JPH04500561A - 繊維試料ホルダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維試料ホルダ 本発明は、光学的に分析すべき繊維試料を調製し固定する方法及びこの方法を実 施する装置に関する。

紡織繊維を光学的に定性及び定量試験する方法及び機器は数多く存在する。多く の試験法では無秩序な繊維材料、例えばフロック形状の綿を直ちに測定できるの でなく、まず繊維の位置・を平行にしたスライバに調製しなければならない。こ のように予備平行化したスライバからタフトを取り出し、このタフトが被検物と して繊□維の位置を平行にした繊維を必要とする例えば光学式走蒼器、画像デー タ分析機等の試験機用の原本とされる。

かかるスライバを製造する機械化した機器は例えばスイス特許比ａ第０１４６８ ／８９号により既に知られている。次に、市販されている例えばＦＬ１００／１ ０１型の機器またはスピンラブ社の「ブイプロサンプラ」でタフトが作製される 。

しかしかかる機器の問題点は、これでもって作製した繊維試料を、それを実際に 測定するまで、だがまた後に点検測定または参照測定を実施できるためにも、平 行にした配列及び分布で変更不可能に固定することにある。

例えばチフスティール・プラクシス１９５９、第４号３３２〜３３４頁「コツト ンメータ、新しいドイツの繊維長測定機」に記載された先行技術によれば、各Ｎ 機器で製造したタフトは差込フォークにより手でプレキシガラス被筒内に特別に 固定することなく差し込まれる。この方法の欠点は繊維が不特定の縮れた状態に あり、平行度が操作者の慎重さに大きく左右されることにある。更に、繊維見本 をそもそも手動で搬送可能とするには比較的大きな繊維量が必要となる。

この点で本発明が救済策を提供する。本発明は、長続きする確実な結果を保証し また繊維相互の位置及び分布が後に変化するのを不可能とする、光学的に分析す べき繊維試料を調製し固定する方法を提供することを課題とする。

提起されたこのｙＡＮを本発明は、請求の範囲１の特徴を有する方法、及び請求 の範囲３の特徴を有しこの方法を実施する装置とにより解決する。

本発明で達成される利点は主に、本発明方法によりタフト内の繊維が平行になり 、一定した押圧力により再現可能に延伸され、繊維試料の永続的で確実な（短期 、長期の）保管が可能となり、固定された繊維試料は別に操作することなく直接 、しかもごく少足の繊維を含む繊維見本の場合でも、光学的に分析できることに ある。

機能原理も同時に示す本発明の１実施例を図面に示し、以下詳しく説明する。

第１図は本発明方法を実施する装置を開いた状態で示す縦断面図である。

第２図は配列操作中の第１図の装置を示す平面図である。

第３図は第１図の装置を閉じた状態で示す平面図である。

第１図には本発明装置の装入操作が概略示しである。

分析すべき多数の繊維５が鉗子状締付装置６により第１のガラス板２上に運ばれ る。次に左側から第２のガラス板１が矢印方向にガラス板２のサイドガイド３に 導入され、締付装Ｗ１６により保持された繊維５の遊端が両ガラス板１．２間で 挾み込まれる。

ガラス板１をガラス板２のサイドガイド３に押し込むと、挟み込まれた繊維５が 延伸し平行になり、そして配向され、締付装置によって保持されていない繊維及 び汚れ粒子は分離される。

ガラス板１．２を押し込んだ後、繊維５のそれまでしっかり保持されていた先端 を見本の後続利用のために開放するため、締付装置６が開かれる。

繊維５の弾力的または無破壊式挟込みは第２のガラス板１の前縁に取り（１けた 例えばビロード、フェルトまたは発泡材からなる帯４により可能となり、この帯 は両ガラス板１，２を第２図に示すように相互に移動させる間付加的に繊維５を 配列させる櫛として働く。希望する配列及び平行度を達成するため両ガラス板１ ，２間に最小の押圧力が必要であり、これは経験的に突き止めることができる。

これにより繊維５を縦に配列させて平行な固定した繊維見本７とすることができ 、この見本は両ガラス板１．２の光透過性の故に直接分析可能であり、繊維５の 相対位置が変化する危険を排除することができる。

第１のガラス板２のサイドガイド３は配列操作の間第２のガラス板１を横方向で 案内するのに役立つだけでなく、例えば両ガラス板１．２を相互に押圧する（因 示省略した）ばねを取り付けることにより、所要の押圧力を発生するよう構成す ることもできる。

だが帯４も、例えば第１図に示すように僅かに大きめの寸法設計により、所要の 押圧力を発生するのに利用することがでする。これにより帯４はガラス板１をガ ラス板２のサイドガイド３に導入した後圧縮され、挟み込まれた繊維５にそれ相 応の圧力を加える。最後に、僅かに大きめに寸法設計した帯４は第３図に示すよ うに平行にした繊維見本７の製造後本発明装置を保護するのに役立つ。ガラス板 ２の右縁を越えると帯４は再び膨張し、こうしてガラス板１が再び左方向に移動 して戻るのを防止する。この目的のため第２のガラス板１は第１のガラス板２よ り多少、好ましくは帯４の厚さだけ長く寸法設計しである。最適な固定を達成す る為、大きめの寸法にした帯４はもはやガラス板１に載せるべきでない。帯４の 清掃はガラス板１．２を閉じた位置で行うことができる。

国際調査報告 国際調査報告 ＣＨ９０００１２１１ ＳＡ　３６６９７

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．光学的に分析すべき繊維試料を調製し固定する方法において、分析すべき多 数の繊維（５）を光透過性の第１の板（２）上に運び、第１の板（２）をそれに 載せた繊維（５）と一緒に光透過性の第２の板（１）で一部覆い、両板（１，２ ）を相互に押圧し、同時に相互に平らに移動させ、繊維（５）を縦に配列させて 平行な固定した繊維見本（７）とすることを特徴とする前記方法。
2. ２．繊維（５）の第１の板（２）から離れた方の先端を、両板（１，２）が重な り合うまで一時的にしっかり保持することを特徴とする請求の範囲２記載の方法 。
3. ３．請求の範囲１または２記載の方法を実施する装置において、光透過性の第１ の板（２）がサイドガイド（３）を有し、該ガイド内を光透過性の第２の板（１ ）が長手摺動可能に滑動することがでさることを特徴とする装置。
4. ４．第２の板（１）の第１の板に対向した前縁（４）が弾性材料、好ましくはビ ロード、フェルトまたは発泡材からなることを特徴とする請求の範囲３記載の装 置。
5. ５．両板（１，２）がガラスからなることを特徴とする請求の範囲３または４記 載の装置。