JPH0484996A

JPH0484996A - 衣類乾燥機の運転方式

Info

Publication number: JPH0484996A
Application number: JP2200732A
Authority: JP
Inventors: Akiyoshi Maeda; 前田　章良
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1990-07-27
Filing date: 1990-07-27
Publication date: 1992-03-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、主に一般家庭で使用される除湿式の衣類乾
燥機に関する。

（ロ）従来の技術従来のこの種の衣類乾燥機においては、回転ドラム内に
被乾燥物を収容し回転ドラムに温風又は冷風を選択的に
供給すると共に、回転ドラムの風出口に静電フィルター
を設けて被乾燥物の微細なゴミを捕集するようにしてい
る。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、乾燥運転時間を短くするため、被乾燥物
に供給する風量が大きく設定されるので、フィルターを
通過する温風の風速が高く、フィルターの捕集効率が悪
いという問題点があった。

この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、
乾燥工程後の冷却工程において、被乾燥物に供給する風
量を低下させることにより、フィルターの捕集効率を向
上させた衣類乾燥機の運転方式を提供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段この発明は回転ドラム内に被乾燥物を収容し回転ドラム
に温風又は冷風を選択的に供給すると共に、回転ドラム
の風出口に静電フィルターを設けて被乾燥物の微細なゴ
ミを捕集するようにした衣類乾燥機の運転方式において
、回転ドラム内に温風を供給して被乾燥物を乾燥させる
乾燥工程と、乾燥工程終了後に回転ドラム内に冷風を供
給して被乾燥物を冷却する冷却工程からなり、冷却工程
の途中で静電フィルターに供給する冷風の風速を低減し
て静電フィルターの捕集効率を向上させることを特徴と
する衣類乾燥機の運転方式である。

（ホ）作用冷却工程の途中で静電フィルターに供給される冷風の風
速が低減するので、静電フィルターの捕集効率が向上す
る。

（へ）実施例以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する
。これによってこの発明が限定されるものではない。

第１図はこの発明の一実施例を示す構成説明図である。

第１図において、ｌは乾燥用衣類を収納するためのドラ
ムであり、複数個の温風吹出口２が設けられた支持板３
の周囲に貼付けられたフェルト４を介して回転自在に支
持されている。一方ドラムｌの反対側はドラムシャフト
５により回転自在に支持されている。この面にはフィル
ターカバー６及びフィルター７が設けられ、これに対向
するドラムｌ側壁には排気口８が形成されている。

９は除湿用熱交換器を兼ねた両翼ファンであり、ファン
ケースＩＯと組合わされて送風機を構成している。また
ファンケース１０にはリングフェルトｌ！が取付けられ
ドラムｌを摺動させながらシールする構造となっている
。ドラム１及び両翼ファン９は１つのモータ１５により
夫々ドラムベルト１６およびファンベルト１７を介して
駆動される構造となっている。両翼ファン９の回転によ
り空気はダクト１２→ヒーター１４→ドラムｌ→フイル
ターカバー６−フィルタ−７→排気口８の経路で循環、
加熱されてドラムｌ内の衣類を加熱し、水分を蒸発させ
る。一方、両翼ファン９はドラムＩと反対側の面で外気
を取入れて排出することにより排気口８を通過した温風
を冷却し、除湿する。

この凝縮水はダクト１２の下部に設けられたドレン口１
３より機外に排出される。以上を繰返すことによりドラ
ムｌ内の衣類が乾燥されるようになっている。

フィルター７は、衣類から発生するゴミ捕集するための
ものであり、第２図に示すように、メツシュフィルター
により成るプレフィルタ−７ａ。

静電フィルターからなるウチフィルター７ｂおよびバッ
クフィルターフ０で構成されている。

第３図は、第１図に示す実施例の制御回路のブロック図
であり、Ｋは各種乾燥条件を入力するためのキーボード
、Ｓはドラム１から吐出される温風温度を検出する温度
センサー、ＭＣはＣＰＵ。

ＲＯＭ、ＲＡＭからなるマイクロコンピュータであり、
マイクロコンピュータＭＯはキーボードにおよび温度セ
ンサーＳからの出力をうけてヒーター１４およびモータ
ー１５を駆動制御するようになっている。

第４図は第１図に示す衣類乾燥機の運転工程説明図、第
５図は静電フィルターを利用したフィルター７の風速と
捕集効率特性の一例を示す。この衣類乾燥機の運転工程
は、第４図に示すようにドラムｌ内の温度が上昇し、衣
類の乾燥、除湿が進み、衣類全体の乾燥が終わった時点
でセンサＳによりヒーター１４をＯＦＦする（Ａ点）ま
での乾燥期間と、乾燥衣類を冷やすために冷風を送り、
最終的に運転を停止する（０点）までのクールダウン期
間に分けられる。

乾燥期間では、衣類の乾燥に加え、衣類についたダニの
ような微生物を殺すため、ドラム内の風温を高くする。

但し、布痛みを抑えるため風温は５５℃程度が好ましい
。

運転能率を上げるため、乾燥時間ではドラムｌに供給さ
れる風を大きく、つまり、フィルター７を通過する風の
風速Ｖを高く、たとえば５０ｃｍ／ｓｅｃに設定して乾
燥運転を行う。そして、クールダウン期間の途中（Ｂ点
）において、モーター１５の回転速度を下げ、風量を小
さくして風速■を例えば２０ｃｍ／ｓｅｃにする。静電
フィルターを利用した場合の風速Ｖと捕集効率特性の一
例を第５図に示すが、風速を５０ｃ＋ｎ／ｓｅｅより２
０ｃｍ／ｓｅｅに切り替えた場合、捕集効率は６０％か
ら８５％に上昇する。

このように、フィルター７の捕集効率を上げて、空気の
循環させることにより、ダニ等の微細なゴミがほぼ完全
に捕集される。

（ト）発明の効果この発明によれば、冷却工程の途中でドラムに供給する
冷風の風量を低下させるので、フィルターの捕集効率が
向上し、ダニ等の微細なゴミが被乾燥物からほぼ完全に
除去される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す構成説明図、第２図
は第１図の要部詳細斜視図、第３図は第１図に示す実施
例の制御回路のブロック図、第４図は第１図に示す実施
例の運転時間とドラム内温度と風速との関係を示すブラ
フ、第５図は風速とフィルター捕集効率を示すグラフで
ある。５・・・・・・ドラムシャフト、６・・・・・・フィルターカバー、７・・・・・・フィ
ルター８・・・・・・排気口、９・・・・・・両翼ファ
ン、ＩＯ・・・・・・ファンケース、１１・・・・・・リングフェルト、１２・・・・・・ダ
クト、１３・・・・・・ドレン口、１４・・・・・・ヒ
ーター１５・・・・・・モーター　１６・・・・・・ド
ラムベルト、１７・・・・・・ファンベルト。１・・・・・・ドラム、２・・・・・・温風吹出口、３
・・・・・・支持板、４・・・・・・フェルト、第１図第２図Ｓ第図図７〜図

Claims

【特許請求の範囲】１、回転ドラム内に被乾燥物を収容し回転ドラムに温風
又は冷風を選択的に供給すると共に、回転ドラムの風出
口に静電フィルターを設けて被乾燥物の微細なゴミを捕
集するようにした衣類乾燥機の運転方式において、回転ドラム内に温風を供給して被乾燥物を乾燥させる乾
燥工程と、乾燥工程終了後に回転ドラム内に冷風を供給
して被乾燥物を冷却する冷却工程からなり、冷却工程の
途中で静電フィルターに供給する冷風の風速を低減して
静電フィルターの捕集効率を向上させることを特徴とす
る衣類乾燥機の運転方式。