JP3387614B2 - 海中分岐装置の給電切替え回路 - Google Patents

海中分岐装置の給電切替え回路

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JP3387614B2
JP3387614B2 JP07263294A JP7263294A JP3387614B2 JP 3387614 B2 JP3387614 B2 JP 3387614B2 JP 07263294 A JP07263294 A JP 07263294A JP 7263294 A JP7263294 A JP 7263294A JP 3387614 B2 JP3387614 B2 JP 3387614B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/44Arrangements for feeding power to a repeater along the transmission line

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光海底ケーブル通信など
の海底ケーブル通信、特に海中分岐装置を用いて海底で
海底ケーブルを分岐して3局以上の陸揚げ局間で通信を
行う海底ケーブル通信システムにおいて用いられる海中
分岐装置の給電切替え回路に関する。
【0002】
【従来の技術】3局以上の陸揚げ局間で通信を行う光海
底ケーブル通信システムの場合、図8(a)に示される
ように、給電路を海中分岐装置を使用して海中で分岐し
中継器へ給電を行っている。すなわち、図8(a)にお
いて、A、B、Cは陸揚局、BUは海中分岐装置、RE
Pは中継器であり、海中分岐装置BUは海中にて陸揚局
A、B、C間を接続し、この海中分岐装置BU内の内部
接続にて陸揚局からの給電路を形成して、光ケーブルの
途中の中継器REPおよび海中分岐装置BUの内部回路
に陸揚局から給電を行っている。
【0003】給電の仕方としては、2つの陸揚局からの
給電路を海中分岐装置BU内で接続して給電路を形成し
その両端の陸揚局から給電を行う両端給電と、1つの陸
揚局からの給電路を海中分岐装置BU内で海底アースS
Eして給電路を形成し給電を行う片端給電とがある。
【0004】従来、一般的に用いられる三方向切換え形
の海中分岐装置は2局が両端給電、1局が片端給電とな
るように内部の給電切替え回路で給電路を切り替えるタ
イプのものであるが、光海底ケーブルに障害が起こった
場合に備えて、現在考えられている給電切替え回路は、
例えば本出願人に係る特願平2−182150号に記載
されているように、どの光ケーブルに障害が発生しても
残り2本のケーブルにより通信が可能なように構成され
ている。
【0005】図8(b)はこの光ケーブル障害が発生し
た場合を示している。例えば、通常時にはA−C局間で
両端給電、B局で片端給電を行うように海中分岐装置B
U内の給電路を設定してあるものとし、この場合におい
て、A局からの光ケーブルに障害が発生した時には、B
−C局間で両端給電、A局で片端給電となるように海中
分岐装置BU内の給電切替え回路を切り替え、それによ
りA局からの片端給電は不可能であるにしても、障害の
発生していないB−C局間の給電路は活かすようにす
る。
【0006】図9にはこの従来の給電切替え回路が示さ
れる。この回路は3方向切替えを目的とした回路構成で
あり、図9(a)に示されるように、3方向に分岐した
電気路の各枝に、その結合点からみて動作電流方向が全
て外向きとなるようにして切替えリレーRL1、RL
2、RL3をそれぞれ配置し、各切替えリレーRL1、
RL2、RL3は、図中に矢印で示す方向にで電流が流
れた時だけ動作するものであり、それらの接点rc1、rc
2、rc3はそれぞれ他の枝の電気路を常閉し、かつその
地絡路を常開するように配置する。なお、本明細書では
「常閉」とはリレーを励磁していない時に閉じられてい
る状態、「常開」とはリレーを励磁していない時に開か
れている状態をいうものとする。
【0007】すなわち、図示のように、切替えリレーR
L1はC局への枝中に配置されてその接点rc1はB局へ
の枝の電気路を常閉しその地絡路を常開するようにす
る。同様に、切替えリレーRL2、RL3はそれぞれ
B、A局への枝中に配置され、その接点rc2、rc3はそ
れぞれA、C局への枝の電気路を常閉しその地絡路を常
開するようにする。各切替えリレーRL1〜RL3の接
点回路は常開接点NO、常閉接点NC、コモン端子COM を有
し、例えば切替えリレーRL1の接点rc1の場合、コモ
ン端子COM をケーブル側に接続してその常開接点NOを地
絡路に、常閉接点NCを結合点側に接続する。
【0008】このような構成においては、A局(+)→
C局(−)の間で両端給電を行うと、切替えリレーRL
1が作動してその接点rc1によりB局側のケーブルが他
の給電路から切り離されるとともに海中アースされて、
B局からの片端給電路が形成される。しかしながら、も
しA−C局間に障害が発生して切替えリレーRL1が消
磁すると、その接点rc1が元に復旧し、B局への片端給
電路も切断されてしまう。このため、その地絡路に地絡
路を自己保持するための自己保持リレーRL4を挿入
し、その常開接点rc4-1を地絡路上の常開接点rc1に並
列に、また常閉接点rc4-2を切替えリレーRL2への電
路路に直列に挿入している。このようにした場合、海中
アース→B局(−)で給電を行うと、自己保持リレーR
L4が動作してその接点rc4-1により自己保持経路を形
成し、切替えリレーRL1が元に復帰してもB局側ケー
ブルは地絡されたままの状態(片端給電状態)を維持で
きる。なお、この例ではこのような地絡路の自己保持回
路はB局側ケーブルの地絡路のみに設けてあるが、他の
枝の地絡路(A、C局側ケーブルの地絡路)にも設ける
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図10には上述の給電
切替え回路を用いた場合の陸揚局間の給電電圧分布が示
される。A−C局間に接点された両端給電路では、通常
時は図10(b)に示すようにA局をプラス電圧、C局
をマイナス電圧として両端から高電圧で給電を行ってい
る。また、例えば図10(c)に示されるようにC局へ
のケーブルに×点で地絡障害が発生したとすると、A局
−地絡点間はA局がプラス高電圧、地絡点がゼロ電圧と
なるように電圧分布する。
【0010】さて、海底ケーブルは対地静電容量を有し
ているため、給電中はその容量に電荷が充電されている
が、C局への給電路に×点で地絡障害が発生した場合、
海中分岐装置BUの近傍のケーブルに充電されていた電
荷が一気に放電され、給電中の電流方向とは逆方向に電
流が流れる。この様子を示したのが図11である。図
中、縦軸は両端給電路(A→C局間給電路)の給電電
流、横軸は時間である。図示のように、地絡障害発生時
点で給電電流方向が急に逆方向となる。
【0011】このような逆方向の電流が流れた場合、そ
れまで給電電流の方向(A→C局方向)では動作電流の
方向(図中の切替えリレーRL3の矢印)が逆であった
ため動作しなかった切替えリレーRL3が励磁されて動
作することになり、この結果、その接点rc3が切り替わ
ってC局側ケーブルを地絡させると共に切替えリレーR
L3側の給電路から切り離す。すると、C局側ケーブル
から切替えリレーRC3への逆電流が遮断されて切替え
リレーRC3は消磁され、その接点rc3は復帰して再び
C局側ケーブルを切替えリレーRL3側の給電路に接続
して切替えリレーRC3を再励磁する。このように動作
が繰り返され、その結果、切替えリレーRC3(真空リ
レー)に高電圧がかかったまま接点のチャタリングが起
こり、真空リレーを破壊するおそれが生じる。
【0012】このような真空リレーの破損は、極めて長
期間にわたる信頼性が要求される海底ケーブル通信シス
テムでは不都合であり、極力防止されなければならな
い。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、ケーブル障害時にケーブルに流れる逆方向電
流により給電切替え回路内のリレーが不安定動作して破
損されるのを防止し、給電切替え回路の高信頼性化を図
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。上述の課題を解決するために、本発明の
海中分岐装置の給電切替え回路は、1の形態として、3
方向に分岐した電気路の第1、第2、第3の枝にその分
岐点からみて動作電流の方向が同じになるようにして第
1、第2、第3の切替えリレーRL11、RL12、R
L13をそれぞれ配置し、第1の切替えリレーRL11
は第2の枝、第2の切替えリレーRL12は第3の枝、
第3の切替えリレーRL13は第1の枝の電気路をそれ
ぞれ常閉しかつその地絡路をそれぞれ常開する接点rc
11、rc12、rc13を有するようにし、少なくと
も第2の枝の地絡路にはこの地絡路を自己保持するため
の接点rc14−1を有する自己保持リレーRL14が
設けられ、この自己保持リレーRL14は、第1の枝の
電気路を常閉する接点rc13をバイパスする経路とな
る常開接点rc14−2aと、第1の枝の地絡路を常閉
する常閉接点rc14−2bとを有するように構成す
る。
【0015】また本発明の海中分岐装置の給電切替え回
路は、他の形態として、3方向に分岐した電気路の第
1、第2、第3の枝にその分岐点からみて動作電流の方
向が同じになるようにして第1、第2、第3の切替えリ
レーRL11、RL12、RL13をそれぞれ配置し、
第1の切替えリレーRL11は第2の枝、第2の切替え
リレーRL12は第3の枝、第3の切替えリレーRL1
3は第1の枝の電気路をそれぞれ常閉しかつその地絡路
をそれぞれ常開する接点rc11、rc12、rc13
を有するようにし、少なくとも第2の枝の地絡路にはこ
の地絡路を自己保持するための接点rc14−1を有す
る自己保持リレーRL14と、この自己保持リレーRL
14と直列または並列にその地絡電流で動作されるチャ
タリング防止リレーRL15とが配置され、このチャタ
リング防止リレーRL15は、第1の枝の電気路を常閉
する接点rc13をバイパスする経路となる常開接点r
c15aと、第1の枝の地絡路を常閉する常閉接点rc
15bとを有するように構成する。
【0016】また本発明の海中分岐装置の給電切替え回
路は、また他の形態として、3方向に分岐した電気路の
第1の枝に第1の切替えリレーを、第2の枝に第2、第
3の切替えリレーを配置し、該第1の切替えリレーは第
2の枝、該第2の切替えリレーは第3の枝、該第3の切
替えリレーは第1の枝の電気路をそれぞれ常閉しかつそ
の地絡路を常開する接点を有し、該第1、第2の切替え
リレーは分岐点からみた動作電流方向が同じで、第3の
切替えリレーは反対方向となるようにし、第2の枝の地
絡路には該地絡路を自己保持するための接点を有する自
己保持リレーが設けられるよう構成する。
【0017】
【作用】第1の形態では、第1−第3の枝で両端給電
路、第2の枝で片端給電路を形成した場合、第2の枝の
自己保持リレーRL14が動作してその常開接点rc1
4−1で自己保持回路を形成し、同時に常開接点rc1
4−2aで第1の枝の常閉接点rc13と並列にバイパ
ス経路を形成する。したがって、第1−第3の枝の両端
給電路に地絡障害が発生して逆方向電流が流れた時に
も、この常開接点rc14−2aを通して第3の切替え
リレーRL13に動作電流が供給されるから、同切替え
リレーRL13は動作不安定とならない。しかも、通常
給電時には常閉接点rc14−2bが開放されているの
で、たとえ第1−第3の枝の両端給電路に障害が発生し
て接点rc13が地絡路側に切替わったとしても、第1
の枝からの給電路が接地されてしまうのを防止でき、そ
の結果、第1−第3の枝の給電路は両端給電を確実に維
持できるようになる。
【0018】また、第2の形態では、この自己保持リレ
ーRL14の常開接点rc14-2の代わりに、チャタリン
グ防止リレーRL15を自己保持リレーRL14と直列
または並列に設け、その常開接点rc15でバイパス経路
を形成する。
【0019】また、第3の形態では、第3の切替えリレ
ーの配置位置を変えることにより、第1−第3の枝での
両端給電路の地絡障害時にも、第3の切替えリレーが動
作不安定となることを防止している。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としての海中分岐装置
の給電切替え回路が示される。図中、切替えリレーRL
1、RL2、RL3および自己保持リレーRL4の配置
位置は前述の図9のものと同じであるが、接点の配置は
異なっている。
【0021】すなわち、切替えリレーRL1、RL3、
RL4は図中に示すように1系、2系の二つの接点回路
を有し、各接点回路はコモン端子COM と常開接点NO、常
閉接点NCからなる。自己保持リレーの1系接点回路rc4
-1は従来例の接点回路rc1の位置に配置されている。す
なわち、B局側ケーブルにコモン端子COM 、海中アース
側に常開接点NO、切替えリレーRL2側に常閉接点NCが
接続される。一方、切替えリレーRL1の1系接点回路
rc1-1の常閉接点が接点回路rc4-1とリレーRL2間
に、また常開接点が地絡路を自己保持する位置(すなわ
ち1系接点回路rc1-1の常開接点と並列に)に接続され
ている。
【0022】さらに、従来例における接点rc3の位置に
は自己保持リレーRL4の2系接点回路rc4-2が配置さ
れ、C局側ケーブルにコモン端子COM 、海中アース側に
常閉接点NC、切替えリレーRL1側に常開接点NOが接続
される。また、切替えリレーRL3の2系接点回路rc3
-2の常閉接点NCが接点回路rc4-2と並列に、また常開接
点NOが地絡路上において接点回路rc4-2と直列に接続さ
れる。この接続では、自己保持リレーRL4の2系接点
回路rc4-2の常開接点NOは励磁時には、給電路を形成す
るための本来の接点rc3-2のバイパス経路を形成するこ
とになる。
【0023】この実施例回路の動作を以下に説明する。
A→C局間に両端給電路を形成すると、切替えリレーR
L1が励磁されてその接点rc1-1、rc1-2によりB局側
ケーブルを海中アースして片端給電路を形成する。これ
により地絡路中にある自己保持リレーRL4が励磁され
て1系接点回路rc4-1の常開接点NOが閉じて自己保持経
路が形成されるので、B局側ケーブルの片端給電路はA
−C局間の障害に影響されなくなる。
【0024】この自己保持リレーRL4が励磁される
と、その2系接点回路rc4-2も切り替えられ、その常開
接点NOはA−C局間の両端給電路を形成している接点回
路rc3-2に並列のバイパス経路を形成する。
【0025】いま、C局側ケーブルに地絡障害が生じた
ため、本来の給電方向(A→C方向)とは逆方向に電流
が流れたものとする。これにより切替えリレーRL3が
励磁されてその2系接点回路rc3-2が開くことになる
が、本発明の場合は自己保持リレーRL4の2系設定回
路rc4-2の常開接点NOは閉じているので、切替えリレー
RL3への逆方向電流が遮断されることはなく、従って
切替えリレーRL3が不安定動作してその接点にチャタ
リングが起こることを防止できる。なお、このバイパス
経路はB局側ケーブルの片端給電を停止することで取り
除くことができる。
【0026】図3の実施例では自己保持リレーRL4と
して4系統の接点回路rc4-1、4-2、4-3、4-4を有す
るものを使用し、各切替えリレーRL1、RL2、RL
3の接点回路rc1、rc2、rc3は従来例と同じ位置に接
続してある。一方、自己保持リレーRL4の1系接点回
路rc4-1の常開接点NOを接点回路rc1の常閉接点NCに並
列に、2系接点回路rc4-2の常閉接点NCを接点回路rc1
の常開接点NOに直列に、3系接点回路rc4-3の常開接点
NOを接点回路rc3の常閉接点NCに並列に、また4系接点
回路rc4-4の常閉接点NCを接点回路rc3の常開接点NOに
直列に接続している。この実施例の動作は基本的には図
2の実施例のものと同じである。
【0027】図4は本発明の他の実施例を示すもので、
この実施例でも各切替えリレーRL1、RL2、RL3
の切替え動作の安定化を図れるようにしている。すなわ
ち、この実施例では自己保持リレーRL4の接点回路に
より接点回路rc3のバイパス経路を形成するのではな
く、B局側片端給電の地絡路上に自己保持リレーRL4
と直列にチャタリング防止リレーRL5を配置し、この
チャタリング防止リレーRL5に2系統の接点回路を持
たせ、1系の接点回路rc5-1の常開接点NOを接点回路rc
3の常閉接点NCに並列に、2系の接点回路rc5-2の常閉
接点NCを接点回路rc3の地絡側の常開接点NOに直列に接
続する。
【0028】この実施例では、前述の図3の実施例の自
己保持リレーRL4の3系、4系接点回路rc4-3、rc4
-4の代わりにチャタリング防止リレーRL5の1系、2
系の接点回路rc5-1、rc5-2が切り替わる点を除いて図
3の実施例と同じである。
【0029】図5には本発明のまた他の実施例が示され
る。この実施例は、前述の図4の実施例で自己保持リレ
ーRL4に対して直列に配置されていたチャタリング防
止リレーRL5が、同自己保持リレーRL4に対して並
列に配置されている点が異なるのみである。このように
構成すると、前述の図4の実施例では自己保持リレーR
L4とチャタリング防止リレーRL5が直列に接続され
ているため消費電力が大きくなるのに対して、本実施例
のように並列に接続することにより消費電力の低減を図
れるというメリットがある。
【0030】これは、図6に示すように、給電電流を
1.6Aとした場合、自己保持リレーRL4には0.3
Aが流れ、残りの1.3Aは自己保持リレーRL4に動
作電流の方向性を与えるためのツェナーダイオード回路
側にバイパスされるので、本実施例のように自己保持リ
レーRL4に並列にチャタリング防止リレーRL5を接
続すれば、ツェナーダイオード回路側にバイパスされる
電流分のうちの0.3Aを用いてチャタリング防止リレ
ーRL5を動作させることができ、消費電力の低減を図
れるのである。
【0031】図7には本発明のまた他の実施例を示され
る。この実施例では、自己保持リレーRL4あるいはチ
ャタリング防止リレーRL5の接点回路を利用して両端
給電路上の接点にバイパス経路を形成するのではなく、
代わりに、C局側ケーブルに地絡障害発生時に逆電流が
流れ込むおそれがある切替えリレーRL3のの配置位置
を変えている。すなわち、切替えリレーRL3はB局ケ
ーブル側の給電路上において切替えリレーRL2と直列
になるように配置している。
【0032】このように構成すると、A→C局間で両端
給電路を形成する場合、切替えリレーRL1だけが動作
すれば足りるので、切替えリレーRL3の配置変更は問
題にならない。また、C局側ケーブルに地絡障害が発生
して逆方向電流がA局側ケーブルに向けて流れても切替
えリレーRL3は動作しないので、その接点回路rc3が
チャタリングを起こすこともない。一方、B→A局間で
両端給電路を形成すれば、切替えリレーRL3が動作し
てC局側ケーブルは片端給電にでき、また、C→B局間
に両端給電路あ形成すれば、切替えリレーRL2が動作
してA局側ケーブルは片端給電にできるので、通常の切
替え動作においても問題はない。
【0033】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば、上述の実施例は自己保持リレー
RL4とチャタリング防止リレーRL5を3つの地絡路
のうちの一つにだけ配置したが、本発明はこれに限られ
るものではなく、残りの2つの地絡路に対しても自己保
持リレーとチャタリング防止リレーを配置してそれに対
応する給電路の障害時逆方向電流をそれらの接点により
バイパスするようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ケーブル障害時にケーブルに流れる逆方向電流によ
り給電切替え回路内のリレーが不安定動作して破損され
るのを防止でき、給電切替え回路の高信頼性化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としての海中分岐装置の給電
切替え回路を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】本発明のまた他の実施例を示す図である。
【図5】本発明のまた他の実施例を示す図である。
【図6】他の実施例におけるチャタリング防止リレーR
L5の並列接続配置のメリットを説明するための図であ
る。
【図7】本発明のまた他の実施例を示す図である。
【図8】海中分岐装置の概念を説明する図である。
【図9】従来の海中分岐装置の給電切替え回路を示す図
である。
【図10】海底ケーブル通信システムにおける障害時の
給電電流の流れを説明するための図である。
【図11】海底ケーブル通信システムにおける障害時の
給電電流の過渡的な流れを示すグラフである。
【符号の説明】
RL1、RL2、RL3 切替えリレー RL4 自己保持リレー RL5 チャタリング防止リレー BU 海中分岐装置 REP 中継器 SE 海中アース
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−72935(JP,A) 特開 平4−245816(JP,A) 特開 平4−70127(JP,A) 特開 昭63−189025(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/00 - 3/44 H04B 3/50 - 3/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3方向に分岐した電気路の第1、第2、
    第3の枝にその分岐点からみて動作電流の方向が同じに
    なるようにして第1、第2、第3の切替えリレーをそれ
    ぞれ配置し、該第1の切替えリレーは第2の枝、該2の
    切替えリレーは第3の枝、該第3の切替えリレーは第1
    の枝の電気路をそれぞれ常閉しかつその地絡路をそれぞ
    常開する接点を有するようにし、少なくとも第2の枝
    の地絡路には該地絡路を自己保持するための接点を有す
    る自己保持リレーが設けられ、該自己保持リレーは
    1の枝の電気路を常閉する前記点をバイパスする経路
    となる常開接点と、第1の枝の地絡路を常閉する常閉接
    点とを有するように構成した海中分岐装置の給電切替え
    回路。
  2. 【請求項2】 3方向に分岐した電気路の第1、第2、
    第3の枝にその分岐点からみて動作電流の方向が同じに
    なるようにして第1、第2、第3の切替えリレーをそれ
    ぞれ配置し、該第1の切替えリレーは第2の枝、該2の
    切替えリレーは第3の枝、該第3の切替えリレーは第1
    の枝の電気路をそれぞれ常閉しかつその地絡路をそれぞ
    常開する接点を有するようにし、少なくとも第2の枝
    の地絡路には該地絡路を自己保持するための接点を
    する自己保持リレーと、該自己保持リレーと直列にその
    地絡電流で動作されるチャタリング防止リレーとが配置
    され、該チャタリング防止リレーは第1の枝の電気路
    を常閉する前記点をバイパスする経路となる常開接
    と、第1の枝の地絡路を常閉する常閉接点とを有するよ
    うに構成した海中分岐装置の給電切替え回路。
  3. 【請求項3】 3方向に分岐した電気路の第1、第2、
    第3の枝にその分岐点からみて動作電流の方向が同じに
    なるようにして第1、第2、第3の切替えリレーをそれ
    ぞれ配置し、該第1の切替えリレーは第2の枝、該2の
    切替えリレーは第3の枝、該第3の切替えリレーは第1
    の枝の電気路をそれぞれ常閉しかつその地絡路をそれぞ
    れ常開する接点を有するようにし、少なくとも第2の枝
    の地絡路には、該地絡路を自己保持するための接点を有
    する自己保持リレーと、該自己保持リレーと並列にその
    地絡電流で動作されるチャタリング防止リレーとが配置
    され、該チャタリング防止リレーは、第1の枝の電気路
    を常閉する前記接点をバイパスする経路となる常開接点
    と、第1の枝の地絡路を常閉する常閉接点とを有 するよ
    うに構成した海中分岐装置の給電切替え回路。
  4. 【請求項4】 3方向に分岐した電気路の第1の枝に第
    1の切替えリレーを、第2の枝に第2、第3の切替えリ
    レーを配置し、該第1の切替えリレーは第2の枝、該第
    2の切替えリレーは第3の枝、該第3の切替えリレーは
    第1の枝の電気路をそれぞれ常閉しかつその地絡路を
    れぞれ常開する接点を有し、該第1、第2の切替えリレ
    ーは分岐点からみた動作電流方向が同じで、第3の切替
    えリレーは反対方向となるようにし、第2の枝の地絡路
    には該地絡路を自己保持するための接点を有する自己保
    持リレーが設けられるよう構成した海中分岐装置の給電
    切替え回路。
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