JPH0459817A - 放射線硬化型樹脂組成物 - Google Patents

放射線硬化型樹脂組成物

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JPH0459817A
JPH0459817A JP2173687A JP17368790A JPH0459817A JP H0459817 A JPH0459817 A JP H0459817A JP 2173687 A JP2173687 A JP 2173687A JP 17368790 A JP17368790 A JP 17368790A JP H0459817 A JPH0459817 A JP H0459817A
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大橋 英之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、放射線に対する硬化性に優れ、金属及びプラ
スチック類に対する密着性、耐溶剤性、耐沸水性、耐候
性に優れる放射線硬化型樹脂組成物に関する。
(従来の技術) 放射線硬化型樹脂及び樹脂組成物は、硬化プロセスが省
資源、省エネルギーであり、高性能皮膜が得られるため
に、各種の接着剤、コーティング荊、インキ、塗料、磁
気記録媒体のバインダーなどへの用途開発が進んでいる
。特にウレタンアクリレート樹脂は放射線に対する硬化
性、硬化後の塗膜の強靭性といった優れた性能を有する
ために、上記の各種分野で検討されている。
しかしながら、従来のウレタンアクリレート樹脂及び樹
脂組成物は金属及びプラスチック類に対する密着性が不
充分であり、特にポリエチレンテレフタレートに対し満
足する密着性を示すものは得られていない。
さらには、硬化後の皮膜特性のうち、耐溶剤性、耐沸水
性、耐候性に関しては、充分に満足のいく性能を有する
ものは得られていないのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記従来の課題を解決するものであり、その目
的とするところは、放射線に対する硬化性に優れ、金属
及びプラスチック類に対する密着性、耐溶剤性、耐沸水
性、耐候性に優れた放射線硬化型樹脂組成物を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、(1)共重合ポリエステルポリオールの
酸成分として芳香族ジカルボン酸を、グリコール成分と
して1.6−ヘキサンジオールをそれぞれ特定量共重合
したポリエステルポリオールに、(2)ポリイソシアネ
ート化合物を介して、(3)1個以上の(メタ)アクリ
ロイルオキシ基と1個以上の水酸基を有する化合物を導
入し、必要により、(4)上記(1)以外のポリオール
及び/又はポリアミンを反応させて鎖延長して得られる
特定範囲の分子量を有するウレタンアクリレート樹Pg
<^)に特定量の(メタ)アクリレート化合物(B)を
配合することにより得られる樹脂組成物を使用すると、
放射線照射に対する硬化性に優れ、前記欠点を克服した
放射線硬化型樹脂組成物が得られることを見い出した。
すなわち、本発明の放射線硬化型樹脂組成物は、(1)
  酸成分として芳香族ジカルボン酸を40モル%以上
、グリコール成分として1,6.ヘキサンジオールを2
0モル%以上含有する共重合ポリエステルポリオール、 (2)  ポリイソシアネート化合物、(3)1個以上
の(メタ)アクリロイルオキシ基と1個以上の水酸基を
有する化合物、及び必要により、 (4)  上記(1)以外のポリオール及び/又はポリ
アミンとを反応させて得られる分子量が1 、000〜
20.000のウレタンアクリレート樹脂(A)と分子
量が500未満の(メタ)アクリレート化合物(B)と
を80/20〜20/80の重量比率で含有してなるこ
とを特徴とする放射線硬化型樹脂組成物である。
上記(1)の共重合ポリエステルポリオールは、ジカル
ボン酸成分とグリコール成分とからなる。
本発明における必須成分である芳香族ジカルボン酸は芳
香族性を有する基を分子内に有するジカルボン酸であり
、例えば、無水フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸
、オルソフタル酸、1,5−ナフタル酸などが代表的な
ものとしてあげられる。
必要により、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリ
ット酸などのトリ及びテトラカルボン酸を少量含んでい
てもよい。
芳香族ジカルボン酸以外で共重合可能なジカルボン酸と
しては、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、
1.2−ヘキサヒドロフタル酸、■、3−ヘキサヒドロ
フタル酸、1.4−ヘキサヒドロフタル酸、パーヒドロ
ナフタレンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、フマ
ール酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和ジカルボン
酸、テトラヒドロフタル酸、シクロブテンジカルボン酸
等の不飽和脂環族ジカルボン酸、p−ヒドロキシエチル
オキシ安息香酸、ε−カプロラクトン等のオキシ酸が挙
げられる。
グリコール成分としては、1.6−ヘキサンジオールを
必須とする。1,6−ヘキサンジオール以外で共重合可
能なグリコールとしては、例えば、エチレンクリコール
、プロピレングリコール、113−7”l:1パンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール
、ジプロピレングリコール、2,2.4トリメチル〜1
.3−ベンタンジオール、1.4−シクロヘキサンジメ
タツール、スピログリコール、l、4−フェニレングリ
コール、1,4−フェニレングリコールのエチレンオキ
サイド付加物、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物およびプロピレンオキサイド付加物、水素化ビス
フェノールAのエチレンオキサイド付加物およびプロピ
レンオキサイド付加物、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール
などのジオールなどがある。必要によりトリノチロール
エタン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタ
エリスリトールなどのトリオールおよびテトラオールを
少量含んでいてもよい。
このようなジカルボン酸成分とグリコール成分より共重
合ポリエステルポリオールを得るためには、ジカルボン
酸原料に対して、グリコール原料を過剰に用いて合成す
ればよい。カルボキシル基末端が共重合ポリエステル中
に50eq、/10hg未満になるように合成すること
が望ましい、 50eq、/10’ g以上になると後
述のウレタンアクリレート樹脂を合成する際にジイソシ
アネート化合物との反応における不活性末端が多くなり
すぎ、目的とするウレタン系樹脂が得られず放射線に対
する硬化性が低下する。
本発明で使用するジカルボン酸成分は芳香族ジカルボン
酸が40モル%以上、グリコール成分は1.6−ヘキサ
ンジオールが20モル%以上の範囲である。
この範囲外では、金属及びプラスチック類、特にポリエ
チレンテレフタレートに対する密着性が悪くなるだけで
なく、耐沸水性、耐溶剤性、耐候性が悪くなり好ましく
ない。
本発明で使用される(2)ポリイソシアネート化合物と
しては2.4− )リレンジイソシアネー)、2.6ト
リレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネ
ート、ビフェニルメタンジイソシアネート、m−フェニ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、テトラメチレンジイソシアネート、 3.3’−ジ
メトキシ−4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、
2,4−ナフタレンジイソシアネー)、3.3’−ジメ
チル−4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、4.
4’−ジフェニレンジイソシアネート、4.4’−ジイ
ソシアネートジフェニルエーテル、1.5′−ナフタレ
ンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート
、m−キシリレンジイソシアネート、1.3−ジイソシ
アネートメチルシクロヘキサン、1.4−ジイソシアネ
ートメチルシクロヘキサン、4.4′−ジイソシアネー
トジシクロヘキサン、4.4′−ジイソシアネートジシ
クロヘキシルメタン、イソホロンジイソシアネート等の
ジイソシアネート化合物、あるいは全イソシアネート基
のうち7モル%以下の2.4− トリレンジイソシアネ
ートの二量体、ヘキサメチレンジイソシアネートの二量
体等のトリイソシアネート化合物があげられる。
1個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と1個以上の
水酸基とを有する化合物としては、エチレングリコール
、ジエチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等
のグリコールのモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェ
ノキシプロビル(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパン、グリセリン、トリメチロールエタン等のトリ
オール化合物のモノ(メタ)アクリレート及びジ(メタ
)アクリレート、ペンタエリスリトール、ジペンタエリ
スリトール等の4価以上のポリオールのモノ(メタ)ア
クリレート、ジ(メタ)アクリレート、トリ(メタ)ア
クリレート、グリセリンモノアリルエーテル、グリセリ
ンジアクリルエーテル等のヒドロキシル基含有アクリル
系化合物が挙げられる。
前記(])以外のポリオール及び/又はポリアミンとし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール等の
前記(1)共重合ポリエステルポリオールのグリコール
成分として挙げられた化合物、ヘキサメチレンジアミン
、ジアミノジフェニルメタン、N−メチルジェタノール
アミン、分子中に1級又は2級のアミノ基を2個以上有
する、末端アミノ化ポリブタジェン等の高分子量ポリア
ミン、水等が挙げられる。
本発明の放射線硬化型樹脂は、前記(1)共重合ポリエ
ステルポリオールと(2)ポリイソシアネート化合物を
反応させて、イソシアネート末端プレポリマーを得た後
、(3)1個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と1
個以上の水素基、とを有する化合物、及び必要により、
(4)上記(1)以外のポリオール及び/又はポリアミ
ン反応させて得ることができきる゛。
別なる製法としては、反応させる化合物を一括して仕込
み反応させる方法がある。
また、必要に応じ、ポリウレタンアクリレートを得る方
法の任意の段階において、−NR2、−NRze、−3
03M、−COOM、−PO(OM’ )z、>PO(
OM’ )  (式中Rは水素原子、アルキル、アリー
ル、アラルキル基を表わし、Mは水素原子、アルカリ金
属原子、テトラアルキルアンモニウム、テトラアルキル
ホスホニウムを表わし、M′は水素原子、アルカリ金属
原子、テトラアルキルアンモニウム、アルキル、アリー
ル、アラルキル基を表わす。)等の極性基を有する化合
物を反応させることにより、各種基材との密着性や、顔
料、添加剤等の均一分散性の向上を計ることもできる。
このようにして得られる本発明のウレタンアクリレート
樹脂(A)の分子量は1 、000〜20.000の範
囲内であることが必要である0分子量が1 、000よ
り小さくなると、硬化時の歪が大きくなり、基材への密
着性が悪くなり好ましくなく 、20,000を越える
と、後述の(メタ)アクリレート化合物(B)との相溶
性が悪くなる、粘度が高くなり過ぎ使用が困難になる等
の問題が生じ好ましくない。
本発明の別の必須成分としての分子量が500未満の(
メタ)アクリレート化合物(B)としては、例えば(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(
メタ)アクリル酸ブチル、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、テトラヒドロフルフリール(メタ)アクリレート
、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、トルイルオ
キシエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)ア
クリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、ジ
シクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペン
テニル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アク
リレート、N、N−ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、イソボニル(メタ)アクリレート、エチレン
オキサイド変性リン酸(メタ)アクリレート、N−メチ
ルビニルピロリドン、カプロラクトン変性テトラヒドロ
フルフリル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロキ
シエチルサクシネート、2−ヒドロキシ−3−フェノキ
シプロピル(メタ)アクリレート等のモノアクリレート
化合物、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
1.6−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、トリプロピレン
グリコールシ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリ
ン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、ビスフェ
ノールAジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド
変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイ
ド変性ビスフェノ−7L/ A シ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等
のジアクリレート化合物、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)
アクリレート、プロピレンオキサイド変性トリメチロー
ルプロパントリアクリレート等のトリアクリレート化合
物、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート
、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレー
ト、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールテトラ(
メタ)アクリレート等のテトラアクリレート化合物等が
挙げられる。
これらの(メタ)アクリレート(8)でポリエチレンテ
レフタレートに対する接着性に優れる点で下記一般式(
1)で示される(メタ)アクリレート化合物である。
A −(CHz)、lB・・・・・・・・・ (1)こ
の中で特に好ましい化合物は、テトラヒドロフルフリ−
ルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、トル
イルオキシエチルアクリレート、ベンジルアクリレート
である。
これらの化合物を使用した放射線硬化型樹脂組成物は、
放射線に対する硬化性、金属及びプラスチック類特にポ
リエチレンテレフタレートに対する密着性、耐沸水性、
耐溶剤性、耐候性に優れており好ましい。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物は上記のウレタンアク
リレート樹脂(A)と(メタ)アクリレート化合物(B
)を配合したものであって、その配合比率は重量比で(
A) / (B) = 80/20〜20 / 80の
範囲である。(^)が20重量%未滴になるとウレタン
アクリレート樹脂としての特性が失なわれ、金属及びプ
ラスチック類に対する密着性の低下、耐溶剤性、耐候性
の低下が生じ、好ましくない、また(A)が80重量%
を越えると粘度が高過ぎて使用が困難になるだけでなく
、放射線に対する硬化性が悪くなり好ましくない。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物を製造する方法として
は、上記の方法でウレタンアクリレート樹脂(A)を合
成した後に(メタ)アクリレート化合物(B)を配合す
る方法がある。別なる方法としては、(メタ)アクリレ
ート化合物(B)を反応溶媒としてウレタンアクリレー
ト樹脂(A)を合成する方法がある。
本発明の放射線硬化型樹脂組成物には有機溶剤を加える
ことができる。有機溶剤は揮発性のものに限定され、放
射線硬化前に加熱乾燥環により大部分もしくは全部が揮
発する必要がある。使用可能な溶剤としては、アセトン
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シク
ロヘキサノン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等
のエステル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチ
レングリコールモノエチルエーテル等のエーテル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族R化水素類、ヘ
キサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類
、またはこれらの混合物等がある0本発明のウレタンア
クリレート樹脂(A)の合成時に使用した溶剤をそのま
ま使用することもできる。
本発明において使用する放射線は紫外線、電子線、T線
、中性子線等である。紫外線を使用する場合には放射線
硬化型塗料組成物に光開始剤を添加することが望ましい
光開始剤としては、アセトフェノン、ベンゾフェノン、
ベンゾインエチルエーテル、ベンジルメチルケタール、
ベンジルエチルケタール、ヘンジインイソブチルケトン
、ヒドロキシジメチルフェニルケトン、1−ヒドロキシ
シクロへキシルフェニルケトン、2.2−ジェトキシア
セトフェノン、ミヒラーケトン、2−ヒドロキシ−2−
メチルプロピオフェノン、ベンジル、ジエチルチオキサ
ンソン、2−クロロチオキサンソン、ヘンジイルエトキ
シホスフィンオキサイド、1−1リメチルベンゾイルジ
フエニルホスインオキサイド等が使用できる。また必要
に応じてn−ブチルアミン、ジローブチルアミントリエ
チルアミン等の光増感剤があげられる。
電子線照射機としてはスキャニング方式、あるいはカー
テンビーム方式が採用でき、吸収線量は1〜20Mra
d好ましくは2〜15Mradが良い、吸収線量がI 
Mrad未満では硬化反応が不充分であり、20Mra
dを越えると硬化に使用されるエネルギー効率が低下し
たり、過度の架橋が進行したりするため、好ましくない
本発明の放射線硬化型樹脂組成物は、放射線に対する優
れた硬化性、金属及びプラスチック類に対する密着性、
耐溶剤性、耐沸水性、耐候性に優れるという特徴を生か
し、接着剤、コーティング剤、インキ、塗料、レジスト
材料、磁気記録媒体のバインダー等の様々な用途に使用
できる。
(実施例) 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例中単に部とあるのは重量部を示す。
〈共重合ポリエステルポリオールの製造例〉温度計、攪
拌機、蒸留類、コンデンサー、減圧装置を具備した反応
容器中に、ジメチルテレフタレート440部、ジメチル
イソフタレート440部、エチレングリコール279部
、ヘキサンジオール274部、及びテトラブトキシチタ
ネート0.5部を仕込み、150〜230℃で120分
間加熱してエステル交−換反応をさせた0次いで反応系
を1018gに減圧し30分間で250℃まで昇温しで
反応を行ない、共重合ポリエステル−ポリオールAを得
た。
ポリエステルポリオールAの分子量は2.000であっ
た、同様の方法により得られたポリエステルポリオール
B−Eを第1表に示した。樹脂組成は”HNMRにより
分析した。
第1表 溶解後、イソホロンジイソシアネート22部及びジブチ
ル錫ジラウレート0.05部を仕込み、70〜80″C
で2時間反応させた後、更に2−ヒドロキシエチルアク
リレート12部を加え70〜80℃で5時間反応させて
、ウレタンアクリレート樹脂のフェノキシエチルアクリ
レート溶液である放射線硬化型樹脂組成物Aを得た。ウ
レタンアクリレート樹脂の分子量は3,000であった
。同様の方法によりウレタンアクリレート樹脂を合成し
、放射線硬化型樹脂組成物B−Gを得た。得られた組成
物を第2表に示す。
以下余白 く放射線硬化型樹脂組成物の製造例〉 温度計、攪拌機、還流式冷却器を具備した反応容器中に
共重合ポリエステルポリオールA100部、フェノキシ
エチルアクリレート134部を仕込み、第 表 実施例1および比較例1 第2表に示した放射線硬化型樹脂組成物A−Gをポリエ
チレンテレフタレートシート上に硬化後の厚みが10I
IIlになるように、アプリケーターを用いて塗布した
次いで加速電圧165KV、電流2.5m^、吸収線量
7.5Mradの電子線照射を行ない硬化皮膜を作成し
た。同様の方法により亜鉛メツキ鋼板、ポリカーボネー
トシート、ポリイミドシート、塩ビシート上に硬化皮膜
を作製した。
硬化皮膜の評価は以下の方法で行なった。
0ゲル分率 硬化皮膜を円筒濾紙に入れ、ソックスレー抽出器を用い
て、メチルエチルケトンにより24時間抽出を行なった
0円筒源紙内の残渣を乾燥した後、秤量し、抽出前の重
量とから不溶分の重量分率を算出し、ゲル分率とした。
0密着性 皮膜にカッターで1■×100ケの基盤目を切り、セロ
ハンテープを貼り付け、引きはがして密着性を試験した
○耐溶剖性 硬化皮膜の表面を、ガーゼにエタノールを含ませて50
回こすった後の表面状態を観察した。
O:異常なし。
Δ:傷付きあり。
×:塗膜がはがれる。
○耐沸水性 湧水中に硬化皮膜を浸せき後、2時間煮沸し、皮膜の表
面状態を目視判定した。
○:異常なし。
Δ:わずかに曇るもしくはわずかにはがれる。
×:ひどく曇るもしくははがれる。
O耐候性 促進耐候性試験機(Quv)で300時間暴露後の光沢
の変化を目視判定した。
O:異常なし。
Δ:光沢がわずかに低下する。
×:光沢がひどく低下する。
比較例2 実施例1において放射線硬化型樹脂組成物A〜Gの代わ
りに、放射線硬化型樹脂組成物Aの成分であるフェノキ
シエチルアクリレートをメチルエチルケトンに代えたも
のを使用し、電子線照射前に80℃で20分間加熱乾燥
する以外は実施例1と同様にして硬化皮膜を作製し評価
を行なった。
比較例3 実施例1において放射線硬化型樹脂組成物A〜Eの代わ
りにフェノキシエチルアクリレートを使用する以外は実
施例1と同様にして硬化皮膜を作製しようとしたが、電
子線照射により硬化せず、評価を行なうことができなか
った。
以下余白 実施例2および比較例4 第2表に示した放射線硬化型樹脂組成物A−E100部
□、に対し、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェ
ノンを2.5部加え、ポリエチレンテレフタレートシー
ト上に硬化後の厚みがIOM−になるようにアプリケー
タを用いて塗布した0次いで6.4KWX J灯水冷式
低圧水銀灯で500+J/cjの紫外線照射を行ない硬
化皮膜を作製した。同様の方法により亜鉛メツキ鋼板、
ポリカーボネートシート、ポリイミドシート、塩ビシー
ト上に硬化皮膜を作製し、実施例1と同様にして評価を
行なった。
比較例5 実施例2において放射線硬化型樹脂組成物A〜Eの代わ
り、に放射線硬化型樹脂組成物Aの成分であるフェノキ
シエチルアクリレートをメチルエチルケトンに代えたも
のを使用し、紫外線照射前に80℃で20分間加熱乾燥
する以外は実施例2と同様にして評価を行なった。
比較例6 実施例2において放射線硬化型樹脂組成物A〜Eの代わ
りにフェノキシエチルアクリレートを使用する以外は実
施例2と同様にして硬化皮膜を作製しようとしたが、紫
外線照射により硬化せず、評価を行なうことができなか
った。
以下余白 (発明の効果) 本発明の放射線硬化型樹脂組成物は、放射線に対する硬
化性に優れ、硬、化後の皮膜は、金属及びプラスチック
類に対する密着性、耐溶剤性、耐湧水性、耐候性に優れ
たものが得られる。
手 続 補 正 書 (自発) 平成2年11月21日 特許出願人  東洋紡績株式会社 1゜ & 事件の表示 平成2年特許願第173887号 発明の名称 放射線硬化型樹脂組成物 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 & 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 補正の内容 「水素」を「水酸」に訂正する。
■ 同第14頁第3行目 「(メタ)アクリレート」の次に「化合物」挿入する。
■ 同第14頁第4行目 「優れる点で」の次に「好ましい化合物は」挿入する。
に)同第21頁の第2表中の第14行目を を 同第25頁の第3表中 に訂正する。
訂正する。
−1に

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸成分として芳香族ジカルボン酸を40モル%以
    上、グリコール成分として1,6−ヘキサンジオールを
    20モル%以上含有する共重合ポリエステルポリオール
  2. (2)ポリイソシアネート化合物、
  3. (3)1個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と1個
    以上の水酸基を有する化合物、及び必要により、
  4. (4)上記(1)以外のポリオール及び/又はポリアミ
    ンとを反応させて得られる分子量が1,000〜20,
    000のウレタンアクリレート樹脂(A)と分子量が5
    00未満の(メタ)アクリレート化合物(B)とが80
    /20〜20/80の重量比率で含有してなることを特
    徴とする放射線硬化型樹脂組成物。
JP2173687A 1990-06-29 1990-06-29 放射線硬化型樹脂組成物 Expired - Fee Related JP2987887B2 (ja)

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