JPH0481405A - 架橋微粒子水分散体 - Google Patents

架橋微粒子水分散体

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JPH0481405A
JPH0481405A JP2176340A JP17634090A JPH0481405A JP H0481405 A JPH0481405 A JP H0481405A JP 2176340 A JP2176340 A JP 2176340A JP 17634090 A JP17634090 A JP 17634090A JP H0481405 A JPH0481405 A JP H0481405A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、塗料、接着剤、紙、繊維加工、成形品、粘着
剤などの産業分野において好適に利用される架橋微粒子
水分散体及びその製造方法に関するものである。
[従来の技術及び本発明が解決しようとする課題] 近年、高分子エマルジョンは順調な伸びを続けている。
地球環境保護の観点から溶剤規制の世界的な動きがあり
、ますますエマルジョンへの期待が高まっているところ
である。しかしながら、高分子エマルジョンは、耐水性
、耐光性、耐候性などの改良、高濃度化など精力的な研
究が進められているにもかかわらず、溶剤系のポリマー
と比較して耐水性、耐久性に欠けるものであった。これ
は高分子エマルジョン製造時に使用される、低分子量で
ありかつ生成ポリマーとの相溶性に欠ける乳化剤が原因
と考えられている。
本発明の目的は、従来の高分子エマルジョンにるだけで
なく、低分子乳化剤に起因する耐水性、耐久性の欠点の
改善をも可能とする架橋微粒子水分散体を提供すること
にある。
同様に熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂への添加により耐ブ
ロッキング性、耐熱性を向上させることのできる架橋微
粒子水分散体を提供することにある。
〔問題を解決するための手段及び作用〕本発明者らは、
末端に長鎖のチオアルキル基を有し、分子中にカルボキ
シル基を有する酸価が200以上の重合体を乳化剤とし
て用い、15重量%以上の重合性多官能単量体を含む重
合性単量体を乳化重合して得られる架橋微粒子水分散体
が高分子エマルジョンの耐ブロッキング性、耐熱性、密
着性、耐薬品性を飛躍的に向上させるだけでなく、乳化
剤として上記の重合体を使用することにより、耐水性及
び耐久性が改善されることを見い出し本発明を完成する
に至ったものである。
即ち、本発明は 下記一般式(A)で表わされる酸価が200以上の重合
体を乳化剤として、15重量%以上の重合性多官能単量
体を含む重合性単量体を乳化重合して得られる実質的に
ガラス転移温度を有しない架橋微粒子水分散体及びその
製造方法に関するものである。
一般式(A) (式中、R1は炭素数6〜18のアルキル基を示し、R
,、R,、R4,R6及びR6はそれぞれ独立して水素
、メチル基、カルボキシル基、もしくはカルボキシメチ
ル基またはそれらの塩を示し、Xは水素、アンモニウム
塩、アミン塩基、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
を示し、Yは重合性不飽和基を有する炭化水素基を示し
、Zはニトリル基または置換基を有してもよいフェニル
基、アミド基またはカルボン酸アルキルエステル基を示
し、aは2〜100の整数、bは0または1〜50の整
数であり、CはOまたは1〜50の整数である。) 本発明において乳化剤に用いる一般式(A)で表わされ
る重合体は、特開昭63−258913号公報、特開昭
63−274443号公報に開示されているが如き方法
により合成することができるが、乳化重合時の安定性や
得られる架橋微粒子の耐水性などの諸物性の面で、酸価
が200以上でなければならない。また、その分子量は
300〜7000、特に600〜3000の範囲とする
のが好適である。分子量がこの範囲外のものを使用する
と十分な乳化安定性が得られなかったり、耐水性が不足
したりする場合がある。
特に一般式(A)においてbが1〜50のものに関して
は、架橋微粒子と反応して架橋微粒子の表面に乳化剤が
固定されるため、耐ブロッキング性、耐熱性、密着性、
耐薬品性、耐水性、耐久性をより一層向上させることが
できる。
本発明の実質的にガラス転移温度を有しない架橋微粒子
とは、熱補償形示差走査熱量計を用いた測定において、
シャープな吸熱ピークのないものを指す。
架橋微粒子水分散体の製造に用いることのできる重合性
多官能単量体としては、例えば(メタ)アクリル酸とエ
チレングリコール、1.3−ブチレングリコール、ジエ
チレングリコール、1.6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ジベンタエワス
ワトールなどの多価アルコールとのエステル化物などの
分子内に重合性不飽和基を2個以上有する多官能(メタ
)アクリル酸エステル類;メチレンビス(メタ)アクリ
ルアミドに代表される分子内に重合性不飽和基を2個以
上有する多官能(メタ)アクリルアミド類;ジアリルフ
タレート、ジアリルマレート、ジアリルフマレートなど
の分子内に重合性不飽和基を2個以上有する多官能アリ
ル化合物: (メタ)アクリル酸アリル、ジビニルベン
ゼンなどを挙げることができ、これらの1種または2種
以上を混合して使用することができる。重合性多官能単
量体の使用量は15重量%以上が好ましく、より好まし
くは30重量%以上である。15重量%以下では実質的
にガラス転移点を有しないほどの耐熱性が得られない。
本発明の架橋微粒子水分散体の製造において使用される
カルボキシル基と反応しうる官能基を有する重合性単量
体は、乳化剤として用いた一般式(A)で表わされる重
合体と架橋微粒子を反応させる目的で使用するものであ
る。例えば乳化重合終了後高温に保持することによって
目的は達成され、その効果として耐ブロッキング性、耐
熱性、密着性、耐薬品性、耐水性、耐久性がより向上す
るのである。カルボキシル基と反応しうる官能基を有す
る重合性単量体としては、例えば(メタ)アクリル酸グ
リシジル、(メタ)アクリル酸2−メチルグリシジル、
アリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有重合性
単量体類; (メタ)アクリロイルアジリジン、(メタ
)アクリル酸2−アジリジニルエチルなどのアジリジニ
ル基含有重合性単量体類:2−イソプロペニル−2−オ
キサゾリン、2−ビニル−2−オキサゾリンなどのオキ
サゾリン基含有重合性単量体類等を挙げることができ、
これらの1種または2種以上の混合物を使用することが
できる。これら重合性単量体の使用量は、乳化重合に用
いる重合性単量体成分中0゜5〜30重量%であり、よ
り好ましくは1〜IQ重量%である。0.5重量%未満
では、乳化剤として用いた重合体との反応が不十分とな
るため、より以上の性能向上が望めない。一方、30重
量%を越えて使用すると、乳化重合時の安定性及び貯蔵
安定性が悪くなるので好ましくない。
本発明の架橋微粒子水分散体の製造に用いられるその他
の重合性単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレン、クロルメチルスチレンなどのスチ
レン誘導体類; (メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチルなどの(
メタ)アクリル酸とC1〜CIl+のアルコールのエス
テル化により合成される(メタ)アクリル酸エステル類
: (メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ
)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリ
ル酸のポリプロピレングリコールもしくはポリエチレン
グリコールとのモノエステルなどのヒドロキシル基含有
(メタ)アクリル酸エステル類; (メタ)アクリルア
ミド、N−モノメチル(メタ)アクリルアミド、N−モ
ノエチル(メタ)アクリルアミド、N、N−ジメチル(
メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリ
ルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド
などの(メタ)アクリルアミド銹導体類;ビニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−(メタ
)アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、ビニルト
リス(2−メトキシエトキシ)シラン、アリルトリエト
キシシランなどの珪素原子に直結する加水分解性珪素基
を有する重合性単量体類;酢酸ビニル、(メタ)アクリ
ロニトリル、弗化ビニル、弗化ビニリデン、塩化ビニル
、塩化ビニリデンなどを挙げることができ、これらの1
種または2種以上を混合して使用することができる。た
だし、実質的にガラス転移温度を有しない架橋微粒子を
得るためには、重合性多官能単量体以外の重合性単量体
からなる重合体のガラス転移温度は70℃以上であるこ
とが好ましく、より好ましくは90℃以上である。70
℃未満では重合性多官能単量体を加えても実質的にガラ
ス転移温度を有しないほどの十分な耐熱性のある架橋微
粒子が得られない場合がある。
本発明の架橋微粒子水分散体は、前記の一般式(A)で
表わされる酸価が200以上の重合体を乳化剤として、
これまた前述の重合性多官能単量体を15重量%以上含
む重合性単量体を必要によりカルボキシル基と反応しう
る官能基を有する重合性単量体を加え、水媒体中で周知
の方法で乳化重合して得られるものである。例えば、重
合触媒、水、前述の一般式(A)で表わされる酸価が2
00以上の重合体、重合性多官能単量体を15重量%以
上含む重合性単量体を一括混合して重合する方法もしく
はいわゆるモノマー滴下法、ブレエマルション法、シー
ド重合法、多段重合法などの方法により、本発明の架橋
微粒子水分散体を製造することができる。重合温度とし
ては、0〜100℃、好ましくは50〜80”C1重合
時間は1〜10時間である。
乳化重合の方法としては、周知の方法で行うことができ
るが、高不揮発分濃度まで安定に重合を行うためにはプ
レエマルション法を採用するのが好ましい。−括混合す
る重合方法及びモノマー滴下法では、粒子数が急激に増
えて重合安定性が悪い、不揮発分濃度が上がらないなど
の問題の出ることがある。
一般式(A)で表わされる酸価が200以上の重合体の
使用量は重合性単量体100部に対して0.5〜20重
量部の範囲が好ましく、より好ましくは1〜10重量部
である。0.5重量部未満の使用量では乳化重合の安定
性が悪く、20重量部を越して使用すると耐水性、耐久
性に悪影響が8ることかある。
重合触媒としては、従来公知のものならば何でも使用す
ることができる。ただし、耐水性、耐久性のさらに優れ
たものを得るには、過酸化水素、過酢酸、2.2”−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、4,4−ア
ゾビス(4−シアノペンタン酸)などの硫酸根を残さな
い重合触媒の1種または2種以上の混合物を使用するの
が好ましい。重合触媒の使用量は、重合性単量体100
部に対して0.01〜5重量部の範囲である。
[実施例] 以下、実施例によって本発明の詳細な説明するが、本発
明の範囲がこれら実施例のみに限定されるものではない
。尚、実施例中特にことわりのない限り、%は重量%を
、部は重量部をそれぞれ示すものとする。
参考例1 撹拌機、還流冷却器、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えたフラスコにイソプロピルアルコール180部を
仕込み、窒素を吹き込みながら81℃まで内温を上昇さ
せて、イソプロピルアルコールを10分間還流させた。
次に予め用意しておいた、アクリル酸174部、n−ド
デシルメルカプタン36部、及び2,2゛−アゾビスイ
ソブチロニトリル0,42部からなる重合性単量体混合
物を1時間かけて滴下、重合した。滴下終了後、還流状
態で1時間熟成を行い、固形分53.9%の重合体(1
)の溶液を得た。該重合体(1)は、下記−般式に代表
される構造を有する、酸価645、数平均分子量120
0の白色粉末状物であった。
−アゾビスイソブチロニトリル0.30部からなる重合
性単量体混合物を1時間かけて滴下、重合した。滴下終
了後、還流状態で1時間熟成を行い、固形分55.4%
の重合体(2)の溶液を得た。
該重合体(2)は、下記一般式に代表される構造を有す
る、酸価256、数平均分子量1500の白色粉末状物
であった。
参考例2 参考例1と同様のフラスコに、イソプロピルアルコール
180部を仕込み、窒素を吹き込みながら81℃まで内
温を上げて、イソプロピルアルコールを10分間還流さ
せた。続いて予め用意しておいたアクリル酸86部、ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル139部、n−ドデシル
メルカプタン36部、イソプロピルアルコール30部及
び2,2参考例3 滴下ロート、撹拌機、窒素導入管、温度計及び還流冷却
器を備えたフラスコにイソプロピルアルコール180部
を仕込み、ゆるやかに窒素ガスを吹き込みながら80℃
に加熱した。そこにアクリル酸174部、n−ドデシル
メルカプタン36部、 2.2’−アゾビスイソブチロ
ニトリル0.42部からなる重合性単量体混合物を1.
5時間かけて滴下した。滴下中は温度を80〜85℃に
保持し、さらに滴下終了後同温度で1時間撹拌して重合
を終了させた。さらに、このようにして得られた重合体
にアリルグリシジルエーテル57部、トリエチルベンジ
ルアンモニウムクロリド2.1部を添加し85℃まで加
熱し、同温度で6時間反応させた。酸価測定により、反
応が完了していることを確認した。固形分濃度57.0
%の重合体(3)の溶液を得た、該重合体は、下記一般
式に代表される構造を有する、酸価396、数平均分子
量1550の淡黄色ポリマーであった。
C00(:H2CO−CH,−0−CH2−CH=CH
2CH 実施例1 滴下ロート、撹拌機、窒素導入管、温度計及び還流冷却
器を備えたフラスコにイオン交換水170部、参考例1
で得られた重合体(1)の溶液0゜1部及び中和用の2
8%アンモニア水0.037部を加えた。ゆるやかに窒
素ガスを吹き込みながら70℃に加熱した。そこに2,
2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩の5
%水溶液10部を投入した。続いて滴下ロートよりあら
かじめ調整しておいたメタクリル酸メチル140部、ジ
ビニルベンゼン60部を重合体(1)の溶液10部、2
8%アンモニア水3.7部、イオン交換水90部で予備
乳化しておいた重合性単量体プレエマルションの1重量
%を注入した。1部分間重合を続けた後、残りのプレエ
マルションを3時間にわたって滴下した。滴下終了後温
度を85℃に上げ、1時間撹拌を続けた後冷却して重合
を終了した。
不揮発分濃度42.2%の架橋微粒子水分散体(1)を
得た。該架橋微粒子は、■島津製作所熱補償形示差走査
熱量計を用いた測定(DSC)において、吸熱ピークが
認められず実質的にガラス転移温度を有しないものであ
った。
実施例2〜4 実施例1において、重合開始剤、重合体(1)の溶液及
び重合性単量体を第1表に示すものに代えた以外は、す
べて実施例1と同様の操作を繰り返し、架橋微粒子水分
散体(2)〜(4)を得た。その結果を第1表に示す。
比較例1〜3 実施例1において、重合体(1)の溶液及び重合性単量
体を第1表に示すものに代えた以外は、すべて実施例1
と同様の操作を繰り返し、比較用架橋微粒子水分散体(
1゛)〜(3゛)を得た。その結果を第1表に示す。
実施例5 実施例1〜4及び比較例1で得られた、架橋微粒子水分
散体(1)〜(4)及び比較用架橋微粒子水分散体(1
°)をそれぞれ50部取り、そこに日本触媒化学工業■
製アクリルエマルション5C−31350部を加え十分
に撹拌混合した。これらをガラス板上に乾燥膜厚が10
μmになるように塗布し、70℃の温度で5分間、13
0’Cで5分間乾燥させた。これらのガラス板上被膜の
耐ブロッキング性、耐水性(12時間イオン交換水に浸
漬後の被膜の外観及びセロテープ剥離強度)をテストし
た。その結果を第2表に示した。
試験方法 フィルム外観:12時間イオン交換水に浸漬したフィル
ムの透明性を評価した。
0 ・・・・・・ 透明のまま変化なし○ ・・・・・
・ 少し青白(なる × ・・・・・・ 完全に白化する セロテープ剥離強度:12時間イオン交換水に浸漬した
後、すばやく表面の水を拭き取り塗膜をカッターナイフ
で1mm間隔でIOX 10の基盤目を切り、ポリエス
テル製粘着テープを圧着した後、引き剥して塗膜の残存
状態を調べた。
0 ・・・・・・ 塗膜がまったく剥離しない○ ・・
・・・・ 塗膜が一部剥離した× ・・・・・・ 塗膜
が全部剥離した耐ブロッキング性:塗膜どうしを重ね、
0.1kg/cm”の圧力となるように重りを乗せて、
50℃の温度に1時間保持した後、引き剥してその抵抗
を調べた。
0・・・・・・容易に剥がすことができた○・・・・・
・抵抗はあるが剥がすことができた×・・・・・・剥が
すことができなかった第2表 たるようにした。熱ヘツドに対する紅熱性を以下のよう
に評価した。
O・・・・・・ スティック音なし △ ・・・・・・ スティック音小 X ・・・・・・ スティック音大、途中で紙送りが止
まってしまう 結果を第3表に示した。
第3表 実施例6 実施例1〜4及び比較例2〜3で得られた、架橋微粒子
水分散体(1)〜(4)及び比較用架橋微粒子水分散体
(2°)、 (3’)をそれぞれ50部取り、そこにア
クリルエマルション5C−31325部を加え十分に撹
拌混合した。これを100μm厚のPETフィルム上に
乾燥膜厚が0.3μmとなるようニ塗布し、150℃に
て1分間乾燥させた。次にFACOM  FAXのコピ
ーモードで黒ベタ原紙を通し、PETフィルムの塗布面
に熱ヘツドが当(発明の効果) 一般式(A)で表わされる酸価が200以上の特定構造
を有する重合体を乳化剤として得られる実質的にガラス
転移温度を有しない架橋微粒子水分散体は、従来のエマ
ルションに添加することで、これまでエマルションの欠
点であった耐ブロッキング性、耐熱性、耐薬品性、密着
性を向上させ、かつ耐水性、耐久性をも改善することが
できる。
よって、該架橋微粒子水分散体は、塗料、接着剤、紙、
繊維加工、粘着剤、成形品などの産業分野において好適
に利用されるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式(A)で表わされる酸価が200以上の
    重合体を乳化剤として、15重量%以上の重合性多官能
    単量体を含む重合性単量体を乳化重合して得られる実質
    的にガラス転移温度を有しない架橋微粒子水分散体。 (記) 一般式(A) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は炭素数6〜18のアルキル基を示し、
    R_2、R_3、R_4、R_5及びR_6はそれぞれ
    独立して水素、メチル基、カルボキシル基、もしくはカ
    ルボキシメチル基またはそれらの塩を示し、Xは水素、
    アンモニウム塩、アミン塩基、アルカリ金属またはアル
    カリ土類金属を示し、Yは重合性不飽和基を有する炭化
    水素基を示し、Zはニトリル基または置換基を有しても
    よいフェニル基、アミド基またはカルボン酸アルキルエ
    ステル基を示し、aは2〜100の整数、bは0または
    1〜50の整数であり、cは0または1〜50の整数で
    ある。) 2、重合性多官能単量体以外の重合性単量体の少なくと
    も1種が、カルボキシル基と反応しうる官能基を有する
    重合性単量体である特許請求の範囲第1項記載の架橋微
    粒子水分散体。 3、一般式(A)で表わされる重合体において、bが1
    〜50であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の架橋微粒子水分散体。 4、下記一般式(A)で表わされる酸価が200以上の
    重合体を乳化剤として、15重量%以上の重合性多官能
    単量体を含む重合性単量体を乳化重合する事を特徴とす
    る実質的にガラス転移温度を有しない架橋微粒子水分散
    体の製造方法。 (記) 一般式(A) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は炭素数6〜18のアルキル基を示し、
    R_2、R_3、R_4、R_5及びR_6はそれぞれ
    独立して水素、メチル基、カルボキシル基、もしくはカ
    ルボキシメチル基またはそれらの塩を示し、Xは水素、
    アンモニウム塩、アミン塩基、アルカリ金属またはアル
    カリ土類金属を示し、Yは重合性不飽和基を有する炭化
    水素基を示し、Zはニトリル基または置換基を有しても
    よいフェニル基、アミド基またはカルボン酸アルキルエ
    ステル基を示し、aは2〜100の整数、bは0または
    1〜50の整数であり、cは0または1〜50の整数で
    ある。)
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