JPH0490358A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0490358A
JPH0490358A JP20699690A JP20699690A JPH0490358A JP H0490358 A JPH0490358 A JP H0490358A JP 20699690 A JP20699690 A JP 20699690A JP 20699690 A JP20699690 A JP 20699690A JP H0490358 A JPH0490358 A JP H0490358A
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篤 齋藤
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渡部 文彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インク吐出口からインクを吐出して被記録材
上に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種のインクジェット記録装置には、インクを
吐出する記録ヘッドの吐出面に付着したインク滴や、ご
み等を除去して安定した印字や画像記録を得るために、
ゴム製等のワイパー部材を設け、例えば回復動作の前後
に必要に応じて記録ヘッドのインク吐出面を掃拭するよ
うに構成されたものが多(使用されている。
殊に記録ヘッドをシート送り方向とは直角の方向に走査
して記録を行う形態のシリアルプリンタでは、被記録材
を保持するプラテンの端部近傍に配置したワイパー部材
を掃拭時に移動して(るヘッドの側に向けて突出させ、
キャリッジの移動速度を利用してヘッドのインク吐出面
を拭き取るようにした方式のものが、廉価で信頼性の高
いことから広く用いられてきた。例えば、特開昭58−
94472号公報に記録ヘッドに対して前進・後退する
クリーニング(ワイパー)部材を備えるとともに記録ヘ
ッドがクリーナ位置に入っていくときの速度を減速させ
ることで記録ヘッドとクリーナとの当接速度を減速させ
たものがある。このように高速記録時のキャリッジ移動
速度を順次減速させることで、ワイパー部材と記録ヘッ
ドとの当接状態を確保することを可能としている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来例では、ワイパー部材による記
録ヘッド掃拭のとき双方の当接状態は変化せず相対速度
のみが変化するだけであるので、その掃拭動作の最終段
階でワイパー部材がヘッドのインク吐出面から外れると
きに、ワイパー部材の先端から拭き取ったインクが飛沫
となって周囲にはね飛ばされ、その飛沫によって記録シ
ートや装置を汚してしまう虞があった。
本発明の目的は、上述したような従来の問題点に着目し
、その解決を図るべく、ワイパー部材によるヘッドの掃
拭時にインクの飛沫が飛散するのを抑制することのでき
るインクジェット記録装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本発明は、インク吐出口
から被記録材に向けてインクを吐出し記録を行う記録ヘ
ッドと、該記録ヘッドの前記インク吐出口が配列された
インク吐出面に先端部を接触させて掃拭する弾性体のワ
イパー部材と、前記記録ヘッドおよび/または前記ワイ
パー部材を個別に回動させる回動手段とを有し、該回動
手段の駆動により前記ワイパー部材を前記インク吐出面
に摺接させて掃拭がなされるようにしたインクジェット
記録装置において、前記回動手段による前記記録ヘッド
または前記ワイパー部材の駆動速度を前記吐出面の掃拭
中に可変とする制御手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の別の形態は、インク吐出口から被記録材
に向けてインクを吐出し記録を行う記録ヘッドと、該記
録ヘッドの前記インク吐出口が配列されたインク吐出面
に先端部を接触させて掃拭する弾性体のワイパー部材と
、前記記録ヘッドおよび/または前記ワイパー部材を個
別に回動させる回動手段とを有し、該回動手段の駆動に
より前記ワイパー部材を前記インク吐出面に摺接させて
掃拭がなされるようにしたインクジェット記録装置にお
いて、前記ワイパー部材と前記インク吐出面とのなす角
度が前記掃拭中に変化し、掃拭が進むに連れて小さくな
るようにしたことを特徴とする。
更にまた、本発明の第3の形態は、インク吐出口から被
記録材に向けてインクを吐出し記録を行う記録ヘッドと
、該記録ヘッドの前記インク吐出口が配列されたインク
吐出面に先端部を接触させて掃拭する弾性体のワイパー
部材と、前記記録ヘッドおよび/または前記ワイパー部
材を個別に回動させる回動手段とを有し、該回動手段の
駆動により前記ワイパー部材を前記インク吐出面に摺接
させて掃拭がなされるようにしたインクジェット記録装
置において、前記ワイパー部材と前記インク吐出面との
なす角度が前記掃拭中に変化し、掃拭が進むに連れて小
さ(なるようにする−と共に、前記回動手段の駆動速度
を掃拭中に可変とする制御手段を設けたことを特徴とす
るものである。
[作 用] 本発明によれば、回動手段により記録ヘッドまたはワイ
パー部材を回動させてワイパー部材をインク吐出面に沿
って摺動させ、掃拭動作が行われるが、その掃拭中に上
述の回動手段の駆動速度を変速させて、ワイパー部材が
インク吐出面から離れるときの速度を最も緩めた速度と
するか、あるいはワイパー部材とインク吐出面とのなす
角度が掃拭の進行に連れて小さくなるように構成するか
、若しくは上述の双方を実施することによりワイパー部
材がインク吐出面から離れるときにワイパー部材がその
弾性によって元の姿勢に戻ろうとする復元力を弱めイン
クを飛散させるのを防止することができる。
[実施例] 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細かつ具体
的に説明する。
第1図は一実施例として本発明を適用したファクシミリ
装置の例を示す。本実施例によるファクシミリ装置をこ
の図の上で大別すると、2点鎖線で囲んで示すように原
稿搬送系A、光学系B、電源部C1電気回路基板り、記
録紙搬送系E、デカール系F、供給系Gおよび回復系H
によって構成される。しかしてここで、原稿搬送系Aお
よび光学系Bは原稿1から原稿像を読み取る原稿読取部
を構成しており、ファクシミリ装置の基本動作として、
送信あるいは複写に際して、原稿搬送系Aの原稿送り台
2に原稿1がセットされると、該原稿1は不図示の駆動
手段より駆動されるローラ列(ローラR1−R2・R3
・R4)によって矢印方向に搬送されていく。しかして
、その搬送途中の所定の原稿読取ライン(主走査ライン
)位置で原稿1から原稿情報が光学系B(ランプL1、
ミラーMl、M2)の反射光路を介して集光レンズLe
によりラインCCD3に伝達され、ラインCCD3によ
り電気信号に変換されて読み取られる。
なお、受信あるいは複写にあっては、シート搬送系Eに
おいて、ロール形状に巻かれた記録シート4が不図示の
駆動手段によって駆動されるローラ列により太線で示す
経路に従って逐次搬送されるもので、その搬送経路の途
中に決められた記録ラインで原稿情報に基づいてヘッド
ユニット5の吐出口からインクが吐出され、記録が行わ
れる。
このヘッドユニット5からのインクの吐出は、不図示の
電気熱変換体の発生する熱を利用してインク中に気泡を
発生させ、その気泡の圧力変化によってインクを吐出さ
せる、いわゆるバブルジェット方式によって行われるも
のである。
また、電源部Cでは外部からAC電源の入力を得て必要
箇所に電力を供給する。電気回路基板りにはマイクロコ
ンピュータシステムを中心に、本装置の各部の機能・動
作を制御するための後述するような回路が構成されてお
り、更に送信回線との接続・解放や、画像情報信号の入
出力用回路を具えている。供給系Gはヘッドユニット5
にインクを供給するためのインクカセット6を有し、ま
た回復系Hはヘッドユニット5に安定した吐出を行わせ
るために必要なりリーニング手段およびキャッピング手
段を具えている。
ついで、本発明による回復系Hおよびデカール系Fの回
復動作にかかわる部分の構成を第1図および第2図に従
って説明する。ここで、ヘッドユニット5は記録シート
4の記録幅全幅にわたってインク吐出口が配置された、
いわゆるフルラインヘッドであり、紙面と鉛直方向に細
長(形成されていてその全体がヘッド軸5Bの回りに回
動可能に支持される。また、第1図で7はヘッド軸5B
の周りにヘッドユニット5を回動させるためのステッピ
ングモータ、8はその駆動用のベルトである。
また、上述のヘッドユニット5に対し、10は回復系H
に設けられ、ヘッドユニット5に対し、キャッピングお
よび掃拭動作を行うキャップユニットである。キャップ
ユニット10にはヘッドユニット5のインク吐出面5A
を覆蓋するに足るだけの長さを有するキャップ部材11
.ワイパー部材12が第2図に示すような位置に設けら
れていて、キャップユニット10の一端に取り付けられ
たフレーム軸13により揺動可能に支持される。
なお、キャップユニット10の揺動動作はフレーム軸1
3に関連して設けられた不図示のステッピングモータに
よって行われるもので、先に述べたヘッドユニット5回
動用のステッピングモータ7とキャップユニットIOの
駆動用ステッピングモータとは共に後述する制御手段に
よりその駆動タイミングと共に速度が制御される。
第3図は本発明にかかるインクジェット記録装置の制御
系を示す。21ばその中央演算処理装置(CPU)であ
り、CPU21により原稿読取およびヘッドユニット5
による記録がなされると共に上述した回復系Hによる諸
動作が制御される。すなわち、22は装置の各モードに
よる制御手順等が格納されているROM 、 23は原
稿1からの読出しや記録データの格納に使用されるRA
Mである。そこで、CPU21では不図示の操作盤等か
ら入力される指示に従って、原稿搬送系Aやシート搬送
系Eを駆動すると共に原稿読取部(光学系)Bによって
原稿1を読取らせ、また、読取られた情報に基づいてヘ
ッドドライバ24を駆動し、ヘッドユニット5からイン
クを吐出させて記録を行う。
また、記録を終えて、ヘッドユニット5にキャッピング
を行うときや、ヘッドユニット5に回復のための動作を
行うときは後述する手順でドライバ25を介してヘッド
軸駆動モータ7を駆動し、更にドライバ26を介してフ
レーム軸駆動モータ27を駆動制御する。以下にそのと
きの制御動作を手順と共に第2図を参照しながら第4図
に従って説明する。
まず、ヘッドユニット5の使用されない非記録時のキャ
ッピング状態は、これらの図に図示されていないがヘッ
ドユニット5は第2図の(A)で示す位置にあり、これ
に対してキャップ部材11がヘッドユニット5のインク
吐出面5Aを覆蓋した状態に保っている。しかして、例
えば回復動作としてインクをインク吐出面5Aに設けら
れているインク吐出口から気泡と共に強制的に排出させ
る操作が行われると、そのあとインク吐出面5Aに残留
付着したインクを掃拭する必要があるので、以下のよう
にしてワイパー部材12による掃拭動作が行われる。
第2図の(A)はキャップユニット10の退避動作を示
す。その矢印方向の回動はフレーム軸駆動用のモータ(
ステッピングモータ)27によって行われるもので、一
連の回復動作かあるいは掃拭動作の指令がCPU21に
入力されるとCPU21では第4図に示す手順に従い、
まず、ステップSlでキャップユニット10を駆動して
キャップ部材11をヘッドユニット5のインク吐出面5
Aから引離す。
次にステップS2でドライバ25に比較的高速の第1速
度を指示してステッピングモータ7を駆動し、第2図の
(B)で示すようなワイパー部材12による掃拭位置に
ヘッドユニット5を導(と共にステップS3でキャップ
ユニットlOを矢印方向すなわち、キャップ部材ll側
位置から記録領域側へ向かう方向に駆動し、ステップS
4でワイパー部材12がヘッドユニット5のインク吐出
面5Aに接触するのを待つ。そして、ステップS5で掃
拭を行うが、例えばCPU21の保有するタイマにより
、(B)の状態が確認され、更に第2図の(C)のよう
にインク吐出口列の掃拭がなされた状態が確認されたと
ころで、CPU21はドライバ24に速度を落とした第
2速度を指示し、ヘッドユニット50回動速度を落とし
ながら掃拭する(ステップS6)。
すなわち、これによりワイパー部材12による掃拭速度
が抑制され、ワイパー部材12がインク吐出面5Aから
離れるときにワイパー部材12の急激な跳ねかえりによ
ってインクの飛沫が周囲に飛び散るのを防止することが
できる。殊に本実施例ではワイパー部材12が記録シー
ト4から離れた位置にあり、その上、クリーニング方向
をワイパー部材12による跳ねかえりの方向が記録シー
ト4の保持されている側とは反対側となるようにヘッド
をキャップ部材側から記録領域側への方向に移動させて
いるため、記録シート4が汚される虞があない上に周辺
の部材を汚染する心配をなくすことができる。
ついで、掃拭が終了したならば、第2図の(D)で示す
ようにキャップユニット10を退避位置に回動(ステッ
プS7)させ、更にステップS8でヘッドユニット5の
回動速度を再び高速の第1速度に戻し、できるだけ速や
かに記録位置にセットされるようにする。かくして、ス
テプS9で不図示のセンサ等によりヘッドユニット5が
記録位置に導かれたことが確認されたならば、ステップ
SIOでヘッドユニット5の回動を停止させ、一連の掃
拭動作が終了する。
なお、以上の説明ではインク吐出面からインクを強制的
に吐出させる回動動作後、引続き行う掃拭動作について
述べたが、かかる掃拭動作は記録開始直前や、記録の途
中においてもインクミストの付着によるインク吐出面の
濡れや偶発的に付着するごみの除去等のためにも行われ
るもので、そのときの動作手順については上述したとこ
ろと変わらず、その説明を省略する。
また、以上に述べた実施例ではヘッドユニットを回動さ
せるにあたり、その回動速度を調速したが、ヘッドユニ
ットを所定の掃拭位置にとどめておいて、ワイパーの方
に第1実施例に対応する動作を行わせ、相対的な掃拭速
度を調速するようにすることも可能である。更にまた、
本発明の適用はフルライン型のインクジェット記録ヘッ
ドが使用される場合に限られるものではなく、記録ヘッ
ドまたはワイパーを回動させることにより掃拭動作を行
うように構成されたものであれば、記録ヘッドをキャリ
ッジに搭載してその走行により記録が行われるシリアル
型の記録装置にも広く適用できることはいうまでもない
以上のように、本発明は、特にインクジェット記録方式
の中でもバブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。かかる方式に
よれば記録の高密度化、高精細化が達成できるからであ
る。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
(とも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書、同第4345262
号明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基いた構成としても本発明の効
果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率
よ(行うことができるようになるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。
そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合
せによってその長さを満たす構成や、一体重に形成され
た1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上側のようなシリアルタイプのものでも、装置
本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着
されることで装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインク
タンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを
用いた場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。すなわ
ち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流
色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的
に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでもよ
いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
さらに加えて、以上説明した本発明実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化する
もの、あるいはインクジェット方式ではインク自体を3
0℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインク
の粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが
一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状
をなすものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギ
による昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変
化のエネルギとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギの記
録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イン
クが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点ではす
でに固化し始めるもの等のような、熱エネルギによって
初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は
適用可能である。このような場合のインクは、特開昭5
4−56847号公報あるいは特開昭60−71260
号公報にg己載されるような、多孔質シート凹部または
貫通孔に液状又は固形物として保持された状態で、電気
熱変換体に対して対向するような形態としてもよい。本
発明においては、上述した各インクに対して最も有効な
ものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リーグ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るもの等であってもよい。
[発明の効果コ 以上説明してきたように、本発明によれば、記録ヘッド
および/またはワイパー部材を個別に回動させる回動手
段によりワイパー部材をヘッドのインク吐出面に摺接さ
せて掃拭がなされるようにしたインクジェット記録装置
において、回動手段によるワイパー部材または記録ヘッ
ドの駆動速度を掃拭中に可変とする制御手段を設けたの
で、ワイパー部材がインク吐出面から離れる直前の引外
し速度を緩めることによって、インクがワイパー部材か
ら飛散して周囲を汚すのを防止することができ、装置の
電気配線や読取光学系に支障をきたしたり、被記録材を
汚すような事故が防止される。また、その他の時点では
、駆動速度を高速に保つことができるので、掃拭のため
に全体速度を低下させるようなことがなく、特にファク
シミリ装置のように通信方式の規格化によって掃拭動作
のために要する時間が制約されるものに好適である。
また、本発明の別の形態によれば、ワイパー部材とイン
ク吐出面のなす角度が掃拭中に変化し、掃拭が進むに連
れて小さ(なるようにすることによっても上述したと同
様な効果が得られ、更に本発明の先に述べた形態と後に
述べた別の形態とを兼ね具えさせることにより、−層確
実な効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したファクシミリ装置の構成の一
例を示す断面図、 第2図は本発明による掃拭動作の説明図、第3図は本発
明にかかる制御用回路の構成を示すブロック図、 第4図は本発明による掃拭時の制御動作の手順を示すフ
ローチャートである。 4・・・記録シート、 5・・・ヘッドユニット、 5A・・・インク吐出面、 5B・・・ヘッド軸、 7・・・(ヘッド軸駆動用) ステッピングモータ、 10・・・キャップユニット、 11・・・キャップ部材、 12・・・ワイパー部材、 21・・・CPU 。 22・・・ROM 。 23・・・RAM 24〜26・・・ドライバー 27・・・ (キャップユニッ ト駆動用) ステッピングモータ。 事、e9Fにプカ゛る牛”1作Pi11回路の70ツフ
囚第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インク吐出口から被記録材に向けてインクを吐出し
    記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドの前記インク吐
    出口が配列されたインク吐出面に先端部を接触させて掃
    拭する弾性体のワイパー部材と、前記記録ヘッドおよび
    /または前記ワイパー部材を個別に回動させる回動手段
    とを有し、該回動手段の駆動により前記ワイパー部材を
    前記インク吐出面に摺接させて掃拭がなされるようにし
    たインクジェット記録装置において、 前記回動手段による前記記録ヘッドまたは前記ワイパー
    部材の駆動速度を前記吐出面の掃拭中に可変とする制御
    手段を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置
    。 2)前記制御手段は前記掃拭中の後半で前記回動手段の
    駆動速度を減速するように制御することを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。 3)インク吐出口から被記録材に向けてインクを吐出し
    記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドの前記インク吐
    出口が配列されたインク吐出面に先端部を接触させて掃
    拭する弾性体のワイパー部材と、前記記録ヘッドおよび
    /または前記ワイパー部材を個別に回動させる回動手段
    とを有し、該回動手段の駆動により前記ワイパー部材を
    前記インク吐出面に摺接させて掃拭がなされるようにし
    たインクジェット記録装置において、 前記ワイパー部材と前記インク吐出面とのなす角度が前
    記掃拭中に変化し、掃拭が進むに連れて小さくなるよう
    にしたことを特徴とするインクジェット記録装置。 4)インク吐出口から被記録材に向けてインクを吐出し
    記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドの前記インク吐
    出口が配列されたインク吐出面に先端部を接触させて掃
    拭する弾性体のワイパー部材と、前記記録ヘッドおよび
    /または前記ワイパー部材を個別に回動させる回動手段
    とを有し、該回動手段の駆動により前記ワイパー部材を
    前記インク吐出面に摺接させて掃拭がなされるようにし
    たインクジェット記録装置において、 前記ワイパー部材と前記インク吐出面とのなす角度が前
    記掃拭中に変化し、掃拭が進むに連れて小さくなるよう
    にすると共に、前記回動手段の駆動速度を掃拭中に可変
    とする制御手段を設けたことを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。 5)前記記録ヘッドは前記インク吐出口を前記被記録材
    の記録幅に対応して配列させたフルライン形であること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかの項に記載の
    インクジェット記録装置。 6)前記記録ヘッドは前記被記録材に向けてインクを吐
    出するためのエネルギ変換手段として電気熱変換体を具
    えており、該電気熱変換体により変換された熱を利用し
    てインク中に発泡を生ぜしめ、該発泡による圧力変化に
    伴って前記インクを吐出するものであることを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかの項に記載のインクジェ
    ット記録装置。 7)前記装置は、前記記録ヘッドがヘッドの吐出口面を
    覆うキャップ部材と対向する位置から前記被記録材と対
    向する位置へと移動する径路中に前記ワイパー部材と当
    接する構成とされていることを特徴とする請求項1、3
    、4のいずれかの項に記載のインクジェット記録装置。
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