JPH0449934A - ダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機 - Google Patents

ダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機

Info

Publication number
JPH0449934A
JPH0449934A JP15617790A JP15617790A JPH0449934A JP H0449934 A JPH0449934 A JP H0449934A JP 15617790 A JP15617790 A JP 15617790A JP 15617790 A JP15617790 A JP 15617790A JP H0449934 A JPH0449934 A JP H0449934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
drum
washed
spray
dryer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15617790A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Yamamoto
山本 洋右
Masaaki Osaka
大坂 正明
Kiminobu Kimura
木村 君信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duskin Co Ltd
Original Assignee
Duskin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duskin Co Ltd filed Critical Duskin Co Ltd
Priority to JP15617790A priority Critical patent/JPH0449934A/ja
Publication of JPH0449934A publication Critical patent/JPH0449934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機に
関し、詳しくはダストコントロール製品の一連の製造工
程である洗濯・すすぎ・脱水・油剤含浸・乾燥に至る工
程において、一つの装置である乾燥機中で本来の乾燥機
能のみならず、油剤の含浸加工をも乾燥工程の前処理と
して行い得る油剤含浸乾燥機であり、油剤の繊維全体へ
の含浸状態を均一で、しかも完全になるように遠心力を
利用したダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機に関
するものである。
〈従来の技術〉 従来、モツプやマット、そしてクロスなどに代表される
ダストコントロール製品の製造に関する従来技術として
は、多数提供されているが、いずれにしても、製造工程
における油剤の含浸については、別個に独立した吸着加
工機を用いるのが常であった。このような吸着加工機に
よる加工の場合、油剤の噴霧は、通常、乾燥後のスプレ
ー加工であるため1例えばモツプパイルの先端部分や表
面の吸着剤量が、いわゆるオイルリッチ状態になりやす
く根元部分まで油剤を浸透しに<<、また均一に油剤を
浸透させることが困難な状態にあった。しかも、製造工
場においては、油剤を霧状に噴霧していたので、油剤が
空気中に飛散したりして、現場の作業者に対し、十分な
作業環境が確保できた状態とは言えなかった。
そのような従来技術に係る具体的な例としては、「油剤
吹付装置」 (実公昭62−40702号)がある。即
ち、「この考案の油剤吹付は装置は、回転駆動される回
転ドラムを内装するとともに、−側壁に出入孔と、同出
入孔を密閉可能な蓋体とを備え、さらに前記−側壁下部
を中心にして基台に対し傾動可能に支持したケーシング
と、その回転ドラム内に油剤を噴霧するためのスプレー
ノズルとを備えたことをその要旨とするものである。
このよう゛な構成により、油剤を雑巾に噴霧する場合に
は、ケーシングすなわち回転ドラムを水平状態で回転さ
せるとともに、スプレーノズルにて油剤を噴霧する。そ
して、噴霧後に雑巾を取出す際には、蓋体をあけ、ケー
シングを傾動させた後、回転ドラムを回転すると、雑巾
は出入孔から順次排出される」ことを考案内容とするも
のである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、該技術は、被洗物たるモツプ等の繊維の
先端部や表面部にだけ、不均一に油剤が付き過ぎるとい
う重大な欠点を有していた。
けだし、この技術は、吹付は装置の構造を見れば容易に
理解できるように、油剤の繊維全体への拡散をいわゆる
毛細管現象にのみに頼る事に起因するものである。また
、該考案に係る吹付は装置は、油剤の噴霧のみを目的と
する独立して必要な装置であるため、ダストコントロー
ル製品の製造に必要な一連の工程、即ち、洗濯、すすぎ
、脱水・・・・を考えると、時間的なロスが大きく、装
置を配置するスペースの確保の問題や、製造ラインにお
ける前後の装置への搬送設備の必要やその為の人の確保
などの問題点などが指摘されていた。このように、該考
案においては、別個に独立した単体としての油剤吸着加
工装置であったが、本発明においては、乾燥機自体の構
造を改良し、乾燥機本来の機能を確保すると同時に油剤
の含浸加工をも可能とした装置として使用するので、別
個に独立した状態での含浸加工装置の必要を回避するこ
とが出来るのである。そして、従来技術においては、製
造する被洗物の素材が限定されていたり、大きなものや
クロス的なものについては、均−且つ完全な含浸が不可
能であるとされた。けだし、従来技術においては、製造
の最終工程である乾燥工程終了後に独立した別工程とし
て油剤を噴霧していたが、本発明においては、脱水後で
あるが乾燥前の状態、即ち、被洗物にある程度、含水状
態が確保されている状態で、本発明の内容をなす油剤含
浸乾燥機中で、乾燥の前処理として油剤を噴霧し、ドラ
ムの回転に伴う遠心力の利用により、水と油剤の比重差
を利用して、油剤の繊維への含浸を均−且つ完全ならし
めるためである。ここで言う遠心力を利用する意味や根
拠としては、遠心力を利用して脱水後の被洗物を乾燥用
パンチ孔のあるドラムの側壁に張りつけ、油剤をスプレ
ーすることによって、開口状のパンチ孔よりの油剤ロス
をなくし、スプレー停止後の通常回転時のほぐし処理も
含めて均一な含浸加工を行う。その後、乾燥工程に移り
、繊維に付着した油剤の濃度が濃い部分から、薄い部分
に油剤が一層均等になるような動きをするのを利用する
ものである。尚、本発明における油剤含浸乾燥機は、通
常、乾燥機として。
■、タンブリング方式、■、トンネル乾燥方式、■、乾
燥室方式の三方式が提供されているが、本発明において
は、タンブリング方式を採用した乾燥機を用いるもので
ある。けだし、タンブリング方式によれば、乾燥後の繊
維の乾燥状態が柔かく、余分な繊維屑の除去を可能なら
しめ、ダストコントロール製品の製造に適している事に
基づく。
このように1本発明は、ダストコントロール製品の製造
に際し1作業環境の改善および合理化や省力化のための
画期的な油剤の含浸加工を可能ならしめる油剤含浸乾燥
機を提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係るダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機
の構成要件は、送風機モータの駆動によって稼動するブ
ロアーを有し、該ブロアーにより、外気を給気ダクトか
ら給気し、ドラム内を経由し排気ダクト、排風ダクトか
ら空気を排出するタンブリング方式の乾燥機において、
外胴内に回転駆動するドラムを内装し、且つ該外胴に設
けた密閉可能な両側の開閉扉のいずれか、若しくはシャ
フトを介して油剤噴霧用のスプレーノズルを設け、この
スプレーノズルに噴霧弁を有するホースを介して接続し
た油剤含浸乾燥機であり、その特徴とするところは、具
体的には、■、加温機能のついた油剤タンク(吐出量を
定量にコントロールする為の粘度一定の加温装置)、■
、油剤タンクよりの油剤供給ポンプ、■、スプレーノズ
ルおよびスプレー配管、■、製品毎に噴霧量を制御する
電磁弁や流量計、シーセンサーを有する装置、■、油剤
噴霧時の乾燥機機内のドラムの回転や遠心力を制御する
装置、■、製造の最終工程に必要な乾燥機中での油剤含
浸および乾燥を行い得る、というような構成要件より成
るものである。
以下、このような特徴を有する本発明を添付実施例図面
に従って具体的に説明する。
第1図から第3図は、本発明に係るダストコントロール
製品の油剤含浸乾燥機(35)の−例を示すものである
。外胴(2)には、回転駆動するパンチ孔(27)を多
数有するドラム(1)を内装している。被洗物(36)
をこのドラム(1)内に投入する段階においては、すで
に洗濯・すすぎ、そして脱水工程は完了し乾燥前の状態
にある。そこで、被洗物(36)を該油剤含浸乾燥機(
35)に入れ、油剤を噴霧処理した後、被洗物(36)
の乾燥工程として油剤含浸乾燥機(35)のドラム(1
)を回転させる時は、その時点で被洗物(36)に含浸
している水分を飛散させるための逃げ道が必要であるの
で、外11M (2)内にセットしたドラム(1)表面
に、多数のパンチ孔(25)を形成しているのである。
そして、外胴(2)の両側には、密閉可能な開閉扉(1
5)  (17)が設けられ、この開閉扉(15)  
(17)のいずれかには、ポース(28)に接続された
スプレーノズル(29)が設置され、このスプレーノズ
ル(29)は、開閉扉(15)  (17)に接続して
もよいが、シャフトを介して設置することも出来る。こ
のようなスプレーノズル(29)は、ドラム(1)内へ
の油剤噴霧用のものであるが、ドラム(1)の回転に伴
ない、製造する被洗物(36)も回転するが、その際ド
ラム(1)内で製造されつつあるモツプ等がドラム(1
)の回転に伴ないスプレーノズル(29)の突段部に引
っ掛る恐れがあるので(開閉扉にスプレーノズルを設置
する場合)、防止用のノズルカバーを設け、スプレーノ
ズル(29)そのものが、ドラム(1)内方向に直接突
出しないようにしている。また、スプレーノズル(29
)の設置する位置や角度は、均一に油剤を噴霧する必要
から考え非常に重要である。そこで、スプレーノズル(
29)の設置に際しては、ドラム(1)内のパンチ孔(
27)を有する一側壁面をすべてカバーし得るような位
置及び角度を設定して!!2置すると効果的である。こ
の角度や位置を誤まると均一的な油剤の噴霧は困難とな
る。このスプレーノズル(29)は、油剤の逆流を防止
するために設けた逆止弁を有した油剤を油剤タンク(3
1)から送るためのホース(28)に接続されている。
そして、ホース(28)の途中個所では、油剤の流量を
規定通りにするための調節弁である電磁弁たる噴霧弁(
30)を設けた該ホース(28)においては、他端を油
剤タンク(31)に接続している。この油剤タンク(3
1)は、油剤を収納し保持するだめのタンクであるが、
これとは別に油剤タンク(31)に液面自動制御装置を
セットすると、油剤の残量が少なくなると、自動的に補
助タンクから、この油剤タンク(31)に絶えず一定量
補給させる事が出来る。(23)は油剤を送り出し、流
量をコントロールするためのポンプであり、(26)は
油剤の液送時に、その場所が寒冷地であっても、油剤の
粘度を一定に保持し、安定的に油剤を供給し得るための
プリヒータ、(24)は切替弁であるが、この切替弁(
24)は、そこが寒冷地であっても、温度が下がり油剤
の噴霧量にバラツキが出たり、油剤の粘度があがったり
しない為のプリヒータ(26)を通過させながら、ポン
プ(22)で循環させるための弁である。油剤の温度制
御装置は、プリヒータ(26)にセットされている。
温度制御の必要は、油剤に温度差があると、油剤そのも
のの粘度が変化してしまい、それを防止し均一化を図る
ためのものである。尚、(23)は品質ごとに所定の噴
霧量を決めておき、それをチエツクするための流量計で
あり、(25)は正確な量の油剤を送り出すために機能
するエアータンクである。また、(32)の制御盤は、
製品ごとの油剤の流量制御、油剤噴霧の必要の有無の判
断、またトラブルが発生した場合のシグナル的機能など
を行なうためのものである。そして、(8)は糸屑など
を集めるリント取りかごであり、(3)は本油剤含浸乾
燥機全体を保持するための枠体である。
このような構成を有する油剤含浸乾燥機(36)を用い
たダストコントロール製品の製造の実際について説明す
る。
まず、通常の製造のように、洗濯脱水機(33)により
、洗濯、すすぎ、脱水を行った後、ベルトコンベアー(
34)により被洗物(36)を搬送し、本発明に係る油
剤含浸乾燥機(35)内に入れ、油剤の含浸および乾燥
処理を行う。
この場合の油剤の含浸の手順については後述する。
次に、本発明における被洗物(36)の本来の乾燥工程
について説明する。この乾燥工程は、あくまでも油剤含
浸乾燥機(35)を用いた油剤の噴霧工程が終了した後
のことである。まず、(7)の送風機モータを稼動する
ことによって、送風機羽根車であるブロアー(6)が回
転する。
その結果、新鮮な外気が、給気ダクト(21)から給気
され、蒸気ヒータ(4)で加熱され、ドラム(1)内に
入り、ドラム(1)内では被洗物(36)との熱交換が
行われる結果として、被洗物(36)は熱風により温か
くなると共に水分が蒸発し、一方、ドラム(1)内に俳
人された熱風は、被洗物(36)と接触することにより
冷されて冷たくなる。冷風と化した空気と水分はドラム
(1)の下部に位置するリント取りかと(8)を経由し
て、排気ダクト(20)や排風ダクト(5)を経由して
乾燥機(35)外に排出される。ドラム(1)の回転は
、ベル)−(14)を介して接続されている回転数可変
式のドラムモータ(9)によってセットされる。
図中、蒸気ヒータ(4)と排風ダクト(5)とは、立体
構造になっている。また、(12)(13)はプーリ、
(10)は支持ローラ、(11)はピロ型ベアリングを
示す。本発明においては、開閉扉(15)  (17)
として、外胴(2)の前後に二個新設けているが、被洗
物(36)の出入口として、いずれを用いてもよく、ま
た開閉扉(15)  (17)の両方共を絶対的に使用
する必要はない。要するにダストコントロール製品の製
造ラインとの関係で適宜決定し得る。尚、洗濯脱水機(
33)から被洗物(36)を取出す場合などに有効なた
めに洗濯脱水機(33)や油剤含浸乾燥機(35)を傾
動可能にする装置を併設すると効果的である(図示せず
)。このように、本発明においては、油剤の噴霧を被洗
物(36)自体に十分水分が含まれている乾燥前の状態
での油剤含浸乾燥機(35)内のドラム(1)内で行い
、油剤の含浸の均一化を図るが、その後に同じ油剤含浸
乾燥機(35)を用いて行なう本来の乾燥工程において
、ドラム(1)の回転、そして蒸気で加温した熱風によ
り油剤の粘度低下によるスムースな流動化を図り、あわ
せて乾燥機内の被洗物間のすり込み効果によって、油剤
の分布状態を。
より完全に均一化させる事が出来る。また、乾燥時に被
洗物(36)に付着している水分が油剤含浸乾燥機(3
5)内で飛散するときに、油剤分のみが、気化温度の差
により残留してダストコントロール機能を有するもので
ある。
第4図は、本発明に係る油剤含浸乾燥機(35)を用い
たダストコントロール製品の製造方法における製造過程
を簡略的に示す説明図である。即ち、洗濯脱水機(33
)において、乾燥工程以前の処理を行ない、その後、被
洗物(36)を取出し、ベルトコンベアー(34)に乗
せ搬送後、油剤含浸乾燥機(35)に入れ、油剤含浸が
終了後に本来の乾燥工程を行ない、全体としてのダスト
コントロール製品の製造工程が終了する。
本発明に係る油剤の含浸加工に関する実際の使用例につ
いて簡単に説明を加える。まず、電まず、電源を入れ、
プリヒータ(26)で加温して油剤温度を一定に保持す
る。そして、開閉扉(15)を開け、被洗物(36)を
ドラム(1)内に入れる。スタートボタンを押す事によ
り、自動的にセットされた回転数に従い、ドラム(1)
は回転駆動し、それに従って被洗物(36)も回転が開
始される。そして、事前に制御されたドラム(1)の回
転に伴ないながら、スプレーノズル(29)で油剤の噴
霧する工程を、後述の如く、バランシング調整し、バラ
ンシング回転及びほぐし回転を交互に行ない、それを数
ryJ繰り返えすものである。こわらは、シーダンサ−
やコンピューターで制御される。その結果、ドラム(1
)の回転に伴なう遠心力がコントロールされ、その後に
各被洗物(36)である繊維に残存している水分を高温
回転により乾燥しつつ噴霧した油剤の繊維全体への含浸
を均−且つ完全に可能ならしめる。このように、本発明
においては、油剤の含浸を被洗物(36)の洗濯やすす
ぎ工程、また従来の脱水時に行なうのではなく、乾燥機
中での乾燥の前工程として、被洗物(36)の油剤の含
浸を行なうのである。それも、油剤含浸乾燥機(35)
内のドラム(1)の回転力に伴ない遠心力によるバラン
シング回転及びほぐし回転の相乗効果により、■、噴霧
する油剤のロス分を少なくでき、しかも、■、一つのド
ラム(1)内で一緒に製造している多数の各々の被洗物
(36)間においても、被洗物(36)同士が接触し、
圧迫し合う(すり込み効果)ことにより、油剤そのもの
の噴霧の分布状態が均一化され、また、■、被洗物(3
6)が、モツプのようなものであっても、モツプ単体そ
のものを見ても、表面と内部、そして外部と中心部とが
、均一的に油剤を含浸せしめ得るのである。この■■■
について、もう少し詳しく説明する。即ち、■は、従来
の油剤吹付装置を用いて、被洗物(36)の乾燥処理後
に、該装置のドラム回転時に油剤をスプレーした場合は
、パンチ孔の開口部より、油剤が流出し、いわゆるオイ
ルロスの原因になっていた。
この点を改善するために、本発明においては、油剤含浸
乾燥機(35)のバランシング時(ドラムの内側に例え
ば被洗物たるモツプを張り付け、パンチ孔の開口部をモ
ツプ層で埋める=遠心力と重力が均衡した状態)に、油
剤を噴霧する事で、油剤と被洗物(36)の均−化及び
パンチ孔の開口部より油剤の流出(ロス)を防止する効
果を有する。次に、■、については、バランシングスプ
レー時は、被洗物(36)、例えばモツプ層の表面にの
みの油剤の噴霧となるため、被洗物(36)のほぐし工
程を追加し。
バランス・スプレーとほぐしという工程を4〜9回程度
繰り返す事によりモツプ間の油剤の均−拡散化を図るの
である。最後に、■、については、乾燥機内で高温回転
を行う結果、モツプ単体及びモツプ間での均一化がはか
れ、またパイル先端部と根本部の油剤のバラツキがなく
なり、モツプパイル面でのベタツキ(オイルリッチ状M
)が改善されるのである。
次に、本発明に係る顕著な効果を実験例を示しながら説
明する。
く実験例1〉 第5図に示す実験例は、小型家庭用モツプを用いたもの
で、バランススプレーとほぐし工程を約5分し、その後
乾燥工程を約60分の合計65分程度で含浸乾燥工程を
終了したものである。
その結果、第5図からも容易に理解できるように、油剤
の良好な分布状態が確認できた。
〈実験例2〉 第6図に示す実験例は、小型モツプを用いたもので、従
来法においては、モツプの先端部分の油剤が根元部分に
比し多く付着し、その結果ベタ付きが起こり、また被洗
物への油剤の均一拡散化という大切な点において、従来
法に比し。
本発明においては大変すぐれ、ていることが、第6図の
比較実験例の結果から容易に理解できるのである。
〈発明の効果〉 本発明に係るダストコントロール製品の製造過程におけ
る油剤含浸乾燥機は、上記の如く脱水によるバランシン
グ回転及びほぐし回転の相乗効果による油剤含浸方式を
以って構成しているので、■、モツプやクロスを製造す
る場合。
従来の油剤吹付装置では、モツプやクロスの表面部分や
先端部にのみ油剤を霧状で噴霧する結果、仕上げ作業員
の油剤によるベタ付き等が起き、よって作業環境が著し
く悪い状態であったが、本発明によると、油剤によるベ
タ付きが全くなく、作業環境を著しく改善することがで
きた。けだし、本発明においては、含水状態でモツプ等
に油剤を噴霧するため、油剤の飛散がなく、製造環境の
悪化をきたすことが全くない。
また、スプレーは霧状ではなく、液状で噴霧するため作
業環境が大幅に改善できるのである。
次に、■0本発明によると、製造する被洗物の品種に制
限がない。具体的には、従来方式においては、素材が綿
の場合においては、繊維への長時間による内部浸透が期
待できたが、化学繊維の場合、ベタ付き感が非常に強く
、使用に供する事は困菫であったが、本発明によれば、
化学繊維のモツプ等についても加工が非常に容易かつ均
一で、油剤を均等に含浸させることができ、適応範囲を
大幅に広げることができるのである。■、また、従来技
術においては、乾燥工程終了後のスプレー加工であるた
め、大きいモツプやクロスのような物については、均一
な噴霧が不可能とされたが、本発明においてはそのよう
な制限はなく均一に噴霧を行うことが出来る。そして、
■0本発明においては、繊維への油剤の含浸を油剤含浸
乾燥機内で処理できるため、独立した含浸加工装置を必
要とせず、特別の費用や設置スペースの必要がない。更
には、■0本発明を使用することにより、製造工程にお
けるラインバランスが平準化され、自動化。
省力化が容易になる等の効果が期待でき、前述の本発明
目的を十分達成するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明に係るダストコントロール製
品の油剤含浸乾燥機の一例を示すもので、いろいろな角
度から示す説明図であり、第4図は本発明に係る油剤含
浸乾燥機を用いたダストコントロール製品の製造工程の
概略を示す説明図である。第5図及び第6図は本発明に
係る実験例を示す説明図である。 1・・・・ドラム、2・・・・外側、3・・・・枠体、
4・・・・蒸気ヒータ、5・・・・排風ダクト、6・・
・・ブロアー、7・・・・送風機モータ、8・・・・リ
ント取りかご、9・・・・ドラムモータ、10・・・・
支持ローラ、11・・・・ピロ型ベアリング、12.1
3・・・・プーリ、14・・・・ベルト、15.17・
・・・開閉扉、16.18・・・・開閉エアシリンダー
 19・・・・ローラー、20・・・・排気ダクト1.
21・・・・給気ダクト、22・・・・ポンプ、23・
・・・流量計、24・・・・切替弁、25・・・・エア
ータンク、26・・・・プリヒーター27・・・・パン
チ孔、28・・・・ホース、29・・・・スプレーノズ
ル、30・・・・噴霧弁、31・・・・油剤タンク、3
2・・・・制御盤、33・・・・洗濯脱水機、34・・
・・ベルトコンベアー 35・・・・油剤含浸乾燥機、
36・・・・被洗物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、送風機モータ(7)の駆動によって稼動するブロア
    ー(6)を有し、該ブロアー(6)により、外気を給気
    ダクト(21)から給気し、ドラム(1)内を経由し、
    排気ダクト(20)、排風ダクト(5)から空気を排出
    するタンブリング方式の乾燥機において、外胴(2)内
    に回転駆動するドラム(1)を内装し、且つ該外胴(2
    )に設けた密閉可能な両側の開閉扉(15)(17)の
    いずれか、若しくはシャフトを介して油剤噴霧用のスプ
    レーノズル(29)を用け、このスプレーノズル(29
    )に噴霧弁(30)を有するホース(28)を介して油
    剤タンク(31)に接続して成る事を特徴とするダスト
    コントロール製品の油剤含浸乾燥機である。
JP15617790A 1990-06-14 1990-06-14 ダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機 Pending JPH0449934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15617790A JPH0449934A (ja) 1990-06-14 1990-06-14 ダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15617790A JPH0449934A (ja) 1990-06-14 1990-06-14 ダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0449934A true JPH0449934A (ja) 1992-02-19

Family

ID=15622040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15617790A Pending JPH0449934A (ja) 1990-06-14 1990-06-14 ダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0449934A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6240702U (ja) * 1985-08-30 1987-03-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6240702U (ja) * 1985-08-30 1987-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101443605B1 (ko) 드럼식 세탁장치의 운전방법
US3022580A (en) Clothes dampening apparatus
CN103717797B (zh) 用于在洗衣机中洗涤衣物的方法以及洗衣机
EP0763618B1 (en) Drum type drying/washing machine
KR100730504B1 (ko) 직물 세탁 방법 및 장치
JP4163445B2 (ja) 洗濯乾燥機
US20160258107A1 (en) Dryer with air flow management
US6922913B2 (en) Volatilizable media holder for a laundry dryer
KR100633645B1 (ko) 드럼식 세탁 건조기
EA018639B1 (ru) Способ аппретирования белья и машина для обработки белья в соответствии с этим способом
CN110857524A (zh) 一种衣物烘干方法及应用该方法的衣物处理装置
CN112575497A (zh) 用于根据自动操作循环处理衣物的衣物处理设备
JP2003326079A (ja) 洗濯乾燥機
JP2000061199A (ja) 水洗衣類乾燥装置
CN102365401A (zh) 包括芳香物供给模块的衣物处理设备的操作方法
JP2024096459A (ja) 洗濯機
JP2006136511A5 (ja)
JPH0449934A (ja) ダストコントロール製品の油剤含浸乾燥機
JP2003111998A (ja) 乾燥機
JPH0357490A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JPH0543397B2 (ja)
US9249537B2 (en) Combination washer/dryer with flow drum
JP3349327B2 (ja) ドラム式乾燥機
JPH04161196A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
CN208717555U (zh) 一种均匀染布装置