JPH0445789A - リンホトキシン類発現ベクターおよびこれを利用したリンホトキシン類の製造法 - Google Patents

リンホトキシン類発現ベクターおよびこれを利用したリンホトキシン類の製造法

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JPH0445789A
JPH0445789A JP2153878A JP15387890A JPH0445789A JP H0445789 A JPH0445789 A JP H0445789A JP 2153878 A JP2153878 A JP 2153878A JP 15387890 A JP15387890 A JP 15387890A JP H0445789 A JPH0445789 A JP H0445789A
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gene
region
lymphotoxins
protein
base sequence
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JP2153878A
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Toshimi Morita
森田 敏美
Kumiko Uchida
久美子 内田
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Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、リンホトキシン類を有利に発現させるための
ベクターおよびこれを利用したリンホトキシン類の製造
法に関する。
[従来の技術およびその課題] 従来、抗踵瘍性ペプチドとして、TNF、リンホトキシ
ン等が知られており、その臨床での利用が検討されてい
る。
しかし、このうちTNFは、投与時の血圧低下や発熱等
の副作用が問題となっており、実際の治療への適用は難
しいとされている。
一方、天然リンホトキシンやこれに高い相同性を有する
リンホトキシン様ペプチド等のリンホトキシン類はTN
Fのような副作用の問題はないが、その生産に問題があ
った。
すなわち−現在、リンホトキシン類は主に遺伝子組替え
によって生産されているが、その発現量が少ないために
生産効率が悪く、実際の治療に必要な量のリンホトキシ
ン類を確保するのが困難であるというのが現状であった
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、リンホトキシン類を臨床で使用するため
、その発現量を飛躍的に増加させるべく鋭意研究を行な
った。そしてその結果、特定のベクターを利用すれば、
従来極めてわずかしか発現しなかったリンホトキシン類
が効率良く発現することを見出し本発明を完成した。
すなわち本発明の目的は、開始コドンの13塩基上流に
SD領領域有し、−10領域の塩基配列がTTAACT
、−35領域の塩基配列がTTGACAであり、リンホ
トキシン類をコードする遺伝子を除いた大きさが2.7
〜3.1kbであるリンホトキシン類発現ベクターを提
供することである。
また本発明の他の目的は、宿主微生物を上記ベクターで
形質転換し、これを培養することを特徴とするリンホト
キシン類の製造法を提供することである。
本発明のベクターは、−101ij域の塩基配列がTT
AACT、−35領域の塩基配列がTTGACAである
プロモーターを用い、SD領領域リポソーム結合部位)
と開始コドン(ATG)の間を13塩基とし、これにリ
ンホトキシン類(以下rLTJと略称する〉をコードす
る遺伝子(以下rLT構造遺伝子」と略称する)を結合
せしめ、かつ、LT構造遺伝子を除くベクターの塩基長
を 2.7〜3.1kbとすることにより構築すること
ができる。
具体的には、例えば第1図ないし第3図の手順のいずれ
かに従い構築することができる。
第1図に示された方法によれば、本発明ベクターは、ブ
ーロモーターの前半部分をコードする塩基配列(遺伝子
1)、SD領領域よび開始コドンを含むプロモーターの
後半部分とLT遺伝子の先頭部分をコードする塩基配列
(遺伝子2)および駐止コドンを含む塩基配列く遺伝子
4)を合成し、これらと公知のLTベクターから切り出
したLT構造遺伝子の大部分をコードする塩基配列(遺
伝子3)ならびに発現ベクター(遺伝子5〉とをライゲ
ーションすることにより構築することができる。
この方法によると、化学合成された遺伝子2を用いるこ
とによって、SD領領域よび開始コドンの距離が13塩
基とすることが可能となる。
また、ライゲーションされる発現ベクターは、構築され
た本発明のベクターがLT構造遺伝子を除いて塩基長が
2.7〜3.1kbとなるようなものであることが必要
であり、例えば、pUc系のベクターであるptyc、
pTZ、ブルースクリプト(Bluescript )
等を利用することにより、その要求を満足させることが
できる。
更に、本発明のベクターにおいて使用されるLT構造遺
伝子は、天然リンホトキシン遺伝子であっても、天然リ
ンホトキシン遺伝子を利用し、その一部を改変したり、
有機合成により全く人工的に製造された天然リンホトキ
シン相同性の高いペプチドをコードする遺伝子であって
も良い。
また、第2図の方法によれば、第1図の方法で得られた
LT発現ベクターのLT構造遺伝子を他のLT構造遺伝
子に交換することができる。すなわち、第1図に示す方
法で調製されたLT発現ベクターからプロモーターの大
部分をコードする遺伝子(遺伝子6)を切出し、これと
他のベクターから切出すか、合成したLTの構造遺伝子
の大部分をコードする遺伝子(遺伝子8)、SD領領域
よび関始コドン(ATG)を含み、この距離が13塩基
であるように調製した遺伝子(構造遺伝子7または10
)および発現ベクター(遺伝子3)とライゲーションす
ることにより本発明のベクターが構築される。
また、第3図に示した方法は、第1図の方法で得られた
LT発現ベクターのLT構造遺伝子をそのまま他のベク
ターに組み込むものであり、コピー数等の面での特徴の
ある本発明のベクターを得ることができる。
上記した方法は、本発明のLT発現ベクターを調製する
方法の一例であり、他の方法によっても調製することが
できる0例えば、−10領域の塩基配列がTTAACT
、−35領域の塩基配列がTTGACAである条件を満
たすプロモーターにはTrpプロモーターが含まれるの
で、公知のTrpプロモーターを有するベクターにLT
構造遺伝子を組み込み、得られたベクターから不用な塩
基を取り除き本発明ベクターを調製することも可能であ
る。
斜上の如くして得られたLT発現ベクターは、常法に従
いこれを用いて宿主微生物を形質転換し、形質転換され
た微生物を培養することによりLTを製造させることが
できる。
形質転換体の培養も常法にしたがって行なうことができ
、L−培地、M9培地、M9−カザミノ酸培地、高りん
酸培地、高りん酸−カザミノ酸培地等を利用することが
できる。
特に、高いLTの発現を得るためには、培地中にインド
ールアクリル酸を添加することが好ましい、インドール
アクリル酸の添加量としては、培地1ml当り20〜1
00μg程度である。
培養により得られたLTを培養物中から分1IlfI製
するには、微生物を例えば超音波処理等で破壊した後、
遠心分離等によって上清を得、この上清を硫安沈澱、透
析、イオンクロマトグラフィー、疎水クロマトグラフィ
ーアフィニティークロマトグラフィー等の精製手段を組
合せるm製方法に付すことにより実施される。
[発明の効果] 本発明によれば、従来1〜2%程度しか発現が得られな
かった天然LTが、10%以上発現させることが可能に
なった。
特に、本発明者らが先に開発した天然リンホトキシンと
高い相同性を有するペプチド(特願平1−234800
号)をコードする遺伝子をLT構造遺伝子として利用す
ると37%の高温度で発現させることが可能であった。
従って、本発明はLTを工業的に有利に製造し、臨床に
使用する道を開くものであり極めて有用なものである。
[実施例] 次に実施例を挙げ、本発明を更に説明する。
実施例 1 (1)プロモーターの先頭部分の構築 −10領域の塩基配列がTTAACT、−35領域の塩
基配列がTTGACAであるプロモータ一部分く以下、
これをrtrpプロモーター」という)を含む遺伝子(
遺伝子1)並びにSDm域および開始コドンを13塩基
の距離に有する、特願平1−234800号に従って調
製されたLT構造遺伝子(以下、rMLT、と略称する
)の先頭部分(遺伝子2)をDNA合成装置を用いて有
機合成した。遺伝子1および遺伝子2の合成は、次の(
1)〜(6)のオリゴヌクレオチドおよび(7)〜(1
4)のオリゴヌクレオチドを用いて行なった。
(遺伝子l調製のためのオリゴヌクレオチド)以 下 余 白 (遺伝子2調製のためのオリゴヌクレオチド)(7)5
’ ACGqAAGTTCACGTAAAAAG(8)
3’ TGCGTTCAAGTGCATTTTTCCC
ATAGC(1)5’GGTATCGATAAGCTA
TG(10)3’ TATTCGATACTTAATA
C(11) 5”AATTATGAATTTCCAG(
12) 3°TTAAAGGTCGGGTCTG(1コ
) 5° CCCA、GACTGCTCGTCAGCA
TCCGAAGATGCA(14) 3°TCGAGC
AGTCGTAGGCTTCT各オリゴヌクレオチド 
0.10Dを滅菌水15μmに溶解し、T4ポリヌクレ
オチドキナーゼ、400mM ATP、10倍量のカイ
ネーション緩衝液を加えて30μmとし、37°Cで2
時間反応させた。反応終了後65°Cで10分間熱処理
し、酵素を失活させた。
その後、各オリゴヌクレオチド0.050 Dを1本の
チューブにまとめ、アニーリング緩衝液を等量大れ、9
0°Cで3分反応し、ゆっくり冷却した。これにT4D
NAリガーゼ2000単位(宝社)とIM DT7 1
μl、10mM ATP  10μl、アニーリング1
1衝液7.1を入れ、100μmとした。 その後、1
6℃で16時間反応させ、10%PAGEゲルにて泳動
後、目的の遺伝子1および2を切出し、37°Cにて溶
出した。
得られた遺伝子1および2はそれぞれ次の塩基配列を有
していた。
遺伝子1 AATTCATTGTCCGACATCACAACGG
TTCTGGCAAATATTGTAACAGGCTG
TAGTGTTGCCAAGACCGTTTATAAE
〒’LAG丁 cA 以 下 余 白 遺伝子2 TAATACTTAAAGGTCGGGTCTGACG
AGCAGTCGTAGGCAAGATGCA TCT (2)MLT遺伝子の回収 特願平1−234800号に開示のpkk223−3 
 MLT  DNAを制限酵素EcoRI−5caI 
(東洋紡社)にて切断し、495bpのDNA断片を回
収し、更にこれをN5iI (NF2社)にて切断し、
431 bpのDNA断片(遺伝子3)を回収した。
(3)駐止コドンを含み、更にHindI[1部位を保
有するオリゴヌクレオチドの作製ABI社DNA合成機
を用いて、下に示すオリゴヌクレオチドから駐止コドン
を2つ連続し、更にHindI11部位を保有するオリ
ゴヌクレオチド(遺伝子4)を有機合成した。
(遺伝子4m製のためのオリゴヌクレオチド)(i5)
 5°ACTGTCTTCTTTGGAGCCTTCG
CTCTGTAGTAGA(16)3’ TGACAG
AAGAAACCTCGGAAGCGAGACATCA
TCTTCG上記の合成遺伝子0.10Dをアニーリン
グ緩衝液100μmに溶解し、90℃で3分間反応させ
た後、ゆっくり冷却して次に示す塩基配列を有する遺伝
子4を得た。
遺伝子4 ^CTGTCTTCTTTGGAGCCTTCGCTC
TGTAGTAGATGACAGAAGAAACCTC
GGAAGCGAGACATCATCTTCGA(4)
ブルースクリプト M136KII(+)の切断 ブルースクリプト(Bluescript) M 13
SK!I(+)2μg(東洋紡社)を制限酵素EcoR
I−HindIIIにて切断後、0.8%低融点アガロ
ースゲルにて泳動し、エチジウムブロマイド(EtBr
)染色後、目的の2.9kbからなるプラスミドDNA
 (遺伝子5)を得た。
(5)trpプロモーターを保有し、MLTを保有する
プラスミドの構築 遺伝子5と遺伝子1.2.3および4とをT4DNAリ
ガーゼを用いて反応させ、MLTの遺伝子を有するプラ
スミド(pBt rpMLT)を得た。更に一70℃で
冷凍保存しておいた形質転換用HBIOI株菌体を融解
し、この懸濁液100μmに、pBtrpMLTを20
ng添加した。水冷45分反応後、42℃で90秒間ヒ
ートショックを与え、2分氷冷した。SOC培地900
μmを添加し、37°Cで1時間培養後、懸濁液を0.
1mg/mlのアンピシリンを含むLB寒天培地プレー
ト上にまき、37°Cで一夜培養し、遺伝子1.2.3
.4および5からなるベクター(pBtrp  MLT
)を有する形質転換体を得た。この形質転換体からDN
Aを分離し制限酵素EcoRI−Hindmで切断した
後、1%アガロースゲルで泳動し、EtBr染色にて6
29bpのフラグメントを確認した。
(6)pBtrp  MLTの発現 pBtrpMLTについて、30℃および37℃の条件
での蛋白質の発現を確認した。
pBtrp MLTの単一コロニーを、2.5μg/m
l)リプトファンを含有するM9CA培地(M9最小培
地、1%グルコース、1mM  Mg5O,,0、1m
 M Ca C12,0,5% カザミノ酸、0.1m
g/ml  チアミン−塩酸、0.1 rng/rn 
1アンピシリン、100mMHep′es)にうえつけ
、それぞれの温度にて一夜培養した。翌日新しいM9C
A培地に1750量うえ、OD6゜。=0.5まで培養
後、3βインド一ルアクリル酸20μg/m1を添加し
、更に各々の温度にて16時間培養した。培養終了後1
mlの菌体液を1.5mlの遠心管に移し、遠心にて菌
体を得た。この菌体を200μ1O3DS  PAGE
用緩15渣にて溶解し、90゛Cで5分熱処理を加え、
15% 5DSPAGEにて泳動した。泳動終了後、ク
マシブルーにて染色し、次いで脱色した。脱色後、LK
Bレーザースキャナーにて、全蛋白質当りのMLTの発
現量を測定したところ、30℃の培養条件では全蛋白質
当り37%、また、37°Cの培養条件では全蛋白質当
り25%のMLT蛋白質の発現が確認された。これは、
30℃の培養条件では、U当り40〜80mgの蛋白質
量に相当する。
(7)蛋白質の生産および精製 pBtrp  MLTを、2.5μg/mlトリプトフ
ァンを含有するM9CA培地200m1にて一夜培養し
、この培養液を 71のM9CA培地に接種し、OD、
。。=0.5まで30℃にて培養した。その徨、3βイ
ンドールアクリル酸を最純濃度2 OAtg / m 
1になるように加え、更に16時間培養した後、遠心分
離により菌体を回収した。
得られた菌体33.7g/wetを 30mM NaC
1及び0.1mM  p−APMSFを含む50mM 
 トリス塩酸(pH8,0)500mlに懸濁し、この
菌体懸濁液を高圧ホモジナイザー(RANNIE社)に
、6000p、s、iにて3回通し、菌体を破壊した。
更に遠心分離により菌体残漬を除き、上清液を得た。
得られた上清500m1に最絣濃度として0.1%にな
るようにポリエチレンイミンを添加し、4°Cにて10
分撹拌律、遠心分離を行い、除核酸を行なった。上清4
80m1を回収し、硫酸アンモニウムを50%飽和とな
るように添加後、4°Cにて6時間撹拌後、遠心分離を
行い沈澱として粗蛋白を得た。
この粗蛋白を5mMリン酸緩衝液(pH7,4)45m
lにて溶M後、同mt1i液で透析した。更に遠心弁1
1&、不溶性蛋白を除去し、上清52m1を回収した。
更に50℃にて10分熱処理を行い、沈澱する蛋白を除
去した。その回収液50m1をあらかじめ5nnMリン
酸緩衝液(pH7,4)で平衡化したD EAE  セ
ファローズファスト フロー(ファルマシア社)のカラ
ムに付し、5mM リン酸緩衝液(pH7,4)で溶出
させた。
この溶出液をアミコン社製限外ろ過機(YMIO膜)に
より濃縮し、130m1の濃縮液を得た。この濃縮液を
5mM リン酸緩衝液(pH7,0)にて透析して13
2m1の蛋白質溶液を得た。得られた蛋白質溶液を、5
mM  リン酸緩衝液(pH7,0)にて平衡化したC
M  セファローズファスト フロー(ファルマシア社
)のカラムに吸着させ、5mM リン酸緩衝液(pH7
,0)にて洗浄後、NaC1を含む5mMリン酸緩衝液
(pH7,0)にて段階的濃度勾配により溶出した。
溶出液からペプチドを含む分画を回収し、リン酸緩衝液
に対し透析後、L929試験により活性を求め、各精製
過程における比活性および回収率を求めた。なお、蛋白
質定量は、バイオラッド社製プロティン・アッセイ・シ
ステムを用いて測定した。この結果を第1表に示す。
(以下余白) (8)精製した蛋白質の純度検定 精製した蛋白質2μgを15%5DS PAGEにて泳動後、クマシブルーにて染色し、脱色し
たのち、LKBレーザースキャナーにて純度検定した。
その結果、本発明にて精製した蛋白質は、純度95%以
上で回収されていた。
実施例2 インタクトLTの構築発現 (1)  Ptrp  MLTベクターがらtrpプロ
モータ一部分の取得 実施例1で得たptrpMLT DNAを制限酵素Ba
mHI (東洋結社) −C1al(ファルマシア社)
を用いて切断後、1.5%低融点アガロースゲルで泳動
し、129bpからなるプロモーター領域(遺伝子6)
を回収した。この遺伝子6は次に示すような塩基配列を
有していた。
遺伝子6 GATCCCCCGGGCTGCAGGAATTCAT
TGTCCGACATCACAAGGGGCCCGAC
GTCCTTAAGTAACAGGCTGTAGTGT
TCGGTTCTGGCAAATAATCTGAAAT
GAGCTGTTGACAATTAGCCAAGACC
GTTTATTAGACTTTACTCGACAACT
GTTAATATCATCGAACTAGTTAACT
AGTACGCAAGTTCACGTAAAATAGT
AGCTTGATCAATTGATCATGCGTTC
AAGTGCATTTTAGGGTAT TCCCATAGC LT先頭部分の構築 以下に示す6つのオリゴヌクレオチドからSD領領域開
始コ ドンを1 3塩基の距離に保 ち、 同時にLTの先頭部分をコードする遺伝子 (遺伝子7)を調製した。
(遺伝子7調製のためのオリゴヌクレオチド)(1)5
°CGATAAGCTATGCTTCCAGGAAGT
(2)3°TATTCGATACGAAGGTCCTG
AACCA、GAA(3)5°AGGTCTTACAC
CATCAGCTGCCCAG(4)3’ CGTGG
TAGTCGACGGGTCTGACGAG(5)5’
 ACTGCTCGTCAGCATCCGAAGATG
CA(6)3’ CAGTCGTAGGCTTCT上記
ヌクレオチドのうち、(2)〜(5)のオリゴヌクレオ
チドの各々0.10Dを、滅菌水15μlに溶解し、T
4ポリヌクレオチドキナーゼ、400mM ATP、1
0倍量のカイネーション緩衝液を加えて30μlとし、
37°Cで2時間反応させた0反応絆了徨、65℃で1
0分間熱処理し、酵素を失活させた。
その後、オリゴヌクレオチド(1)〜(6)の各々0.
050Dを1本のチューブにまとめ、アニーリング緩衝
液を等量大れ、90℃で3分反応させ、ゆっくり冷却し
た。これにT4DNAリガーゼ2000単位(宝社)と
IMDTT  1μm、10mM ATP  10μl
、アニーリングl1ffi液7μmを入れ、100μm
とした。その後、16℃で16時間反応させ、10%P
AGEゲルにて泳動後、目的の遺伝子7を切出し、37
℃にて溶出した。
得られた遺伝子7の塩基配列は次の通りである。
遺伝子7 CGATAAGCTATGCTTCCAGGAGTAG
GTCTTACACCATTATTCGATACGAA
GGTCCTCATCCAGAATGTGGTACAG
CTGCCCAGACTGCTCGTCAGCATCC
GAAGATC;CAGTCGACGGGTCTGAC
GAGCAGTCGTAGGCTTCT(3)LT遺伝
子の取得 ptrp  MLT  DNAを制限酵$14Nsi1
 (NEB社)−Hind[I (東洋結社)を用いて
切断後、1%低融点アガロースゲルで泳動し、465b
pからなる遺伝子(遺伝子8)を回収した。
(4)ブルースクリプトM138KII(+)の切断 ブル−スクリプト M133KII(+)2〃g(東洋
結社)を制限酵素BamHI −Hindmにて切断後
、0.8%低融点アガロースゲルにて泳動し、EtBr
染色後、目的の2.9kbからなるプラスミドDNA(
遺伝子9)を得た。
(5)trpプロモーターを保有しかつLTを保有する
プラスミドの構築 遺伝子6.7.8.9にT4DNAリガーゼを作用させ
、LTの遺伝子を有するプラスミド(pBtrp LT
)を得た。更に、−70°Cで冷凍保存しておいた形質
転換用HBlo1株菌体を融解し、この懸濁液100μ
lに、pBtrp  LTを20ng添加した。水冷4
5分反応復、42℃で90秒間ヒートショックを与え、
2分氷冷した。これにSOC培地900μmを添加し、
37゛Cで1時間培li後、懸濁液を0 、1 m g
 / m 1のアンピシリンを含むLB寒天培地プレー
ト上にまき、37°Cで一夜培養し、pBtrpLTを
有する形質転換体を得た。この形質転換体からDNAを
分離し、制限酵素BamHI−Hindmで切断した後
、1%アガロースゲルにて泳動し、EtBr染色にて6
65bpのフラグメントを確認した。
(6)pBtrp  LTの発現 pBtrp  LTの37℃の条件での蛋白質の発現を
確認した。pBtrp  LTの単一コロニーを、2.
5βg/mlトリプトファンを含有するM9CA培地(
M9最小培地、1%グルコース、1 m M M g 
SOa、0.1mM  CaC1,,0,5% カザミ
ノ酸、0 、1 m g / m 1  チアミン−塩
酸、0.1mg/ml  アンピシリン、100mMH
epes)にうえつけ、37℃にて一夜培養した。翌日
新しいM9CA培地に1150量うえ、ODaoo= 
0 、5まで培養後、3βインド一ルアクリル酸20μ
g / m lを添加し、更に37°Cにて16時間培
養した。培養終了後、1mlの菌体液を1.5mlの遠
心管に移し、遠心にて菌体を得た。この菌体を200μ
1O8DS  PAGE用I!衝液にて溶解し、90°
C5分熱処理を加え15%SDS  PAGEにて泳動
した。泳動終了後、クマシブルーにて染色した後、脱色
した。
脱色後、LKBレーザースキャナーにて、全蛋白質当り
のLTの発現量を測定したところ、37°Cの培養条件
では全蛋白質当り10%のLT蛋白質の発現が確認され
た。これは、37°Cの培養条件では、?1当り10〜
20mgの蛋白質量に相当する。
(7)蛋白質の生産および精製 pBtrp  LTを、2.5μg/mユ トリプトフ
ァンを含有するM9CA培地100m1にて一夜培養し
、この培養液を3.51のM9CA培地に接種し、OD
 son = 0 、5まで37°Cにて培養した。そ
の後、3βインドールアクリル酸を最終温度20μg 
/ m 1になるように加え、更に16時間培養した徨
、遠心分離により菌体を回収した。
得られた菌体15.95g/wetを30mM NaC
1及び0.1mM  p−APMSFを含む50mM 
 )リス塩酸(pH8,0)300mlに懸濁し、この
懸濁液を高圧ホモジナイザー(RANNIE社)に60
009゜S、iで3回通し、菌体を破壊した。更に20
0m1の同一緩衝液にて高圧ホモジナイザー内を洗浄し
、この回収液と破壊液を遠心分離し、粗抽出液を得た。
この粗抽出液500m1に最終温度として0.1%にな
るようにポリエチレンイミンを添加し、4°Cにて10
分撹拌復、遠心分離を行い、除核酸を行なった。上清 
480m1を回収し、硫酸アンモニウムを50%飽和と
なるーように添加後、4°Cにて5時間撹拌し、次いで
遠心分離を行い、沈澱として粗蛋白を得た。この粗蛋白
を5mM  リン酸緩衝液(pH7,4)45mlにて
溶解後、同I!衛液で透析した。更に遠心分JIl後、
不溶性蛋白を除去し、その上清52m1を回収した。
更に、50°Cにて10分熱処理を行い、沈澱する蛋白
を除去した。その回収液50m1ヲアラカシめ5mM 
 リン酸I!1lliii(pH7,4)で平衡化した
DEAE セファローズファスト フロー(ファルマシ
ア社)のカラムに付し、5mM  リン酸11fI液(
pH7,4)で溶比させた。
二の溶出液をアミコン社製限外ろ過機(YMIO膜)に
より濃縮し、 130mlの濃縮液を得た。この濃縮液
を5mM  リン酸緩衝液(pH7,0)にて透析後、
132mlの蛋白質溶液を得た。この蛋白質溶液を5m
M  リン酸緩衝液(pH7,0)にて平衡化したCM
 セファローズファスト フロー(ファルマシア社)の
カラムに吸着させ、5mM  リン酸緩衝液(pH7,
0)にて洗浄後、NaC1を含む5mM  リン酸I!
衛液(pH7,0)にて段階的濃度勾配により溶出した
。このペプチドを含む分画を回収し、リン酸m衝液に対
し透析後、L929試験により活性を求め、各精製過程
における比活性および回収率を求めた。なお、蛋白質定
量は、バイオラッド社製プロティン・アッセイ・システ
ムを用いて測定した。
この結果を第2表に示す。
(8)精製した蛋白質の純度検定 精製した蛋白質2μgを15%5DS PAGEにて泳動後、クマシブルーにて染色し、脱色後
、LKBレーザースキャナーにて純度検定した。その結
果、本発明にて精製した蛋白質は、純度95%以上で回
収されていた。
実施例3 組換え型LT (TLT)の構築と発現(1)ptrp
  MLT ベクターからtrpプロモータ一部分の取
得 実施例2の(1)と同様にして、pt rpMLT  
DNAから129bpのプロモーター領域(遺伝子6)
を得た。
(2)LT先頭部分の構築 以下に示す4つのオリゴヌクレオチドからSD領領域開
始コドンを13塩基の距離に保ち、同時にLTの先頭部
分をコードする遺伝子(遺伝子10)を調製した。
(遺伝子10調製のためのオリゴヌクレオチド)(4)
3’ GCAGTCGTGGGGTTCT上記オリゴヌ
クレオチドのうち(2)および(3)の各0.10Dを
滅菌水15μlに溶解し、T4ポリヌクレオチドキナー
ゼ、400mMATP、10倍量のカイネーション緩衝
液を加えて30μmとし、37°Cで2時間反応させた
。反応終了後、65°Cで1o分間熱処理し、酵素を失
活させた。その後、(1)〜(4)のオリゴヌクレオチ
ド各0.050 Dを1本のチューブにまとめ、アニー
リング!!衝液を等量大れ、90″03分反応しゆっく
り冷却した。
これにT4DNAリガーゼ2000単位(宝社)とIM
DTT1uユ、10mMATP  10μm、アニーリ
ングW面液 7μlを入れ、100μmとした。その後
、16℃で16時間反応させ、10% PAGEゲルに
て泳動後、目的の遺伝子1oを切出し、37°Cにて溶
出した。得られた遺伝子10は、次に示す塩基配列を有
していた。
遺伝子10 CGA、TAAGCTATGCCTGCCCAGACT
GCCCGTCAGCACCCCTATTCGATAC
GGACGGGTCTGACGGGCAGTCGTGG
GGAAGATGCA TCT (3)LT遺伝子の取得 ptrp  MLT  DNAを制限酵素N5i1 (
NEB社)−HindIn (東洋結社)を用いて切断
後、1%低融点アガロースゲルで泳動し、465bpか
らなる遺伝子く遺伝子8)を回収した。
(4)ブルースクリプト M2S  8KII(+)の
切断 ブルースクリプトM13 6KII(+)2μg(東洋
結社)を制限酵素BamHI −Hindmにて切断後
、0.8%低融点アガロースゲルにて泳動し、EtBr
染色後、目的の2.9kbからなるプラスミドDNA(
遺伝子9〉を得た。
(5)trpプロモーターを保有しかつTLTを保有す
るプラスミドの構築 遺伝子6.8.9.10にT4DNAリガーゼを作用さ
せ、TLTの遺伝子を有するプラスミド(pBtrp 
 TLT)を得た。更に一70℃で冷凍保存しておいた
形質転換用HBIOI株菌体を融解し、この懸濁液10
0μmに、pBtrpMTLTを20ng添加した。4
5分水冷徨、42°Cで90秒間ヒートショックを与え
、2分氷冷し方。SOC培地900μmを添加し、37
℃で1時間培Ii後、懸濁液を0.1ml/m1のアン
ピシリンを含むLB寒天培地プレート上にまき、37゛
Cで一夜培養し、 pBtrp  TLTを有する形質
転換体を得た。
この形質転換体からDNAを分離し、制限酵素BamH
I−Hind[IIで切断した後、1%アガロースゲル
にて泳動し、EtBr染色にて637bpのフラグメン
トを確認した。
(6)pBtrp  TLTの発現 pBtrp  TLTについて、37℃の条件での蛋白
質の発現を確認した。pBtrpTLTの単一コロニー
を、2.5 μg / m 1トリプトフアンを含有す
るM9CA培地(M9最小培地、1%グルコース、1m
MMg5Oa、0 、1 m M Ca C12,0,
5%カザミノ酸、0.1  mg/ml  チアミン−
塩酸、0.1mg/ml  アンピシリン、100mM
 Hepes)にうえつけ、37℃にて一夜培養した。
翌日新しいM9CA培地ニ1 / 50量うえ、0Ds
oo=0.5まで培!2後、3βインド一ルアクリル酸
20μg/ m 1を添加し、更に37°Cにて16時
間培養した。培養絣了後1mlの菌体液を1.5mlの
遠心管に移し、遠心にて菌体を得た。
この菌体を200μmのSDS  PAGE用#!衝液
にて溶解し、90℃で5分熱処理を加え、15% SD
S  PAGEにて泳動した。
泳動紡了後、クマシブルーにて染色し、次いで脱色した
。脱色後、LKBレーザースキャナーにて、全蛋白質当
りのTLTの発現量を測定したところ、37℃の培養条
件で、全蛋白質当り10%のTLT蛋白質の発現が確認
された。これは、37℃の培養条件では、′?1当り1
0〜20mgの蛋白質量に相当する。
(7)蛋白質の生産および精製 pBtrp  TLTを、2 、5 μg / m 1
トリプトフアンを含有するM9CA培地200m1にて
一夜培養し、この培養液を71のM9CA培地ニ接種シ
、OD aoo = 0 、5まで37℃にて培養した
。その後、3βインドールアクリル酸を最纒濃度20μ
g / mlになるように加え、更に16時間培養した
後、遠心分離により菌体を回収した。
得られた菌体16.92 g/we t (3,51分
)を30mM NaC1及び0.1 mMp−APMS
Fを含む50mM  トリス塩酸(pH8,0)120
mlに懸濁し、この懸濁液を高圧ホモジナイザー(RA
NNIE社〉に6000 p;s、iで3回通し、菌体
を破壊した。更に120m1の同一緩衝液にて高圧ホモ
ジナイザー内を洗浄し、この回収液と破壊液を遠心分離
し、粗抽出液を得た。
この粗抽出液250m1に最駐漬度として0.1%にな
るようにポリエチレンイミンを添加し、4℃にて10分
撹拌後、遠心分離を行い、除核酸を行なった。上清23
5m1を回収し、硫酸アンモニウムを50%飽和となる
ように添加後、4°Cにて4時間撹拌後、遠心分離を行
い、沈澱として粗蛋白を得た。
この粗蛋白を5mM  リン酸11面液(pH7,4)
45mlにて溶解後、同11衝液で透析した。更に遠心
分離後、不溶性蛋白を除去し、その上清64.5mlを
回収した。この上清を50℃にて10分熱処理に付し、
沈澱する蛋白を除去した。その回収M63.5mlをあ
らかじめ5mMリン酸a酸液S液H7,4)で平衡化し
たDEAE  セファローズファスト フロー(ファル
マシア社)のカラムに付し、5mM  リン酸緩衝液(
pH7,4)で溶出させた。
この溶出液(素通り分Di)250mlをpH7,0に
調整した。得られた蛋白質溶液を5mM  リン酸緩衝
液(pH7,0)にて平衡化したCM  セファローズ
ファスト フロー(ファルマシア社)のカラムに吸着さ
せ、5  mM  リン酸緩衝液(pH7,0)にて洗
浄後、NaC1を含む5mM  リンM緩i!i液(p
H7゜0)にて段階的濃度勾配により溶出した。 ペプ
チドを含む分画を回収し、リン酸緩衝液に対し透析後、
L929試験により活性を求め、各精製過程における比
活性および回収率を求めた。なお、蛋白質定量は、バイ
オラッド社製プロティン・アッセイ・システムを用いて
測定した。
この結果を第3表に示す。
(8)精製した蛋白質の純度検定 精製した蛋白l12μgを15% 5DSPAGEにて
泳動後、クマシブルーにて染色し脱色後、LKBレーザ
ースキャナーにて純度検定した。その結果、本発明にて
精製した蛋白質は、純度95%以上で回収されていた。
実施例 4 (1)trpプロモーター及びMLT横道遺伝子の単離 pBtrpMLTプラスミドDNAを制限酸素EcoR
I−HindIIl (東洋紡〉にて切断後、1%低融
点アガロース・ゲルで泳動し、EtBr染色後、629
bpのフラグメント(遺伝子11)を得た。この塩基配
列及びこれがコードするペプチドを第4図に示す。
(2)puc9ベクターの切断回収 puc9 2μg(ファルマシア社〉を制限酸素Eco
RI−Hindmにて切断後、0.8%低融点アガロー
ス・ゲルにて泳動し、EtBr染色後、目的の2.7K
bからなるプラスミドDNAを得た(遺伝子12)。
(3)trpプロモーターを保有し、かつ、MLTを保
有するプラスミドの構築 遺伝子11と遺伝子12にT4DNAリガーゼを作用さ
せ、MLTの遺伝子を有するプラスミド(p9trpM
LT )を得た。更に、−70・Cで凍結保存しておい
た形質転換用HB101株菌体を融解し、この懸sR液
100μmに、p9trp  M LTを20ng添加
した。水冷45分反応律、42°Cで90秒間ヒートシ
ョックを与え、2分氷冷したSOC培地900μmを添
加し、37℃で1時間培養後、懸濁液を0.1mg/m
lのアンピシリンを含むLB寒天培地プレート上にまき
、37℃で一夜培養し、遺伝子11.12を有する形質
転換体を得た。この形質転換体からDNAを分離し、制
限酵素 EcoRI−Hindm で切断した後、1%
アガロ−スゲルにて泳動させ、EtBr染色にて629
bpのフラグメントを確認した(遺伝子11)。
(4)p9trp MLTの発現 p9trp  LTの、37℃の条件での蛋白質の発現
を確認した。p9trp MLTの単一コロニーを、2
.5μg/mlトリプトファンを含有するM9CA培地
(M9最少培地、1%グルコース、1mM Mg5O,
,0、1mM Ca 01g、0.5% カザミノ酸、
0.1mg/ml  チアミン−HCl、0.1m g
 / m 1  アンピシリン、100mM Hepe
s)にうえつけ、37℃にて一夜培養した。翌日新しい
M9CA培地に1750貴うえ、OD、。。=0.5ま
で培養後、3βインドールアクリル[20℃g / m
 1を添加し、更【こ 37°Cにて16時間培養した
。培養終了後1 m lの菌体液を1.5mlの遠心管
に移し、遠心にて菌体を得た。この菌体を200μ1O
8DS  PAGEfifI液にて溶解し、90°Cで
5分間熱処理を加え、15% SDS  PAGEにて
泳動した。泳動終了後、クマシブルーにて染色し、次い
で脱色した。
脱色後、LKBレーザースキャナーにて、全蛋白質当り
のMLT発現量を測定した所、37°Cの培養条件では
、全蛋白質当り10%のMLT蛋白質の発現が確認され
た。これは、37℃の培養条件では、1当り10〜20
i+gの蛋白質量に相当する。
(5)活性の測定 (4)にて発現を確認した培養液の残り1mlを遠心に
て分離し、菌体を1mlのPBS (−)緩衝液に懸濁
し、10分間超音波処理おこなったのち、遠心分離によ
り、蛋白質上清を得た。この蛋白質上清を0.22ミク
ロンのフィルターを通した後、L929細胞障害性試験
を行なった所、菌体液1ml当り1xlo’unit/
mlの活性が確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本発明ベクター構築の手順を示
す図面である。 第4図は、遺伝子11及びこれがコードするペプチドを
示す図面である。 以     上 出 願 人 株 式

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)開始コドンの13塩基上流にSD領域を有し、−
    10領域の塩基配列がTTAACT、−35領域の塩基
    配列がTTGACAであり、リンホトキシン類をコード
    する遺伝子を除いた大きさが2.7〜3.1kbである
    リンホトキシン類発現ベクター。
  2. (2)開始コドンの13塩基上流にSD領域を有し、−
    10領域の塩基配列がTTAACT、−35領域の塩基
    配列がTTGACAであり、リンホトキシン類をコード
    する遺伝子を除いた大きさが2.7〜3.1kbである
    リンホトキシン類発現ベクターで宿主微生物を形質転換
    し、得られた微生物を培養することを特徴とするリンホ
    トキシン類の製造法。
  3. (3)培養をインドールアクリル酸の存在下実施する請
    求項第2項記載のリンホトキシン類の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995009871A1 (fr) * 1993-10-01 1995-04-13 Akira Kaji Nouveau peptide antitumoral

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995009871A1 (fr) * 1993-10-01 1995-04-13 Akira Kaji Nouveau peptide antitumoral
US5639728A (en) * 1993-10-01 1997-06-17 Kaji; Akira Antineoplastic peptide

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