JPH04502437A - スパイク作動緩和付シャットル弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的にスパイク作動緩和シャツトル弁に関し、特にロック防止ブレ ーキ装置用シャツトル弁に関する。

ソレノイドを利用したシャツトル弁は、ブラウンの米国特許Ｈ６２０５６５号及 びマーティニックの第０７２７４０７６号に説明されている。多数の車両のロッ ク防止ブレーキ装置では、ブレーキのスパイク動作中、シャツトル弁の早期の全 移動を防止する装置が必要である。車両運転手が、ブレーキを突然踏んで、マス ターシリンダー及びブレーキの流体圧力のスパイク作動を行った時、まず高い流 体圧をブレーキに伝える必要があり、しかる後シャツトル弁が、移動されヘロッ ク防止ブレーキ装置がスキッドを防止するように作動する。もしシャツトル弁が 、ブレーキのスパイク作動中、全移動を受けるとなれば、ブレーキの高圧流体が 、まずブレーキに達するのを防止し、車両運転手が望むブレーキ作用は得られな い。かくして、ブレーキ装置のスパイク作動中、シャツトル弁の早期の全移動を 防止する機構を有するロック防止ブレーキ装置用シャツトル弁を提供するのが強 く望まれる。

本発明は、スパイク作動緩和を有するシャツトル弁を開示することによって、上 記の問題に対する解決策を提供し、このシャツトル弁は、段付ボアを内部に有す る弁本体と、前記ポアＩｔ／Ｉｆボア部分、縮径ボア部分及び拡径ボア部分を有 し、ｍＦＩＩｉボア部分は、ブレーキライン接続と連通し、前記縮径ボア部分は 、流出　。

開口と連通し、前記拡径ボア部分は、流入開口と連通し、さらに前記ボア内に配 置され、前言シ１姪ポア部分内に受け入れられた第１直径部分と前記拡径ボア部 分だチャンバと連通した長手方向オリフィス開口ど連通ずる横穴を有し、さらに 前記ボア内に配置され、前記弁部材を休止開放位置の方に付勢するバネ装置と、 前記第１直径部分に配置された可動オリフィス部材と、流入開口を通って前記拡 径ボア部分に高圧流体を突然流すと、前記弁部材及び可動オリフィス部材の僅か な移動遅れを引き起こし、次いで前記弁部材ど可動オリフィス部材の前記移動が 、前記流体を前記オリフィスを通して、前記流出開口の方に流すように前記可動 オリフィス部材は、内部にオリフィスを有することとからなる。

本発明の実施方法の一つを、実施例を示す添付図面を参照しながら、以下で詳細 に説明する。

図１は、通常のブレーキ中の本発明のシャツトル弁を示す。

図２は、弁の移動後のシャツトル弁を示す。

今図面、特に図１を参照すると、全体的に番号ｌＯで指示した本発明によるシャ ツトル弁が示されており、シャツトル弁は、円筒形の段付ボア１４を備えた弁本 体１２を有する。ボア１４は、棒（ねじ付キャップ部材１６及びシール１８によ って閉鎖され、段付ボアの他端は、ブレーキフィードバックライ４続部２０ど連 通する。小径ボア部分２２、縮径ボア部分２４及び拡径ボア部分２６は、キャッ プ部材１６とフィードバックライン接続部２０の間に位置する。縮径ボア部分２ ４は、流出開口４０と連通し、拡径ボア部分２６は、流入開口５０ど連通する。

第１直径部分３２と全体的に参照番号３６で指示した第２直径部分とからなる弁 部材３０は、段付ボア１４内に配置される。第２直径部分３６は、小径部分３８ と大径部分３９とを有する。第１直径部分３２は、縮径ボア部分２４の半径より 小さい半径を有するので、流体は、流入開口５０ど流出開口４０の間をクリアラ ンス４２を通って流れる。第１直径部分３２は、その廻りにシール６０を有し、 第２直径部分３６は、その廻りにシール７０を有する。小径ボア部分２２に配置 されたバネ８０が、弁部材３０を付勢して、キャップ部材１６と係合させ、図１ の弁部材３０の位置は、「休止」即ち「開放」位置を示す。第２直径部分３６は 、横穴４４を有し、該横穴４４は、キャップ部材１６に隣接して配置されたチャ ンバ４８に通じる長手方向オリフィス開口４６と連通ずる。

第１直径部分３２の廻りに配置された可動オリフィス部材９０は、第１直径部分 ３２を受け入れる中央開口９２を備えた環状部材を有する。可動オリフィス部材 ９０は、半径方向に延びたスロット或いはオリフィス９４を有する。第１直径部 分３２及び第２直径部分３６は、可動オリフィス部材９０が着座する肩３７を構 成する。掴径ボア部分２４及び拡径ボア部分２６は、可動オリフィス部材９０か ら離れた位置にあるボアの肩２７を構成する。中央開口９２は、第１直径部分３ ２より大きい直径を有するので、可動オリフィス部材９０は第１直径部分３２の 廻りに可動自在で、肩２７．３７の間を移動できる。

本発明のシャツトル弁を利用するロック防止ブレーキ装置では、流体ブレーキ圧 力は、マスターシリンダーから流入開口５０を通って受け入れられ、拡径ボア部 分２６、縮径ボア部分２４を通して流れ、流出開口４０を経て増幅０ムり電磁弁 に伝えられ、次いで、流体圧力をブレーキに伝える。ブレーキは、ボア１４の一 端ど連通するフィードバックライン接続部２０を有するので、弁部材３０は、シ ャツトル弁を作動するのに必要な差圧をその前後に受ける。通常ブレーキ中、ブ レーキ圧力は、流入開口５０から、ボア１４を経て流出開口４０に伝えられる。

加圧流体は、可動オリフィス部材９０の廻りを洲オＬ肩２７と部材９０の間を通 り、クリアランス４２を経て流出開口４０から流出する。車両運転手が、ブレー キペダルを足で踏んでブレーキ装置にスパイク動作をする場合、流入開口５０を 通って、突然非常に高いブレーキ圧力が流出開口４０に伝えられる。一定時間車 両ブレーキに高圧力が伝えられることが必要であり、車両運転手は、対応する量 の初期ブレーキ応答を受け、するとその後に、シャツトル弁は、スノ（イク圧の 伝播を有利に制限し、スキッドを防止するようにロック防止ブレーキ装置として 高いブレーキ圧力が制動を補助する。このようなブレーキのスパイク圧が適用さ れている間、弁部材３０の早期の移動を防止するために、弁部材３０は、横穴４ ４を経て高いブレーキ圧力の突然の伝達を受け、すると長手方向オリフィス開口 ４６を通ってチャンバ４８への流量を制限する。長手方向オリフィス開口４６を 通ってチャンバ４８へ流れる高圧流体の流量を制限することによって、弁部材３ ０の移動の僅かな遅れが行われ、この遅れは、弁部材３０がチャンバ４８とブレ ーキフィードバックライン接続部２０との間の差圧を受ける程度に、チャンバ４ ８内の圧力が増大したときに起こる。一旦シャットル弁の移動の遅れが生じ、チ ャンバ４８内の圧力（ｊＮ１直径部分３２より大きい径の第２直径部分３６に作 用する）が増大すると、弁部材３０は、図２に示す位置に移動する。チャンバ４ ８、動オリフィス部材９０は、肩２７と肩３７の間にトラップされる。その結果 、流入開口５０及び流出開口４０との間の流体の流れは、加圧流体の流れを非常 に制限するオリフィス開口９４を通らなくてはならない。かくして、シャツトル 弁の移動の初期の遅れの後、スパイ久王からの高圧流体を、車両のブレーキに流 通させるようにし、ついでシャツトル弁は１図２に示す位置に移動し、この位置 で可動オリフィス部材は、関連したブレーキとの加圧流体の流通を制限する。こ の時までに、ロック防止ブレーキ装置は、車両のスキッド作用を防止するように 作動する。ロック防止ブレーキ装置の作動中、シャツトル弁は、図２に示す移動 位置にあり流体圧力が、流入開口５０、拡径ボア部分２６、可動オリフィス開口 ９４、クリアランス４２及び流出開口４０を通って伝えられ続ける。ロック防止 ブレーキ装置の作動が完了するとき、或いはブレーキのスパイク動作が終了した とき、シャツトル弁は、図１に示す休止位置の方に戻る。可動オリフィス部材９ ０は、肩２７と肩３７の間を、さらに又第１直径部分３２の廻りに横方向に自由 に移動できるので、流体の逆流と組み合わさって部材９０の移動は、可動オリフ ィス開口９４での汚染物ＸＧＩオ叫の蓄積の洗浄或いはフラッシングを行う。固 定オリフィスで経験される共通の問題は、ブレーキ流体中の汚染物の蓄積が、固 定オリフィスの目詰まりを引き起こすことである。可動オリフィス部材９０は、 可動部材内に配置されたオリフィス開口９４を有することによって、この問題を 除去し、オリフィス廻りの流体の移動及び流れが、オリフィスのフラッシング或 いは洗浄を途切れなく行い、それによってオリフィスの目詰まりを引き起こす材 料のいかなる蓄積をも防止する。

本発明のシャツトル弁は、ロック防止ブレーキ装置のシャツトル弁の早期の移動 を引き起こすスパイク動作に対する解決策を提供する。シャツトル弁は、シャツ トル弁の移動の所望の遅れを作るだけでなく、ロック防止ブレーキ装置の作動中 、そして移動後流体の流れの所望の制限をも行う。さらに、固定オリフィスに共 通に経験される目詰まりの問題を除去するオリフィス開口の自動洗浄あるいはフ ラッシングも行う。本発明のシャツトル弁は特に、シャツトル弁が、車両のブレ ーキに流通する流体圧力を隔絶し、高め、そして減退させる電磁弁と組み合わせ て使用されるようなロック防止ブレーキ装置にとって有用である。従来、ロツり 防止ブレーキ装置は、ブレーキの２つが共に結合さね、作動されるときブレーキ の各々に１つのシャツトル弁或いは数個のシャツトル弁というように多数のシャ ツトル弁を有することがある。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） ３．１２．２ｉ国 平成　年　月　日

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）段付ボア（１４）を内部に有する弁本体（１２）と、前記ボア（１４）は 小径ボア部分（２２）、縮径ボア部分（２４）及び拡径ボア部分（２６）を有し 、前記小径ボア部分（２２）は、ブレーキライン接続部（２０）と連通し、前記 縮径ボア部分（２４）は、流出開口（４０）と連通し、前記拡径部分（２６）は 、流入開口（５０）と連通し、さらに前記ボア（１４）内に配置され、前記小径 ポア部分（２２）内に受け入れられた第１直径部分（３２）と前記拡径部分（２ ６）内で摺動可能に受け入れられた第２直径部分（３０）とを有する弁部材（３ ０）と、前記第１及び第２直径部分（３２、３６）は、前記小径ボア部分及び拡 径部分（２２、２６）に密封係合させるシール装置（６０、７０）を有し、前記 第２直径部分（３６）は、前記弁部材（３０）の前記第２直径部分（２６）に配 置されたチャンバ（４９）と連通した長手方向オリフィス開口（４６）と連通し た横穴（４４）を有し、さらに前記ボア（１４）内に配置され、前記弁部材（３ ０）を休止開放位置の方に付勢するバネ装置（８０）と、前記第１直径部分（３ ２）に配置された可動オリフィス部材（９０）と、流入開口（５０）を通って前 記拡径ボア部分（３６）に高圧流体を突然流すと、前記弁部材（３０）及び可動 オリフィス部材（９０）の僅かな移動遅れを引き起こし、次いで前記弁部材（３ ０）と可動オリフィス部材（９０）の前記移動が、前記流体を前記オリフィス（ ９４）を通して、前記流出開口（４０）の方に流すように前記可動オリフィス部 材（９０）は、内部にオリフィス（９４）を有することとからなるスパイク作動 緩和付シャットル弁。
2. （２）流体が、前記第１直径部分（３２）と縮径ボア部分（２４）との間を通っ て、前記流出開口（４０）に流れるように、前記縮径ボア部分（２４）は、前記 第１直径部分（３２）より大きい半径を有することを特徴とする請求項１に記載 のシャットル弁。
3. （３）前記可動オリフィス部材（９０）は、前記第１直径部分（３２）の廻りに 配置された環状部材（９０）からなり、前記オリフィス（９４）は、前記環状部 材（９０）の一つの面内に配置された半径方向スロット（９４）からなることを 特徴とする請求項１に記載のシャットル弁。
4. （４）前記第１及び第２直径部分（３２、３６）は、その間に弁肩（３７）を有 し、前記ボア縮径及び拡径ボア部分（２４、２６）は、その間にボア肩（２７） を有し、前記可動オリフィス部材（９０）は前記肩（２７、３７）の間に配置さ れることを特徴とする請求項３に記載のシャットル弁。
5. （５）前記可動オリフィス部材（９０）は、前記第１直径部分（３２）が延びる 中央開口（９２）を有し、前記第１直径部分（３２）は、前記中央開口（９２） の半径より小さい半径を有することを特徴とする請求項４に記載のシャットル弁 。
6. （６）前記可動オリフィス部材（９０）は、前記移動中前記シャットル弁（３０ ）に交換され、前記流体が前記オリフィス（９４）を流通するように前記肩（２ ７、３７）の間で止められることを特徴とする請求項５に記載のシャットル弁。
7. （７）前記小径ボア部分（７２）の反対側の前記ボア（１４）の一端は、キャッ プ部材（１６）によって閉鎖されていることを特徴とする請求項１に記載のシャ ットル弁。
8. （８）前記弁部材（３０）は、前記ライン接続部（２９）の方に移動するとき、 前記弁部材（３０）の前記第２直径部分（３６）に位置する前記チャンバ（４９ ）は容積を増加させることを特徴とする請求項７に記載のシャットル弁。
9. （９）前記バネ装置（８０）は、前記小径ボア部分（２２）内に配置されること を特徴とする請求項１に記載のシャットル弁。