に液晶を駆動することができ9表示を一層多様
化できる。
本発明には使用温度において分子配向を固定した高分子
液晶材料と電圧印加により分子偏向が可能な低分子液晶
材料とを複合板中に含むことができる。この場合の高分
子液晶材料としては、ポリエステル、ポリエステルカー
ボネート、ポリエステルアミド、ポリエステルイミド、
ポリエーテルなどが適当で、これらをあらかじめガラス
転移温度近傍まで昇温し、電圧を印加して膜面と垂直に
分子を配向しておけば2表示内容を一層多彩にできると
ともに複合膜の強度も大きくできる。
エレクトロクロミック材料とその電解液2としては2例
えば二酸化タングステン(WO2)と希硫酸(0,IN
 HaSO4)またはL1塩の有機溶液または水を含浸
したスルフォン酸プロトン導電体、  Ir(OH))
+ と希硫酸または LiN(hまたは Na0)1の
水溶液、テトラチアフルバL/ ン(tetrathi
afulvalene、 TTF)をポリマー(例えば
poly(vinyl benzyl chlorid
e))鎖に結合させた高分子発色材料およびその類似化
合物とO,lN (C)I3)4N−cloaのアセト
ニトリル溶液。
バソフェナンスロリン・ジスルフォン酸・ジナトリウム
塩(bathophenanthroline dis
ulfonic aciddisodium 5alt
(BPS2−Na2”))とポリカチオン(polyc
ation (例えば+  poly−methyl 
ethylene−I■ine (MPEI)) )と
の水溶液からできる不溶性膜で覆った修飾電極を鉄塩を
含む水溶液中に浸漬して得られる高分子鉄錯体+  L
u−シフタロジアニン(Lu)I(PC)2)とKCI
水溶液1等を用いることができる。
複合膜の両面を挟んで周囲を封印接着する透明導電性膜
4の対は、好ましくは前記の透明プラスチックとの屈折
率の差を小さくして透明度を向上するのが良い、透明導
電性膜4の厚さは取扱い易さや強度を考慮して決めれば
良く2例えば溶剤や電解液に溶解される心配がな(強度
も必要としない場合には9例えば4ないし100μ−程
度、これにさらに強度を持たせる場合には適宜寸法に厚
(すれば良い、透明導電性膜4と一体の透明強度板5は
2例えば公知の溶融押出しののち、インフレーシーン法
やテンタ法によって二軸、すなはち板の長さ方向と幅方
向に延伸して製造する。このようにして製造した透明強
度板5に2例えばポリエステルフィルムに、アルミ、金
、パラジウム、銀。
アンチモンをドープした酸化すず、すずをドープした酸
化インジウム(ITO)、  すず酸カドミウム(CT
O)から選ばれた一種を気相法、すなはち真空蒸着法や
スパッタリング法やイオンプレーテング法やプラズマC
vD法や光CVD法によって光を透過する程度の蒸着膜
を形成して、導電性を持たせた透明導電性M4とするこ
とができる。このうちアルミを真空蒸着する方法が最も
安価で最も好ましい、透明導電性膜4としては、後述の
成形を行わない場合にはガラスを用いることもできる。
本発明では透明導電性膜4として導電性高分子を用いる
ことができる。この場合には前記の蒸着膜は必要ない、
このような導電性高分子としては。
ポリアセチレン(CH)x、  ポリチアジル(SN)
X、  ポリピロール(P P y)、  ポリチオフ
ェン(P丁h)などが適当である。最も分子構造の簡単
なポリアセチレンフィルムは9例えば回答性中間体を用
いて素材フィルムをつくり、これを熱処理して高配向の
ポ1げセチレンフィルムをつくるか、あるいはアセチレ
ンガスを高濃度のチーグラー・ナツタ触媒等にさらすこ
とによって得られる。ポリチアジルフィルムやポリジア
セチレンフィルムはあらかじめ52 N2またはジアセ
チレン結晶をつくり、これを熱、光。
または放射線により固相重合させて得ることができる。
またポリジアセチレンフィルムは水の表面で適当に置換
したジアセチレンの単分子Hをつくり、これをガラス基
板に移して重合しても得ることができる6 なおポリチ
アジルは減圧中で200℃以上に加熱すれば昇華するの
で、前記の二軸延伸フィルム上にこれを蒸着して用いて
も良い、ポリピロールは例えばポリビニルアルコール等
の汎用ポリマー中に pecI3を分散させ、これにピ
ロールモノマーの蒸気を接触させて重合を行う気相重合
法により、透光性と導電性の良いポリピロールコンポジ
ットフィルムを得ることができる。同様の方法でポリチ
オフェンフィルムも得ることができ透明導電性膜4とし
ての導電性高分子フィルムは、 ポリピロール、 ポリ
チオフェン、 ポリパラフェニレン、ポリセノフェン、
ポリフラン、ポリピリダジン、ポリフェノール、ポリカ
ーボネート等のほか、多(の導電性高分子材料を電気化
学的重合法により得ることができる。すなはち適当な溶
媒中に重合しようとするモノマーと適当な支持電解質を
入れ、これに挿入した電極板間に電圧を印加することに
よって、極板上に導電性高分子フィルムを成長させる。
溶媒としてはアセトニトリル。
ベンゾニトリル、ニトロベンゼン、プロピレンカーボネ
ート、テトラヒドラフランのほか、水を用いた重合も可
能である。電解質としてはLiAsF5゜L+PFs+
  NaClO4,テトラブチルアンモニウム塩。
バラトルエンスルフォン酸のほか可溶型フタロシアニン
、ポルフィリン等も使用可能である。なおポリチオフェ
ン、ポリピロール、ポリフラン、ポリセレノフェン、ポ
リテルロフェン等はFeCl3゜1lloC16,Ru
Cl3等の触媒を用いても重合できる。またガラス板や
高分子材料板上に気相成長させたグラファイトや高分子
を熱処理して得たフィルム状グラファイトも導電性フィ
ルムとして用いることができる。また可溶性のポリアニ
リンフィルムも用いることができ、これは(N)14)
2S208を用いて酸性において低温でアニリンを酸化
重合させた後に。
アンモニアによって脱ドープ処理することによって得ら
れる。なお導電性高分子が粉末の場合には他の透明性高
分子やガラス面上に透明なビヒクルを用いて塗布しても
良い。
本発明に用いる透明強度板5は好ましくは、ポリカーボ
ネート(PC)、  ポリエチレン(P E)、  ポ
リプロピレン(P P)、  ポリメタクリル酸メチル
(P M M A)。
ポリエチレン、 ポリエチレンテレフタレート (PE
T)またはアリルジグリコールカーボネートのいずれか
一種から選ばれた二軸延伸、すなはち長さ方向と幅方向
に展伸して強度異方性を小さ(した板であり、最も好ま
しくはその最大強度方向を互いに直交している同材質で
同厚さの二軸延伸透明強度板を両面にして接着した前述
の表示用複合板が良い。
これらの透明強度板は何れも透明性に優れ1強度が強(
透明複合板の強度部材として適当であり。
強度異方性が小さいものが時効変化や強度均質性の点か
ら望ましい、透明強度板の強度異方性を軽減するには、
透明板素板を押出し機により板状に押出した後、クロス
圧延法により幅方向に延伸するするか、テンタ法により
板材の両端部を掴んで幅を引き延ばして得られる。 こ
のような二軸延伸透明強度板でも強度異方性は改善され
てはいるがその異方性は残っている。このような透明板
を互いに直交して接合すると、複合材としての異方性は
一層改善される。
以上のように透明導電性膜4と透明強度板5とをその製
造行程において二軸延伸して強度異方性を改善しておく
ことによって、後続工程で成形する場合や、長期間使用
する場合や、使用温度を越えた場合に起こりがちな2表
示用複合板がいびつに変形して性能や美観を低下する欠
点を最少限度にとどめることが可能になる。
本発明において前記の種々の透明板を接着する方法とし
ては、少なくとも一層の材料を溶解または活性化する前
記の溶剤を用いるか、#!1などを用いることができる
なお本発明の表示用複合板には、成形加工しない場合に
は透明強度板5として板ガラスを用いることができる。
ガラスは強度異方性がなく9時効や熱に対してもいびつ
な変形が防げる。
2)本発明は透明プラスチ・ツクとエレクトロクロミッ
ク材料の電解液とを混合した溶液をキャストして、透明
プラスチックのスポンジ状凝集構造内に前記の電解液と
を包含する複合膜とし、エレクトロクロミック材料を蒸
着した透明導電性膜面と他の透明導電性膜面とで挟むよ
うに前記の複合膜の両面をスポンジ状凝集構造部におい
て接着固定し、この透明導電性膜対の周囲を絶縁膜を介
して封印固定して複合板となし、前記導電性膜対間に電
圧を印加するように構成することを特徴とする表示用複
合板である。
透明導電性膜は1)項記載のものを用いるのが良いが、
導電性の蒸着膜は電解液と反応しないもの1例えば金、
パラジウム、銀等を選ぶのが良い。
この導電面上に蒸着するエレクトロクロミック材料は、
  1)項記載のものが良い1例えば三酸化タングステ
ン(WO3)、I r(OH)x、  テトラチアフル
バレン(tetrathiafulvalene、 T
TF)をポリマー鎖に結合させた高分子発色材料および
その類似化合物等を用いることができる。
エレクトロクロミック材料を導電性フィルムの導電面上
に蒸着した場合には1)項記載の場合に対して発色が鮮
明で応答速度が速くなるので良い。
3)本発明は液晶材料2とエレクトロクロミック材料と
が共存または分離重畳されていることを特徴とする前記
の1)項または2)項記載の表示用複合板である。
例えば第4図と第6図には液晶材料を重畳しており、第
5図には液晶材料とエレクトロクロミック材料を重畳し
ている例を示している。液晶材料を駆動するには電圧を
印加すれば良いが、エレクトロクロミック材料を変色す
るには電解液内に電流が流れるように電極すなはち透明
導電性膜を構成する。
4)本発明は第6図に示すように、透明強度板の少なく
とも一面に乱反射または乱屈折する図案または文字7を
刻み、この板内にその端部から可視光線を入光するよう
に構成した前記の1)項ないし3)項のいずれかに記載
の表示用複合板である。
この図案や文字を刻むには一般に用いられている工具を
用いることができるが、好ましくはレーザビームを用い
て表層部を溶融または気化させて刻むのが良(、?&も
好ましくはこの場所にゅう剤や発色剤等を共存させてレ
ーザビームの熱によって着色させるのが良い。
このように構成すると表示内容をより一層多彩にできる
5)本発明は透明導電性膜がポリエステル、ポリカーボ
ネート ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リエチレンテレフタレートまたはアリルジグリコールカ
ーボネートのいずれが一種から選ばれた二軸延伸フィル
ムを基材とし、これにアルミ、金、パラジウム、銀、ア
ンチモンをドープした酸化すず、すずをドープした酸化
インジウム、すず酸カドミウムから選ばれた一種を気相
法によって光を透過する程度の薄膜に蒸着して導電性を
持たせた前記の1)項ないし4)項のいずれかに記載の
表示用複合板とするのが良い、そして前記の材料の減圧
成形が可能な 120℃ないし70℃昇温し、第8図に
示すように、前記表示用複合板の周縁絶縁封印部を金型
9に押圧保持して周縁部の形状を保って均一な変形を行
い、金型と透明板中央部とにより構成される減圧空間1
0を減圧して大気圧との圧力差によりこの空間を縮小し
て成形して表示用複合板とするのが良い、この場合には
金型が単純で設備と作業費が安価である。
金型深さ調節板11によりその深さを調節できるように
構成すれば、簡単な作業変更で種々の深さや形の表示用
複合板の成形が可能になる。
6)本発明は第6図に示すように、透明板の少なくとも
一面に形成した微細なおうとつ面とこれと対面する板面
とが網目状の流路13を残して接着していること、そし
てこの両板面間に繰り返し液体を干満できる構造とする
ことを特徴とする前記の1)項ないし5)項のいずれか
に記載の表示用複合板である。
この液体としては水、アルコール、油等のほが使用温度
で液体であればよく2着色して美麗なものが望ましい、
液体を干満させる装置としては例えば上方に気体バッグ
14.下方に加圧装置付液体バッグ15を配置し、液体
バッグで加圧して液体を表示面の流路に上昇させ、この
加圧を解くがまたはこれと同時に気体バッグを加圧して
液体を下降させるのが良い。
(実施態様1) 透明プラスチックとしてのPMMAと、液晶材料として
のネマチック液晶材料とに揮発性溶媒を加えて混合した
溶液をガラス基板上にキャストして透明プラスチックの
スポンジ状凝集構造内に液晶材料を保持する複合膜とな
し、この複合膜の両面のスポンジ状凝集構造部に、透光
できる膜厚にアルミを蒸着したPEフィルム透明導電性
膜の対を接着し、 さらにこれをPE透明強度板で挟み
この透明導電性腺対の周囲を絶縁膜を介して封印固定し
て複合板となし、前記透明導電性膜対間に電圧を印加す
るように構成する表示用複合板を得る。
(実施態様2) 透明プラスチックとしてのPMMAと、液晶材料として
のネマチック液晶材料材料とに揮発性溶媒を加えて混合
した溶液をガラス基板上にキャストして透明プラスチッ
クのスポンジ状凝集構造内に液晶材料を保持する複合膜
となし、この複合膜の両面のスポンジ状凝集構造部に、
透光できる膜厚に金を蒸着したPEフィルム透明導電性
膜の対を接着し、さらにこれをPE透明強度板で挟みこ
の透明導電性膜対の周囲を絶縁膜を介して封印固定して
複合板となし、前記透明導電性膜対間に電圧を印加する
ように構成する表示用複合板を得る。
(実施態様3) 透明プラスチックとしてのPPと、エレクトロクロミッ
ク材料としての二酸化タングステン(WO3)と電解液
としての希硫酸(0,1N H2S04)を加えて混合
した溶液をガラス基板上にキャストして透明プラスチッ
クのスポンジ状凝集構造内にエレクトロクロミック材料
とその電解液とを保持する複合膜となし、この複合膜の
両面のスポンジ状凝集構造部に、透光できるMll、に
金を蒸着したPEフィルム透明導電性膜の対を接着し、
さらにこれをPE透明強度板で挟みこの透明導電性膜対
の周囲を絶縁膜を介して封印固定して複合板となし、前
記透明導電性膜対間に電圧を印加するように構成する表
示用複合板を得る。
(実施態様4) 透明プラスチックとしてのPPと、電解液としての希硫
酸(0,1N H2S04)を加えて混合した溶液をガ
ラス基板上にキャストして透明プラスチックのスポンジ
状凝集構造内に電解液を保持する複合膜となし、この複
合膜の両面をスポンジ状凝集構造部において、  PE
フィルムに透光できる膜厚に金を蒸着しざらに三酸化タ
ングステンを蒸着した透明導電性膜対を接着し、さらに
これをPE透明強度板で挾みこれらを接着して一体とな
し、前記透明導電性膜対間に電圧を印加するように構成
することを特徴とする表示用複合板を得る。
(実施態様5) 実施態様1ないし4で用いる透明強度板としてのPEま
たはPPが圧延によって製造された強度異方性を育する
同種の板であり、その最大強度方向を互いに直交してい
る。
(実施態様6) 実施態様1ないし5記載の透明強度板の外面に着色フィ
ルムを切って接着して図案または文字を構成し、このフ
ィルムを接着した透明強度板内にその端部から可視光線
を入光するように端面に光源を装着する。
(実施態様7) 実施態様工ないし6記載の透明強度板の一面にあらh弓
めレーザビームにより図案または文字を刻み、この部分
を着色し、この透明強度板内にその端部から可視光線を
入光するように端面に光源を装着する。
(実施態様8) 実施態様1ないし7に記載の表示用複合板を120℃な
いし+70°Cに昇温し、前記透明板の周囲を金型に押
圧し、金型と透明板とにより構成される空間を減圧して
大気圧との圧力差によりこの空間を縮小して成形する。
(発明の効果) 本発明では透明プラスチックのスポンジ状凝集構造に次
の機能を持たせている。
■液晶または電解液を包含してこれを固体と同様に扱え
るようにすることによって、複合板製造中のこのハンド
リングを容易にし、広い表示用板の製造を容易にする。
■スポンジ状凝集構造部において透明導電性膜と接着固
定することによって、透明導電性膜対間の距離を所定の
値に保って表示を安定させる。
■スポンジ状凝集構造部において透明導電性膜と接着固
定することによって2 表示用複合板の強度を上昇し、
広い表示用板の製造と掲示を可能にする。
本発明によりさらに次のことが可能になる。
■二軸延伸透明板を用いることによりいびつな変形が防
げ9強度が上昇できる。
■複数の表示材料や表示手段を重畳することにより表示
を多彩化できる。
■表示板面を成形することによって表示を多彩化でき9
曲げ強度も改善できる。
以上述べたように2本発明によって透過光量または反射
光量が可変である広い面積の強度が強い表示用複合板を
提供することが可能になる。また本発明によって表示内
容が多彩で安価な表示用複合板を提供することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の説明図であって。 第1図は透明強度板面に一体化した透明導電性腺上に複
合膜をキャストした図、第2図は第1図の材料のスポン
ジ状凝集部に透明強度板面に一体化した透明導電性膜面
を接着した場合、第3図は第2図の材料にさらに透明強
度板対を接着した場合。 第4図と第5図は複合膜が重畳されている場合。 第6図は図案または文字を刻み、液体を干満できるよう
に構成した場合、第7図は第2図中央部の拡大図、第8
図は成形加工の説明図である。 1: 透明プラスチックのスポンジ状凝集構造。 2: 液晶材料、エレクトロクロミック材料とその電解
液の混合溶液、電解液、2a:  エレクトロクロミッ
ク材料、3:  複合膜、4:  透明導電性膜。 導電性フィルム、導電性蒸着膜、5:  透明強度板。 6: 絶縁膜、7:  乱反射または乱屈折する図案ま
たは文字、8:  光源、9:  金型、10:  減
圧空間。 11:  金型深さ調節板、12:  電極リード線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明プラスチックと一種以上の液晶材料とを混合し
    た溶液をキャストするか、または透明プラスチックと一
    種以上のエレクトロクロミック材料とその電解液とを混
    合した溶液をキャストして、透明プラスチックのスポン
    ジ状凝集構造内に前記の液晶材料またはエレクトロクロ
    ミック材料とその電解液とを包含する複合膜とし、この
    複合膜の両面をスポンジ状凝集構造部において透明強度
    板面上の透明導電性膜対と接着固定し、この透明導電性
    膜対の周囲を絶縁膜を介して封印固定して複合板となし
    、前記導電性膜対間に電圧を印加するように構成するこ
    とを特徴とする表示用複合板。 2 透明プラスチックとエレクトロクロミック材料の電
    解液とを混合した溶液をキャストして、透明プラスチッ
    クのスポンジ状凝集構造内に前記の電解液とを包含する
    複合膜とし、エレクトロクロミック材料を蒸着した透明
    導電性膜面と他の透明導電性膜面とで挟むように前記の
    複合膜の両面をスポンジ状凝集構造部において接着固定
    し、この透明導電性膜対の周囲を絶縁膜を介して封印固
    定して複合板となし、前記導電性膜対間に電圧を印加す
    るように構成することを特徴とする表示用複合板。 3 液晶材料とエレクトロクロミック材料とが共存また
    は分離重畳されていることを特徴とする請求項1項また
    は2項記載の表示用複合板。 4 透明強度板の少なくとも一面に乱反射または乱屈折
    する図案または文字を刻み、この板内にその端部から可
    視光線を入光するように構成した請求項1項ないし3項
    のいずれかに記載の表示用複合板。 5 透明導電性膜がポリエステル、ポリカーボネート、
    ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレ
    ンテレフタレートまたはアリルジグリコールカーボネー
    トのいずれか一種から選ばれた二軸延伸フィルムを基材
    とし、これにアルミ、金、パラジウム、銀、アンチモン
    をドープした酸化すず、すずをドープした酸化インジウ
    ム、すず酸カドミウムから選ばれた一種を気相法によっ
    て光を透過する程度の薄膜に蒸着して導電性を持たせた
    請求項1項ないし4項のいずれかに記載の表示用複合板
    を120℃ないし170℃に昇温し、前記表示用複合板
    の周縁絶縁封印部を金型に押圧保持し、金型と透明板中
    央部とにより構成される空間を減圧して大気圧との圧力
    差によりこの空間を縮小して成形した表示用複合板。 6 透明板の少なくとも一面に形成した微細なおうとつ
    面とこれと対面する板面とが網目状の流路を残して接着
    していること、そしてこの両板面間に繰り返し液体を干
    満できる構造とすることを特徴とする請求項1項ないし
    5項のいずれかに記載の表示用複合板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19622748A1 (de) * 1996-06-05 1997-12-11 Forschungszentrum Juelich Gmbh Interferenzfilter auf der Basis von porösem Silicium
JP2004333940A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Fujitsu Ltd シート型表示装置
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