JPH0465579A - コーティング加工布 - Google Patents
コーティング加工布Info
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- JPH0465579A JPH0465579A JP2176800A JP17680090A JPH0465579A JP H0465579 A JPH0465579 A JP H0465579A JP 2176800 A JP2176800 A JP 2176800A JP 17680090 A JP17680090 A JP 17680090A JP H0465579 A JPH0465579 A JP H0465579A
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Landscapes
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、染料移行性のないポリエステル系繊維布帛の
コーティング加工布に関する。
コーティング加工布に関する。
[従来の技術]
現在、−船釣に利用されているコーティング加工布とし
ては、ナイロン繊維を主体とした織編物で、たとえば、
撥水・防水、透湿・撥水、通気性、防炎防融コーティン
グ等の加工を施した各種製品が衣料用または産業用とし
て幅広く利用されている。
ては、ナイロン繊維を主体とした織編物で、たとえば、
撥水・防水、透湿・撥水、通気性、防炎防融コーティン
グ等の加工を施した各種製品が衣料用または産業用とし
て幅広く利用されている。
ところが、近年になってナイロン繊維の原料の高騰から
ポリエステルとの価格差が一段と拡大されてきた。そこ
でナイロン繊維に替わるものとして、寸法安定性、強度
、耐光性、また素材の多様性等の特徴に優位性を有する
ポリエステル繊維のコーティング加工の開発が盛んに行
なわれるようになってきた。
ポリエステルとの価格差が一段と拡大されてきた。そこ
でナイロン繊維に替わるものとして、寸法安定性、強度
、耐光性、また素材の多様性等の特徴に優位性を有する
ポリエステル繊維のコーティング加工の開発が盛んに行
なわれるようになってきた。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、ポリエステル系繊維のコーティング加工布は、
コーテイング膜へ染料が移行し著しく汚染するという致
命的な問題を有していた。この理由としては、例えばナ
イロンの酸性染料染めのように繊維と染料が化学的に結
合されたものでなく、ポリエステル繊維の分散染料染め
の場合は、繊維基質を弛緩し、染料分子を物理的に押し
込んで染色を完結させたものであり、更に分散染料は有
機溶剤や合成樹脂に対して溶解性、親和性を有する特性
上、コーティング加工により繊維内の染料がコーティン
グ被膜層に移行すると考えられる。
コーテイング膜へ染料が移行し著しく汚染するという致
命的な問題を有していた。この理由としては、例えばナ
イロンの酸性染料染めのように繊維と染料が化学的に結
合されたものでなく、ポリエステル繊維の分散染料染め
の場合は、繊維基質を弛緩し、染料分子を物理的に押し
込んで染色を完結させたものであり、更に分散染料は有
機溶剤や合成樹脂に対して溶解性、親和性を有する特性
上、コーティング加工により繊維内の染料がコーティン
グ被膜層に移行すると考えられる。
従ってコーティング加工布において、濃色と淡色又は白
色のコーテイング面が接触すると濃色側の染料が淡色又
は白色のコーテイング面にまで容易に移行し、汚染を生
ずるこきになる。かかる問題に関しては、現在までに種
々検討が行なわれてきたが完全なものではなく実用化に
至っていないのが現状である。
色のコーテイング面が接触すると濃色側の染料が淡色又
は白色のコーテイング面にまで容易に移行し、汚染を生
ずるこきになる。かかる問題に関しては、現在までに種
々検討が行なわれてきたが完全なものではなく実用化に
至っていないのが現状である。
本発明の目的は、かかる従来技術の欠点に鑑み、染料移
行性のない、かつ加工法の容易なポリエステル系繊維布
帛の樹脂コーティング加工布を提供せんとするものであ
る。
行性のない、かつ加工法の容易なポリエステル系繊維布
帛の樹脂コーティング加工布を提供せんとするものであ
る。
[課題を解決するための手段]
本発明は、かかる目的を達成するために、次の構成を有
する。
する。
すなわち、本発明のコーティング加工布は、分散染料で
染色されたポリエステル系繊維布帛の樹脂コーティング
加工布であって、該樹脂コーティング層として、少なく
ともキトサン樹脂か主体成分である樹脂層を含有するこ
とを特徴とするものである。
染色されたポリエステル系繊維布帛の樹脂コーティング
加工布であって、該樹脂コーティング層として、少なく
ともキトサン樹脂か主体成分である樹脂層を含有するこ
とを特徴とするものである。
本発明における特徴は、キトサン樹脂という特殊な樹脂
層が、分散染料の移行を阻止することができるという新
しい発見に基づくものである。すなわち、繊維布帛から
昇華移行してくる分散染料をその経路のどこかで阻止し
、接触する他のコーティング加工布へ移行し、汚染させ
ることを防ごうとする技術思想である。コーティング樹
脂層全体をキトサン樹脂を主体に構成するという考え方
もあり得るが、キトサン樹脂は、それ自体では耐水性が
充分でないこと、該樹脂膜がやや硬く柔軟性に乏しいこ
と、また価格的に高価であるなどのことのために、実用
的な面からは適切でない。そこで、コーティング樹脂層
の厚み方向のどこかの部位にキトサン樹脂層を設けるこ
とによって、上述の目的を達成しようとするものである
。
層が、分散染料の移行を阻止することができるという新
しい発見に基づくものである。すなわち、繊維布帛から
昇華移行してくる分散染料をその経路のどこかで阻止し
、接触する他のコーティング加工布へ移行し、汚染させ
ることを防ごうとする技術思想である。コーティング樹
脂層全体をキトサン樹脂を主体に構成するという考え方
もあり得るが、キトサン樹脂は、それ自体では耐水性が
充分でないこと、該樹脂膜がやや硬く柔軟性に乏しいこ
と、また価格的に高価であるなどのことのために、実用
的な面からは適切でない。そこで、コーティング樹脂層
の厚み方向のどこかの部位にキトサン樹脂層を設けるこ
とによって、上述の目的を達成しようとするものである
。
本発明におけるポリエステル系繊維布帛としては、ポリ
エステル100%の織編物、不織布はもとより、ポリエ
ステル系繊維を必須とする混紡、混繊、交撚してなる糸
で構成された布帛、ならびに、ポリエステル系繊維を必
須とする交織、交編してなる布帛などを使用することが
できるが、ポリエステル系繊維を必須とする布帛であれ
ばよく、特に限定されるものではない。しかし、ポリエ
ステル100%やポリエステル高率混のようにポリエス
テル系繊維の含有率が高い布帛である方が、本発明の効
果は顕著である。
エステル100%の織編物、不織布はもとより、ポリエ
ステル系繊維を必須とする混紡、混繊、交撚してなる糸
で構成された布帛、ならびに、ポリエステル系繊維を必
須とする交織、交編してなる布帛などを使用することが
できるが、ポリエステル系繊維を必須とする布帛であれ
ばよく、特に限定されるものではない。しかし、ポリエ
ステル100%やポリエステル高率混のようにポリエス
テル系繊維の含有率が高い布帛である方が、本発明の効
果は顕著である。
かかるポリエステル系繊維布帛の染色は、特に限定され
た分散染料、または、特別な染色条件を必要とするもの
ではなく、通常に染色されたものを使用することができ
る。
た分散染料、または、特別な染色条件を必要とするもの
ではなく、通常に染色されたものを使用することができ
る。
本発明に使用するキトサン樹脂とは、カニやエビの甲殻
の主成分であるキチンを脱アセチル化して得られるポリ
(D−グルコサミン)を主要構成ポリマーとする樹脂で
あり、脱アセチル化度によって、種々のグレードのもの
がある。
の主成分であるキチンを脱アセチル化して得られるポリ
(D−グルコサミン)を主要構成ポリマーとする樹脂で
あり、脱アセチル化度によって、種々のグレードのもの
がある。
本発明では、溶解性を含めた使い易さと入手の容易性か
ら、好ましくは脱アセチル化度60〜99%程度のもの
を使用する。
ら、好ましくは脱アセチル化度60〜99%程度のもの
を使用する。
本発明は、かかるキトサン樹脂を主体とする樹脂層をポ
リエステル系繊維布帛にコーティングするが、ここで主
体とは、キトサン樹脂が分散染料の昇華移行を阻止し得
る程度に含有されていることを意味するものであり、該
樹脂の含有量に左右されるものではないが、好ましくは
キトサン樹脂を50重量%以上含有するものがよい。
リエステル系繊維布帛にコーティングするが、ここで主
体とは、キトサン樹脂が分散染料の昇華移行を阻止し得
る程度に含有されていることを意味するものであり、該
樹脂の含有量に左右されるものではないが、好ましくは
キトサン樹脂を50重量%以上含有するものがよい。
キトサン樹脂に混用する樹脂としては、キトサンを溶解
する溶剤、特に水に可溶性の樹脂が好ましく使用される
。たとえば、カルボキシメチチルセルロースナトリウム
塩やカチオン化セルロースのような可溶化セルロースが
好ましく使用される。
する溶剤、特に水に可溶性の樹脂が好ましく使用される
。たとえば、カルボキシメチチルセルロースナトリウム
塩やカチオン化セルロースのような可溶化セルロースが
好ましく使用される。
かかる樹脂とキトサン樹脂とは、酸性の水や水を含む混
合溶媒系に混合して使用するのが好ましい。
合溶媒系に混合して使用するのが好ましい。
キトサン樹脂を主体とする樹脂層のコーティング方法と
しては、該樹脂溶液を通常の方法でコーティングし、乾
燥製膜するか、または非溶媒中に浸漬凝固する方法がと
られる。
しては、該樹脂溶液を通常の方法でコーティングし、乾
燥製膜するか、または非溶媒中に浸漬凝固する方法がと
られる。
キトサン樹脂の溶媒としては、酢酸などの弱酸の水また
はDMFなどの稀薄溶液が便利に使われる。該樹脂溶液
の樹脂濃度は、目的とする性能の発現のために、好まし
くは0.5〜10重量%。
はDMFなどの稀薄溶液が便利に使われる。該樹脂溶液
の樹脂濃度は、目的とする性能の発現のために、好まし
くは0.5〜10重量%。
さらに好ましくは、1〜5重量%程度がよい。
かかる方法によって得られる該樹脂膜厚は、好ましくは
0.1〜10ミクロン程度のものが、目的達成の上から
よい。
0.1〜10ミクロン程度のものが、目的達成の上から
よい。
かかるキトサン樹脂は、前述したように耐水性が充分で
ないという欠点があり、単独で実用しにくいので、好ま
しくは耐水性を有するキトサン樹脂を主体成分としない
樹脂を保護層としてコーティングするのがよい。
ないという欠点があり、単独で実用しにくいので、好ま
しくは耐水性を有するキトサン樹脂を主体成分としない
樹脂を保護層としてコーティングするのがよい。
かかるキトサン樹脂を主体成分としない樹脂層の主体成
分としては、ウレタン系樹脂、アクリルエステル系樹脂
、シリコン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹
脂など一般のコーティング加工に使用される各種樹脂を
使用することができる。この樹脂層は、コーティング製
品本来の目的である防水性能を担うものであり、製品の
用途によって、要求される柔軟性や、耐久性の点から、
上記各種樹脂の中から適切なものが選ばれる。
分としては、ウレタン系樹脂、アクリルエステル系樹脂
、シリコン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹
脂など一般のコーティング加工に使用される各種樹脂を
使用することができる。この樹脂層は、コーティング製
品本来の目的である防水性能を担うものであり、製品の
用途によって、要求される柔軟性や、耐久性の点から、
上記各種樹脂の中から適切なものが選ばれる。
キトサン樹脂を主体成分とする樹脂層は、コーティング
層の厚み方向に偏って分布させるのが好ましいが、さら
に好ましくはポリエステル系繊維布帛側に偏って分布さ
せるのが、染料移行防止性に優れた効果を発揮する。
層の厚み方向に偏って分布させるのが好ましいが、さら
に好ましくはポリエステル系繊維布帛側に偏って分布さ
せるのが、染料移行防止性に優れた効果を発揮する。
かかる分布のさせ方の具体例としては、たとえば、ポリ
エステル系繊維布帛の上に直接存在させるか、キトサン
樹脂を主体としない(含まない)2つの樹脂層の間に存
在させるか、あるいはコーテイング面の表層に存在させ
るなどの方法を使用することができる。一般にキトサン
樹脂は、上記他種ポリマーとは混ざり合わないので、結
果的にコーティング層の構造は、好まし゛くは2層以上
の多層構造の形をとるのがよい。
エステル系繊維布帛の上に直接存在させるか、キトサン
樹脂を主体としない(含まない)2つの樹脂層の間に存
在させるか、あるいはコーテイング面の表層に存在させ
るなどの方法を使用することができる。一般にキトサン
樹脂は、上記他種ポリマーとは混ざり合わないので、結
果的にコーティング層の構造は、好まし゛くは2層以上
の多層構造の形をとるのがよい。
また、繊維布帛層を含めて、各層間の密着性、接着性を
得るために、布帛の前処理や、コーテイング面とコーテ
イング面の間に何等かの加工剤処理を施すことも可能で
ある。また、防水布帛商品として、通常、撥水性能を付
与するために、コーティング加工の前または後に撥水加
工が施すことも好ましい。基本的には、キトサン樹脂は
、耐水性に乏しいので、そのまま製品のコーテイング面
の最外表面に位置させることは好ましくないが、必要な
場合には、架橋剤や変性薬剤処理で耐水性を持たせるこ
とによって最外層表面に位置させることも可能である。
得るために、布帛の前処理や、コーテイング面とコーテ
イング面の間に何等かの加工剤処理を施すことも可能で
ある。また、防水布帛商品として、通常、撥水性能を付
与するために、コーティング加工の前または後に撥水加
工が施すことも好ましい。基本的には、キトサン樹脂は
、耐水性に乏しいので、そのまま製品のコーテイング面
の最外表面に位置させることは好ましくないが、必要な
場合には、架橋剤や変性薬剤処理で耐水性を持たせるこ
とによって最外層表面に位置させることも可能である。
[作用]
本発明は、分散染料で染色されたポリエステル系繊維布
帛の樹脂コーティング製品において、キトサン樹脂を主
体とする樹脂層をコーティング層のどこかの位置に存在
させることによって、意外にも繊維布帛から昇華移行し
てくる染料の移行を阻止し、接触する他の樹脂コーティ
ング製品への汚染を防止するものである。
帛の樹脂コーティング製品において、キトサン樹脂を主
体とする樹脂層をコーティング層のどこかの位置に存在
させることによって、意外にも繊維布帛から昇華移行し
てくる染料の移行を阻止し、接触する他の樹脂コーティ
ング製品への汚染を防止するものである。
[実施例]
以下実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこ
れらの実施例によって限定されるものではない。
れらの実施例によって限定されるものではない。
実施例中の染料移行汚染堅牢性の評価は次の方法にした
がって行なった。
がって行なった。
試験片(5cmx5 cm)のコーテイング面と非コー
テイング面にポリエステル添付白布(試験片と同一の生
地で試験片と同一の樹脂をコーティングしたもの、5c
m×5cm)のコーテイング面が接触するように、ガラ
ス板2枚の間にはさみ、200grの荷重をかけて恒温
乾燥機(100℃±2℃)中に48時間放置し、放冷後
、試験片から添付白布への染料移行状態を汚染用グレー
スケールで等級判定を行なった。
テイング面にポリエステル添付白布(試験片と同一の生
地で試験片と同一の樹脂をコーティングしたもの、5c
m×5cm)のコーテイング面が接触するように、ガラ
ス板2枚の間にはさみ、200grの荷重をかけて恒温
乾燥機(100℃±2℃)中に48時間放置し、放冷後
、試験片から添付白布への染料移行状態を汚染用グレー
スケールで等級判定を行なった。
また、実施例、比較例中に用いたコーティング用樹脂は
次のものを使用した。
次のものを使用した。
(A)キトサン樹脂
(ダイキトサンド9脱アセチル化度 約80%:大日精
化工業株式会社製) (B)ポリエステル系ポリウレタン樹脂(クリスボン
8006HV:三洋化成株式会社製) (C)アクリルエステル樹脂 (クリスコート P−1120:大日本インキ株式会社
製) (D)シリコーン樹脂 (東しシリコーン5D8001 :東レシリコーン株式
会社) 実施例1〜3、比較例1〜3 たて糸50デニール、よこ糸が75デニールのポリエス
テルフィラメント糸使い平織物を分散染料レゾリン、ブ
ルーFBL (ResolineBlue FBL)
3%o、w、f、温度130℃で60分間染色し、通常
の洗浄を行ない、乾燥後180℃のヒートセットを行な
って染色布を得た。
化工業株式会社製) (B)ポリエステル系ポリウレタン樹脂(クリスボン
8006HV:三洋化成株式会社製) (C)アクリルエステル樹脂 (クリスコート P−1120:大日本インキ株式会社
製) (D)シリコーン樹脂 (東しシリコーン5D8001 :東レシリコーン株式
会社) 実施例1〜3、比較例1〜3 たて糸50デニール、よこ糸が75デニールのポリエス
テルフィラメント糸使い平織物を分散染料レゾリン、ブ
ルーFBL (ResolineBlue FBL)
3%o、w、f、温度130℃で60分間染色し、通常
の洗浄を行ない、乾燥後180℃のヒートセットを行な
って染色布を得た。
この染色布に、キトサン樹脂2gを1%酢酸に溶解した
溶液を上記コーティング用染色布にナイフコーティング
し、130℃で1分間乾燥した。
溶液を上記コーティング用染色布にナイフコーティング
し、130℃で1分間乾燥した。
キトサン樹脂付着量は、4.0g/mであった。
引続きポリエステル系ポリウレタン樹脂のジメチルホル
ムアミド溶液をナイフコーターでコーティングし、15
0℃で乾燥して、塗布量25g/rrf(合計29 g
/m)のコーティング加工布を得た(実施例1)。
ムアミド溶液をナイフコーターでコーティングし、15
0℃で乾燥して、塗布量25g/rrf(合計29 g
/m)のコーティング加工布を得た(実施例1)。
次に、実施例1で得た染色布に、キトサン樹脂コーティ
ングを施さないで、直接ポリエステル系ポリウレタン樹
脂のジメチルホルムアミド溶液のみを乾式コーティング
して、コーティング加工布を得た(比較例1)。
ングを施さないで、直接ポリエステル系ポリウレタン樹
脂のジメチルホルムアミド溶液のみを乾式コーティング
して、コーティング加工布を得た(比較例1)。
また、実施例1で得た染色布に、ポリエステル系ポリウ
レタン樹脂のジメチルホルムアミド溶液を乾式コーティ
ングして、塗布量10 g/rr?のコーティング加工
布を得た後、実施例1と同じキトサン樹脂溶液を実施例
1と同様の方法でコーティング製膜し、さらに上記ポリ
エステル系ポリウレタン樹脂のジメチルホルムアミド溶
液をコーティングし、乾式製膜し、合計樹脂塗布量が3
0g/ゴのコーティング加工布を得た(実施例2)。
レタン樹脂のジメチルホルムアミド溶液を乾式コーティ
ングして、塗布量10 g/rr?のコーティング加工
布を得た後、実施例1と同じキトサン樹脂溶液を実施例
1と同様の方法でコーティング製膜し、さらに上記ポリ
エステル系ポリウレタン樹脂のジメチルホルムアミド溶
液をコーティングし、乾式製膜し、合計樹脂塗布量が3
0g/ゴのコーティング加工布を得た(実施例2)。
また、実施例1において、コーティング樹脂として、ア
クリルエステル樹脂及びシリコン樹脂を用いる以外は実
施例1と同じ方法でコーティング加工布を得た(実施例
3)。
クリルエステル樹脂及びシリコン樹脂を用いる以外は実
施例1と同じ方法でコーティング加工布を得た(実施例
3)。
また、キトサン樹脂をコーティングしない以外は、実施
例3と同じ方法でアクリルエステル樹脂、シリコン樹脂
をコーティングしたコーティング加工布を得た(比較例
2)。
例3と同じ方法でアクリルエステル樹脂、シリコン樹脂
をコーティングしたコーティング加工布を得た(比較例
2)。
かかるコーティング加工布の染料移行汚染堅牢度の評価
結果を第1表に示す。
結果を第1表に示す。
第1表から明らかのように、実施例1〜3のものは、高
い移行汚染堅牢性を示したが、比較例1〜2のものは、
実施例のものに比して移行汚染堅牢性に著しく劣り、実
用性の認められないものであった。
い移行汚染堅牢性を示したが、比較例1〜2のものは、
実施例のものに比して移行汚染堅牢性に著しく劣り、実
用性の認められないものであった。
第
表
表中
(ネ)繊維:ポリエステル染色布帛
C:キトサン樹脂
PU:ボリウレタ樹脂
Aニアクリルエステル樹脂
S:シリコーン樹脂
[発明の効果]
本発明によれば、染料移行性が抑制され、汚染防止性の
著しく向上したポリエステル系繊維布帛の樹脂コーチイ
ンク加工布を提供することができ、スポーツ衣料をはじ
めとして、靴、鞄などの各種コーティング加工布の各種
用途に有用である。
著しく向上したポリエステル系繊維布帛の樹脂コーチイ
ンク加工布を提供することができ、スポーツ衣料をはじ
めとして、靴、鞄などの各種コーティング加工布の各種
用途に有用である。
Claims (4)
- (1)分散染料で染色されたポリエステル系繊維布帛の
樹脂コーティング加工布であって、該樹脂コーティング
層として、少なくともキトサン樹脂が主体成分である樹
脂層を含有することを特徴とするコーティング加工布。 - (2)キトサン樹脂が、厚み方向に偏って分布している
ことを特徴とする請求項(1)記載のコーティング加工
布。 - (3)キトサン樹脂が、ポリエステル系繊維布帛側に偏
って分布していることを特徴とする請求項(1)記載の
コーティング加工布。 - (4)キトサン樹脂以外の樹脂成分が、ウレタン系樹脂
、アクリルエステル系樹脂またはシリコーン系樹脂のう
ちから選ばれた樹脂であることを特徴とする請求項(1
)記載のコーティング加工布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2176800A JPH0465579A (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | コーティング加工布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2176800A JPH0465579A (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | コーティング加工布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0465579A true JPH0465579A (ja) | 1992-03-02 |
Family
ID=16020065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2176800A Pending JPH0465579A (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | コーティング加工布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0465579A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970043556A (ko) * | 1995-12-30 | 1997-07-26 | 이웅열 | 폴리에스터 심색성포지의 제조방법 |
WO2003082995A1 (fr) * | 2002-04-02 | 2003-10-09 | Ahlstrom Corporation | Support enduit d'une couche a base de chitosane et procede de fabrication |
KR100421644B1 (ko) * | 2001-02-22 | 2004-03-10 | 주성화학(주) | 직물지의 전사인쇄 표면처리재 |
KR100457702B1 (ko) * | 1997-07-21 | 2005-04-06 | 주식회사 휴비스 | 향균성 폴리에스테르 직물의 제조방법 |
-
1990
- 1990-07-03 JP JP2176800A patent/JPH0465579A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970043556A (ko) * | 1995-12-30 | 1997-07-26 | 이웅열 | 폴리에스터 심색성포지의 제조방법 |
KR100457702B1 (ko) * | 1997-07-21 | 2005-04-06 | 주식회사 휴비스 | 향균성 폴리에스테르 직물의 제조방법 |
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WO2003082995A1 (fr) * | 2002-04-02 | 2003-10-09 | Ahlstrom Corporation | Support enduit d'une couche a base de chitosane et procede de fabrication |
US7241498B2 (en) | 2002-04-02 | 2007-07-10 | Ahlstrom Corporation | Support covered with a chitosan-based coating and method for the production thereof |
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