JPH0468238A

JPH0468238A - 空気調和機の室外ユニット

Info

Publication number: JPH0468238A
Application number: JP17788990A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Yamamoto; 和男山本
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-07-05
Filing date: 1990-07-05
Publication date: 1992-03-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、空気調和機の室外ユニットの改良に関する
。

（従来の技術）従来の空気調和機の室外ユニットは、第６図及び第７図
に示すように構成されていた。

即ち、第６図において、箱状の筐体１内には、圧縮機や
熱交換器２並びにその熱交換器２に空気を送り込む送風
＃１３等が構成配置されている。

その室外ユニットと室内ユニット（図示せず）との間に
は、冷媒供給用の配管並びに電源回線や制御回線等の電
気系統が接続され、冷凍サイクルが構成される。

近年の空気調和機は、空調能力の大容量化や、１個の室
外ユニットに対して複数の室内ユニットを接続構成する
マルチタイプ化が進められているとともに、１つの建物
に対し複数台の室外ユニットが並設されるようになった
。このような室外ユニットは、その設置場所の有効利用
や据付は工事や保守点検作業の効率化の点から、第７図
に示すように複数台互いに接近して並設されることが多
い。

狭い場所に、複数の室外ユニットが接近して据付けられ
る場合に、夫々の各室外ユニットとこれに対応する室内
ユニットとの間の電気系統の接続配線をどのように行う
かが問題となる。

一般的には、外観上からまた作業効率の向上の点からも
、第７図に示すように電源供給ユニット４からの配線を
、各筐体１内を通して共通化するいわゆる束ね線方式が
採用されている。

束ね線方式は、１つの室外ユニットの筐体１内を他の室
外ユニットの配線をも同時に通すことになるから、第６
図に示すように、各筐体ｌの対向する側板１１に共通孔
１２ａ、１２ｂを開け、束ね線５をその共通孔１２ａ、
１２ｂを順次通し、夫々の該当するユニット内で束ね線
５から分岐して筐体ｌ内の各端子板１３に配線接続する
ようにしていた。束ね線５は各室外ユニットの筐体１内
を通っていて、外側から直接見える部分は少ないから外
観上問題となるようなことはない。

しかし、各室外ユニットの接続台数やその据付は場所等
は都度異なることが多いから、筺体１への共通孔１２ａ
、１２ｂの孔明は作業とこれらを通す配線作業は、据付
は現場で行うこととなる。

しかし、据付は工事等の場で、その都度各筐体ｌ側板に
孔をあけ、束ね線５を筐体ｌ内に配線する作業は、騒音
を伴う穴明は加工と面倒な配線工事となるので、改善が
要望されていた。

勿論、共通の束ね線５を室外ユニットの中を通すことな
く、別途配線ダクトをこれら室外ユニットの側面外側に
取付けることも考えられるが、そのための特別なダクト
が新たに追加されることなり、また側板への取付けは外
観上も好ましくないので有効な手段とはならなかった。

また、空気調和機の大容量化に伴い、室外ユニットの大
形化は避けられない。底板１４は絞り加工で製造されて
いるから、空調容量の増大に伴い絞り型の種類も増える
とともに、大形化に伴う底板１４への荷重の増大に対応
して中央部等に新たに補強用の桟を設ける等の必要が生
じた。

（発明が解決しようとする課題）従来の空気調和機の室外ユニットは、複数の室外ユニッ
トを並設して共通配線する場合、その筐体側板に配線の
ための加工工事等を必要とするので、改善が要望されて
いた。

また、室外ユニットが大形化すると底板を別途補強する
必要が生じ、またそのために新たな絞り型の増加を招く
欠点があった。

この発明は、上記従来の欠点を解消し、簡単な構成によ
り複数の室外ユニットを並設した場合の配線作業が容易
となり、また、室外ユニットの大形化にも絞り型を増や
すことなくまた強度的にも対応できる空気調和機の室外
ユニットを提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）第１の発明は、筐体内に圧縮機や熱交換器等を収容した
空気調和機室外ユニットにおいて、前記筐体の底板の下
に少なくとも断面コ字状部を有するアングルを付加した
ことを特徴とする。

第２の発明は、前記第１の発明において、筐体の底板を
複数の底板の並列組合わせで構成したことを特徴とする
。

（作用）。

第１の発明による空気調和機の室外ユニットは、筐体の
底板の下に断面コ字状部を有するアングルを取付けたの
で、このコ字状部で形成される空間に、束ね線を配線さ
せることができる。またコ字状部を有するアングルは、
底板に直交する方向に支える部分を持つことになるので
荷重に対する強度が補強される。

第２の発明による空気調和機の室外ユニットは、前記第
１の発明に加え、ユニットの底板を複数の底板の並列組
合わせで構成したので、室外ユニットが大形化するとき
でも、単位底板の追加構成で簡単に対応でき、標準化が
可能になる。

（実施例）以下、この発明による空気調和機の室外ユニットの実施
例を第１図ないし第５図を参照し詳細に説明する。なお
、従来と同一構成には同一符号を付し、詳細な説明は省
略する。

第１図はこの発明による装置の第１の実施例を示す斜視
図である。

即ち、全体の構成は第６図に示したのと同様に、室外ユ
ニットの筐体１内に、圧縮機や熱交換器２及び２個の送
風機３等が構成配置されている。

この室外ユニットの配線を束ね線方式により共通化配線
を行うに際し、第２図にも拡大して示すように、断面コ
字状部を有する一対のアングル６が、筐体Ｉの底板Ｉ４
の外側に予め溶接により固定されて構成される。従って
、アングルＢを底板１４に取付けられた場合、底板１４
に垂直な部分６ａを有し、これにより空間６ｂが形成さ
れるから、このアングル６を各室外ユニットの底板１４
の外側に取付けられることによって、第２図及び第３図
に示すように、この空間６ｂを利用して各室外ユニット
への束ね線５を配線することができる。

このアングル６によって形成される空間６ｂは、外側に
向は開口しているから、作業者の配線作業はやりやすく
なるとともに、このアングル６及び束ね線５は底板１４
の裏側にあって、人の目につきにくい位置にあるから、
外観を損なうことがない。

なお、束ね線５から分岐され、各ユニット内の端子板Ｉ
３に配線させるため、第１図及び第２図に示すように、
アングル６には予め切り欠き６ｃと、これに連なるよう
に底板１４にも貫通孔が設けられている。

なお、アングル６は断面コ字状の部分を有し、底板１４
の左右両端にわたる長さで構成した場合には、室外ユニ
ットが新たに大形化して重量が大となったときの底板１
４の強度補強の役割をも兼ね備えるものであるが、底板
Ｉ４の構成を改良することによって、底板１４としての
機械的強度を増加させ、同時に絞り型の種類が増える弊
害を解消することができる。

即ち、第４図及び第５図はこの発明による空気調和機の
室外ユニットの第２の実施例を示す斜視図及び断面図で
、底板（１４）を単位底板１５の複数（この実施例では
２個）並列組合わせ構成としたもので、底板（１４）の
大形化に際し、この単位底板１５の任意の数の組合わせ
により対応するものである。

例えば、５馬力用室外ユニツトの底板（１４）が、標準
化された１枚の単位底板１５で構成されるようにし、１
０馬力の容量の室外ユニットの底板（１４）を、第５図
に示すように、この単位底板１５を２枚並べた構成とし
、底板１４用絞り型の増加を押えるとともに、両単位底
板１５の縁が隣接する位置では強度が大となって、圧縮
機７等の重量物にも十分支え得るものとなる。

なお、この実施例では、１つの種類の単位底板Ｉ５を２
個使用した場合を使用したが、複数種の単位底板１５を
任意に組合わせ構成するようにしても良い。

以上のように、この発明による空気調和機の室外ユニッ
トは、単に断面コ字状部を有するアングルを備えただけ
の簡単な構成により、電源回線あるいは制御回線の配線
作業が容易となり、また底板を単位底板の組合せＩＩ４
成としたことによって底板としての強度向上と、部品と
りわけ絞り型の種類削減が可能となった。

［発明の効果］この発明による空気調和機の室外ユニットは、極めて簡
単な構造により、据付は時の配線工事がやりやすくなり
、また底板の強度も大となるので、実用に際し顕著な効
果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による空気調和機の室外ユニットを示
す斜視図、第２図は第１図に示す室外ユニットを４個並
設した場合の正面図、第３図は第２図のＡ−Ａｌｌ一部
所面図、第４図はこの発明による空気調和機の室外ユニ
ットの第２の実施例を示す斜視図、第５図は第４図のＢ
−Ｂ線断面図、第６図は従来の空気調和機の室外ユニッ
トを示す斜視図、第７図は第６図に示す室外ユニットを
４個並設した場合の正面図である。１・・・筐体、　　　　　　　１１・・・側板、１２ａ
、１２ｂ・・・共通孔、１３・・・取付板、１４・・・
底板、　　　　　　　１５・・・単位底板、２・・・熱
交換器、　　　　　３・・・送風機、４・・・電源供給
ユニット、　５・・・束ね線、６・・・アングル、　　
　　　　７・・・圧縮機。代理人　　弁理士　　大　胡　典　夫１　：筐イ本１４：底４Ｊ乏第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）筐体内に圧縮機や熱交換器等を収容した空気調和
機の室外ユニットにおいて、前記筐体の底板の外側に少
なくとも断面コ字状部を有するアングルを付加したこと
を特徴とする空気調和機の室外ユニット。
（２）前記筐体の底板を単位底板の複数の並列組合わせ
で構成したことを特徴とする前記請求項（１）記載の空
気調和機の室外ユニット。