JPH045817B2 - - Google Patents

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JPH045817B2
JPH045817B2 JP59069233A JP6923384A JPH045817B2 JP H045817 B2 JPH045817 B2 JP H045817B2 JP 59069233 A JP59069233 A JP 59069233A JP 6923384 A JP6923384 A JP 6923384A JP H045817 B2 JPH045817 B2 JP H045817B2
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JP
Japan
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engine
rotation speed
fuel
deceleration
speed
Prior art date
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JP59069233A
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JPS60212644A (ja
Inventor
Yasushi Mori
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60212644A publication Critical patent/JPS60212644A/ja
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は内燃機関の燃料供給装置に関し、特に
機関の減速時に機関への燃料の供給を停止する機
能を有するものにおいて燃料供給停止後の燃料供
給再開を適切に制御し得るようにした燃料供給装
置に関する。
<従来の技術> 従来から、車両用内燃機関において、機関の回
転数が設定値(燃料カツト判定回転数)以上のと
ころで減速状態に移行したときに燃料の供給をカ
ツトし、減速状態が終わるか、機関の回転数が燃
料カツト判定回転数よりも小さく設定した燃料供
給再開回転数(以下リカバー回転数という)にま
で降下したところで、燃料の供給を再開するよう
にした装置が知られている。
そして、エンジンブレーキ状態で車両側から駆
動されながらゆつくり回転数が落ちる場合に十分
な燃費節減効果が得られ、また、無負荷で急速に
回転数が落ちる空吹かし後の場合や急ブレーキに
よつて車両が停止される場合においてエンストの
恐れがないように、機関の減速度に応じてリカバ
ー回転数を設定するようにしたものが特開昭56−
107927号において提案されている。
しかしながら、このような従来の燃料供給装置
においては、機関の減速度に応じたリカバー回転
数を実験によつてエンストが起こらない様な値に
設定していたため、実験の精度が問題となるばか
りか、実験の量も膨大なものが要求され、また車
上での実験も不可欠となり、更には理論的裏付け
がないため安全率を大きくとる必要から必ずしも
十分な燃費節減効果が得られないという問題があ
つた。
<発明の目的> 本発明はこのような従来の問題点に鑑み、膨大
な実験を行うことなく、機関の減速度に応じて適
正にリカバー回転数を設定し、エンストの恐れの
ない範囲で最大限燃費節減効果が得られるように
することを目的とする。
<発明の概要> このため、本発明は、機関がエンストに至らず
回転する最低の回転数を第1の回転数N1とし、
機関の減速度N〓から、機関の回転数が第1の回転
数N1に低下するまでにリカバー後の初爆が起こ
るような第2の回転数N2を計算により定め、こ
の第2の回転数N2に基づいてリカバー回転数Nr
を設定するようにしたものである。
さらに詳しく説明すれば、機関には自立運転可
能な最低の回転数Nidがあり、実験により容易に
求められるから、これを第1の回転数N1(=
Nid)とする。又はNidに微小値を加えて、第1
の回転数N1を設定する。
また、燃料の供給が停止されている状態から燃
料の供給が再開された場合、リカバー後の初爆ま
でには、燃料があるシリンダに吸入され、該シリ
ンダが爆発行程となる必要があり、クランク軸が
所定回転角θnだけ回転しなければならない。
そこで、機関の回転数Ninjのときに燃料の供
給を開始すると、最初の爆発が起きるときの回転
数Npは次式(1)、(2)より求められる。
Np=Ninj+∫t pN〓dt ……(1) θn=∫t p(Ninj+∫t pN〓dt)dt ……(2) ここで、初爆回転数Npが第1の回転数N1(=
Nid)より大きければ、機関はエンストに至らな
い。
そこで、Np=N1となるNinjえ減速度N〓と所定
回転角θnとより求めて、第2の回転数N2(=
Ninj)とし、リカバー回転数Nrを第2の回転数
N2以上に設定すれば、燃料カツトに起因するエ
ンストが生じなくなる。この結果、精密な制御が
膨大な実験を行わずに可能となる。
したがつて、本発明は、第1図に示すように、
機関の回転数Nを検出する手段と、機関の減速度
N〓を検出する手段と、機関の減速度N〓から、その
減速度N〓で機関の回転数が予め定められた第1の
回転数N1に低下するまでに機関のクランク軸が
所定回転角θn回転するような第2の回転数N2
基づいてリカバー回転数Nrを設定する手段と、
減速時の燃料供給停止中に機関の回転数Nとリカ
バー回転数Nrとを比較してN≦Nrのときに燃料
の供給を再開する手段とを備えてなる。
尚、第2の回転数N2の計算式は次のごとく定
められる。
前記(1)、(2)式において、Np=N1、Ninj=N2
とすると、 N1=N2+∫t pN〓dt ……(3) θn=∫t p(N2+∫t pN〓dt)dt ……(4) (3)、(4)式において、N〓=一定とすると、 N1=N2+N〓t ……(5) θn=∫t p(N2+N〓t)dt =N2t+1/2N〓t2 ……(6) (5)、(6)式からtを消去して、 N2=√1 2−2 また、第2の回転数N2はプログラム中で減速
度N〓から計算により求め、これに基づいてリカバ
ー回転数Nrを設定するようにしてもよいし、予
め計算により求めてテーブルデータとして記憶さ
せ、減速度N〓から検索により第2の回転数N2
にはこれに基づくリカバー回転数Nrを設定する
ようにしてもよい。
<実施例> 以下に本発明の実施例を説明する。
第2図は第1の実施例を示している。
1は機関、2は吸気管、3は吸気管2に設けら
れたスロツトル弁、4は機関1への燃料を噴射供
給する電磁式燃料噴射弁、5は図示されていない
燃料ポンプからの燃料を燃料噴射弁4に供給する
燃料パイプである。6はアンプで、燃料噴射弁4
に駆動電力を供給する。7は吸気管2を流れる吸
入空気の流量を計測するエアフローメータ、8は
スロツトル弁3の全閉状態を検出するアイドルス
イツチ、9は機関1のクランク軸の回転に応じて
パルス信号を発生するクランク角センサである。
10はマイクロコンピユータである。
マイクロコンピユータ10について説明すれ
ば、11はクランク角センサ9の信号から機関1
の回転数Nを算出する手段、12は機関1の回転
数Nとエアフローメータ7よつて計測される吸入
空気流量Qaとから機関1に供給する燃料量Qfを
算出する手段である。13は異なる時刻に検出し
た機関1の回転数から減速度N〓を算出する手段、
14は第1の回転数N1と所定回転角θnとを記憶
する手段、15は減速度N〓と第1の回転数N1
び所定回転角θnとから第2の回転数N2を算出す
る手段、16は機関1の回転数Nとリカバー回転
数Nr(=N2)とを比較する手段である。17は
アイドルスイツチ8のON/OFF、機関回転数
N、機関回転数Nとリカバー回転数Nrとの比較
結果に応じて燃料の供給、停止を制御する手段で
ある。
次に作用を説明する。
燃料の供給を停止しない時の燃料供給量Qfは、
従来からある通り、例えばエアフローメータ7で
計測された吸入空気量Qaと、所定時間の間にカ
ウントされたクランク角センサ9の出力パルス数
により回転数算出手段11が算出した回転数Nと
から、燃料供給量算出手段12により、Qf=
K・Qa/Nと算出される(Kは定数)。
また減速度N〓は、所定時間間隔(t2−t1)で検
出された機関回転数N(t1)、N(t2)から、減速
度算出手段13により、次式の如く算出される。
N〓=(N(t2)−N(t1))/(t2/t1) 次に燃料カツト及びリカバー制御について第3
図のフローチヤートに基づいて説明する。
S1ではアイドルスイツチ8によりスロツトル
弁3が全閉であるか否かを判定し、全閉ならばS
21へ進み、そうでなければ、S2へ進む。
S2では既に燃料カツト中であるか否かを判定
し、燃料カツト中ならばS4へ進み、そうでなけ
ればS3へ進む。
S3では機関回転数Nが燃料カツトを開始可能
な燃料カツト判定回転数Ncより大きいか否かを
判定し、大きければS22へ進んで燃料カツトを
開始し、小さければS21へ進んで燃料の供給を
続ける。
S4では減速度N〓と、メモリに記憶された第1
の回転数N1及び所定回転角θnとから、第2の回
転数N2を次式により算出する。
N2=√1 2−2 次にS5へ進んでリカバー回転数Nr=N2
し、次にS7へ進んで機関回転数Nとリカバー回
転数Nrとを比較し、N≦NrならばS21へ進ん
で燃料の供給を再開し、N>NrならばS22へ
進んで燃料カツトを続ける。
尚、所定回転角θnは、予め実験により求めら
れたリカバー後の燃料噴射から初爆が起こるまで
のクランク軸回転角θip(例えば23π/6)、また
は、前記回転角θipにリカバー判定のタイミング
がばらつくことによつて生ずる必要回転角θmを
加えたもの(θip+θm)とする。
θmについて説明すれば、リカバー判定から燃
料噴射までにかかる時間は実際には0ではない。
例えば1回転に1回ある所定のクランク角にて燃
料噴射を全気筒同時に行い、2噴射で1爆発分の
燃料供給しているエンジンがあるとすると、常に
決まつたクランク角で燃料が噴射されるのである
から、燃料噴射から爆発までに要するクランク軸
回転角θipは一定であるが、リカバー判定はクラ
ンク角に同期していないので、720°のうちどこで
なされるか判らない。したがつて、リカバー判定
から実際に燃料が噴射されるまでに、2噴射の場
合、最大で360°を要する。したがつて、これを
θmとする。
第4図及び第5図には第2の実施例を示す。
この実施例は、リカバー回転数Nrを設定する
に際し、第2の回転数N2をそのまま用いず、N2
に所定回転数差Nmを加えた値を用いるようにし
たものである。
異なる部分を説明すれば、第4図において、1
8は所定の回転数差Nmを記憶する手段、19は
比較手段16へのリカバー回転数Nrとして第2
の回転数N2に所定回転数差Nmを加算して出力
する手段である。第5図のフローチヤートにおい
ては、S5′においてリカバー回転数Nr=N2
Nmと設定している。
Nmについて、一例をあげて説明すれば、リカ
バー判定時の機関回転数Nの計測値は次の2つの
理由で誤差を生じる。
その1つは、回転数計測が一定時間内にクラン
ク角センサから出力されるパルスをカウントして
行つているから、カウントのゲート時間をTms
とすると、測定完了時の計測値Nmsと真の回転
数Neとの間には次式の関係がある。
Nms−Ne=1/Tms∫Tms pt pN〓dt2 仮にN〓=一定とすれば、 Nms−Ne=1/2N〓Tms となる。
2つめは、リカバー判定が常時行われているの
ではなく、Tjd毎に行われていることにある。つ
まり、回転数計測後、0〜Tjdのバラツキを以て
リカバー判定が行われる。この間に機関回転数は
次式分だけ低下する。
Tjd pN〓dt 仮にN〓=一定とすると、N〓Tjdである。
この2つを合わせて、Nmとする。
Nm=(1/2Tms+Tjd)N〓 尚、Nmは上記の式より求めてテーブル値とし
て記憶しておくが、上記の式を用いてプログラム
中で算出してもよい。
これら第1及び第2の実施例においては、リカ
バー回転数Nrをプログラム中で計算により求め
ているので、減速度N〓に応じたリカバー回転数
Nrの記憶のためのメモリを節約できるという利
点がある。
第6図及び第7図には第3の実施例を示す。
この実施例は、減速度N〓に対応させて計算によ
り求めたリカバー回転数Nr(=N2又はN2+Nm)
をテーブル値としてメモリに記憶させておき、減
速度N〓からリカバー回転数Nrを検索により設定
するようにしたものである。
異なる部分について説明すれば、第6図中20
は減速度N〓に応じたリカバー回転数Nrを記憶す
る手段、21は減速度N〓からこれに対応して予め
記憶されているリカバー回転数Nrを検索する手
段である。
第7図のフローチヤートでみれば、減速状態で
かつ燃料カツト中の場合、S6で減速度N〓からこ
れに応じて予めメモリに記憶されているリカバー
回転数Nrを検索する。そして、S7で機関回転
数Nとリカバー回転数Nrとを比較し、N>Nrな
らばS22へ進んで燃料カツトを継続し、N≦
NrならばS21へ進んで燃料の供給を再開する。
<発明の効果> 以上説明したように本発明によれば、リカバー
回転数を、減速度、燃料噴射からリカバー後の初
爆までに必要なクランク軸回転角、及び下限回転
数として定めた第1の回転数から計算により求め
るようにしたため、精密な制御を車上で膨大な実
験を必要とせずに行うことができ、エンストを防
止しつつ最大限燃費節減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロツク図、第2
図は第1の実施例を示す概略図、第3図は第1の
実施例のフローチヤート、第4図は第2の実施例
を示す概略図、第5図は第2の実施例のフローチ
ヤート、第6図は第3の実施例を示す概略図、第
7図は第3の実施例のフローチヤートである。 1……機関、4……燃料噴射、8……アイドル
スイツチ、9……クランク角センサ、10……マ
イクロコンピユータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機関の減速時に機関への燃料の供給を停止す
    る手段を有する内燃機関の燃料供給装置におい
    て、 機関の回転数を検出する手段と、 機関の減速度を検出する手段と、 機関に減速溶から下記の計算式により定めら
    れ、その減速度N〓で機関の回転数が予められた第
    1の回転数N1に低下するまでに機関のクランク
    軸が所定回転角θn回転するような第2の回転数
    N2に基づいて、燃料供給再開回転数を設定する
    手段と、 N2=√1 2−2 減速時の熱量供給停止中に機関の回転数を設定
    された燃料供給再開回転数と比較して機関の回転
    数が燃料供給再開回転数以下になつたときに燃料
    を供給を再開する手段と、 を備えてなる内燃機関の燃料供給装置。
JP6923384A 1984-04-09 1984-04-09 内燃機関の燃料供給装置 Granted JPS60212644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6923384A JPS60212644A (ja) 1984-04-09 1984-04-09 内燃機関の燃料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6923384A JPS60212644A (ja) 1984-04-09 1984-04-09 内燃機関の燃料供給装置

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JPS60212644A JPS60212644A (ja) 1985-10-24
JPH045817B2 true JPH045817B2 (ja) 1992-02-03

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JP6923384A Granted JPS60212644A (ja) 1984-04-09 1984-04-09 内燃機関の燃料供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100373051B1 (ko) * 2000-12-19 2003-02-15 현대자동차주식회사 퓨얼 컷 구간 확대방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013937A (ja) * 1983-07-01 1985-01-24 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 内燃機関の減速運転制御方法及び装置

Patent Citations (1)

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JPS6013937A (ja) * 1983-07-01 1985-01-24 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 内燃機関の減速運転制御方法及び装置

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