JPH0458987A - ヘアーカッター刃 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、バリカン形式のへアーカッターに装着される
ヘアーカッター刃に関する。

〔従来の技術〕

従来のへアーカ７クー刃は、第３図及び第４図に示すよ
うに、モータ及びその出力軸に偏心軸を有する駆動部が
内蔵されたヘアーカッター本体へに、その長手方向一端
に装着され、案内板４の秤部４ｂを偏心軸に係合して駆
動される。このヘアーカッター刃は、櫛状の第１切刃１
ａを有する固定刃１と、これに圧接されて往復摺動する
櫛状の第２切刃２ａを有する可動刃２とから形成され、
かつ、前記固定刃ｌの第１切刃１ａの刃厚が先端に向か
って薄クシているため、可動刃２の第２切刃２ａの先端
を、毛を所定の刈り残し高さに切断するよう固定刃１の
所定の刃厚のところに配してなる。そして、固定刃１　
・可動刃２とも金属製のものに比べて、刃の切れ味及び
この寿命の向上を図るために、少なくとも固定刃１がフ
ァインセラミックスで形成されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述したようなヘアーカンタ−刃は、固定刃をファイン
セラミックスで形成しているため、これに落下等による
強い衝撃がかかると、割れ易く、特にこの端部に位置す
る切刃の破１貝がある。また、固定刃の切刃の外面が直
線状に形成されているため、例えば頭部に使用した場合
、局部的に接触圧が大きいところができて肌当たりを悪
くしている。

本発明は、このような事由に鑑みてなしたもので、その
目的とするところは、端部側の耐落下強度を上げるとと
もに肌当たり性の優れたヘアーカッター刃を提供するに
ある。

［課題を解決するための手段］ 上記した目的を達成するために、本発明のへアーカッタ
ー刃は、櫛状の切刃を有する固定刃と、これに圧接され
て往復摺動する櫛状の切刃を有する可動刃とから形成さ
れ、かつ、毛を所定の刈り残し高さに切断するよう固定
刃と可動刃の両切刃を配してなり、少なくとも固定刃が
ファインセラミックスで形成されたヘアーカッター刃に
おいて、前記固定刃の刃厚を、刈り残し高さを決定する
中央部分に対し、端部側を厚くした構成としている。

〔作用〕

この構成によれば、所定の刈り残し高さを得る性能を下
げることなく、端部の切刃の断面積が大きくとれ、端部
の切刃の許容外力が大きくとれる。

さらに、固定刃の切刃の刃厚を中央部より端部を厚クシ
て、この切刃の外面を凹状にしているので、固定刃と例
えば頭部との接触圧分布がなだらかにできる。

〔実施例〕

以下、本発明の第１実施例を第１図に基づいて説明する
。先に説明した従来例と実質的に同一の部材には同一の
符号を何して説明する。

１は固定刃で、ファインセラミックス材の射出成形でな
り、第１切刃１ａが形成されている。そして、プラスチ
ックにて成形された基板３に固着される。この第１切刃
１ａの刃厚は、刃元から刃先にかけて薄く形成されてい
る。

２は可動刃で、ファインセラミックス材でつくられるも
のは固定刃１と同様にして形成されるが、金属製の場合
は金属板を打抜き・成形後、この第２切刃２ａを研削に
て形成している。この可動刃２は、後述する押さえばね
（図示せず）の捩じり力の反力を用いて固定刃１に圧接
される。押さえばねは、捩じりコイルばねからなり、基
板３の中心軸に対して２個が線対称に位置し、それぞれ
、一端を基板３に設けた係止部（図示せず）に、他端を
可動刃２に取着された案内板４の係止部４ｄに引っ掛け
て取着される。この取着により、固定刃１　・可動刃２
　・押さえばねがブロック化され、かつ、可動刃２は固
定刃１に対して略往復自在に支持される。

本発明の要部は、前記固定刃１の第１切刃１ａにある。

この第１切刃１ａの刃厚を、中央部分より端部１ｂ側に
向かって徐々に厚く形成している。これにより、固定刃
１の第１切刃１ａの外面が凹状となる。この結果、固定
刃１と例えば頭部との接触圧分布がなだらかになり、肌
当たりをやわらか（するとともに頭に沿い易くなる。な
お、両端部１ｂ、１ｂの第１切刃１ａの刃厚のみ厚くす
るようにしてもよい。

次に、本発明の第２実施例を第２図に基づいて説明する
。

本発明の要部は、前記可動刃１の第２切刃２ａにある。

この要部以外の部材は、先に説明した第１実施例と同様
であるので、実質的に同一の部材には同一の符号を付し
て詳細な説明は省略する。

この第２切刃２ａの先端を、固定刃１の第１切刃１ａの
先端に対して、第１切刃１ａの刃厚に応じて、刃厚の厚
いところは近づけ、薄いところは離している。すなわち
、第１切刃１ａの所定の刈り残し高さ相当の刃厚部分に
略位置させている。この結果、第１切刃１ａと第２切刃
２ａの先端間の寸法は、固定刃１の第１切刃１ａの中央
部から端部１ｂに向けて小さくなっている。このように
することにより、第１実施例に比べてさらに刈り残し高
さを正確に均一化することができる。

〔効果〕

本発明のへアーカノター刃は、所定の刈り残し高さを得
る性能を下げることなく、端部の切刃の断面積を大きく
して、この許容外ノｊを大きくし、かつ、固定刃の切刃
の刃厚を中央部より端部を厚くして、この切刃の外面を
凹状にして、固定刃と例えば頭部との接触圧分布をなだ
らかにしたので、ヘアーカッター刃の耐衝撃性と脱出た
り性の向上が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例を示した斜視図、第２図
は、本発明の第２実施例を示した斜視図、第３図は、従
来例の斜視図、 第４図は、同じく、外観斜視図。 １−固定刃、 １ａ−第１切刃、 ２−可動刃、 ２ａ−第２切刃、 ２ｂ一端部。 特許出願人　　松下電工株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）櫛状の切刃を有する固定刃と、これに圧接されて
   往復摺動する櫛状の切刃を有する可動刃とから形成され
   、かつ、毛を所定の刈り残し高さに切断するよう固定刃
   と可動刃の両切刃を配してなり、少なくとも固定刃がフ
   ァインセラミックスで形成されたヘアーカッター刃にお
   いて、 前記固定刃の刃厚を、刈り残し高さを決定する中央部分
   に対し、端部側を厚くしたことを特徴とするヘアーカッ
   ター刃。