JPH0477557A - 剥離紙の製造方法 - Google Patents

剥離紙の製造方法

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JPH0477557A
JPH0477557A JP18748290A JP18748290A JPH0477557A JP H0477557 A JPH0477557 A JP H0477557A JP 18748290 A JP18748290 A JP 18748290A JP 18748290 A JP18748290 A JP 18748290A JP H0477557 A JPH0477557 A JP H0477557A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、低速及び高速剥離時に軽い剥離力で剥離し得
、かつ残留接着率低下の少ない剥離紙を得る剥離紙の製
造方法に関する。
丈米勿艮皇 従来、紙、加工紙、プラスチックフィルムなどの紙基材
と粘着性物質との間の接着、固着を防止することを目的
として、基材面にシリコーン組成物の皮膜を形成して離
型性を付与することが行われている。
この場合、基材面にシリコーン皮膜を形成する方法とし
ては、■白金系化合物を触媒として、脂肪族不飽和基を
含有するオルカッポリシロキサンとオルカッハイドロジ
エンポリシロキサンとを付加反応させて離型性皮膜を形
成する方法、(7・有機すず化合物なとの有機酸金属塩
触媒を使用してオルガノポリシロキサンを縮合反応させ
て離型性皮膜を形成する方法などが知られている。これ
らの方法において使用するシリコーン組成物は、いずれ
も加熱によって皮膜を形成させる熱キユアタイプと称さ
れるものであり、その性状によってトルエン等の有機溶
剤に溶解した溶剤タイプ、これをエマルシコン化したエ
マルジョンタイプ、シリコーンのみからなる無溶剤タイ
プに分類される。
更に、これら剥離紙用シリコーン組成物においては、粘
着紙製造における巻き戻し工程、粘着ラベルの製造にお
けるかす取り工程及びラベル貼付工程などにおける作業
性を向上させるため、アリール基含有の非官能性オルガ
ノポリシロキサンを添加することにより、高速剥離時で
の軽剥離化を図ることが特開昭60−133051号公
報に提案されている。
明が解決しようとする課題 しかしながら、シリコーン組成物にアリール基含有の非
官能性オルガノポリシロキサンを添加すると、剥離力は
低下するものの、非反応成分のブルーミンクにより残留
接着率も大幅に低下してしまうという不利があり、満足
に作業性を向上させることは困難であるのが現状であっ
た。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、低速及び高
速の剥離時において軽剥離で、しかも残留接着率の低下
が少ない優れた剥離紙を与える剥離紙の製造方法を提供
することを目的とする。
を  するための   び作 本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、剥離紙の基体に塗布、硬化させるシリコーン組成
物として、 (A)1分子中にケイ素原子に結合した不飽和基を少な
くとも2個有する不飽和基含有オルガノポリシロキサン
と、 (B)下記一般式(1) (但し、式中Rの少なくとも1つは水素原子であり、残
りのRは同一もしくは異種のアルキル基、アリール基、
アルコキシ基又は水酸基である。また、Xは3〜200
の整数である。) で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサンとを (C)白金系触媒の存在下で付加反応させた後、これに
(D)白金系触媒の触媒活性を抑制する制御剤を添加し
、更に(E)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子
を少なくとも2個有する有機ケイ素化合物を添加するこ
とにより調製したシリコーン組成物を使用することが有
効であることを知見した。
即ち1本発明者は剥離紙用シリコーン組成物調製時の成
分の配合手順を検討した結果、上記(A)成分の不飽和
基含有オルガノポリシロ鼻サンと(B)成分のオルガノ
ハイドロジエンポリシロキサンとを予め(C)成分の白
金系触媒の存在下で好ましくは室温又は加熱下において
30分以上付加反応させた後、これに(D)成分の白金
系触媒の触媒活性を抑制する制御剤を添加し、更に(E
)成分のケイ素原子に結合した水素原子を有する有機ケ
イ素化合物を添加するという極めて簡単な操作とするこ
とにより、従来では得られなかった低速及び高速の剥離
時において軽剥離で、しかも粘着剤への移行が少なく、
残留接着力の低下が極めて少ない剥離紙を与える剥離紙
用シリコーン組成物が得られることを知見したもので、
それ故、かかる製造方法によれば、粘着紙製造における
巻き戻し工程、粘着ラベルの製造におけるがすり取り工
程及びラベル貼付工程等を高速化して工程を合理化し、
作業性を向上させることができるものである。
従って、本発明は上記(A)、(B)成分を(C)成分
の白金系触媒の存在下で付加反応させた後、これに(D
)成分を添加し、更に(E)成分を添加して得られた剥
離紙用シリコーン組成物を剥離紙の基体に塗布、硬化さ
せたことを特徴とする剥離紙の製造方法を提供する。
以下1本発明について更に詳しく説明する。
本発明の剥離紙の製造に用いられるシリコーン組成物は
、ます上記(A)成分の不飽和基含有オルカッポリシロ
キサンと(E)成分のオルガノハイドロジエンポリシロ
キサンとを(C)成分の白金系触媒の存在下で付加反応
させるものである。
ここで、(A)成分の不飽和基含有オルガノポリシロキ
サンは、1分子中にケイ素原子に結合した不飽和基を少
なくとも2個有するものであり、これら少なくとも2個
の不飽和基は、分子中の異なるケイ素原子に結合してい
ることが好ましい。
このオルガノポリシロキサンとしては、例えば下記式(
■): R1aR2biOay−b            (
1)(但し、式中aは1,2又は3、bは0.1又は2
.1≦a + b≦3である。) で表される構造単位を分子顔中に少なくとも1閏有する
ものが挙げられる。なお、前記式(1)中、R1はビニ
ル基、アリル基等の脂肪族不飽和炭化の有機基であり、
例えはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、フェニ
レン基等である)等の不飽和基である R2は置換又は
非置換の炭素数1〜8の炭化水素基であり、例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基
、フェニル基、トリル基等のアリール基、ンクロヘキシ
ル基等のシクロアルキル基、又はこれらの基の炭素原子
に結合した水素原子の一部あるいは全部がハロゲン原子
、シアノ基等で置換された基、例えば3,3.3−トリ
フルオロプロピル基、シアノメチル基等が挙げられる。
aは1,2又は3てあり、bは0.1又は2であり、1
≦a十b≦3である。
この(A)成分のオルガノポリシロキサンは。
1分子中の全有機基の90%以上がメチル基であるもの
が好ましい。
本発明の(A)成分のオルカッポリシロキサンは直鎖状
、分岐状、環状のいずれのものでもよいが、好ましくは
直鎖状のものである。
この(A)成分として特に好ましいものは、有機基の9
0%以上がメチル基である直鎖状で分子鎖末端がビニル
シリル基で封鎖され、かつ側鎖にもビニル基を有するも
のである。なお、ビニルシリル基は、複数のビニル基を
含んでいてもよい。
また上記(A)成分の不飽和基含有オルガノポリシロキ
サンは、分子中に=Si−〇−8lミ、=Si−R’−
5i三結合(R″′は2価の有機基、例えばメチレン基
、エチレン基、プロピレン基、フェニレン基、ポリオキ
シエチレン基等である)を含んだ共重合体であってもよ
い。
上記(A)成分の不飽和基含有オルガノポリシロキサン
の粘度(25℃)は、通常100cp以上が好ましく、
数百万〜千万CPのガム状のものでもよい。
次に、(B)成分は下記一般式(1) で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサンであ
る。
ここで、式中Rのうち少なくとも1つは水素原子である
が、水素原子が多くなりすぎると白金触媒を添加した場
合、ケル化するおそれがあり、また軽剥離効果が少なく
なる場合があるため、3個以下が望ましい。なかでも分
子鎖片末端に1個だけ存在するものが、ゲル化の問題も
なく、かつ軽剥離効果も大きいため、最も好ましい。
また、水素以外のRとしては、メチル基、ニチル基、プ
ロピル基等のアルキル基、フェニル基。
トリル基等のアリール基、メトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基等のアルコキシ基、水酸基から選ばれる同−
又は異種の基であるが、軽剥離化のためR基全体の80
モル%以上はメチル基であることが望ましい。
この(B)成分の配合量は、(A)成分100部(重量
部、以下同じ)に対して0.1〜20部、特に1〜10
部とすることが好ましい。配合量がOt 1部未満であ
ると(B)成分添加の効果が現われない場合があり、2
0部を超えると得られる組成物の硬化性が悪くなると共
に、該組成物の硬化被膜に塗布される粘着剤の残留接着
率が低下する原因となる場合がある。
次に、(C)成分の白金系触媒は上記(A)成分と(B
)成分との付加反応を進めるための触媒であり、付加反
応触媒として公知のものが使用し得、例えば塩化白金酸
、塩化白金酸のアルコール溶液やアルデヒド溶液、塩化
白金酸と各種オレフィン、ビニルシロキサンとの錯体な
どが挙げられる。
この白金系触媒の添加量は触媒量であるが、反応性と共
に経済的な見地から、(A)成分と(B)成分の合計量
100部に対し白金量として1〜100 oppmの範
囲とすることが望ましい。
本発明は、上=g(l成分と(B)成分とを(C)成分
の白金系触媒の存在下で予め付加反応させることに特徴
がある。
この付加反応はトルエン、キシレン、ヘキサン、メチル
エチルケトン等の溶剤に溶かした状態あるいは無溶剤下
で上記(A)成分、(B)成分及び(C)成分を混合し
、室温又は加熱下に撹拌することにより行なうことがで
きる。なお1反応は室温でも十分に進行するが、より速
やかに反応を進行させるため70℃程度に加熱すること
も有効である。また、この付加反応時間は通常30分以
上3時間以内である。
本発明では、このようにして得られた付加反応物に(D
)成分の制御剤を添加するものであるが、この制御剤と
しては白金系触媒の触媒活性を抑制し得る公知のものを
使用でき、例えば各種有機窒素化合物、有機リン化合物
、アセチレン系化合物、オキシラム化合物、有機クロロ
化合物等が挙げられ、これらの中では特にアセチレン系
化合物の3−メチル−1−ブチン−3−オール及びその
シリル化物が有用である。この(D)成分の制御剤の添
加量は(A)成分と(B)成分の合計量100部に対し
て0.01〜3部の範囲とすることが望ましい。
本発明においては、上記(D)成分の制御剤を添加する
と共に、東に(E)成分の有機ケイ素化合物を添加する
二こで、この有機ケイ素化合物は、1分子中にケイ素原
子に結合した水素原子、好ましくは異なるケイ素原子に
結合した水素原子を少なくとも2個有するものであり、
例えば下記一般単位式(): %式%() で表されるものが挙げられる。
ここで、R5は置換もしくは非置換の炭化水素基であり
1例えば前記R2について例示したものが挙げられ、好
ましくは50%以上がメチル基である。C及びdは、O
< c < 3、O<d<3、かつQ (c +d≦3
で表される数であり、好ましくは1≦C≦2.0<d≦
1、かつ1.98≦C+d≦2.02の数である。
上記式(II)で表される(E)成分の有機ケイ素化合
物は、直鎖状、環状、分岐状、ブロックポリマー状、グ
ラフトポリマー状のいずれであってもよいが、直鎖状の
ものが好ましい。またこの(E)成分は、液状であれば
低分子のシラン化合物、また分子中に三S1−○−3i
ミ結合を含むシロキサン類、分子中に三5i−5iミ結
合を含むものであってもよい。
この(E)成分の添加量は、(A)成分100部に対し
て0.1〜10部、特に0.2〜8部とする二とが好ま
しい。(E)成分の添加量が(A)成分100部に対し
て0.1部未満あるいは10部を超えると硬化被膜の形
成性や剥離性能が損なわれる場合がある。
このようにして得られた本発明に係る剥離紙用シリコー
ン組成物を基材に塗布して硬化被膜を形成する場合、そ
の粘度は、塗布量、塗布方法又は塗布する基材等によっ
て適宜室めることができるが、塗布時の作業性及び塗布
量の制御の点から、25℃における粘度が有機溶剤によ
って希釈しない場合は概ね1000cρ以下、有機溶剤
によって希釈して使用する場合には希釈後100cp以
下のものがよい。
本発明に係る組成物を塗布して、その表面に離型性の硬
化被膜を形成する基材は特に限定されず。
セルロース類、合成樹脂、合成繊維などから作られだフ
ィルム、シートなどの基材5例えばポリエステルフィル
ム、グラシン紙、クラフト紙、クレーコート紙、ポリエ
チレンラミネート紙、あるいはポリエチレン、ポリプロ
ピレン、塩化ビニル等のフィルム、シート等を挙げるこ
とができる。
これら基材に本発明の製造方法により得られた剥離紙用
シリコーン組成物を塗布した後、80〜120°Cて数
秒から数分程度の条件で加熱することにより、低速及び
高速において軽剥離で残留接着率の高い剥離紙を容易に
製造することができる。
l−用の効果 以上説明したように、本発明の剥離紙の製造方法によれ
ば、低速及び高速での剥離時に軽く剥離できる上、残留
接着率の低下が少ない剥離紙を簡単な操作でかつ確実に
得ることができるものである。従って、本発明の剥離紙
の製造方法により。
粘着紙製造における巻き戻し工程、粘着ラベルの製造に
おけるかす取り工程及びラベル貼付工程等の高速化が可
能で、工程を合理化して作業性を向上させることができ
る。
以■、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明は)゛記実施例に制限されるものではな
い。
なお、以下の例において部はいずれも重量部であり、粘
度は25°Cの値である。
また、シリコーン組成物の剥離力、残留接着率は下記方
法により測定した。
く剥離力〉 シリコーン組成物を薄膜フィルム又はシート状の基材表
面に所定量塗布し、所定温度の熱風式乾燥機中で所定時
間加熱して硬化皮膜を形成させた後、この硬化皮膜面に
アクリル系溶剤型粘着剤・オリバインBPS−5127
(東洋インキ製造■製)又はアクリルエマルジョン型粘
着剤・オリバインBPW−3110H(東洋インキ製造
■製)を塗布して100℃で3分間加熱処理した。
次に、この処理面に秤量64 g / mの上質紙を貼
り合わせ、25℃で20g/ajの荷重下に20時間エ
イジングさせた後、試料を5aI1幅に切断し、引張り
試験機を用いて180°の角度で剥廂速度0.3m/分
、60m/分で貼り合わせ紙を引張り、剥離するのに要
する力(g)を測定した。
く残留接着率〉 剥離力測定の場合と同様にして基材表面にシリコーン組
成物の硬化皮膜を形成させた後、その表面にポリニスチ
ル・ルミラー31Bテープ(日東電工■製)を貼り合わ
せ、20g/adの荷重をのせて70℃で20時間加熱
エイジングした後、テープをはがし、ステンレススチー
ル板に貼り付けた。
次に、この処理紙をステンレススチール板から180°
の角度で剥離速度0.3m/分ではがし、剥離するのに
要する力(g)を測定すると共に、未処理テープ(シリ
コーン硬化被膜に貼り合わせないもの)をステンレスス
チール板から剥離するのに要する力(g)を測定し、こ
れらの比をとって百分率で表わした。
〔実施例1〕 分子鎖両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖され、ビ
ニル基含有量が1.5モル%、粘度が600万Cρであ
る生ゴム状のメチルビニルポリシロキサン100部をト
ルエン900部に溶解し、これに下記一般式 で表さ九る片末端5i−H結合停止メチルハイドロジエ
ンポリシロキサン10部を添加し、均一に混合した後、
白金とビニルシロキサンの錯体を白金として0.01部
添加し、30℃で1時間撹拌して付加反応させた。
欧に、この溶液に3−メチル−1−ブチン−3オール1
.5部を添加した後、分子鎖両末端がトリメチルシリル
基で封鎖され、粘度が20cpのメチルハイドロジエン
ポリシロキサン2.4部を添加して剥離紙用シリコーン
組成物を調製した。
この組成物を秤量80g/ボのグラシン紙〔田川製紙m
製〕にシリコーン量として1.0g / rdに塗布し
、180℃の熱風循環式乾燥炉で5秒間加熱処理して硬
化被膜を形成させ、剥離紙を製造した。この硬化したシ
リコーン被膜は指でこすってもくもり及び脱落がなく、
良好に硬化していた。
剥離力、残留接着率の測定結果を第1表に示す。
〔実施例2〕 分子鎖両末端がジメチルビニル基で封鎖され、ビニル基
含有量が1モル%で粘度が500cpのメチルビニルポ
リシロキサン100部と、末端がトリメチルシリル基で
封鎖され、ジフェニルシロキサン単位を5モル%、メチ
ルハイドロジエンシロキサン単位を0.25モル%含有
するメチルフェニルハイドロジエンポリシロキサン2.
4部を混合し、これに白金とビニルシロキサンの錯体を
白金量で0.01部添加し、20℃で30分間撹拌して
付加反応させた。
次に、1−エチニル−1−シクロヘキサノール0.25
部を混合し、均一に撹拌し、更に実施例1と同様なメチ
ルハイドロジエンポリシロキサン2.0部を添加して剥
離紙用シリコーン組成物を調製した。
この組成物を実施例1と同様にグラシン紙に塗布して剥
離紙を製造した。このときの硬化したシリコーン被膜は
指でこすってもくもり及び脱落がなく、良好に硬化して
いた。
剥離力と残留接着率の測定結果を第1表レコ示す。
〔比較例〕
実施例1と同一の配合であるが、配合手順を次のように
変更した。
メチルビニルポリシロキサン100部、トルエン900
部、片末端5i−H結合停止メチルハイドロジエンポリ
シロキサン10部及び3−メチル−1−ブチン−3−オ
ール1.5部を混合した後、白金とビニルシロキサンの
錯体を白金として0.01部添加して剥離紙用シリコー
ン組成物を調製した。
この組成物を実施例1と同様にグラシン紙に塗布、加熱
して剥離紙を製造した。
剥離力、残留接着率の測定結果を第1表に示す。
第  1 表 第1表の結果より、本発明の方法に従って得られた剥離
紙用シリコーン組成物を使用した剥離紙は、低速、高速
の剥離速度においても軽剥離で、かつ高い残留接着率を
示すことが確認された。
出願人  信越化学工業 株式会社 代理人  弁理士 小 島 隆 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、剥離紙の基体にシリコーン組成物を塗布し、硬化さ
    せる剥離紙の製造方法において、シリコーン組成物とし
    て (A)1分子中にケイ素原子に結合した不飽和基を少な
    くとも2個有する不飽和基含有オルガノポリシロキサン
    と、 (B)下記一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) (但し、式中Rの少なくとも1つは水素原子であり、残
    りのRは同一もしくは異種のアルキル基、アリール基、
    アルコキシ基又は水酸基である。また、Xは3〜200
    の整数である。) で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンとを (C)白金系触媒の存在下で付加反応させた後、 これに(D)白金系触媒の触媒活性を抑制する制御剤を
    添加し、 更に(E)1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を
    少なくとも2個有する有機ケイ素化合物を添加して調製
    したシリコーン組成物を使用することを特徴とする剥離
    紙の製造方法。
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Cited By (5)

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