JPH0445647B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0445647B2 JPH0445647B2 JP61182045A JP18204586A JPH0445647B2 JP H0445647 B2 JPH0445647 B2 JP H0445647B2 JP 61182045 A JP61182045 A JP 61182045A JP 18204586 A JP18204586 A JP 18204586A JP H0445647 B2 JPH0445647 B2 JP H0445647B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- piston
- tappet
- oil
- guide sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012840 feeding operation Methods 0.000 description 1
- 239000011796 hollow space material Substances 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
- F01L1/22—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
- F01L1/24—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
- F01L1/245—Hydraulic tappets
- F01L1/25—Hydraulic tappets between cam and valve stem
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、内燃機関のシリンダヘツドのガイド
孔内に配置された、液圧式に自動調節されるタペ
ツトであつて、該タペツトの一方の端面にカムが
当接していて、他方の端面に弁棒が当接してお
り、前記タペツトがカツプ状のケーシングより成
つていて、該ケーシングが、一端部が底部によつ
て閉鎖された中空円筒形の底部を有していて、前
記底部に対して外部からカムが当接しており、さ
らに前記タペツトが、前記中空円筒形の壁部に対
して同心的なガイドスリーブを有していて、該ガ
イドスリーブは、ケーシングの底部から出発して
円板部分の中心にまで延びており、該円板部分の
外周縁はケーシングの中空円筒形の壁部に移行し
ていて、これによつてこの円板部分は、中空円筒
形の壁部と円筒形のガイドスリーブとの間で、外
部に通じる孔によつてオイルの供給される環状の
オイル貯蔵室を仕切つており、前記ガイドスリー
ブ内で、内側ピストンとこの内側ピストンをおお
う外側ピストンとからなる液圧式の遊び補償部材
が長手方向でガイドされており前記内側ピストン
と外側ピストンとは互いにオイル高圧室を形成し
ており、該オイル高圧室は、逆止弁によつて閉鎖
された、内側ピストンの孔によつて中央のオイル
貯蔵室に接続されており、該中央のオイル貯蔵室
は内側ピストン内に配置されていて、一方では内
側ピストンの壁部によつて仕切られていて他方で
はケーシングの底部の内側面によつて仕切られて
おり、該内側面に内側ピストンの端面側が当接し
ていて、これに対して外側ピストンが円筒形のガ
イドスリーブ内で長手方向しゆう動可能に支えら
れていてこの外側ピストンの閉鎖された端部が弁
棒の端部に当接している形式のものに関する。
孔内に配置された、液圧式に自動調節されるタペ
ツトであつて、該タペツトの一方の端面にカムが
当接していて、他方の端面に弁棒が当接してお
り、前記タペツトがカツプ状のケーシングより成
つていて、該ケーシングが、一端部が底部によつ
て閉鎖された中空円筒形の底部を有していて、前
記底部に対して外部からカムが当接しており、さ
らに前記タペツトが、前記中空円筒形の壁部に対
して同心的なガイドスリーブを有していて、該ガ
イドスリーブは、ケーシングの底部から出発して
円板部分の中心にまで延びており、該円板部分の
外周縁はケーシングの中空円筒形の壁部に移行し
ていて、これによつてこの円板部分は、中空円筒
形の壁部と円筒形のガイドスリーブとの間で、外
部に通じる孔によつてオイルの供給される環状の
オイル貯蔵室を仕切つており、前記ガイドスリー
ブ内で、内側ピストンとこの内側ピストンをおお
う外側ピストンとからなる液圧式の遊び補償部材
が長手方向でガイドされており前記内側ピストン
と外側ピストンとは互いにオイル高圧室を形成し
ており、該オイル高圧室は、逆止弁によつて閉鎖
された、内側ピストンの孔によつて中央のオイル
貯蔵室に接続されており、該中央のオイル貯蔵室
は内側ピストン内に配置されていて、一方では内
側ピストンの壁部によつて仕切られていて他方で
はケーシングの底部の内側面によつて仕切られて
おり、該内側面に内側ピストンの端面側が当接し
ていて、これに対して外側ピストンが円筒形のガ
イドスリーブ内で長手方向しゆう動可能に支えら
れていてこの外側ピストンの閉鎖された端部が弁
棒の端部に当接している形式のものに関する。
従来の技術
このような形式の従来公知のタペートにおいて
は、外側の環状のオイル貯蔵室から内側ピストン
内に配置された中央のオイル貯蔵室へオイルを送
る作業は、タペツトの底部に隣接する箇所で行な
われていた。また、外側の環状オイル貯蔵室の一
部にのみオイルが充てんされるか又は、このオイ
ル貯蔵室の少なくとも一部に（非常に少量であつ
ても）空気が含まれるような運転状態のあること
が知られている。
は、外側の環状のオイル貯蔵室から内側ピストン
内に配置された中央のオイル貯蔵室へオイルを送
る作業は、タペツトの底部に隣接する箇所で行な
われていた。また、外側の環状オイル貯蔵室の一
部にのみオイルが充てんされるか又は、このオイ
ル貯蔵室の少なくとも一部に（非常に少量であつ
ても）空気が含まれるような運転状態のあること
が知られている。
発明が解決しようとする問題点
さて、機関開始時に、中央のオイル貯蔵室内に
存在するオイルが高圧室を充てんするために必要
とされる場合、前記公知のタペツトでは、中央の
オイル貯蔵室内に、外側の環状のオイル貯蔵室の
上端部に存在する空気がまず吸い込まれる。こう
して中央のオイル貯蔵室内に吸い込まれた空気
は、この中央のオイル貯蔵室から十分迅速に導出
されず、次の運転経過中にオイル高圧室内にも達
して不都合を招くことにもなる。
存在するオイルが高圧室を充てんするために必要
とされる場合、前記公知のタペツトでは、中央の
オイル貯蔵室内に、外側の環状のオイル貯蔵室の
上端部に存在する空気がまず吸い込まれる。こう
して中央のオイル貯蔵室内に吸い込まれた空気
は、この中央のオイル貯蔵室から十分迅速に導出
されず、次の運転経過中にオイル高圧室内にも達
して不都合を招くことにもなる。
そこで本発明の課題は、簡単な構造的手段を講
じて、外側の環状のオイル貯蔵室の上端部に存在
する空気が中央のオイル貯蔵室に吸い込まれない
ようにすることである。
じて、外側の環状のオイル貯蔵室の上端部に存在
する空気が中央のオイル貯蔵室に吸い込まれない
ようにすることである。
問題点を解決するための手段
前記問題点を解決した本発明によれば、ガイド
スリーブが、ケーシング底部から離れた位置、有
利には、ガイドスリーブの、ケーシング底部とは
反対側端部付近で吸込み口を有しており、該吸込
み口が、一方では外側ピストンの外周面、他方で
はガイドスリーブの孔によつて制限された、ケー
シング底部に向かつて延びる通路に開口してお
り、前記内側ピストンの、ケーシングの底部側の
端部に、中央のオイル貯蔵室へオイルを送るため
のオイル送り開口が設けられている。
スリーブが、ケーシング底部から離れた位置、有
利には、ガイドスリーブの、ケーシング底部とは
反対側端部付近で吸込み口を有しており、該吸込
み口が、一方では外側ピストンの外周面、他方で
はガイドスリーブの孔によつて制限された、ケー
シング底部に向かつて延びる通路に開口してお
り、前記内側ピストンの、ケーシングの底部側の
端部に、中央のオイル貯蔵室へオイルを送るため
のオイル送り開口が設けられている。
作 用
以上のように構成したことによつて、外側の環
状のオイル貯蔵室から中央の貯蔵室へのオイル送
り作業は、ケーシング底部側に向けられた位置、
つまり外側のオイル貯蔵室に存在する空気が吸い
込まれる位置で行なわれるのでなく、ケーシング
底部から離れた位置で行なわれる。このような形
式で、外側の環状のオイル貯蔵室内に存在する空
気が中央のオイル貯蔵室内に吸い込まれることは
確実に避けられる。ガイドスリーブの有利には、
ケーシング底部とは反対側端部付近に吸込み口を
配置すべきであるということは、この吸込み口
を、ガイドスリーブの、ケーシング底部とはでき
るだけ離れた端部に配置するということである
が、このことは、吸込み口を必ずしもガイドスリ
ーブの、ケーシング底部とは正反対側端部に配置
しなければならないことを意味することでないこ
とは明らかである。むしろ、この吸込み口を例え
ばガイドスリーブの長手方向延長部の中央に配置
すれば、より良好な位置関係が得られる。
状のオイル貯蔵室から中央の貯蔵室へのオイル送
り作業は、ケーシング底部側に向けられた位置、
つまり外側のオイル貯蔵室に存在する空気が吸い
込まれる位置で行なわれるのでなく、ケーシング
底部から離れた位置で行なわれる。このような形
式で、外側の環状のオイル貯蔵室内に存在する空
気が中央のオイル貯蔵室内に吸い込まれることは
確実に避けられる。ガイドスリーブの有利には、
ケーシング底部とは反対側端部付近に吸込み口を
配置すべきであるということは、この吸込み口
を、ガイドスリーブの、ケーシング底部とはでき
るだけ離れた端部に配置するということである
が、このことは、吸込み口を必ずしもガイドスリ
ーブの、ケーシング底部とは正反対側端部に配置
しなければならないことを意味することでないこ
とは明らかである。むしろ、この吸込み口を例え
ばガイドスリーブの長手方向延長部の中央に配置
すれば、より良好な位置関係が得られる。
実施例
次に図面に示した実施例について本発明の構成
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
第１図に示したタペツトはカツプ状のケーシン
グ１より成つており、このケーシング１は中空の
壁部２とこの壁部２に一体成形された底部３とか
ら成つている。このケーシング１内には、円板部
分５と円筒形のガイドスリーブ６とから形成され
た内部４が配置されている。円板部分５の外周部
と中空円筒形の壁部２とは、これらの間の接触箇
所７で巻き込みによつて互いに固く接続されてい
る。液密な接続を得るために前記接触箇所７に付
加的な溶接はんだ付け又はこれと類似のものを施
してもよい。円板部分５は壁部２に接続するため
に、一方では中空円筒形の壁部の外周に形成され
た周方向溝８による突起部にあてつけられてい
て、他方では中空円筒形の壁部から降起せしめら
れた降起部９によつておおわれている。
グ１より成つており、このケーシング１は中空の
壁部２とこの壁部２に一体成形された底部３とか
ら成つている。このケーシング１内には、円板部
分５と円筒形のガイドスリーブ６とから形成され
た内部４が配置されている。円板部分５の外周部
と中空円筒形の壁部２とは、これらの間の接触箇
所７で巻き込みによつて互いに固く接続されてい
る。液密な接続を得るために前記接触箇所７に付
加的な溶接はんだ付け又はこれと類似のものを施
してもよい。円板部分５は壁部２に接続するため
に、一方では中空円筒形の壁部の外周に形成され
た周方向溝８による突起部にあてつけられてい
て、他方では中空円筒形の壁部から降起せしめら
れた降起部９によつておおわれている。
円筒形のガイドスリーブ６の端部は、底部３の
内面に形成された溝に係合している。ガイドスリ
ーブ６はこの終端範囲で、液圧式の遊び補償部材
１３をガイドスリーブ６の孔から抜け落ちないよ
うに確保するデイスクワツシヤ１２を配置するた
めのスペースを得るために、拡大された内径１１
を有している。
内面に形成された溝に係合している。ガイドスリ
ーブ６はこの終端範囲で、液圧式の遊び補償部材
１３をガイドスリーブ６の孔から抜け落ちないよ
うに確保するデイスクワツシヤ１２を配置するた
めのスペースを得るために、拡大された内径１１
を有している。
中空円筒形の壁部２と円板部分５と円筒形のガ
イドスリーブ６と底部３の内側面１０とによつて
形成された環状の中空室は、周方向溝８に配置さ
れた孔１５を通つて外部からオイルの供給される
環状のオイル貯蔵室１４を形成している。液圧式
の遊び補償部材１３は、ガイドスリーブ６内で滑
動ガイドされた外側ピストン１６より成つてお
り、この外側ピストン１６は、わずかな遊びを保
つて滑動可能に内側ピストン１７を受容してい
る。この内側ピストン１７は、底部３に向けられ
た側の端部の中央でオイル貯蔵室１８を有してお
り、このオイル貯蔵室１８は底部３の内側面１０
に形成された切欠き１９を介して、内側ピストン
１７とガイドスリーブ６との間の環状室２０に液
体接続されている、オイルは中央のオイル貯蔵室
１８から、逆止弁２２によつて閉鎖可能な孔２１
を介して、２つのピストン１６，１７によつて制
限されたオイル高圧室２３内に達する。これら２
つのピストン１６，１７はばね２４の作用を受け
て互いに離れる方向に負荷されている。組み立て
られた状態で外側ピストン１６の下側の端面２５
は、外部から底部３に対してカムが当てつけられ
ることによつて機関弁のシヤフト端面に接触す
る。
イドスリーブ６と底部３の内側面１０とによつて
形成された環状の中空室は、周方向溝８に配置さ
れた孔１５を通つて外部からオイルの供給される
環状のオイル貯蔵室１４を形成している。液圧式
の遊び補償部材１３は、ガイドスリーブ６内で滑
動ガイドされた外側ピストン１６より成つてお
り、この外側ピストン１６は、わずかな遊びを保
つて滑動可能に内側ピストン１７を受容してい
る。この内側ピストン１７は、底部３に向けられ
た側の端部の中央でオイル貯蔵室１８を有してお
り、このオイル貯蔵室１８は底部３の内側面１０
に形成された切欠き１９を介して、内側ピストン
１７とガイドスリーブ６との間の環状室２０に液
体接続されている、オイルは中央のオイル貯蔵室
１８から、逆止弁２２によつて閉鎖可能な孔２１
を介して、２つのピストン１６，１７によつて制
限されたオイル高圧室２３内に達する。これら２
つのピストン１６，１７はばね２４の作用を受け
て互いに離れる方向に負荷されている。組み立て
られた状態で外側ピストン１６の下側の端面２５
は、外部から底部３に対してカムが当てつけられ
ることによつて機関弁のシヤフト端面に接触す
る。
オイルを外側のオイル貯蔵室１４から中央のオ
イル貯蔵室１８に移すために、ガイドスリーブ６
の、底部３側とは反対側端部付近に吸込み口２６
が設けられており、この吸込み口２６は、ガイド
スリーブ６の孔の内周壁に配置され底部３に向か
つて延びる縦溝２７に開口している。
イル貯蔵室１８に移すために、ガイドスリーブ６
の、底部３側とは反対側端部付近に吸込み口２６
が設けられており、この吸込み口２６は、ガイド
スリーブ６の孔の内周壁に配置され底部３に向か
つて延びる縦溝２７に開口している。
従つて、オイルは外側の環状のオイル貯蔵室１
４から吸込み口２６を介して縦溝２７に達し、こ
の縦溝２７から環状室２０に達しさらに切欠き１
９を介して中央のオイル貯蔵室１８に達する。こ
れによつて、外側のオイル貯蔵室１４内の上端部
に場合によつて存在する空気が中央のオイル貯蔵
室１８に達することはない。
４から吸込み口２６を介して縦溝２７に達し、こ
の縦溝２７から環状室２０に達しさらに切欠き１
９を介して中央のオイル貯蔵室１８に達する。こ
れによつて、外側のオイル貯蔵室１４内の上端部
に場合によつて存在する空気が中央のオイル貯蔵
室１８に達することはない。
第２図に示したタペツトの構造は、第１図に示
したタペツトの構造に対して主に、外側のカツプ
状のケーシング１の構造が異なつている。つまり
ガイドスリーブ２８はこの第２図の実施例では底
部３と一体に構成されていて、外側のオイル貯蔵
室１４の、底部３とは反対側の端部は別個の円板
部分２９によつて閉鎖されている。この円板部分
２９の外縁部は中空円筒形の壁部２の内周面で支
えられていて、ガイドスリーブ２８の端部に対し
て、このガイドスリーブ２８内に挿入されたＯリ
ング３０によつてシールされている。
したタペツトの構造に対して主に、外側のカツプ
状のケーシング１の構造が異なつている。つまり
ガイドスリーブ２８はこの第２図の実施例では底
部３と一体に構成されていて、外側のオイル貯蔵
室１４の、底部３とは反対側の端部は別個の円板
部分２９によつて閉鎖されている。この円板部分
２９の外縁部は中空円筒形の壁部２の内周面で支
えられていて、ガイドスリーブ２８の端部に対し
て、このガイドスリーブ２８内に挿入されたＯリ
ング３０によつてシールされている。
この第２図の実施例においても、環状のオイル
貯蔵室１４から中央のオイル貯蔵室１８へのオイ
ルの送りは、ガイドスリーブ２８の、底部とは反
対側の端部に設けられていてしかも、ガイドスリ
ーブ２８の孔内に形成された縦溝３２に開口する
吸込み口３１を介して行なわれる。この縦溝３２
を通つて、オイルは内側ピストン１７とガイドス
リーブ２８との間の環状室３３に達し、ここか
ら、内側ピストン１７の端面側端部に設けられた
切欠き３４を通つて中央のオイル貯蔵室１８に達
する。
貯蔵室１４から中央のオイル貯蔵室１８へのオイ
ルの送りは、ガイドスリーブ２８の、底部とは反
対側の端部に設けられていてしかも、ガイドスリ
ーブ２８の孔内に形成された縦溝３２に開口する
吸込み口３１を介して行なわれる。この縦溝３２
を通つて、オイルは内側ピストン１７とガイドス
リーブ２８との間の環状室３３に達し、ここか
ら、内側ピストン１７の端面側端部に設けられた
切欠き３４を通つて中央のオイル貯蔵室１８に達
する。
第３図の実施例によるタペツトの構造は第１図
によるタペツトの構造に対して次の点で異なつて
いる。つまり拡大された内径１１を有するガイド
スリーブ６の範囲が延長されていて、この範囲
の、底部とは反対側の端部に吸込み口３５が形成
されている。このようにすればガイドスリーブ６
の孔内に付加的な縦溝を配置する必要はない。吸
込み口３５は第１図および第２図の実施例にける
ように底部３からそれ程大きく離れていないにも
拘らず、大低の場合その課題を完全に満たすこと
ができる。何故ならば外側のオイル貯蔵室１４内
には、吸込み口３５の範囲にまで達する程多くの
空気は含まれないからである。
によるタペツトの構造に対して次の点で異なつて
いる。つまり拡大された内径１１を有するガイド
スリーブ６の範囲が延長されていて、この範囲
の、底部とは反対側の端部に吸込み口３５が形成
されている。このようにすればガイドスリーブ６
の孔内に付加的な縦溝を配置する必要はない。吸
込み口３５は第１図および第２図の実施例にける
ように底部３からそれ程大きく離れていないにも
拘らず、大低の場合その課題を完全に満たすこと
ができる。何故ならば外側のオイル貯蔵室１４内
には、吸込み口３５の範囲にまで達する程多くの
空気は含まれないからである。
第１図及び第３図の実施例においては、外側の
オイル貯蔵室１４から環状室２０内に空気がまつ
たく侵入しないように、適当な手段（例えば、は
んだ付け、接着又はこれと類似のもの）を講ずる
必要がある。
オイル貯蔵室１４から環状室２０内に空気がまつ
たく侵入しないように、適当な手段（例えば、は
んだ付け、接着又はこれと類似のもの）を講ずる
必要がある。
効 果
以上のように本発明の液圧式に自動調節された
タペツトによれば、外側の環状のオイル貯蔵室の
上端部に存在する空気が中央のオイル貯蔵室に吸
込まれることは簡単な構造手段によつて確実に避
けることができる。
タペツトによれば、外側の環状のオイル貯蔵室の
上端部に存在する空気が中央のオイル貯蔵室に吸
込まれることは簡単な構造手段によつて確実に避
けることができる。
第１図は本発明の第１実施例によるタペツトの
部分的な縦断面図、第２図は第２実施例によるタ
ペツトの部分的な縦断面図、第３図は第３実施例
によるタペツトの部分的な縦断面図である。 １…ケーシング、２…壁部、３…底部、４…内
部、５…円板部分、６…ガイドスリーブ、７…接
触箇所、８…周方向溝、９…降起部、１０…内側
面、１１…内径、１２…デイスクワツシヤ、１３
…遊び補償部材、１４…オイル貯蔵室、１５…
孔、１６…外側ピストン、１７…内側ピストン、
１８…オイル貯蔵室、１９…切欠き、２０…環状
室、２１…孔、２２…逆止弁、２３…オイル高圧
室、２４…ばね、２５…端面、２６…吸込み口、
２７…縦溝、２８…ガイドスリーブ、２９…円板
部分、３０…Ｏリング、３１…吸込み口、３２…
縦溝、３３…環状室、３４…切欠き、３５…吸込
み口。
部分的な縦断面図、第２図は第２実施例によるタ
ペツトの部分的な縦断面図、第３図は第３実施例
によるタペツトの部分的な縦断面図である。 １…ケーシング、２…壁部、３…底部、４…内
部、５…円板部分、６…ガイドスリーブ、７…接
触箇所、８…周方向溝、９…降起部、１０…内側
面、１１…内径、１２…デイスクワツシヤ、１３
…遊び補償部材、１４…オイル貯蔵室、１５…
孔、１６…外側ピストン、１７…内側ピストン、
１８…オイル貯蔵室、１９…切欠き、２０…環状
室、２１…孔、２２…逆止弁、２３…オイル高圧
室、２４…ばね、２５…端面、２６…吸込み口、
２７…縦溝、２８…ガイドスリーブ、２９…円板
部分、３０…Ｏリング、３１…吸込み口、３２…
縦溝、３３…環状室、３４…切欠き、３５…吸込
み口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 内燃機関のシリンダヘツドのガイド孔内に配
置された、液圧式に自動調節されるタペツトであ
り、該タペツトの一方の端面にカムが当接してい
て、他方の端面に弁棒が当接しており、前記タペ
ツトがカツプ状のケーシング１より成つていて、
該ケーシング１が、一端部が底部３によつて閉鎖
された中空円筒形の壁部２を有していて、前記底
部３に対して外部からカムが当接しており、さら
に前記タペツトが、前記中空円筒形の壁部２に対
して同心的なガイドスリーブ６，２８を有してい
て、該ガイドスリーブ６，２８は、ケーシング１
の底部３から出発して円板部分５，２９の中心に
まで延びており、該円板部分５，２９の外周縁は
ケーシング１の中空円筒形の壁部２に移行してい
て、これによつて、この円板部分５，２９は、中
空円筒形の壁部２と円筒形のガイドスリーブ６，
２８との間で、外部に通じる孔１５によつてオイ
ルの供給される環状のオイル貯蔵室１４を仕切つ
ており、前記ガイドスリーブ６，２８内で、内側
ピストン１７とこの内側ピストン１７をおおう外
側ピストン１６とからなる液圧式の遊び補償部材
１３が長手方向でガイドされており、前記内側ピ
ストン１７と外側ピストン１６とは互いにオイル
高圧室２３を形成しており、該オイル高圧室２３
は、逆止弁２２によつて閉鎖された、内側ピスト
ン１７の孔２１によつて中央のオイル貯蔵室１８
に接続されており、該中央のオイル貯蔵室１８は
内側ピストン１７内に配置されていて、一方では
内側ピストン１７の壁部によつて仕切られていて
他方ではケーシング１の底部３の内側面１０によ
つて仕切られており、該内周面１０に内側ピスト
ン１７の端面側が当接していて、これに対して外
側ピストン１６が円筒形のガイドスリーブ６，２
８内で長手方向しゆう動可能に支えられていてこ
の外側ピストン１６の閉鎖された端部が弁棒の端
部に当接している形式のものにおいて、ガイドス
リーブ６，２８が、ケーシング１の底部３から離
れた位置で、それもケーシング底部３とは反対側
端部付近に吸込み口２６，３１，３５を有してお
り、該吸込み口２６，３１，３５が、一方では外
側ピストン１６の外周面、他方ではガイドスリー
ブ６の孔によつて制限された、ケーシング１の底
部３に向かつて延びる通路に開口しており、前記
内側ピストン１７の、ケーシング１の底部３側の
端部に、中央のオイル貯蔵室１８へオイルを送る
ためのオイル送り開口１９，３４が設けられてい
ることを特徴とする、液圧式に自動調節されるタ
ペツト。 ２ 前記通路が、ガイドスリーブ６，２８の孔周
壁に設けられた縦溝２７，３２によつて形成され
ている、特許請求の範囲第１項記載のタペツト。 ３ 前記通路が、ガイドスリーブ６の内径１１の
拡大部によつて形成されている、特許請求の範囲
第１項記載のタペツト。 ４ 中央のオイル貯蔵室１８に形成されたオイル
送り開口が、内側ピストン１７とケーシング１の
底部３の内側面１０との間の接触面を越えて底部
３に設けられた切欠き１９によつて形成されてい
る、特許請求の範囲第１項から第３項までのいず
れか１項記載のタペツト。 ５ 中央のオイル貯蔵室１８に形成されたオイル
送り開口が、内側ピストン１７の端面側の端部に
設けられた切欠き３４によつて形成されている、
特許請求の範囲第１項から第３項までのいずれか
１項記載のタペツト。
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