JPH044774B2 - - Google Patents

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JPH044774B2
JPH044774B2 JP2362486A JP2362486A JPH044774B2 JP H044774 B2 JPH044774 B2 JP H044774B2 JP 2362486 A JP2362486 A JP 2362486A JP 2362486 A JP2362486 A JP 2362486A JP H044774 B2 JPH044774 B2 JP H044774B2
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【発明の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本発明は、高精度の高ビツトD/A(デジタ
ル/アナログ)変換器に関するもので、各種の
D/A変換器を具備する機器、例えば、音声合成
装置やCD(コンパクトデイスク)プレーヤ等に利
用されるものである。
ロ 従来の技術 従来より種々の方式のD/A変換器が実用化さ
れている。特開昭57−23321号公報では、振幅変
調(AM)型とパルス幅変調(PWM)型の夫々
の長所を組み合わせ、高精度の抵抗が不要で変換
速度の速いD/A変換器が開示されている。しか
し、PWM型のD/A変換器のもつ高調波歪が大
きいという欠点があつた。これを解決すべくなさ
れたのが特願昭60−14032号である。これは、従
来のPWM型のD/A変換器のような、デジタル
データの内容に応じて1変換周期内のパルス幅を
変えるのに対して、1変換周期期間内において2
電位が入力デジタルデータに応じて広く分散する
ようにアナログ信号を出力させているので、この
D/A変換器の出力であるアナログ信号の高調波
スペクトルが高域で大きく低域で小さくなり、帯
域制限により高調波歪の低域を図るものである。
最近のデジタル・オーデイオ分野等のD/A変
換器を必要とする機器においては、低価格化、低
消費電力化、そして小型化が要求されており、
D/A変換器においても同様の要求がされてい
る。
前述の特願昭60−14032号のAM型とPWM型を
組み合わせたD/A変換器において、小型化及び
低価格化を図るには、チツプサイズを小さくすれ
ばよく、それには、チツプサイズの大部分を占め
るAM型のD/A変換部における分圧回路を縮小
することが有効である。すなわち、AM型のD/
A変換部で処理するビツト数を減少させればよ
い。しかし、AM型のD/A変換部で処理するビ
ツト数を減少させると、PWM型のD/A変換部
で処理するビツト数が多くなるため、PWM型の
D/A変換部におけるクロツクパルスを計数する
計数回路の進数が大きくなり、その分変換速度が
遅くなる。これを避けるためには、クロツクパル
スの周波数を高くすればよいが、消費電力が増
し、バツテリ駆動には好ましくない。また、クロ
ツクパルスの周波数が高いと、スイツチングノイ
ズの増加や、実装時での不要輻射が発生し、D/
A変換器としての性能が劣化することになる。
ハ 発明が解決しようとする問題点 上述のように、AM型とPWM型を組み合わせ
たD/A変換器におけるチツプサイズの縮小化に
は種々の難点があり、小型で低価格のD/A変換
器の実現を困難にしていた。
本発明は、D/A変換器の性能を従来のものよ
り劣化させることなく、AM型のD/A変換部で
処理するビツト数を減少させて、AM型のD/A
変換部における分圧回路の縮小が図れるD/A変
換器を提供するものである。
ニ 問題点を解決するための手段 本発明は、N(=M+K+J)ビツトのデジタ
ルデータに対応するアナログ信号を出力するD/
A変換器であり、 Nビツトのデジタルデータのうち上位Mビツト
をデコードするデコーダ、第1の基準電位と第2
の基準電位との間を2M個の抵抗により分圧する分
圧回路、該分圧回路から前記デコーダの出力に応
じた近接2電位を選択的に取り出す手段を備えた
第1のD/A変換回路と、 Nビツトのデジタルデータのうち中位Kビツト
のために設けられ、クロツクパルスを発生するク
ロツク発生手段、該クロツク発生手段からのクロ
ツクパルスを計数する2K進の計数回路、Nビツト
のうち中位Kビツトのデジタルデータと前記計数
回路の計数出力を入力とし、中位Kビツトのデジ
タルデータの内容に応じたパルス信号を出力する
パルス形成回路、該パルス形成回路の出力である
パルス信号に応じて前記第1のD/A変換回路か
ら出力される近接2電位のうち一方を選択し合成
する手段を備えた第2のD/A変換回路と、 Nビツトのデジタルデータのうち下位Jビツト
のために設けられ、前記第1の基準電位と前記分
圧回路の一端との間、及び前記第2の基準電位と
前記分圧回路の他端との間の夫々に接続された第
1、第2の抵抗網、Nビツトのうち下位Jビツト
のデジタルデータの内容に応じて、前記第1の抵
抗網の抵抗値と前記第2の抵抗網の抵抗値の総和
を一定に保ちつつ、これら第1、第2の抵抗網の
抵抗値を変化させる手段を備えた第3のD/A変
換回路と、を具備するものである。
ホ 作用 Nビツトのデジタルデータのうち下位Jビツト
のデータが第3の変換回路に与えられ、Jビツト
のデータに応じて、第1のD/A変換回路におけ
る分圧回路の両端にかかる電位を、その電位差が
一定の状態で変化させ、この分圧回路から分圧し
てとりだされる電位を変化させる。そして第1の
D/A変換回路から、上位Mビツトのデータに応
じて、この分圧回路からとりだされる近接2電位
が選択されて出力され、更に第2のD/A変換回
路から、中位Kビツトのデータに応じて、この近
接2電位のうち一方が選択され合成されて、Nビ
ツトのデジタルデータに対するアナログ信号が出
力される。
ヘ 実施例 第1図は本発明であるD/A変換器の概略構成
図である。(1)は第1のD/A変換回路で、入力さ
れたN(=M+K+J)ビツトのデジタルデータ
のうち上位Mビツトのデジタルデータをデコード
するデコーダ11と、2M個の抵抗Rで構成されて
その両端にかかる電位の電位差を分圧する分圧回
路12と、前記デコーダ11の出力に応じて前記
分圧回路12から近接2電位V1,V2を選択して
取り出すスイツチング回路13とからなる。(2)は
第2のD/A変換回路で、クロツクパルスを発生
するクロツクパルス発生部21と、該クロツクパ
ルス発生部21からのクロツクパルスを計数する
2K進の計数回路22と、Nビツトのうち中位Kビ
ツトのデータと前記計数回路22からの出力を入
力とし、Kビツトのデータに応じたパルス幅をも
つパルス信号を出力するパルス形成回路23と、
インバータ24aと相補的に作用する2つのスイ
ツチングトランジスタ24b,24cで構成され
て前記パルス信号に応じて、前記第1のD/A変
換回路1から出力される近接2電位V1,V2のう
ち一方を選択して合成する選択合成回路24と、
ローパスフイルタ25とからなる。3は第3の
D/A変換回路としてのレベルシフト回路であ
り、第1の基準電位Vref1と前記分圧回路12の
一端との間、第2基準電位Vref2と前記分圧回路
12の他端との間に設けられている。このレベル
シフト回路3にはNビツトのうち下位Jビツトの
データが入力されており、このデータに応じて、
前記分圧回路12の両端にかかる電位を、その電位
差を保つたまま変化させる。
以下にN=16とし、その入力データa15,a14,
…,a0のうち第1のD/A変換回路1へ上位の
a15,a14,…a8の8ビツト(M=8)第2の
D/A変換回路2へ中位のa7,a6,a5,a4の4
ビツト(K=4)、第3のD/A変換回路3へ下
位のa3,a2,a1,a0の4ビツト(J=4)を与
えるように構成した場合について説明する。
第2図は、第3のD/A変換回路であるレベル
シフト回路3の回路構成図である。このレベルシ
フト回路3は第1のD/A変換回路1の分圧回路
12と第1の基準電位Vref1、第2の基準電位
Vref2の間に設けられていて、下位Jビツトのデ
ータa3,a2,a1,a0が与えられる。分圧回路1
2の一端とVref1との間には抵抗R1,R2,R3
R4がこの順で直列接続されており、また分圧回
路12の他端とVref2との間には抵抗R5,R6
R7,R8がこの順で直列に接続されている。抵抗
R1の両端間には抵抗R9とスイツチトランジスタ
T1との直列回路が分圧回路12側になるように
して接続されている。同様にして抵抗R2,R3
R4,R5,R6,R7,R8の夫々に、抵抗R10,R11
R12,R13,R14,R15,R16の夫々と、スイツチト
ランジスタT2,T3,T4,T5,T6,T7,T8
夫々との直列回路が、抵抗が分圧回路12側とな
るようにして接続されている。そしてJ(=4)
ビツトのデータa0,a1,a2、a3の夫々は、スイ
ツチトランジスタT1,T2,T3,T4の夫々のゲー
トの直接、またスイツチトランジスタT5,T6
T7,T8の夫々のゲートにインバータ40を介し
て与えられる。
抵抗R1〜R16及び分圧回路12の抵抗Rの抵抗
値を夫々符号どおりとすると、各抵抗値は次の関
係式を成立するように定められている。
R1,〜,R8=R R9=R13=255×R (2K+J−1)×R R10=R14=127×R (2K+J-1−1)×R R11=R15=63×R (2K+J-2−1)×R R12=R16=31×R (2K+J-3−1)×R 分圧回路12の一端AとVref1との間の抵抗値
をRA、他端BとVref2との間の抵抗値をRBとする
と、スイツチトランジスタT1又はT5がオンした
場合には、RA又はRBはR−255R×R/(255R+
R)=R/256だけ小さくなる。同様に T2又はT6がオンした場合、RA又はRBはR/
128 T3又はT7がオンした場合、RA又はRBはR/64 T4又はT8がオンした場合、RA又はRBはR/32 だけ、夫々小さくなる。
インバータ40の存在により、スイツチトラン
ジスタT1〜T4と、T5〜T8とは相補的にオン、オ
フするからa0〜a3の値によらず、Vref1とVref2
との間の抵抗値Rjは、 Rj=(216+8−15/256)R に保たれる。即ち、点Aと点Bとの間の電位差は
一定に保たれながら、a0〜a3の値に応じて、RA
RBを0,R/256,2R/256…,15R/256に変化
させるので、分圧回路12の分圧出力端子のレベ
ル、つまりはV1,V2を16階調(4ビツト分)シ
フトできる。
ここで、N(=16)のビツトデータのうち最小
分解能(1LSB)の1ビツトが変化する場合につ
いて述べる。
J=4ビツトのデータa0,a1,a2,a3がa0=
a1=a2=a3=0の時、 RA=4R RB=4R−15R/256 となり、点Bでの電位VB(0)は VB(0)=(Vref1−Vref2)×(4R−15R/256)Rj となる。
次にa0=1,a1=a2=a3=0の時、 RA=4R−R/256 RB=4R−14R/256 となり、点Bでの電位VB(1)は、 VB(1)=(Vref1−Vref2)×(4R−14R/256)Rj となる。従つてVB(0)とVB(1)との電位差ELSBは ELSB={(Vref1−Vref2)×R/Rj}/256 である。分圧回路12の分圧出力端子間の電圧ス
テツプeMは、 eM=(Vref1−Vref2)×R/Rj であるので、ELSBは分圧回路12によつて分割さ
れた電位を更に1/256(=1/28)に分割してい
ることを示している。
つまり、第3のD/A変換回路であるレベルシ
フト回路3では、入力されたJ=4ビツトのデー
タa3〜a0に応じて、分圧回路12から分圧出力
されている電位をシフトしている。
第1のD/A変換回路1では、入力されたM=
8ビツトのデータa15〜a8をデコーダ11でデコ
ードし、レベルシフトされている分圧回路12の
分圧出力のうち、近接2電位V1,V2をスイツチ
ング回路13にてデコード結果に基づいて選択出
力している。
さて、第2のD/A変換回路2では、クロツク
発生部21から出力されるクロツクパルスを2K
の計数回路22で2K個カウントする間(1変換期
間)に入力されるKビツトのデータa7〜a4に応
じたパルス信号をパルス形成回路23から出力す
る。第3図にK=4ビツト対応のパルス形成回路
23の概略回路図を示す。
パルス形成回路23は、計数回路22の計数出
力Q1,Q2,Q3,Q4とクロツク発生部21からの
クロツクパルスCLKを入力して、夫々クロツク
パルスCLKをクロツク入力端に受け、D入力端
に夫々計数出力Q2,Q3,Q4を入力する第1、第
2、第3Dフリツプフロツプ26,27,28と、
Kビツトのデータのうちビツトデータa7と計数
出力Q1を入力とする第1アンドゲート29と、
ビツトデータa6と計数出力Q2と第1Dフリツプフ
ロツプ26の出力とを入力する第2アンドゲー
ト30と、ビツトデータa5と計数出力Q3と第2D
フリツプフロツプ27の出力とを入力する第3
アンドゲート31と、ビツトデータa4と計数出
力Q4と第3Dフリツプフロツプ28の出力とを
入力する第4のアンドゲート32と、これら第
1、第2、第3、第4アンドゲート29,30,
31,32の各出力C1,C2,C3,C4を入力する
オアゲート33とを備えており、オアゲート33
の出力C0は選択合成回路24に出力される。
つまり、入力デジタルデータの桁の高低と計数
回路22出力の高低とが逆順になるように組み合
わされており、アンドゲート29,30,31,
32へ入力されており、また、計数回路22出力
の最下位桁以外のQ2,Q3,Q4は、夫々計数対象
のクロツクパルスCLKにて駆動されるDフリツ
プフロツプ26,27,28にも与えられ、これ
らフリツプフロツプの出力もQ2,Q3,Q4と同様
にアンドゲート30,31,32へ与えられてい
る。
このパルス形成回路23の典型的な動作を説明
するための第4図にはそれぞれ1変換周期に相当
する第1、第2、第3期間(T1)(T2)(T3)に
おいてそれぞれK=4ビツトのデータとしてデー
タ「12」(a4=0,a5=0,a6=0,a7=1),
データ「8」(a4=0,a5=0,a6=0,a7=
1)、及びデータ「1」(a4=1,a5=0,a6=
0,a7=0)が第2D/A変換回路2にそれぞれ
入力されるケースを示している。第1期間(T1
においてはビツトデータa6,a7に有意の情報
“1”が付与されるので、第1、第2アンドゲー
ト29,30にそれぞれアンドゲート出力C11
びC21が現れる。一方第3、第4アンドゲート3
1,32には有意の情報がないのでオアゲート3
3出力C0にはC11,C21の論理和C01が現れる。こ
のC01はパルス幅の総和、つまり“1”である期
間の総和で「12」を表わすパルス信号となつてお
り、第1期間(T1)の全体に亘つて略均等に
“1”,“0”の夫々が分布するパルス幅、パルス
周期となつている。
第2期間(T2)においてはビツトデータa7の
み有意の情報“1”が入力されるのでオアゲート
33からは第1アンドゲート29出力C12に一致
するパルス信号C02が出力される。このC02はAパ
ルス幅の総和で「8」を表わすパルス信号となつ
ており、第2期間(T2)の全体に亘つて略均等
に“1”,“0”の夫々が分布するパルス幅、パル
ス周期となつている。
更に、デジタルデータ「1」の入力される第3
期間(T3)においてはビツトデータa4にのみ有
意の情報“1”が入力されるから、オアゲート3
3からは第4アンドゲート32出力C43に一致す
るパルス信号C03が出力される。
このように入力されるデジタルデータの如何を
問わず、入力データに応じてパルス幅とパルス周
期とが、パルスが1変換期間内で略均等に分散す
るように変化し、また、パルス幅の総和が定ま
る。これは入力デジタルデータのビツト数Kが4
より大きい値であつても同じである。
このようにして出力されたパルス信号C0は、
選択合成回路24へ入力される。選択合成回路2
4は、パルス信号が直接そのゲートに与えられる
スイツチングトランジスタ24bと、パルス信号
が与えられるインバータ24aと、このインバー
タ24aを介してパルス信号がそのゲートに与え
られるスイツチングトランジスタ24cとからな
り、両トランジスタ24b,24cの接続モード
をローパスフイルタ25に接続してアナログ信号
Voutを得ている。パルス形成回路23の出力パ
ルス信号が“1”である間、トランジスタ24b
がオンして、第1のD/A変換回路1から出力さ
れている第1電位V1が選択され、パルス信号
“0”である間、トランジスタ24cがオンして
第2電位V2が選択される。これらの電位は時系
列的に合成され、ローバスフイルタ25にて高調
波成分が除去されて出力される。
第1のD/A変換回路1から出力されるV1
V2は、前述の説明から、以下にように表わせる。
V2={(Vref1−Vref2)/Rj}×{4R−15R/
256+(a15×27+a14×z6…+a8×20)R+
(a3×23+a2×22+a1×21+a0×20)×R/
256} =Vconst+(a15×27+a14×26+…+a8×
20)×eM+(a3×23+a2×22+a1×21+a0×
20)×eM/256 V1=V2+eM 但しVconst=(Vref1−Vref2)×(4R−15R/
256)/Rj このD/A変換器の出力Voutは、第2のD/
A変換回路2にて、eM(=V1−V2)の電位を16
(=2K)分割して合成されて出力されるものであ
るので、 Vout=V2+(a7×23+a6×22+a5×21+a4×
20)×eM/16 である。従つて Vout=Vconst+(a15×27+a14×26+…+a8
×20)×eM+(a7×23+a6×22+a5×21+a4
×20)×eM/16+(a3×23+a2×22+a1×21
+a0×20)eM/256=(a15×27+a14×26
…+a8×20+a7×23+a6×22+a5×21+a4
×20+a3×23+a2×22+a1×21+a0×20
×eM/256+Vconst となる。つまり第1図では、eM/256をLSBとす
る16ビツトのD/A変換機となる。
従来のもののように第1のD/A変換回路と第
2のD/A変換回路のみの組み合わせによるD/
A変換回路に較べて、本発明のD/A変換機で
は、各D/A変換回路に入力するビツト数の低減
がされる。第2のD/A変換回路(PWM型)に
おける入力ビツト数が8ビツトである場合、計数
回路のクロツク周波数はサンプリング周期
44.1KHzの28倍の11.29KHz以上を必要とするが、
これが4ビツトであれば、クロツク周期は24倍の
705.6KHz以上でよいことになる。これは、D/
A変換器として、低消費電力化になり、また、高
周波クロツクパルスによるスイツチングノイズ及
び不要輻射の少ない、高性能なものが実現でき
る。
また、第1のD/A変換回路(AM型)に入力
されるビツト数が減少すれば、それだけ高精度の
抵抗を少くなくできるので、チツプサイズの小型
化ができる。特に抵抗の数は2M個であるのでその
効果は非常に大きい。
尚、第3のD/A変換回路であるレベルシフト
回路に用いる抵抗はR1〜R8の低抵抗値のものに
R9〜R16の高抵抗値のものを並列接続して、全体
としての抵抗値をデジタル的に変換するようにし
ているので、R9〜R16の高抵抗値のものには高精
度は必要とされない。例えば、抵抗R1,R5,R9
R13にて16ビツトの最小分解能(LSB)を表わす
こととしているが、R1,R5とR9,R13にて16ビッ
トの最小分解能(LSB)を表わすこととしてい
るが、R1,R5とR9,R13に要求される抵抗比(±
1/2LSBに入る範囲)は、1:170〜511であり、
R9,R13には分圧回路に用いられる抵抗ほど精度
を必要としない。従つて第3のD/A変換回路が
増すことになるチツプサイズの増加量は僅かであ
る。
第5図は、第3のD/A変換回路の他の例を示
している。第5図においては、Jビツトのデータ
のデコーダ41を備えており、また分圧回路12
に直列接続される抵抗はR20,R30の片側各1個
とし、これらの抵抗R20,R30に入力デジタルデ
ータに応じて1つ又は複数の高抵抗が並列接続さ
れるようにしたものである。
即ち、抵抗R20には抵抗R21,R22,R23…Ro
びスイツチトランジスタTnの直列回路が並列的
に接続されており、トランジスタTnと抵抗R20
を信号ラインと各抵抗R21,R22,R23…Roの接続
モードとの間にスイツチトランジスタT21,T22
T23…,が接続されている。抵抗R30側にも同様
に抵抗R31,R32,R33…Rm及びスイツチトラン
ジスタT31,T32,T33…,Tmが接続されている。
Jビツトのデータはデコーダ41に入力され
る。デコーダは入力データに応じてスイツチトラ
ンジスタT21,T22,T23…,Tnのうち1つと、
スイツチトランジスタT31,T32,T33…Tmのう
ち1つとをオンさせるべき信号を発し、オンした
トランジスタにて定まる1つ又は複数の高抵抗
R21,R22,…,R31,R32,…等をR20,R30
夫々と並列に接続させて、分圧回路12の分圧出
力をレベルシフトさせるものである。
ト 発明の効果 本発明は以上の説明から明らかな如く、AM型
の第1のD/A変換回路と、PWM型の第2の
D/A変換回路と、レベルシフト回路による第3
のD/A変換回路で、1つのD/A変換器を構成
しているので、各変換回路に入力されるデータの
ビツト数が低減でき、D/A変換器のチツプサイ
ズの縮小化、消費電力の低下及び、低ノイズ化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の概略構成図、第2図
は第3の変換回路の回路構成図、第3図は第2の
変換回路の概略回路図、第4図はパルス形成回路
の動作説明のタイムチヤート、第5図は第3の
D/A変換回路の他の実施例の回路構成図であ
る。 1……第1のD/A変換回路、2……第2の
D/A変換回路、3……第3のD/A変換回路、
11……デコーダ、12……分圧回路、13……
スイツチング回路、21……クロツク発生部、2
2……計数回路、23……パルス形成回路、24
……選択合成回路、25……ローパスフイルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 N(=M+K+J)ビツトのデジタルデータ
    に対応するアナログ信号を出力するD/A変換器
    において、 Nビツトのデジタルデータのうち上位Mビツト
    をデコードするデコーダ、第1の基準電位と第2
    の基準電位との間を2M個の抵抗により分圧する分
    圧回路、該分圧回路から前記デコーダの出力に応
    じた近接2電位を選択的に取り出す手段を備えた
    第1のD/A変換回路と、 Nビツトのデジタルデータのうち中位Kビツト
    のために設けられ、クロツクパルスを発生するク
    ロツク発生手段、該クロツク発生手段からのクロ
    ツクパルスを計数する2K進の計数回路、Nビツト
    のうち中位Kビツトのデジタルデータと前記計数
    回路の計数出力を入力とし、中位Kビツトのデジ
    タルデータの内容に応じたパルス信号を出力する
    パルス形成回路、該パルス形成回路の出力である
    パルス信号にて定められる期間に前記第1のD/
    A変換回路から出力される近接2電位のうち一方
    を選択し、残余の期間に他方を選択して合成する
    手段を備えた第2のD/A変換回路と、 Nビツトのデジタルデータのうち下位Jビツト
    のために設けられ、前記第1の基準電位と前記分
    圧回路の一端との間、及び前記第2の基準電位と
    前記分圧回路の他端との間の夫々に接続された第
    1、第2の抵抗網、Nビツトのうち下位Jビツト
    のデジタルデータの内容に応じて、前記第1の抵
    抗網の抵抗値と前記第2の抵抗網の抵抗値の総和
    を一定に保ちつつ、これら第1、第2の抵抗網の
    抵抗値を変化させる手段を備えた第3のD/A変
    換回路と、を具備し、前記第2のD/A変換回路
    からの合成出力を所定の期間で平均化してアナロ
    グ出力を得ることを特徴とするD/A変換器。 2 前記パルス形成回路は、中位Kビツトのデジ
    タルデータの内容に応じてそのパルス幅とパルス
    周期が変化し、かつ、2K個のクロツク期間におけ
    るパルス幅の総和が定まるパルス信号を出力する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    D/A変換器。
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