JPH0461753B2 - - Google Patents

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JPH0461753B2
JPH0461753B2 JP17394786A JP17394786A JPH0461753B2 JP H0461753 B2 JPH0461753 B2 JP H0461753B2 JP 17394786 A JP17394786 A JP 17394786A JP 17394786 A JP17394786 A JP 17394786A JP H0461753 B2 JPH0461753 B2 JP H0461753B2
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electrode
welding
arc
trailing
waveform
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JP17394786A
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Juji Sugitani
Masao Kobayashi
Masatomo Murayama
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JFE Engineering Corp
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Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/12Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
    • B23K9/127Means for tracking lines during arc welding or cutting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は2電極を用いた高速回転アーク隅肉
溶接の開先ならい制御方法に関する。
〔従来の技術〕
電極ノズルを同心状に高速回転することによ
り、アークを回転する溶接方法によれば、アーク
の物理的効果が周辺に分散され、溶込の周辺分
散、偏平ビード(わん曲ビード)の形成あるいは
回転遠心力によるワイヤ溶融速度の向上などの利
点が得られ、特に厚板の狭開先溶接に用いられて
大きな効果を発揮する。
この高速回転アーク溶接方法を下向水平隅肉溶
接に適用する溶接方法が、高速回転アーク隅肉溶
接方法としてこの出願の出願人によつて提案され
ている(特願昭60−88732号)。
第13図は上記高速回転アーク隅肉溶接方法の
概要を示す斜視図であり、図において1は電極ノ
ズル、2は電極ノズル1を回転する回転モータ、
3は電極ノズル1の先端に備えた通電チツプの偏
心孔を通過するワイヤ、4はアーク、5は溶融
池、6は溶接ビード、7は下板、8は下板7に立
設した立板、9は開先のルートである。
この高速回転アーク隅肉溶接方法においては、
回転モータ2により溶接電流、溶接速度に適応し
た回転数で電極ノズル1を回転することによりワ
イヤ3先端を回転させてアーク4を回転させなが
ら開先のルート9に沿つて下板7と立板8の溶接
を行ない、等脚長の溶接ビード6を形成してい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記高速回転アーク隅肉溶接方法においては、
適当な溶込深さを得るためワイヤ3の回転直径を
1mmから6mmの範囲としているため、単電極の溶
接では大脚長のビードを形成することは困難であ
る。したがつて大脚長のビードを高速で形成する
ために、開先線をはさんで等間隔に設けた先行電
極と後行電極を高速度で回転することが必要とな
る。
この場合、先行電極と後行電極の開先線に対す
る位置がわづかでもずれると溶接欠陥が広範囲に
発生することになる。この溶接欠陥の発生を防止
するため先行電極と後行電極の自動ならいは不可
欠である。
この発明はかかる要望に対処するためになされ
たものであり、なんらの検出器をも必要としない
で、回転するアークそのものの特性を利用して高
精度かつリアルタイムで、ならい制御を行なう2
電極隅肉溶接の開先ならい制御方法を提案するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る2電極隅肉溶接の開先ならい制
御方法は、 同一ならい機構によりトーチ位置が制御される
先行電極と後行電極を前後して配置するとともに
溶接線をはさんで一定間隔で設け、先行電極と後
行電極の各電極ノズルを、回転速度範囲はアーク
の回転による溶融池の固有振動数をNo(Hz)とす
ると、下限をNo(Hz)、上限を120(Hz)の範囲と
し、各電極ノズルのワイヤ先端の回転直径は1mm
から6mmの範囲としながら回転することによりア
ークを高速回転して行なう隅肉溶接において、 (イ) 上記回転する先行電極及び後行電極のアーク
電圧波形又は溶接電流波形を検出し、 (ロ) 上記先行電極の電圧波形又は電流波形を溶接
進行方向前方点Cfを基準に下板側へ180゜以下の
一定の角度φ1に分割し、 (ハ) 上記後行電極の電圧波形又は電流波形を溶接
進行方向前方点Cfを基準に立板側へ180゜以下の
一定角度φ1に分割し、 (ニ) 下板側に分割した先行電極の電圧波形又は電
流波形と上記一定の角度φ1で作る面積SL及び
立板側に分割した後行電極の電圧波形又は電流
波形と上記一定の角度φ1で作る面積SRを演算
し、 (ホ) 上記面積の差SL−SRを演算し、この差があら
かじめ定められた基準値と等しくなるように先
行電極と後行電極の位置を溶接線と直角方向に
修正し、 (ヘ) 上記先行電極と後行電極の電圧波形又は電流
波形を溶接進行方向前方点Cfを中心に180゜以下
の一定の角度φ2に分割し、 (ト) 先行電極と後行電極の各電圧波形又は電流波
形と上記一定の角度φ2で作る面積Sl,Stを演算
し、 (チ) 上記面積の和Sl+Stを演算し、この和があら
かじめ定められた基準値と等しくなるように先
行電極と後行電極の高さを修正する ことを特徴とするものである。
ここで、回転速度範囲を溶融池の固有振動数
No(Hz)〜120Hzとしたのは下記の理由による。
すなわち、高速回転アーク溶接法では、ある特
定の回転速度において、溶接ビードが片方に偏向
するという現象がみられる。例えば、溶接電流I
=300A、溶接速度v=25cm/minの狭開先溶接
では回転速度が7(Hz)のとき、この偏向現象が
最も顕著にみられる。ビードの偏向方向は、溶接
方向とアークの回転方向で定まり、アークの回転
方向を時計回りとすると、ビードは溶接方向の右
側に偏向する。
このビードの偏向現象は、アークの回転により
溶融池にも回転振動が与えられていることを示し
ている。この溶融池の回転振動は高速度カメラに
よる観察でも確認されている。そして、アークに
より押し下げられた溶融池のくぼみは、アークが
右端(R)にあるときはクレータ前端にあり、ア
ークの回転方向の前方には大量の溶鋼のもり上が
りが認められ、一方アークが左端(L)にあると
きは、くぼみはクレータ後方になだらかに延びて
おり、アーク前方の溶鋼のもり上がりは少ない。
アークは溶融池の先端近傍にて回転しているため
である。したがつて、アーク直下の溶鋼層はR端
では厚く、L端では薄くなつており、このような
溶融池の非対称現象がアークの回転速度が溶融池
の固有振動数No(Hz)に一致したときに、最も顕
著に現れるものと考えられる。
この原理は水平隅肉溶接法でも同じであり、この
場合、溶鋼の重力ヘツドに抗して溶鋼を立板側へ
持ち上げるために、ビードの下垂れ現象を抑制
し、溶接欠陥のない良好な等脚長ビードが得られ
るのである。そして最もビードが立板側に偏向す
る回転速度Noは溶接速度の増加とともに増加す
るので、溶接速度のほうから上限を120(Hz)と定
めた。
次に、アークの回転直径を1〜6mmとした理由
は、1mm未満では開先ならいに必要な信号が得ら
れないからであり、また6mmを超えると溶接アー
クの拡がりが溶接ビードの幅よりも大となり、ア
ンダーカツトが生じるからである。
この発明は、隅肉溶接において大脚長ビードを
得るため、上記の回転速度とアーク回転直径でも
つて先行、後行の各アークを高速回転し、かつ、
(イ)〜(チ)の構成によつて、アーク自体をセンサとし
て応答性の良い高精度の開先ならい制御ができる
ものである。
〔作 用〕
この発明においては、先行電極と後行電極の回
転するアークの電圧波形または溶接電流波形の変
動に基いて開先ならい制御を行なうから、応答性
の良い高精度な開先ならいを行なう。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例に係る溶接装置を
示した概略構成図であり、図において10Lは先
行電極、10Tは先行電極10Lと回転伝達機構
11の軸線を隔てて一定間隔をおいて、かつ、先
行電極10Lより後方に設けた後行電極であり、
先行電極10L、後行電極10Tは共に回転モー
タ2によつてA矢印の方向に回転する。
12は開先のルート9と直角方向であるX軸方
向に先行電極10Lと後行電極10Tを同時に修
正するX軸ならい機構、13は先行電極10Lと
後行電極10Tの高さ方向であるY軸方向に両電
極10L,10Tを同時に修正するY軸ならい機
構、14は制御装置、15は先行電極10Lと後
行電極10Tに各々ワイヤを送給するワイヤフイ
ーダ、16は台車である。なお、第1図はならい
軸が回転伝達機構11の軸線方向と、その直交軸
方向に設けた場合を示す。
第2図a,bは上記のように構成した溶接装置
により隅肉溶接を行なうときのビードの形成状態
を示し、先行電極10Lは下板7側にかたよつて
ビード17を形成し、後行電極10Tはこのビー
ド17上の立板8側にビード17に遅れてビード
18を形成する。
第3図はルート9から回転軸線19がX軸方向
に距離X1ずれている先行電極10L先端部を示
す側面図であり、溶接方向は紙面と垂直で、紙面
裏面から表面に向う方向である。第3図におい
て、laはアーク長さ、leはワイヤ突出長、Exは先
行電極10Lと下板7間の距離である。Cf,R,
Lは先行電極10Lが回転しているときのワイヤ
3の位置を示し、Cfは溶接方向前方のワイヤ3
の位置、Rは溶接方向に向つて90度右側、Lは左
側のワイヤ3の位置を示す。第4図は第3図に示
した先行電極10Lを回転軸線19方向から見た
図であり、Crは溶接方向20に対して後方のワ
イヤ3の位置を示す。
第3図、第4図に示すようにワイヤ3が先行電
極10Lの回転軸線19に対して偏心して設け
て、ワイヤ送給速度を一定のもとで先行電極10
Lを回転軸線19を中心にして回転すると、回転
時のワイヤ3の位置によりアーク長laが異なり、
先行電極10Lと下板7間の距離Exが変化する。
距離Exが変化すると負荷特性が変化して溶接電
流Iやアーク電圧Eが変化する。この溶接電流
I、アーク電圧Eは溶接電源の特性によつて異な
る。なお、第4図においてCは回転方向、θは回
転角、20は溶接方向を示す。
第5図a,bは横軸に溶接電流Iを、縦軸にア
ーク電圧Eをとり距離Exの変化に応じた溶接電
流Iとアーク電圧Eの変化特性を示し、第5図a
は溶接電源の特性が定電圧特性、bは定電流特性
の場合である。第5図a,bにおいて31は溶接
電源の出力特性曲線、32は負荷特性曲線であ
り、距離Exの値Ex0,Ex1,Ex2に応じて図に示
すように、ほぼ平行に変化する。なお負荷特性曲
線32はEx2>Ex0>Ex1の場合を示す。
アークの動作点は出力特性曲線31とそれぞれ
の負荷特性曲線32との交点であり、その点での
溶接電流Iとアーク電圧Eが定まる。すなわち距
離ExがEx2,Ex0,Ex1と減少して行くとき、溶
接電流Iとアーク電圧EはそれぞれI2,E2,I0
E0,I1,E1と変化する。なお図bに示した定電流
電源の場合はI0=I1=I2である。
距離Exの変化による溶接電流Iあるいはアー
ク電圧Eの変化は距離Exの変化が大幅でなけれ
ば、距離Exと直線関係で変化する。第3図に示
すように先行電極10Lが下板7に対して傾斜し
ている場合に、先行電極10Lが回転するとワイ
ヤ3の位置に応じて距離Exは正弦波状に変化す
る。
第6図a,bは回転する先行電極10Lのワイ
ヤ3すなわちアークの位置に対応して変化するア
ーク電圧Eおよび溶接電流Iの波形を示す。図に
おいてaはアーク電圧Eの波形、bは溶接電流I
の波形であり、それぞれの波形は上下逆転した形
状となる。なお、図bに示した溶接電流Iの波形
は定電圧特性の溶接電源のみで得ることができ、
アーク電圧Eの波形は定電圧特性、定電流特性の
いずれの溶接電源においても得られることは第5
図a,bから明らかである。
第6図a,bにおいて、破線で示した波形は第
3図、第4図に示すように開先のルート9と先行
電極10Lの回転軸線19との間隔がX1の場合
を示し、実線で示した波形はルート9と回転軸線
19との間隔がX1より大きい場合を示す。
後行電極10Tも立板8に対して上記先行電極
10Lと同様な関係にあり、第7図a,bに示す
アーク電圧Eと溶接電流Iの波形を得る。第7図
a,bにおいても破線で示した波形は開先のルー
ト9と後行電極10Tの回転軸線の間隔がX1
場合、実線はこの間隔がX1より小さい場合を示
す。
開先ルート9をはさんで設けた先行電極10L
と後行電極10Tの間隔は第1図に示すように一
定であるから、先行電極10Lの回転軸線19と
開先のルート9の間隔がX1よりΔXだけ大きくな
ると後行電極10Tの回転軸線とルート間隔は
X1よりΔXだけ小となり、第6図a,b及び第7
図a,bの実線で示すように、先行電極10Lと
後行電極10Tのアーク電圧波形又は溶接電流波
形のレベルが各々変化する。すなわち、この場合
先行電極10Lのアーク電圧波形のレベルは低下
し、後行電極10Tのアーク電圧波形のレベルは
高くなる。したがつて先行電極10Lと後行電極
10Tのアーク電圧波形あるいは溶接電圧波形の
レベルの変化量を検出し、修正することによりX
軸方向のずれ量ΔXを修正することができる。
すなわち、第6図、第7図、第8図に示すよう
に先行電極10Lの波形をCf点を基準として下
板7側であるL側に180゜以下の一定角度φ1の間だ
け取り出し、後行電極10Tの波形をCf点を基
準として立板8側であるR側に180゜以下の一定角
度φ1の間だけ取り出し、この角度φ1間で作る波
形の面積SL,SRを求め、この面積の差SL−SRがあ
らかじめ定められた基準値Sx0と等しくなるよう
にX軸ならい機構12によりX軸方向のずれ量
ΔXを修正する。
ここで波形の取り出し角度範囲を先行電極10
Lは下板7側とし、後行電極10Tは立板8側と
し、かつ角度範囲を180゜以内としたのは下板7あ
るいは立板8を検出し易いためである。
次に先行電極10Lと後行電極10Tの高さ方
向すなわちY軸方向の距離制御について説明す
る。
上記X軸方向のならいを前提として、先行電極
10L、後行電極10Tの位置が開先のルート9
からy軸方向にはなれるように距離ΔYだけずれ
ると、先行電極10Lと後行電極10Tのアーク
電圧波形のレベルは共に高くなり、溶接電流波形
のレベルは低くなる。そこで、第9図に示すよう
に先行電極10Lと後行電極10Tの波形を各々
Cf点を中心として一定角度φ2だけ取り出し、こ
の角度で作る波形の面積Sl,Stを求め、この面積
の和Sl+Stがあらかじめ定められた基準値SY0
等しくなるようにY軸ならい機構13を制御し、
Y軸方向のずれ量ΔYを修正する。ここで角度φ2
は180゜以下とする。
上記X軸方向のならい及びY軸方向のならいに
おいて基準値Sx0,SY0は先行電極10Lと後行電
極10Tの適正位置に対応してあらかじめ設定す
るが、電極の位置が適正位置であるときの波形の
面積の差SL−SRと和Sl+Stの値を記憶保持してお
けば良い。
また面積の差Sx=SL−SRと和SY=Sl+Stの値は
アークの回転の1回もしくは整数n回の値とす
る。
上記開先ならい制御方法を第10図に示したX
軸方向のならい制御回路のブロツク図及び第11
図に示したY軸方向のならい制御回路のブロツク
図に基づいて説明する。
まず電圧検出器50L,50Rで先行電極10
Lと後行電極10Tの各アーク電圧EL,ERを検
出する。この検出した先行電極10Lのアーク電
圧ELをスイツチ51LでL側の一定角度φ1だけ
取り出し、後行電極10Tのアーク電圧ERをス
イツチ51RでR側の一定角度φ1だけ取り出す。
スイツチ51L,51Rにおける角度φ1を取り
出すタイミングはスイツチング論理回路52L,
52Rからの指令信号で行なう。スイツチング論
理回路52L,52Rは回転位置検出器53L,
53Rで検出した先行電極10Lと後行電極10
Tの回転角と、あらかじめ定めた180゜以下の一定
の角度φ1を設定したφ1設定器54L,54Rの
出力φ1例えば90゜とを比較し指令信号として出力
する。
スイツチ51L,51Rから出力された各アー
ク電圧は積分器55L,55Rで角度φ1間積分
される。n設定器56L,56Rは、これらの積
分の処理回数nが設定されており、積分器55
L,55Rは各スイツチング論理回路52L,5
2Rを介して出力されるnにより、n回分のアー
クの回転に対して波形積分を行ない、その出力SL
およびSRを記憶器57L,,57Rに出力する。
記憶器57L,57Rは積分器55L,55Rか
ら入力した信号SLおよびSRをn回毎に記憶・保持
を繰り返しながらSL,SRを差動増幅器58に出力
する。差動増幅器58はこの信号の差Sx=SL
SRを求め、この差Sxを後段の差動増幅器59に
入力し、基準値設定器60にあらかじめ設定され
た基準値Sx0と比較し、この差Sx−Sx0が零とな
るようにX軸モータ61を駆動する。
一方Y軸方向のならい制御も第11図に示すよ
うに電圧検出器50L,50Rで検出したアーク
電圧EL,ERをX軸方向ならい制御と同様にスイ
ツチ71L,71Tを介して積分器75L,75
Tに入力し、一定角度φ2間だけn回分積分し記
憶器に各積分値Sl,Stを保持する。このSl,St
加算器78で加算しSY=Sl+Stを求め、この加算
値SYとあらかじめ基準値設定器80に設定された
基準値SY0とを差動増幅器79で比較し、この差
SY−SY0が零となるようにY軸モータ81を駆動
し、Y軸方向高さを制御する。
なお、上記実施例では第1図に示すように、な
らい軸のY軸方向が各電極の回転軸線方向と一致
する場合について説明したが、第12図に示すよ
うに、ならい軸が下板7に平行なX軸と、このX
軸に直交するY軸からなる場合、あるいは下板7
に平行なX軸と回転軸線方向のY軸からなる場合
であつても、上記実施例と同様に開先ならい制御
を行なうことができる。
また、上記実施例の制御回路についてはアーク
電圧波形を検出する場合について説明したが、第
6図b、第7図bに示す溶接電流波形を検出して
も上記実施例と同様に開先ならい制御を行なうこ
とができる。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したように回転する先行電
極と後行電極のアーク電圧波形又は溶接電流波形
を検出し、検出した波形に基づいて開先ならい制
御を行なうようにしたから、直接開先を検出する
検出器を不要とし、かつ高精度で大脚長のビード
を形成することができる。
またアーク自体の位置により開先ならい制御を
行なうから、リアルタイムでアークの位置を修正
できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る溶接装置を示
す概略構成図、第2図a,bは上記実施例により
形成されるビードの説明図を示し、aは正面図、
bは側方から見た斜視図、第3図は上記実施例の
先行電極先端部を示す側面図、第4図は第3図に
示した先行電極の回転軸線方向から見たワイヤ配
置図、第5図a,bは溶接電源の特性を示し、a
は定電圧特性図、bは定電流特性図、第6図aは
先行電極のアーク電圧波形図、bは先行電極の溶
接電流波形図、第7図aは後行電極のアーク電圧
波形図、bは後行電極の溶接電流波形図、第8図
はX軸方向ならい制御の説明図、第9図はY軸方
向ならい制御の説明図、第10図はX軸方向なら
い制御回路のブロツク図、第11図はY軸方向な
らい制御回路のブロツク図、第12図は他の実施
例を示す概略構成図、第13図は高速回転アーク
隅肉溶接の概要を示す斜視図である。 2…回転モータ、7…下板、8…立板、9…開
先のルート、10L…先行電極、10T…後行電
極、12…X軸ならい機構、13…Y軸ならい機
構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同一開先ならい移動機構の下部に前後して配
    置するとともに溶接線をはさんで一定間隔で取付
    けた先行電極と後行電極の各電極ノズルを、回転
    速度範囲はアークの回転による溶融池の固有振動
    数をNo(Hz)とすると、下限をNo(Hz)、上限を
    120(Hz)の範囲とし、各電極ノズルのワイヤ先端
    の回転直径は1mmから6mmの範囲としながら回転
    することによりアークを高速回転して行なう隅肉
    溶接において、 (イ) 上記回転する先行電極及び後行電極のアーク
    電圧波形又は溶接電流波形を検出し、 (ロ) 上記先行電極の電圧波形又は溶接電流波形を
    溶接進行方向前方点Cfを基準に下板側へ180゜以
    下の一定の角度φ1に分割し、 (ハ) 上記後行電極の電圧波形又は溶接電流波形を
    溶接進行方向前方点Cfを基準に立板側へ180゜以
    下の一定の角度φ1に分割し、 (ニ) 下板側に分割した先行電極の電圧波形又は溶
    接電流波形と上記一定の角度φ1で作る面積
    SL及び立板側に分割した後行電極の電圧波形
    又は溶接電流波形と上記一定の角度φ1で作る
    面積SRを演算し、 (ホ) 上記面積の差SL−SRを演算し、この差があ
    らかじめ定められた基準値と等しくなるように
    先行電極と後行電極の位置を溶接線と直角方向
    に修正し、 (ヘ) 上記先行電極と後行電極の電圧波形又は溶接
    電流波形を溶接進行方向前方点Cfを中心に180゜
    以下の一定の角度φ2に分割し、 (ト) 先行電極と後行電極の各電圧波形又は溶接電
    流波形と上記一定の角度φ2で作る面積Sl,St
    を演算し、 (チ) 上記面積の和Sl+Stを演算し、この和があら
    かじめ定められた基準値と等しくなるように先
    行電極と後行電極の高さを修正する ことを特徴とする2電極隅肉溶接の開先ならい制
    御方法。
JP17394786A 1986-07-25 1986-07-25 2電極隅肉溶接の開先ならい制御方法 Granted JPS6333178A (ja)

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JP17394786A JPS6333178A (ja) 1986-07-25 1986-07-25 2電極隅肉溶接の開先ならい制御方法

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JP17394786A JPS6333178A (ja) 1986-07-25 1986-07-25 2電極隅肉溶接の開先ならい制御方法

Publications (2)

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JPS6333178A JPS6333178A (ja) 1988-02-12
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