JPH0446147A - 光学活性化合物、その中間体、液晶組成物、および液晶表示素子 - Google Patents

光学活性化合物、その中間体、液晶組成物、および液晶表示素子

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JPH0446147A
JPH0446147A JP12247890A JP12247890A JPH0446147A JP H0446147 A JPH0446147 A JP H0446147A JP 12247890 A JP12247890 A JP 12247890A JP 12247890 A JP12247890 A JP 12247890A JP H0446147 A JPH0446147 A JP H0446147A
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Application number
JP12247890A
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English (en)
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Sadao Takehara
貞夫 竹原
Masashi Osawa
大沢 政志
Tamejirou Hiyama
檜山 為次郎
Tetsuo Kusumoto
哲生 楠本
Kiyoji Nishide
喜代治 西出
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DIC Corp
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な光学活性化合物、および液晶材料に係
わり、特に応答性、メモリー性に優れた強誘電性液晶表
示用材料に関するものである。
〔従来技術〕
液晶表示素子は、そのすぐれた特徴(低電圧作動、低消
費電力、薄型表示が可能、明るい場所でも使用でき目が
疲れない。)によって、現在広く用いられている。しか
しながら、最も一般的であるTN型表示方式では、CR
Tなどの発光型表示方式と比較すると応答が極めて遅く
、かつ印加電場を切った場合の表示の記憶(メモリー効
果)が得られないため、高速応答の必要な光ンヤタプリ
ンターヘッド、時分割駆動の必要なテレビなどの動画面
などへの応用には多くの制約があり、適した表示方式と
は言えなかった。
最近、メイヤーらにより強誘電性液晶を用いる表示方式
が報告され、これによるとTN型液晶の100〜100
0倍という高速応答とメモリー効果が得られるため、次
世代の液晶表示素子として期待され、現在盛んに研究開
発が進められている。
強誘電性液晶は液晶相としては、チルト系のキラルスメ
クチック相に属するものであるが、実用的には、その中
で最も低粘性であるキラルスメクヂフクC(以下Sc=
と省略する)相が最も望ましい。
Sc”相を示す液晶化合物は、既に数多く合成され、検
討されているが、強誘電性表示素子として用いるための
以下の条件、すなわち(イ)室温を含む広い温度範囲で
Sc“相を水すこと、(ロ)良好な配向を得るために、
Sc“相の高温側に適当な相系列を有し、かつその螺旋
ピッチが大きいこと、(ハ)j%当なチルト角を有する
こと、(ニ)粘性が小さいこと、(ホ)自発分極がある
程度大きいこと、を単独で満足するものはいまだ知られ
ていない。
このため、他のSc’″相を示す液晶化合物(以下、S
c”化合物という。)等と混合されてSc相を示す液晶
組成物(以下、Sc’液晶組成物という。)として用い
られているが、いずれにせよSc=相を示す液晶化合物
としては粘性の小さいことと、ある程度以上大きな自発
分極を有することが、高速応答を実現するためには必要
である。
またキラルドーパントとして光学活性化合物を、他のス
メクチツクC(以下、Scという。)相を示す液晶化合
物または組成物に添加することによりSc”組成物とし
て用いることができる。この方法は、液晶組成物の低粘
度化が可能となり、高速応答を実現できるという利点が
あるので、−船釣に用いられている。キラルドーバント
として用いる化合物は単独では必ずしもSc′″相を示
す必要はないが、組成物とした場合に同様の性質を示す
ことが必要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところがSc”相を示す従来の液晶化合物は、その粘性
および自発分極性において不十分であり、高速応答性の
液晶材料を提供するには問題があり、その改善が望まれ
ていた。
本発明が解決しようとする課題は、キラルドーバントと
して、Sc相あるいはSc”相を示す母体液晶に添加す
ることにより大きな自発分極を誘起可能な光学活性化合
物を提供し、これにより高速応答の可能な強誘電性液晶
表示用材料の提供を可能にすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するたぬに、次の一般式(1
)で表される光学活性化合物を提供するものである。
ただしく1)式中、R1は炭素数1−18のアルキル基
、アルフキシル基、アルコキンカルボニル基、アルカノ
イルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルコ
キンアルキル基、アルコキシアルコキシル基、アルコキ
シアルカノイルオキシ基を表し、基中の任意の1または
2個の水素はフッ素原子、塩素原子あるいはシアノ基で
置換されていてもよく、置換または分岐によって不斉炭
素が存在する場合には光学的に活性であっても、あるい
はラセミ体であってもよいが、好ましくは炭素原子数4
〜12のアルキル基またはアルコキシル基を表し、より
好ましくは直鎖状のアルコキシル基を表す。
R1は炭素原子数1−18のアルキル基を表すが、好ま
しくは炭素原子数l〜8の直鎖状アルキル基を表す。
R3は炭素原子数2〜18のアルカノイル基を表すが、
好ましくは炭素原子数2〜1oの直鎖状アルカノイル基
を表す。
またR′が炭素原子数2〜18のアルキル基を表す場合
には、R3はアセチル基であることが好ましく、またR
3が炭素原子数3〜18のアルカノイル基を表す場合に
は、R′はメチル基であることが好ましい。
Iは0またはlを表すが、麟=0の場合には液晶性が悪
くなり組成物の転移温度を低下させる傾向にあるため、
戯=1であることが好ましい。
舎および()  はそれぞれ独立に、 塩素原子を表すが、好ましくはフッ素原子を表す。
Zは、−coo−−−oco−1−CH,0−−0CH
1−−CH,CHI−−CミC−または単結合を表すが
、単結合を表すことが好ましい。
C″およびC**はそれぞれ独立的に(R)または(S
)配置の不斉炭素原子を表すが、(R)と(R)または
(S)と(S)の場合に誘起する自発分極が大きくなる
ので好ましい。
本発明はまたこれらの一般式(1)の光学活性化合物を
含有してなる液晶組成物を提供するものである。
本発明にいうところの液晶組成物は、前記一般式(1)
の化合物の少なくとも1種を構成成分として含有するも
のであり、特に強誘電性液晶表示用としては、主成分で
あるSc相を示す母体液晶中に航記一般式(1)の化合
物の少なくとも1種をキラルドーパントの一部または全
部として添加してなるSc’液晶組成物が適している。
また本発明の光学活性化合物をネマチック液晶に少量添
加することにより、TN液晶としていわゆるリバースド
メインの防止に、あるいはSTN液晶としての用途等に
利用できる。
上記一般式(1)の化合物は、下記一般式(II)で表
される光学活性化合物と、一般式(III)で表される
酸塩化物とをピリジン等の塩基存在下で反応させること
により容易に製造できる。
また一般式(It)で表される化合物と一般式(IV)
で表されるカルボン酸とを、ノシクaヘキシルカルボジ
イミド(DCC)等の縮合剤存在下で反応させることに
よっても製造することができる。
(以下、余白) (I[)+ R’−c()z扇吟coo+−(I )O
CC (式中、R−1、R1、R’、m、 舎   ■z、c
’お上びC”は一般式(T)のものと同じものを表す、
) ここで、一般式(II)のシアノ基を有する光学活性な
フェノール誘導体も新規化合物であり、本発明は請求項
夏記載の光学活性化合物の中間体として本化合物をも提
供するものである。
一般式(II)の化合物は以下のようにして製造できる
4−メトキソフェニルアセトニトリルをブチルリチウム
あるいはリチウムジイソプロピルアミド等の強塩基を用
いて、一般式(V)で表される光学活性なエポキシドと
反応させることにより、般式(■)°で表される光学活
性な化合物が得られる。
CH30−@−CH2CN (式中、R1、cllは上記と同様の意味を有する。)
一般式(■)°の化合物はジアステレオマー混合物であ
るが、カラムクロマトグラフィーなどの通常の分離手段
により、各ジアステレオマー(Vl)?こ分離が可能で
ある。
これを、酸無水物(R310)あるいは、酸塩化物(、
R,’ CQ>とピリジン等の塩基存在下で反応させて
一般式(■)で表される化合物とし、さらにこれをツメ
チルスルフィド−塩化アルミニウムと反応させて脱メチ
ル化を行い、一般式([1)の化合物を得ることができ
ろ。
上記のよ−)にして本発明の一般式(1)の化合物が得
られろが、これらに属する個々の具体的な化合物および
」−記一般式(11)の属する個々の具体的中間物は、
融点、相転移温度、赤外線吸収スペクトル(Ift)、
核磁気」1ミ鳴スペクトル(NMrt)、M量分析(M
 S )等の手段により確認することができる。
また一般式(III)または(IV)の化合物はほとん
どが既に知られており、通常の合成化学的手法により得
ることができる。
かくして得られた一般式(1)の化合物の例を第1表に
掲げる。
一般式(1)の化合物の優れた特徴の1つとしては、自
発分極(Ps)が十分に大きいことを挙げることができ
る。
例えばSc相を示す母体液晶に、後述の実施例2に示さ
れた化合物を5重量%添加し7: S c″組成物では
、25℃におけろPs値【よ5.4nC/am’と大き
いものである。これは液晶におけろ不斉源としても最も
普通に用いられる(S)−2−メチルブタノール由来の
Sc=化合物、例えば(S)2メチルブチル p−デシ
ルオキノヘンノリデンアミノベノゾエート(DOBAM
IC)などがip独でも4nC/cm’程度であるのと
比較すると41常に大きいことか判る。これは一般式(
1)の化合物におけろ不斉中心が、液晶分子の中央1′
1略部分(=1ア)およびシアノ基に直結していること
に加えて、分子軸回りの自由回転が抑制されていること
によると考えられ、このため非キラルの化合物まノこは
組成物に1重量%程度以上添加すれば、高速応答に十分
な程度の自発分極を誘起することが可能となる。
一般式(1)の化合物は単独で用いろよりも、液晶組成
物に添加することにより好適に用いられる。その場合に
は、一般式(1)の化合物の少なくとも1種と必要に応
して他の光学活性化合物とからなるキラルドーパントを
、これ以外の液晶化合物または液晶組成物に加えてなる
ものであって、特に強誘電性液晶表示素子として用いろ
場合には、主成分としてのSc相を示オキラルでない液
晶化合物あるいは液晶組成物に加えてなる組成物が望ま
しい。一般式(1)の化合物は充分大きな自発分極を誘
起し得るものであるのでSci品中に約1i1[rJ1
%以上添加すれば、組成物にある程度の自発分極を誘起
し、高速応答が可能となる。一般式(+)の化合物は単
独では液晶相を719さないものであるが、この程度の
少量の添加では相転移温度をあまり降下することもない
また一般式(1)の化合物をネマチック液晶に少量添加
することにより、TN液晶としていわゆるリバースドメ
インの防止、あるいはSTN液晶としての用途等に用い
ることもできる。
一般式(1)の化合物をドーピングするSc液晶組成物
として用いるべきSc化合物としては、例えば、下記一
般式(A)で表されるようなフェニルベンゾエート系化
合物や一般式(B)て表されるピリミジン系化合物をあ
げることかできる。
R0舎coo(cかR5′−−−(A)(式中、R″お
よびRhは直鎖状または分岐状のアルキル基、アルコキ
ノル基、アルコギシカルボニル基、アルカノイルオキノ
基、まf−はアルコキノカルボニルオキン基を表し、同
一であってし異な−、ていても良い。) (式中、RQ 、 Rbは前記一般式Aと同じである。
)また一般式(A) 、(B)を含め、一般式(C)で
表される化合物も同様の目的に使用する−とができる。
R’−Qz’−@−R”−−−−(C)あるいはこれら
のハロゲン置換体を表し、同一・であっても異なってい
て乙よい。z6 rよ−CO0−OGO−−CH2O−
−0CHI −CH,CH,−、C−C−−−:):たは!fi結合
を表4′。)またSc相の温度範囲を高温域に拡大オろ
1]的には、一般式(D)で表される3環型化合物を用
いることができる。
R\)2合Z舎R−−−−(D) (式中、R”、 Rbは一般式へと同様であり、今、(
会、合は前記一般式(c)の (ン、今と同様であり・
同一7あ°てら異な°ていても良く、Zo、zbは前記
一般式(C)のz(lと同様であり、同一であっても異
なっていて乙よい。
これらの化合物は混合してSc液晶組成物として用いる
のが効果的であるが組成物としてSc相を示せばよいの
であって、個々の化合物に一ノいては、必ずしもSc相
を示す必要はない。
こうして得られたSc液晶組成物に一般式に)の化合物
、および必要とdうA1ば他の光学活性化合物をキラル
ドーバントとして加えろごとにより、容易に室温を含む
広い温度範囲でSc’″相を、「す液晶組成物を得るこ
とができる。
一般式(1)の化合物を他のSc化合物あるいはSc液
晶組成物にドーピングして得らメーf二液晶組成物は2
枚の透明ガラス電極間に1〜20μm程度のWI膜とし
て封入することにより、表示用セルとして使用できる。
良好なコントラストを得るためには、均一に配向したモ
ノドメインとする必要がある。このために多くの方法が
試みられてぃるが、液晶材料としては、等方性液体相(
1)、キラルネマチック相(N” )、スメクチックA
相(SA)、キシルスメクチックC相(Sc’″)とい
う相系列を示し、かつN*相およびSc’″相、特にN
1相における螺旋ピッチを大きくしたしのか、良好な配
向性を示すことが知られている。螺旋ピッチを大きくす
るには、互いにねじれの向きが逆のキラル化合物をj[
混合すればよいわけであるが、その際、自発分極が打ち
消し合わないよう注意する必要がある。
一般式(1)の化合物はC″の絶対配置が(R)の場合
、自発分極の極性は峠であり、C8の絶対配置が(S)
の場合、自発分極の極性は−である。
方、螺旋のねじれの向きはC11の絶対配置に依存ずろ
。従って、C11の絶対配置が同一であって、C1“の
絶対配置の逆の化合物を混合することにより、本発明の
化合物だけを用いてもピッチを調整することも可能であ
る。ただし、後述の実施例にも示したように、C1とC
′″1の絶対配置が異なった化合物では絶対配置が同一
の化合物に比べると、自発分極の絶対値が小さくなるの
で、場合によっては、他の光学活性化合物を用いて自発
分極を小さくすることなく、螺旋のピッチを大さくする
こともできる。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて、本発明を具体的に説1りするが
、勿論、本発明の主旨、および適用範囲はこれらの実施
例により制限されるものではない。
なお化合物の構造は核磁気共鳴スペクトル(NMR) 
、赤外吸収スペクトル(I n) 、質量スペクトル(
MS)により確認した。相転移温度の測定は温度調節ス
テージを備えた偏光顕微鏡、および示差走査熱量計(D
SC)を併用して行った。
Ir(における(K B r)は錠剤成形により、(I
Ieat)は液膜により、(N ujol)は流動パラ
フィン中の墾濁状態での測定をそれぞれ表す。NMRに
おけろ(CDCQa ) 、(CCQ4)は溶媒を、S
は1重線、dは2重線、tは3重線、qは4重線、mは
多重線、ddは2重の2重線、dddはそのさらに2重
線、broadは幅広い吸収をそれぞれ表し、Jはカッ
プリング定数を表す。MSにおけるM+は親ビークを表
し、()内の数値はそのピークの相対強崩を表す。また
温度は℃を表す。組成物中における%はすべて重量%を
表す。
(実施例1)一般式(II)で表される化合物の合成(
+ −a) (2R,4R)および(2S 、4 R)−4−ヒドロ
キシ−2−(4−メトキシフェニル)デカンニトリルの
合成 4−メトキンフェニルアセトニトリル75(lngを含
むテトラヒドロフラン(THF)IO@+2に、78℃
でブチルリチウム(II−BuLi)の1.55Mヘキ
サノ溶液3.3mQを加え、1時間撹拌した後、(2R
)−1,2−エポキシオクタン651諷gを含むT)(
F溶液5mQを加え、−10℃まで昇温した。
飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、エーテル抽出後、
カラムクO?トグラフィ(Kieselgel 60、
ヘキサン/酢酸エチル=4/I)で(2R,4R)およ
び(2S 、4 R)−4−ヒドロキン−2−(4−メ
トキンフェニル)デカンニトリルの約1+li台物92
6 mg(収率70%)を得た。さらに中王ノJラムク
ロマトグラフィーにより、この2生成物を分離した。
(2R,4R)−4−ヒドロキン−2−(4−メトキン
フェニル)デカンニトリル 油状物質Rf0.24(ヘ
キサノ/酢酸エチル=、 3 / l )[α]%0−
20.8° (c=2.06、Mcoll)I R(I
Ieat)  3450,2240,1610.+51
0.1250,1030.825.625c會゛ ’HNMR(CDCI2*)  60.86(Ll:6
.8Hz、311)118〜1.48(m、+01り、
 1.50(broad、 s。111)1.96(d
dd、 J=13.8.9.9 and 3.2117
.、 l11)2.0111(ddd、 +13.8.
9.7 and 5.311z、 III)3.39(
m、  1t()、3.81(s、  3H)、  4
.01(dd、  J=9.9  and5.31(z
、 1)1)、 6.90(d、 J=8.7Hz、 
211)。
7.26(d、 J=8.7Hz、 2H)M  S 
  m/z  :  275(M”  、4.0)、 
159(100)元素分析:C1フH□No、として 計算値: C,?4.+4. 8.9.15:  N、
5.09%実測値: C,?3.80.  H,9,2
4,N、 4.92%(2S 、4 R)−4−ヒドロ
キン−2−(4−メトキンフェニル)デカンニトリル 
曲状物質Rr0.2−9(ヘキサン/酢酸エチル−3/
1)[α];、’  −29,5°(c= 2.61 
、 MeOIf)I R(IIeat)  3450.
2240.1610.l510.1250117510
30.825.625cm−’ HN M R(CD C1)  δ  0,88(t、
Jl、0IIz、311)。
1.22〜1.54(m、 1oft)、 1.65(
broad、 s、 III)1.80(ddd、 J
=13.9.10.5 and 4.4 Hz、 II
I)1.98(ddd、 J=13.9.11.5 a
nd 2.411z、 III)。
3.39(s、  IH)、  3.81(s、 31
1)4.01(del、 J=11.5 and 4.
4Hz、 III)6.90(d、 J=8.7Hz、
 28)、 7.26(d、 J−8,7tlz、 2
11)MS mHz : 275(M” 、3.0)、
+59(100)元素分析:  C、、HtsN O*
として計算値: C,74,14:  H,9,+5.
  N、 5.09%実測値 C,73,84:  H
,9,02:  N、 4.81%b) (2R,4R)−4−アセトキシ−2−(4−メトキン
フェニル)デカンニトリルの合成 (2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−(4−メトキノ
フェニル)デプJンニトリル400會g(1,45mf
f1oQ)、ピリジン211IQ、無水酢酸2園Qを室
温で12時間反応させた。ピリジン、無水酢酸を減圧留
去し、残渣を薄層クロマトグラフィー(シリカゲル、ヘ
キサン/酢酸エチル=3/I)で精製し、無色油状の(
2R,4R)−4−アセトキシ−2−(4−メトキノフ
ェニル)デカンニトリル455 mg(収率99%)を
得た。
[α コニ〇  +0.5  ° (c=  2 .1
  、  MeOH)+R(IIeat)  2235
,1735.16IQ、1505.1240,1025
゜825c+a ’HNMR(CDCQ、)  60.86(L、J=7
.0H2,3H)。
1.18〜1.32(膳、  8H)、  1.44〜
1.62(m、  2H)。
2.00(dcld、  Jl4.4. 7.7  a
nd  3.1Hz、  III)2.08(s、  
3H)、2.27(ddd、  Jl4.4.9.5 
 and  ?、011zltl)、3.74(bro
ad  L、J=7.3  Hz、III)、3.90
(s、311)4.84(m、18)、6.89(d、
  J:8.7Hz、211)、7.20(d、  J
:8.7)1z、  2tf) M S  mHz  :  317(M”  、<1)
、257(21)、+59(too)146(19)、
43(24) 元素分析:  CIIH!?N O3として計算値・C
1?+、89:  l−1,8,57,N  4.41
%実測値−C,?+、63. 1−1.8.62.  
N、 421%(1−c) (23,4R)−4−アセトキシ−2−(4−メトキノ
フェニル)デカンニトリルの合成 (2S 、4 R)−4−ヒドロキシ 2−(4−メト キシフェニル)デカンニトリルI 、 l g(3、9
smog)、ピリジン6峠、無水酢酸6sQを室温で1
2時間反応させた。ピリジン、無水酢酸を減圧留去し、
残渣をカラムクロマトグラフィー(K iselgel
  60、ヘキサン/酢酸エチル=5/I)で精製し、
(2S64R)−4−アセトキシ−2−(4−メトキノ
ツボニル)デカンニトリル1.Og(収率80%)を得
lこ。
[ff]%’  −10,3° (c=2.5、MeO
tl)’ HN M R(CD CC3>  δ 0.
87(t、J=7.oIIz、311)。
1.20−1.34(a、 8tl)、 1.48〜1
.63(a、 211)。
2.05(ddd、 Jl4.3.8.9 and 5
.1 fiz、 III)2.06(s、:(H)、 
2.14(ddd、Jl4.3.9.7 and 3.
311Z、III)、 3.80(s、3tl)、 3
.83(dd、 J=l!、711z、  III)、
5.03(m。
IH)、6.90(d、J・8.7Hz、 2H)、 
7.24(d、J=8.7Hz  2H) M  S  mHz  :  317(M”  、<1
)、 257(2g)、  1.19(+00)。
+46(19)、 43(43)、 28(27)元素
分析:  C+sH!7N Osとして計算値: C,
71,89,H,g、sy:  N、 4.41%実測
値: C,71,6+、  H,8,64N4.21%
(1−d) (2R4R)−4−アセトキシ−2〜(4−ヒドロキン
フェニル)デカンニトリルの合成(2fl、4 R)−
4−アセトキン−2−(4−メトキンフェニル)デカン
ニトリル447mg(1,41saoff)、無水塩化
アルミニウム1.4g(10,5SmoC)、硫化メチ
ル1(lsQを室温て16時間反応させた。
水冷F1水30IIQおよびジクロロメタンIQ(la
cを加えrコ後、塩酸でpH2にした。有機層を6縮し
、残渣を薄層クロマトグラフ゛イー(シリカゲル、ヘキ
サン/酢酸エチル=2/I)で精製し、無色油状の(2
R,4rt)−4−アセトキシ−2−(4−ヒドロキノ
フェニル)デカンニトリル419mg(収率98%)を
得た。
[αl:’  +o、s° (c=2.2、MeOH)
I R(IIeat)  34[10,2240,1?
35.1710.1610.1510゜126Q、12
40,1020.830cm−’’HN M R(CD
 Cll!3)  6 0.86(L、J□7.OHz
、3H)118〜1 32(*、88)、  1.44
〜t、62(s、2H)。
2.01(ddd、  J14.4.8.0  and
  3.0  Hz、  18)2.10(s、3H)
、  2.28(ddd、J=14.4. 9.5  
and  6.71[zill)、3.72(broa
d  t、J=7.3Hz、  kl()、4.83(
a、  Ill6.82(d   J=I11.6Hz
、  2H)、  7.14(d、  J=8.6Hz
、  2H)。
MS  mHz  :  304(M”  +1.  
<+)、243(21)、  145(100)132
(14)、43(36) (1−e) (2S 、4 R)−4−アセトキン−2−(4−ヒト
〔Jキノフェニル)デカンニトリルの合成(2R,4R
)−4−アセトキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)
デカンニトリルの合成(1−d)と同様の条件で、(2
S 、4 R)−4−アセトキン−2−(4−メトキシ
フェニル)デカンニトリル750 mg(2、36m5
all)、無水塩化アルミニウム2.3g(17,3m
5of2)、硫化メチル101を反応さけ、無色油状の
(2S 、4 R)−4−アセトキノ−2−(4−ヒド
ロキンフェニル)デカンニトリル698 mg(収率9
7%)を得た。
[α]′oO−9,7° (c=2.4、MeOH)+
 R(IIcaL)  3400.2240.1740
.17+0.1615,15+5゜127012401
025.830cm”HN M R(CD CQj) 
 δ 0.87(t、J・7,01lz、3H)。
120〜1.33(s  811)、 1.48−1.
70(m、211)2.08(s、3B) 2.06(
dddj44.4.8.8 and 5,2.肚111
)、 2.14(dddl14−4.9.5 and 
3.4tiz、1II)。
3.82(dclj=9.5  and  5.211
7.、  III)、  5.02(m、1Il)。
5.05(broad s、III)、 6.84(d
、J4.6tlz、2H)7.19(cl、 J=8.
611z、III)(実施例2) 一般式(1)の化合物の合成 実施例(+−d)で得られ1こ(2R,4R)−4−ア
セト#ノー2−(4−ヒドロキシフニル)デカンニトリ
ル50+agおよび4−4(オクチルオキシフェニル)
安息香酸クロリド57mgをジクロロメタン21gに溶
解し、これにピリジン0.2−を加え、溶媒の還流下で
6時間撹拌した。放冷後、エーテルを加え稀塩酸、水、
さらに飽和食塩水で順次洗滌した。無水硫酸ナトリウム
で脱水後、溶媒を溜去して粗生成物7(1++gをえた
。ノリ力ゲル力ラムクロマトグラフィ−(溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エヂル混合系)で精製して、第1表のNo、l
の化合物47Bを得た。さらにエタノールから再結晶し
てその融点を測定しfこところ、114℃であった。
In(Nujol)  1740.1610.1290
.1280.1200.1180゜1080.830,
770c++1 HN M R(CD CQ3)  60.86〜0.9
2(m、611)。
1.22−1.55(m、27)1)、 1.81(曽
、2H)、  2.10(Ill、4H>。
3.34(dd、Ill)、 4.01(t、211)
、 7.ODd、211)7.27(d、2+1)、 
7.40(d、2H)、 7.60(d、2H)7.7
0(cl、2H)、 8.22(d、2)1)(実施例
3) 実施例2において(2R,4R)−4−アセトキ’y−
2−(4−ヒドロキシフェニル)デカンニトリルに換え
て、実施例(1−e)で得られた(2S。
4R)−4−アセトキン−2−(4−ヒドロキシフェニ
ル)デカンニトリルを用い、同様の操作により、第1表
のNo、2の化合物を得た。
(実施例4)Sc”組成物の調製 以下の組成からなるSc相を示す母体液晶を調製した。
この組成物の相転移温度( ℃) は以下の通りで あった。
13      68     73.5Cr  −S
c   ;:   sA  ;:(Nはネマチック相を
表す。) 83.5 = このSc母体液晶に実施例2で得られた化合物を5%お
よび10%、実施例3で得られた化合物を5%加えてS
c”組成物を調製した。各組成物の相転移温度を第2表
に示した。
各組成物ともに、その融点は不明瞭であった。
(実施例5) 表示素子の作成 実施例4で得たSc”組成物(イ)を加熱して等方性液
体とし、これを厚さ約2μ鴎のポリイミド−ラビング配
向処理を施したセルに充填し、徐冷を行って、Sc’相
を配向さ仕た。このセルに電界強度10VP−P/μ鴎
の矩形波を印加してその電気光学的応答を測定したとこ
ろ、25℃で126μ秒、30℃で107μ秒という高
速応答性が確認された。このときの自発分極は5.4n
C/ cm’(25”C) 、4.9nC/ cm’(
30”C)であり、チルト角は22.4°(25℃)、
+7.9°(30℃)であった。またコントラストも良
好であった。
同様にしてSc”組成物(ハ)を用いて表示用セルを作
成し、その電気光学応答を測定したところ、25℃で3
10μ秒と(イ)と比較するとやや遅くなうた。
このときの自発分極は1 OnC/c+++1 と(イ)の約115であり、 チルト角は1 9.2゜ であった。
(以下、 余白) 〔発明の効果〕 本発明の一般式(1)で表される光学活性化合物はキラ
ルドーパントとして母体のSc、またはSc=組成物に
混合してSc”液晶組成物とした場合において、少量の
添加で非常に大きい自発分極を誘起することができる。
また少量の添加でもN1相に誘起する螺旋ピッチが充分
に短く、かつその温度変化も小さいのでTN液晶、ST
N液晶等にも用いることができる。また、本発明の一般
式(1)で示される光学活性化合物およびその中間体は
、実施例にも示したように工業的にも容易に製造でき、
無色で水、光、熱等に対する化学的安定性に優れており
非常に実用的である。
さらに本発明における強誘電性を示すキラルスメクチッ
ク液晶材料では約100μ秒という高速応答を実現する
ことも可能であり、表示用光スイツチング素子として極
めて有用である。
出願人 大日本インキ化学工業株式会社財団法人 相模
中央化学研究所

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で表わされる光学活性化合物
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・( I ) (式中、R^1は炭素数1〜18のアルキル基、アルコ
    キシル基、アルコキシカルボニル基、アルカノイルオキ
    シ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルコキシアル
    キル基、アルコキシアルコキシル基、アルコキシアルカ
    ノイルオキシ基を表し、基中の任意の1または2個の水
    素はフッ素原子、塩素原子あるいはシアノ基で置換され
    ていてもよく、R^2は炭素原子数1〜18のアルキル
    基を表し、R^3は炭素原子数2〜18のアルカノイル
    基を表し、mは0または1を表す。 ▲数式、化学式、表等があります▼および▲数式、化学
    式、表等があります▼はそれぞれ独立に ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼ または▲数式、化学式、表等があります▼を表し、Xは
    フッ素または塩素原子を表し、Zは−COO−、−OC
    O−、 −CH_2O−、−OCH_2−、−CH_2CH_2
    −、−C≡C−または単結合を表し、C^*およびC^
    *^*はそれぞれ独立的に(R)または(S)配置の不
    斉炭素原子を表す。)
  2. (2)mが1である請求項1記載の光学活性化合物。
  3. (3)▲数式、化学式、表等があります▼が▲数式、化
    学式、表等があります▼である請求項2記載 の光学活性化合物。
  4. (4)▲数式、化学式、表等があります▼が▲数式、化
    学式、表等があります▼であり、Zが単結合 である請求項3記載の光学活性化合物。
  5. (5)R^3がアセチル基である請求項4記載の光学活
    性化合物。
  6. (6)R^1がアルコキシル基である請求項5記載の光
    学活性化合物。
  7. (7)請求項1記載の光学活性化合物を含有する液晶組
    成物。
  8. (8)強誘電性キラルスメクチック相を示す請求項7記
    載の液晶組成物。
  9. (9)請求項7または8記載の液晶組成物を用いた液晶
    表示素子。
  10. (10)下記一般式(II)で表される光学活性化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(II) (式中、R^2は炭素原子数1〜18のアルキル基を表
    し、R^3は炭素原子数2〜18のアルカノイル基を表
    し、C^*およびC^*^*はそれぞれ独立的に(R)
    または(S)配置の不斉炭素原子を表す。)
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