JP7266211B2 - スリット刃ブロック及び電気かみそり - Google Patents

スリット刃ブロック及び電気かみそり Download PDF

Info

Publication number
JP7266211B2
JP7266211B2 JP2019102174A JP2019102174A JP7266211B2 JP 7266211 B2 JP7266211 B2 JP 7266211B2 JP 2019102174 A JP2019102174 A JP 2019102174A JP 2019102174 A JP2019102174 A JP 2019102174A JP 7266211 B2 JP7266211 B2 JP 7266211B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
blade
comb
dimension
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019102174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020195475A (ja
Inventor
美咲 近藤
宏明 清水
翔貴 大倉
遼 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2019102174A priority Critical patent/JP7266211B2/ja
Priority to EP20172723.7A priority patent/EP3744487B1/en
Priority to US16/883,805 priority patent/US20200376697A1/en
Priority to CN202010468537.6A priority patent/CN112008769B/zh
Publication of JP2020195475A publication Critical patent/JP2020195475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7266211B2 publication Critical patent/JP7266211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/042Long hair cutters or older types comprising a cutting grid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/10Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof involving two or more different types of reciprocating cutting elements, e.g. a pair of toothed shearing elements combined with a pair of perforated cutting elements or a combined toothed and perforated cutting assembly
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/12Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the oscillating- cutter type; Cutting heads therefor; Cutters therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/42Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards providing for straightening the hair to be cut, e.g. by means of bristles; providing for tensioning the skin, e.g. by means of rollers, ledges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/06Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof involving co-operating cutting elements both of which have shearing teeth

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

本開示は、長髭及びくせ髭等を粗剃りするための切断構造を有するスリット刃ブロック、及びスリット刃ブロックを備える電気かみそりに関する。
スリット刃ブロックは、スリット外刃と、スリット内刃と、コームと、を備える。スリット外刃は、複数の外刃片を有し、スリット内刃は、複数の内刃片を有する。スリット内刃は、スリット外刃内に収容された状態でスリット外刃に対して往復運動する。コームは、スリット外刃及びスリット内刃を収容する。コームは、スリット外刃から離間する方向に突出する複数の突起部を有し、複数の突起部は、単一形状の突起部を有して構成される。
特許文献1は、従来のスリット刃ブロックの一例を示している。
特許第6376427号公報
スリット刃ブロックは、長さがある程度長い髭を短くする髭の粗剃りを目的としている。このようなスリット刃ブロックにおいて、毛の導入性を向上させるためにスリット外刃の外刃片間の間隔を大きくすると、肌への刺激が増えるという課題や、外刃片間の桟の幅が細くなることでスリット外刃の強度が低下するという課題がある。そこで、スリット外刃の外刃片間の間隔の大きさを変えずに毛の導入性を向上させるため、コームがスリット刃ブロックに設けられる。コームにおける突起部の頂部が肌に対して倒れた状態の長髭と肌との間に挿入され、長髭は突起部の頂部に乗り上げ、コームの移動に伴い長髭が突起部の表面に沿って移動することによって立ち上げられる。そして、長髭は、立ち上げられた状態でスリット刃ブロックに導入される。
しかしながら、従来のスリット刃ブロックにおいては、コームの先端に形成される突起部の形状が単一であるために、スリット刃ブロックに導入できる倒れた状態の長髭に限りがあり、剃り残しが起こり得る。
本開示は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本開示の目的は、コームが色々な種類の倒れた状態の長髭をより掬いやすいスリット刃ブロック、及びスリット刃ブロックを備える電気かみそりを提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の態様にかかるスリット刃ブロックは、電気かみそりのスリット刃ブロックであって、複数の外刃片を有するスリット外刃と、複数の内刃片を有するスリット内刃と、スリット外刃の外側に設けられた櫛歯状のコームと、を備える。コームは、スリット外刃から離間する方向に突出する複数の突起部を有し、複数の突起部は、2種類以上の異なる形状の突起部を有して構成される。
本開示の態様にかかる電気かみそりは、本開示のいずれかの態様にかかるスリット刃ブロックを備える。
本開示によれば、コームが色々な種類の倒れた状態の長髭をより掬いやすいスリット刃ブロック、及びスリット刃ブロックを備える電気かみそりを提供することができる。
実施形態の電気かみそりの分解斜視図である。 実施形態のスリット刃ブロックの分解斜視図である。 実施形態のスリット刃ブロックの正面図である。 実施形態のスリット刃ブロックの平面図である。 本実施形態のコーム及びその周辺部分の拡大構造を示す平面図である。 図4のZ6A-Z6A線の断面図である。 実施形態のコーム先端の模式的な断面図である。 実施形態のコームの一部分の斜視図である。 実施形態のコームの一部分の斜視図である。 実施形態のコームの一部分の斜視図である。 変形例のコーム先端の模式的な断面図である。 別の変形例のコーム先端の模式的な断面図である。 変形例のコーム及びその周辺部分の拡大構造を示す平面図である。 別の変形例のコーム及びその周辺部分の拡大構造を平面図である。
図1を参照して、電気かみそり1の構成について説明する。
電気かみそり1は、かみそり本体10及び刃ユニット20を有する。
かみそり本体10は、グリップ部11、ヘッド部12、駆動部13、電源スイッチ14、及びヘッドカバー15を有する。ヘッド部12は、グリップ部11に結合されている。駆動部13は、グリップ部11及びヘッド部12に収容されている。駆動部13の一部は、ヘッド部12から外部に突出している。駆動部13は、刃ユニット20を往復運動させる。電源スイッチ14は、グリップ部11に位置している。ヘッドカバー15は、ヘッド部12に取り付けられている。
刃ユニット20は、外周部分においてヘッドカバー15により覆われている。刃ユニット20は、2個の第1刃ブロック21、2個の第2刃ブロック24、スリット刃ブロック30、及び外刃ケース27を有する。2個の第1刃ブロック21は、スリット刃ブロック30の両側に位置している。2個の第2刃ブロック24は、第1刃ブロック21に対してスリット刃ブロック30とは反対側に位置している。外刃ケース27は、各第1刃ブロック21、各第2刃ブロック24、及びスリット刃ブロック30を保持する。外刃ケース27は、ヘッド部12に取り付けられている。
第1刃ブロック21は、第1ネット刃22及び第1内刃23を有する。第1内刃23は、第1ネット刃22に収容されている。第1内刃23は、駆動部13により第1ネット刃22に対して往復運動する。
第2刃ブロック24は、第2ネット刃25及び第2内刃(図示省略)を有する。第2内刃は、第2ネット刃25に収容されている。第2内刃は、駆動部13により第2ネット刃25に対して往復運動する。このように、電気かみそり1は、第1内刃23、第2内刃を第1ネット刃22、第2ネット刃25に対して往復運動させる往復動式電気かみそりの形態を有する。
刃ユニット20の機能について説明する。
第1刃ブロック21は、主に倒れた状態の髭を切除する機能を有する。第2刃ブロック24は、主に短く立った状態の髭を切除する機能を有する。スリット刃ブロック30は、主に細い長髭を切除する機能を有する。
図2を参照して、スリット刃ブロック30の詳細な構成について説明する。
スリット刃ブロック30に関する方向として、「幅方向ZA」、「内幅方向ZA1」、「外幅方向ZA2」、「奥行方向ZB」、「奥行内方向ZB1」、「奥行外方向ZB2」、「高さ方向ZC」、「先端方向ZC1」、及び「基端方向ZC2」が以下に定義される。なお、幅方向ZAは「配列方向」に相当する。
「幅方向ZA」は、スリット刃ブロック30の正面視における長手方向の双方向を示す。「内幅方向ZA1」は、幅方向ZAにおいて幅方向ZAの中心に接近する方向を示す。「外幅方向ZA2」は、幅方向ZAにおいて幅方向ZAの中心から離間する方向を示す。
「高さ方向ZC」は、スリット刃ブロック30の正面視において幅方向ZAと直交する双方向を示す。「先端方向ZC1」は、高さ方向ZCにおいてかみそり本体10側から刃ユニット20側(共に図1参照)に向かう方向を示す。「基端方向ZC2」は、高さ方向ZCにおいて刃ユニット20側からかみそり本体10側に向かう方向を示す。
「奥行方向ZB」は、幅方向ZA及び高さ方向ZCと直交する双方向を示す。「奥行内方向ZB1」は、奥行方向ZBにおいて奥行方向ZBの中心に接近する方向を示す。「奥行外方向ZB2」は、奥行方向ZBにおいて奥行方向ZBの中心から離間する方向を示す。
スリット刃ブロック30は、スリット外刃40、コーム部品60、2個の外刃継手90、スリット内刃100、内刃継手110、及び2個のコイルばね31を有する。スリット刃ブロック30は内刃継手110において駆動部13(図1参照)に接続されている。
スリット外刃40は、金属材料により形成されている。スリット外刃40は、例えばプレス加工により成形することができる。スリット外刃40は、正面視において幅方向ZAの中央位置に向かうにつれて先端方向ZC1に緩やかに湾曲する湾曲形状を有する。スリット外刃40は、側面視において基端方向ZC2に開口するU字形状を有する。スリット外刃40は、複数の外刃片41、複数のスリット孔42、2個の連結部43、及び2個のスリット本体部50を有する。スリット外刃40は、同一の材料により複数の外刃片41、2個の連結部43、及び2個のスリット本体部50が一体に形成された構成を有する。
コーム部品60は、スリット外刃40とは個別に形成されている。コーム部品60は、樹脂材料により形成されている。コーム部品60は、例えば射出成形により成形することができる。コーム部品60は、平面視において枠形状を有する。コーム部品60は、正面視において幅方向ZAの中央位置に向かうにつれて先端方向ZC1に緩やかに湾曲する湾曲形状を有する。コーム部品60の剛性は、スリット外刃40の剛性よりも低い。コーム部品60は、2個のコーム支持壁70及び2個のコーム端壁80を有する。コーム部品60は、同一の材料により2個のコーム支持壁70及び2個のコーム端壁80が一体に形成された構成を有する。
外刃継手90は、樹脂材料により形成されている。外刃継手90は、例えば射出成形により成形することができる。外刃継手90は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外刃継手90は、継手本体91、載置部92、突起部93、4個の第1溶着部95、4個の第2溶着部96、及びばね取付部97を有する。外刃継手90は、同一材料により継手本体91、載置部92、突起部93、4個の第1溶着部95、4個の第2溶着部96、及びばね取付部97が一体に形成された構成を有する。
スリット内刃100は、金属材料により形成されている。スリット内刃100は、例えばプレス加工により成形することができる。スリット内刃100は、2個のスリット本体部101、複数の内刃片102、及び複数のスリット孔103を有する。スリット内刃100は、同一の材料により2個のスリット本体部101及び複数の内刃片102が一体に形成された構成を有する。
各スリット本体部101は、2個の位置決め部104及び2個の溶着固定部105を有する。一方のスリット本体部101及び他方のスリット本体部101は、複数の内刃片102により互いに接続されている。位置決め部104は、基端方向ZC2に開口する凹形状を有する。位置決め部104は、スリット本体部101の外幅方向ZA2の部分に位置している。溶着固定部105は、幅方向ZAに互いに離間する一対の腕部を有する。腕部は、基端方向ZC2に延びている。溶着固定部105は、スリット本体部101において位置決め部104よりも内幅方向ZA1の部分に位置している。
内刃片102は、基端方向ZC2が開口するU字形状を有する。複数の内刃片102は、幅方向ZAにおいて空隙を介して位置している。スリット孔103は、幅方向ZAに隣り合う内刃片102の間の空隙として形成されている。
内刃継手110は、樹脂材料により形成されている。内刃継手110は、例えば射出成形により成形することができる。内刃継手110は、継手本体111、駆動嵌合部112、4個の位置決め部113、4個の溶着部114、及び2個のばね取付部115を有する。内刃継手110は、同一の材料により継手本体111、駆動嵌合部112、4個の位置決め部113、4個の溶着部114、及び2個のばね取付部115が一体に形成された構成を有する。
駆動嵌合部112は、継手本体111の幅方向ZAの中央位置において継手本体111を先端方向ZC1に凹む凹形状を有する。駆動嵌合部112は、駆動部13(図1参照)が嵌め合わせられる。位置決め部113は、継手本体111の外幅方向ZA2の部分において奥行外方向ZB2に突出している。溶着部114は、継手本体111の内幅方向ZA1の部分において奥行外方向ZB2に突出している。ばね取付部115は、継手本体111の外幅方向ZA2の端部において基端方向ZC2に突出している。
図2を参照して、スリット外刃40の詳細な構成について説明する。
外刃片41は、側面視において基端方向ZC2に開口するU字形状を有する。複数の外刃片41は、幅方向ZAにおいて2個の連結部43の間に配列されている。複数の外刃片41は、幅方向ZAにおいて空隙を介して位置している。
スリット孔42は、幅方向ZAに隣り合う外刃片41の間の空隙として形成されている。スリット孔42は、スリット外刃40を奥行方向ZBに貫通する空間を有する。スリット孔42は、長髭(毛)をスリット外刃40内に導入する機能を有する。
連結部43は、平面視において平板形状を有する。連結部43は、内幅方向ZA1に向かうにつれて先端方向ZC1に緩やかに傾斜している。連結部43は、スリット外刃40の幅方向ZAの両端部に位置している。
各スリット本体部50は、幅方向ZA及び高さ方向ZCに平行する壁部により形成されている。各スリット本体部50は、4個の第1爪片51、1個の第2爪片52、4個の嵌合部53、2個の第1溶着固定部54、及び2個の第2溶着固定部55を有する。一方のスリット本体部50及び他方のスリット本体部50は、複数の外刃片41及び2個の連結部43により互いに接続されている。
第1溶着固定部54は、スリット本体部50の幅方向ZAの端部に位置している。第2溶着固定部55は、スリット本体部50において第1溶着固定部54よりも内幅方向ZA1の部分に位置している。
第1爪片51は、基端方向ZC2に向かうにつれて幅方向ZAの寸法が小さくなるテーパ形状を有する。第1爪片51の基端方向ZC2の端部は、正面視において曲面形状を有する。第1爪片51は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外幅方向ZA2の2個の第1爪片51は、スリット本体部50において第1溶着固定部54及び第2溶着固定部55の幅方向ZAの間の部分に位置している。内幅方向ZA1の2個の第1爪片51は、スリット本体部50において第2溶着固定部55よりも内幅方向ZA1の部分に位置している。
第2爪片52は、基端方向ZC2に向かうにつれて幅方向ZAの寸法が小さくなるテーパ形状を有する。第2爪片52の基端方向ZC2の端部は、正面視において曲面形状を有する。第2爪片52は、スリット本体部50の幅方向ZAの中央部分に位置している。第2爪片52の高さ方向ZCの寸法は、第1爪片51の高さ方向ZCの寸法よりも小さい。
嵌合部53は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外幅方向ZA2の2個の嵌合部53は、第2溶着固定部55の外幅方向ZA2に隣接している。内幅方向ZA1の2個の嵌合部53は、スリット本体部50において内幅方向ZA1の第1爪片51と第2爪片52との幅方向ZAの間の部分に位置している。嵌合部53は、スリット本体部50を奥行方向ZBに貫通する貫通孔53Aを有する。
図2を参照して、外刃継手90の詳細な構成について説明する。
載置部92は、平面視においてT字形状を有する。載置部92は、継手本体91の外幅方向ZA2の端部且つ継手本体91の先端方向ZC1の端部に位置している。載置部92は、外方部92A及び内方部92Bを有する。外方部92Aは、内方部92Bから外幅方向ZA2に連続して形成されている。外方部92Aの奥行方向ZBの寸法は、内方部92Bの奥行方向ZBの寸法よりも大きい。
突起部93は、平面視において幅方向ZAの寸法よりも奥行方向ZBの寸法が大きい長方形状を有する。突起部93は、載置部92の外方部92Aから先端方向ZC1に突出している。
第1溶着部95は、円筒形状を有する。第1溶着部95は、継手本体91の外幅方向ZA2の部分に位置している。第1溶着部95は、継手本体91の奥行方向ZBの面から奥行外方向ZB2に突出している。
第2溶着部96は、円筒形状を有する。第2溶着部96は、継手本体91の内幅方向ZA1の端部に位置している。第2溶着部96は、継手本体91の奥行方向ZBの面から奥行外方向ZB2に突出している。
ばね取付部97は、継手本体91において第1溶着部95及び第2溶着部96の幅方向ZAの間の部分に位置している。ばね取付部97は、略円錐形状の突起部を有する。突起部は、継手本体91から先端方向ZC1に突出している。
図3及び図4を参照して、コーム部品60の詳細な構成について説明する。
図4に示されるように、コーム部品60は、コーム支持壁70の幅方向ZAの端部を奥行方向ZBに結ぶ距離D1が2個のコーム支持壁70の幅方向ZAの中央部を奥行方向ZBに結ぶ距離D2よりも大きい形状を有する。
各コーム支持壁70は、支持壁本体71、複数(2個)の櫛歯状のコーム72、複数のスリット孔73、4個の第1収容部74、1個の第2収容部75、4個の位置決め部76、及び2個の段差部77を有する。各コーム支持壁70は、同一の材料により支持壁本体71、複数のコーム72、4個の第1収容部74、1個の第2収容部75、及び4個の位置決め部76が一体に形成された構成を有する。
支持壁本体71は、幅方向ZA及び奥行方向ZBに平行している。支持壁本体71は、正面視において幅方向ZAの中心に向かうにつれて先端方向ZC1に緩やかに湾曲する湾曲形状を有する。
複数の櫛歯状のコーム72は、2種類以上の異なる形状の突起部72Bを有して構成されている(図5参照)。コーム72は、支持壁本体71において先端方向ZC1の端部に位置している。コーム72は、幅方向ZAにおいて空隙を介して互いに離間している。
本実施形態のコーム72は、2種類の異なる形状の突起部72Bを有して構成されている(図7参照)。これに限定はされず、コーム72は、2種類よりも多い種類(例えば3~4種類程度)の異なる形状の突起部72Bを有して構成されてもよい。
図6に示されるように、コーム72は、支持部72A及び突起部72Bを有する。コーム72は、同一の材料により支持部72A及び突起部72Bが一体に形成された構成を有する。支持部72Aは、高さ方向ZCに延びる柱状に形成されている。突起部72Bは、コーム72の幅方向ZAからの側面視において曲面形状を有する。突起部72Bは、支持部72Aの先端方向ZC1の端部から連続している。突起部72Bは、支持部72Aから奥行外方向ZB2に突出している。
図7に示されるように、本実施形態のスリット刃ブロック30は、コーム72の先端面72Cからコーム72の頂部72Dまでの寸法(高さ寸法L1)が異なる突起部72Bを有する。換言すると、突起部72Bの「高さ寸法L1」は、コーム72の先端面72Cからコーム72の頂部72Dまでの厚さである。
また、本実施形態のスリット刃ブロック30は、コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)が異なる突起部72Bを有する。換言すると、突起部72Bの「突出寸法L3」は、スリット刃ブロック30の奥行方向ZBに対する、コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの奥行寸法である。
また、本実施形態のスリット刃ブロック30は、コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)がコーム72の先端面72Cからコーム72の頂部72Dまでの寸法(高さ寸法L1)以上である突起部72Bを有する。
さらに、本実施形態のスリット刃ブロック30は、コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)が異なる複数種類の突起部72Bを有している。突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの高さ寸法L1が、突出寸法L3が最も大きい突起部72Bの高さ寸法L1よりも小さい。また、突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの突出寸法L3が、突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの高さ寸法L1よりも大きい。
なお、本実施形態の変形例として、図9に変形例にかかるスリット刃ブロック30Aを示し、図10に別の変形例にかかるスリット刃ブロック30Bを示す。
図9に示されるスリット刃ブロック30Aでは、突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの突出寸法L3を、図7に示される突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの突出寸法L3よりも小さくしている。また、突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの突出寸法L3が、突出寸法L3が最も大きい突起部72Bの高さ寸法L1よりも小さい。
また、図10に示されるスリット刃ブロック30Bでは、突出寸法L3が最も大きい突起部72Bの突出寸法L3を、図7に示される突出寸法L3が最も大きい突起部72Bの突出寸法L3よりも大きくしている。また、突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの高さ寸法L1が、突出寸法L3が最も大きい突起部72Bの高さ寸法L1以上である。
図3に示されるように、スリット孔73は、幅方向ZAにおいて隣り合うコーム72の間の空隙として形成されている。スリット孔73は、スリット外刃40のスリット孔42(共に図2参照)に長髭(毛)を導入する機能を有する。
図2に示されるように、第1収容部74は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外幅方向ZA2の第1収容部74は、複数のコーム72の幅方向ZAの端部に位置している。第1収容部74は、支持壁本体71から奥行内方向ZB1に突出している。第1収容部74は、第1収容部74を高さ方向ZCに貫通する貫通孔74Aを有する。
第2収容部75は、支持壁本体71の幅方向ZAの中央部に位置している。第2収容部75は、支持壁本体71から奥行内方向ZB1に突出している。第2収容部75は、第2収容部75を高さ方向ZCに貫通する貫通孔75Aを有する。第2収容部75の幅方向ZAの寸法は、第1収容部74の幅方向ZAの寸法よりも大きい。
段差部77は、コーム支持壁70の幅方向ZAの両端部に形成されている。段差部77は、コーム端壁80に隣接している。段差部77は、コーム支持壁70の奥行内方向ZB1側の面が奥行外方向ZB2に凹んだ形状を有する。
位置決め部76は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外幅方向ZA2の位置決め部76は、支持壁本体71において外幅方向ZA2の第1収容部74に対して内幅方向ZA1側に隣り合う部分に位置している。内幅方向ZA1の位置決め部76は、支持壁本体71において内幅方向ZA1の第1収容部74及び第2収容部75の幅方向ZAの間の部分に位置している。位置決め部76は、支持壁本体71から奥行内方向ZB1に突出する突起片として形成されている。
図6に示されるように、位置決め部76は、上側規制面76A及び下側規制面76Bを有する。上側規制面76Aは、位置決め部76の先端方向ZC1の端面として形成されている。上側規制面76Aは、幅方向ZA及び奥行方向ZBに平行する平面形状を有する。下側規制面76Bは、位置決め部76の基端方向ZC2の端面として形成されている。下側規制面76Bは、幅方向ZA及び奥行方向ZBに平行する平面形状を有する。
図2に示されるように、コーム端壁80は、端壁本体81、収容部82、突起部83を有する。コーム端壁80は、同一の材料により端壁本体81及び突起部83が一体に形成された構成を有する。コーム端壁80は、端壁本体81の奥行方向ZBの端部において支持壁本体71の幅方向ZAの端部に接続されている。
端壁本体81は、正面視において外幅方向ZA2に向かうにつれて基端方向ZC2に向かい湾曲する湾曲形状を有する。端壁本体81の先端方向ZC1の端部は、支持壁本体71よりも先端方向ZC1の先端方向の端部よりも先端方向ZC1に位置している。
収容部82は、端壁本体81の基端方向ZC2の端面から先端方向ZC1に凹む凹形状を有する。
突起部83は、幅方向ZA及び奥行方向ZBに平行する平板形状を有する。突起部83は、平面視において四角形状を有する。突起部83は、端壁本体81の内幅方向ZA1の端面から内幅方向ZA1に突出している。突起部83は、奥行方向ZBにおいてコーム支持壁70の段差部77と対向している。突起部83の基端方向ZC2の端面においては、射出成形の金型において金型内に成形材料を流し込むためのゲートが位置する。
図3及び図4を参照して、組立後のスリット刃ブロック30の構成について説明する。
図3に示されるように、スリット刃ブロック30は、スリット外刃40、コーム部品60、外刃継手90、スリット内刃100、内刃継手110、及びコイルばね31が互いに結合された構成を有する。
この状態において、スリット外刃40の第1溶着固定部54、第2溶着固定部55及び外刃継手90の第1溶着部95、第2溶着部96がコーム支持壁70の支持壁本体71の基端方向ZC2の端面(以下、「基端面」)よりも基端方向ZC2に突出している。また、スリット内刃100の溶着固定部105及び内刃継手110の溶着部114が支持壁本体71の基端面よりも基端方向ZC2に突出している。
外刃継手90は、第1溶着部95においてスリット外刃40の第1溶着固定部54内に位置している。外刃継手90は、ヒートシール加工により第1溶着部95が第1溶着固定部54に溶着されている。外刃継手90は、第2溶着部96においてスリット外刃40の第2溶着固定部55内に位置している。外刃継手90は、ヒートシール加工により第2溶着部96が第2溶着固定部55に溶着されている。
内刃継手110は、スリット内刃100の2個のスリット本体部101の奥行方向ZBの間に収容されている。内刃継手110は、位置決め部113(図2参照)がスリット内刃100の位置決め部104(図2参照)に接触することによりスリット内刃100に対する位置が決定されている。内刃継手110は、ヒートシール加工により溶着部114が溶着固定部105に溶着されている。
スリット内刃100は、スリット外刃40の奥行内方向ZB1内に収容されている。複数の内刃片102は、複数の外刃片41と幅方向ZA及び奥行方向ZBにおいて同じ箇所に位置している。複数の内刃片102は、複数の外刃片41よりも基端方向ZC2に位置している。この構成により、先端方向ZC1は、内刃片102側から外刃片41側に向かう方向に一致する。基端方向ZC2は、外刃片41側から内刃片102側に向かう方向に一致する。
スリット刃ブロック30は、コイルばね31により内刃継手110と外刃継手90が互いに連結された構成を有する。コイルばね31の先端方向ZC1の端部は、内刃継手110のばね取付部115に取り付けられている。コイルばね31の基端方向ZC2の端部は、外刃継手90のばね取付部97に取り付けられている。コイルばね31は、内刃継手110及び外刃継手90により圧縮された状態が維持されている。
図4に示されるように、コーム部品60は、スリット外刃40を取り囲んでいる。コーム72は、奥行方向ZBにおいてスリット外刃40の外刃片41に隣り合っている。コーム72の配列ピッチは、外刃片41の配列ピッチと等しい。コーム72の幅方向ZAの位置は、外刃片41の奥行方向ZBの部分における幅方向ZAの位置と同じとなる。このため、コーム部品60のスリット孔73は、スリット外刃40のスリット孔42と連通している。
コーム支持壁70は、幅方向ZAの全体にわたりスリット外刃40のスリット本体部50(図2参照)と奥行方向ZBに対向している。コーム支持壁70は、段差部77においてスリット外刃40のスリット本体部50の奥行外方向ZB2の面と空隙を介して対向している。
図5に示されるように、スリット刃ブロック30の平面視において、コーム72の突起部72Bの幅方向ZAの寸法HA1は、外刃片41における奥行外方向ZB2の部分の幅方向ZAの寸法HB1と等しい。このため、スリット刃ブロック30の平面視において、コーム部品60のスリット孔73の幅方向ZAの寸法HA2は、スリット外刃40における奥行外方向ZB2の部分のスリット孔42の幅方向ZAの寸法HB2と等しい。
また、スリット刃ブロック30の平面視において、外刃片41における奥行方向ZBの中央部分の幅方向ZAの寸法HB3は、コーム72の突起部72Bの幅方向ZAの寸法HA1よりも大きい。このため、スリット刃ブロック30の平面視において、スリット外刃40における奥行方向ZBの中央部分のスリット孔42の幅方向ZAの寸法HB4は、コーム部品60のスリット孔73の幅方向ZAの寸法HA2よりも小さい。
さらに、スリット刃ブロック30の平面視において、突出寸法L3が大きい突起部72Bと突出寸法L3が小さい突起部72Bとが、交互に配列されている。
なお、本実施形態の変形例として、図11に変形例にかかるスリット刃ブロック30Cを示し、図12に別の変形例にかかるスリット刃ブロック30Dを示す。
図11に示すスリット刃ブロック30Cでは、コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)が大きい突起部72Bが、一定の間隔(配列ピッチ)P1で配列されている。
図12に示すスリット刃ブロック30Dでは、コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)が、小さい突起部72Bが一定の間隔(配列ピッチ)P1で配列されている。
図4に示されるスリット外刃40は、連結部43においてコーム端壁80の突起部83の先端方向ZC1の端面に載置される。コーム部品60は、コーム端壁80の端壁本体81の基端方向ZC2の端面において外刃継手90の載置部92の先端方向ZC1の面に接触する。コーム部品60は、コーム端壁80の突起部83の基端方向ZC2の端面において載置部92の先端方向ZC1の面に接触する。このとき、収容穴94は、突起部83の基端方向ZC2の端面に形成された金型を離型するときのゲートとの切断部分を収容する。
スリット外刃40の連結部43の幅方向ZAの端面は、コーム部品60のコーム端壁80の幅方向ZAの内面と幅方向ZAに微小な間隙を介して対向する。コーム部品60は、収容部82において外刃継手90の突起部93を収容する。
このように、コーム部品60は、突起部83においてスリット外刃40及び外刃継手90により高さ方向ZC及び幅方向ZAに挟み込まれる。このため、コーム部品60は、スリット外刃40及び外刃継手90に対する高さ方向ZC及び幅方向ZAの移動が規制される。
スリット外刃40は、第1爪片51において第1収容部74の貫通孔74A(図2参照)に挿入される。また、スリット外刃40は、第2爪片52において第2収容部75の貫通孔75A(図2参照)に挿入される。
図6に示されるように、スリット外刃40は、嵌合部53において位置決め部76に嵌め合わせられている。また、位置決め部76は、嵌合部53に嵌め合わせられた状態において、下側規制面76Bが嵌合部53の貫通孔53Aを構成する内面と高さ方向ZCに微小な間隙を介して対向する。位置決め部76は、嵌合部53に嵌め合わせられた状態において、上側規制面76A及び下側規制面76Bが嵌合部53内に収容される。
図6を参照して、外刃片41及びコーム72の位置関係について説明する。
コーム72は、突起部72Bの先端方向ZC1の端面(以下、「先端面72C」)において外刃片41の基端方向ZC2の端面(以下、「基端面41B」)よりも先端方向ZC1に位置している。コーム72は、先端面72Cにおいて外刃片41の先端方向ZC1の端面(以下、「先端面41A」)よりも基端方向ZC2に位置している。
コーム72は、突起部72Bの奥行外方向ZB2の端部(頂部72D)において外刃片41の基端面41Bよりも僅かに基端方向ZC2に位置している。コーム72の先端面72C及び突起部72Bの頂部72Dの高さ方向ZCの寸法(高さ寸法L1)は、外刃片41の先端面41A及び基端面41Bの高さ方向ZCの寸法(厚さ寸法L2)よりも小さい。
図8A、図8B及び図8Cを参照して、コーム72の動作について説明する。
図8Aに示されるように、コーム72は、頂部72Dが肌SKに対して倒れた状態の長髭BLと肌SKとの間に挿入される。これにより、図8Bに示されるように、長髭BLは、頂部72Dに乗り上げる。そして、コーム72の移動にともない長髭BLがコーム72の表面に沿って移動する。これにより、長髭BLは、立ち上げられる。そして、図8Cに示されるように、長髭BLは、立ち上げられた状態でスリット孔73に導入される。
本実施形態の電気かみそり1は以下の効果を奏する。
(1)スリット刃ブロック30は、電気かみそり1のスリット刃ブロック30である。スリット刃ブロック30は、複数の外刃片41を有するスリット外刃40と、複数の内刃片102を有するスリット内刃100と、スリット外刃40の外側に設けられた櫛歯状のコーム72と、を備える。コーム72は、スリット外刃40から離間する方向に突出する複数の突起部72Bを有し、複数の突起部72Bは、2種類以上の異なる形状の突起部72Bを有して構成される。
本実施形態のコーム72は、2種類以上の異なる突起部72Bを有して構成されている。コーム72は、支持壁本体71において先端方向ZC1の端部に位置している。コーム72の突起部72Bは、幅方向ZAにおいて空隙を介して互いに離間しているため、突起部72Bの種類が多いほど、掬える髭(倒れた髭、癖髭等)が多くなるため、従来のものよりも毛の導入性がよくなる。
(2)2種類以上の異なる形状の突起部72Bのうち、少なくとも2種類の突起部72Bは、スリット刃ブロック30の高さ方向ZCに対する高さ寸法L1が互いに異なる。
肌面から高さ寸法頂点(突起部72Bの頂部72D)までの距離が短いほど、倒れた髭を掬いやすい。高さ寸法L1が小さい突起部72Bは、高さ寸法頂点よりも高い位置にある毛を、コーム72の移動に伴い突起部72Bに沿って導入する。高さ寸法L1が大きい突起部72Bは、高さ寸法頂点以下の倒れた髭は突起部72Bで押し倒して導入しないため、高さ寸法L1が小さいほど導入できる倒れた髭が多くなる。しかし、高さ寸法L1が大きい突起部72Bの方が、頂部72DのRを大きくすることができるため、肌に刺さりにくくなるということから肌当たりがよいという利点もある。このため、高さ寸法L1が互いに異なる複数種類の突起部72Bを混在させることにより、肌への刺激を抑えつつ毛の導入率を向上させることができる。
(3)2種類以上の異なる形状の突起部72Bのうち、少なくとも2種類の突起部72Bは、スリット外刃40から離間する方向に対する突出寸法L3が互いに異なる。
長い癖髭を掬うためにはコーム72の突起部72Bの間隔は広いほうがよいが、コーム72の突起部72Bの間隔が広すぎると、突起部72Bの数が少なくなり、掬える髭が少なくなる。そこで、コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)が互いに異なる複数種類の突起部72Bを混在させる。このようにすることにより、突出寸法L3が小さい突起部72Bが邪魔をせずに、突出寸法L3が大きい突起部72Bが長い髭を掬うことができ、毛の導入率を向上させることができる。また、突起部72Bの数も維持することができる。
(4)突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの突出寸法L3が、突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの高さ寸法L1以上である(図7参照)。
高さ寸法L1が最も小さい突起部72Bの突出寸法L3が小さすぎると、突起部72B自体の機能が失われ、髭を掬うことができなくなるため、一定の突出寸法L3を確保する必要がある。また、突起部72Bが小さすぎるとコーム72の加工が難しくなる。そこで、コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)がコーム72の先端面72Cからコーム72の頂部72Dまでの寸法(高さ寸法L1)以上である突起部72Bを設ける。このようにすることによって、コーム72の加工のしやすさも確保しつつ、突起部72Bが髭を掬うことができる。
(5)突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの高さ寸法L1が、突出寸法L3が最も大きい突起部72Bの高さ寸法L1以下である(図7参照)。
高さ寸法L1が最も小さい突起部72Bの突出寸法L3が大きすぎると、突起部72Bが肌に当たり肌への刺激になる。そこで、コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)が異なる複数種類の突起部72Bを混在させる。この際、突出寸法L3が最も小さい突起部72Bの高さ寸法L1を、突出寸法L3が最も大きい突起部72Bの高さ寸法L1よりも小さくする。このようにすることにより、肌への刺激は高さ寸法L1が大きい突起部72Bで抑えつつ、高さ寸法L1が小さい突起部72Bで倒れた髭を起こすことで、肌への刺激の抑制と、毛の導入性の向上とを両立させることができる。
(6)突出寸法L3が大きい突起部72Bと突出寸法L3が小さい突起部72Bとが、交互に配列される。
突出寸法L3が異なる突起部72Bを空隙を介して交互に配列することにより、肌への刺激を抑えつつ、効率よく癖髭や倒れた髭を導入し、さらに、スリット刃ブロック30の長手方向のどの場所でも均等に髭を導入することができる。
(7)突出寸法L3が大きい突起部72Bが、一定の間隔P1で配列されてもよい(図11参照)。
コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)が大きい突起部72Bを一定の間隔P1で配列することにより、従来のものでは突起部で押し倒して掬えなかった倒れた状態の長髭を押し倒さずに掬うことができる。
(8)突出寸法L3が小さい突起部72Bが、一定の間隔P1で配列されてもよい(図12参照)。
コーム72の側面71Bからコーム72の頂部72Dまでの寸法(突出寸法L3)が小さい突起部72Bを一定の間隔P1で配列することで、突出寸法L3が大きい突起部72Bで肌への刺激を抑制しつつ、倒れた状態の長髭を効率よく導入することができる。
1 電気かみそり
30,30A,30B,30C,30D スリット刃ブロック
40 スリット外刃
41 外刃片
72 コーム
72B 突起部
100 スリット内刃
102 内刃片
L1 高さ寸法
L3 突出寸法
ZA 幅方向
ZC 高さ方向

Claims (9)

  1. 電気かみそりのスリット刃ブロックであって、
    金属材料により形成され、複数の外刃片を有するスリット外刃と、
    金属材料により形成され、複数の内刃片を有するスリット内刃と、
    樹脂材料により前記スリット外刃とは個別に形成され、前記スリット外刃の外側に設けられた櫛歯状のコームと、を備え、
    前記コームは、前記スリット外刃から離間する方向に前記コームの側面から突出する複数の突起部を有し、
    前記複数の突起部は、2種類以上の異なる外形形状の突起部を有して構成される、スリット刃ブロック。
  2. 2種類以上の異なる外形形状の突起部のうち、少なくとも2種類の突起部は、前記離間する方向と直交する高さ方向に対する前記コームの先端方向の端面から当該突起部の頂部までの高さ寸法が互いに異なる、請求項1に記載のスリット刃ブロック。
  3. 2種類以上の異なる外形形状の突起部のうち、少なくとも2種類の突起部は、前記離間する方向に対する前記コームの側面から当該突起部の頂部までの突出寸法が互いに異なる、請求項1又は2に記載のスリット刃ブロック。
  4. 突出寸法が最も小さい突起部の突出寸法が、突出寸法が最も小さい突起部の高さ寸法以上である、請求項3に記載のスリット刃ブロック。
  5. 突出寸法が最も小さい突起部の高さ寸法が、突出寸法が最も大きい突起部の高さ寸法以下である、請求項3に記載のスリット刃ブロック。
  6. 突出寸法が大きい突起部と突出寸法が小さい突起部とが、交互に配列される、請求項3~5のいずれか1項に記載のスリット刃ブロック。
  7. 突出寸法が大きい突起部が、一定の間隔で配列される、請求項3~5のいずれか1項に記載のスリット刃ブロック。
  8. 突出寸法が小さい突起部が、一定の間隔で配列される、請求項3~5のいずれか1項に記載のスリット刃ブロック。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載のスリット刃ブロックを備える電気かみそり。
JP2019102174A 2019-05-31 2019-05-31 スリット刃ブロック及び電気かみそり Active JP7266211B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019102174A JP7266211B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 スリット刃ブロック及び電気かみそり
EP20172723.7A EP3744487B1 (en) 2019-05-31 2020-05-04 Slit blade block and electric shaver
US16/883,805 US20200376697A1 (en) 2019-05-31 2020-05-26 Slit blade block and electric shaver
CN202010468537.6A CN112008769B (zh) 2019-05-31 2020-05-28 狭缝刀组件以及电动剃须刀

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019102174A JP7266211B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 スリット刃ブロック及び電気かみそり

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020195475A JP2020195475A (ja) 2020-12-10
JP7266211B2 true JP7266211B2 (ja) 2023-04-28

Family

ID=70553753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019102174A Active JP7266211B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 スリット刃ブロック及び電気かみそり

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20200376697A1 (ja)
EP (1) EP3744487B1 (ja)
JP (1) JP7266211B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP1654722S (ja) * 2019-08-26 2020-03-09 電気かみそり
CN112659194B (zh) * 2020-12-22 2024-03-15 浙江海顺电工有限公司 具有限位功能的剃须刀
JP2022155354A (ja) * 2021-03-30 2022-10-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 櫛状外刃、刃ユニット、および電気かみそり
JP2023144692A (ja) * 2022-03-28 2023-10-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 スリット刃ブロックおよび電気かみそり
USD999985S1 (en) * 2022-11-22 2023-09-26 Yiwu Leiwa Import and Export Co., Ltd. Electric shaver

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001510387A (ja) 1997-12-03 2001-07-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電気理髪装置
US20140115901A1 (en) 2012-10-26 2014-05-01 Conair Corporation Hair clipper apparatus with blade assembly
JP2017536948A (ja) 2014-12-23 2017-12-14 ブラウン ゲーエムベーハー ドライシェーバー

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147660U (ja) * 1981-03-14 1982-09-16
JP6376427B2 (ja) 2012-12-27 2018-08-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 スリット刃ブロックおよびスリット刃ブロックを有する電気かみそり
JP6008192B2 (ja) * 2012-12-27 2016-10-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 スリット刃ブロックおよびスリット刃ブロックを有する電気かみそり
JP6471984B2 (ja) * 2016-06-16 2019-02-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気かみそり、当該電気かみそりで用いられる外刃
EP3388206A1 (en) * 2017-04-14 2018-10-17 Koninklijke Philips N.V. Attachment comb, cutting head and hair cutting appliance

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001510387A (ja) 1997-12-03 2001-07-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電気理髪装置
US20140115901A1 (en) 2012-10-26 2014-05-01 Conair Corporation Hair clipper apparatus with blade assembly
JP2017536948A (ja) 2014-12-23 2017-12-14 ブラウン ゲーエムベーハー ドライシェーバー

Also Published As

Publication number Publication date
US20200376697A1 (en) 2020-12-03
JP2020195475A (ja) 2020-12-10
EP3744487B1 (en) 2023-03-22
EP3744487A1 (en) 2020-12-02
CN112008769A (zh) 2020-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7266211B2 (ja) スリット刃ブロック及び電気かみそり
CN110891745B (zh) 带刀片防护件的电动手持式毛发修剪器
EP1935586B1 (en) Hair Clipper
JP5122302B2 (ja) 電気ヘアトリマー
CN107107351B (zh) 干式剃刀
KR100687842B1 (ko) 왕복식 전기면도기용 내측 커터의 제조 방법
RU2680324C2 (ru) Ножевой блок, устройство для срезания волос и соответствующий способ изготовления
JP4226480B2 (ja) ひげそり器のひげそりヘッド
WO2014103208A1 (ja) スリット刃ブロックおよび電気かみそり
JP2014124518A (ja) スリット刃ブロックおよびスリット刃ブロックを有する電気かみそり
CN108290303B (zh) 剃须刀刀片架
EP1568450A1 (en) Reciprocating electric shaver, inner cutter and inner cutter manufacturing method
JP4204320B2 (ja) 電気かみそり用のかみそり機構
CN112008769B (zh) 狭缝刀组件以及电动剃须刀
US4089109A (en) Cutter head assembly
JP4479988B2 (ja) 電気かみそり
JP2022155354A (ja) 櫛状外刃、刃ユニット、および電気かみそり
CN113910306A (zh) 静刀及具有该静刀的剃毛器
JP3739476B2 (ja) 往復式電気かみそり
WO2023189571A1 (ja) スリット刃ブロックおよび電気かみそり
CN216399723U (zh) 静刀及具有该静刀的剃毛器
JP6323589B2 (ja) スリット刃ブロック、および、これを備える電気かみそり
JP3116943U (ja) ペット用バリカン刃
JP2023044245A (ja) バリカン用アタッチメント
JPH1080588A (ja) 電気かみそり

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230406

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7266211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151