JPH0370581B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0370581B2
JPH0370581B2 JP16197985A JP16197985A JPH0370581B2 JP H0370581 B2 JPH0370581 B2 JP H0370581B2 JP 16197985 A JP16197985 A JP 16197985A JP 16197985 A JP16197985 A JP 16197985A JP H0370581 B2 JPH0370581 B2 JP H0370581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
groove
nozzle
welding
root gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16197985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6224862A (ja
Inventor
Juji Sugitani
Masao Kobayashi
Masatomo Murayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
Priority to JP16197985A priority Critical patent/JPS6224862A/ja
Publication of JPS6224862A publication Critical patent/JPS6224862A/ja
Publication of JPH0370581B2 publication Critical patent/JPH0370581B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Arc Welding Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、隅肉溶接用開先に生じているルー
トギヤツプの検出方法に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
垂直板と水平板とを隅肉溶接する方法として、
本願発明者等は、先に、例えば、特願昭60−
88732号(以下、先行発明という)として回転ア
ーク隅肉溶接方法を提案した。以下、先行発明の
概要を説明する。第1図に示すように、前記先行
発明は、垂直板1と水平板2とによつて形成され
る開先にノズル3を向け、溶接電極4をノズル3
の中心軸線から偏位させて開先に向けてシールド
ガスと共に供給し、ノズル3を所定速度で回転さ
せながら溶接電極4と開先との間にアークを発生
させてビード5を形成し、そして、アークの回転
方向、回転数および回転直径を下記のように限定
することからなつている。
アークの回転方向:溶接進行方向に向つて右側に
垂直板1を配したときには、アークの回転方向
をノズル3の上端から見て右回転(時計方向回
転)、溶接進行方向に向つて左側に垂直板1を
配したときには、アークの回転方向をノズル3
の上端から見て左回転(反時計方向回転)、 アークの回転速度:垂直板1側のビード幅、即
ち、垂直脚長(l1)と水平板2側のビード幅、
即ち、水平脚長(l2)との比(l1/l2)が最大
となる回転速度、 アークの回転直径:1〜6mm。
アークの回転方向を上述したように限定したの
は、重力によつて垂れ下がる溶融金属をすくい上
げて、等脚長化を図るためである。
アークの回転直径を1〜6mmの範囲に限定した
のは、次の理由による。
アークの回転直径が1mm未満であると、十分な
溶け込みが得られないために、回転アーク溶接の
機能を十分に発揮できない。また、回転アーク隅
肉溶接方法においては、次のようにして開先倣い
を行なう。即ち、アーク電流およびアーク電圧の
何れか1つの変動値を検出し、前記検出した変動
値を、溶接電極の溶接進行方向最前方点を中心と
して左右にそれぞれ等範囲にわたつて積分し、そ
して、前記左右の積分値の差が零になるようにノ
ズルをビードの幅方向に移動させる。以下、この
方法をアークセンサーによる開先倣いと云うが、
アークの回転直径が1mm未満であると、アークの
回転中心が正規の位置からずれていても、前記左
右の積分値の差が顕著に現われず、アークセンサ
ーによる開先倣いが精度良く行なえない。
一方、アークの回転直径が6mmを超えると、ア
ークが垂直板1および水平板2に接近し過ぎ、特
に、垂直板1側にアンダーカツトが生じ易すくな
る。このようなことから、アークの回転直径は、
1〜6mmの範囲に限定した。
しかし、上述した先行技術は、次の問題点を有
していた。即ち、第2図に示すように、開先にル
ートギヤツプ6が生じていると、ビード形状が悪
化し、且つ、上述したアークセンサーによる開先
倣いが精度良く行なえない。
〔発明の目的〕
従つて、この発明の目的は、垂直板と水平板と
を回転アークにより隅肉溶接する際において、開
先に生じているルートギヤツプを容易且つ確実に
検出することができる方法を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
この発明は、垂直板と水平板とによつて形成さ
れる開先にノズルを向け、溶接電極を前記ノズル
の中心軸線から偏位させて前記開先に向けてシー
ルドガスと共に供給し、前記ノズルを回転させな
がら前記溶接電極と前記開先との間にアークを発
生させて、前記垂直板と前記水平板とを隅肉溶接
し、前記ノズルの1回転ごとにアーク電圧または
アーク電流の何れか1つの変動値を検出し、この
ようにして検出した変動値を前記ノズルの溶接進
行方向最前方点を含む所定の範囲にわたつて積分
し、このようにして得た積分値と、予め設定した
基準値との間の差を演算し、そして、前記差に基
づいて前記開先のルートギヤツプを検出すること
に特徴を有するものである。
〔発明の構成〕
次に、この発明の一実施態様を図面を参照しな
がら説明する。
第3図は、この発明の一実施態様のブロツク図
である。第3図において、アーク電圧検出器7
は、開先と、所定速度で回転する溶接電極との間
の電圧、即ち、アーク電圧を検出する。積分器8
は、アーク電圧検出器7によつて検出されたアー
ク電圧のうち所定積分範囲(−φ0〜+φ0)にお
けるアーク電圧を、後述する制御器からの指令信
号に従つて積分する。制御器9は、溶接電極位置
検出器10からの電極位置信号に基づいて、積分
器8に積分開始および積分停止の指令信号を送
る。積分範囲設定器11および積分回数設定器1
2は、積分範囲および積分回数をそれぞれ制御器
9に予め設定する。記憶器13は、積分器8によ
つて積分されたアーク電圧の積分値を記憶する。
そして、差動増幅器14は、記憶器13によつて
記憶された前記積分値と、基準電圧設定器15に
よつて予め設定された基準電圧との間の差を演算
する。
アーク電圧検出器7によつて検出されるアーク
電圧Eは、第4図A中点線で示すように、溶接電
極が垂直板および水平板に最も接近したときに最
小となり、そして、溶接電極が開先のルート(第
5図においてOで示す。)上に位置したときに最
大となる。第4図Aにおける溶接電極の位置Cr
L,Cf,Rについて説明する。第5図および第6
図に示すように、Crは溶接進行方向(第5図にお
いて、紙面裏から表方向、また、第6図におい
て、紙面右から左方向)最後方点を示し、Lは、
溶接電極4が水平板2に最も接近した点を示し、
Cfは、溶接進行方向最前方点を示し、そして、R
は、溶接電極4が垂直板1に最も接近した点を示
す。
なお、第6図は、ノズル3の上端から見た溶接
電極4の位置を示すものである。ノズル3の中心
軸線lは、開先のルートOと直交し、且つ、水平
板2に対して45°傾斜している。
ここで、開先にルートギヤツプが生じていたと
すると、アーク電圧Eは、第4図A中実線で示す
ように、Cf点において大幅に増加する。従つて、
アーク電圧Eの積分範囲を前記Cf点を中心として
(−φ0〜+φ0)の範囲とすれば、ルートギヤツプ
が生じていないときのアーク電圧の積分値S1と、
ルートギヤツプが生じているときのアーク電圧の
積分値S2との間には差が生じる。
このようなことから、ルートギヤツプが生じて
いないときのアーク電圧の積分値S1を基準電圧と
して基準電圧設定器15に予め設定しておけば、
ルートギヤツプが生じていた場合には、差動増幅
器14からは、前記積分値S1とS2との間の差に応
じた電圧ΔEが生じる。従つて、前記差電圧ΔEを
検出することによつて、ルートギヤツプの有無を
判定することができる。
また、前記差電圧ΔEの大きさによつて、ルー
トギヤツプ幅の検出を行なえる。
制御器9に予め設定する積分範囲(−φ〜+
φ)の範囲は、10°〜360°の範囲が良い。
積分回数設定器12によつて積分回数を複数回
に設定した場合には、前記基準電圧も前記積分値
S1を複数倍した値とする。この場合には、ノズル
3が複数回回転するごとにルートギヤツプの検出
が行なわれることになる。
以上の説明は、アーク電圧Eをルートギヤツプ
の検出に利用した場合であるが、アーク電流Iを
ルートギヤツプの検出に利用しても良い。この場
合には、アーク電流Iは、第4図Bに示すように
変化する。また、この発明における溶接電極4
は、消耗、非消耗の何れであつても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、垂直
板の水平板とを回転アークによつて隅肉溶接する
際において、開先に生じているルートギヤツプを
容易且つ確実に検出することができるといつた有
用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、先行発明によつて隅肉溶接を行なつ
ている状態を示す斜視図、第2図は、ルートギヤ
ツプが生じている開先の断面図、第3図は、この
発明の一実施態様のブロツク図、第4図Aは、溶
接電極位置とアーク電圧との関係を示すグラフ、
同B図は、溶接電極位置とアーク電流との関係を
示すグラフ、第5図は、溶接電極位置を示す正面
図、第6図は、同平面図である。図面において、 1……垂直板、2……水平板、3……ノズル、
4……溶接電極、5……ビード、6……ルートギ
ヤツプ、7……アーク電圧検出器、8……積分
器、9……制御器、10……溶接電極位置検出
器、11……積分範囲設定器、12……積分回数
設定器、13……記憶器、14……差動増幅器、
15……基準電圧設定器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 垂直板と水平板とによつて形成される開先に
    ノズルを向け、溶接電極を前記ノズルの中心軸線
    から偏位させて前記開先に向けてシールドガスと
    共に供給し、前記ノズルを回転させながら前記溶
    接電極と前記開先との間にアークを発生させて、
    前記垂直板と前記水平板とを隅肉溶接し、前記ノ
    ズルの1回転ごとにアーク電圧またはアーク電流
    の何れか1つの変動値を検出し、このようにして
    検出した変動値を前記ノズルの溶接進行方向最前
    方点を含む所定の範囲にわたつて積分し、このよ
    うにして得た積分値と、予め設定した基準値との
    間の差を演算し、そして、前記差に基づいて前記
    開先のルートギヤツプを検出することを特徴とす
    る、隅肉溶接用開先に生じているルートギヤツプ
    の検出方法。
JP16197985A 1985-07-24 1985-07-24 隅肉溶接用開先に生じているル−トギヤツプの検出方法 Granted JPS6224862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16197985A JPS6224862A (ja) 1985-07-24 1985-07-24 隅肉溶接用開先に生じているル−トギヤツプの検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16197985A JPS6224862A (ja) 1985-07-24 1985-07-24 隅肉溶接用開先に生じているル−トギヤツプの検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6224862A JPS6224862A (ja) 1987-02-02
JPH0370581B2 true JPH0370581B2 (ja) 1991-11-08

Family

ID=15745716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16197985A Granted JPS6224862A (ja) 1985-07-24 1985-07-24 隅肉溶接用開先に生じているル−トギヤツプの検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6224862A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6150631A (en) * 1997-03-27 2000-11-21 Nkk Corporation Method of detecting root gap and arc welding method using the former

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6224862A (ja) 1987-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4704513A (en) Groove tracing control method for high-speed rotating arc fillet welding
JPH0370581B2 (ja)
JPH0370582B2 (ja)
JPH0379106B2 (ja)
JPH0630809B2 (ja) 自動ア−ク溶接機の制御装置
JPH0433549B2 (ja)
JP3230457B2 (ja) アーク溶接による溶接方法
JP3323935B2 (ja) アークセンサ
JPH0433548B2 (ja)
JP3115206B2 (ja) アークセンサ装置
JPH0324304B2 (ja)
JPH0671665B2 (ja) 仮付ビ−ドの検出方法
JPH0424149B2 (ja)
JPS6384772A (ja) 仮付ビ−ドの検出方法
JPH0669626B2 (ja) ショートアーク溶接における開先自動倣い制御方法
JPH0671663B2 (ja) ル−ト間隙の検出方法
JP3075032B2 (ja) アークセンサー
JPH0671667B2 (ja) 溶接ト−チの溶接線追従制御方法
JPH0420710B2 (ja)
JPH0671662B2 (ja) ト−チ角度制御方法
JPS6224866A (ja) 2電極回転ア−ク隅肉溶接方法
JPH07185811A (ja) アーク電圧の自動設定方法
JPS6224869A (ja) 2電極回転ア−ク隅肉溶接方法
JPH0324302B2 (ja)
JPH0671664B2 (ja) 仮付ビ−ドの検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term