JPH04502299A - 口縁部にヒートシールされた多層蓋部材を部分的に剥して開封される熱可塑性樹脂容器及び多層蓋部材用の複合バンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 利Ｍ―訓麟浜突輯 口縁部にヒートシールされた多層蓋部材を部分的に剥して開封される熱可塑性樹 脂容器及び多層蓋部材用の複合バンド 本発明は、容器の口縁部の上に一体的にヒートシールされた引き裂き用の単−又 は複合の内面シートと、通路となる開口部又は開口するための切り込みか弱化部 を形成する湾曲線、及び前記開口部によって限定された領域の外側部分に接着さ れ又は前記湾曲線で囲まれた部分としっかり接着された内面シートを備えている 単−又は複合の中間シートと、並びに一方では当該中間シートに形成された開口 部又は湾曲線によって限定された領域の外側部分の中間シートに剥離可能的に接 着され、他方では前記開口部を横断する内面シートの一部に直接、又は前記湾曲 線によって限定された領域の内側部分の中間シートに剥離不可能に接着された単 −又は複合の外側シートとから成る。容器の口縁部にヒートシールされた多層蓋 部材を部分的に剥して開封される多層の熱可塑性樹脂容器に係り、さらに当該容 器は多層の熱可塑性樹脂の複合バンドで加熱成形されたその容器の口縁部の上の 外側シートを掴み易くするための剥ぎ取りタブを形成したものに関する。

この種の公知の容器の場合、多層蓋部材の内面シートは、複合壁を有する容器の 口縁部の同じ性質の熱可塑性物質の層上に密封してヒートシールされる。その結 果、外側シートを剥がして容器への出入り通路を生じる開口部を現わすために蓋 部材の縁部を掴むことは容易でなく、不可能でさえある。

外側シートを掴み易くし、それを剥がし易くするために、その蓋部材を備えた容 器の口縁部の角部に、前記の口縁部の下面からその角部を外側シートまで折り畳 むことによって蓋部材の中間シートから外側シートを剥がし破断できるようにす る弱化のためのノツチを成形することが既に提案されている（仏画特許第２゜５ ０３．０３６号）。しかし、この方法では、容器の口縁部のいかなる点にも、剥 離開始部を容易に成形できない。さらに、ノツチを成形するための部分的な切断 又は切り込みの働きは、容器の切断とは別に、それから独立して影響を及ぼされ るに過ぎない。

剥離開始部を成形するための別の公知の提案（仏画特許第２．５５Ｌ　０３１号 ）は、蓋部材の縁部の中間シート及び外側シートの間に、これら２枚のシートの 一方又は他方の非付着性の特殊処理を施した非付着領域を形成することから成る 。しかし、非付着性の処理は費用がかかり、所望の効果は容器の口縁部の上に蓋 部材をヒートシールする間にしばしば損なわれる。

蓋部材の縁部は、特に多層に必要な輪部と共に切断パンチの作用によって縁曲げ される。

本発明の一つの目的は、上述した従来技術の欠点を解消するか又は少なくとも減 少すること、そして、蓋部材の外側シートを容易に掴んで剥がせる容器を提供す ることである。

この目的は、剥ぎ取りタブが、口縁部上の蓋部材のヒートシールの平面から多層 蓋部材に、あるいは容器の口縁部に成形される少なくとも一つの浅い凹みを形成 し、口縁部と蓋部材の内面シートを限定するように狭いつまみ用空所が蓋部材及 び口縁部に重ね合わされた縁部に開口し、蓋部材の内面シート及びヒートシール により蓋部材の内面シートにしっかり付着する熱可塑性物質で構成される容器の 内面層によって限定され、そして、蓋部材の内面シートと容器の内面層とが接す る領域に面していて、蓋部材の中間シートが剥ぎ取りタブの領域中の蓋部材の内 面シートを裂は易くする引裂き縁部を呈し、開口部を出現させるために上記蓋部 材の外側シートを剥す本発明によって達成される。

この概念によって、蓋部材の外側シートは苦もなく掴める。そして、上記の蓋部 材の内面シートが剥ぎ取りタブの領域で引き裂かれた後に剥がし得る。

本発明はさらに、複数の連続的な多層蓋部材を形成する複合バンドであって、容 器の内面層の位置で多層の熱可塑性樹脂容器の口縁部上に一体的にヒートシール され得る剥ぎ取りの単−又は複合の熱可塑性層を、前記の中間シートにおいて切 断され、あるいは切り込みの湾曲線によって限定される内容物の取り出し用開口 部を容器の開口部の上に備え、少なくとも部分的に密閉され、前記の開口部又は 切込線によって限定された領域の少なくとも外側において上記の複合バンドの内 側層にしっかり付着する単−又は複合の中間シートと、並びに一方でこの中間シ ートに成形された開口部又は湾曲線によって限定される領域の外側部分で中間シ ートに剥離可能的に付着され、他方で前記の開口部を横断する内面シートの一部 に直接又は前記湾曲線によって限定された領域内の内側部分の中間シートに剥離 不可能的に付着する単−又は複合の外側シートから成り、さらに蓋部材及びその 蓋部材がヒートシールされる容器の口縁部を切断後に内容物を取り出せるように する剥ぎ取りタブを各蓋部材の周辺部に形成する複合バンドに関する。

蓋部材用のこの種の複合バンドの欠点は、仏画特許第２．５０３．０３６号及び 第２．５５１．０３１号により公知の容器に開運して言及されている。

本発明の別の目的は、加熱溶接又はヒートシーリングによって容器の口縁部上に 固定され、掴み易く、上記のヒートシーリング中に破損しない剥ぎ取りタブを備 え、熱可塑性樹脂容器の上に蓋部材を成形可能な複合バンドを提供することであ る。

この目的は、剥ぎ取りタブの領域内で、複合バンドの中間シートが、上記のタブ 領域の少なくとも境界上に、その全厚みに亘って切り込みを入れる本発明によっ て達成される。

その場合、複合バンドの内面シートは、後で複合バンドから切断される蓋部材の 周辺部まで中間シートの底面に付着するだけでなく、中間シートにおけるノツチ を覆う。つまみ用空所は、平坦な底面を有する蓋部材と、タブ領域の位置で容器 の口縁部に加熱成形することによって成形される凹みの領域との間に形成される 。

前記の目的も、剥ぎ取りタブの領域において、蓋部材（複合バンド）の中間シー トが、中間シートの全厚みに亘って延びる凹みを包含し、内面シートが外側シー トに直接付着して前記凹みの側壁が上記の内面シートのための引き剥し縁を形成 する本発明によって達成される。

その場合、容器の口縁部は完全に平坦な面を提供するか、あるいは剥ぎ取りタブ の領域に、蓋部材及び容器の口縁部との間のヒートシール平面から一定の間隔を おき、上記のタブ領域の位置で容器に加熱成形することによって成形される凹み の領域を包含する。

本発明は、添付の図面を参照しながら行なう、以下のいくつかの実施例について の説明を読むことでさらに容易に理解されるであろう。

図面の簡単な説明 図１は剥ぎ取りタブ領域が容器の口縁部の角に設けられた本発明の容器の第」の 実施例の斜視図である。

図２はタブ領域が容器の口縁部の一側の中央に設けられた容器の一部の斜視図で ある。

図３は平行六面体形の容器及びその容器の口縁部にヒートシールされた蓋部材を 包含する複合バンドを示した垂直断面図であって、タブ領域の第２の実施例を示 す。

図４は図３と同様の断面図であるが、タブ領域及び開口部の位置で外側シートは 部分的に剥ぎ取られ、内面シートは引き裂かれている。

図５は容器及びその容器の口縁部上にヒートシールされた多層蓋部材の一部分の 立面図であって、タブ領域の第３の実施例を示す。

図６は図５と同様の断面図であるが、蓋部材の外側シートは部分的に剥がされて いる。

図７は容器及び蓋部材の一部分の垂直断面図であって、タブ領域の第１の実施例 を示す。

図８は図７と同様な断面図であるが、蓋部材の外側シートは部分的に剥がされて いる。

図面かられかるように、熱可塑性樹脂の複合バンド（図３の符号８参照）から加 熱成形することによって公知の方法で得られる熱可塑性樹脂容器１は、垂直壁部 ２及び水平に折り曲げられた口縁部３から成り、壁部２及び口縁部３は互いにし っかり付着された内面層４及び外面層５で構成されている。内面層４は例えばポ リエチレンで、外面層５はポリエステルである。もちろん、当業技術者の知識を 考慮しさえすれば、容器１を構成する材質は、本発明の目的のために任意に変更 され得る。

複合された多層又は多シートの蓋部材６は、容器１の口縁部上にヒートシールさ れている。剥ぎ取りタブの領域は符号７で指示している。蓋部材６は、第３図の 矢印りのように、複合バンド８から切断されて得られる。蓋部材６又は複合バン ド８は、複数の重ね合わされたシート又は層で構成されている。それは下から順 に、例えばポリエチレン製の容器ｌの内面層４と同−又は同様な性質のヒートシ ールできる熱可塑性樹脂による内面シート９と、前記内面シート９にしっかり付 着される、例えばポリエステルによる中間シート１０と、並びに例えば底面がＰ ｖＣ又はその他の適切な物質の薄いフィルムｌｌｂで被覆されたアルミニウムフ ィルムｌｌａ製の外側シート１１とから成る。異なるシート（又は層）４．５． ９．１０．１１は、単−又は複合の層であってもよく、隣接のフィルム又は層に 多少強く付着する多数の薄いフィルムで構成されてもよい。

図１と図７及び図８に示した実施例によれば、互いに並置され、連接された複数 の蓋を形成する蓋部材６及び複合バンド８は、容器１の上方開口１２の上に、好 ましくはその垂直壁２の近くに存在する。切り込みの湾曲線１３はそれ自体少な くとも部分的に閉じられ好ましくは完全に閉じられるか又は連接されている。

切り込みの湾曲線１３は、好ましくは下面から上面までにわたり中間シート１０ 中に成形されている。切り込みの湾曲線１３は、好ましくは中間シート１０の全 厚みに亘って形成され、例えば前記中間シート１０の下面を覆った内面シート９ を底辺とする三角形の横断面を呈する。切り込み１３（湾曲線）の外側壁は容器 １の内部への通路となる開口部」４を限定し、蓋部材６の外側シート１１を剥が すと開口部が完全に出現するということに注目すべきである。これは内面シート ９が開口部１４の下及び上側で構成される剥ぎ取り縁部の一つに沿って剥がす間 に裂けると理解されるべきである。蓋部材６と容器の口縁部３との間の溶接又は ヒートシールの平面は水平であり、容器１の内面層４及び上記の蓋部材６の内面 シート９によりいずれかの側に限定される。内面層４及び内面シート９に関して は、ヒートシールを生じ得るか、又は少なくとも二つの隣接する層又はシート間 に存在する最強の付着を呈するシールを生じる同一の熱可塑性樹脂を使用するの が好ましい。

剥ぎ取りタブ７の位置として最も適切な場所は、好ましくは開口部１４のすぐ近 く、そして容器の垂直壁２から口縁Ｂ３上に蓋部材６の適切な密封シールをする のに十分な距離であることである。口縁部３と蓋部材６の間のヒートシールの平 面に関しては、狭い切り欠き又は凹み１５を形成し、この凹み１５は好ましくは 加熱成形により、容器１の口縁部３に好ましくは容器１が成形される時に成形さ れる（図工、２及び５〜８参照）。

この構成によれば、蓋部材６は凹み１５の位置では口縁部３上にシールされない 。しかし、口縁部３と蓋部材６とは両者が重ね合わされた外側に開口する狭いつ まみ用空所１６を凹み１５で限定するように凹み１５の全周がシールされる。

このつまみ用空所１６の底面及び側面のすぐ近くに、即ち蓋部材６の内面シート ９と口縁部３の内面層４とが接着する領域に面して、上記の接着領域は上記のつ まみ用空所１６の水平外面を区画する。蓋部材６の中間シート１０に破断のため の切れ目１７を形成する。この切れ目１７は好ましくはつまみ用空所１６の外面 に続き、そして底辺を内面シート９で覆われた三角形断面のものである。壁（つ まみ用空所１６の外面に関して外側の壁）は、その−側が蓋部材６の内面シート ９が引き裂かれる引裂縁を構成する（図５〜図８を比較）。

もちろん、通路となる開口部１４は、本発明の目的事項の一部を形成しないので 、特には図３〜図６に示したものとは異なる構成で成形してもよい。その場合、 開口部１４は、中間シート１０を切断し除去して成形される。この開口部４４は 、その−側を実質的にはその反対面が平坦な外側シー）１１で覆われ、他側は開 口部１４に入り込み外側シート１１の底面上で当該開口部１４の横断面の大部分 にしっかり付着する内面シート９で覆われている。

図３及び図４に示したような剥ぎ取りタブ７の実施例は、好ましくは完全に平坦 な口縁部３に適用される。しかし、凹み１５を備えた口縁部３と組み合わせて実 施してもよい（図５〜図８を比較）。図３及び図４によれば、蓋部材６及び蓋部 材用の複合バンド８は、剥ぎ取りタブ７がその後位置せねばならない位置で、円 筒形又は平頭型等の隅部」８を形成する。これは直径が小さく中間シート１０の 全厚みに亘って延び、二つの隣接する容器１及びそれに対応する蓋部材が切断さ れるまで二つの隣接する容器１の二つの連続的な縁部と重なる（図３の矢印り参 照）。この隅部１８は、一方で隣接する蓋部材６又は蓋部材用の複合バンド８の 平らな外側シート１１によって覆われ、他方では隅部」８の位置で同隅部１８の 横断面の大部分を通り外側シート１１にしっかり付着した内面シート９で覆われ ている。少なくとも剥ぎ取りタブ７の位置で二つの隣接する容器１の縁部を切断 した後につまみ用空所１６が得られる。このつまみ用空所１６は蓋部材６及び口 １ｉＲ３の重ね合わされた縁部に開口される。そして、一方では蓋部材６の内面 シート９の一部によって、他方では口縁部３の内面層４の一部によって限定され る。このつまみ用空所１６の底部は、内面シート９及び内面層４のヒートシール による接合で構成され、容器１の口縁部及び蓋部材６に向かって開口するＵ字形 の外面を生じる。中間シート１０の隅部１８を限定する垂直壁の縁部の一つが、 つまみ用空所１６の底部で内面シート９のための剥取り縁を構成することに注目 すべきである。

本発明の対象は、添付の請求の範囲に定義された保護の範囲を逸脱しない限り、 種々変更を加えて実施し得る。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【１】容器１の口縁部３の上に一体的にヒートシールされた引き裂き用の単一又 は複合の内面シート９と、通路となる開口部１４又は開口するための切り込みか 弱化部を形成する湾曲線１３、及び前記開口部１４によって限定された領域の外 側部分に接着され又は前記湾曲線１３で囲まれた部分としっかり接着された内面 シート９を備えている単一又は腹合の中間シート１０と、並びに一方では当該中 間シート１０に形成された開口部１４又は湾曲線１３によって限定された領域の 外側部分の中間シート１０に剥離可能的に接着され、他方では前記開口部１４を 横断ずる内面シート９の一部に直接、又は前記湾曲線１３によって限定された領 域の内側部分の中間シート１０に剥離不可能に接着された単一又は複合の外側シ ート１１とから成る，容器１の口縁部３にヒートシールされた多層蓋部材６を部 分的に剥して開封される多層の熱可塑性樹脂容器１において、さらに当該容器１ は多層の熱可塑性樹脂の複合バンドで加熱成形されたその容器１の口縁部３の上 の外側シート１１を■み易くするための剥ぎ取りタブ７を形成したものにおいて 、 剥ぎ取りタブ７は、上記口縁部３の上の蓋部材６のヒートシールの平面から容器 １の口縁部３に形成された少なくとも一つの浅い凹み１５を形成し、口縁部３と 蓋部材６の内面シート９の間を限定する狭いつまみ用空所１６は重ね合わされた 蓋部材６及び口縁部３の縁部に開口し、蓋部材６の内面シート９及びヒートシー ルにより蓋部材６の内面シート９にしっかり付着され熱可塑性物質で構成された 容器１の内面層４によっても限定され、蓋部材６の内側シート９と容器１の内面 層４が接する領域に面していて、蓋部材６の中間シート１０は剥ぎ取りタブ７の 領域において蓋部材６の内側シート９を引き裂け易くする引裂き縁部を呈し、通 路となる開口部１４を出現させるために上記蓋部材６の外側シート１１を剥すこ とを特徴とする。 【２】容器１の口縁部３の上に一体的にヒートシールされた引き裂き用の単一又 は複合の内面シート９と、通路となる開口部１４又は開口するための切り込みか 弱化部を形成する湾曲線１３、及び前記開口部１４によって限定された領域の外 側部分に接着され又は前記湾曲線１３で囲まれた部分としっかり接着された内面 シート９を備えている単一又は複合の中間シート１０と、並びに一方では当該中 間シート１０に形成された開口部１４又は湾曲線１３によって限定された領域の 外側部分の中間シート１０に剥離可能的に接着され、他方では前記開口部１４を 横断する内面シート９の一部に直接、又は前記湾曲線１３によって限定された領 域の内側部分の中間シート１０に剥離不可能に接着された単一又は複合の外側シ ート１１とから成る，容器１の口縁部３にヒートシールされた多層蓋部材６を部 分的に剥して開封される多層の熱可塑性樹脂容器１において、さらに当該容器１ は多層の熱可塑性樹脂の複合バンドで加熱成形されたその容器１の口縁部３の上 の外側シート１１を■み易くするための剥ぎ取りタブ７を形成したものにおいて 、 剥ぎ取りタブ７は、容器の平らな口縁部３と、蓋部材６の全厚に亘り蓋部材６の 中間シート１０に作られた隅部１８におけるタブ７の位置で入り込む蓋部材６の 内面シート９とにより限定されたつまみ用空所１６を形成し、内面シート９が隅 部１８内に入り込み、外側シート１１にしっかり接着され、蓋部材６の内面シー ト９と容器１の内面層４とが接する領域に面していて、蓋部材６の中間シート１ ０は剥ぎ取りタブ７の領域において蓋部材６の内面シート９を引き裂け易くする 引裂き縁部を呈し、通路となる開口部１４を出現させるために蓋部材６の外側シ ート１１を剥すことを特徴とする。 【３】多層の熱可塑性樹脂容器１の口縁部３の上に一体的にヒートシールされ得 る引き裂き用の単一又は複合の熱可塑性樹脂による内面シート９と、容器の内面 層４の位置において前記中間シート１０を切除して形成された開口部１４又は切 込みの湾曲線１３により限定されて少なくとも閉鎖された部分とを呈し、通路と なる開口部１４又は湾曲線１３により限定された領域の外側部分を前記複合バン ド８の内面シート９にしっかり付着された単一又は複合の中間シート１０と、並 びに一方では当該中間シート１０に形成された開口部１４又は湾曲線１３によっ て限定された領域の外側部分を中間シート１０に剥離可能的に付着され、他方で は前記開口部１４を横断ずる内面シート９の一部に直接、又は前記湾曲線１３に より限定された領域の内側部分の中間シート１０に剥離不可能に接着された単一 又は複合の外側シート１１とより成る、複数の連続的な多層蓋部材６を形成する 複合バンド８において、さらに前記複合バンド８は、各蓋部材６の境界領域に容 器１の口縁部３の上にヒートシールされた蓋部材６の切除により開口可能にする 剥ぎ取りタブ７を形成するものにおいて、剥ぎ取りタブ７の領域内において、複 合バンド８の中間シート１０は、前記タブ領域の少なくとも境界上でその全厚に 亘り切り込まれたノッチ１７を有することを特徴とする。 【４】多層の熱可塑性樹脂容器１の口縁部３の上に一体的にヒートシールされ得 る引き裂き用の単一又は複合の熱可塑性樹脂による内面シート９と、容器の内面 層４の位置において前記中間シート１０を切除して形成された開口部１４又は切 込みの湾曲線１３により限定されて少なくとも閉鎖された部分とを呈し、通路と なる開口部１４又は湾曲線１３により限定された領域の外側部分を前記複合バン ド８の内面シート９にしっかり付着された単一又は複合の中間シート１０と、並 びに一方では当該中間シート１０に形成された開口部１４又は湾曲線１３によっ て限定された領域の外側部分を中間シート１０に剥離可能的に付着され、他方で は前記開口部１４を横断する内面シート９の一部に直接、又は前記湾曲線１３に より限定された領域の内側部分の中間シート１０に剥離不可能に接着された単一 又は複合の外側シート１１とより成る、複数の連続的な多層蓋部材６を形成する 複合バンド８において、さらに前記複合バンド８は、各蓋部材６の境界領域に容 器１の口縁部３の上にヒートシールされた蓋部材６の切除により開口可能にする 剥ぎ取りタブ７を形成するものにおいて、蓋ぎ取りタブ７の領域内において、複 合バンド８の中間シート１０は当該中間層１０の全厚に亘る隅部１８を形成し、 内面シート９は外側シート１１に直接接着され、隅部１８の側壁は前記内面シー ト９のための引裂き縁を形成することを特徴とする。