JPH0451401A - 車両用プロジェクタランプ - Google Patents

車両用プロジェクタランプ

Info

Publication number
JPH0451401A
JPH0451401A JP2157658A JP15765890A JPH0451401A JP H0451401 A JPH0451401 A JP H0451401A JP 2157658 A JP2157658 A JP 2157658A JP 15765890 A JP15765890 A JP 15765890A JP H0451401 A JPH0451401 A JP H0451401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shielding member
focal point
convex lens
shielding
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2157658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2875854B2 (ja
Inventor
Hitoshi Kanehara
金原 均
Kazuo Nakamura
和男 中村
Hiroyuki Kidera
木寺 宏之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP15765890A priority Critical patent/JP2875854B2/ja
Publication of JPH0451401A publication Critical patent/JPH0451401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2875854B2 publication Critical patent/JP2875854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、断面楕円形の反射鏡で反射された光を、凸レ
ンズを用いて前方に投射する車両用プロジェクタランプ
に関する。
[従来の技術] 従来の自動二輪車用のヘッドランプは、その反射鏡に断
面放物線状に彎曲された、いわゆる放物線(パラボラ)
鏡が用いられており、この反射鏡の前端開口部に前面レ
ンズが取り付けられている。
そして、このヘッドランプでは、上記反射鏡でハロゲン
電球からの光を平行光にして前方に送り出すとともに、
この平行光を前面レンズで屈折させて、適切なパターン
に配光する構成となっている。
ところで、最近、上記従来のヘッドランプに代るものと
して、反射鏡を断面楕円形に形成した、いわゆるプロジ
ェクタランプが開発され、自動二輪車や四輪車用として
実用化されている。
このプロジェクタランプは、断面楕円形をなす反射鏡の
第1焦点にハロゲン電球を配置するとともに、上記反射
鏡で反射された光が集まる第2焦点に焦点を一致させる
ようにして凸レンズを配置し、上記ハロゲン電球からの
光を凸レンズを通して前方に投射する構成となっている
そして、ロー・ビーム用のプロジェクタランプでは、上
記凸レンズの焦点に、この焦点よりも下側を通って凸レ
ンズ側に向う光を遮蔽する遮蔽部材か設けられており、
この遮蔽部材によって凸レンズから投射される上向きの
光をカットしている。
[発明か解決しようとする課題] ところが、この従来のプロジェクタランプの場合、凸レ
ンズから投射される上向きの光をカットする遮蔽部材は
、凸レンズの焦点位置に固定的に設けられているため、
一つのプロジェクタランプでロー・ビーム(下向き)用
の配光とハイ・ビム(上向き)用の配光を得ることがで
きなかった。
このため、ロー・ビームとハイ・ビームの両方にプロジ
ェクタランプを用いると、必ず偶数個のプロジェクタラ
ンプを必要とするといった問題かある。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので
、一つのユニットでロー争ビーム用とハイ・ビーム用の
二種類の配光を得ることができる車両用プロジェクタラ
ンプの提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明においては、前端が開口された断面楕円
形の反射鏡を有し、この反射鏡の内側の第1焦点に光源
を配置するとともに、上記反射鏡で反射された光が集ま
る第2焦点の前方に、この第2焦点もしくは第2焦点よ
りも光源側にずれた位置に焦点を合わせるようにして凸
レンズを配置し、この凸レンズの焦点に、この焦点の下
側を通って凸レンズ側に向う光を遮蔽する遮蔽部材を配
置した車両用プロジェクタランプにおいて、上記遮蔽部
材は、上記凸レンズの焦点の下側を通って凸レンズ側に
向う光の光路上に進出する遮蔽位置と、上記光路から離
脱する退避位置との間に亘って移動可能に設けるととも
に、この遮蔽部材を、上記遮蔽位置と退避位置に夫々移
動させるための駆動子段を設けたことを特徴としている
[作用コ この構成によれば、遮蔽部材を遮蔽位置に移動させると
、凸レンズの焦点の下側を通って凸レンズ側に向う光は
、この遮蔽部材によって遮られることになり、凸レンズ
から投射される上向きの光がカットされる。
また、遮蔽部材を退避位置に移動させると、上記凸レン
ズの焦点の下側を通る光の光路上から遮蔽部材が離脱さ
れるので、この遮蔽部材によって遮られていた光は、そ
のまま凸レンズ側に導かれ、この凸レンズを通じて前方
に投射される。
このため、一つのユニットでロー・ビーム用とハイ・ビ
ーム用の二種類の配光を得ることができる。
[実施例コ 以下本発明の第1実施例を、自動二輪車に適用した第1
図ないし第5図にもとづいて説明する。
第4図中符号1は、車体を構成するフレームであり、そ
の前端にステアリングヘッドパイプ2を備えている。ス
テアリングヘッドパイプ2には、ステアリング軸3を介
してフロントフォーク4が枢支されている。このフロン
トフォーク4は、左右一対のフォークチューブ5を備え
ており、これらフォークチューブ5の下端部に前輪6が
支持されている。
ステアリングヘッドパイプ2の前方からエンジン7の周
囲にかけては、カウリング8によって覆われでいる。カ
ウリング8の前面には、投光用の開口部9が形成され、
この開口部9は、透明なレンズ9aによって覆われてい
る。そして、開口部9内には、単一のヘッドランプ10
が配置されている。このヘッドランプ10はステアリン
グヘッドパイプ2の前方、つまり第5図に示すように、
車体の中心線上にX +  X 1に位置されている。
このヘッドランプ10には、本発明に係るプロジェクタ
ランプ11が用いられており、以下、このプロジェクタ
ランプ11の詳細について第1図ないし第3図を参照し
て説明する。
すなわち、プロジェクタランプ11は、円筒状をなすラ
ンプ本体12を備えている。ランプ本体]2は、前端が
開口された断面楕円形の反射鏡13と、この反射鏡]3
の前端開口部に連結された筒状のランプボデー14とで
構成されている。
このランプ本体12は、上記フォークチューブ5の間に
おいて前後方向に沿って水平に配置されており、本実施
例の場合は、フレーム1またはカウリング8に固定され
ている。
なお、反射鏡13は、垂直断面が楕円形に形成されてい
るが、全体としてはこの楕円を単純に回転させた形では
なくて、楕円断面を水平方向に少しづつ変化させた複合
楕円形をなしている。
そして、この反射鏡13は、その中心を通る一つの光軸
り上に、第1および第2の二つの焦点f、、f2を有し
ている。この第1焦点f1は、反射鏡13の内側に位置
するとともに、第2焦点f2は、反射鏡13を外れたラ
ンプボデー14の内側に位置している。
反射鏡1Bの後端部には、光源としてのハロゲン電球1
5か装着されており、このハロゲン電球15のフィラメ
ント]6が上記第1焦点f1に位置されている。
ランプボデー14の前端開口部には、凸レンズ18が取
り付けられている。この凸レンズ18の焦点f3は、本
実施例の場合、上記反射鏡13で反射された光が集まる
第2焦点f2と一致しており、この凸レンズ]8によっ
て第2焦点f2に集まる光を前方に投射する構成となっ
ている。
ランプボデー14の内部には、ロー・ビーム用の配光を
得るための遮蔽部材19が配置されている。遮蔽部材1
9は、第3図中破線の矢印で示すように凸レンズ18の
焦点f3の下側を通る光を遮るためのもので、この遮蔽
部材]9は、第1図からも明らかなように、反射鏡13
側に向って円弧状に張り出すように彎曲された板状をな
している。そして、この遮蔽部材19は、上記光軸りに
対し垂直に配置されている。
ところで、第2図および第3図に示すように上記遮蔽部
材]9は、凸レンズ]8の焦点f3の下側を通る光の光
路a上に進出する遮蔽位置と、この光路aから離脱する
退避位置に亘って移動可能に設けられている。
すなわち、遮蔽部材1つの幅方向に沿う一端には、回動
軸20が連結されている。回動軸20は、ランプボデー
14の側面の開口部21を通じて外方に導出されており
、この回動軸20は、第2図に示すように、遮蔽部材1
9の上縁部によって規定される光のカットラインCの延
長線上に位置している。
ランプボデー14の外側面には、開口部21の前後両側
から側方に延びる一対のブラケット22が突没されてい
る。そして、ブラケット22の間に上記回動軸20の突
出部分が入り込んでおり、これらブラケット22の先端
部間に、回動軸20の突出部分の中間部20aが、前後
方向に延びる枢軸23を介して回動可能に枢支されてい
る。
したがって、遮蔽部材19は、回動軸20の中間部20
aを支点として上記遮蔽位置と退避位置との間に亘って
上下に回動可能に支持されている。
そして、この場合、遮蔽部材19の回動支点となる枢軸
23は、第2図に示すように上記カットラインCの延長
線上に位置するとともに、遮蔽部材19がロー・ビーム
配光を得るために必要な移動範囲、つまりプロジェクタ
ランプ11が光学的および配光的に成立するために必要
な範囲を示す円Rを外れた外側に位置している。
ランプボデー14の外側面には、支持ステ25が突設さ
れている。支持ステー25の上面には、駆動手段として
の電磁ソレノイド26が取り付けられている。電磁ソレ
ノイド26は、回動軸20の突出部分の下方に位置され
ている。この電磁ソレノイド26は上下方向に突没可能
なアクチュエータ27を備えており、このアクチュエー
タ27の上端部が連結金具28を介して回動軸20の突
出部分に連結されている。
このため、電磁ソレノイド26がOFFされて、アクチ
ュエータ27が突出されている状態では回動輪20がリ
ターンスプリング29の付勢力により枢軸23を支点と
して第2図中矢印Aで示すように」1向ぎに回動し、遮
蔽部材19が遮蔽位置に進出される。これに対し、電磁
ソレノイド26がONとなって、アクチュエータ27が
没入されると、回動軸20がリターンスプリング29の
付勢力に抗して枢軸23を支点として第2図中矢印Bで
示すように下向きに回動し、遮蔽部材1つが上記光路a
から離脱する退避位置に退くようになっている。
なお、回動軸20の先端と支持ステー25との間には、
回動軸20を常時上向きに回動付勢して、遮蔽部材19
を遮蔽位置に進出させるリターンスプリング29が架設
されている。
また、ランプボデー14の下面から側面に亘る範囲には
、遮蔽部材1つが退避位置に回動された際に、この遮蔽
部材19の通過を許容する開口部14aか設けられてい
る。(第3図参照)このような構成の第1実施例によれ
ば、電磁ソレノイド26をOFFさせると、回動輪20
が上向きに回動し、遮蔽部材1つが光路a上の遮蔽位置
に進出する。
] ] このため、凸レンズ18の焦点f3の下側を通って凸レ
ンズ18側に向う光は、遮蔽部材19によって遮られる
ことになり、凸レンズ18から投射される上向きの光が
カットされた、ロー・ビータ27を没入させると、回動
軸20が下向きに同動され、遮蔽部材19が上記遮蔽位
置から退避位置に向って退き、光路a上から離脱する。
この遮蔽部材1つの離脱により、焦点f、の下側を通る
光は、そのまま凸レンズ18を通じて前方に投射される
ことになり、ハイ・ビーム用の配光が得られる。
したがって、ランプボデー14の内側の遮蔽部材19を
、遮蔽位置と退避位置とに亘って可動構造としたので、
単一のプロジェクタランプ11でロー・ビーム用とハイ
・ビーム用の二種類の配光を得ることができる。
また、本実施例の場合、遮蔽部材19の回動支点となる
枢軸23を、カットラインCの延長線上てあり、かつプ
ロジェクタランプ11が光学的およぶ配光的に成立する
ために必要な範囲を示す円Rの外側に設けたので、遮蔽
部材19が遮蔽位置から退避位置に向って回動する際の
回動角度αを小さくすることができる。
つまり、遮蔽部材19の回動支点となる枢軸23が上記
円Rの範囲内に位置したり、あるいは1〕JRの外側で
あっても、カットラインCの下側に大きくずれていると
、遮蔽部材19を退避位置に回動させた際に、この遮蔽
部材19がランプボデ14の外側に大きく張り出してし
まう。
したかって、遮蔽部材]9の回動支点を上記位置に設置
すれば、遮蔽部材19のランプボデ14の外側への張り
出し量を少なく抑えることができ、プロジェクタランプ
11の周囲に広いスベスを確保しなくて済むといった利
点がある。
なお、本発明は、上記第1実施例に制約されるものでは
なく、第6図ないし第8図に本発明の第2実施例を示す
この第2実施例においては、遮蔽部材1つの下部か左右
方向に延びる一本の枢軸31を介してランプボデー14
に回動可能に枢支されている。このため、遮蔽部材1つ
は、枢軸31を支点として光路a上に進出する遮蔽位置
と、この遮蔽位置から後方の反射鏡13側に回動されて
、上記光路aの下側に離脱する退避位置に亘って回動可
能に支持されている。
遮蔽部材19の幅方向に沿う一端上部には、操作軸32
が連結されている。操作軸32は、ランプボデー14の
側面の開口部33を通じて外方に導出されており、この
操作軸32の導出先端に電磁ソレノイド26のアクチュ
エータ27が連結金具28を介して接続されている。
なお、アクチュエータ27の先端部とランプボデー14
の上部との間には、操作軸32を常時上方に引き上げて
、遮蔽部材19を遮蔽位置に進出させるリターンスプリ
ング29が架設されている。
そして、遮蔽部材19の回動中心となる枢軸31は、凸
レンズ18の焦点f3よりも前方の凸レンズ18側にず
れた位置、つまり凸レンズ18]4 の」二端部から焦点f3を通って反射鏡13の下端部に
至る線Z、を引いた場合に、この線Z1に対し焦点f3
から下向きに引いた垂線Z2と、凸レンズ18の下端部
から焦点f3を通って反射鏡13の上端部に至る線Z3
とて挾まれる範囲内に位置されている。
このような構成の第2実施例によれば、遮蔽部材19を
退避位置に回動させた場合でも、この遮蔽部材19かラ
ンプボデー14の外方に突出することはなく、プロジェ
クタランプ11自体をコンパクトに形成することができ
る。
また、遮蔽部材19の回動中心となる枢軸31を、線Z
2と23とて挾まれた範囲内に設けたことにより、遮蔽
部材1′9が遮蔽位置から退避位置に向って回動する際
に、第8図に示すように遮蔽部材19の上縁の回動軌跡
Y1と、反射鏡13で反射された後、焦点f、を通って
光軸りの上側に導かれる光の光路すとが交錯することは
ない。
すなわち、第8図中想像線で示すように、いま遮蔽部材
19′の回動中心となる枢軸31′か焦点f3の真下に
位置すると仮定した場合に、遮蔽位置にある遮蔽部材1
9′を退避位置に向けて回動さぜると、カットラインC
を形成する遮蔽部材19の上縁の回動軌跡Y2は、部分
的に光路すよりも上方に向けて円弧状に張り出すことに
なる。
このため、ビームの切り替え時に、焦点f、を通って光
軸りの上側に導かれる光が一時的に遮られ、照射範囲が
狭められてしまう。
しかるに、上記構成においては、遮蔽部材19の上縁の
回動軌跡Y1が光路す上に張り出さずに済むから、ビー
ムの切り替え時にロー・ビーム用の配光の一部が遮られ
ることもない。
なお、遮蔽部材19の回動中心となる枢軸31を、焦点
f3よりも反射鏡13側に設けた場合には、この枢軸3
1は、上記線Z3に対し焦点f。
から下向きに引いた垂線Z4と、上記線Z1とで挾まれ
る範囲内に配置すれば良い。
一方、第9図および第10図には、本発明の第3実施例
が開示されている。
この第3実施例では、遮蔽部材19の幅方向に沿う一側
部か、」1下方向に延びる枢軸41を介してランプボデ
ー14に回動可能に枢支されている。
このため、遮蔽部材19は、枢軸41を支点として凸レ
ンズ]8の焦点f3の下側を通る光の光路a上に進出す
る遮蔽位置と、この遮蔽位置から後方に回動されて、上
記光路aの側方に離脱する退避位置に亘って回動可能に
支持されている。
遮蔽部材]9の幅方向に沿う一側部には、側方に延びる
一対の軸部42,43が突設されている。
軸部42.4Bは上下に並んでおり、これら軸部42.
43は、ランプホゾ−14の側面の通孔44を介して外
方に導出されている。そして、方の軸部42の先端部か
ユニバーサルジヨイント45を介して電磁ソレノイド2
6のアクチュエタ27に連結されているとともに、他方
の軸部43とランプボデー14との間には、軸部43を
常時後方に引っ張って、遮蔽部材19を遮蔽位置に向け
て回動(=I勢するりターンスプリング2つが架設され
ている。
このような構成の第3実施例によれば、遮蔽部材19は
ランプボデー14の内側で上下方向の枢軸41を支点と
して垂直軸回りに回動するので、この遮蔽部材]9を退
避位置に回動させた場合でも、遮蔽部材19がランプボ
デー14の外方に突出することはなく、プロジェクタラ
ンプ11自体をコンパクトに形成することができる。
また、第11図および第12図には、本発明の第4実施
例が開示されている。
この第4実施例では、ランプボデー14の内部に、光軸
りを挾んた左右両側に位置して上下方向に延びる一対の
ガイド軸51.52が設けられており、これらガイド軸
51.52に遮蔽部材19の左右両側部が上下方向に摺
動可能に支持されている。このため、遮蔽部材]9は、
凸レンズ18の焦点f3の下側を通る光の光路a上に進
出する遮蔽位置と、この遮蔽位置から下側に平行移動し
て、上記光路aの下方に離脱する退避位置に亘って上下
動可能に支持されている。
遮蔽部材19の幅方向に沿う一側部には、側方に延びる
軸部53が突設されている。軸部53はランプボデー1
4の側面の開口部54を通じて外方に導出されており、
この軸部53の先端に電磁ソレノイド26のアクチュエ
ータ27と、軸部53を常時上向きに引っ張って、遮蔽
部材19を遮蔽位置に向けて付勢するリターンスプリン
グ2つが架設されている。
なお、ランプボデー14の下面には、遮蔽部材1つが退
避位置にスライドされた際に、この遮蔽部材1つの通過
を許容する図示しない開口部が設けられている。
このような構成の第4実施例によれば、遮蔽部材1−9
は上下方向のガイド軸51.52に沿って上下にスライ
ドするので、遮蔽部材19を回動させる形式のものに比
べて遮蔽部材19の移動量が少なくなる。
しかも、遮蔽部材19が遮蔽位置から退避位置に向って
スライドする際に、カットラインCを形成する遮蔽部材
19の上縁が、反射鏡]3で反射された後、焦点f、を
通って光軸りの上側に導かれる光の光路aとか交錯する
こともなく、ビーム]9 の切り替え時にロー・ビーム用の配光の一部が遮られず
に済む。
また、第1−3図および第14図には、本発明の第5実
施例が開示されている。
この第5実施例は、カウリング8の開口部9内に、一対
のプロジェクタランプ11を車体の中心線X、−X、を
挾んで左右に並べて配置したものである。そして、各プ
ロジェクタランプ11は上記第1実施例のものと同様の
構成であり、その遮蔽部材19に連なる回動軸20が、
平行リンク機構61を介して互いに連動されている。平
行リンク機構61は、一端が回動軸20に固定されて互
いに向かい合う等長のリンク62a、62bと、これら
リンク62a、62bの他端間を回動可能に連結する連
動リンク63とで構成されている。
連動リンク63には、下向きに突出するレバ一部64が
形成されており、このレバ一部64に電磁ソレノイド2
6のアクチュエータ27が連結されているとともに、遮
蔽部材19を遮蔽位置に付勢するリターンスプリング2
9が連結されている。
なお、第14図中符号65は、一対のプロジェクタラン
プ11を収容するハウジングである。
このような構成の第5実施例によれば、電磁ソレノイド
26がOFFされている状態では、第14図中矢印Aで
示すように、平行リンク機構61の連動リンク63が左
側に移動し、リンク62a、62bを時計回り方向に回
動させる。この回動により、遮蔽部材]9が遮蔽位置に
進出され、焦点f3の下側を通って凸レンズ18側に向
う光が、遮蔽部材1つによって遮られる。
また、電磁ソレノイド26がONされると、第14図中
矢印Bて示すように、平行リンク機構61の連動リンク
63が右側に移動し、リンク62a、62bを反時計回
り方向に回動させる。
この回動により、遮蔽部材19が上記遮蔽位置から退避
位置に退き、焦点f3の下側を通る光は、そのまま凸レ
ンズ]8を通じて前方に投射される。
したかって、一対のプロジェクタランプ11の遮蔽部材
1つを、一つの電磁ソレノイド26によって同時に回動
操作することかできる。
また、第15図には、本発明の第6実施例が開示されて
いる。
この第6実施例は、上記第2実施例と同様の構成のプロ
ジェクタランプ11を、車体の中心線X、−X、を挾ん
で左右に並べて配置したものであり、夫々のランプ11
の枢軸3]と操作軸32は、左右共通した一本の軸にて
構成されている。
そして、操作軸32のランプ11間に位置する中間部3
2aに、電磁ソレノイド26のアクチュエタ27と、遮
蔽部材19を遮蔽位置に向けて回動付勢するリターンス
プリング29が連結されている。
このような構成の第6実施例によると、電磁ソレノイド
26がOFFされている状態では、操作軸32が押し上
げられ、遮蔽部材19が枢軸31を回動支点として前方
斜め上向きに回動し、遮蔽位置に進出される。このため
、焦点f3の下側を通って凸レンズ18側に向う光が、
遮蔽部材19によって遮られる。
また、電磁ソレノイド26がONされると、操作軸32
か引き下げられ、遮蔽部材19が枢軸31を回動支点と
して後方斜め下向きに回動し、上記遮蔽位置から退避位
置に退く。このため、焦点f3の下側を通る光は、その
まま凸レンズ18を通して前方に投射され、ハイ・ビー
ム用の配光が得られる。
また、第16図および第17図には、本発明の第7実施
例が開示されている。
この第7実施例は、上記第3実施例と同様の構成のプロ
ジェクタランプ11を、車体の中心線X、−X、を挾ん
で左右に並べて配置したものであり、その枢軸41は、
遮蔽部材19と一体に回動するようになっている。各枢
軸41の下端部は、ランプボデー14を貫通してこのラ
ンプ11間4の下方に導出されるとともに、その導出端
部は前方に向って直角に折り曲げられている。そして、
この折り曲げ部71の先端部間に、ユニバザルジョイン
ト45を介して連結ロッド72が架設されている。連結
ロッド72には、上下に延びるレバ一部73a、73b
が設けられており、方のレバ一部73aに電磁ソレノイ
ド26のアクチュエータ27が連結されているとともに
、他方のレバ一部73bには、遮蔽部材1つを遮蔽位置
に向けて回動イマ1勢するりターンスプリング29が連
結されている。
このような構成の第7実施例によると、電磁ソレノイド
26かOFFされている状態では、連結ロッド72が第
16図中矢印Aに示すように右側に移動し、枢軸41を
左回りに回動さぜる。このため、遮蔽部材1つか遮蔽位
置に進出され、焦点f3の下側を通って凸レンズ18側
に向う光が、遮蔽部材19によって遮られる。
また、電磁ソレノイド26がONされると、連動ロッド
72が第16図中矢印Bに示すように左側に移動し、枢
軸41を右回りに回動させる。この回動により、遮蔽部
材19が上記遮蔽位置から退避位置に退くので、焦点f
3の下側を通る光は、そのまま凸レンズ18を通じて前
方に投射される。
また、第18図には、本発明の第8実施例が開示されて
いる。
この第8実施例は、上記第4実施例と同様の構成のプロ
ジェクタランプ11を、車体の中心線X、−X、を挾ん
で左右に並べて配置したものであり、夫々の遮蔽部材1
つに連なる軸部53は、左右共通した一本の軸にて構成
されている。そして、軸部53のランプ11間に位置す
る中間部53aに、電磁ソレノイド26のアクチュエー
タ27と、遮蔽部材19を遮蔽位置に向けて付勢するリ
ターンスプリング29が連結されている。
このような構成の第8実施例によると、電磁ソレノイド
26がOFFされている状態では、軸部53を介して遮
蔽部材19が遮蔽位置に押し上げられる。このため、焦
点f3の下側を通って凸レンズ18側に向う光か、遮蔽
部材19によって遮られる。
また、電磁ソレノイド26がONされると、軸部53を
介して遮蔽部材1つが下側に平行移動し、」1記遮蔽位
置から退避位置に退く。このため、焦点f3の下側を通
る光は、そのまま凸レンズ18を通じて前方に投射され
る。
なお、上記各実施例では、遮蔽部材を移動させる駆動手
段として電磁ソレノイドを用いたが、本発明はこれに限
らず、例えばモータを用いても良い。
さらに、本発明に係るプロジェクタランプは、自動二輪
車用に特定されるものではなく、例えば四輪自動車や雪
上車等のその他の車両にも同様に適用できることは勿論
である。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、遮蔽部材を、遮蔽位置と
退避位置とに亘って可動構造としたので、単一のランプ
で以てロー・ビーム用とハイψビム用の二種類の配光を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本発明の第1実施例を示し、 第1図は、プロジェクタランプの斜視図、第2図は、凸
レンズやランプ本体に対する遮蔽部材の回動位置を示す
正面図、 第3図は、プロジェクタランプの断面図、第4図は、自
動二輪車のフロント回りの側面図、第5図は、第4図中
v線方向から見た矢視図、第6図ないし第8図は、本発
明の第2実施例を示17、 第6図は、プロジェクタランプの斜視図、第7図は、凸
レンズやランプ本体に対する遮蔽部材の回動位置を示す
正面図、 第8図は、プロジェクタランプの断面図、第9図および
第1−0図は、本発明の第3実施例を示し、 第9図は、プロジェクタランプの斜視図、第10図は、
凸レンズやランプ本体に対する遮蔽部材の回動位置を示
す正面図、 第11図および第12図は、本発明の第4実施例を示し
、 第11図は、プロジェクタランプの斜視図、第12図は
、凸レンズやランプ本体に対する遮蔽部材の回動位置を
示す正面図、 第13図および第14図は、本発明の第5実施例を示し
、 第13図は、自動二輪車の正面図、 第14図は、プロジェクタランプとその遮蔽部材の連動
構造を示す正面図、 第15図は、本発明の第6実施例におけるプロジェクタ
ランプとその遮蔽部材の連動構造を示す正面図、 第1−6図および第17図は、本発明の第7実施例を示
し、 第16図は、プロジェクタランプとその遮蔽部材の連動
構造を示す正面図、 第17図は、遮蔽部Hの駆動機構を示す斜視図、第18
図は、本発明の第8実施例におけるプロジェクタランプ
とその遮蔽部材の連動構造を示す正面図である。 13・・・反射鏡、15・・光源(ハロゲン電球)、]
8・・・凸レンズ、19・・・遮蔽部材、26・・・駆
動手段(電磁ソレノイド)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 Xl 第5 区

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 前端が開口された断面楕円形の反射鏡を有し、この反射
    鏡の内側の第1焦点に光源を配置するとともに、 上記反射鏡で反射された光が集まる第2焦点の前方に、
    この第2焦点もしくは第2焦点よりも光源側にずれた位
    置に焦点を合わせるようにして凸レンズを配置し、 この凸レンズの焦点に、この焦点の下側を通って凸レン
    ズ側に向う光を遮蔽する遮蔽部材を配置した車両用プロ
    ジェクタランプにおいて、 上記遮蔽部材は、上記凸レンズの焦点の下側を通って凸
    レンズ側に向う光の光路上に進出する遮蔽位置と、上記
    光路から離脱する退避位置との間に亘って移動可能に設
    けるとともに、 この遮蔽部材を、上記遮蔽位置と退避位置に夫々移動さ
    せるための駆動手段を設けたことを特徴とする車両用プ
    ロジェクタランプ。
JP15765890A 1990-06-18 1990-06-18 車両用プロジェクタランプ Expired - Lifetime JP2875854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15765890A JP2875854B2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 車両用プロジェクタランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15765890A JP2875854B2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 車両用プロジェクタランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0451401A true JPH0451401A (ja) 1992-02-19
JP2875854B2 JP2875854B2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=15654544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15765890A Expired - Lifetime JP2875854B2 (ja) 1990-06-18 1990-06-18 車両用プロジェクタランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2875854B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015026497A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 市光工業株式会社 車両用灯具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015026497A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 市光工業株式会社 車両用灯具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2875854B2 (ja) 1999-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5412543A (en) Variable light distribution type headlamp
EP1707869B1 (en) Vehicle headlight with a movable shutter portion for varying the light distribution pattern of the vehicle.
JP2005259549A (ja) 投射型自動車用ヘッドランプ
JP2006253137A (ja) 複数の機能を有する自動車用ヘッドライト
JP2012038609A (ja) 車両用前照灯
EP1806531B1 (fr) Dispositif projecteur elliptique multifonctions avec élément optique additionnel
FR2727497A1 (fr) Projecteur a elargissement de faisceau, notamment pour vehicule automobile
EP0690261A1 (fr) Projecteur de type élliptique, comportant un cache basculant
JP4244015B2 (ja) 投射型自動車用ヘッドランプ
JP2007305587A (ja) 自動車の前照灯用光学モジュール
JP2001505163A (ja) 異なる種類の光線を照射可能な自動車用ヘッドライト
JPH0451401A (ja) 車両用プロジェクタランプ
JP2006040839A (ja) 投射型自動車用ヘッドランプ
JP2546896Y2 (ja) 配光可変型前照灯
JP3207526B2 (ja) プロジェクタランプのリフレクタ駆動機構
JP3661032B2 (ja) 車両用灯具
JP2827147B2 (ja) リフレクタ駆動式車両用配光可変型灯具
JPH05198202A (ja) 自動二輪車のヘッドランプ装置
JP2005243349A (ja) 投射型自動車用ヘッドランプ
JP2818009B2 (ja) 車両のヘッドランプ装置
JP4536474B2 (ja) 車両用前照灯
JP4423527B2 (ja) 車両用灯具
FR2789474A1 (fr) Projecteur du genre elliptique pour vehicule automobile, susceptible d'engendrer selectivement l'un parmi deux types de faisceaux
JP2579255Y2 (ja) 光束パターン可変型4灯式前照灯
JP2001160306A (ja) 自動車用ヘッドランプ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 12