JPH0463306A - 光ファイバの簡易突合せ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、光ファイバ同士を一時的に突合せ接続する簡
易突合せ装置に関する。

（従来の技術） 現用の光通信回線において、現場で光ファイバを検査す
る場合等には、被測定側の複数の光ファイバを、０ＴＤ
Ｒ（ｏｐｔｉｃａｌ　ｔｉｍｅ　ｄｏｍａｉｎ　ｒｅｆ
ｌｅｃｔｏｍｅ−ｔｅｒ）等の測定器に接続されたダミ
ーファイバに、−時的に突合せ接続する簡易突合せ装置
が使用されている。

かかる光ファイバの簡易突合せ装置には、例えば、■溝
を有する突合せ部材、該突合せ部材の両側に配置され、
測定側のダミーファイバを挾持したホルダを装着する固
定装着台、被測定側の複数の光ファイバを挾持したホル
ダを装着する可動装着台、該可動装着台を駆動させる駆
動手段を備え、該駆動手段により可動装着台を駆動させ
ることにより、両光ファイバの端面同士を突合せ接続す
るものがある。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上記光ファイバの簡易突合せ装置においては
、光ファイバか極めて細いことから、ホルダに挾持され
た被測定側の光ファイバを、前記Ｖ溝の所定位置に精度
良く位置決めする必要がある。かかる位置決めのために
、画像入力装置、例えば、ＣＯＤ　（ｃｈａｒｇｅ−ｃ
ｏｕｐｌｅｄ　ｄｅｖｉｃｅ）カメラが用いられている
。

このカメラは、前記突合せ部材と被測定側の光ファイバ
とを画像変換してデジタル化するもので、この画像処理
結果に基づいて画面上に表示された映像をモニタしなが
ら、上記簡易突合せ装置の可動装着台を駆動することに
より、被測定側の光ファイバを前記Ｖ溝の所定位置に位
置決めするのに使用されている。

このため、ＣＣＤカメラを使用して位置決めする場合に
は、位置決め装置が高価になるうえ、鮮明な画像を得る
べく、焦点合わせ用の焦点調節機構を追加しなければな
らないという問題があった。

本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、突合せ部材
のＶ溝に対して光ファイバを精度良く位置決めてき、且
つ、安価な光ファイバの簡易突合せ装置を提供すること
を目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明によれば、光ファイバを
挾持したホルダを装着する一組の装着台、該一組の装着
台の間に配置され、前記各ホルダに挾持された光ファイ
バの先端同士を撓ませながら互いに突合せ接続するＶ溝
が形成された突合せ部材、前記一組の装着台の少なくと
も一方を駆動する駆動手段を備え、該駆動手段により一
方の装着台を駆動させて前記光ファイバの先端同士を一
時的に突合せ接続する光ファイバの簡易突合せ装置にお
いて、前記一方のホルダに挾持された光ファイバ位置を
検出する位置検出センサと、該位置検出センサからの検
出信号に基づいて前記駆動手段の作動を制御し、前記一
方のホルダに挾持された光ファイバを、前記Ｖ溝の所定
位置に位置決めする制御手段とを有する位置決め装置を
設けたものである。

（作用） 位置検出センサは、一方のホルダに挾持された光ファイ
バ位置を検出し、その結果を制御手段に出力する。制御
手段は、入力された光ファイバ位置に基づいて駆動手段
の作動を制御し、一方の装着台に装着されたホルダの光
ファイバを、Ｖ溝の所定位置に位置決めする。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図乃至第４図に基づいて
詳細に説明する。

本発明の簡易突合せ装置１は、第１図及び第２図に示す
ように、固定装着台１０及び可動装着台２０からなる一
組の装着台、該一組の装着台の両側に配置され、Ｖ溝３
１を有する突合せ部材３ｏ、駆動手段４０及び位置検出
センサ５１と電子制御装置（ＥＣＵ）５２とを有する位
置決め装置５゜を備えている。

一組の装着台１０．２０は、共に光ファイバを挾持した
ホルダ１１．２１を装着するもので、ホルダ１１には０
ＴＤＲ等の測定器に接続されたダミーファイバＩ２か挾
持され、ホルダ２１には被測定側のテープファイバ２２
が夫々挾持されている。両ファイバ１２．２２は、先端
部の被覆を除去する等、突合せ接続における所定の前処
理が施され、複数の裸ファイバ１２ａ、２２ａか露出し
ている。

また、固定装着台ＩＯは、支持テーブル１３に支持軸１
４により支持されており、第２図に示すように、突合せ
部材３０の前面に対して所定角度θ（Ｏｏくθ＜６０’
）傾斜させて支持テーブル１３に固定されている。これ
により、ホルダ１１に挾持されたダミーファイバＩ２は
、複数の裸ファイバ１２ａの先端が、突合せ部材３０の
ＶＪ３１内に当接して撓んでいる。

可動装着台２０は、支持テーブル２３上に支持軸２４に
より回動自在に支持され、第２図に二点鎖線で示したよ
うに、後述する駆動手段４０の回動モータ（図示せず）
により、支持軸２４を中心として０°〜６０°の範囲を
回動される。そして、支持テーブル２３は、後述する駆
動手段４０のボ−ルネン４１に昇降自在に取付けられて
いる。これにより可動装着台２０は、支持テーブル２３
と一体に昇降される。

突合せ部材３０は、前面３０ａに水平方向に複数の■溝
３１か形成され、これらのＶ溝３１内に各裸ファイバ１
２ａ、２２ａの先端を当接させて撓ませることにより、
これらの先端同士を一時的に突合せ接続するものである
。

駆動手段４０は、支持テーブル２３を昇降させると共に
、ホルダ２Ｉを装着した可動装着台２０を前記回動モー
タにより支持軸２４を中心として回動させるもので、こ
れにより複数の裸ファイバ２２ａを、■溝３１内に先端
を当接させて撓んでいる複数の裸ファイバ１２ａとに夫
々突合せ接続させる。

また、支持テーブル２３を昇降させる駆動手段４０は、
鉛直に配置されるボールネジ４１と、ボールネジ４Ｉを
回動させる駆動モータ４２とを備えている。ボールネジ
４１は、図示しないベアリングを介して、第１図に示す
ように、上下端を支持部材４３．４４に支持されている
。駆動モータ４２は、ボールネジ４Ｊの下端を支持する
支持部材４４の下部に設けられている。このモータ４２
は、支持テーブル２３を上下方向の位置を精密に位置合
せてきるように、例えば、パルスモータを使用する。

位置決め装置５０は、テープファイバ２２を突合せ部材
３０の■溝３１に対して精度良く位置決めするものであ
る。

位置検出センサ５１．は、テープファイバ２２における
複数の裸ファイバ２２ａの上端位置を検出して電子制御
装置５２に圧力するもので、例えば、透過型レーザセン
サが使用されている。このセンサ５１は、第３図に示す
ように、位置検出用のレーザ光を投光する投光部５１ａ
、テープファイバ２２を挟んで投光部５１ａと対向配置
される受光部５１ｂを有しており、投光部５１ａ及び受
光部５１ｂには夫々スリット５１ｃ、５１ｄ（スリット
５１ｃは図示していない）が対向する位置に形成されて
いる。そして、このセンサ５１は、投光部５１ａのスリ
ブｈ５１ｃからレーザ光を投光し、対向する受光部５１
ｂのスリット５１ｄを通過した通過光を、内部の光セン
サ（図示せず）で受光することにより、スリット５１ｃ
、５１ｄ間にテープファイバ２２の検出光路ＰＬを形成
する。

したがって、第３図に示すように、位置検出センサ５１
においては、複数の裸ファイバ２２ａにより検出光路Ｐ
Ｌの一部が遮断されるので、スリット５１ｃから投光さ
れたレーザ光の上端から複数の裸ファイバ２２ａの上端
までの長さを検出距離ＤＬとして検出し、この検出距離
阻を電子制御装置５２に出力する。

電子制御装置５２は、検出距離ＤＬに基づいて駆動モー
タ４２の作動をクローズトループ制御し、テープファイ
バ２２を突合せ部材３ｏのＶ溝３１に対して所定位置に
位置決めするものである。制御装置５２におけるクロー
ズトループ制御においては、テープファイバ２２が予め
設定した指定位置に存在するときの、レーザ光の上端か
ら複数の裸ファイバ２２ａの上端までの距離を設定距離
りと乙て、検出距離り、との差を誤差ΔＤとして補正す
るように駆動モータ４２の作動を制御する。

従って、テープファイバ２２か予め設定した指定位置に
存在すれば、可動装着台２０を支持軸２４を中心として
回動させるたけて、複数の裸ファイバ２２ａは予め定め
た所定のＶ溝３１内に当接する。

本発明の簡易突合せ装置Ｉは、以上のように構成されて
おり、ダミーファイバ１２とテープファイバ２２とを、
突合せ装置３０のＶ溝３１内で一時的に突合せて接続す
る。このとき、位置決め装置５０は、電子制御装置５２
によりホルダ２１に挾持されたテープファイバ２２を、
第４図に示す流れに沿って以下のように位置決め制御す
る。

先ず、前処理を施して複数の裸ファイバ２２ａが所定長
さだけ延出した非測定側のテープファイバ２２を、複数
の裸ファイバ２２ａを所定長さだけ延出させてホルダ２
１に挾持させ、このホルダ２Ｉを可動装着台２０に装着
する。

すると、検出光路ＰＬの一部が複数の裸ファイバ２２ａ
によって遮断され、位置決め装置５０は、位置検出セン
サ５１の受光部５１ｂが、このときの検出距離ＤＬ＋を
検出し、電子制御装置５２に出力する（ステップ５ＩＯ
）。

電子制御装置５２は、入力された検出距離ＤＬ＋に基つ
いて誤差ΔＤ　＋　（−Ｄ　　Ｄ　ｔ　＋　）を演算す
る（ステップ５１２）。

次いで、電子制御装置５２は、この誤差△Ｄ１を位置決
め誤差として、誤差ΔＤ１かセロとなるように、駆動モ
ータ４２の作動を制御しながらボールネジ４１を所定量
回転させ、支持テーブル２３を昇降させる（ステップ５
１４）。

しかる後、位置検出センサ５■は、改めてテープファイ
バ２２の検出距離ＤＬ２を受光部５１ｂで検８し、電子
制御装置５２に出力する（ステップ５１６）。

電子制御装置５２は、入力された検出距離ＤＬ２に基づ
いて誤差ΔＤ　２　（−Ｄ　　Ｄ　Ｌ　２　）を演算す
る（ステップ８１８）。

そして、電子制御装置５２は、この誤差△Ｄ２かセロと
なるように、駆動モータ４２を作動させてボールネジ４
１を所定量回転させ、支持テーブル２３を昇降させる（
ステップ５２０）。

位置決め装置５０は、このような操作を繰り返し、テー
プファイバ２２の設定距離りと検出距離Ｄｔ、ａとの値
を一致させるように駆動モータ４２を作動させ、支持テ
ーブル２３を昇降させる。かくして、電子制御装置５２
か演算した誤差かΔＤ１０となったときに、テープファ
イバ２２は、突合せ装置３０のＶ溝３１に対して正確に
位置決めされたことになる。

しかる後、前記回動モータを作動させ、可動装着台２０
を第２図に二点鎖線で示したように回動させる。これに
より、複数の裸ファイバ２２ａは、■溝３１内において
ダミーファイバ１２の裸ファイバ１２ａと突合せ接続さ
れる。

そして、テープファイバ２２の目的とする光学検査が終
了したときは、前記と逆の操作により可動装着台２０を
支持テーブル２３と共に元の位置へ復帰させることによ
り、ダミーファイバ１２とテープファイバ２２との一時
的な突合せ接続か解除される。

尚、上記実施例においては、位置検出センサとして透過
型のレーザセンサを使用したか、反射型のレーザセンサ
を使用してもよいことはいうまでもない。但し、反射型
レーザセンサは、測定する光ファイバの位置に焦点を合
わせることにより、その焦点位置に存在する光ファイバ
を検出する。

このため、反射型レーザセンサの場合には、測定する光
ファイバに湾曲等のクセがあると正確な検出ができない
ことがあるので、透過型レーザセンサの方が好ましい。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明の光ファイバの簡
易突合せ装置によれば、一方のホルダに挾持された光フ
ァイバ位置を検出する位置検出センサと、該位置検出セ
ンサからの検出信号に基づいて駆動手段の作動を制御し
、一方のホルダに挟持された光ファイバを、■溝の所定
位置に位置決めする制御手段とを有する位置決め装置を
設けたので、突合せ部材のＶ溝に対して光ファイバを精
度良く位置決めすることかできる。また、構造か簡単で
あることから、既存の突合せ装置にも適用可能であり、
安価に提供することかできる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を説明するもので
、第１図は簡易突合せ装置の概略構成を示す正面図、第
２図は同しく平面図、第３図は位置検出センサの斜視図
、第４図は位置決め装置による光ファイバの位置決め制
御を示すフローチャートである。 ■・・・簡易突合せ装置、ｌＯ・・・固定装着台、１１
・・・ホルダ、１２・・・ダミーファイバ、２０・・・
可動装着台、２１・・・ホルダ、２２・・・テープファ
イバ、３０・・・突合せ部材、３１・・・Ｖ溝、４０・
・・駆動手段、４１・・・ボールネジ、４２・・・駆動
モータ、５０・・・位置決め装置、５１・・・位置検出
センサ、５２・・・電子制御装置。 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光ファイバを挾持したホルダを装着する一組の装着台、
   該一組の装着台の間に配置され、前記各ホルダに挾持さ
   れた光ファイバの先端同士を撓ませながら互いに突合せ
   接続するＶ溝が形成された突合せ部材、前記一組の装着
   台の少なくとも一方を駆動する駆動手段を備え、該駆動
   手段により一方の装着台を駆動させて前記光ファイバの
   先端同士を一時的に突合せ接続する光ファイバの簡易突
   合せ装置において、前記一方のホルダに挾持された光フ
   ァイバ位置を検出する位置検出センサと、該位置検出セ
   ンサからの検出信号に基づいて前記駆動手段の作動を制
   御し、前記一方のホルダに挾持された光ファイバを、前
   記Ｖ溝の所定位置に位置決めする制御手段とを有する位
   置決め装置を設けたことを特徴とする光ファイバの簡易
   突合せ装置。