JPH0487884A - 車両用キヤスタ角制御装置 - Google Patents

車両用キヤスタ角制御装置

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JPH0487884A
JPH0487884A JP2204133A JP20413390A JPH0487884A JP H0487884 A JPH0487884 A JP H0487884A JP 2204133 A JP2204133 A JP 2204133A JP 20413390 A JP20413390 A JP 20413390A JP H0487884 A JPH0487884 A JP H0487884A
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JP
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caster angle
steering
angle
caster
vehicle
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JP2204133A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Miichi
善紀 見市
Yasutaka Taniguchi
泰孝 谷口
Tadao Tanaka
田中 忠夫
Takao Morita
森田 隆夫
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Publication of JPH0487884A publication Critical patent/JPH0487884A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G15/00Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type
    • B60G15/02Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring
    • B60G15/06Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper
    • B60G15/067Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper characterised by the mounting on the vehicle body or chassis of the spring and damper unit
    • B60G15/068Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper characterised by the mounting on the vehicle body or chassis of the spring and damper unit specially adapted for MacPherson strut-type suspension
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/40Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
    • B60G2200/464Caster angle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両のサスペンションにおけるキャスタ角の
制御装置に関し、特に、操舵力の増加を抑制するように
適宜キャスタ角を制御しうる、車両用キャスタ角制御装
置に関する。
[従来の技術] 自動車において、サスペンションのアライメント調整を
行なうことにより、車両の走行特性等を変更できること
が知られており、サスペンション要素の一つであるキャ
スタ角(以下、単にキャスタともいう)を調整して、車
両の走行性能を向上させる手段も提案されている。
かかるキャスタについては、角度を大きくすると直進安
定性が向上し小さくすると操舵性能が向上するので、例
えば、車速の大きさに応じてキャスタが大きくなるよう
に制御して直進性能を向上させることや、操舵角の大き
さに応してキャスタが小さくなるように制御して操舵性
能を向上させることが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、ハンドル操作に要する力が大きい場合にはハ
ンドルが重いと表現され、逆に、ハンドル操作に要する
力が小さい場合にはハンドルが軽いと表現されるが、こ
のようなハンドル操作力は常に小さければ操舵しやすい
というものではなく、走行状態や操舵状態によっては1
時としてハンドル操作力を大きく、つまり、ハンドルを
重くした方がよい場合がある。
例えば、好ましい操舵力特性としては、第11〜13図
に示すようなものが考えられる。
第11図は車速Vに応じた好ましい操舵力Fの大きさを
示し、車速Vの増大に応じてハンドルが重くなるように
しており、これにより、高速走行時の安定性を高めて運
転が容易になる。
第12図は操舵角θに応じた好ましい操舵力Fの大きさ
を示し、操舵角θがある程度大きくなってハンドル切り
角の限界に近くなるとハンドルが重くなるようにしてお
り、これにより、ドライバがハンドル切り角の限界を前
もって認知できる。
第13図は操舵角速度θに応じた好ましい操舵力Fの大
きさを示し、操舵角速度の増大に応じてハンドルが重く
なるようにしており、これにより。
急なハンドル操作を行なった際にもハンドルを切り過ぎ
ることがなくなって操舵安定性が増すようになる。
このような操舵力特性については、サスペンションのア
ライメント調整を行なうことにより、設定可能であり、
このようなアライメント調整によって、好ましい操舵力
特性を得られるようにしたいという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みて案出されたもので、
サスペンションのアライメント要素の一つであるキャス
タ角を調整することで好ましい操舵力特性を得られるよ
うにした、車両用キャスタ角制御装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、本発明の第1yI求項の車両用キャスタ角制
御装置は、車両のサスペンションにおいて、該サスペン
ションの構成要素を駆動することによりキャスタ角を調
整しうるキャスタ角調整機構と。
走行状態に最適のキャスタ角を設定するキャスタ角設定
手段と、車両のキャスタ角が該キャスタ角設定手段で設
定されたキャスタ角をとるように該キャスタ角調整機構
を制御する制御手段とをそなえ、該キャスタ角設定手段
が、車速、操舵角又は操舵角速度に応じて所望の操舵力
が得られるようにキャスタ角を設定することを特徴とし
ている。
また、本発明の第2*求項の車両用キャスタ角制御装置
は、車両のサスペンションにおいて、該サスペンション
の構成要素を駆動することによりキャスタ角を調整しう
るキャスタ角yA整機構と。
走行状態に最適のキャスタ角を設定するキャスタ角設定
手段と、車両のキャスタ角が該キャスタ角設定手段で設
定されたキャスタ角をとるように該キャスタ角調整機構
を制御する制御手段とをそなえ、該キャスタ角設定手段
が、車速、操舵角又は操舵角速度に応じて所望の操舵力
が得られるようにキャスタ角を設定するキャスタ角設定
部と、このキャスタ角設定部で設定されたキャスタ角を
車両の走行路面状態に応じて補正する路面状態対応補正
部とをそなえていることを特徴としている。
[作 用] 上述の本発明の第1請求項の車両用キャスタ角制御装置
では、キャスタ角設定手段が、車速、操舵角又は操舵角
速度に応じて所望の操舵力が得られるようにキャスタ角
を設定し、制御手段の制御によって、キャスタ角調整機
構が、サスペンションの構成要素を駆動しながら車両の
キャスタ角を上記のキャスタ角設定手段で設定されたキ
ャスタ角へと調整する。
また、本発明の第2i求項の車両用キャスタ角制御装置
では、キャスタ角設定手段が、キャスタ角設定で車速、
操舵角又は操舵角速度に応じて所望の操舵力が得られる
ようにキャスタ角を設定して、さらに、路面状態対応補
正部で、このキャスタ角を車両の走行路面状態に応じて
補正し、制御手段の制御しこよって、キャスタ角調整機
構が、サスペンションの構成要素を駆動しながら車両の
キャスタ角を上記のキャスタ角設定手段で設定され補正
されたキャスタ角へと調整する。
[実施例] 以下、図面により本発明の一実施例としての車両用キャ
スタ角制御装置について説明すると、第1図はそのキャ
スタ角制御の内容を示すフローチャート、第2〜7図は
いずれもそのキャスタ角の設定にかかる係数の特性を示
すグラフ、第8図はそのキャスタ角調整機構を示す分解
斜視図、第9図はそのキャスタ角調整機構をそなえたサ
スペンションを示す斜視図、第10図はそのアクチュエ
ータの油圧回路構成図である。
まず1本装置を装備する車両のサスペンションについて
説明すると、この実施例のサスペンションは、第9図に
示すように、乗用車用のストラット式のフロントサスペ
ンションであって、左右のストラット1,1は、いずれ
も周知のようにショックアブソーバ2にコイルスプリン
グ3を組合わせて構成され、各ストラット1,1の頭部
が車体4側に固定されている。各ストラット1,1の下
端部には、ナックル5およびハブ6を介して前輪7が回
転自在に装着されている。
また、ストラット1の下端部は、ロアアーム8を介して
、サブフレームを兼ねるように前輪間に設けられたクロ
スメンバー9に連結され、ショックアブソーバ2を懸架
リンクの一部として利用したサスペンションを構成して
いる。
なお、10は、クロスメンバー9に設けたセンターメン
バ、11はディスクブレーキである。
そして、こうしたストラット1,1の頭部IA。
IAの取付部に、この頭部IA、LAをそれぞれ車体4
の前後方向にスライドさせることでキャスタ角を自在に
調整しうるキャスタ角調整機構(スライド機構)12.
12が設けられている。
なお、第9図において、27は駆動シャフト。
28はスタビライザーである。
このキャスタ角調整機構12.12はいずれも同様に構
成されており、第8図に示すように、ストラットタワー
の上面の車体4側に取り着けられたスライドベース14
と、ストラット1の上端に取り付けられてスライドベー
ス14に対してスライドしうるスライド板13とをセな
えている。
スライドベース14は1例えば長手側を車体前後方向に
向けた板部材15の中央に、車体前後方向と平行な略長
方形状の貫通孔16を設けられた構造になっており、貫
通孔16の車幅方向側と対応する二辺の全体に、断面が
ほぼ三角形状の壁で構成される一対のレール部17.1
7を並行に立設されている。このレール部17−.17
はいずれも内向きに配置されており、これらの対向する
レール部17.17間及び貫通孔16の内部を、ストラ
ット1の頭部IAが貫通するようになっている。なお、
17aはレール部17を支えるためのリブである。
一方、スライダ板13は、スライドベース14のレール
部17.17間の距離に対応した寸法を持つ略長方形の
板部材18と、この板部材18のレール部側の平行な二
辺の全体に設けられ上記のレール部17.17と嵌挿自
在な楔形状をもつ摺動壁部19,19とをそなえている
摺動壁部19.19は、楔状の断面を有し、例えば板部
材18の辺を頂部とした対称な三角形の壁を板部材18
の側部に一体に設けられたもので。
上記のレール部17.17にガタ付くことなく摺接して
おり、これにより、スライド板13がレール部17.1
7間でこのレール部17.17に案内されて一定方向に
スライドしうるようになっている。
なお、各摺動壁部19とこれに対向するレール部17と
の間には1例えばローラベアリングを複数並設してなる
ニードルローラベアリング20がスライド方向沿いに介
在され、スライダ板13を車体前後方向に沿って安定、
スムーズにスライドできるようにしている。第8図中、
21は摺動壁部19の各画つの外側面に設けられたベア
リング転勤面であり、長方形の凹部よりなっている。
そして、ストラット1の上端は、スライドベース14を
貫通してこのスライド板13の中央に設けられた円形の
開口13aに嵌挿されている。また、開口13aの前後
に固定孔22,22が設けられる一方ストラット1の頭
部IAの例えばインシュレータ部分1aに一対(二本)
の取付ボルト23.23が突設されて、固定孔22.2
2にこれらの取付ボルト23.23が締結されることに
より、ストラット1の頭部IAがスライダ板13と一体
化されている。これによって、スライダ板13を前後方
向にスライドさせることでフロントサスペンションのキ
ャスタを可変にできるようにしている。なお、24はス
トラット頭部を締結するためのナツトを示す。
そして、こうしたスライド機構12.12の各スライド
板13には、ストラット頭部を車体前後方向に移動させ
るためのアクチエータ(駆動装置り25がダイレクトに
連結されている。このアクチエータ25としてしは、例
えば図示するように油圧シリンダ25Bを電磁弁等の油
圧切替弁を有する油圧給排系25Aを通じて駆動するよ
うにした油圧式のものが考えられる。
この場合、例えば第10図に示すような油圧回路構成が
考えられる。第10図において、25aは作動油の貯蔵
されるタンク、25bはポンプ、25cはポンプアキュ
ムレータ、25d、25eはメインアキュムレータ、2
5fはフィルタ、25gはリリーフバルブ、25hはチ
エツクバルブ、25i、25j、25に、251はコン
トロールバルブ、25m、25nはポジションセンサで
あり、他の符号は前述と同様なものである。
ところで、このアクチエータ25には、制御手段として
のコントローラ(マイクロコンピュータおよびその周辺
回路からなるもの)26が接続されており、コントロー
ラ26では、各種センサ(例えば、車速センサや操舵角
センサや操舵反力センサなど)29から取り込まれる情
報に基づいて、車速Vや操舵角θや操舵角速度θの大き
さ及の大きさ及び操舵反力θFの大きさに応じてキャス
ターの角度を調整できるようにしている。
特に、コントローラ26には、各センサからの検出情報
に基づいて最適のキャスタ角を設定するキャスタ角設定
部と、このキャスタ角設定部で設定されたキャスタ角に
路面状況に応じて適宜補正を施す路面状態対応補正部と
、この適宜補正されたキャスタ角をとるようにキャスタ
角!I!Jl1機構を制御する制御部とをそなえている
キャスタ角設定部で設定するキャスタ角のIaCは、 c=’c、+ΔC・・・・・・ (1)ただし、C0=
キヤスタ補助設定値 ΔC=補正補助設定値 また、補正補助設定値ΔCは、 ΔC=KV−Kf?−にθ−C’ にθ=操舵角速度補正係数 c’=補正補助定数 と設定できる。
このうち、キャスタ補助設定MC,については、第2図
に示すように、車速Vに対応して車速Vが大きいほど補
助設定値C0を大きな値に設定するようになっている。
また、車速補正係数KVは、第3図に示すように、第1
1図にほぼ対応してもので、車速Vが大きくなるほど次
第に大きくなるなるように設定されている。
操舵角補正係数値にθは、第4図に示す、ように、第1
2図にほぼ対応してもので、操舵角θが所定値に達する
まではほぼ一定値となり、操舵角θが所定値に達したら
操舵角θの増加に応じて次第にやや急激に大きくなるよ
うに設定されている。
操舵角速度補正係数値にθは、第5図に示すように、第
13図にほぼ対応してもので、操舵角速度θが大きくな
るほど次第に大きくなるなるように設定されている。
一方、路面状態対応補正部で行なう補正は、操舵反力θ
F(=操舵に要する力F)の実際の値が理論上の値に対
して異なる場合に操舵力Fが設定通りに調整されないこ
とがあるため、このような不具合を解消しようとするも
のである。
つまり、前述の車速、操舵角、操舵角速度に応じた補正
係数KV、にθ、にθは、いずれも路面外乱等のない場
合について設定しているので、路面外乱等によっては所
定の操舵力状態(操舵反力状態)に調整されない場合が
ある。
この路面外乱等の影響は、理論上の操舵反力の値θTと
実際の操舵反力の値θFとの差を算出することで検出で
き、理論操舵反力値0丁は各補正係数や車両特性から計
算し、実操舵反力値θFはステアリングホイール又はス
テアリングシャフト等に設置された周知の操舵反力セン
サ(加速度センサの一種)により検出できる。
そして、理論操舵反力値0丁よりも実操舵反力値θFが
大きければ、キャスタ角の値Cを減少させるように補正
補助設定値ΔCを補正し、理論操舵反力値0丁よりも実
操舵反力値θFが小さければ、キャスタ角の値Cを増大
させるように補正補助設定値ΔCを補正する。
具体的には、キャスタ角の値Cの補正補助設定値ΔCに
、補正係数に’、K”を乗算するが、この補正係数に’
、K”のうちに′は、理論操舵反力値θTよりも実操舵
反力値θFが大きい場合に採用するもので、第6図に示
すように、0丁とθFとの差の増大に従って減少するよ
うに設定され、K”は、理論操舵反力値0丁よりも実操
舵反力値θFが小さい場合に採用するもので、第7図に
示すように、θTとθFとの差の増大に従って増加する
ように設定されている。
本発明の一実施例としての車両用キャスタ角制御装置は
、上述のごとく構成されているので、第1図に示すよう
にキャスタ角制御が行なわれる。
つまり、まず、自動車のイグニッションスイッチのオン
直後等に、制御に関するパラメータを初期設定しくステ
ップS1)、車速V、操舵角θ及び操舵反力値θFを各
センサから読込む(ステップS2)。
そして、続くステップS3で、キャスタ角の補正補助設
定値ΔCを算出する。
つまり、第3〜5図に示す関係から車速V、操舵角θ、
操舵角速度θにそれぞれ対応した補正係数KV、にθ、
KOを決定し、これに基づいて補正補助設定値ΔCを算
出する。
次のステップS4では、上述の補正係数KV。
Kθ、にθ等から理論操舵反力値θTを算出する。
そして、続くステップS5で上述の理論操舵反力値0丁
が操舵反力センサで検出された実操舵反力値θFよりも
大きいかどうかを判断する。
理論操舵反力値0丁が実操舵反力値θFよりも大きけれ
ば、ステップS6へ進み、小さければ、ステップS8へ
進む。
ステップS6では、第6図に示す関係から理論操舵反力
値0丁と実操舵反力値θFとの差の大きさ、つまり10
丁−θF1に対応した補正係数に′を決定しこの補正係
数に′を前述のステップS3で算定した補正補助設定値
ΔCに掛は算する。
また、ステップS8では、第7図に示す関係から理論操
舵反力値θTと実操舵反力値θFとの差の大きさ10T
−θF1に対応した補正係数に″を決定しこの補正係数
K”を前述のステップS3で算定した補正補助設定値Δ
Cに掛は算する。
そして、これらに続くステップS7では、このようにし
て路面外乱補正を施された補正補助設定値ΔCをキャス
タ補助設定値C0に加算してキャスタ角Cを算出する。
なお、この場合のキャスタ補助設定値C8は、第2図に
示す関係から車速Vに対応して設定する。
そして、このようにしてそれぞれ設定されたキャスタ角
をとるように、コントローラ26の制御部がキャスタ角
調整機構12のアクチュエータ25の作動を制御する。
これにより、操舵に要する力(操舵力)は1例えば車速
Vに関してはほぼ第11図に示すような特性になり、高
速走行はどハンドルが型口になってハンドルの手応え(
すわり感)が増加して、高速走行時の安心感が増加する
また、操舵角θに関してはほぼ第12図に示すような特
性になり、最大切れ角付近の領域をドライバが前もって
感知することができる。
さらに、操舵角速度θに関してはほぼ第13図に示すよ
うな特性になり、この結果、操舵角速度θが大きい領域
では一般に急ハンドル域になって車両としては不安定側
の領域となるところが、この制御によって手応えが大き
くなって車の回頭速度を手応えとしてトライバが感じる
ことができるようになって、操舵リニアリティが良くな
る。また、−船釣なドライバにおいて、操舵角速度θの
大きい領域でありがちなハンドルの切り過ぎ等を防止で
きるようになる。
特に、この実施例では、路面外乱等に対する補正を施し
ているので、上述のように操舵角特性を確実に得られる
ようになる利点がある。
また5本キャスタ角制御装置の適用も、この実施例のよ
うな構成のサスペンションやキャスタ角調整機構(スラ
イド機構)12に限るものではなく、上述のようなキャ
スタ角外力補正をしうるちのであれば、他の構成のもの
にも広く適用可能であり、キャスタ制御の応答性調整は
1本実施例のようなキャスタ制御に限らず、従来から提
案されている車速対応制御や操舵角対応制御のみのキャ
スタ制御等にも適用でき、運転フィーリングを良好にで
きる効果がある。
[発明の効果コ 以上詳述したように、本発明の第1請求項の車両用キャ
スタ角制御装置によれば、車両のサスペンションにおい
て、該サスペンションの構成要素を駆動することにより
キャスタ角を調整しうるキャスタ角調整機構と、走行状
態に最適のキャスタ角を設定するキャスタ角設定手段と
、車両のキャスタ角が該キャスタ角設定手段で設定され
たキャスタ角をとるように該キャスタ角調整機構を制御
する制御手段とをそなえ、該キャスタ角設定手段が、車
速、操舵角又は操舵角速度に応じて所望の操舵力が得ら
れるようにキャスタ角を設定するという構成により、高
速走行はどハンドルを型口にしてハンドルの手応え(す
わり感)が増加させて高速走行時の安心感を高めること
や、操舵角θの最大切れ角付近の領域をドライバに前も
って認知させることや、操舵角速度の大きい領域で車の
回頭速度を手応えとしてドライバに感じさせるようにし
たり、また、操舵角速度の大きい領域でありがちなハン
ドルの切り過ぎ等を防止できるなどの利点が得られる。
また、本発明の第2請求項の車両用キャスタ角制御装置
によれば、車両のサスペンションにおいテ、該サスペン
ションの構成要素を駆動することによりキャスタ角を調
整しうるキャスタ角調整機構と、走行状態に最適のキャ
スタ角を設定するキャスタ角設定手段と、車両のキャス
タ角が該キャスタ角設定手段で設定されたキャスタ角を
とるように該キャスタ角調整機構を制御する制御手段と
をそなえ、該キャスタ角設定手段が、車速、操舵角又は
操舵角速度に応じて所望の操舵力が得られるようにキャ
スタ角を設定するキャスタ角設定部と、このキャスタ角
設定部で設定されたキャスタ角を車両の走行路面状態に
応じて補正する路面状態対応補正部とをそなえるという
構成により、上述の第1請求項の車両用キャスタ角制御
装置の効果や利点に加えて、路面外乱等に影響されるこ
となく、適切な操舵角特性へのキャスタ角制御を確実に
行なえるようになる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜10図は本発明の一実施例としての車両用キャス
タ角制御装置を示すもので、第1図はそのキャスタ角制
御の内容を示すフローチャート、第2〜7図はいずれも
そのキャスタ角の設定にがかる係数の特性を示すグラフ
、第8図はそのキャスタ角調整機構を示す分解斜視図、
第9図はそのキャスタ角調整機構をそなえたサスペンシ
ョンを示す斜視図、第10図はそのアクチュエータの油
圧回路構成図であり、第11〜13図はそれぞれ車速、
操舵角、操舵角速度に対して好ましい操舵力特性を示す
グラフである。 1−ストラット、LA−ストラット1の頭部、1a−イ
ンシュレータ部分、2−ショックアブソーバ、3−コイ
ルスプリング、4−車体、5−ナックル、6−ハブ、7
−前輪、8−ロアアーム、9−クロスメンバー、10−
センターメンバ、11−ディスクブレーキ、12−キャ
スタ角調整機構(スライド機構)、13−スライド板、
13a−開口、14−スライドベース、15−板部材、
16−貫通孔、17−レール部、17a−レール部、1
8−板部材、19−摺動壁部、20−二ドルローラベア
リング、22−固定孔、23−取付ボルト、24・−ナ
ツト、25−アクチエータ(駆動装置i)、25A−油
圧給排系、25B=油圧シリンダ、25a=タンク、2
5b−ポンプ、25cmポンプアキュムレータ、25d
、25e−メインアキュムレータ、25f・−フィルタ
、25g−−リリーフバルブ、25h−チエツクバルブ
。 25i、25j、25に、251−コントロールバルブ
、25m、25n−ポジションセンサ、26− コント
ローラ、27−駆動シャフト、28−スタビライザー、
29−各種センサ(例えば、車速センサや操舵角センサ
や操舵反力センサなど)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両のサスペンションにおいて、該サスペンショ
    ンの構成要素を駆動することによりキャスタ角を調整し
    うるキャスタ角調整機構と、走行状態に最適のキャスタ
    角を設定するキャスタ角設定手段と、車両のキャスタ角
    が該キャスタ角設定手段で設定されたキャスタ角をとる
    ように該キャスタ角調整機構を制御する制御手段とをそ
    なえ、該キャスタ角設定手段が、車速、操舵角又は操舵
    角速度に応じて所望の操舵力が得られるようにキャスタ
    角を設定することを特徴とする、車両用キャスタ角制御
    装置。
  2. (2)車両のサスペンションにおいて、該サスペンショ
    ンの構成要素を駆動することによりキャスタ角を調整し
    うるキャスタ角調整機構と、走行状態に最適のキャスタ
    角を設定するキャスタ角設定手段と、車両のキャスタ角
    が該キャスタ角設定手段で設定されたキャスタ角をとる
    ように該キャスタ角調整機構を制御する制御手段とをそ
    なえ、該キャスタ角設定手段が、車速、操舵角又は操舵
    角速度に応じて所望の操舵力が得られるようにキャスタ
    角を設定するキャスタ角設定部と、このキャスタ角設定
    部で設定されたキャスタ角を車両の走行路面状態に応じ
    て補正する路面状態対応補正部とをそなえていることを
    特徴とする、車両用キャスタ角制御装置。
JP2204133A 1990-08-01 1990-08-01 車両用キヤスタ角制御装置 Pending JPH0487884A (ja)

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US5481458A (en) * 1993-06-16 1996-01-02 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Caster angle control apparatus and method for suspension

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