JPH04503684A - 流体の磁気的処理用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 流体の磁気的処理用装置 技術分野 この発明は、流体炭化水素燃料の磁気処理用装置の分野に関するものである。

背景技術 より効率的な燃焼、より良好な燃焼、および低減されたエ装置が提案されている 。例えば、かかる装置はミラーによる米国特許第３８３０６２１号、フジタによ る米国特許第４１８８２９６号、サカタによる米国特許第４５６９７３７号、お よびベラによる米国特許第４７１６０２４号の明細書に開示されている。

燃料の磁気的処理に関する他の装置は、アカイによる特開昭筒５７−１２２２１ ６号公報、ホリによる特開昭５８−．７１９９３号公報、およびカタヤマによる 特開昭５８−２２５１８９号公報に開示されている。同様の磁気装置は、水の処 理について、ライマーマンらによる米国特許第４２６５７４６号、メノルドによ る米国特許第４２６５７５４号、およびライマーマンによる米国特許第４２６５ ７５５号の明細書に開示されている。

上記特許および公開された出願に開示された装置は、これらの企図する用途に対 して有効性の程度にばらつきがあるが、これらに開示された装置およびシステム は製造および使用に対して過度に複雑でありかつコスト高である。構造および使 用がより簡単でありかつより効果的である燃料の磁気的処理用装置が必要とされ ている。そこで本発明の目的は、装置の有効性が高められ、しかも燃料の磁気的 処理について単純化された装置を提供することにある。

発明の開示 本発明は、コストが低く、使用に対してより現実的であり、しかもより効果的で ある流体燃料の磁気的処理に関する装置に関するものである。

ある−面においては、本発明は、流体入口部と流体出口部とを有する非磁性ハウ ジングと、該ハウジング内に配置されかつ中心に円形開口を有する円形磁石本体 とを備える、流体を磁気的に処理するための装置であり、これにより、流体の流 れは該入口部から磁石本体の中心における開口を介して該出口部へ通ずる流路に 制限される。

他の一面においては、本発明はかかる装置において、磁石本体が、互いに隣接し て配置された複数の平坦な円形磁石を備える。

更に他の一面においては、本発明はかかる装置において、磁石本体が２枚以上の 平坦な円形極板を備えており、かかる極板は各々その中心に円形開口を有し、か つ２個の隣接する磁石の間に各々配置され、流体の流れがそれらの中心の開口を 通る流路に制限され、該円形極板の外径が円形磁石の外径と実質的に一致し、か つ極板の中心における開口の直径が磁石の中心における開口の直径よりも小さく なっている。

更に他の一面においては、本発明はかかる装置において、磁石本体が磁石本体の 各端部に配置された平坦な円形極板を備え、流体の流れがそれらの中心の開口を 通る流路に制限され、該円形極板の外径が円形磁石の外径と実質的に一致し、か つ極板の中心における開口の直径が磁石の中心における開口の直径よりも小さく なっている。

更に他の一面においては、本発明は、中を流体が通過する非磁性導管を収納する のに役立つよう適合された円形開口を中心に有する円形磁石本体を備える流体の 磁気的処理用装置において、磁石本体が該磁石本体の各端部に配置された平坦な 円形極板を備えているか、あるいは複数の平坦な円形磁石と、２個の隣接する磁 石の間に各々配置された複数の極板とを備え、該円形極板の外径が円形磁石の外 径と実質的に一致し、かつ極板の中心における開口の直径が磁石の中心における 開口の直径よりも小さくなっていることを特徴とする流体の磁気的処理用装置で ある。

更に他の一面においては、本発明は、中心に円形開口を有する磁石本体と、流体 が通過する前記開口内に配置されかつ該開口を介して延在する導管とを備える流 体の磁気的処理用アセンブリである。本発明のこの側面においては、磁石本体は この両端に配置されるか、あるいは上述したようにこの本体内における平坦な円 形磁石の間に配置される極板を有することもできる。

圃面の簡単な説明 第１図は、磁石本体と、該磁石本体の端部における極板とを備える本発明の一例 の分解斜視図である。

第２図は、磁石本体における平坦な円形磁石間に配置された極板を示す本発明に 係る磁石本体の側面図である。

第３図は、平坦な円形磁石と平坦な円形極板との中心における円形の開口の相対 的寸法の詳細を示す断面図である。

第４図は、本発明のアセンブリの様子の一例を示す断面図である。

発明を実施するための最良の形態 本発明は、液体または気体の炭化水素燃料の磁気的処理を、平坦な円形磁石の独 特な特徴および性質を用いることにより簡単でかつ底コストの装置により効果的 に行うことができるという知見に基づくものである。平坦な円形磁石を用いる本 発明の装置は、従来の装置における複雑さおよびその結果生ずるコストを伴うこ となく、流体の炭化水素燃料を処理するのに効果的であることが分かった。

本発明は、平坦な円形磁石の形状が、該平坦な円形磁石の中心部における円形開 口において極めて集中するが均一である磁界をもたらすという現実に基づくもの である。このため、本発明の装置は、平坦な円形磁石の中心における円形開口の みに燃料を通すことにより該燃料の効果的な処理が得られるように設計されてい る。これにより本発明の装置では、燃料の極めて均一な磁気的処理が得られる。

平坦な円形磁石と関係する、すなわち該磁石を取り巻く磁界の他の部分には流体 を通過させる必要はなく、またそういうことは一般には不所望なことであり、そ の理由は燃料が不均一に処理されるためであるということが分かった。平坦な円 形磁石の中心における開口内の均一でかつ集中する磁界に燃料を通すことは、燃 料のより均一で効果的な処理が得られることが分かった。

その基本的な側面において、本発明の装置は、−緒に配置される円形磁石本体を 有する非磁性ハウジングを備え、該ハウジングの入口部を介しての燃料の通過は 、円形磁石本体の中心における円形開口を介する通路、しかる後ハウジングの出 口部を介しての装置からの出口へと従うように制限される。この基本的な側面を 第１図に示す例により説明する。この例では、ハウジング１に嵌め合わされるよ うに適合される平坦な円形磁石４および５を有する、入口部２と出口部３とを備 える非磁性の該ハウジング１を有する。また、このハウジングは、ハウジング１ と一体となるように適合される端部部分８を有し、これによりハウジングを密閉 し、かつ所望の位置に磁石を保持して、円形磁石における中心部の開口を介する 制限された流路を得る。

端部部分８を任意所望手段、例えば、ねじ、接着剤等によりハウジング１に固着 することができる。

組み立てに際し、この例においては、流体の流れが入口部２を介し、磁石４およ び５における円形開口９を介し、ついで出口部３を介して出口を通過するように 制限される装置を提供する。第１図はまた、磁石４および５から構成された磁石 本体の各端部に配置することのできる極板１０を備える好適例を示すものである 。極板１０は強磁性物質、例えば鉄を含む。磁石本体の各端部における場所にお いて、極板が磁界の強度を該極板１０における円形開口１１に集中させると、こ れにより流体が通過する磁界が強められることになる。しかし、磁石および極板 が円形形状であるために、各中心開口における磁界は少なくとも放射状に均一で あり、これにより流体の所望の均一処理が得られる。この磁石本体の好適な構成 、すなわち極板を含む構成は、本発明の簡単でかつ底コストの装置にて、より効 果的な燃料の処理を一層可能とする。

所要に応じて、磁石本体が第１図に示すような複数の極板１０の有無に拘わりな く第１図に示すように複数の磁石を有していてもよく、あるいはハウジングに単 一の円形磁石を単に備えているだけでもよい。磁石本体の選定および構成は特殊 な流体、流速等に関して所望される処理により決定される。

随意に、ガスケットまたは０−リングを磁石と極板の配置に使用して、磁石、極 板、ハウジングおよび端部部分の間において所望の封止を行い、これにより、存 在する任意極板および円形磁石の中心における開口を介する、所望の制限された 燃料用流路を得ることができる。他のハウジングの形状およびデザインを本発明 に使用することができ、またここで示す具体例は円形磁石の中心を介する制限さ れた流路がいかに達成されるかの単なる一例であることを理解すべきである。

ここで使用したように、「磁石」なる用語は所望の磁界を提供する電磁石または 永久磁石の双方を意味するものである。

「非磁性」なる用語はプラスチック、アルミニウム、ゴム、あるステンレス鋼の ような任意材料、および磁石または磁界に引き付けられまたは影響されることの ない他の材料を意味する。

「磁性」なる用語は、磁石本体により生ずる磁界により引き付けられかつ影響さ れる強磁性金属のような材料を意味する。

本発明の他の具体例を説明すると、第２図は、各々の中心に円形開口２２を有す る複数の平坦な円形磁石２１と、該平坦な円形磁石の間でかつ該磁石と交互に配 置された極板２３とから構成されている磁石本体を示す。第２図は３個の平坦な 円形磁石と２枚の極板だけを示すが、本発明の装置は磁石および／または極板の 寸法および／または数を増やすことにより磁界のパワーまたは強度の如何なる程 度も得られるように構成することができることを理解すべきである。

第３図は、各極板の中心における円形開口の直径が円形磁石の中心における円形 開口の直径よりも小さいという、本発明の極板についての他の好適特徴を示して いる。磁石の表面を越える中心開口における極板の存在は、該極板の中心におけ る円形　。

開口において磁界を強めかつ集中するのに役立つ。

本発明の装置の桁違いの有効性は、中心に円形開口を有する磁石の集中する磁界 の均一特性により可能となると考えられる。

さらに、円形磁石と同様の円形形状を有する極板が存在し、かつ該極板の表面が 磁石表面を越えて内部方向へ延在することにより、本発明の装置の効果が高めら れると考えられる。

第３図は、円形磁石２１と極板２３の細部における断面を示しており、また磁石 の円形開口２２が極板２３の開口よりもその直径が大きいことを示している。

第４図は、磁石本体４０と非磁性導管４１とのアセンブリである本発明の他の側 面を示しており、燃料は該導管に通され、その結果として磁石本体の中心におけ る円形開口の磁界の中を通されることとなる。この具体例で示す磁石本体は、平 坦な円形磁石４２と随意ではあるが好適な極板４３とを備え、これらはホルダ手 段４４による箇所において保持されている。非磁性導管は燃料が磁石本体の中心 部における円形開口を介して、従って磁石本体の中心における集中する磁界を介 して流れるのに役立ち、これにより磁界はこの中に存在する非磁性導管により影 響されまたは歪められることはない。

第１図に示すように磁石本体の端部に配置された極板とともに、または該極板な しに磁石を互いに隣接させた場合には、磁石の極の各位置が互いにどのようにな っているかということは重要なことではないことが分かった。しかし、反対の極 、すなわちＮとＳを互いに隣接させることが好ましい。しかし、極板を第２図に 示すように平坦な円形磁石の間に配置した場合には、等しい極を第２図に示すよ うに各極板の反対側に配置しなければならない。燃料の流れは本発明に係る任意 特別なる円形磁石本体の中心をどちらの方向から通しても効果的であることが観 察された。磁石のいかなる強度も燃料の処理に対し若干は有効性を示すが、少な くとも１００ガウス、好ましくは少なくとも約３００ガウス、更に好ましくは少 なくとも約５００ガウスの範囲の磁気強度を有することが好適である。

本発明の予期せぬ効果の一例として、外径１１／８インチ（２，８６ｃｍ）およ び中心部における円形開口の内径３／８インチ（０，９５ｃｍ）を有する３個の 平坦な円形磁石を備える磁石本体を有する第１図に示す装置について説明する。

各円形磁石の厚さは１／４インチ（０，６４ｃｍ）とした。２個の強磁性極板を 第２図に示すように磁石間に配置した。これらは厚さが１／８インチ（０，３２ ｃｍ）、直径が１１／８インチ（２，８６εｍ）であり、直径の中心には５／１ ６インチ（０，７９ｃｍ）の円形開口がある。３個の磁石と２個の極板をアルミ ニウムハウジング内において組み立てて、これにより磁石と極板がハウジング内 に配置され、入口２から入れた燃料は３個の磁石および２枚の極板の中心におけ る円形開口内を通り、出口３を介して外に出るようにした。この装置をテトロイ ト／８Ｖ−９２デイーゼルエンジンを有するマツグ（Ｍａｃｋ）トラックに取り 付けた。このトラックを、ディーゼルエンジンへの燃料供給ラインに前記装置を 取り付ける前と後において動力計にて試験した。この動力計試験により、トラッ クは前記装置をエンジンへの燃料供給ラインに取り付けた後は馬力が１９％上昇 し、かつ煙りの発生が５１．１％低下することが示された。

ＦＩＧ　１ ＦＩＧ、３ 国際調査報告

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．流体入口部と流体出口部とを有する非磁性ハウジングと、該ハウジング内に 配置されかつ中心に円形開口を有する円形磁石本体とを備える流体の磁気的処理 用装置であって、これにより、流体の流れが該入口部から磁石本体の中心におけ る開口を介して該出口部へ通ずる流路に制限される流体の磁気的処理用装置にお いて、磁石本体が、互いに隣接して配置された複数の平坦な円形磁石を備え、流 体の流れがその中心における開口を介する流路に制限されるようになっているこ とを特徴とする流体の磁気的処理用装置。
2. ２．磁石本体が２枚以上の平坦な円形磁性極板を備えており、かかる磁性極板が 各々その中心に円形開口を有し、かつ２個の隣接する磁石の間に各々配置され、 流体の流れがそれらの中心の開口を通る流路に制限されるようになっている請求 の範囲第１項記載の装置。
3. ３．円形磁性極板の外径が円形磁石の外径と実質的に一致し、かつ該極板の中心 における開口の直径が隣接する磁石の中心における開口の直径よりも小さくなっ ている請求の範囲第２項記載の装置。
4. ４．磁石本体が該磁石本体の各端部に配置された平坦な円形磁性極板を備え、流 体の流れがそれらの中心の開口を通る流路に制限されるようになっている請求の 範囲第１項記載の装置。
5. ５．円形磁性極板の外径が円形磁石の外径と実質的に一致し、かつ該極板の中心 における開口の直径が隣接する磁石の中心における開口の直径よりも小さくなっ ている請求の範囲第４項記載の装置。
6. ６．内部が流体の流れに制限された非磁性導管を収納するのに役立つよう適合さ れた円形開口を中心に有する円形磁石本体を備える流体の磁気的処理用装置にお いて、磁石本体が該磁石本体の各端部に配置された平坦な円形磁性極板を備えて いるか、あるいは複数の平坦な円形磁石と、２個の隣接する磁石の間に各々配置 された複数の平坦な円形磁性極板とを備え、該極板の中心における開口の直径が 隣接する磁石の中心における直径とよりも小さくなっているを特徴とする流体の 磁気的処理用装置。
7. ７．中心に円形開口を有する円形磁石本体と、流体が円形磁石本体の中心におけ る円形開口に支持されるように適合された該開口内に配置されかつ該開口を介し て延在する非磁性導管とを備える流体の磁気的処理用アセンブリにおいて、磁石 本体が該磁石本体の各端部に配置された平坦な円形磁性極板を備えるか、あるい は複数の平坦な円形磁石と、２個の隣接する磁石の間に各々配置された複数の平 坦な円形磁性極板とを備えることを特徴とするアセンブリ。
8. ８．平坦な円形磁性極板の外径が円形磁石の外径と実質的に一致し、かつ該極板 の中心における開口の直径が磁石の中心における開口の直径よりも小さくなって いる請求の範囲第７項記載のアセンブリ。
9. ９．極板の中心における開口の直径が磁石の中心における開口の直径よりも小さ くなっている請求の範囲第７項記載のアセンブリ。