JP4244015B2 - 投射型自動車用ヘッドランプ - Google Patents

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Description

本発明は、略椀形状のリフレクターからの反射光を投射レンズによって前方に投射配光する投射型ヘッドランプに係り、特に、回転シェードを回動することにより配光を切り替えることのできる投射型自動車用ヘッドランプに関する。
この種のヘッドランプの従来技術としては、略椀形状のリフレクターと、リフレクターの略第1焦点に配置された光源と、リフレクターの第2焦点より前方に配置された投射レンズと、リフレクターの略第2焦点近傍に回転自在に配置され、リフレクターで反射されて投射レンズに向かう光の一部を遮る配光形成用の回転シェードと、回転シェードを回転駆動するための駆動力を発生するモータと、モータの駆動力を回転シェードに伝達する複数のギア等を備え、回転シェードを、段付円筒体と、段付円筒体の軸心から偏心した位置に形成された水平支軸で構成し、段付円筒体の外形形状(側縁部の形状)によってクリアカットラインを形成し、モータの駆動により回転シェードを正逆回動することにより、配光パターンのクリアカットラインの位置を上下方向に調整するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
ところで、自動車等のヘッドランプでは、通常、図15に示したように前方範囲2を照射するようになっているが、この際、対向車が眩しすぎないように、対向車側の照射範囲は、光源からの光をランプ内に配置された図示しないシェード等によって遮光されるようになっている。
ところが、雨天走行時にヘッドランプの強い光で路面を照射すると、前方の路面部分4からの路面反射により、車両の運転者が、前方の路面の状況をよく確認できなくなったり、対向車にグレアを与えたりすることがある。また、霧の中を走行する際には、ヘッドランプの強いビーム6で霧を照射すると、ビーム6の下側の路面が全く見えなくなるので、路上の白線(センターラインや路肩のレーンマーク)さえ確認できなくなることがある。
このため、従来では、雨天や霧発生時には、ヘッドランプの代わりにフォグランプ等の補助ランプを点灯して、光を前方広範囲に拡散させて手前の両サイドの路面部分を主に照射し、車両前方手前の路面部分や、両サイドの路面部分、特に、路上の白線を見易くしたり、対向車へのグレアを減少させることが必要とされていた。
特開平6−139802号公報(第2頁〜第4頁、図1〜図5)
しかしながら、前記した従来技術のように、補助ランプ等を備えると、高価になってしまうことになる。
そこで、本発明の目的は、補助ランプ等を備えることなく、ヘッドランプのみであっても、雨天や霧発生時の走行の際の車両前方及び両サイドの路面部分の視認性に優れ、対向車へのグレアを減少させる上で有効となるなど、回動シェードによってその回動位置に対応した所定の配光を形成する際に、普段は回転シェード上方の光通過領域の上方に退避した位置にある第2のシェードを光通過領域の所定位置に移動させることで、車両前方の照射領域における所定位置の照射光量だけが低下する所望の配光を形成できる投射型自動車用ヘッドランプを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明の投射型自動車用ヘッドランプにおいては、
略椀形状のリフレクターと、前記リフレクターの略第1焦点に配置された光源と、前記リフレクターの第2焦点より前方に配置された投射レンズと、前記リフレクターの略第2焦点近傍であって前記投射レンズの光軸と略直交する方向に延在し、かつ回転自在に配設され、前記光軸近傍におけるその側縁部がリフレクター側から投射レンズに向かう光の一部を遮って所定の配光パターンを形成するように構成された配光制御用の回転シェードと、前記回転シェードを回動するモータと、を備えた投射型自動車用ヘッドランプにおいて、
前記回転シェードに同軸状に連結されたカムと、前記回転シェード上方に前記回転シェードの回動に連動して揺動する第2のシェードとを備え、
前記第2のシェードは、前記回転シェードの上方の光通過領域と該光通過領域から外れた上方の退避領域との間を上下動し遮光部として機能する第2のシェード本体と、前記カムの外周面に摺接するカムフォロワと、前記第2のシェード本体配置側から前記カム配置側にかけて下方に開口するコ字形に形成されて前記第2のシェード本体を上方から支持する枠状の揺動アームとから構成された。
(作用)モータの駆動により、配光制御用の回転シェードが所定の回動位置まで回動すると、回転シェードの回動位置に関連づけてその外周に形成されている遮光部の形状に対応した配光パターンが形成される。すなわち、回転シェードの外周には、ハイビームやロービーや雨天走行用ビームといった走行状況に対応した配光パターンを形成する複数の遮光部が形成されており、回転シェードを回動させることで、走行状況に対応する種々の配光パターンを形成できる。さらに、回転シェード(カム)の回動に連動して第2のシェードが揺動し、回転シェードの回動位置に応じて第2のシェード本体が光の通過領域と退避領域との間を移動するので、回転シェードを駆動するモータによって第2のシェード本体の位置を制御することができる。回転シェード上方の光通過領域における所定位置に第2のシェード本体が配置された形態となると、車両前方への照射光のうち所定の一部の領域に向かう光だけがこの第2のシェードによって遮光され、車両前方の一部の領域における照射光量が低下する。このため、回転シェードの所定回動位置において、回転シェードの遮光部形状に対応した所定の配光パターンを持つとともに、車両前方照射領域の一部の領域における照射光量が低下した所定の配光が形成される。
例えば、雨天用ビームを照射するための配光切替操作が行われたときには、回転シェードが所定位置に回動し、その回動位置に対応する遮光部(雨天に対応する形状に形成された遮光部)によって雨天時のクリアカットラインが形成される。この場合は、カム(ウエットカム)は、雨天用ビームを照射するときの配光切替操作に連動して短径側がカムフォロワに当接し、それ以外のビームを照射するときの配光切替操作に連動して長径側がカムフォロワに当接する。そして、揺動アームは、カムフォロアと一体に上下方向に揺動し、カムフォロアがウエットカムの短径側に当接したときに第2のシェード本体であるウエットシェードを回転シェード上方の光通過領域まで垂下させ、カムフォロアがウエットカムの長径側に当接したときにはウエットシェードを光通過領域上方の退避領域まで上昇させる。この第2のシェード本体(ウエットシェード本体)によって投射レンズに向かう光の一部(車両手前の一部の路面を照射するための光)が遮光されたときは、車両手前の路面の一部領域への照射光量が少なくなって、雨天走行時の濡れた路面反射による視認性の低下や対向車へのグレアの発生に至らない。また、霧の中を走行する際には、車両手前の路面の一部領域への照射光量が少なくなって、従来のように、ヘッドランプの強い照射光が車両前方の霧で散乱し白く光って路面が全く見えないという不具合がない。
転シェード上方に位置して下方に開口するコ字形に形成された揺動アームは、揺動する際、または、第2のシェード本体が光通過領域内に配置された形態となった際においても、回転シェード上方の光通過領域を通って投射レンズに向かう光を遮光しない。特に、揺動アームの第2のシェード本体支持部位における正面に対する幅を小さく形成すれば、配光形成に寄与する光を極力遮光しないようにできる。
請求項2に係る発明においては、請求項1に記載の投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記第2のシェード本体,揺動アームおよびカムフォロワを板金の一体成形体で構成するようにした。
(作用)板金のプレス成形により、第2のシェード,揺動アーム本体およびカムフォロワを一体化した成形体を簡単に形成できる。
請求項3に係る発明においては、請求項1または2に記載の投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記カムを金属で構成するようにした。
(作用)灯室内は高温となって、回転シェードを介してその熱がモータに伝達されるおそれがあるが、カムがヒートシンクとして機能し、回転シェードの熱がモータに伝わるのを抑制するので、それだけモータの温度上昇が抑制される。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る発明の投射型自動車用ヘッドランプによれば、回転シェードの所定回動位置において、回転シェードの遮光部形状に対応した所定の配光パターンを持つとともに、車両前方照射領域の一部の領域における照射光量が低下した所定の配光を形成できる。例えば、雨天走行用の遮光部が形成された回転シェードと第2のシェードによって、補助ランプ等を備えることなく、ヘッドランプのみであっても、雨天や霧のときに、前方及び両サイドの路面部分がよく見えるようにしながら、対向車へのグレアも減少させることができる。この際、回転シェード上方の光通過領域を通過する光が揺動アームによって遮光されないので、設計どおりの所定の配光を形成できる。
また、回転シェード上方の光通過領域と同光通過領域上方の退避領域との間を第2のシェード本体が上下に移動することでヘッドランプの照明光量が変化する領域は、路面照射パターンの手前(車両近傍)側に限られるので、運転者にとって配光の違和感をほとんど認識することがない。
また、単一の駆動源によって回転シェードおよび第2のシェードの位置を制御することができるので、それだけ装置構造が簡潔となる。
請求項2に係る発明によれば、第2のシェードの製造が容易である上に、第2のシェードの揺動機構も簡潔となる。
請求項3に係る発明によれば、カムのヒートシンクとしての機能により、モータの温度上昇が抑制されて、回転シェードの回動を伴う配光制御切替機構の長期の使用が保証される。
次に、本発明の実施の形態を、実施例に基づいて説明する。図1〜5は、本発明の一実施例である投射型自動車用ヘッドランプを示し、図1は投射型自動車用ヘッドランプの要部である光投射ユニットの分解斜視図、図2は同ヘッドランプの光軸位置での縦断面図、図3は同光投射ユニットの側面図、図4は一部を断面で示す同光投射ユニットの平面図、図5はユニットフレームに一体化された同光投射ユニットからリフレクタを取り外して後方から見た背面図である。
これらの図において、投射型自動車用ヘッドランプのランプボディ10は容器状に形成されており、ランプボディ10の前面開口部には、前面レンズ12が組み付けられて灯室Sが画成されている(図2参照)。灯室S内には、エイミング機構によってヘッドランプの照射軸(光投射ユニット14の光軸)Lを傾動調整できるように、またスイブル機構によって左右方向に同光軸Lをスイブル可能に光投射ユニット14が収容されている。
即ち、光投射ユニット14には、同軸状に上下一対の支軸22a,22bが設けられ、中央が開口(開口部101)する正面視略矩形枠状のユニットフレーム100(図5参照)における上面壁100aと下面壁100bに支軸22a,22bが支承されて、ユニットフレーム100に対し光投射ユニット14がスイブル軸L22(図1,5参照)周りに左右方向揺動可能に構成されている。また、下方の支軸22bは、ユニットフレーム100の下面壁100bに固定されたスイブルアクチュエータ40の出力軸で構成されている。そして、スイブルアクチュエータ40の正逆回転可能な出力軸である支軸22bは、光投射ユニット14(のレンズホルダ30)に固定一体化されており、スイブルアクチュエータ40の駆動(支軸22bの回動)により光投射ユニット14が左右方向に揺動(スイブル)する。例えば、ハンドル操舵に連係してスイブルアクチュエータ40が駆動し、ハンドル操舵方向にしかも操舵量に比例して光投射ユニット14がスイブルして、車両のハンドル操舵方向前方が明るく照明される。
一方、ランプボディ10とユニットフレーム100間に介装されているエイミング機構は、図示して説明しないが、左右エイミングスクリューと上下エイミングスクリューと前記2本のエイミングスクリューに対し正面視直交する位置に設けられた玉継手などの傾動支点で主として構成されている。そして、ユニットフレーム100に一体化されている光投射ユニット14からリフレクタ26を取り外して後方から見た背面図を示す図5において、ユニットフレーム100の左上コーナ部には、上下エイミングスクリューに螺合するナット部材挿着用の上下に長い矩形状の孔102aが、ユニットフレーム100の右下コーナ部には、左右エイミングスクリューに螺合するナット部材挿着用の左右に長い矩形状の孔102bが、ユニットフレーム100の左下コーナ部には、玉継手などの傾動支点構成部材挿着用の円孔102cがそれぞれ形成されている。なお、本実施例では、光投射ユニット14がエイミング機構で支持されているが、光投射ユニット14がエイミング機構ではなくオートレベリング機構によって支持されている場合には、ランプボディ10に固定されたレベリング用アクチュエータ(図示せず)の前後進退動作可能な摺動子(図示せず)が前方に延出し、この摺動子の先端部を支承するナット部材が孔102aに挿着されることになる。
そして、上下エイミングスクリューおよび左右エイミングスクリューを回動操作すれば、ユニットフレーム100と光投射ユニット14が一体に傾動するので、上下エイミングスクリューおよび左右エイミングスクリューによってヘッドランプの照射軸(光投射ユニット14の光軸)Lを上下左右方向に傾動調整(エイミング)できる。符号18は、光投射ユニット14を取り囲み、傾動調整やスイブル可能なユニットフレーム100(光投射ユニット14)と干渉しないように配設されたエクステンションリフレクターである。
光投射ユニット14は、放電バルブ24の挿着された前面側が開口する略椀形状で正面視略楕円体形状のアルミダイキャスト製リフレクター26と、リフレクター26の前方に配置された投射レンズ28と、筒形状に形成されてその軸方向後端部がリフレクター26の前面側にねじ固定されたアルミダイキャスト製レンズホルダー30とが一体化された構造で、投射レンズ28を把持する円環状の取付金具32はレンズホルダー30にねじ固定されている。
リフレクター26の内側にはアルミ蒸着処理された楕円反射面26aが形成され、この楕円反射面26aは第1焦点F1と第2焦点F2とを有し、第1焦点F1位置には放電バルブ24の放電中心が位置している。また第2焦点F2付近であって投射レンズ28の焦点位置には、リフレクター26で反射して投射レンズ28に向かう光の一部を遮ってクリアカットラインを形成するための金属製(例えば、アルミニウム製)の回転シェード34が設けられている。この回転シェード34には、リフレクター26で反射したバルブ24からの出射光が集光し、集光した光が回転シェード34の前方に導かれ、投射レンズ28によってヘッドランプの前方に略平行光となって投射配光される。
回転シェード34は、ヘッドランプの照射軸(投射レンズ28の光軸)Lと直交する方向に配置された回転軸36と、回転軸36の周方向に所定の間隔を保って配置された複数の遮光板38(38a、38b、38c、38d、38e、38f)を備えて構成されている。遮光板38a〜38fの形状の詳細については、後で詳しく説明する。そして、ステッピングモータ58の駆動によって、回転シェード34(回転軸36)が正逆方向に回動し、各遮光板38が照射軸(光軸)Lの位置になるごとに各遮光板38がつくる配光パターンに応じたクリアカットラインを形成するようになっている。
具体的には、図3〜図5に示すように、回転軸36の両端側には、各遮光板38a〜38fを支持するための円盤42、44が固定されており、回転軸36の各円盤42、44より外側は、レンズホルダー30を横切って延在する金属製の軸受用ブラケット50に軸受46、48を介して回転自在に支持されている。この軸受用ブラケット50はレンズホルダー30にねじ固定されており、軸受46、48は軸受用ブラケット50に形成された貫通孔(図示せず)内に回転軸36とともに挿入されている。この回転軸36の軸方向一端部(図4,5左側)には、金属製の偏芯カムであるウエットカム52が軸着されており、ウエットカム52と軸受48との間には駆動力伝達機構56が配置されている。
駆動力伝達機構56は、ステッピングモータ58と回転シェード34間に介装されており、ステッピングモータ58は、図4に示すように、リフレクター26の側面側の領域、すなわち、リフレクター26の湾曲部近傍の領域に配置されている。このステッピングモータ58は、回転シェード34を回転駆動するための駆動力を発生する駆動源として構成されており、その出力軸60が回転シェード34の回転軸36と直交する方向に配置されている。ステッピングモータ58の駆動力を駆動力伝達機構56を介して回転軸36に伝達するに際して、駆動力伝達機構56は複数のギア列を用いて構成されている。
すなわち、駆動力伝達機構56は、回転シェード34の回転軸36に軸着されて、黄銅を用いて形成されたヘリカルギア(第1のヘリカルギア)62と、ヘリカルギア(はすば歯車)62の下方でヘリカルギア62と噛み合う合成樹脂製のヘリカルギア(第2のヘリカルギア)64と、ヘリカルギア(はすば歯車)64に連結された黄銅製の連結軸66と、連結軸66の軸方向端部に連結された黄銅製の平ギア68と、平ギア68と噛み合いステッピングモータ58の出力軸60に軸着された黄銅製の平ギア70とを備えて構成されている。そして、連結軸66の中程には金属製の円盤72(図3,4参照)が固定され、円盤72の外周には金属製のストッパピン74が突設されている。ヘリカルギア64は、中間ギアとして耐熱性を考慮した樹脂(例えば、PEEK樹脂またはナイロン樹脂)を用いて構成されている。駆動ギアである平ギア70は、ステッピングモータ58の駆動力を従動ギアである平ギア68に伝達し、平ギア68に伝達された駆動力は連結軸66を介してヘリカルギア64に伝達され、ヘリカルギア64に伝達された駆動力はヘリカルギア62を介して回転シェード34(回転軸36)に伝達される。この場合、ヘリカルギア62とヘリカルギア64によって、駆動力の方向が90度変換される。すなわち、一対のヘリカルギア62,64が直交変換ギアを構成している。
また、ステッピングモータ58は、レンズホルダー30に固定されたモータブラケット76に固定されており、平ギア68とヘリカルギア64を連結する連結軸66は、モータブラケット76に挿着された軸受78、80(図3参照)によって回転自在に支持されている。モータブラケット76には、図3,4および図6(c)に示すように、ストッパピン74の回動路上に突出してストッパピン74を掛止するストッパ部77(77a,77b)が形成されており、回転シェード34(連結軸66)が正方向に回動したときには、図6(c)および図7(b)に示すように、ストッパピン74がストッパ部77の一方の側面77bと当接して、回転シェード34(連結軸66)はそれ以上の回動が阻止され、一方、回転シェード34(連結軸66)が逆方向に回動したときには、図6(c)および図7(a)に示すように、このストッパピン74がストッパ部77の他方の側面77aと当接して、回転シェード34(連結軸66)はそれ以上の回動が阻止されるようになっている。すなわち、回転シェード34(連結軸66)は、例えば、0〜315度の範囲で回動可能であるが、それ以上の回動は、ストッパピン74とストッパ部77(77a,77b)との当接によって阻止されるようになっている。これにより、ステッピングモータ58の駆動制御における位置ズレを補正する初期設定(イニシャライズ)を行うことができる。なお、図1,4における符号59は、ステッピングモータ58の回転角を検出するための位置検出器(ポテンショメータ)である。
一方、回転シェード34の上方には、正面視長方形状のウエットシェード本体82が上下動自在に配置されている。ウエットシェード本体82は、レンズホルダー30の側方位置に設けられたピン88支点周りに揺動可能で、レンズホルダー30の側方の切欠き30aを横切るように配置された正面視コ字形状の揺動アーム84の先端側に一体に形成されている。このウエットシェード本体82は、雨天走行用のシェードとして、雨天時の配光パターンを形成するときにのみ、回転シェード34上方の領域のうち照射軸(光軸)L近傍の領域に下降(垂下)し、それ以外のときには回転シェード34から大きく上方に離れてレンズホルダー30側に移動し、配光パターンに影響を与えないようになっている。
また、揺動アーム84の基端側は、板ばねで構成された帯状の湾曲するカムフォロワ86に連結されている。具体的には、ウエットシェード81を構成するウエットシェード本体82および揺動アーム84と、カムフォロワ86とが板ばね状の板金一体成形体で構成されている。そして、カムフォロワ86の先端側はウエットカム52の外周面に押圧され、基端側はピン88を介してモータブラケット76に固定されている。
すなわち、このカムフォロワ86の基端部とモータブラケット76との間にはコイルばね90が装着され、コイルばね90の一端側90aはモータブラケット76に係止され、他端側90bはカムフォロワ86の上面側に係止されて、コイルばね90のばね力(弾性力)が、カムフォロワ86がウエットカム52の外周面を押圧する方向に作用している。
このウエットカム52は、回転シェード(回転軸36)とともに正逆方向に回動し、カムフォロワ86がウエットカム52の長径側の外周面と接触している間は、図3仮想線で示すように、ウェットシェード本体82が回転シェード34から離れた位置(回転シェード34の上方に大きく離れた位置)に配置され、一方、カムフォロワ86がウエットカム52の短径側の外周面と接触したときには、図3実線で示すように、ウェットシェード本体82が鉛直方向に垂下して回転シェード34の上方近傍に配置されるとともに、同時に遮光板38dが照射軸(光軸)Lの近傍にくるようになっている。
すなわち、ウェットシェード本体82は、ウエットカム52の外周面を倣うカムフォロワ86に揺動アーム84を介して一体化されており、ウエットカム52は、雨天用ビームを照射するための配光切替操作に基づく回転シェード34の回動に連動して、短径側がカムフォロワ86に当接し、それ以外のビームを照射するための配光切替操作に基づく回転シェード34の回動に連動して、長径側がカムフォロワ86に当接するようになっている。そして、揺動アーム84は、カムフォロア86との連結点を支点として回転シェード34の上方まで延在してウエットシェード本体82を支持し、カムフォロア86がウエットカム52の短径側に当接したときにウェットシェード本体82を光の通過領域まで垂下させ、カムフォロア86がウエットカム52の長径側に当接したときにはウエットシェード本体82を退避領域まで上昇させるようになっている。このため、ステッピングモータ58の駆動に伴う回転シェード34の回動に連動してウエットカム52が回動し、回転シェード34(ウエットカム52)の回動位置に応じてウエットシェード本体82が光の通過領域と退避領域との間を移動するので、回転シェード34回動用のステッピングモータ58によってウエットシェード本体82の位置も制御することができる。
また、揺動アーム84は、回転シェード34上方の光通過領域を跨ぐように形成されており、揺動アーム84が揺動する際、およびウエットシェード本体82が光通過領域内に配置された形態となった場合においても、揺動アーム84は光通過領域を跨ぐ形態に保持されて、回転シェード34上方の光通過領域を通って投射レンズ28に向かう光を遮光しない。
さらに、揺動アーム84先端においてウエットシェード本体82を上方から垂直に支持する部位84aは、揺動アーム84の水平領域84bに対し直交するように屈曲して、その板幅方向が光軸L方向に一致している。このため、揺動アーム84の先端部位84aの板厚相当の面積だけが光通過領域における光を遮光するが、その遮光量は配光を形成する上で無視できる。
また、回転軸36に対し放射状に配置されている回転シェード34の遮光板38a〜38fは、図6に示すように、遮光板38aが配置されている位置を基準として円周方向反時計回りに、遮光板38bは90度、遮光板38cは135度、遮光板38dは180度、遮光板38eは225度、遮光板38fは315度の角度差のある位置にそれぞれ配置されている。これは、回転シェード34が図7(a)に示す初期位置から正方向に180度回動し、図6(b)に示すように、遮光板38dが光軸Lに最も接近する位置となると、カムフォロワ86がウエットカム52の短径側の外周面と接触して、ウェットシェード本体82が鉛直方向に垂下して回転シェード34の上方近傍に配置されることを示している。
この場合、遮光板38aは、左配光におけるハイビームHi−Lに対応し、遮光板38bは、左配光におけるロービームLo−Lに対応し、遮光板38cは、左配光における高速用ビームMW−Lに対応し、遮光板38dは、左配光における雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−Lに対応し、遮光板38eは、右配光におけるロービームLo−Rに対応し、遮光板38fは、右配光におけるハイビームHi−Rに対応しており、運転者により、いずれかのビームを照射するための配光切替操作が行なわれると、操作に応じて回転シェード34が回動するようになっている。
すなわち、ステッピングモータ58はリード線(図示せず)を介して制御回路(図示せず)に接続されており、制御回路には運転者が操作するための配光切替用操作スイッチ(図示せず)からの信号が入力される。そして、運転者の配光切替操作により、例えば、図7(a)に示すように、左配光用のハイビームHi−Lを形成する初期位置から、同ロービームLo−L、同高速用ビームMW−L、同雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−L、右配光用のロービームLo−R、同ハイビームHi−Rの順に照射すべきビームが選択されたときには、制御回路からステッピングモータ58に対して、操作スイッチの操作位置に応じたパルス信号が順次出力される。これにより、ステッピングモータ58が正方向に回動し、ステッピングモータ58が正方向に回動する過程で、各遮光板38a〜38fが順次照射軸(光軸)Lの近傍位置に移動するようになっている。
具体的には、図7(a)に示す左配光用のハイビームHi−L形成位置から、回転シェード34を正方向に順次回動するための操作が実行されると、左配光用のロービームLo−Lが選択されたときには、遮光板38bが光軸Lの近傍位置になり、次に、左配光用の高速用ビームMW−Lが選択されたときに、遮光板38cが光軸Lの近傍位置になり、次に、左配光用の雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−Lが選択されたときには、遮光板38dが光軸Lの近傍位置となる。さらに、右配光用のロービームLo−Rが選択されたときには、遮光板38eが光軸Lの近傍位置となり、この後、さらに右配光用のハイビームHi−Rが選択されたときには、遮光板38fが光軸Lの近傍位置になる。
この場合、ウェットシェード本体82は、回転シェード34の上方の領域のうちリフレクター26で反射されて投射レンズ28に向かう光の通過領域と光の通過領域から外れた退避領域との間を移動可能に配置された状態にあって、雨天用ビームを照射するための配光切替操作時に、回転シェード34の回動に連動して、退避領域から光の通過領域まで垂下し、リフレクター26で反射されて投射レンズ28に向かう光のうち車両手前の一部の路面を照射するための光を遮るようになっている。このため、ヘッドランプのみであっても、雨天や霧のときに、前方及び両サイドの路面部分がよく見えるようにし、対向車へのグレアを減少させることができる。
一方、図7(b)に示す右配光用のハイビームHi−R形成位置から、回転シェード34を逆方向に順次回動するための操作が実行されて、右配光用のロービームLo−R、左配光用の雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−L、左配光用の高速用ビームMW−L、左配光用のロービームLo−L、左配光用のハイビームHi−Lの順に照射すべきビームが選択されたときには、制御回路からステッピングモータ58に対して、操作スイッチの操作位置に応じたパルス信号が順次出力される。これにより、ステッピングモータ58が逆方向に回動し、ステッピングモータ58が逆方向に回動する過程で、各遮光板が、遮光板38f、38e、38d、38c、38b、38aの順に照射軸(光軸)Lの近傍位置に移動するようになっている。
この場合も、ウェットシェード本体82は、雨天用ビームを照射するための配光切替操作時に、回転シェード34の回動に連動して、退避領域から光の通過領域まで垂下し、リフレクター26で反射されて投射レンズ28に向かう光のうち車両手前の一部の路面を照射するための光を遮るので、ヘッドランプのみであっても、雨天や霧のときに、前方及び両サイドの路面部分がよく見えるようにし、対向車へのグレアを減少させることができる。
次に、リフレクター26から投射レンズ28側を見たときの回転シェード34の遮光版38の形状を図8の(a)〜(e)に示す。(a)は、左配光におけるロービームLo−Lを形成するための遮光板38bの形状を示す。(b)は、左配光における高速用ビームMW−Lを形成するための遮光板38cの形状を示す。(c)は、左配光における雨天用ビーム(ウエットビーム)Wet−Lを形成するための遮光板38dの形状とウェットシェード本体82との位置関係を示す。(d)は、右配光におけるロービームLo−Rを形成するための遮光板38eの形状を示す。(e)は、左配光および右配光におけるハイビームHi−L、Hi−Rを形成するための遮光板38a、38fの形状を示す。
次に、図8の(a)〜(e)に示すシェード形状に対応したスクリーン上の照射配光パターンを図9の(a)〜(e)に示し、路面上の照射配光パターンを図10の(a)〜(e)に示す。図9、図10の(a)、(d)において、各配光パターンは左配光と右配光が異なるだけで、配光パターンは同一である。図9、図10の(b)、(c)においては、遮光板による配光パターンは同一であるが、(c)において、ウェットシェード本体82があるため、車両前方近傍の領域に他の領域よりも暗い領域Aが形成され、ビームが濡れた路面で反射して対向車に対してグレアになるのを防止できる。また、図9、図10における(e)においては、左配光、右配光ともハイビームとして、車両の前面側から遠方まで広範囲に亘って配光される同一のパターンを示している。
上述したように、本実施例によれば、雨天用ビームを照射するための配光切替操作が行われたときには、回転シェード34の回動に伴う遮光板38dによって雨天時のクリアカットラインを形成するとともに、回転シェード34の回動に連動して、ウェットシェード本体82が退避領域から光の通過領域まで垂下し、リフレクター26で反射されて投射レンズ28に向かう光のうち車両手前の一部の路面を照射するための光を遮ぎるようにしたため、補助ランプ等を備えることなく、ヘッドランプのみであっても、雨天や霧のときに、前方及び両サイドの路面部分がよく見えるようにし、対向車へのグレアを減少させることができる。
また、本実施例によれば、ステッピングモータ58の駆動に伴う回転シェード34の回動に連動してウエットカム52が回動し、回動シェード34(ウエットカム52)の回動位置に応じてウェットシェード本体82が光の通過領域と退避領域との間を移動するので、回動シェード34(ウエットカム52)回動用のステッピングモータ58によってウェットシェード本体82の位置も制御することができる。
さらに、本実施例によれば、回転シェード34の回転軸36に金属製ウエットカム52が固定されているので、ウエットカム52をヒートシンク(放熱板)として利用することで、回転シェード34の熱がステッピングモータ58に伝わるのを抑制することができる。
図11〜図14は、本発明の第2の実施例である投射型自動車用ヘッドランプを示し、図11は同ヘッドランプの要部である光投射ユニットの分解斜視図、図12は同光投射ユニットの側面図、図13は一部を断面で示す同光投射ユニットの平面図、図14はユニットフレームに一体化された同光投射ユニットからリフレクタを取り外して後方から見た背面図である。
前記した第1の実施例における光投射ユニット14では、直交変換ギヤで構成した駆動力伝達機構56を介してモータ58の駆動力が回転シェード34に伝達されるように構成されているが、この第2の実施例の光投射ユニット14Aでは、ステッピングモータ58の出力軸60と回転シェード34(回転軸36)とが直列に連結されている。即ち、回転シェード34(回転軸36)の軸方向一端側には、偏芯カムであるウエットカム52、オルダム継手56、ステッピングモータ58が直列に連結配置されており、ウエットカム52は軸受48に隣接して回転軸36に同軸状にねじ固定されている。駆動力伝達機構であるオルダム継手56Aは、ウエットカム52に隣接して回転軸36の軸方向端部にねじ固定されている。ステッピングモータ58は、配光切替操作に伴って発生するパルス信号に応答して、回転シェード34を所定角度回転駆動するための駆動力を発生する駆動源として構成されている。そして、ステッピングモータ58の出力軸60と回転シェード34の回転軸36間にはオルダム継手56Aが介装されているため、出力軸60と回転軸36との軸ずれを防止できる。
また、オルダム継手56の外周には、ストッパピン74を突出形成した円盤72が固定され、モータブラケット76に設けたストッパ部77にストッパピン74が掛止されることで、回転シェード34の回動範囲が規定されている。
その他の構成は前記した第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことでその重複した説明は省略する。
この第2実施例では、回転シェード34が駆動力伝達機構であるオルダム継手56Aを介してモータ58に直列に連結されており、回転シェード34とモータ58間にギア数の多い駆動力伝達機構(直交変換ギア機構)56を介装した前記第1の実施例と比べて、部品点数が少なく構成が簡潔で、それだけ製造コストも安価である。また、駆動力伝達機構を構成する部品点数が少ない分、駆動力伝達機構によって伝達される動力の損失が少なく駆動力伝達効率に優れ、回転シェード34の駆動源として小容量のモータを利用することで、それだけ低コスト化できる。
なお、前記した実施例では、図8(e)に示すように、ハイビームHi−L、Hi−Rに対応する遮光板38a、38fが回転軸36よりも僅かに突出する高さをもつように形成されているため、左配光および右配光におけるハイビームHi−L、Hi−Rは、図9(e),図10(e)仮想線に示すように配光パターン上端部(前方照明領域先端側)が水平にカットされた形状となっているが、遮光板38a、38fの高さを例えば0とすることで、左配光および右配光におけるハイビームHi−L、Hi−Rの配光を図9(e),図10(e)仮想線を含む楕円形状に構成することもできる。
また、前記した実施例における回転シェード34は、回転軸36の周方向に遮光板38a〜38fを配置した構造であるが、このような構造に限られるものではなく、例えば、本発明の従来技術として説明した特開平6−139802号公報に示すように、段付円筒体をその軸心から偏心した位置に形成した水平支軸周りに回動させることで複数の配光パターンを形成できるようにした構成など、リフレクター26の略第2焦点近傍にリフレクター26の光軸Lと直交する方向に延在し、かつ回動自在に配設され、光軸L近傍におけるその側縁部がリフレクター26側から投射レンズ28に向かう光の一部を遮って所定の配光パターンを形成するように構成された配光制御用の回転シェードであればよい。
本発明の一実施例である投射型自動車用ヘッドランプの要部である光投射ユニットの分解斜視図である。 同ヘッドランプの光軸位置での縦断面図である。 同光投射ユニットの側面図である。 一部を断面で示す同光投射ユニットの平面図である。 ユニットフレームに一体化された同光投射ユニットからリフレクタを取り外して後方から見た背面図である。 (a)は回転シェードの回動に連動するウェットカムの高さの変化を説明するための図、(b)はウエットカムとカムフォロワおよび回転シェード(の遮光板)との関係を説明するための図、(c)回転シェードの回動範囲を規制するストッパピンとストッパ部を示す図である。 回転シェードの回動方向とビームとの関係を説明するための図である。 配光パターンに対応した遮光版の形状を説明するための図である。 スクリーンへの照射配光パターンを説明するための図である。 路面への照射配光パターンを説明するための図である。 本発明の第2の実施例である投射型自動車用ヘッドランプの要部である光投 射ユニットの分解斜視図である。 同光投射ユニットの側面図である。 一部を断面で示す同光投射ユニットの平面図である。 ユニットフレームに一体化された同光投射ユニットからリフレクタを取り外して後方から見た背面図である。 従来のヘッドランプの路面照射状態を説明するための図である。
符号の説明
10 ランプボディ
12 前面レンズ
14,14A 光投射ユニット
L ヘッドランプの照射軸(光投射ユニットの光軸)
L22 スイブル軸
24 放電バルブ
26 リフレクター
26a 楕円反射面
28 投射レンズ
30 レンズホルダー
34 回転シェード
36 回転軸
38a〜38f 配光パターン形成用の遮光部である遮光板
52 偏芯カムであるウエットカム
56,56A 駆動力伝達機構
58 ステッピングモータ
81 第2のシェードであるウエットシェード
82 第2のシェード本体であるウエットシェード本体
84 揺動アーム
86 カムフォロワ
100 ユニットフレーム

Claims (3)

  1. 略椀形状のリフレクターと、前記リフレクターの略第1焦点に配置された光源と、前記リフレクターの第2焦点より前方に配置された投射レンズと、前記リフレクターの略第2焦点近傍であって前記投射レンズの光軸と略直交する方向に延在し、かつ回転自在に配設され、前記光軸近傍におけるその側縁部がリフレクター側から投射レンズに向かう光の一部を遮って所定の配光パターンを形成するように構成された配光制御用の回転シェードと、前記回転シェードを回動するモータとを備えた投射型自動車用ヘッドランプにおいて、
    前記回転シェードに同軸状に連結されたカムと、前記回転シェード上方に前記回転シェードの回動に連動して揺動する第2のシェードとを備え、
    前記第2のシェードは、前記回転シェードの上方の光通過領域と該光通過領域から外れた上方の退避領域との間を上下動し遮光部として機能する第2のシェード本体と、前記カムの外周面に摺接するカムフォロワと、前記第2のシェード本体配置側から前記カム配置側にかけて下方に開口するコ字形に形成されて前記第2のシェード本体を上方から支持する枠状の揺動アームとから構成されたことを特徴とする投射型自動車用ヘッドランプ。
  2. 請求項1に記載の投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記第2のシェード本体,揺動アームおよびカムフォロワが板金の一体成形体で構成されたことを特徴とする投射型自動車用ヘッドランプ。
  3. 請求項1または2に記載の投射型自動車用ヘッドランプにおいて、前記カムは金属で構成されたことを特徴とする投射型自動車用ヘッドランプ。
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