JPH0459346A - 空気入りタイヤ及びその製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤ及びその製造方法

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JPH0459346A
JPH0459346A JP2170118A JP17011890A JPH0459346A JP H0459346 A JPH0459346 A JP H0459346A JP 2170118 A JP2170118 A JP 2170118A JP 17011890 A JP17011890 A JP 17011890A JP H0459346 A JPH0459346 A JP H0459346A
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JP
Japan
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tire
inner liner
liner layer
joint
release agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP2170118A
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English (en)
Inventor
Noboru Nagumo
登 南雲
Isamu Irie
入江 勇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインナーライナー層のタイヤ周方向両端部の接
合部(以下、インナーライナー層の接合部と略す)にク
ラック等の欠陥の発生がなく、タイヤ周方向のユニフォ
ーミティ−を向上した空気入りタイヤおよびその製造方
法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、空気入りタイヤがチューブレスタイヤの場合に
は非通気性のインナーライナー層が内貼りされており、
チューブ付きタイヤの場合にもチューブ保護用のインナ
ーライナー層が内貼りされている。このインナーライナ
ー層は、未加硫のインナーライナーゴムシートをタイヤ
内面に円筒状に内貼りし、そのタイヤ周方向両端部を重
ね合わせ接合するようにしている。このようなインナー
ライナーゴムシートを他の未加硫のタイヤ構成材料と組
み合わせて成形されたグリーンタイヤは、その内側から
ブラダ−の膨張圧により金型内面に押し付けられながら
加硫成形される。この場合、加硫成形後の前記ブラダ−
とインナーライナー層との離型性をよ(するため、加硫
前のインナーライナーゴムシートの内面には全面に亘っ
て離型剤を塗布している。ところが前記ブラダ−の膨張
圧によりインナーライナー層はタイヤ周方向に伸びるた
め、インナーライナー層の接合部に前記離型剤が侵入す
ることがある。この侵入した離型剤は、インナーライナ
ー層の接合部の接着を妨げて加硫成形後にクランクを発
生させ、タイヤ使用中に成長してタイヤを破壊させる危
険がある。また、チューブレスタイヤの場合は、このク
ランクが充填空気をリークさせる原因となる恐れがあっ
た。
従来、上述したインナーライナー層の接合部への離型剤
の侵入を防止するため、離型剤を塗布する前に予め接合
部の表面に、未加硫ゴムテープを貼り合わせ、次いで前
記離型剤を塗布し、そのままの状態で加硫する方法が知
られている。
しかしながら、未加硫ゴムテープを貼り付けると、加硫
成形した後のインナーライナー層の接合部の重量を局部
的に増し、タイヤ周方向における重さの均一性を低下さ
せるため、ユニフォーミティ−を低下させるという問題
があった。
また、別の方法として、インナーライナー層の接合部の
表面に低分子量のポリエチレンフィルム又は粘着テープ
(以下、低分子ポリエチレンフィルム等という)を貼り
合わせ、次いで前記離型剤を塗布し、しかる後この低分
子ポリエチレンフィルム等を剥離して加硫する方法があ
るが、この方法では、インナーライナー層の接合部にお
けるブラダ−との剥離性が阻害されるため、低分子ポリ
エチレンフィルム等を幅狭とする必要があり、この幅次
第では、剥離時または剥離した後加硫成形するまでの間
に、インナーライナー層に塗布した離型剤が接合部に侵
入することがあるためクラックの発生防止の上からは有
効な手段とはいえなかった。
ここで、低分子ポリエチレンフィルム等を剥離する理由
は、この低分子ポリエチレンフィルム等が加硫成形時に
溶融してインナーライナー層の接合部に侵入し、剥離を
誘発する恐れがあるためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、インナーライナー層の接合部に離型剤の浸透
によるクラックの発生がなく、しかもタイヤ周方向の重
さを不均一にすることがなく、ユニフォーミティ−を向
上する空気入りタイヤ及びこのような空気入りタイヤの
製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このような本発明の目的は、タイヤ内面の未加硫のイン
ナーライナー層のタイヤ周方向の両端部を接合し、この
接合部のタイヤ内側面に超高分子量ポリエチレンからな
るフィルムを貼り合わせたグリーンタイヤを成形し、次
いで該グリーンタイヤを前記フィルムを貼り付けた状態
で加硫成形することによって達成することができる。ま
た、この製造方法により得られた空気入りタイヤは、前
記インナーライナー層の接合部ツタイヤ内側面に超高分
子量ポリエチレンフィルムを貼り合せた構成からなり、
同様に前記目的を達成することができる。
超高分子量ポリエチレンからなるフィルムは、加硫温度
によって溶融することがなく、がフ加硫温度によってイ
ンナーライナー層に接着し、一体化されるため、接合部
への離型剤の侵入を防止することができる。また、ポリ
エチレン自体は非常に比重が小さいものであるから、接
合部に接着しても重量を増加させることがなく、タイヤ
のユニフォーミティ−を低下させることはない。
以下、図面を参照して本発明を説明する。
第1図に示す空気入りタイヤにおいて、トレッド4には
カーカス層2の上面に2層のヘルド層5が設けられてい
る。カーカス層2は、その両端部をビードコア1の周り
に折り返されて装架され、このカーカス層2の内側にイ
ンナーライナー層3が内貼りされている。第2図に示す
ように、このインナーライナー層3は、そのタイヤ周方
向の両端部を互いに重ね合わせて接合され、この接合部
のタイヤ内側面に超高分子量ポリエチレンフィルムFを
貼り合わせている。
本発明において、上記のような空気入りタイヤは、次の
ように力′リーンタイヤを用意することにより製造する
ことができる。すなわぢ、まず、夕・fヤ内側面に未加
硫のインナーライナー層がタイヤ周方向6.二内貼りさ
れ、そのタイヤ周方向両端部が重ね合わされて接合され
た構造のグリーンタイヤを成形する。このグリーンタイ
ヤにおけるインナーライナー層の接合部のタイヤ内側面
に超高分子量ポリエチレンからなるフィルムを貼り合わ
せ、次いでこのグリーンタイヤのインナーライナー層の
内側には全面に亘、って離型剤を塗布した後、金型を用
いて加硫成形するのである。
本発明で使用するポリエチレンフィルムFは超高分子蓋
であることが重要である。その分子量としては平均分子
鼠で100万以上を有することが望ましい。その上限は
、特に限定されるものではないが、合成可能な範囲で大
きければ大きいほど好ましい。このような超高分子量の
ポリエチレンフィルムでインナーライナー層の接合部を
被覆することによって、離型剤塗布時のインナーライナ
ー層の接合部への離型剤の侵入を防止することができ、
かつグリーンタイヤの加硫成形時に溶融することなくフ
ィルム状のまま接着一体化されるから、離型剤の侵入を
防止し、クラックや剥離の誘因となることを防止するこ
とができる。また、比重が低いためインナーライナー層
の接合部の重量を増加させることがないので、タイヤの
ユニフォーミティ−を向上することができる。
これに対し、従来の低分子量のポリエチレンからなるフ
ィルムは融点が低く、グリーンタイヤの加硫成形時に溶
融し、接合部の隙間等に侵入するが、インナーライナー
ゴムに対して本質的に接着性を有していないため、クラ
ックの発生を防止できるものではない。すなわち、低分
子量のポリエチレンは、超高分子量ポリエチレンのよう
な接着性を持っておらず、どのような接着剤を使用(7
ても接着できないか或いは接着できても接着強度が極め
て低いものにしかならない。
また、超高分子量ポリ〕ニヂレンフィルJ、の厚さは1
μm〜11001Jであることが望ま1〜い。
この厚さを1μm以上とするこたによりインノー−ライ
ナー層の接合部への離型剤の侵入を有効に防止すること
ができる。また、11001J以下とすることにより、
インナーライナー層の接合部の剛性を小ざくし、フ1/
キシビリティ−を確保することができる。
また、超高分子量ポリエチレンフィルムの中ばインナー
ライナー層の接合部への離型剤の侵入防止効果を考慮(
−2、通常、10〜2511II11の巾にするのがよ
い。
このようにインナーライナー層の接合部を完全に覆うよ
うに、そのタイヤ内側面に超高分子量ポリエチレンフィ
ルムを貼り合わせ、さらに離型剤をインナーライナー層
の全面に塗布したグリーンタイヤは、常法に従って金型
を用いて加硫成形される。
〔実施例〕
次の本発明方法と従来の方法に従って、次の3種類の空
気入りタイヤを製作した。
本発明方法: 未加硫のインナーライナー層のタイヤ周方向両端部を重
ね合わせ接合し、この接合部のタイヤ内側面に、幅20
mm 、厚さ50μmの平均分子量300万の超高分子
量ポリエチレンフィルムを貼り伺け、このインナーライ
ナー層の全面に離型剤を塗布したグリーンタイヤを成形
し、次いで常法に従い金型を用いて前記フィルムを貼り
付けたままグリーンタイヤを加硫成形した。
従来方法I: 本発明方法において、超高分子量ポリエチレンフィルム
の代わりに、幅20mm 、厚さ5Q/jmの平均分子
量5万の低分子量ポリエチレンフィルムを、インナーラ
イナー層の接合部のタイヤ内側面に貼り付け、前記離型
剤を塗4jしまた後、前記フィルムを剥離したグリーン
タイヤを成形12、次いで同様に常法に従い、前記グリ
ーンタイヤを加硫成形した。
従来方法■: 本発明方法において、超高分子量ポリエチレンフィルム
の代わりに、幅20mm、厚さ0 、7mmのゴムテー
プを、インナーライナー層の接合部のタイヤ内側面に貼
り付けた後離型剤を塗布したグリーンタイヤを成形し、
次いで同様に常法に従い前記ゴムテープを貼り付けたま
まグリーンタイヤを加硫成形した。
これらのタイヤのサイズは、いずれも同一のP145/
80R12とした。
これらのタイヤについて、下記のユニフォーミティ−評
価及び耐クランク性評価を行った。
ユニフォーミーイー″ 2 自動車規格JASOC607に準拠してし、F、V、を
測定し、評価した。
12旦1L−二 室内ドラム試験により、空気圧1.2Kg/cm”、荷
重440Kgの下で、時速81に+mにて100時間走
行させ、走行後のタイヤのインナーライナー層の接合部
におけるクランクの発生を調べた。
その結果、ユニフォーミティ−については、本発明のタ
イヤと従来方法工のタイヤは、実質的に差異のない良好
な水準であるのに対し、従来方法■のタイヤは著しく劣
っていた。他方、耐クラツク性については、本発明のタ
イヤと従来方法■のタイヤはいずれもクランクの発生が
全く認められなかったのに対し、従来方法■のタイヤに
は多数のクラックが発生していた。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明の空気入りタイヤは、加硫前の
インナーライナー層のタイヤ周方向両端部を接合し、こ
の接合部のタイヤ内側面に超高分子量ポリエチレンフィ
ルムを貼り付けて加硫成形したから、グリーンタイヤの
加硫成形時にインナーライナー層の接合部に離型剤が侵
入するのを防止し、クランクが発生するのを防止するこ
とができる。また、前記加硫成形により超高分子量ポリ
エチレンフィルムは接合部に接着一体化するが、その比
重が小さいので接合部の重量を重くすることがないため
、タイヤ周方向のユニフォーミティ−が低下することが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明タイヤの1例を示す半断面図、第2図は
インナーライナー層の接合部を示す説明図である。 2・・・カーカス層、3・・・インナーライナー層、F
・・・超高分子量ポリエチレンフィルム。 第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インナーライナー層のタイヤ周方向両端部の接合
    部のタイヤ内側面に超高分子量ポリエチレンからなるフ
    ィルムを貼り合わせた空気入りタイヤ。
  2. (2)タイヤ内面において、未加硫のインナーライナー
    層のタイヤ周方向の両端部を接合し、この接合部のタイ
    ヤ内に面に、超高分子量ポリエチレンからなるフィルム
    を貼り合わせたグリーンタイヤを成形し、次いで該グリ
    ーンタイヤを前記フィルムを貼り付けた状態で加硫成形
    する空気入りタイヤの製造方法。
JP2170118A 1990-06-29 1990-06-29 空気入りタイヤ及びその製造方法 Pending JPH0459346A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241855A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2016101753A (ja) * 2015-11-02 2016-06-02 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241855A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2016101753A (ja) * 2015-11-02 2016-06-02 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤの製造方法

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