JPH0461568A - ビデオ信号ノイズリダクション回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビデオ信号処理回路に関し、特に家庭用Ｖ
ＴＲなどの磁気記録再生装置の再生画のＳ／Ｎを改善で
きるノイズリダクション回路に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図に家庭用ＶＴＲの再生系のＳ／Ｎ改善に使用して
いる巡回型垂直方向ノイズリダクション回路とＶＴＲの
再生ブロック図を説明する。図において、ｌはテープ、
２はヘッド、３はヘッドアンプ、４はＦＭＡＧＣ回路、
５はＦＭ復調回路、６はデイエンファシス回路、７はロ
ーパスフィルタ（以下ＬＰＦと称す）、８は巡回型垂直
方向ノイズリダクション回路、９は加算器、ｌＯはＩＨ
遅延器、１１は減衰器、１２は減算器、１３はリミッタ
、１４は減算器、１５はノイズキャンセラ１６は画質コ
ントロール回路、１７はＭＩＸ回路、１８はビデオ信号
、２０はクロマ処理回路である。

次に動作について説明する。テープ１に記録された信号
をヘッド２．ヘッド３にてクロマ処理回路２０とＦＭＡ
ＧＣ回路４に入力され、回転へラドベアによる再生レベ
ルの大きさの違いを一定に合わせられＦＭ復調回路５に
てＦＭ輝度信号をビデオ輝度信号に復調される。また記
録時においてかけられたプリエンファシスと逆特性のデ
ィエンファシス回路にてデイエンファシスされ、ＬＰＦ
７にて不要なノイズを除き、巡回型垂直方向ノイズリダ
クション回路８にてノイズを除去し、さらにノイズキャ
ンセラ１５．画質コントロール回路１６をへて先に述べ
たクロマ処理回路２０により復調されたクロマ信号とＭ
ＩＸ回路１７にて合成されビデオ信号出力１８を得る。

次に第５図を用いて、巡回型ノイズリダクション回路の
説明を行なう。第５図（ａ）に示すような画面を持つビ
デオ信号において、ｎ、ｎ＋１番目のラインの信号を第
５図（ｂ）に示す。この様な信号を第５図（Ｃ）に示す
巡回型ノイズリダクション回路へ入力する。その入力を
ＳＩとすると、ＩＨ（水平走査期間）遅延器１０により
１・Ｈ遅れた信号を減衰器１１にて減衰し、加算器９に
よりＳ、に加算して巡回すると、ノイズはランダムにあ
るため相殺され、Ｓ２の様な信号波形を得る。これはす
なわち、水平方向のノイズキャンセラーにおけるローパ
ス特性と同じである。従って８２と原信号Ｓとの差Ｓ３
、すなわちノイズ成分を減算回路１２にて作り出しリミ
ング１３にてノイズ成分のみを抽出しくＳ、）、さらに
原信号Ｓ１よりノイズ成分Ｓ４を減算回路１４にて減算
することにより、ノイズの除去されたビデオ信号Ｓ５を
得る。

〔発明が解決しようとする課題］ 従来における巡回型ノイズキャンセラー回路は以上のよ
うに構成されており、ビデオ信号の一水平同期信号にお
いてもノイズリダクションを行なっていたため、記録お
よび再生ドラムサーボ系等によりジッタを含む信号が水
平同期信号部分においてはシステム上時間的に平均化さ
れるため、本来ゆれがない画像が水平方向にゆれてしま
うという問題点があった。

即ち、信号に若干のジッタがあっても、テレビの同期回
路においてはＡＦＣが働き水平方向のゆれは軽減される
が、逆にジッタがあるのに水平同期信号だけが時間的に
平均化されると、テレビのＡＦＣはその平均化された同
期信号に引き込み、信号内容によっては平均化されてい
ない画の方がかえってゆれてしまう。

この発明は、上記の様な問題点を解消するためになされ
たもので、本来ゆれがない画像が水平方向にゆれてしま
うという不具合を解消できる、ビデオ信号ノイズリダク
ション回路を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るビデオ信号ノイズリダクション回路は、
輝度ビデオ信号よりノイズ成分を除去する巡回型の垂直
方向ノイズリダクション回路において、その輝度ビデオ
信号の水平同期パルスを検出し、そのパルス期間におい
ては、ノイズリダクション回路の動作を禁止するように
したものである。

〔作用〕

この発明において、は、上述のように構成したことによ
り、ノイズリダクション回路において水平同期信号が時
間的に平均化されることが無くなるため、水平方向のゆ
れが改善された。

〔実施例］ 以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例によるビデオ信号ノイズリダ
クション回路を示し、従来技術の欄で述べた部分につい
てはその説明を省略する。

図において、２１はＬＰＦ７より出力された輝度ビデオ
信号より水平同期パルスを分離する水平同期パルス分離
回路、２２は水平同期パルスが検出できる期間は巡回型
ノイズキャンセラー回路８より抽出されたノイズ成分の
出力を阻止する電子スイッチである。

次に動作について説明する。ＬＰＦ７より出力された輝
度ビデオ信号は水平同期パルス分離回路（水平同期パル
ス検出回路）２１へ入力され輝度ビデオ信号より水平同
期信号が分離される。また、巡回型ノイズキャンセラー
回路８より抽出されたノイズ成分を原信号より減算する
減算回路１４の間に電子スイッチ（動作停止回路）２２
を設け、先に述べた水平同期信号のタイミングにより電
子スイッチ２２をＯＦＦすることにより、原信号よりそ
の水平同期期間においての減算はなくなることとなり、
すなわち水平同期期間において水平同期パルスが時間的
に平均化されることがなくなることとなる。

第２図にラインごとの水平同期信号を示す。ＶＴＲ等に
よる再生時は、ドラムサーボ等による時間的な変動によ
る（テープに記録されたものあるいは再生時）シンター
Ｚｌ　２３．　２２２４等が発生する。すなわちｍ番目
の水平同期信号に対してｍ＋１番目の水平同期信号はＺ
、だけ遅れ、ｍ十２の水平同期信号はＺ２だけ進んでい
る。ここでテレビの同期回路のＡＦＣの働きにより、あ
る程度のラインとによるジッタ成分は吸収され、水平方
向のゆれは抑えられているが、垂直方向のノイズリダク
ションにより、各ラインが巡回的に加算されているため
に、水平同期信号部がある一定時間に平均化されてしま
うという問題がある。

すなわち第３図に示す様に、ライン！とライン！＋１の
ようにライン間に相関がある場合は、水平同期パルス２
５ａ、２５ｂが時間的に平均化されても信号自体に同じ
相関があるため、ともに時間的に平均化されても同時に
平均化されるので水平方向へのゆれは生しないが、ライ
ンＡ＋１とライン！＋２のようにライン相関がない場合
に、水平同期パルス２５ｃは時間的に平均化されるのに
対して信号２６は時間的な平均化を受けないため、水平
方向のゆれが生ずる。

本実施例は、その輝度ビデオ信号の水平同期パルスを検
出し、そのパルス期間においては、ノイズリダクション
回路の動作を禁止するようにしたものであるから、ライ
ンｆ＋１とラインｆ＋２の場合のように、画に相関がな
い箇所において水平方向に画がゆれるという問題を解消
することができる。

なお、上記実施例は、ＶＴＲの再生系に応用したもので
あるが、本発明は一般のビデオ信号処理回路においても
当然適用でき、同様の効果を得ることができる。

〔発明の効果］ 以上のように、この発明に係るビデオ信号ノイズリダク
ション回路によれば、巡回型ノイズキャンセラー回路に
おいてノイズリダクション回路の動作を水平同期期間に
おいて禁止することにようにしたので、水平方向へのゆ
れをなくすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるビデオ信号ノイズリダ
クション回路を示す図、第２図は水平同期パルス（信号
）のジッタを示す図、第３図は各ラインの信号を示す図
、第４図は従来の巡回型ノイズリダクション回路の一例
を示す図、第５図は従来の巡回型ノイズリダクション回
路の動作を示す図である。 図において、８は巡回型ノイズキャンセラー回路、９は
加算器、１０は一水平走査期間遅延素子、１１は減衰器
、１２．１４は減算器、１３はリミッタ、２１は水平同
期パルス分離回路、２２は電子スイッチである。 なお、図中、同一符号は、同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）輝度ビデオ信号よりノイズ成分を除去する手段と
   しての巡回型の垂直方向ノイズリダクション回路におい
   て、 その輝度ビデオ信号の水平同期パルスを検出する回路と
   、 その水平同期パルスの期間において、当該ノイズリダク
   ション回路本体の動作を停止させる回路とを備えたこと
   を特徴とするビデオ信号ノイズリダクション回路。