JPH0454016B2 - - Google Patents

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JPH0454016B2
JPH0454016B2 JP63290944A JP29094488A JPH0454016B2 JP H0454016 B2 JPH0454016 B2 JP H0454016B2 JP 63290944 A JP63290944 A JP 63290944A JP 29094488 A JP29094488 A JP 29094488A JP H0454016 B2 JPH0454016 B2 JP H0454016B2
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JP
Japan
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roof
piece
gassho
horizontal
house
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JP63290944A
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English (en)
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JPH02136456A (ja
Inventor
Takuo Masuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、両流れ屋根を構成簡易にかつ施工性
よく拡張でき、家屋の居住空間の拡大を計りうる
部分傾斜梁材に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来、屋根の上棟作業は、家屋本体上端の梁材
に、束材等を用いて棟木とともに、母屋、鼻母屋
等を順次持上げ、建込むことにより行つているた
め、各部材の持上げ回数が増し、作業時間の延
長、施工能率の低下を招くとともに施工コストを
上昇させていた。
そこで本出願人は、特願平1−210552号におい
て、第6図aに示す如く、支柱aの上端間にく字
状の合掌梁bを架け渡した複数の山形ラーメンc
……を、継ぎ梁dによつて一体に連結した屋根架
構体eを予め形成し、このものを家屋本体上端の
梁材f,f間に架設することにより前記上棟作業
を簡易化しうる屋根の施工方法を案出した。
しかしこのものは、前記山形ラーメンcを規格
化することにより生産性の向上、低コスト化等を
より一層促進しうる反面、寸法等の制約によつて
設計自由度の低減を招き、従つて例えば第6図b
に一点鎖線で示すように、居住者の要求等に応じ
て居住空間の拡大を計るためには、屋根支持用の
新規な梁材の採用が必要となる。
本発明は、このような山形ラーメンを有する家
屋に特に好適に使用され、両流れ屋根を構成簡易
かつ施工性よく拡張でき、居住空間の拡大を計り
うる部分傾斜梁材の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本発明の部分傾斜梁
材は、支柱上端間に両流れ屋根形成用の合掌梁を
架け渡した山形ラーメンの前記支柱の下端が固定
された梁材に内端が固定されかつ外方に突出する
水平梁部の外端に、前記合掌梁と同傾斜しかも上
面が前記合掌梁の上面を通る傾斜面以下の高さに
位置する傾斜梁部を一体に設けている。
〔作用〕
このように構成する部分傾斜梁材の傾斜梁部
は、山形ラーメンの合掌梁と協働して屋根組用の
登り梁部を構成し、従つて合掌梁からのびる両流
れ屋根の下方部をその傾斜梁部によつて担持で
き、要求に応じた大型の両流れ屋根の形成が可能
となる。又水平梁部は、部分傾斜梁材が取付く家
屋本体の梁材とともに、階上室の床体を支持する
床梁部を構成できる。
〔実施例〕
以下本発明の部分傾斜梁材1が第6図bに一点
鎖線によつて例示する三階建家屋Hの大型の両流
れ屋根Rを形成するために用いられる場合を例に
とり、その一実施例を図面に基づき説明する。
図において部分傾斜梁材1は、水平梁部2の外
端に、前記屋根Rの屋根勾配に沿つて傾斜する傾
斜梁部3を一体に設けてなり、家屋Hの家屋本体
Ha上端の梁材15に水平梁部2の内端を固定す
ることにより軒先側外方に突出して配される。
家屋Hは、その骨組体を第1図に模式的に略示
するごとく、家屋本体Haの中柱14……上端間
に配されることにより3階室の床梁部をなす梁材
15,15間に、2つの屋根架構体16,16を
ケラバ側に位置して架け渡すとともに、その間
を、棟木状の継ぎ梁17、母屋状の継ぎ梁19,
20を用いて連結することにより、屋根Rの上方
部を支持する上の屋根組体J1を形設できる。
なおこのような屋根架構体16は地上で組立て
た後、クレーン等を用いて吊り上げられかつ前記
梁材15,15間に架け渡される。
屋根架構体16は、前記梁材15にその下端が
固定される支柱22上端に傾斜片23を設けた左
右一対の屋根柱25を、該傾斜片23,23を向
き合わせて対置させるとともに、その先端間に、
棟両側に傾斜する棟梁片26,26を有するく字
状梁27を架け渡した山形ラーメン29を具え
る。
なお本例では2つの平行に配した山形ラーメン
29,29間に棟木状の継ぎ梁31、母屋状の継
ぎ梁32,33を架け渡し、両者を一体化するこ
とによつて、該屋根架構体16を形成している。
又前記支柱22は、第2図に示すように、H型
鋼からなる基部35の一方のフランジ上端に、前
記傾斜片23を一体に固着することにより前記屋
根柱25を形成しており、又基部35下端には前
記梁材15にボルト止めされる台片39を下端に
有する脚部36を形成する。
なお脚部36には前記傾斜片23と直交する方
向に突出するブレース取付け片40Aが形成され
るとともに、基部35には前記ブレース取付け片
40Aと同方向にのびる梁連結片40Bとブレー
ス取付け片40Cとが突出する。
又各梁連結片40B間には前記傾斜片23の高
さと異なる低所で傾斜片23と直交する水平な継
ぎ梁41A,41Bが連結されるとともに、各継
ぎ梁41A,41Bは、互いに向き合う前記取付
片40A,40C間に張設されるブレースBとと
もに前記上の屋根組体J1を強固に補強する。な
おケラバ側に位置する支柱22には家屋内側の側
面にのみ、前記梁連結片40B、ブレース取付け
片40A,40Cが形成される。
又前記傾斜片23、く字状梁27はともに断面
同形のH型鋼からなり、その先端間を継ぎ金具4
2を用いて連結することによつて、該傾斜片23
とく字状梁27とが連なりかつ支柱22により支
持される合掌梁30を形成する。
そしてこのような上の屋根組体J1を支承する
前記梁材15には、本発明の部分傾斜梁材1が取
付き、屋根Rの下方部を支持する下の屋根組体J
2を形成する。
部分傾斜梁材1は、内端が前記梁材15に固定
されかつ外方に突出する水平梁部2と、その外端
に一体に形成される傾斜梁部3とを具え、本例で
は、前記合掌梁30と同一垂直面内に位置して配
される。
又部分傾斜梁材1は、前記梁材15と同様ウエ
ブ上下端にフランジを水平に設けたI型鋼からな
り、梁材15から突出する連結片45に、水平梁
部2のウエブ1Aをボルト止めすることによりそ
の内端が固定されるとともに、前記傾斜梁部3
は、本例ではその上端が前記合掌梁30上面を通
る傾斜面Sと距離Lを隔てた下方位置でかつ合掌
梁30と同傾斜でのびるとともに、その外端に
は、上縁4aが前記傾斜面Sと近接する位置で終
端する水平部分4が突出する。
従つて部分傾斜梁材1の水平梁部2は前記梁材
15と協働して3階室の床梁材をなし、又傾斜梁
部3は前記合掌梁30と協働して屋根Rを支持す
る登り梁部を構成する。
なお部分傾斜梁材1は、前記中柱14に内端が
取付きかつ前記垂直面を通つて外方にのびること
により2階室の床梁部をなす水平な梁材46上面
で立上がる柱片47によつてもその外端が支持さ
れ、各部分傾斜梁材1……は前記水平部分4,4
間を継ぐ継ぎ梁片49によつて互いに連結され
る。
そして部分傾斜梁材1は、前記水平梁部2外端
上面及び水平部分4上面で立設するたる木固定金
具51,52を介して前記屋根Rの下方部を固定
できる。
たる木固定金具51は、第2〜3図に示すよう
に、水平梁部2上面にボルト止めされる台片51
A外縁に立片51Bを立上げるとともに、該立片
51B上縁には前記傾斜面Sに沿うことにより屋
根Rのたる木52を載置する受け片51Cを設け
ており、又受け片51Cは前記台片51Aから立
上がる補強片51Dによつて補強される。
たる木固定金具52は、前記たる木金具51と
同様に、水平部分4上面でボルト止めされる台片
52A外縁に、立片52Bを介して受け片52C
を設け、該受け片52C、台片51A間には補強
片52Dが配される。
なおたる木固定金具52は、立片52Bを前記
上縁4aよりも内方位置、本例では前記柱片47
の中央位置で立上げており、又前記受け片51
C,52Cによりたる木52をボルト結合する。
なお本例では前記梁材46外端にもたる木固定
金具51が取付き、同様に屋根Rの軒先側を固定
する。
このように家屋Hは本発明の部分傾斜梁材1を
用いることにより、第4図に示すように従来合掌
梁30外端近傍で終端していた屋根を、その下方
位置本例では2階室の床部近傍まで拡張すること
ができ家屋の居住空間の拡大を計りうる。
又第5図に家屋Hの他の実施例を示す。図にお
いて家屋Hは、部分傾斜梁材1の外端で軒先部が
支持されるやや小型の屋根Rを具え、2階室の外
壁に開口窓W等の形成を可能としている。
〔発明の効果〕
叙上のごとく、本発明の部分傾斜梁材は、家屋
本体の梁材から外方に突出する水平梁部外端に傾
斜梁部を設けているため、合掌梁と協働して屋根
支持用の登り梁部を構成でき、従つて要求に応じ
た大型の屋根を構成簡易にかつ施工性よく形成し
うる。又水平梁部は、前記梁材とともに、床梁と
して使用でき、その上方空間を屋根裏部屋として
活用しうるなど多くの効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が採用される家屋の骨組体を模
式化して示す斜視図、第2図は本発明の一実施例
を示す斜視図、第3図はその断面図、第4図は骨
組体の正面図、第5図は骨組体の他の実施例を示
す正面図、第6図a〜bは従来の技術を説明する
斜視図である。 2……水平梁部、3……傾斜梁部、15……梁
材、22……支柱、29……山形ラーメン、30
……合掌梁、R……両流れ屋根。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支柱上端間に両流れ屋根形成用の合掌梁を架
    け渡した山形ラーメンの前記支柱の下端が固定さ
    れた梁材に内端が固定されかつ外方に突出する水
    平梁部の外端に、前記合掌梁と同傾斜しかも上面
    が前記合掌梁の上面を通る傾斜面以下の高さに位
    置する傾斜梁部を一体に設けてなる部分傾斜梁
    材。
JP63290944A 1988-11-15 1988-11-15 部分傾斜梁材 Granted JPH02136456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63290944A JPH02136456A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 部分傾斜梁材

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JP63290944A JPH02136456A (ja) 1988-11-15 1988-11-15 部分傾斜梁材

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JPH02136456A JPH02136456A (ja) 1990-05-25
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JPH0752824Y2 (ja) * 1991-06-11 1995-12-06 ナショナル住宅産業株式会社 軒下前面梁と軒下斜め梁の接続構造
JPH07119493B2 (ja) * 1991-06-11 1995-12-20 ナショナル住宅産業株式会社 建物の軒先部の構造
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JP5841477B2 (ja) * 2012-03-28 2016-01-13 旭化成ホームズ株式会社 建物
JP6479341B2 (ja) * 2014-05-28 2019-03-06 旭化成ホームズ株式会社 建物

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