JPH045817B2 - - Google Patents
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- JPH045817B2 JPH045817B2 JP59069233A JP6923384A JPH045817B2 JP H045817 B2 JPH045817 B2 JP H045817B2 JP 59069233 A JP59069233 A JP 59069233A JP 6923384 A JP6923384 A JP 6923384A JP H045817 B2 JPH045817 B2 JP H045817B2
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- engine
- rotation speed
- fuel
- deceleration
- speed
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 62
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 36
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 11
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- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<技術分野>
本発明は内燃機関の燃料供給装置に関し、特に
機関の減速時に機関への燃料の供給を停止する機
能を有するものにおいて燃料供給停止後の燃料供
給再開を適切に制御し得るようにした燃料供給装
置に関する。
機関の減速時に機関への燃料の供給を停止する機
能を有するものにおいて燃料供給停止後の燃料供
給再開を適切に制御し得るようにした燃料供給装
置に関する。
<従来の技術>
従来から、車両用内燃機関において、機関の回
転数が設定値(燃料カツト判定回転数)以上のと
ころで減速状態に移行したときに燃料の供給をカ
ツトし、減速状態が終わるか、機関の回転数が燃
料カツト判定回転数よりも小さく設定した燃料供
給再開回転数(以下リカバー回転数という)にま
で降下したところで、燃料の供給を再開するよう
にした装置が知られている。
転数が設定値(燃料カツト判定回転数)以上のと
ころで減速状態に移行したときに燃料の供給をカ
ツトし、減速状態が終わるか、機関の回転数が燃
料カツト判定回転数よりも小さく設定した燃料供
給再開回転数(以下リカバー回転数という)にま
で降下したところで、燃料の供給を再開するよう
にした装置が知られている。
そして、エンジンブレーキ状態で車両側から駆
動されながらゆつくり回転数が落ちる場合に十分
な燃費節減効果が得られ、また、無負荷で急速に
回転数が落ちる空吹かし後の場合や急ブレーキに
よつて車両が停止される場合においてエンストの
恐れがないように、機関の減速度に応じてリカバ
ー回転数を設定するようにしたものが特開昭56−
107927号において提案されている。
動されながらゆつくり回転数が落ちる場合に十分
な燃費節減効果が得られ、また、無負荷で急速に
回転数が落ちる空吹かし後の場合や急ブレーキに
よつて車両が停止される場合においてエンストの
恐れがないように、機関の減速度に応じてリカバ
ー回転数を設定するようにしたものが特開昭56−
107927号において提案されている。
しかしながら、このような従来の燃料供給装置
においては、機関の減速度に応じたリカバー回転
数を実験によつてエンストが起こらない様な値に
設定していたため、実験の精度が問題となるばか
りか、実験の量も膨大なものが要求され、また車
上での実験も不可欠となり、更には理論的裏付け
がないため安全率を大きくとる必要から必ずしも
十分な燃費節減効果が得られないという問題があ
つた。
においては、機関の減速度に応じたリカバー回転
数を実験によつてエンストが起こらない様な値に
設定していたため、実験の精度が問題となるばか
りか、実験の量も膨大なものが要求され、また車
上での実験も不可欠となり、更には理論的裏付け
がないため安全率を大きくとる必要から必ずしも
十分な燃費節減効果が得られないという問題があ
つた。
<発明の目的>
本発明はこのような従来の問題点に鑑み、膨大
な実験を行うことなく、機関の減速度に応じて適
正にリカバー回転数を設定し、エンストの恐れの
ない範囲で最大限燃費節減効果が得られるように
することを目的とする。
な実験を行うことなく、機関の減速度に応じて適
正にリカバー回転数を設定し、エンストの恐れの
ない範囲で最大限燃費節減効果が得られるように
することを目的とする。
<発明の概要>
このため、本発明は、機関がエンストに至らず
回転する最低の回転数を第1の回転数N1とし、
機関の減速度N〓から、機関の回転数が第1の回転
数N1に低下するまでにリカバー後の初爆が起こ
るような第2の回転数N2を計算により定め、こ
の第2の回転数N2に基づいてリカバー回転数Nr
を設定するようにしたものである。
回転する最低の回転数を第1の回転数N1とし、
機関の減速度N〓から、機関の回転数が第1の回転
数N1に低下するまでにリカバー後の初爆が起こ
るような第2の回転数N2を計算により定め、こ
の第2の回転数N2に基づいてリカバー回転数Nr
を設定するようにしたものである。
さらに詳しく説明すれば、機関には自立運転可
能な最低の回転数Nidがあり、実験により容易に
求められるから、これを第1の回転数N1(=
Nid)とする。又はNidに微小値を加えて、第1
の回転数N1を設定する。
能な最低の回転数Nidがあり、実験により容易に
求められるから、これを第1の回転数N1(=
Nid)とする。又はNidに微小値を加えて、第1
の回転数N1を設定する。
また、燃料の供給が停止されている状態から燃
料の供給が再開された場合、リカバー後の初爆ま
でには、燃料があるシリンダに吸入され、該シリ
ンダが爆発行程となる必要があり、クランク軸が
所定回転角θnだけ回転しなければならない。
料の供給が再開された場合、リカバー後の初爆ま
でには、燃料があるシリンダに吸入され、該シリ
ンダが爆発行程となる必要があり、クランク軸が
所定回転角θnだけ回転しなければならない。
そこで、機関の回転数Ninjのときに燃料の供
給を開始すると、最初の爆発が起きるときの回転
数Npは次式(1)、(2)より求められる。
給を開始すると、最初の爆発が起きるときの回転
数Npは次式(1)、(2)より求められる。
Np=Ninj+∫t pN〓dt ……(1)
θn=∫t p(Ninj+∫t pN〓dt)dt ……(2)
ここで、初爆回転数Npが第1の回転数N1(=
Nid)より大きければ、機関はエンストに至らな
い。
Nid)より大きければ、機関はエンストに至らな
い。
そこで、Np=N1となるNinjえ減速度N〓と所定
回転角θnとより求めて、第2の回転数N2(=
Ninj)とし、リカバー回転数Nrを第2の回転数
N2以上に設定すれば、燃料カツトに起因するエ
ンストが生じなくなる。この結果、精密な制御が
膨大な実験を行わずに可能となる。
回転角θnとより求めて、第2の回転数N2(=
Ninj)とし、リカバー回転数Nrを第2の回転数
N2以上に設定すれば、燃料カツトに起因するエ
ンストが生じなくなる。この結果、精密な制御が
膨大な実験を行わずに可能となる。
したがつて、本発明は、第1図に示すように、
機関の回転数Nを検出する手段と、機関の減速度
N〓を検出する手段と、機関の減速度N〓から、その
減速度N〓で機関の回転数が予め定められた第1の
回転数N1に低下するまでに機関のクランク軸が
所定回転角θn回転するような第2の回転数N2に
基づいてリカバー回転数Nrを設定する手段と、
減速時の燃料供給停止中に機関の回転数Nとリカ
バー回転数Nrとを比較してN≦Nrのときに燃料
の供給を再開する手段とを備えてなる。
機関の回転数Nを検出する手段と、機関の減速度
N〓を検出する手段と、機関の減速度N〓から、その
減速度N〓で機関の回転数が予め定められた第1の
回転数N1に低下するまでに機関のクランク軸が
所定回転角θn回転するような第2の回転数N2に
基づいてリカバー回転数Nrを設定する手段と、
減速時の燃料供給停止中に機関の回転数Nとリカ
バー回転数Nrとを比較してN≦Nrのときに燃料
の供給を再開する手段とを備えてなる。
尚、第2の回転数N2の計算式は次のごとく定
められる。
められる。
前記(1)、(2)式において、Np=N1、Ninj=N2
とすると、 N1=N2+∫t pN〓dt ……(3) θn=∫t p(N2+∫t pN〓dt)dt ……(4) (3)、(4)式において、N〓=一定とすると、 N1=N2+N〓t ……(5) θn=∫t p(N2+N〓t)dt =N2t+1/2N〓t2 ……(6) (5)、(6)式からtを消去して、 N2=√1 2−2 また、第2の回転数N2はプログラム中で減速
度N〓から計算により求め、これに基づいてリカバ
ー回転数Nrを設定するようにしてもよいし、予
め計算により求めてテーブルデータとして記憶さ
せ、減速度N〓から検索により第2の回転数N2更
にはこれに基づくリカバー回転数Nrを設定する
ようにしてもよい。
とすると、 N1=N2+∫t pN〓dt ……(3) θn=∫t p(N2+∫t pN〓dt)dt ……(4) (3)、(4)式において、N〓=一定とすると、 N1=N2+N〓t ……(5) θn=∫t p(N2+N〓t)dt =N2t+1/2N〓t2 ……(6) (5)、(6)式からtを消去して、 N2=√1 2−2 また、第2の回転数N2はプログラム中で減速
度N〓から計算により求め、これに基づいてリカバ
ー回転数Nrを設定するようにしてもよいし、予
め計算により求めてテーブルデータとして記憶さ
せ、減速度N〓から検索により第2の回転数N2更
にはこれに基づくリカバー回転数Nrを設定する
ようにしてもよい。
<実施例>
以下に本発明の実施例を説明する。
第2図は第1の実施例を示している。
1は機関、2は吸気管、3は吸気管2に設けら
れたスロツトル弁、4は機関1への燃料を噴射供
給する電磁式燃料噴射弁、5は図示されていない
燃料ポンプからの燃料を燃料噴射弁4に供給する
燃料パイプである。6はアンプで、燃料噴射弁4
に駆動電力を供給する。7は吸気管2を流れる吸
入空気の流量を計測するエアフローメータ、8は
スロツトル弁3の全閉状態を検出するアイドルス
イツチ、9は機関1のクランク軸の回転に応じて
パルス信号を発生するクランク角センサである。
れたスロツトル弁、4は機関1への燃料を噴射供
給する電磁式燃料噴射弁、5は図示されていない
燃料ポンプからの燃料を燃料噴射弁4に供給する
燃料パイプである。6はアンプで、燃料噴射弁4
に駆動電力を供給する。7は吸気管2を流れる吸
入空気の流量を計測するエアフローメータ、8は
スロツトル弁3の全閉状態を検出するアイドルス
イツチ、9は機関1のクランク軸の回転に応じて
パルス信号を発生するクランク角センサである。
10はマイクロコンピユータである。
マイクロコンピユータ10について説明すれ
ば、11はクランク角センサ9の信号から機関1
の回転数Nを算出する手段、12は機関1の回転
数Nとエアフローメータ7よつて計測される吸入
空気流量Qaとから機関1に供給する燃料量Qfを
算出する手段である。13は異なる時刻に検出し
た機関1の回転数から減速度N〓を算出する手段、
14は第1の回転数N1と所定回転角θnとを記憶
する手段、15は減速度N〓と第1の回転数N1及
び所定回転角θnとから第2の回転数N2を算出す
る手段、16は機関1の回転数Nとリカバー回転
数Nr(=N2)とを比較する手段である。17は
アイドルスイツチ8のON/OFF、機関回転数
N、機関回転数Nとリカバー回転数Nrとの比較
結果に応じて燃料の供給、停止を制御する手段で
ある。
ば、11はクランク角センサ9の信号から機関1
の回転数Nを算出する手段、12は機関1の回転
数Nとエアフローメータ7よつて計測される吸入
空気流量Qaとから機関1に供給する燃料量Qfを
算出する手段である。13は異なる時刻に検出し
た機関1の回転数から減速度N〓を算出する手段、
14は第1の回転数N1と所定回転角θnとを記憶
する手段、15は減速度N〓と第1の回転数N1及
び所定回転角θnとから第2の回転数N2を算出す
る手段、16は機関1の回転数Nとリカバー回転
数Nr(=N2)とを比較する手段である。17は
アイドルスイツチ8のON/OFF、機関回転数
N、機関回転数Nとリカバー回転数Nrとの比較
結果に応じて燃料の供給、停止を制御する手段で
ある。
次に作用を説明する。
燃料の供給を停止しない時の燃料供給量Qfは、
従来からある通り、例えばエアフローメータ7で
計測された吸入空気量Qaと、所定時間の間にカ
ウントされたクランク角センサ9の出力パルス数
により回転数算出手段11が算出した回転数Nと
から、燃料供給量算出手段12により、Qf=
K・Qa/Nと算出される(Kは定数)。
従来からある通り、例えばエアフローメータ7で
計測された吸入空気量Qaと、所定時間の間にカ
ウントされたクランク角センサ9の出力パルス数
により回転数算出手段11が算出した回転数Nと
から、燃料供給量算出手段12により、Qf=
K・Qa/Nと算出される(Kは定数)。
また減速度N〓は、所定時間間隔(t2−t1)で検
出された機関回転数N(t1)、N(t2)から、減速
度算出手段13により、次式の如く算出される。
出された機関回転数N(t1)、N(t2)から、減速
度算出手段13により、次式の如く算出される。
N〓=(N(t2)−N(t1))/(t2/t1)
次に燃料カツト及びリカバー制御について第3
図のフローチヤートに基づいて説明する。
図のフローチヤートに基づいて説明する。
S1ではアイドルスイツチ8によりスロツトル
弁3が全閉であるか否かを判定し、全閉ならばS
21へ進み、そうでなければ、S2へ進む。
弁3が全閉であるか否かを判定し、全閉ならばS
21へ進み、そうでなければ、S2へ進む。
S2では既に燃料カツト中であるか否かを判定
し、燃料カツト中ならばS4へ進み、そうでなけ
ればS3へ進む。
し、燃料カツト中ならばS4へ進み、そうでなけ
ればS3へ進む。
S3では機関回転数Nが燃料カツトを開始可能
な燃料カツト判定回転数Ncより大きいか否かを
判定し、大きければS22へ進んで燃料カツトを
開始し、小さければS21へ進んで燃料の供給を
続ける。
な燃料カツト判定回転数Ncより大きいか否かを
判定し、大きければS22へ進んで燃料カツトを
開始し、小さければS21へ進んで燃料の供給を
続ける。
S4では減速度N〓と、メモリに記憶された第1
の回転数N1及び所定回転角θnとから、第2の回
転数N2を次式により算出する。
の回転数N1及び所定回転角θnとから、第2の回
転数N2を次式により算出する。
N2=√1 2−2
次にS5へ進んでリカバー回転数Nr=N2と
し、次にS7へ進んで機関回転数Nとリカバー回
転数Nrとを比較し、N≦NrならばS21へ進ん
で燃料の供給を再開し、N>NrならばS22へ
進んで燃料カツトを続ける。
し、次にS7へ進んで機関回転数Nとリカバー回
転数Nrとを比較し、N≦NrならばS21へ進ん
で燃料の供給を再開し、N>NrならばS22へ
進んで燃料カツトを続ける。
尚、所定回転角θnは、予め実験により求めら
れたリカバー後の燃料噴射から初爆が起こるまで
のクランク軸回転角θip(例えば23π/6)、また
は、前記回転角θipにリカバー判定のタイミング
がばらつくことによつて生ずる必要回転角θmを
加えたもの(θip+θm)とする。
れたリカバー後の燃料噴射から初爆が起こるまで
のクランク軸回転角θip(例えば23π/6)、また
は、前記回転角θipにリカバー判定のタイミング
がばらつくことによつて生ずる必要回転角θmを
加えたもの(θip+θm)とする。
θmについて説明すれば、リカバー判定から燃
料噴射までにかかる時間は実際には0ではない。
例えば1回転に1回ある所定のクランク角にて燃
料噴射を全気筒同時に行い、2噴射で1爆発分の
燃料供給しているエンジンがあるとすると、常に
決まつたクランク角で燃料が噴射されるのである
から、燃料噴射から爆発までに要するクランク軸
回転角θipは一定であるが、リカバー判定はクラ
ンク角に同期していないので、720°のうちどこで
なされるか判らない。したがつて、リカバー判定
から実際に燃料が噴射されるまでに、2噴射の場
合、最大で360°を要する。したがつて、これを
θmとする。
料噴射までにかかる時間は実際には0ではない。
例えば1回転に1回ある所定のクランク角にて燃
料噴射を全気筒同時に行い、2噴射で1爆発分の
燃料供給しているエンジンがあるとすると、常に
決まつたクランク角で燃料が噴射されるのである
から、燃料噴射から爆発までに要するクランク軸
回転角θipは一定であるが、リカバー判定はクラ
ンク角に同期していないので、720°のうちどこで
なされるか判らない。したがつて、リカバー判定
から実際に燃料が噴射されるまでに、2噴射の場
合、最大で360°を要する。したがつて、これを
θmとする。
第4図及び第5図には第2の実施例を示す。
この実施例は、リカバー回転数Nrを設定する
に際し、第2の回転数N2をそのまま用いず、N2
に所定回転数差Nmを加えた値を用いるようにし
たものである。
に際し、第2の回転数N2をそのまま用いず、N2
に所定回転数差Nmを加えた値を用いるようにし
たものである。
異なる部分を説明すれば、第4図において、1
8は所定の回転数差Nmを記憶する手段、19は
比較手段16へのリカバー回転数Nrとして第2
の回転数N2に所定回転数差Nmを加算して出力
する手段である。第5図のフローチヤートにおい
ては、S5′においてリカバー回転数Nr=N2+
Nmと設定している。
8は所定の回転数差Nmを記憶する手段、19は
比較手段16へのリカバー回転数Nrとして第2
の回転数N2に所定回転数差Nmを加算して出力
する手段である。第5図のフローチヤートにおい
ては、S5′においてリカバー回転数Nr=N2+
Nmと設定している。
Nmについて、一例をあげて説明すれば、リカ
バー判定時の機関回転数Nの計測値は次の2つの
理由で誤差を生じる。
バー判定時の機関回転数Nの計測値は次の2つの
理由で誤差を生じる。
その1つは、回転数計測が一定時間内にクラン
ク角センサから出力されるパルスをカウントして
行つているから、カウントのゲート時間をTms
とすると、測定完了時の計測値Nmsと真の回転
数Neとの間には次式の関係がある。
ク角センサから出力されるパルスをカウントして
行つているから、カウントのゲート時間をTms
とすると、測定完了時の計測値Nmsと真の回転
数Neとの間には次式の関係がある。
Nms−Ne=1/Tms∫Tms p∫t pN〓dt2
仮にN〓=一定とすれば、
Nms−Ne=1/2N〓Tms
となる。
2つめは、リカバー判定が常時行われているの
ではなく、Tjd毎に行われていることにある。つ
まり、回転数計測後、0〜Tjdのバラツキを以て
リカバー判定が行われる。この間に機関回転数は
次式分だけ低下する。
ではなく、Tjd毎に行われていることにある。つ
まり、回転数計測後、0〜Tjdのバラツキを以て
リカバー判定が行われる。この間に機関回転数は
次式分だけ低下する。
∫Tjd pN〓dt
仮にN〓=一定とすると、N〓Tjdである。
この2つを合わせて、Nmとする。
Nm=(1/2Tms+Tjd)N〓
尚、Nmは上記の式より求めてテーブル値とし
て記憶しておくが、上記の式を用いてプログラム
中で算出してもよい。
て記憶しておくが、上記の式を用いてプログラム
中で算出してもよい。
これら第1及び第2の実施例においては、リカ
バー回転数Nrをプログラム中で計算により求め
ているので、減速度N〓に応じたリカバー回転数
Nrの記憶のためのメモリを節約できるという利
点がある。
バー回転数Nrをプログラム中で計算により求め
ているので、減速度N〓に応じたリカバー回転数
Nrの記憶のためのメモリを節約できるという利
点がある。
第6図及び第7図には第3の実施例を示す。
この実施例は、減速度N〓に対応させて計算によ
り求めたリカバー回転数Nr(=N2又はN2+Nm)
をテーブル値としてメモリに記憶させておき、減
速度N〓からリカバー回転数Nrを検索により設定
するようにしたものである。
り求めたリカバー回転数Nr(=N2又はN2+Nm)
をテーブル値としてメモリに記憶させておき、減
速度N〓からリカバー回転数Nrを検索により設定
するようにしたものである。
異なる部分について説明すれば、第6図中20
は減速度N〓に応じたリカバー回転数Nrを記憶す
る手段、21は減速度N〓からこれに対応して予め
記憶されているリカバー回転数Nrを検索する手
段である。
は減速度N〓に応じたリカバー回転数Nrを記憶す
る手段、21は減速度N〓からこれに対応して予め
記憶されているリカバー回転数Nrを検索する手
段である。
第7図のフローチヤートでみれば、減速状態で
かつ燃料カツト中の場合、S6で減速度N〓からこ
れに応じて予めメモリに記憶されているリカバー
回転数Nrを検索する。そして、S7で機関回転
数Nとリカバー回転数Nrとを比較し、N>Nrな
らばS22へ進んで燃料カツトを継続し、N≦
NrならばS21へ進んで燃料の供給を再開する。
かつ燃料カツト中の場合、S6で減速度N〓からこ
れに応じて予めメモリに記憶されているリカバー
回転数Nrを検索する。そして、S7で機関回転
数Nとリカバー回転数Nrとを比較し、N>Nrな
らばS22へ進んで燃料カツトを継続し、N≦
NrならばS21へ進んで燃料の供給を再開する。
<発明の効果>
以上説明したように本発明によれば、リカバー
回転数を、減速度、燃料噴射からリカバー後の初
爆までに必要なクランク軸回転角、及び下限回転
数として定めた第1の回転数から計算により求め
るようにしたため、精密な制御を車上で膨大な実
験を必要とせずに行うことができ、エンストを防
止しつつ最大限燃費節減を図ることができる。
回転数を、減速度、燃料噴射からリカバー後の初
爆までに必要なクランク軸回転角、及び下限回転
数として定めた第1の回転数から計算により求め
るようにしたため、精密な制御を車上で膨大な実
験を必要とせずに行うことができ、エンストを防
止しつつ最大限燃費節減を図ることができる。
第1図は本発明の構成を示すブロツク図、第2
図は第1の実施例を示す概略図、第3図は第1の
実施例のフローチヤート、第4図は第2の実施例
を示す概略図、第5図は第2の実施例のフローチ
ヤート、第6図は第3の実施例を示す概略図、第
7図は第3の実施例のフローチヤートである。 1……機関、4……燃料噴射、8……アイドル
スイツチ、9……クランク角センサ、10……マ
イクロコンピユータ。
図は第1の実施例を示す概略図、第3図は第1の
実施例のフローチヤート、第4図は第2の実施例
を示す概略図、第5図は第2の実施例のフローチ
ヤート、第6図は第3の実施例を示す概略図、第
7図は第3の実施例のフローチヤートである。 1……機関、4……燃料噴射、8……アイドル
スイツチ、9……クランク角センサ、10……マ
イクロコンピユータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 機関の減速時に機関への燃料の供給を停止す
る手段を有する内燃機関の燃料供給装置におい
て、 機関の回転数を検出する手段と、 機関の減速度を検出する手段と、 機関に減速溶から下記の計算式により定めら
れ、その減速度N〓で機関の回転数が予められた第
1の回転数N1に低下するまでに機関のクランク
軸が所定回転角θn回転するような第2の回転数
N2に基づいて、燃料供給再開回転数を設定する
手段と、 N2=√1 2−2 減速時の熱量供給停止中に機関の回転数を設定
された燃料供給再開回転数と比較して機関の回転
数が燃料供給再開回転数以下になつたときに燃料
を供給を再開する手段と、 を備えてなる内燃機関の燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6923384A JPS60212644A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6923384A JPS60212644A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60212644A JPS60212644A (ja) | 1985-10-24 |
JPH045817B2 true JPH045817B2 (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=13396809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6923384A Granted JPS60212644A (ja) | 1984-04-09 | 1984-04-09 | 内燃機関の燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60212644A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100373051B1 (ko) * | 2000-12-19 | 2003-02-15 | 현대자동차주식회사 | 퓨얼 컷 구간 확대방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6013937A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-24 | ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 内燃機関の減速運転制御方法及び装置 |
-
1984
- 1984-04-09 JP JP6923384A patent/JPS60212644A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6013937A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-24 | ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 内燃機関の減速運転制御方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60212644A (ja) | 1985-10-24 |
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