JPH0467791A - モータ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、産業機器及び情報機器等に用いられる矩形波
ドライブのブラシレスモータの簡易形の駆動装置に関す
るものである。

従来の技術 近年、産業機器等の進展に伴い、それらを駆動するモー
タ及びモータ駆動装置は、高性能化や小型化が要求され
ている。

この種の駆動装置の最終段は電流ループ制御が行われて
おりコイル電流を検出し、コイル電流を制御することに
よって、高速応答性を得ている。

従来、星型結線された三相モータの駆動装置の電流検出
は二つの電流検出器を備え、二相のコイル電流を測定し
、残り一相のコイル電流は、前記つの電流検出器の出力
を演算することにより得る構成が一般的であった。以下
、その構成について、第３図を参照しながら説明する。

図に示すように、モータ駆動装置はコイル電流転流用ト
ランジスタ１と、二つの電流検出器２゜３を備えている
。４は星型結線された三相モータである。

電流検出器２はＵ相電流１ｕを測定し、電流検出器３は
Ｖ相電流Ｉｖを測定している。図中の電流検出器は、電
流検出器コア部を貫通した電流のみを検出する。その構
造は周知であるが貫通した電流がコアに誘起する磁束を
ホール素子で検知して電流検出を行うものである。

星型結線されたモータでは、 Ｉｕ＋Ｉｖ＋Ｉｗ＝０ の関係があり、Ｉｕ及びＩｖを測定すれば、Ｉｗは、 Ｉｗ＝　　（Ｉｕ＋　　Ｉ　　ｖ） の演算により容易に得ることができる。

発明が解決しようとする課題 このような従来のモータ駆動装置では、二つの電流検出
器が必要となり、高価でかつ装置の小型化が困難であっ
た。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、一つの電流検出器
で三相分のコイル電流を同時に測定し、電流転流情報に
応じた演算をすることにより、近似的に各相の電流を得
るものである。

作用 本発明は上記した手段により、一つの電流検出器で、す
べての相のコイル電流を近似的に得るもので、廉価で小
形の簡易的な駆動装置を提供するものである。

実施例 以下、本発明の一実施例について図を参照しながら説明
する。

第１図に示すように、電流検出器１０は、構造は従来例
で説明したものとまったく同じでコアを貫通した電流を
検出するものであるが、本実施例ではＩｕと、Ｉｖの逆
極性とが同時に貫通してＩｕと−Ｉｖの和を検出してお
り、ＩｕとＩｖの検出比率は、１対−１である。

電流検出器の検出係数をＫ（Ｖ／Ａ）とすると、電流検
出器の出力電圧Ｖは、 Ｖ＝Ｋ（Ｉｕ−１ｖ）となる。

矩形波ドライブのブラシレスモーフは、第２図（ａ）の
転流情報を有し、この転流情報により、コイル電流をロ
ータの位置により順次切り替えることにより、連続した
トルクを発生し回転している。コイル電流は前記転流情
報に応じて流れる為、各転流タイミングにおいて電流の
流れる相、及び方向は既知である。また、何れの転流タ
イミングにおいても、電流が○となる相が必ず一相有り
、他の二相に流れる電流の量は近似的に等しくなる。

今、ロータ位置が第２図の転流タイミングＯの場合、第
２図′ａ・に示すとおりＩｕは正の方向の電流が流れ、
またＩｖは負の方向の電流であり、その量はほぼ等しく
なる。またＩｗはＯである。

Ｉｕ＝−１ｖ＝１ とすると、この時の電流検出器の出力ｖＯは、ＶＯ＝Ｋ
（Ｉｕ−Ｔｖ） ＝２ＫＩ となる。したがって、このＶＯに１／２を乗ずればＩｕ
、−１／２を乗ずればＴｖの電流値が得られる。

次に、転流タイミング１では、Ｉｕは正、ＴｖはＯ，Ｉ
ｗは負である。

Ｉｕ＝−Ｉｗ＝１ とすると、この吟の電流検出器の出力ｖ１は、Ｖ１＝Ｋ
Ｉ となり、このＶｌに１を乗ずればＩｕ、−１を乗ずれば
Ｉｗの電流値が得られる。

同様に、転流タイミング２では、 Ｉｕ＝Ｏ Ｉ　ｖ＝　−Ｉ　ｗ＝　１ Ｖ２＝−Ｋ　１ となり、このｖ２に−１を乗ずればＩｖ、１を乗ずれば
Ｉｗの電流値が得られる。

転流タイミング３では、 Ｔｗ＝０ −Ｉｕ＝Ｉｖ＝−１ Ｖ３＝−２Ｋ　１ となり、このｖ３に１／２を乗ずればＩｕ、−１／２を
乗ずればＩｗの電流値が得られる。

転流タイミング４では、 Ｉｖ＝○ Ｉｕ＝Ｉｗ＝−１ Ｖ４＝−Ｋ　１ となり、このＶ４に１を乗ずればＩｕ、−１を乗ずれば
Ｉｗの電流値が得られる。

転流タイミング５では、 Ｉｕ＝Ｏ Ｉｖ＝Ｉｗ＝−ｒ Ｖ５＝ＫＩ となり、このＶ５に−１を乗ずればＩｖ、１を乗ずれば
Ｉｗの電流値が得られる。以上をまとめると第２図（ｂ
’）となる。

この様に本発明の矩形波ドライブのブラシレスモータ駆
動装置は、電流検出器１０の出力に転流タイミングに応
じた係数を乗する事により一つの電流検出器のみで、常
にす・＼ての相の電流情報を近似的に得てモータの駆動
を行う、廉価かつ小形の簡易形駆動装置である。。

なお、実施例では電流検出器におけるＩｕとＩｖの検出
比率をに一１としたが、１．−２等の他の検出比率にし
それらに応じた係数での演算としてもよい。

また、Ｕ相とＷ相の二相の電流を検出したが、他の二相
の検出としても良い。

また、電流検出器出力の演算は、演算装置５で行われる
が、これはマイクロコンピュータ−による演算でも、演
算増幅器による演算でも良い。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば一つ
の電流検出器のみで各相のコイル電流を検出でき、廉価
で小型のモータ駆動装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のモータ駆動装置のける、演
算内容を示した図、第３図は従来のモータ駆動装置の構
成図である。 １・・・・・・パワートランジスタ、４・・・・・・モ
ータ、５・・・・・・演算装置、６・・・・・・モータ
駆動装置、１０・・・・・・電流検出器。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ばか１名第　２　図 （ａ） 違−一（ぜり【■レクニ−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一つの電流検出器を備え、二相のモータコイル電流を前
   記電流検出器に貫通せしめ、前記電流検出器の出力にコ
   イル電流転流情報に応じた演算を行う事により、各相の
   コイル電流情報を得る演算装置を有する矩形波ドライブ
   のブラシレスモータ駆動装置。