JPH0465903B2 - - Google Patents

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JPH0465903B2
JPH0465903B2 JP27888087A JP27888087A JPH0465903B2 JP H0465903 B2 JPH0465903 B2 JP H0465903B2 JP 27888087 A JP27888087 A JP 27888087A JP 27888087 A JP27888087 A JP 27888087A JP H0465903 B2 JPH0465903 B2 JP H0465903B2
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JP
Japan
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workpiece
gear
revolution
rotation
motor
Prior art date
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JP27888087A
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English (en)
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JPH01123069A (ja
Inventor
Ken Namekawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kentetsu Co Ltd
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、所要のワークピースに真空蒸着によ
つて薄膜を形成するのに利用される薄膜蒸着装置
に関するものである。
<従来の技術> 薄膜蒸着装置としてはワークピース回転方式の
ものが良く知られている。例えば、蒸発源に対し
て回転可能に設けた軸(又はテーブル)の周囲に
ワークピースホルダを配置し、該ホルダに保持さ
せたワークピースを回転させることで蒸発源に対
して同一面が常に対面した状態で蒸着を行う方式
の治具を備えた、所謂公転式蒸着装置がある。又
上記方式に加えて更にワークピースホルダ自体
も、上記回転軸に設けた駆動ギアに噛合する従動
ギアを設けて、遊星運動により該従動ギアと直結
した上記ホルダを回転せしめ、即ち、自公転方式
の治具装置を備えた蒸着装置が知られている。
<発明が解決しようとする問題点> 上記公転方式の蒸着装置はワークピースの蒸発
源に対する向きが一方向で固定であるので、薄膜
はワークピースの蒸発源対向面のみしか形成する
ことができない問題があり、又自公転方式は上記
公転方式の問題を解決して回転面全面の蒸着が可
能という効果があり、且つ夫々上記機能に限りワ
ークピースの条件に応じた使い分けができるもの
の、上記両方式では、ワークピースの条件等によ
りある方向面のみ成膜させない加工を必要とする
場合や所要の面、部分のみ効果的な成膜を行わせ
るといつた要求がある場合にはワークピースホル
ダの位置決めをその都度調整したり、特殊な付加
治具を準備し利用するといつた煩雑な作業を要
し、対応が困難で効率が悪く、その解決が望まれ
ているものであつた。
本発明は上記問題点に鑑みて提供されたもの
で、上記従来の公転方式、自公転方式の機能はも
とより、自公転方式の自転と公転の回転比を任意
に可変できるとともに、ホルダの公転時における
蒸発源に対する向き方向、角度も任意に可変設定
できる様にすることを目的とするものである。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成する為本発明は、蒸発源に対し
て自公転できる様に構成されたワークピース取付
治具を備えた薄膜蒸着装置において、蒸発源を設
けた基台の周囲を回動可能に治具テーブルを設
け、該テーブルを回動駆動する制御用第一モータ
を備えるとともに、リングギアを上記基台及び治
具テーブルに対し同心回転自在に設けて、該リン
グギアに制御要第二モータで駆動する駆動ギアと
上記治具テーブルに対し回転自在に支持された適
宜数のワークピースホルダの回転軸に設けられた
従動ギアを歯合させて構成したものである。
<作用> 公転のみで利用する場合は、制御用第一モータ
の駆動で治具テーブルを回動させるとともに、リ
ングギアを上記テーブルの回動に同期して回転さ
せるべく、制御用第二モータを噛合する歯車比に
応じた回転数に設定して駆動せしめれば、ワーク
ピースホルダに保持されてワークピースは蒸発源
に対し常に同一面を対向させた姿勢で、即ち公転
駆動とすることができる。又、従来の如く自公転
させる場合には、制御用第二モータを停止せし
め、第一モータのみを駆動して治具テーブルを回
動させると、該テーブルに対して回転自在に支持
されているワークピースホルダの回転軸はその従
動ギアがリングギアに噛合しているので、回転停
止のリングギアにラツクピニオンギアの如き作用
により相対的に回転しながら噛合移動し、自転す
るので、即ち自公転駆動とすることができる。こ
の自転を公転に対し回転数比可変する場合は、上
記自公転駆動に際し、制御用第二モータを所要の
回転数に制御すれば、リングギアが設定数で回転
するので、相対的にワークピースホルダ回転が変
速されて動作することになる。
更に、又ワークピースの蒸着面を蒸発源に対し
所要角度に変角する場合は、ホルダへワークピー
スを保持させ、制御用第二モータを駆動させて上
記所要角度に変角せしめた後、制御用第一モータ
及び第二モータを上記公転駆動と同様に駆動せし
めればよく、これにより任意角度設定によるワー
クピースの対応面蒸着が可能となり、所要面毎の
蒸着ができることになる。
<実施例> 以下本発明の好適な実施例を図面に基づき説明
する。
第1図は本発明実施例に係る蒸着装置の構成を
示す側面図であり、第2図は第1図の平面図であ
る。
図において、1は蒸着装置の外殻であり、その
底部中央部には円板形の基台2が設けられ、該基
台2を利用して蒸発熱源としてのヒータ装置及び
被蒸着発物の溜皿(図示せず)等で構成された蒸
発源3が外殻1内に設置されている。4は外殻1
内で基台2の周辺に中空円板状に配設された治具
テーブルであり、該テーブルは後述する構成等に
より基台2に対し回動可能に設けられているもの
である。該治具テーブル4の上面には、その幅中
央円周上に適宜間隔でワークピースホルダ5が該
ホルダ軸5aを回転可能にして立設支持されてい
る。5bは各ワークピースホルダ5の上部を相互
に支持固定するアームである。又、治具テーブル
4の下面にはその外周の一部を段付きとして該段
付き外周に歯車を形成してテーブルギア6とし、
該ギア6に噛合する駆動ギア7に同軸連結とした
プーリ8と制御用モータ9をベルトで連結して、
上記治具テーブル4を制御用第一モータ9で回動
制御する様にしている。この制御用第一モータ9
の形式は、回転出力固定型或いはパルスモータ等
回転数可変型のモータ等任意のものが利用でき
る。
10は上記ホルダ軸5aの端部に取付けられた
従動ギアであり、対する駆動ギア11とはギア1
2を介して連結され、駆動ギア11に同軸連結と
したプーリ13と上記第一モータと同様機能の制
御用モータ14をベルトで連結して、上記従動ギ
ア10を制御用第二モータ14で回動制御する様
にしている。
即ち従動ギア10の回転によりワークピースホ
ルダ5が治具テーブル4上で回動する。しかして
上記リングギア12は、基台2の外周部に前記治
具テーブル4と同様に回転可能に配設されてお
り、図例では基台2の外周を段付きとしてその段
座にベアリング15を介して支持されている。該
リングギア12はその外周面を歯車構成としてい
るものであつて、該歯車部に上記の如くホルダ軸
5aの従動ギア10と制御用第二モータ14によ
り回転制御される駆動ギア11が噛合しているも
のである。又図例の場合は、リングギア12の上
面部に治具テーブル4の一部(内周側)がベアリ
ング16を介して位置しており、これらの構成で
治具テーブル4とリングギア12は基台2に対し
て同心回転するとともに相互にも夫々独立して回
転することができる様になつている。
上記構成において、蒸着成膜を要する所要のワ
ークピース(図示せず)をワークピースホルダ5
に保持させて蒸着加工を行う場合、先ず治具テー
ブル4の回転と上記ホルダ5の回転による所謂自
公転でのワークピース全面図の蒸着作業は、制御
用第二モータ14の駆動を停止させたまま制御用
第一モータ9を駆動させる。そうすると、上記第
二モータ14が停止しているのでリングギア12
は回転駆動せずに静止したままであるので、上記
第一モータ9の駆動により駆動ギア7を介して回
動を始める治具テーブル4の回動でリングギア1
2に噛合している従動ギア10が回転し、従つて
同軸連結であるホルダ軸5aが治具テーブル4に
対して回動することになり、即ちワークピースホ
ルダ5は治具テーブル4上で自転しながら公転す
ることになる。
上記第二モータ14を停止しているときの自転
と公転の比は上記各ギア部のギア比で所定値に固
定されたものとなるが、ワークピースの条件によ
り自転比を変更して行う必要が生じた場合には、
上記駆動に際し制御用第二モータ14を上記条件
に応じた回転数に設定して駆動する。そうすると
この第二モータ14の回転駆動によりリングギア
12が基台2に対し回転することになり、従つて
ホルダ軸5aの従動ギア10は前述の自公転の場
合に比べリングギア12の回転に対応した分だけ
その自転速度を変更せしめられて回転することに
なる。
上記第二モータ14を正逆転可能タイプとすれ
ば、ワークピースホルダ5の回転方向も任意に変
えることができる。
次に、ワークピースホルダを固定とした公転の
みによる運転を行う場合は、制御用第一モータ9
と第二モータ14を駆動させるのであるが、この
場合には治具テーブル4とリングギア12の回転
方向及び回転数を同一に設定制御する。するとワ
ークピースホルダ5は、蒸発源3に対し常に同一
面を対向して回転移動することになり、即ち公転
駆動とすることができる。
しかしてこの公転駆動において、ワークピース
の他の一部面も蒸着する必要がある場合には、従
来の方法によればワークピースホルダ5の向き、
ワークピースの向き等を改めて治具等により設定
し直す必要があつたが、本発明の実施例では上記
公転駆動による作業の後、公転中に若しくは一旦
停止せしめて、次いで制御用第二モータ14の回
転を制御して、即ち公転中であれば治具テーブル
4との上記同期回転を所要量丈ずらしてワークピ
ースホルダ5を所要角度変角せしめた後、再び治
具テーブルと同期回転させ、又一旦停止の場合で
あれば停止後に上記第二モータ14を駆動させて
ワークピースホルダ5を所要角度変角せしめ、次
いで上記第一、第二モータ9,14を夫々駆動し
てリングギア12と治具テーブル4を上記同期回
転に制御すればよい。これにより同一ワークピー
スの蒸着面が全面でなく二面部以上ある場合に両
モータ9,14の制御のみで順次任意に蒸着面変
更設定ができることになる。
尚、上記実施例においては、リングギア12及
び治具テーブル4の自転駆動にギア噛合を利用し
たものを説明したが、特に治具テーブル4の駆動
は上記構成に限らず、例えばテーブルギア6と駆
動ギア7を離間して両ギア間にギアベルトを掛架
して駆動するといつた構成にすることもできる。
又、第一、第二モータ9,14はプーリ8,13
との連結形式のみでなく、対応するギア7,11
の軸に直結したダイレクトドライブも可能であ
る。
<発明の効果> 以上述べてきた様に本発明にれば、ワークピー
スホルダの自転機構と、該ホルダを支持する治具
テーブルの回転機構を、夫々に駆動制御モータを
設けて両機構を相互に関連せしめると共に独立し
た駆動も可能としたので、ワークピースの蒸着条
件に応じて、公転、自公転比固定、自公転比可
変、公転時の蒸着面変更等の設定が任意にでき、
即ち本発明装置を蒸着条件に対しては汎用的に、
又作業は専用的にして各種のワークピースに対応
することができ、経済性、実用性に優れた装置と
して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の好適な実施例を示すもので、第
1図は、蒸着装置の構成を示す側面図、第2図は
第1図の平面図である。 尚、図中1は外殻、2は基台、3は蒸発源、4
は治具テーブル、5はワークピースホルダ、6は
テーブルギア、7は駆動ギア、9は制御用第一モ
ータ、10は従動ギア、11は駆動ギア、12は
リングギア、14は制御用第二モータである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蒸発源に対して自公転できる様に構成された
    ワークピース取付治具を備えた薄膜蒸着装置にお
    いて、 蒸発源を設けた基台の周囲を回動可能に治具テ
    ーブルを設け、該テーブルを回動駆動する制御用
    第一モータを備えるとともに、リングギアを上記
    基台及び治具テーブルに対し同心回転自在に設け
    て、該リングギアに制御用第二モータで駆動する
    駆動ギアと上記治具テーブルに対し回転自在に支
    持された適宜数のワークピースホルダの回転軸に
    設けられた従動ギアを噛合させて構成したことを
    特徴とする薄膜蒸着装置。
JP27888087A 1987-11-04 1987-11-04 薄膜蒸着装置 Granted JPH01123069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27888087A JPH01123069A (ja) 1987-11-04 1987-11-04 薄膜蒸着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27888087A JPH01123069A (ja) 1987-11-04 1987-11-04 薄膜蒸着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01123069A JPH01123069A (ja) 1989-05-16
JPH0465903B2 true JPH0465903B2 (ja) 1992-10-21

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ID=17603400

Family Applications (1)

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JP27888087A Granted JPH01123069A (ja) 1987-11-04 1987-11-04 薄膜蒸着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0741945A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Nippon Piston Ring Co Ltd 回転式コンプレッサ用ベーンの物理蒸着膜形成方法および装置
JP2018024948A (ja) * 2017-11-15 2018-02-15 有限会社ファームファクトリー 真空蒸着装置

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Publication number Publication date
JPH01123069A (ja) 1989-05-16

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