JPH0443558Y2 - - Google Patents

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JPH0443558Y2
JPH0443558Y2 JP13306486U JP13306486U JPH0443558Y2 JP H0443558 Y2 JPH0443558 Y2 JP H0443558Y2 JP 13306486 U JP13306486 U JP 13306486U JP 13306486 U JP13306486 U JP 13306486U JP H0443558 Y2 JPH0443558 Y2 JP H0443558Y2
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door
opener
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のトランクリツド、エンジン
フード等に取付けられるロツク装置に関する。
(従来の技術) この種のロツク装置として実開昭58−118160号
公報に開示されているものを第5図乃至第7図に
示す。図中、1は下部に略U字形の切欠部1aを
有するベースであり、このベース1は、自動車の
車体後部に設けられるトランクリツドに固着され
ている。ベース1の、切欠部1a近傍に、フツク
2と該フツク2の作動を規制するラチエツト3と
がピン4,5によつて回動可能に枢着され、フツ
ク2とラチエツト3は、これら両者に係止された
スプリング6によつて互いに近づく方向に付勢さ
れている。第7図に示すようにフツク2の一端に
形成された爪部2aは、ベース1の切欠部1aに
突出し(実線)、或いは切欠部1aから後退(二
点鎖線)することができ、フツク2の他端に設け
られた突部2bは、ラチエツト3の段部3aと係
合可能となつている。ベース1の略中央部には、
ピン7が突設され、該ピン7に嵌合する円弧状の
長孔8a、孔9a、孔10aが穿設されたキャン
セルレバー8、第1のトランスフアレバー9、第
2のトランスフアレバー10が回動可能にピン7
に嵌合している。キヤンセルレバー8には第6図
に示すようにそれぞれ外方に突出する第1アーム
部8b、第2アーム部8c、第3アーム部8d、
第4アーム部8eが設けられており、同様に第1
のトランスフアレバー9には、それぞれ外方に突
出する第1アーム部9b、第2アーム部9cが設
けられている。キヤンセルレバー8の第1アーム
部8bには、キヤンセルリンク11の一端が係止
され、該キヤンセルリンク11の他端は車外より
キープレートが挿入できるキー装置(図示せず)
のキーロータに係止されている。又、キヤンセル
レバー8の第2アーム部8cには、トランスフア
レバー9方向に突出した突起8fが設けられ、キ
ヤンセルレバー8が第5図の状態の時、トランス
フアレバー10が反時計方向に回動すると上述の
突起8fと、第2のトランスフアレバー10の当
接部10bとが互いに当接するようになつてい
る。又、第1のトランスフアレバー9の第2アー
ム部9cにはバーリング加工が施されたバーリン
グ突起9dが突設され、キヤンセルレバー8の第
3アーム部8dには貫通孔8gが穿設されてお
り、バーリング突起9dは貫通孔8gに嵌合して
いる。そして、キヤンセルレバー8とトランスフ
アレバー9はピン7を中心に一体となつて回動可
能であり、更に、キヤンセルレバー8は貫通孔8
gを中心に長孔8aの範囲内で回動可能となつて
いる。キヤンセルレバー8の第4アーム部8eと
トランスフアレバー9の第2アーム部9cには孔
8h,9eが穿設され、トーシヨンスプリング1
2の各端部が前記孔8h,9eに係止され、前述
のキヤンセルレバー8の回動は、所謂スナツプア
クシヨンとなつている。13は車内に設けられた
オープナ(図示せず)と第2のトランスフアレバ
ー10とを連結するワイヤで、ワイヤ13の一端
には係止ボール14が設けられている。第2のト
ランスフアレバー10には係止部10cが設けら
れ、ワイヤ13が係止部10cに設けられた溝1
0dを貫通し、係止ボールが係止部10cに係合
することにより、ワイヤ13とトランスフアレバ
ー10は連結されている。15はベース1のフラ
ンジ1bに固定されたワイヤガイドであり、該ワ
イヤガイド15内をワイヤ13が移動可能に挿通
している。又、トランスフアレバー10にはアー
ム部10eが設けられ、ベース1にはスプリング
係止部1cが設けられ、スプリング16がアーム
部10eとスプリング係止部1cに係止され、ス
プリング16にてトランスフアレバー10は、第
5図において、時計方向に回動付勢されている。
17はボデイ側に固着されたストライカで、該ス
トライカ17は、公知の如く、例えばU字形に形
成される。
次に、上記構成のロツク装置の作動を説明す
る。図示していないトランクリツドが閉じられ、
しかもそも閉扉状態を車内から解除できるように
した場合には、本ロツク装置は第5図の状態とな
つている。フツク2の突部2bとラチエツト3の
段部3aが係合し、フツク2の爪部2aがベース
1の切欠部1aに突出し、ストライカ17は爪部
2aに係合した状態となつている。この状態を開
扉するには、下記2つの方法で行う。
まず1つめの方法は、車内に設けられたオープ
ナを用いる方法である。オープナを操作すると、
ワイヤ13が第5図において上方に移動し、トラ
ンスフアレバー10がスプリング16の付勢力に
抗して反時計方向に回動する。トランスフアレバ
ー10が反時計方向に回動すると当接部10bは
キヤンセルレバー8の突起8fに当接し、キヤン
セルレバー8も反時計方向に回動する。キヤンセ
ルレバー8が回動すると、トランスフアレバー9
もキヤンセルレバー8と一体となつて反時計方向
に回動し、第1アーム部9bはラチエツト3の先
端部3bに当接し、スプリング6の付勢力に抗し
てラチエツト3を時計方向に回動せしめる。ラチ
エツト3が時計方向に回動し、段部3aとフツク
2の突部2bとの係合が解除され、ラチエツト3
がフツク2より離脱すると、スプリング6でもつ
て、フツク2は時計方向に回動し、第7図に示す
二点鎖線の状態となる。すると、ストライカ17
はベース1の切欠部1aより係脱自在となり、閉
扉状態が解除され、開扉可能となる。
2つめの方法は、キー装置を用いる方法であ
る。キープレートをキー装置に挿入して、開扉
(ロツク解除)方向に回すとキーロータが回動し、
キヤンセルリンク11を第5図において下方に移
動させる。キヤンセルリンク11が下方に移動す
ると、キヤンセルレバー8が反時計方向に回動
し、前述のオープナを用いて開扉を行う方法と同
様に開扉がなされる。
次にトランクリツドが閉じられてロツクされ、
車内のオープナで開扉することを禁止する、所謂
オープナキヤンセルは下記の方法にて行う。キー
プレートをキー装置に挿入してロツク方向に回す
と、キヤンセルリンク11は第5図において上方
に移動する。キヤンセルリンク11が上方に移動
すると、キヤンセルレバー8は貫通孔8gを中心
に、円弧状の長孔8aに沿つて上方に移動する。
するとオープナを操作して、トランスフアレバー
10を第5図において反時計方向に回動させて
も、当接部10bはキヤンセルレバー8の突起8
fに当接せず、開扉をすることができない。この
オープナキヤンセル状態はキープレートをロツク
解除方向に回すことにより解除することができ
る。
そして、開扉後再び閉扉状態を得るには、スト
ライカ17にロツク装置全体を押し付ける。する
とストライカ17は、フツク2の突部2bを押圧
し、第7図においてフツク2はスプリング6の付
勢力に抗して二点鎖線の位置より反時計方向に回
動する。そして実線の位置迄回動すると突部2b
はラチエツト3の段部3aと係止し、再び閉扉状
態となる。
上記構成のロツク装置では、車内のオープナ、
車外のキー装置を用いて開扉できる。又、必要に
応じて車内のオープナでの開扉を禁止するオープ
ナキヤンセルもできる。よつて、オープナキヤン
セルを作動させておけば、キーを持たない第三者
がトランクリツドを解放することはできないの
で、車上荒しによる被害を防止することができ
る。又、エンジンキーとトランク用のキーとを別
のキーにすれば、他人に車を貸した場合でも、オ
ープナキヤンセルを作動させておけば、トランク
内の秘密を保つことができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記構成のロツク装置では、構成部品
が多いので、コストが高く、又、組付工数も多く
なる問題点がある。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、構成部品が少なく、コストが安
く、組付工数も少なく、又、小型で見栄えも向上
するロツク装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決する本考案は、ストライカが
挿脱する切欠部が形成されたベースと、 該切欠部の近傍のベース上で回動可能に枢着さ
れ、前記切欠部に進入してきた前記ストライカに
嵌合し、前記ストライカの進入につれて噛合位置
まで回動するフツクと、 前記ベースに回動可能に枢着され、前記噛合位
置の前記フツクに当接して、前記フツクの回動を
規制し、前記ストライカと前記フツクの噛合状態
を保つラチエツトと、 該ラチエツトが前記フツクに当接する方向に前
記ラチエツトを付勢するスプリングと、 オープナに連結されると共に、前記ベースにピ
ンでもつて回動可能に枢着され、前記オープナに
よる開扉時における回動時の回転端部の前面には
当接部が形成され、アーム部には前記ベース側に
折曲した折曲突起が形成され、更に、前記オープ
ナによる開扉時における回動方向と反対方向にス
プリングによつて付勢された第1のトランスフア
レバーと、 キーロータに連結される第1アーム部、前記オ
ープナによる開扉時の回動方向と反対方向の回動
を前記ベースに設けられた突起により規制され、
前記第1のトランスフアレバーの折曲突起により
前記オープナによる開扉時の回動方向の回動を規
制される第2アーム部、前記オープナによる開扉
時に前記ラチエツトの回転端部に当接して前記ラ
チエツトを回動し前記フツクの噛合状態を解く第
3アーム部、前記オープナによる開扉時に前記第
1のトランスフアレバーの当接部と当接する回転
伝達用の突起、前記第2アーム部の前記ベースの
突起及び前記第1のトランスフアレバーの折曲突
起による規制位置近傍を中心とした円弧状の長孔
であつて、前記ピンに嵌合し、前記ピンとの嵌合
位置として、前記第1のトランスフアレバーの当
接部と前記回転伝達用の突起との当接が可能な開
扉/閉扉位置と当接が不能なキヤンセル位置を前
記回転伝達用の突起に与える長孔が穿設された第
2のトランスフアレバーとを具備したものであ
る。
(作用) 本考案のドアロツク装置では、オープナの動き
は、ベースに突設されたピンに嵌合し、開扉方向
と反対の方向にスプリングによつて付勢された第
1のトランスフアレバーに伝達され、更に、第1
のトランスフアレバーの回動は前記ピンに嵌合す
る長孔を有する第2のトランスフアレバーを介し
てラチエツトに伝達され、ラチエツトがフツクよ
り離脱することにより開扉がなされる。
又、キーロータの動きにより、ベースと第1の
トランスフアレバーに設けられた突起とでもつて
拘束される第2アーム部を有する第2のトランス
フアレバーが第2アーム部の規制位置近傍を中心
として長孔にそつて移動し、第1のトランスフア
レバーからラチエツトへの運動が中断されること
によりオープナキヤンセルがなされる。
(実施例) 以下、第1図乃至第4図を用いて本考案の一実
施例を説明する。尚、これらの図において第5図
乃至第7図と同一箇所には同一符号を付して、そ
の説明は省略する。
ベース1に突設されたピン7には、中央部に孔
20aが穿設された第1のトランスフアレバー2
0、中央部に円弧状の長孔21aが穿設された第
2のトランスフアレバー21が回動可能に嵌合し
ている。
第1のトランスフアレバー20は第2図に示す
ように溝20bが穿設された係止部20cが設け
られており、車内に設けられたオープナに一端部
が係止され、先端に係止ボール14が設けられた
ワイヤ13が溝20bを貫通し、係止ボール14
が係止部20cに係合することにより、ワイヤ1
3の他端部はトランスフアレバー20と係止され
ている。
又、トランスフアレバー20にはアーム部20
dが設けられ、ベース1にはスプリング係止部1
dが設けられ、スプリング16がアーム部20d
とスプリング係止部1dに係止され、スプリング
16にて第1のトランスフアレバー20は第1図
において、時計方向(開扉時に操作する方向と反
対の方向)に付勢されている。
第2のトランスフアレバー21は第2図に示す
ように、外方に突出する第1アーム部21b、第
2アーム部21c、第3アーム部21dが設けら
れている。第1アーム部21bには一端が車外よ
りキープレートが挿入できるキー装置(図示せ
ず)のキーロータに係止されたキヤンセルリンク
11の他端が係止されている。
第2アーム部21cの先端部は円弧状の拘束部
21eとなつており、拘束部21eの上部はトラ
ンスフアレバー20方向に折り曲げられている。
又、第3アーム部21dは回動してラチエツト
3の先端部3bと当接可能となつており、当接す
ることにより、ラチエツト3を回動し、ラチエツ
ト3とフツク2の噛合状態を解くことが可能とな
つている。
第1のトランスフアレバー20には、オープナ
による開扉時における回動時の回転端部の前面に
当接部20fが形成され、第2のトランスフアレ
バー21の上部には回転伝達用の突起21fが設
けられ、第1のトランスフアレバー20が回動す
ると当接部20fは突起21fに当接し、第1の
トランスフアレバー20の回転が第2のトランス
フアレバー21へ伝達されるようになつている。
ベース1には、第2のトランスフアレバー21
の第2アーム部21cに当接可能な突起1eが設
けられ、第2のトランスフアレバー21のオープ
ナによる開扉時の回動方向と反対方向の回動が規
制されている。
一方、時計方向に回動付勢されている第1のト
ランスフアレバー20のベース1側に折曲した折
曲部20eは、第2のトランスフアレバー21の
第2アーム部21cの拘束部21eを押接し、第
2のトランスフアレバー21のオープナによる開
扉時の回動方向の回動を規制している。
そして、第2のトランスフアレバー21の長孔
21aは、第2アーム部21cの拘束部21eの
ベース1の突起1e及び第1のトランスフアレバ
ー20の折曲突起による規制位置近傍(第3図に
おける点0)を中心とした円弧状の長孔であり、
ピン7に嵌合しながら移動することによつて、第
2のトランスフアレバー21の回転伝達用の突起
21fへ第1のトランスフアレバー20の当接部
20fとの当接が可能な開扉/閉扉位置と、当接
が不能なキヤンセル位置とを与えるように径及び
円弧長が設定されている。
次に、上記構成のロツク装置の作動を説明す
る。図示していないトランクリツドが閉じられ、
しかもその閉扉状態を車内から解除できるように
した場合には、本ロツク装置は第1図の状態とな
つている。フツク2の突部2bとラチエツト3の
段部3aが噛合し、フツク2の爪部2aがベース
1の切欠部1aに突出し、ストライカ17は爪部
2aに嵌合した状態となつている。この状態を解
除するには、下記2つの方法で行う。
まず1つめの方法は、車内に設けられたオープ
ナを用いる方法である。オープナを操作すると、
ワイヤ13が第1図において上方に移動し、オー
プナの動きは第1のトランスフアレバー20に伝
達される。そして、第1のトランスフアレバー2
0はスプリング16の付勢力に抗してピン7を中
心に開扉方向である反時計方向に回動し、当接部
20fは、第2のトランスフアレバー21の回転
伝達用の突起21fを押接し、第2のトランスフ
アレバー21もピン7を中心に開扉方向である反
時計方向に回動する。そして、第2のトランスフ
アレバー21の第3アーム部21dがラチエツト
3の先端部3bを押接し、スプリング6の付勢力
に抗してラチエツト3を時計方向に回動せしめ
る。ラチエツト3が時計方向に回動し、段部3a
とフツク2の突部2bとの噛合が解除され、ラチ
エツト3がフツク2より離脱すると、スプリング
6の付勢力でもつて、フツク2は時計方向に回動
し、ストライカ17はベース1の切欠部1aより
係脱自在の開扉状態となる。
2つめの方法は、キー装置を用いる方法であ
る。キープレートをキー装置に挿入して、開扉
(ロツク解除)方向に回すとキーロータが回動し、
キヤンセルリンク11を第1図において下方に移
動する。キヤンセルリンク11が下方に移動する
と、第2のトランスフアレバー21がピン7を中
心に反時計方向に回動し、前述のオープナを用い
て開扉を行う方法と同様に開扉がなされる。尚、
この時、第1のトランスフアレバー20も第2の
トランスフアレバー21に押接され、ピン7を中
心に第2のトランスフアレバー21と同方向に回
動する。
次にトランクリツドが閉じられてロツクされ、
車内のオープナで開扉することを禁止する、所謂
オープナキヤンセルは下記の方法にて行う。キー
プレートをキー装置に挿入してロツク方向に回す
と、キヤンセルリンク11は第1図において上方
に移動する。キヤンセルリンク11が上方に移動
すると、第2のトランスフアレバー21は拘束部
21eがベース1の突起1eと当接しているので
ピン7を中心に回動できず、第3図に示す拘束部
21eの点Oを中心に長孔に案内されて時計方向
に回動し、第3図において実線で示す位置(開
扉/閉扉位置)より二点鎖線の位置(キヤンセル
位置)に移動する。するとオープナを操作して、
第1のトランスフアレバー20を第1図、第3図
において開扉方向である反時計方向に回動させて
も、当接部20fは第2のトランスフアレバー2
1の回転伝達用の突起21fに当接せず、開扉を
することができない。そして、このオープナキヤ
ンセル状態はキープレートをロツク解除方向(開
扉と同じ方向)に回し、第2のトランスフアレバ
ー21を実線の位置迄復帰させることにより解除
することができる。
そして、開扉後再び閉扉状態を得るには、従来
例と同様に、ストライカ17にロツク装置全体を
押し付ける。するとストライカ17は、切欠部1
aに進入し、フツク2の突部2bを押圧し、フツ
ク2はスプリング6の付勢力に抗して反時計方向
に回動する。そして突部2bはラチエツト3の段
部3aと係止し再び閉扉状態となる。
上記構成のロツク装置では、車内のオープナ、
車外のキー装置を用いて開扉できる。必要に応じ
てロツク装置を車内のオープナで解除することを
禁止するオープナキヤンセルもできる。よつて、
オープナキヤンセルを作動させておけば、キーを
持たない第三者がトランクリツドを解放すること
はできないので、車上荒しによる被害を防止する
ことができる。又、エンジンキーとトランク用の
キーとを別のキーにすれば、他人に車を貸した場
合でも、オープナキヤンセルを作動させておけ
ば、トランク内の秘密を保つことができる。
そして、キヤンセルレバーを無くしたことによ
り、従来のロツク装置に比べてレバーの数が3枚
から2枚へと少なくなつている。よつて、コスト
が安くなり、又、組付工数も少なくなる。又、ロ
ツク装置の小型化が可能となり、見栄えも向上す
る。
尚、本考案は上記実施例に限るものではない。
例えばトランクリツドのロツク装置としてではな
く、エンジンフードやバツクドアのロツク装置と
しても適用できる。又、リンクやワイヤの代わり
に、電磁石や電動機等の手段を用いてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、キヤン
セルレバーを無くしたことにより、コストが安
く、組付工数が少なくなり、又、装置の小型化が
可能で、見栄えも向上するロツク装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の係るロツク装置の一実施例を
示す正面図、第2図は第1図における主要部の分
解斜視図、第3図は第2図の主要部の動作説明
図、第4図は第3図におけるA−A断面図、第5
図は従来のロツク装置の正面図、第6図は第5図
における主要部の分解斜視図、第7図は第5図に
おけるフツクとラチエツト部の拡大図である。 1……ベース、1a……切欠部、1c,1d…
…スプリング係止部、1e,8f,21f……突
起、2……フツク、2a……爪部、2b……突
部、3……ラチエツト、3a……段部、3b……
先端部、4,5,7……ピン、6,16……スプ
リング、8……キヤンセルレバー、8a,21a
……長孔、8b,9b,21b……第1アーム
部、8c,9c,21c……第2アーム部、8
d,21d……第3アーム部、8e……第4アー
ム部、8g……貫通孔、8h,9e,9a,10
a,20a……孔、9,10,20,21……ト
ランスフアレバー、9d……バーリング突起、1
0b,20f……当接部、10c,20c……係
止部、10d,20b……溝、10e,20d…
…アーム部、11……キヤンセルリンク、12…
…トーシヨンスプリング、13……ワイヤ、14
……係止ボール、15……ワイヤガイド、17…
…ストライカ、20e……折曲突起、21e……
拘束部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ストライカが挿脱する切欠部が形成されたベー
    スと、 該切欠部の近傍のベース上で回動可能に枢着さ
    れ、前記切欠部に進入してきた前記ストライカに
    嵌合し、前記ストライカの進入につれて噛合位置
    まで回動するフツクと、 前記ベースに回動可能に枢着され、前記噛合位
    置の前記フツクに当接して、前記フツクの回動を
    規制し、前記ストライカと前記フツクの噛合状態
    を保つラチエツトと、 該ラチエツトが前記フツクに当接する方向に前
    記ラチエツトを付勢するスプリングと、 オープナに連結されると共に、前記ベースにピ
    ンでもつて回動可能に枢着され、前記オープナに
    よる開扉時における回動時の回転端部の前面には
    当接部が形成され、アーム部には前記ベース側に
    折曲した折曲突起が形成され、更に、前記オープ
    ナによる開扉時における回動方向と反対方向にス
    プリングによつて付勢された第1のトランスフア
    レバーと、 キーロータに連結される第1アーム部、前記オ
    ープナによる開扉時の回動方向と反対方向の回動
    を前記ベースに設けられた突起により規制され、
    前記第1のトランスフアレバーの折曲突起により
    前記オープナによる開扉時の回動方向の回動を規
    制される第2アーム部、前記オープナによる開扉
    時に前記ラチエツトの回転端部に当接して前記ラ
    チエツトを回動し前記フツクの噛合状態を解く第
    3アーム部、前記オープナによる開扉時に前記第
    1のトランスフアレバーの当接部と当接する回転
    伝達用の突起、前記第2アーム部の前記ベースの
    突起及び前記第1のトランスフアレバーの折曲突
    起による規制位置近傍を中心とした円弧状の長孔
    であつて、前記ピンに嵌合し、前記ピンとの嵌合
    位置として、前記第1のトランスフアレバーの当
    接部と前記回転伝達用の突起との当接が可能な開
    扉/閉扉位置と当接が不能なキヤンセル位置を前
    記回転伝達用の突起に与える長孔が穿設された第
    2のトランスフアレバーと、 を具備したことを特徴とするロツク装置。
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