JPH0481340A

JPH0481340A - 車載用マイクロホン装置

Info

Publication number: JPH0481340A
Application number: JP2194786A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Kobayashi; 弘明小林
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba AVE Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Toshiba AVE Co Ltd
Priority date: 1990-07-25
Filing date: 1990-07-25
Publication date: 1992-03-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は車載用マイクロホン装置に係り、特に音声認識
用として用いるのに好適な車載用マイクロホン装置に関
する。

（従来の技術）一般に、音声認識用のマイクロホンを車内に設置する場
合には、運転に支障をきたすことがなく、シかも話者の
音声信号が確実にマイクロホンに収集することが必要と
なる。

（発明が解決しようとする課題）ところで、車内にマイクロホンを設置する場合には、設
置場所の問題、ノイズに対する問題および電源に関する
問題がある。

すなわち、予め一定の条件でまとめ上げられた車内では
、運転に支障をきたすことなく、マイクロホンを設置で
きるスペースを確保することは非常に困難であり、また
車内には風切り音やタイヤの拾う音、あるいは振動等、
マイクロホンにとって悪影響となるノイズが多い。例え
ば、Ａピラー（フロントガラスが入っている両側の支柱
）のところにマイクロホンを設置した場合、Ａピラーは
シャーシに固定されているため、タイヤあるいはエンジ
ンからの振動が直接伝わり、これがノイズ信号としてマ
イクロホンに収集されることになるまた、ウィンドウか
らの距離が殆どないため、只切り音もノイズ信号として
マイクロホンに収集されることになる。これは、ダツシ
ュボードやウィンドウに設置した場合も同様である。

ところで、車内のノイズ信号レベルは、概略−定である
と考えられるため、マイクロホンから０集される音声信
号は、ノイズ信号の中に埋もれがちとなり、音声信号だ
けを取り出して信号処理するといった方策を採ることが
容易でなく、可及的ノイズ信号がマイクロホンに収集さ
れないような方法を考えざるを得ない。

また、マイクロホンは電源を必要とするため、その設置
スペースも考慮する必要がある。

本発明は、かかる現況に鑑みなされたもので、始動や風
切り音等のノイズ信号がマイクロホンに収集されるのを
抑制することができ、また電源の処理が容易な車載用マ
イクロホン装置を提供することを目的とする。

本発明の他の目的は、車内の騒音に対して話者の音声信
号を、より高いレベルで収集することができる車載用マ
イクロホン装置を提供するにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明の第１の発明は、前記目的を達成する手段として
、車輌のシガーソケットに装着されて給電プラグを兼ね
る固定部材と、この固定部材にフレキシブルパイプを介
して連結されるマイクロホンとを具備することを特徴と
する。

また、本発明の第２の発明は、前記目的を達成する手段
として、車輌用シートのヘッドレスト支持杆にアタッチ
メントを介して取り付けられる固定部材と、この固定部
材にフレキシブルパイプを介して連結されるマイクロホ
ンとを、それぞれ設けるようにしたことを特徴とする。

（作用）本発明の第１の発明に係る車載用マイクロホン装置にお
いては、マイクロホンを支持する固定部材が、全ての車
輌に標準装備されるシガーソケットに装着される。しか
も、この固定部材は、給電プラグを兼ねているので、マ
イクロホンの設置が容易であるとともに、電源の処理も
容易である。

また、マイクロホンは、フレキシブルパイプを介して固
定部材に連結されているので、振動をフレキシブルパイ
プで吸収することができ、またマイクロホンをウィンド
ウから離すことができるので、風切り音がマイクロホン
に収集されるのも抑制することが可能となる。

また、本発明の第２の発明に係る車載用マイクロホン装
置においては、マイクロホンを支持する固定部材が、車
輌用シートのヘッドレスト支持杆に、アタッチメントを
介して取り付けられる。このため、運転に支障を来すこ
となく、マイクロホンを話者に大幅に接近させることが
でき、車内の騒音レベルに対する話者の音声レベルを、
相対的に高くすることが可能となる。また、車輌用シー
トは、それ自体シャーシ側からの振動に対してダンパと
して機能し、しかもマイクロホンを固定部材に連結する
フレキシブルパイプでも振動が吸収されるので、大きな
対振動効果が得られる。また、マイクロホンがウィンド
ウから離れるので、風切り音も低減できる。

（実施例）以下、本発明の第１実施例を第１図を参照して説明する
。

第１図は、本発明に係る車載用マイクロホン装置の一例
を示すもので、図中、符号１は固定部材であり、この固
定部材１は、車輌に標準装備されるシガーライタのソケ
ット２に着脱可能に装着され、給電プラグを兼ねるよう
になっている。

この固定部材１には、第１図に示すように、フレキシブ
ルパイプ３を介してマイクロホン４が連結されており、
フレキシブルパイプ３の内部には、給電用および信号伝
送用等のケーブル（図示せず）が配置され、また、マイ
クロホン４からは、先端にマイクプラグ５を有するコー
ド６が引き出されている。そして、マイクロホン４で収
集した音声信号は、このコード６を介し音声認識装置（
図示せず）等に伝送されるようになっている。

前記マイクロホン４は、例えば強い指向性を有する小型
のマイクロホンが用いられ、同乗者が居たり、ラジオ等
をつけている場合であっても、車内の騒音に対して話者
の音声を高レベルで収集できるようになっている。

次に、本実施例の作用について説明する。

使用に際しては、まず固定部材１を、シガーライタのソ
ケット２に装着するとともに、マイクプラグ５を、図示
しない音声認識装置等に接続する。

そして、フレキシブルパイプ３を曲げ、マイクロホン４
を話者の最適位置にセットする。これでセットが完了し
、話者の音声信号は、マイクロホン４に収集され、コー
ド６を介して音声認識装置等に伝送される。

しかして、全ての車輌に標準装備されるシガーライタの
ソケット２に、固定部材１を装着するだけで、マイクロ
ホン４を設置することができ、着装車を選ばないで使用
できる。また、固定部材１は、給電用プラグを兼ねてい
るので、電源を特別に用意する必要がなく、省スペース
化を図ることもできる。また、フレキシブルパイプ３を
曲げることにより、話者に合せて、マイクロホン４を最
適位置に容易にセットすることができるとともに、この
フレキシブルパイプ３で、振動を吸収することもできる
。

なお、前記実施例においては、コード６をマイクロホン
４から引き出す場合について説明したが、必要に応じ、
固定部材１あるいはフレキシブルパイプ３の途中から引
き出すようにしてもよい。

第２図および第３図は、本発明の第２実施例を示すもの
で、図中、符号１１は固定部材であり、この固定部材１
１は、第３図に示すように、トライバーズシート１２の
ヘッドレスト１３を支持する２本のパイプ１４間に、ア
タッチメント１５を介して着脱可能に取り付けられるよ
うになっている。

前記アタッチメント１５は、第２図に示すように、前記
各パイプ１４に係止される一対のフック１５ａと、これ
ら両フック１５ａの間隔を調節して固定する調節金具１
５ｂとを備えており、両フック１５ａの間隔調節により
、１本の帯板で支持されるタイプのヘッドレストにも適
用できるようになっている。

また、前記固定部材１には、第２図および第３図に示す
ように、フレキシブルパイプ１６を介してマイクロホン
１７が連結されており、フレキシブルパイプ３の内部に
は、給電用および信号伝送用等のケーブル（図示せず）
が配置されている。

この固定部材１１にはまた、第２図に示すように、給電
用および信号伝送用のコード１８が接続されており、こ
のコード１８の先端には、音声認識装置（図示せず）等
に接続される接続プラグ１９が取り付けられている。そ
して、この接続プラグ１９を介して、前記マイクロホン
１７に給電されるとともに、マイクロホン１７からの音
声信号が、音声認識装置等に伝送されるようになってい
る。

前記マイクロホン１７は、話者との距離を１０ａｎ〜２
０ａｎ程度にして使用される接話タイプのマイクロホン
が用いられ。車内の騒音レベルに対し、話者の音声レベ
ルを相対的に大きくすることができるようになっている
。

次に、本実施例の作用について説明する。

使用に際しては、まず固定部材１１を、ヘッドレスト１
３の一対のパイプ１４間に、アタッチメント１５を介し
て取り付けるとともに、接続プラグ１９を、図示しない
音声認識装置等に接続する。

そして、フレキシブルパイプ１６を曲げ、マイクロホン
１７を話者の最適位置にセットする。これでセットが完
了し、話者の音声信号は、マイクロホン１７に収集され
、コード１８を介して音声認識装置等に伝送される。

しかして、固定部材１１を、アタッチメント１５を介し
てヘッドレスト１３の一対のパイプ１４間に取り付ける
ようにしているので、様々な車輌に取り付けることがで
きるとともに、左ハンドルの車輌にも取り付けることが
できる。また、トライバーズシート１２は、それ自体シ
ャーシ側からの振動に対してダンパとして機能し、また
フレキシブルパイプ１６でも振動が吸収されるので、大
きな耐振効果が得られる。また、フレキシブルパイプ１
６を曲げることにより、話者に合せてマイクロホン１７
を最適位置に容易にセットすることができるとともに、
使用しない時には、後方に曲げて邪魔にならないように
することができる。

なお、前記実施例においては、コード１８を介して給電
する場合について説明したが、他の給電コードによりマ
イクロホン１７に直接給電するようにしてもよい。

また、前記両実施例においては、いずれも音声認識用と
して用いられる車載用マイクロホン装置について説明し
たが、無線器用等、他の用途の車載用マイクロホン装置
にも適用でき、同様の効果が期待できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の第１の発明は、車輌のシ
ガーソケットに装着されて給電プラグを兼ねる固定部材
と、この固定部材にフレキシブルパイプを介して連結さ
れるマイクロホンとを備えているので、振動や風切り音
等のノイズ信号がマイクロホンに収集されるのを抑制し
、結果として、話者の音声信号を高レベルで収集するこ
とができ、また電源の処理が容易で、省スペース化を図
ることができる。

また、本発明の第２の発明は、車輌用シートのヘッドレ
スト支持杆にアタッチメントを介して取り付けられる固
定部材と、この固定部材にフレキシブルパイプを介して
連結されるマイクロホンとを備えているので、前記第１
の発明と同様、ノイズ信号がマイクロホンに収集される
のを抑制できるとともに、マイクロホンをより話者に接
近させることができるので、車内騒音に対して話者の音
声信号を、より高レベルで収集することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係る車載用マイクロホン
装置を示す斜視図、第２図は本発明の第２実施例に係る
車載用マイクロホン装置を示す斜視図、第３図はこの車
載用マイクロホン装置をトライバーズシートに装着した
状態を示す斜視図である。１．１１・・・固定部材、２・・・ソケット、３，１６
・・・フレキシブルパイプ、４．１７・・・マイクロホ
ン、１２・・・トライバーズシート、１３・・・ヘッド
レスト、１４・・・パイプ、１５・・・アタッチメント
。

Claims

【特許請求の範囲】１、車輌のシガーソケットに装着されて給電プラグを兼
ねる固定部材と、この固定部材にフレキシブルパイプを
介して連結されるマイクロホンとを具備することを特徴
とする車載用マイクロホン装置。２、車輌用シートのヘッドレスト支持杆にアタッチメン
トを介して取り付けられる固定部材と、この固定部材に
フレキシブルパイプを介して連結されるマイクロホンと
を具備することを特徴とする車載用マイクロホン装置。