JPH0489130A - 電縫管の製造方法 - Google Patents

電縫管の製造方法

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JPH0489130A
JPH0489130A JP20461690A JP20461690A JPH0489130A JP H0489130 A JPH0489130 A JP H0489130A JP 20461690 A JP20461690 A JP 20461690A JP 20461690 A JP20461690 A JP 20461690A JP H0489130 A JPH0489130 A JP H0489130A
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JP
Japan
Prior art keywords
edge
steel strip
roll
pipe
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP20461690A
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English (en)
Inventor
Junichi Kobayashi
純一 小林
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は帯鋼を成形ロール群によって円筒状に成形し、
継目部分を電気溶接して連続的に管を製造する電縫管の
製造方法に関する。
〔従来技術〕
第7図は従来の電縫管製造装置の構成を示す平面図、第
8図はフィンパスロールの要部正面図である。帯鋼21
は成形初期及び中期のブレイクダウンロール22a〜2
2e及びサイトクラスターロール23a、 23bによ
って逐次管状に成形された後、仕上げとしてのフィンパ
スロール24a〜24dニヨって管の円周方向へ圧下さ
れ、エツジ面21b、21bが成形される。そしてシー
ムガイドロール25を経てスクイズロール26によりそ
の両側のエツジ面21b、21bが溶接され、素管Pが
形成される。
前記各段のフィンパスロール24a〜24d ハ、夫々
同軸上に外周面を全体として円弧状をなすよう略円錐台
形に形成した一対の上ロール27.28の間に後段に向
かうに従ってその厚さが薄くなったフィンプレート29
を設置して形成されている。フィンパスロール24a〜
24dの各フィンプレート29は、帯鋼21の両エツジ
面21b、21bに圧接する部分が管状の帯鋼21の中
心に向かって先細りするテーパ面29aに形成され、そ
の両面に帯鋼21の両側エツジ面21b、21bの全体
が略同時に当接するようになっている。
ところで、初段のフィンパスロール24aに導入される
直前の帯!1ii121のエツジ面21b、21bは、
帯鋼21の両側端をスリットしたときに発生するエツジ
だれ及び帯鋼21をブレイクダウンロール22a〜22
eによって管状に成形するときの圧縮により、幅方向の
両端であるエツジ面21b、21b側に向かうに従い薄
くなっている。しかし前述したようにフィンプレート2
9のテーパ面29aは全体が略同時的にエツジ面21b
、 21bに当接するようになっているから、フィンパ
スロール24a〜24dにおいて、帯鋼21の薄くなっ
ているエツジ部21aを増肉することができない。
この結果、帯鋼21はその両エツジ部21aが薄くなっ
ている状態のまま、スクイズロール26により両エツジ
面21b、21bが溶接される為、溶接後のエツジ部2
1aの断面は第9図に示すようになっている。
即ち、最薄部のエツジ面21b、21bは溶接による圧
下の為に、素管Pの外周面21e及び内周面21fにビ
ード30.31 として夫々盛り上がるが、ビード30
.31の両側のエツジ部21aはエツジ面21b、21
bに向かって薄くなったままであり、内面側のビード3
1の両側に素管Pの軸長方向に伸びる凹条32,33が
夫々形成されることとなる。
(発明が解決しようとする課題〕 ところでビード30.31は後工程において、ハイド3
4により切削除去されるが、凹条32.33を消失させ
る為にバイト34を位置Xまで送り切削量を多くすると
、最大肉厚すと最小肉厚aとの差が規定値を越えて高さ
不良となる。また、逆にビードの高さ不良が生じないよ
うにバイト34を位置Yまで送り切削量を少なくすると
、前記凹条32.33が切削後においても残留する。一
方、切削量を多くしてビード30,31の切削幅を広く
すると、バイト34がビード30,31の両側の素管P
内面を擦過し擦過傷が発生するという問題が生じる。
また肉厚管の製造に際してはフィンパスロールでの成形
リダクションにより、前記エツジ部21aの減肉開始点
付近が増肉され、管内面の凹凸が大きくなりビード切削
形状が悪化する。
更に、フィンプレート29の形状を変更してエツジ部を
増肉させる方法もあるが、同一の外径の管を製造する場
合でも肉厚が異なれば、異なる肉厚毎に形状を適応させ
たフィンプレートを使用する必要があり、これらを保有
するのに多大なコストを要すると共に、取り替えの為の
時間も必要とし、またフィンパスロール24a〜24d
にも負荷がかかり過ぎるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、帯鋼
の両エツジ面形状とフィンパスロールとの相互作用によ
ってエツジ部を均一に増肉させることを可能とする電縫
管の製造方法の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る電縫管の製造方法は、帯鋼を成形ロール及
び複数のフィンパスロールに順次導入すせて円筒状に成
形し、加熱溶融させたエツジ面同士を溶接して電縫管を
製造する方法において、前記帯鋼を、管の内面となる側
の幅が外面となる側の幅よりも広くなるように成形し、
この帯鋼を前記成形ロールにて円筒状に形成した後、フ
ィンパスロールにて前記エツジ面をその管の内面となる
側から外面となる側に順次圧接域が拡大するよう圧接す
る工程を含むことを特徴とする。
〔作用〕
本発明方法にあっては、成形ロールに導入される前に、
帯鋼の両エツジ面が管の外面となる側の幅が内面となる
側の幅より狭くなるように成形され、エツジ面における
管の内面となる側から外面となる側に向けて順次圧接域
が拡大する形状のフィンプレートを有する複数のフィン
パスロールにより、溶接部付近の均一な増肉化がなされ
る。
〔実施例〕
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に
説明する。第1図は本発明の実施状態を示すエツジ成形
ロールスタンドの構成を示す正面図である。エツジ成形
ロールスタンドは第7図に示したブレイクダウンロール
スタンドの前に設けである。
エツジ成形ロールスタンドは、帯鋼1の搬送と共に回転
し、帯鋼1の上下方向の動きを規制するピンチロール3
,3と、これらの両側、即ち帯鋼1の両エツジ部側には
それらの軸長方向を帯鋼1の面方向と直交させたエツジ
成形ロール2,2とを組み合わせて構成されている。
各エツジ成形ロール2は、上部をある角度を持たせて円
錐状に形成したロール面2aを有しており、上下方向、
即ち帯鋼1の面と直交する方向へ移動可能に構成されて
いる。
アンコイラから導出された帯鋼1はエツジ成形ロールス
タンドに導入され、エツジ成形ロール2にて第2図に示
す如く帯鋼1の両エツジ面1b、 lbを管の内面とな
る側、例えば上面1eの幅寸法を、管の内面となる側、
例えば下面1fの幅寸法よりも広くした状態に成形され
る。
このような帯鋼1の両側エツジ面1b、 lbに対する
成形は、例えばシェーバ−による切削加工によって、ま
たエツジ成形ロールを用いて、更にコイルをスリットし
て帯鋼とする過程で発生するエツジだれを利用して夫々
成形し、或いはこれらを組合わせて成形してもよい。
上述の如くにエツジ部1aを成形された帯鋼1は、図示
しないブレイクダウンロールスタンドに導入され、ブレ
イクダウンロール及び次のサイドクラスクロールにより
、帯鋼1の上面1eが管の内面となるように逐次管状に
成形された後、第3図に示す如き初段のフィンパスロー
ル4に導入される。
第3図は初段のフィンパスロールの正面図、第4図は部
分拡大図である。
初段のフィンパスロール4におけるフィンプレート5は
その周縁部がフィンプレートの中心を通り、フィンパス
ロール軸と直交する垂直面に対し、角度θ1をなすよう
設定されており、これはフィンプレート側面に当接した
ときのエツジ面が前記垂直面に対してなす角度θ2より
も10°〜30°小さくなっている。
この結果、初段のフィンパスロールに導入された帯鋼1
のエツジ面1bは最初に管内面となるべき側がフィンプ
レート5の側面に当接する。フィンパスロール4の圧下
量を適正に設定することによって、エツジ面1bの内面
側から%程度の範囲がフィンプレート5と圧接すること
となってこの部分が第4図に示す如く管内面側へ盛り上
がった状態となり、エツジ部18周辺の増肉が行われる
こととなる。
その後は後段のフィンパスロールのフィンプレートによ
り、エツジ面はフィンプレートとの当接面が管の外周面
側となる側に向けて当接域が拡大してゆき、最終的には
管の中心を通る面と平行となるよう小さいリダクション
で平坦化されてゆく。
その後は加熱溶融状態のエツジ面1b、 lb同士がス
クイズロールによって圧接せしめられ、管に製造される
こととなる。
第5図は管における溶接部を示す断面図である。
エツジ部1aの外面及び内面には夫々ビード6及び7が
形成されている。図から明らかなように内面側のビード
7は増肉された部分の上に形成されているので、この増
肉部を含んでビード7の切削除去を行うようにバイト1
1の切削位置を決定することにより、溶接部のビード高
さを適正にすることができ、凹凸の少ない良好な内面形
状が得られる。
次に本発明方法と従来方法との比較試験結果について説
明する。試験は外径177.8 mm、肉厚14.0論
の管を本発明方法と従来方法とを用いて製造し、スクイ
ズロール直前の幅方向の肉厚分布を調べた。
なお本発明方法においては帯鋼のエツジ面が垂直面とな
す角度を8°、また初段のフィンパスロールにおけるフ
ィンプレートのテーパ面が上ロールカリバーのセンター
と直交する方向に対する角度を10°とした。
結果は第611Z(a)、(b’lに示すとおりである
。第6図(a)は本発明方法の、また第6図(b)は従
来方法の結果を示しており、いずれも横軸に帯鋼におけ
るエツジ面からの距離(闘)を、また継軸に肉厚(an
)を取って示しである。
このグラフから明らかなように従来方法によった場合は
エツジ面から511II11程度の部分の肉厚が大きく
増肉され、逆にここからエツジ面に至る間は著しく減肉
されており、断面形状に凹凸が大きい形状となっている
。これに対し、第6図(a)に示す本発明方法ではエツ
ジ部近傍での増肉、$i肉ともに所定範囲内に抑制され
良好な内面形状が得られることが解る。
〔効果] 以上の如く本発明方法においては、帯鋼を管状に成形す
る前に、帯鋼の両エツジ面近傍が増肉成形されることと
なり、管内面側の溶接部の増肉をフィンバスロールに大
きな負荷をかけることなく行い得る。この結果、コスト
高を招くことなく、またフィンバスロールを取り換える
必要もな(、ビード切削が容易で内面形状に優れた電縫
管を製造することができ、品質の大幅な向上が図れる等
、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に用いるエツジ成形ロールスタンド
の正面図、第2図はエツジ成形スタンドにより成形され
た帯鋼のエツジ部分を示す断面図、第3図はフィンバス
ロールの要部正面図、第4図はエツジ部とフィンプレー
トとの関係を示す部分拡大図、第5図は溶接後の状態を
示す部分拡大図、第6図(a)、 (b)は本発明方法
と従来方法との比較試験結果を示すグラフ、第7図は従
来の電縫管製造装置の構成を示す平面図、第8図は同し
〈従来のフィンバスロールの要部正面図、第9図は従来
の溶接部を示す断面図である。 1・・・帯鋼 2・・・エツジ成形ロール 3・・・ピ
ンチロール 4・・・フィンバスロール 5・・・フィ
ンプレート  6.7・・・ビード 特 許 出願人  住友金属工業株式会社代理人 弁理
士  河  野  登  夫ノ ジ 弔 図 弔 図 弔 閉 図 弔 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、帯鋼を成形ロール及び複数のフィンパスロールに順
    次導入させて円筒状に成形し、加熱溶融させたエッジ面
    同士を溶接して電縫管を製造する方法において、 前記帯鋼を、管の内面となる側の幅が外面 となる側の幅よりも広くなるように成形し、この帯鋼を
    前記成形ロールにて円筒状に形成した後、フィンパスロ
    ールにて前記エッジ面をその管の内面となる側から外面
    となる側に順次圧接域が拡大するよう圧接する工程を含
    むことを特徴とする電縫管の製造方法。
JP20461690A 1990-07-31 1990-07-31 電縫管の製造方法 Pending JPH0489130A (ja)

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JP (1) JPH0489130A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296539A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Jfe Steel Kk 溶接部特性の良好な電縫管の高能率製造方法
JP2007330982A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Jfe Steel Kk 溶接部特性の良好な電縫管の製造方法
JP2008030115A (ja) * 2006-07-07 2008-02-14 Jfe Steel Kk 溶接部特性の良好な電縫管製造方法
JP2008093703A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Jfe Steel Kk 溶接部特性の良好な電縫管の製造装置

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