JPH04506371A - 耐水性重合体乳濁液 - Google Patents

耐水性重合体乳濁液

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JPH04506371A
JPH04506371A JP51112290A JP51112290A JPH04506371A JP H04506371 A JPH04506371 A JP H04506371A JP 51112290 A JP51112290 A JP 51112290A JP 51112290 A JP51112290 A JP 51112290A JP H04506371 A JPH04506371 A JP H04506371A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 耐水性重合体乳濁液 jL 本発明は耐水性重合体乳濁液および重合体乳濁液を製造する方法に関する。
油を基剤とする生成物は、基体の表面を耐水性にするために存在する。しかし、 油を基剤とする生成物に対する環境的制約が増加しているため、これらの生成物 の長期にわたる有効性は疑わしい。
又皿型!h 本発明は、基体の表面を耐水性にするために用いる、水を基剤とする重合体乳濁 液を提供する。この重合体乳濁液は、少なくとも約40%の固体を含有し、(i )重合体 (ii)水および(ij)界面活性剤を含有する。通常、この乳濁液 は、この重合体中の単量体の総重量を基準として約1重量%より少ない界面活性 剤を含有する。この重合体は、約25〜約90重量%の軟質単量体、約10〜約 75重量%の硬質単量体、約1〜約5重量%のオレフィン系カルボン酸単量体お よび約0.5〜約5重量%の架橋用単量体から成る。本明細書および請求の範囲 で用いる「軟質単量体」は、単独重合体のTgが約−20℃より低い単量体を意 味し;「硬質単量体」は、単独重合体のTgが約30℃より高い単量体を意味し :「硬質単量体の重量%」 「軟質単量体の重量%」 「オレフィン系カルボン 酸単量体の重量%」および「架橋用単量体の重量%」はそれぞれ、重合体を製造 する際に用いるそれぞれの構成要素成分の総乾燥重量を、重合体を製造する際に 用いる単量体の総重量で割り、この商に100%をかけたものを意味する。一般 に、この乳濁液は表面張力が少なくとも約45dyn/cmであり、この重合体 の平均粒度は250 oaIより小さい。
この乳濁液を表面に塗布して乾燥した際、この乳濁液は耐水性薄膜を形成する。
本発明はまた、この乳濁液を製造する方法を包含する。この方法は(a)軟質単 量体、硬質単量体、オレフィン系カルボン酸、架橋剤および付加的な触媒を反応 器に遅延添加(delayadding) L/て乳濁液を形成し; (b)遅 延添加工程の終了直後に、乳濁液のpHを調整して重合体中の全てのカルボン酸 基をほぼ中和して乳濁液を安定化させる工程から成る。「遅延添加」は、重合時 間の少なくとも一部の間に成分を添加することをぎ味する技術用語である。
主皿Ω■豊星区肌 本発明において、各重合体乳濁液は(i)重合体 (ii)水および(ii)界 面活性剤を含有する。一般に、この乳濁液は約1重量%より少ない界面活性剤を 含有する0本明細書および請求の範囲で用いる「界面活性剤の重量%」は、重合 体を製造する際に用いる界面活性剤の総乾燥重量を、重合体を製造する際に用い る単量体の総重量で割り、この商に100%をかけたものとする。好ましくは、 この乳濁液は約0.5%より少なし)界面活性剤を含有する。
一般に、他の全てのパラメーターを一定に保持した際、重合体中の界面活性剤の 含量が低くなるに従い、重合体の水に対する感受性が低くなり、乳濁液の表面張 力が増大する。典型的に、乳濁液は表面張力が少なくとも約45dyn/c−あ り、好ましくは約45〜約65 dyn/amである。
この界面活性剤は通常、共重合可能な界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イ オン性界面活性剤またはこれらの界面活性剤の2種類以上の混合物である。代表 的な共重合可能な界面活性剤は、スルホエチルメタクリレート、ビニルスルホン 酸塩、スルホプロピルメタクリレート、スチレンスルホン酸塩、2−アクリルア ミド−2−メチルスルホン酸塩およびこれらの混合物を含むが、これらには限定 されない。陰イオン性界面活性剤は、アルキルフェノールエトキシレートサJレ フエートおよびスルホネート、アルキルサルフェートおよびスルホネート並びに これらの混合物を含むが、これらには限定されない、非イオン性界面活性剤は、 アルキルアリールポリエーテルアルコール、アルキルフェノールエトキシレート 、アルキルエトキシレート、エチレンオキシド/プロピレンオキシド ブロック 共重合体およびこれらの混合物を含むが、これらには限定されない。
この重合体は一般に約25〜約90重量%の軟質単量体、約10〜約75重量% の硬質単量体、約1〜約5重量%のオレフィン系カルボン酸および約0.5〜約 5重量%の架橋剤から成り、典型的にはTgが約−50〜約50°Cである。好 ましくは、この重合体は約2〜約4重量%のオレフィン系カルボン酸および約1 〜約3重量%の架橋剤を含有する。
オレフィン系カルボン酸単量体は、モノオレフィン系カルボン酸単量体およびジ オレフィン系カルボン酸単量体を共に含む。
代表的なモノオレフィン系カルボン酸は、アクリル酸およびメタクリル酸を含む が、これらには限定されない0代表的なジオレフィン系カルボン酸はイタコン酸 である。好ましいオレフィン系カルボン酸単量体はメタクリル酸である。しかし 、オレフィン系カルボン酸の混合物も使用することができる。
代表的な架橋剤は、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリル アミド、ジアクリレート、ジメタクリレート、トリアリルシアヌレート、ジアリ ルマレエート、メチルアクリルアミドグリコレートメチルエーテル、次式I(式 中R,は水素原子およびハロゲン原子から成る群から選択されたもの、R1は水 素原子、ハロ、チオおよび1価の有機基から成る群から選択されたもの、R1は 2価の基、Zは有機アシル基およびシアノ基から成る群から選択されたものを示 す)で表されるオレフィン系不飽和単量体、およびこれらの混合物を含むがこれ らに限定されない、好ましくは、R3は水素原子であり、R2は水素原子または 約10個までの炭素原子を有するアルキル基であり、R3は約40個までの炭素 原子を有する環式または非環式有機基であり、Zは次式■(式中R4は水素原子 および1価の有機基から成る群から選択されたものを示す)で表される有機アシ ル基である。さらに好ましくは、R3は約20個までの炭素原子を有する所定の 長さの非環式基であり、任意のおよび全ての側基がそれぞれ約6個までの炭素原 子を有する所定の長さのものであり、R4は水素原子または約7個までの炭素原 子を有するアルキル基である。R。
は、最も好ましくは約10個までの炭素原子を有するアルキレン基であり、R4 は最も好ましくはメチル基である。商業的な入手しやすさのため、式Iで表され る好ましい架橋剤はアセトアセトキシエチルメタクリレートである。しかし、最 も好ましい架橋剤はN−メチロールアクリルアミドである。
本発明の一例において、乳濁液は、合成板(またはパーティクルボード)または 合板用の耐水性端部密封剤として用いる。
この例において、重合体中の硬質単量体対軟質単量体の重量比は約1=1〜約1 ゜5 :1であり、重合体は好ましくはTgが約O〜約20°Cである。代表的 に、本発明のこの例において、乳濁液は周囲温度で基体に塗布し、乾燥する。
しかし、本発明の第2の例においては、乳濁液は、高温、例えば約50°C以上 において基体、例えばセラミックまたはセメントタイルに塗布し、乾燥する。こ の第2の例において、重合体中の硬質単量体対軟質単量体の重量比は、好ましく は約1.5=1〜約3:1であり、重合体は好ましくはTgが約30〜約50° Cである。
他の例において、乳濁液は耐水性感圧接着剤(PSA、)として用いる。この後 者の例において、重合体中の硬質単量体対軟質単量体の重量比は好ましくは約1 =4〜約1:9であり、重合体は好ましくはTgが約−35〜約−50°Cであ る。
本発明の全ての例において、軟質および硬質単量体は、典型的に総量で重合体の 少な(とも約90重量%、好ましくは重合体の少なくとも約95重量%構成する 。
軟質単量体は、代表的には非官能性(non−functional)アクリル 系単量体、エチレンおよびこれらの混合物から成る群から選択される。本明細書 および請求の範囲で用いる、「非官能性単量体」は、単量体の重合後にさらに反 応を受けることがありうる任意の基、例えば、水酸基、カルボキシル基、アミド およびアミンを何も有しない単量体を意味し;「軟質単量体」は単独重合体のT gが約−20°Cより低い単量体を意味する。非官能性アクリル系単量体は、好 ましい軟質単量体である。
非官能性アクリル系単量体は次式■ (式中R5は水素原子およびメチル基から成る群から選択されたもの、R6はア ルキル基、好ましくは約15個までの炭素原子を有するものを示す)で表される ものである。本明細書および請求の範囲で用いる「アルキル」は、枝分かれをし てもしなくてもよい環式および非環式飽和炭化水素基を意味する。代表的な軟質 、非官能アクリル系単量体は、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、 エチルへキシルアクリレート、インデシルメタクリレート、ラウリルメタクリレ ート、トリデシルメタクリレートを含むが、これらに限定されない、2−エチル へキシルアクリレートが好ましい軟質、非官能性単量体である。
硬質単量体に関しては、硬質単量体は、アルキレン芳香族単量体および非官能性 メタクリル系単量体を含むが、これらに限定されない。本明細書および請求の範 囲で用いる「アルキレン芳香族単量体」は、少なくとも1個の芳香環、およびア ルケニル不飽和結合を有する少なくとも1個の脂肪族を含む部分を含有する任意 の有機化合物を意味し;「硬質単量体」は、単独重合体のTgが約30″Cより 高い単量体を意味する。好ましいアルケニル芳香族単量体は、次式■ (式中Xは少なくとも1個のアルケニル結合を有する脂肪族基、Yは芳香環にお ける置換基、nは環におけるY置換基の数を示し、nはO〜5の整数である)で 表される。一般に、Xは少なくとも2個、しかし通常約6個以下、好ましくは約 3個以下の炭素原子を有する。Xは好ましくは置換または非置換アルケニル基で ある。アルケニル基における好ましい置換基はハロゲン原子、例えば塩素である 。しかし、最も好ましいアルケニル基は非置換、すなわち炭化水素基であり、1 個のオレフィン性不飽和結合のみを育する。エチレンが、最も好ましいXである 。
Yは有機または無機基である0本明細書および請求の範囲を通して用いる「有機 基」は、少なくとも1個の炭素原子を有する任意の基を意味し、「無機基」は、 炭素原子を有しない任意の基を意味する。nが2以上である場合、Yは同一であ っても異なっていてもよい、有機基である場合、Yは一般に1〜約15個の炭素 原子を有し、好ましくは脂肪族基である。さらに好ましくは、Yは飽和脂肪族基 である。無機基である場合、Yは好ましくはハロゲン原子である6代表的なY置 換基はハロおよびシアノ基並びに1〜約10個の炭素原子を有する置換または非 置換アルキル基を含む、好ましいY置換基は塩素原子、および1〜約6個の炭素 原子を有する非置換アルキル基である。Yは、さらに好ましくは塩素原子および C1〜約C4の非置換アルキル基である。
代表的なアルケニル芳香族単量体は、スチレン、p−メチルスチレン、メチルス チレン、o、p−ジメチルスチレン、O+p−ジエチルスチレン、p−クロロス チレン、イソプロピルスチレン、t−ブチルスチレン、0−メチル−p−イソプ ロピルスチレン、o、p−ジクロロスチレンおよびこれらの混合物を含む。商業 的な入手のしやすさおよび価格の低さのため、スチレンが好ましいアルケニル芳 香族単量体である。
非官能性メタクリル系単量体に関しては、代表的な非官能性メタクリル系単量体 は次式■ に (式中R1は好ましくは約6個までの炭素原子を有するアルキ5 ル基を示す) で表される0代表的な非官能性メタクリル系単量体は、メチルメタクリレート、 エチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、イソボルニルメタクリレー トおよびこれらの混合物を含む。
本発明の種々の例において、重合体は、好ましくは平均粒度(すなわち最大断面 直径)が約25On+wより小さい、一般に、本発明の重合体において、平均粒 度が小さくなるに従い、重合体はより耐水性が増加する。従って、重合体の平均 粒度は約85〜約20on−であることが好ましく、さらに好ましくは約90〜 約19On−1最も好ましくは約100〜約15On@である。
この重合体乳濁液は、随意に1種以上の他の成分を含む0例えば、この重合体は ろうを含むことができる。ろうを用いる場合、ろうは一般に生成する薄膜の耐水 性を増加させるのに十分な量用いる。
さらに、この重合体は、随意に連鎖移動剤を含む、この連鎖移動剤は、用いる場 合、重合体の分子量を調整するために混入させ、通常、重合体を製造する際に用 いる単量体の量に対して約0.01〜約0.5重量%の濃度で用いる。連鎖移動 剤が存在する場合、若干の低分子量重合体成分が好ましい傾向にあるPSAにお いて特に有利である。
1種以上のウレイド含有単量体もまた重合体中に随意に存在する0代表的なウレ イド含有単量体は、2−ウレイド−エチルアクリレート、2−ウレイド−メチル アクリレート、2−ウレイド−エチルアクリルアミド、2−ウレイド−エチルメ タクリルアミドおよび1−(2−(3−アロキシ−2−ヒドロキシプロピルアミ ノ)エチル〕イミダゾリジンー2−オンを含むが、これらに限定されない、好ま しいウレイド含有単量体は1−〔2−(3−アロキシ−2−ヒドロキシプロピル アミノ)エチル〕イミダソ゛リジンー2−オンであり、これはシボマー(Sip os+er) WAM商標名の単量体として知られており、アルコラック(AI colac)から入手できる。このウレイド含有単量体は、一般に乳濁液の湿潤 接着強度を高めるのに十分な濃度、例えば重合体の約0.25〜約1重量%で用 いる。
界面活性剤含有種は、重合体中に存在する他の随意の成分である。この種は、一 般に平均粒度が約80 ntaより小さく、好ましくは約25〜約60 nmの 範囲内である0代表的な種はアルケニル芳香族単量体、アクリレート単量体およ びこれらの混合物を含む0通常、スチレンおよび/またはブチルアクリレート単 量体を種の製造に用いる。
本発明の乳濁液は、例えば、遅延添加重合方法により製造する0代表的に、この 遅延添加重合方法は、約25〜約90重量%の軟質単量体および約10〜約75 重量%の硬質単量体、約1〜約5重量%のオレフィン系カルボン酸単量体および 約0.5〜約5重量%の架橋用単量体を含有する単量体混合物を形成することを 含む、水を反応器に加え、一般に約150〜約190’F(約65.6〜約87 .8℃)に加熱し、この間好ましくは反応器を不活性気体、例えば窒素、で置換 して反応器からほとんど全ての酸素を除去する0次に触媒を反応器に加える。好 ましくは、重合用のローカス(focus) (例えば界面活性剤および/また は界面活性剤含有種)を反応器に、触媒の添加前、同時、または後に加えて反応 器の装入物を形成する0重合用の触媒およびローカスの添加の後、単量体混合物 の遅延添加を開始する。続く反応により、本発明の乳濁液が形成される。単量体 混合物の添加は、典型的に約3時間までかかる。単量体混合物の遅延添加の間、 典型的に追加の触媒もまた反応器に加える。他の合成工程において、単量体混合 物の一部、例えば約172までを、反応の初期に最初の触媒および/または璽お よび/または界面活性剤の添加と同時に反応器に加える。
乳濁液を安定化させるために、単量体混合物添加の終了近くに、典型的に乳濁液 のpHを調整する。一般に、乳濁液のpHは少なくとも6、好ましくは約6〜約 10、最も好ましくは約6〜約8に調整する。pHをこれらの範囲に調整するこ とにより、重合体の全てのオレフィン系カルボン酸基がほぼ中和される。
通常、乳濁液のpHは、単量体混合物の添加を終了する約30分前から約30分 後に調整する。好ましくは、pH調整は、単量体混合物の添加を終了した後約1 5分以内に行う。
単量体混合物の添加を終了した後、さらに、一般に触媒を加え、この間乳濁液を 高反応温度に保持してほとんど全ての単量体が確実に重合するようにする。ある 触媒を用いる際には常に同一の触媒を用いることができる。代表的な触媒は1. t−ブチルヒドロペルオキシド、過硫酸ナトリウム、過酸化水素およびこれらの 混合物を含むが、これらには限定されない。
全ての単量体混合物および触媒を加えた後、この乳濁液を放冷して周囲温度また は室温とする。通常、所要に応じて、冷却した乳濁液のpHを約8〜約10に調 整する。典型的に、乳濁液のpHを調整する各側において、塩基を用いる。代表 的な塩基は、アミン含有塩基、水酸化物含有塩基およびこれらの混合物から成る 群から選択される。代表的な塩基はジメチルアミン、ジエチルアミン、アミノプ ロパツール、水酸化アンモニウムおよび水酸化ナトリウムであり、揮発性塩基が 好ましく、水酸化アンモニウムが最も好ましい。
この重合方法により、本発明の重合体乳濁液が生成する。この乳濁液中の固体含 有量は一般に少なくとも約40重量%であり、好ましくは約45〜約60重量% の範囲内であり、さらに好ましくは約45〜約55重量%の範囲内である。
乳濁液を使用するにあたり、この乳濁液を基体の表面の少なくとも一部に塗布す る。乾燥した際、乳濁液は耐水性薄膜を形成する。従って、本発明の乳濁液は、 水分にさらした際、基体(例えばパーティクルボードおよび合板)の耐水性を増 強し、および/または組成物の好ましい特徴を保持することができる(例えばP SA)。
1−1−■ 以下の実施例は、本発明の範囲内の代表的な重合体乳濁液の調製および、乳濁液 で被覆したパーティクルボードにより、このパーティクルボードを水に浸漬した 後の膨潤における減少を示す、しかし、本発明はこれらの実施例に限定されるも のではなく、請求の範囲により定義される。
以下の表Iに示した組成を有する単量体混合物を調整したニー表−」− a、STはスチレンを示す。
b、2EHAは2−エチルへキシルアクリレートを示す。
c、MAAはメタクリル酸を示す。
d、IBMAはイソボルニルメタクリレートを示す。
e、AAEMはアセトアセトキシエチルメタクリレートを示す。
実施例1〜3のそれぞれにおいて、水(約550g)を反応器に加えて加熱し、 この間反応器を窒素で置換した。水が約180″F(約82.2°C)(実施例 1〜2)または約160@F(約71.1゛C)(実施例3)のいずれかの温度 に達した際、以下の表■に列挙した成分を別個に反応器に加えた。
f、50sは、約50 nmの平均粒度を有するスチレン種を含有する、乾固体 含量が約30重量%の乳濁液を示す。
g、30sは、約30 nmの平均粒度を有するスチレン種を含有する、乾固体 含量が約30重量%の乳濁液を示す。
次に、上記の表Iに示した単量体混合物並びに、約0.9gの過硫酸ナトリウム および約27gの水を含有する触媒溶液を、個別に、しかし同時に、反応器の内 容物に約3時間にわたり加え、この間反応器内の温度を約185”F(約85. 0″C)(実施例1〜2)または約165”F(約73.9℃)(実施例3)の いずれかに保持した。
実施例1〜2において、3時間の終わりおよび、反応器中の乳濁液を約室温まで 冷却した後、乳濁液のpHを、約10%の水酸化アンモニウム溶液を用いて約8 .5に上昇させた。実施例3において、触媒溶液および単量体混合物の添加を終 了した直後に、約5■2の水酸化アンモニウムおよび約20mfの水を含有する 溶液を乳濁液に加えた。乳濁液を室温まで冷却した後、10%の水酸化アンモニ ウム溶液を、乳濁液のpHを約8.5まで上昇させるのに十分な量加えた。乳濁 液の乾固体含量および重合体の平均粒度(クールター エレクトロニクス(Co ulter1!1ectronics )から人手できるノンサイザー(Non sizer) N 4商標名粒度計により測定)を以下の表■に示す。
1 180 50.3 2 186 49.0 3 133 48.3 11■工 八 ′ の゛ 単量体混合物および架橋剤溶液を調製した。単量体混合物は、約1470 gの スチレン、約1470gの2−エチルへキシルアクリレートおよび約90gのメ タクリル酸から成るものであった。架橋剤溶液は、約250gの水および約12 5gのN−メチロールアクリルアミドを含有していた。
次に、水(約2500 g )を反応器に加えて加熱し、この間窒素) で反応 器を置換した。水が約160”F(約71.1℃)の温度に達した際、約4.5 gの過硫酸ナトリウムおよび、平均粒度が約3゜n−であるスチレン種を含有す る乾固体含量が30重量%である乳濁液約90gを個別に反応器に加えた。
次に単量体混合物および、約4.5gの過硫酸ナトリウムおよび約135gの水 を含有する触媒溶液を個別に反応器の内容物に約3時間にわたり加え、この間反 応器内の温度を約165 ”F(約73.9℃)に保持した。触媒溶液および単 量体混合物の添加を終了した直後に、約50−lの水酸化アンモニウムおよび約 100111の水を含有する溶液を乳濁液に加えた。その後、乳濁液の温度を約 175 °F(約79.4℃)に上昇させ、この温度で約1.5時間保持し、こ の間追加の触媒溶液を加えてあらゆる未反応単量体の濃度を減少させた0次に乳 濁液を放冷して室温とした。
乳濁液を室温まで冷却した後、10%の水酸化アンモニウム溶液を、乳濁液のP Hを約8.6に上昇させるのに十分な量加えた。
この乳濁液の乾固体含量は約47.2重量%であり、重合体の平均粒度は約12 3 tvであった。
1隻五i二■ 水1皿に駿 パーティクルボード片の一端に、実施例1〜4の乳濁液を完全に塗布した。この 塗布したパーティクルボード片を、約180”F(約82.2℃)で約1時間、 または室温で約1週間乾燥した後、第1に各パーティクルボード片の被覆した端 の厚さを測定し、次に水に約16時間にわたり浸漬した。被覆、浸漬した端の厚 さを測定し、厚さの%増加(%膨潤)を計算した。対照1.すなわち未被覆のパ ーティクルボード片を用いて、同様の方法をくり返した。この結果を以下の表■ に示す。
5 無(対照)32 6 実施例17 7 実施例25 8 実施例33 9 実施例42 10 実施例42 11 実施例45 12 実施例48 13 実施例46 14 実施例45 15 実施例43 表■に示したデータは、パーティクルボードに本発明の範囲内の乳濁液を塗布し た際、パーティクルボードは、水に浸漬した際の膨潤に顕著な減少が見られたこ とを示す。
本発明を若干の好ましい例について極めて詳細に説明してきたが、他の例も可能 である。例えば、乳濁液は、他の薄膜および/または乳濁液特性を向上させる1 種以上の成分を含むことができる。従って、添付した請求の範囲の本章および範 囲は、必ずしもここに記載した好適例の記載に限定されない。
国際調査報告 In+e+ms+1mm1 aH+I6.+m lla PCT/US 901 04226国際調査報告 PCT/US 90104226

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(i)重合体、(ii)水および(iii)界面活性剤を含有する乳濁液に おいて、 上記乳濁液が約1重量%より少ない界面活性剤および少なくとも約40重量%の 総固体含量を有し、上記重合体が(a)単独重合体のTgが均一20℃より低い 約25〜約90重量%の軟質単量体; (b)単独重合体のTgが約30℃より高い約10〜約75重量%の硬質単量体 ; (c)約1〜約5重量%のオレフィン系カルボン酸単量体;および (d)約0.5〜約5重量%の架橋用単量体から成ることを特徴とする重合体乳 濁液。 2.約0.5重量%より少ない界面活性剤を含有することを特徴とする請求の範 囲1記載の乳濁液。 3.硬質単量体対軟質単量体の重量比が約1:1〜約1.5:1であることを特 徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 4.硬質単量体対軟質単量体の重量比が約1:4〜約1:9であることを特徴と する請求の範囲1記載の乳濁液。 5.硬質単量体対軟質単量体の重量比が約1.5:1〜約3:1であることを特 徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 6.上記重合体のTgが約−50〜約50℃であることを特徴とする請求の範囲 1記載の乳濁液。 7.上記重合体のTgが約0〜約20℃であることを特徴とする請求の範囲1記 載の乳濁液。 8.上記重合体のTgが約−50〜約−35℃であることを特徴とする請求の範 囲1記載の乳濁液。 9.上記重合体のTgが約30〜約50℃であることを特徴とする請求の範囲1 記載の乳濁液。 10.上記重合体の平均粒度が約250nmより小さいことを特徴とする請求の 範囲1記載の乳濁液。 11.上記重合体の平均粒度が約85〜約200nmであることを特徴とする請 求の範囲1記載の乳濁液。 12.上記重合体の平均粒度が約90〜約190nmであることを特徴とする請 求の範囲1記載の乳濁液。 13.上記重合体の平均粒度が約100〜約150nmであることを特徴とする 請求の範囲1記載の乳濁液。 14.軟質単量体が非官能性アクリル系単量体、エチレンおよびこれらの混合物 から成る群から選択されることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 15.軟質単量体が次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R5は水素原子およびメチル基から成る群から選択されたもの、R6はア ルキル基を示す)で表される非官能性アクリル系単量体であることを特徴とする 請求の範囲1記載の乳濁液。 16.R6が約15個までの炭素原子を有することを特徴とする請求の範囲15 記載の乳濁液。 17.軟質単量体がブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、エチルヘキ シルアクリレート、イソデシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、トリ デシルメタクリレートおよびこれらの混合物から成る群から選択されることを特 徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 18.軟質単量体が2−エチルヘキシルアクリレートであることを特徴とする請 求の範囲1記載の乳濁液。 19.硬質単量体がアルケニル芳香族単量体、非官能性メタクリル系単量体およ びこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする請求の範囲1記載 の乳濁液。 20.硬質単量体が次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Xは少なくとも1個のアルケニル結合を有する脂肪族基、Yは芳香環にお ける置換基、nは0〜5の整数を示す)で表されるアルケニル芳香族単量体であ ることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 21.アルケニル芳香族単量体がスチレン、p−メチルスチレン、メチルスチレ ン、o,p−ジメチルスチレン、o,p−ジエチルスチレン、p−クロロスチレ ン、イソプロピルスチレン、t−ブチルスチレン、o−メチル−p−イソプロピ ルスチレン、o,p−ジクロロスチレンおよびこれらの混合物から成る群から選 択されることを特徴とする請求の範囲20記載の乳濁液。 22.硬質単量体がスチレンであることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液 。 23.硬質単量体が次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R3はアルキル基を示す)で表される非官能性メタクリル系単量体である ことを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 24.R7が約6個までの炭素原子を有することを特徴とする請求の範囲23記 載の乳濁液。 25.硬質単量体がメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソブチル メタクリレート、イソボルニルメタクリレートおよびこれらの混合物から成る群 から選択されることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 26.オレフィン系カルボン酸単量体がモノ−およびジ−オレフィン系カルボン 酸およびこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする請求の範囲 1記載の乳濁液。 27.オレフィン系カルボン酸単量体がアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸 およびこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする請求の範囲1 記載の乳濁液。 28.オレフィン系カルボン酸単量体がメタクリル酸であることを特徴とする請 求の範囲1記載の乳濁液。 29.上記乳濁液が約2〜約4重量%のオレフィン系カルボン酸単量体を含有す ることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 30.架橋用単量体がN−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリ ルアミド、ジアクリレート、ジメタクリレート、トリアリルシアヌレート、ジア リルマレエート、メチルアクリルアミドグリコレートメチルエーテル、次式▲数 式、化学式、表等があります▼ (式中R1は水素原子およびハロゲン原子から成る群から選択されたもの、R2 は水素原子、ハロ、チオおよび1価の有機基から成る群から選択されたもの、R 3は2価の基、Zは有機アシル基およびシアノ基から成る群から選択されたもの を示す)で表されるオレフィン系不飽和単量体およびこれらの混合物から成る群 から選択されることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 31.架橋用単量体がN−メチロールアクリルアミドであることを特徴とする請 求の範囲1記載の乳濁液。 32.重合体が約1〜約3重量%の架橋用単量体を含有することを特徴とする請 求の範囲1記載の乳濁液。 33.さらに連鎖移動剤を含有することを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液 。 34.さらに約0.01〜約0.5重量%の連鎖移動剤を含有することを特徴と する請求の範囲1記載の乳濁液。 35.重合体中に存在する硬質および軟質単量体の混合した重量パーセントが少 なくとも約90重量%であることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 36.重合体中に存在する硬質および軟質単量体の混合した重量パーセントが少 なくとも約95重量%であることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 37.硬質単量体対軟質単量体の重量比が約1:1〜約1.5:1であり;上記 重合体が少なくとも約90重量%の硬質および軟質単量体を含有し、(i)約0 〜約20℃のTgおよび(ii)約250nmより小さい平均粒度を有し;軟質 単量体が非官能性アクリル系単量体、エチレンおよびこれらの混合物から成る群 から選択されており;硬質単量体がアルケニル芳香族単量体、非官能性メタクリ ル系単量体およびこれらの混合物から成る群から選択されており;オレフィン系 カルボン酸単量体がアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸およびこれらの混合 物から成る群から選択されており;架橋用単量体がN−メチロールアクリルアミ ド、N−メチロールメタクリルアミド、ジアクリレート、ジメタクリレート、ト リアリルシアヌレート、ジアリルマレエート、メチルアクリルアミドグリコレー トメチルエーテル、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R1は水素原子およびハロゲン原子から成る群から選択されたもの、R2 は水素原子、ハロ、チオおよび1価の有機基から成る群から選択されたもの、R 3は2価の基、Zは有機アシル基およびシアノ基から成る群から選択されたもの を示す)で表されるオレフィン系不飽和単量体およびこれらの混合物から成る群 から選択されていることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 38.上記乳濁液が約0.5重量%より少ない界面活性剤を含有し;硬質単量体 対軟質単量体の重量比が約1:1〜約1.5:1であり;重合体が少なくとも約 95重量%の硬質および軟質単量体を含有し、(i)約0〜約20℃のTgおよ び(ii)約90〜約200nmの平均粒度を有し、約2〜約4重量%のオレフ ィン系カルボン酸単量体および約1〜約3重量%の架橋用単量体を含有し;軟質 単量体が2−エチルヘキシルアクリレートであり;硬質単量体がスチレンであり ;オレフィン系カルボン酸単量体がメタクリル酸であり;架橋用単量体がN−メ チロールアクリルアミドであることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 39.硬質単量体対軟質単量体の重量比が約1:4〜約1:9であり;重合体が 少なくとも約90重量%の硬質および軟質単量体を含有し;(i)約−50〜約 −35℃のTgおよび(ii)約250nmより小さい平均粒度を有し;軟質単 量体が非官能性アクリル系単量体、エチレンおよびこれらの混合物から成る群か ら選択されており;硬質単量体がアルケニル芳香族単量体、非官能性メタクリル 系単量体およびこれらの混合物から成る群から選択されており;オレフィン系カ ルボン酸単量体がアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸およびこれらの混合物 から成る群から選択されており;架橋用単量体がN−メチロールアクリルアミド 、N−メチロールメタクリルアミド、ジアクリレート、ジメタクリレート、トリ アリルシアヌレート、ジアリルマレエート、メチルアクリルアミドグリコレート メチルエーテル、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R1は水素原子およびハロゲン原子から成る群から選択されたもの、R2 は水素原子、ハロ、チオおよび1価の有機基から成る群から選択されたもの、R 3は2価の基、Zは有機アシル基およびシアノ基から成る群から選択されたもの を示す)で表されるオレフィン系不飽和単量体から成る群から選択されているこ とを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 40.上記乳濁液が約0.5重量%より少ない界面活性剤を含有し;硬質単量体 対軟質単量体の重量比が約1:4〜約1:9であり;重合体が少なくとも約95 重量%の硬質および軟質単量体を含有し、(i)約−50〜約−35℃のTgお よび(ii)約90〜約200nmの平均粒度を有し、約2〜約4重量%のオレ フィン系カルボン酸単量体および約1〜約3重量%の架橋用単量体を含有し;軟 質単量体が2−エチルヘキシルアクリレートであり;硬質単量体がスチレンであ り;オレフィン系カルボン酸単量体がメタクリル酸であり;架橋用単量体がN− メチロールアクリルアミドであることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 41.硬質単量体対軟質単量体の重量比が約1.5:1〜約3:1であり;重合 体が少なくとも約90重量%の硬質および軟質単量体を含有し、(i)約30〜 約50℃のTgおよび(ii)約250nmより小さい平均粒度を有し;軟質単 量体が非官能性アクリル系単量体、エチレンおよびこれらの混合物から成る群か ら選択されており;硬質単量体がアルケニル芳香族単量体、非官能性メタクリル 系単量体およびこれらの混合物から成る群から選択されており;オレフィン系カ ルボン酸単量体がアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸およびこれらの混合物 から成る群から選択されており;架橋用単量体がN−メチロールアクリルアミド 、N−メチロールメタクリルアミド、ジアクリレート、ジメタクリレート、トリ アリルシアヌレート、ジアリルマレエート、メチルアクリルアミドグリコレート メチルエーテル、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R1は水素原子およびハロゲン原子から成る群から選択されたもの、R2 は水素原子、ハロ、チオおよび1価の有機基から成る群から選択されたもの、R 3は2価の基およびZは有機アシル基およびシアノ基から成る群から選択された ものを示す)で表されるオレフィン系不飽和単量体から成る群から選択されてい ることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 42.上記乳濁液が約0.5重量%より少ない界面活性剤を含有し;硬質単量体 対軟質単量体の重量比が約1.5:1〜約3:1であり;重合体が少なくとも約 95重量%の硬質および軟質単量体を含有し、(i)約30〜約50℃のTgお よび(ii)約90〜約200nmの平均粒度を有し、約2〜約4重量%のオレ フィン系カルボン酸単量体および約1〜約3重量%の架橋用単量体を含有し;軟 質単量体が2−エチルヘキシルアクリレートであり;硬質単量体がスチレンであ り;オレフィン系カルボン酸単量体がメタクリル酸であり;架橋用単量体がN− メチロールアクリルアミドであることを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 43.さらに種を含有することを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 44.さらに平均粒度が約80nmより小さい種を含有することを特徴とする請 求の範囲1記載の乳濁液。 45.さらに平均粒度が約25〜約60nmである種を含有することを特徴とす る請求の範囲1記載の乳濁液。 46.さらにアルケニル芳香族単量体、アクリレート単量体およびこれらの混合 物から成る群から選択される単量体を含む種を含有することを特徴とする請求の 範囲1記載の乳濁液。 47(i)重合体、(ii)水および(iii)界面活性剤を有する乳濁液にお いて、 上記乳濁液が約1重量%より少ない界面活性剤および少なくとも約40重量%の 総固体含量を有し、上記重合体が約−50〜約50℃のTgを有し、 (a)単独重合体のTgが均−20℃より低い軟質単量体;(b)単独重合体の Tgが約30℃より高い硬質単量体;(c)約1〜約5重量%のオレフィン系カ ルボン酸単量体;および (d)約0.5〜約5重量%の架橋用単量体から成ることを特徴とする重合体乳 濁液。 48.(i)重合体および(ii)水を有する乳濁液において、上記乳濁液が約 45dyn/cmより大きい表面張力を有し、上記重合体が (a)単独重合体のTgが約−20℃より低い軟質単量体;(b)単独重合体の Tgが約30℃より高い硬質単量体;(c)約1〜約5重量%のオレフィン系カ ルボン酸単量体;および (d)約0.5〜約5重量%の架橋用単量体から成ることを特徴とする重合体乳 濁液。 49.上記乳濁液が約45〜約55dyn/cmの表面張力を有することを特徴 とする請求の範囲48記載の乳濁液。 50.総固体含量が少なくとも約40重量%であることを特徴とする請求の範囲 48記載の乳濁液。 51.重合体が約−50〜約50℃のTgを有することを特徴とする請求の範囲 48記載の乳濁液。 52.上記乳濁液がさらに約1重量%より少ない界面活性剤を含有することを特 徴とする請求の範囲48記載の乳濁液。 53.上記乳濁液が少なくとも約40重量%の総固体含量およびさらに約1重量 %より少ない界面活性剤を含有し、重合体が約−50〜約50℃のTgを有する ことを特徴とする請求の範囲48記載の乳濁液。 54.請求の範囲1記載の乳濁液を乾繰することにより形成した薄膜。 55.表面の少なくとも一部が請求の範囲54記載の薄膜で被覆されている表面 を有する基体から成ることを特徴とする製品。 56.約45〜約55重量%の総固体を含有することを特徴とする請求の範囲1 記載の乳濁液。 57.重合体乳濁液の製造方法において、(a)単独重合体のTgが約−20℃ より低い軟質単量体、単独重合体のTgが約30℃より高い硬質単量体、オレフ ィン系カルボン酸単量体、架橋用単量体および触媒を反応器に遅延添加して乳濁 液を形成する工程; (b)工程(a)の終了の約30分前から約30分後の間に乳濁液のpHを調整 して重合体の全てのカルボン酸基をほぼ中和し、乳濁液を安定化させる工程 から成ることを特徴とする乳濁液の製造方法。 58.さらに重合開始のためのローカスを反応器に与え、この重合開始のための ローカスが界面活性剤含有種であることを特徴とする請求の範囲57記載の方法 。 59.さらに重合開始のためのローカスを反応器に与え、この重合開始のための ローカスが界面活性剤であることを特徴とする請求の範囲57記載の方法。 60.工程(b)が、オレフィン系カルボン酸を反応器に加える時間の少なくと も一部の間に同時に乳濁液のpHを調整する処置を含むことを特徴とする請求の 範囲57記載の方法。 61.工程(b)を、ほとんど全てのオレフィン系カルボン酸を反応器に加えて 約30分以内に開始することを特徴とする請求の範囲57記載の方法。 62.工程(b)を、ほとんど全てのオレフィン系カルボン酸を反応器に加える 約15分前から約15分後の間に開始することを特徴とする請求の範囲57記載 の方法。 63.工程(b)が、乳濁液のpHを少なくとも約6に調整する処置を含むこと を特徴とする請求の範囲57記載の方法。 64.工程(b)が、乳濁液のpHを約6〜約10に調整する処置を含ことを特 徴とする請求の範囲57記載の方法。 65.工程(b)が、乳濁液のpHを約6〜約8に調整する処置を含ことを特徴 とする請求の範囲57記載の方法。 66.工程(b)が、乳濁液のpHを塩基により調整する処置を含むことを特徴 とする請求の範囲57記載の方法。 67.工程(b)が、乳濁液のpHを揮発性塩基により調整する処置を含むこと を特徴とする請求の範囲57記載の方法。 68.工程(b)が、乳濁液のpHを、アミン含有塩基、水酸化物含有塩基およ びこれらの混合物から成る群から選択された塩基により調整する処置を含むこと を特徴とする請求の範囲57記載の方法。 69.工程(b)が乳濁液のpHを水酸化アンモニウムにより調整する処置を含 むことを特徴とする請求の範囲57記載の方法。 70.さらに、 (c)工程(b)の後にさらに触媒を加え、(d)工程(c)の後に乳濁液を冷 却し、(e)工程(d)の後に乳濁液のpHを約8〜約10に調整する工程を含 むことを特徴とする請求の範囲57記載の方法。 71.上記重合体がさらにウレイド含有単量体を、乳濁液の湿潤接着強度を増強 させるのに十分な濃度で含有することを特徴とする請求の範囲1記載の乳濁液。 72.(i)重合体、(ii)水および(iii)界面活性剤を含有する乳濁液 において、 上記乳濁液が約45dyn/cmより大きい表面張力を有し、約1重量%より少 ない界面活性剤および少なくとも約40%の総固体を含有し;上記重合体が約− 50〜約50℃のTgを有し、(a)単独重合体のTgが約−20℃より低い約 25〜約90重量%の軟質単量体; (b)単独重合体のTgが約30℃より高い約10〜約75重量%の硬質単量体 ; (c)約1〜約5重量%のオレフィン系カルボン酸単量体;および (d)約0.5〜約5重量%の架橋用単量体から成ることを特徴とする重合体乳 濁液。 73.上記重合体中に存在する硬質および軟質単量体の混合した重量%が少なく とも約90重量%であることを特徴とする請求の範囲72記載の乳濁液。 74.上記重合体中に存在する硬質および軟質単量体の混合した重量%が少なく とも約95重量%であることを特徴とする請求の範囲72記載の乳濁液。 75.(i)重合体、(ii)水および(iii)重合用界面活性剤含有ローカ スを含む乳濁液において、 上記乳濁液が約1重量%より少ない界面活性剤および少なくとも約40%の総固 体を含有し、上記重合体が基本的に(a)単独重合体のTgが約−20℃より低 い約25〜約90重量%の軟質単量体; (b)単独重合体のTgが約30℃より高い約10〜約75重量%の硬質単量体 ; (c)約1〜約5重量%のオレフィン系カルボン酸単量体;(d)約0.5〜約 5重量%の架橋用単量体;および随意に(e)湿潤接着促進剤 から成ることを特徴とする重合体乳濁液。 76.上記重合体が主として、軟質単量体、硬質単量体、オレフィン系カルボン 酸単量体および架橋用単量体から成ることを特徴とする請求の範囲75記載の乳 濁液。 77.(i)重合体、(ii)水および(iii)重合用界面活性剤含有ローカ スを含む乳濁液において、 上記乳濁液が約1重量%より少ない界面活性剤および少なくとも約40%の総固 体を含有し、上記重合体が約−50〜約50℃のTgを有し、主鎖および次式: (a)▲数式、化学式、表等があります▼(b)▲数式、化学式、表等がありま す▼(c)▲数式、化学式、表等があります▼、並びに(d)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼および▲数式、化学式、表等があります▼ から成る群から選ばれた部分 (式中Yは芳香環における置換基、nは0〜5の整数、Rは約4〜約8個の炭素 原子を有するアルキル基を示す)で表わされる主鎖に結合した基を有することを 特徴とする重合体乳濁液。
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