JPH0443461A - 行列乗算回路 - Google Patents

行列乗算回路

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JPH0443461A
JPH0443461A JP2150310A JP15031090A JPH0443461A JP H0443461 A JPH0443461 A JP H0443461A JP 2150310 A JP2150310 A JP 2150310A JP 15031090 A JP15031090 A JP 15031090A JP H0443461 A JPH0443461 A JP H0443461A
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multiplication
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JP2150310A
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Mikio Sasaki
美樹男 笹木
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は特に画像圧縮処理に用いて好適な行列乗算回
路に関する。
「従来の技術」 画像処理においては、原画像データの行列(マトリック
ス)に対し、いわゆる直交変換を施すことにより、情報
の圧縮が行われる。この直交変換の1つとして、D C
’r (D 1screLe Cosine T ra
nafore;離散コサイン変換)が知られている。
ここで、DCTについて、説明する。NXN個(Nは整
数)の画像データ(この画像データは対応する画素の輝
度および色を表す)のマトリックスをf(ijXi= 
1〜N、j=1−N)とすると、これに対するDCT正
変換値F b(u、v)は、下記式(1)のように与え
られる。
Pt>(u、v) N”      i=1  3=1 ・・・・・・(1) ただし、ここで、 u−1−N  、  v=I〜N C(u)−1/ FTat  Li= 1C(u)= 
1        、at  u=2〜NC(u)= 
1 / FTat  u= 1C(u)= l    
    at  u= 2〜Nまた。AiuおよびA 
ivは、各々、ウオルシュ関数であり、下記のように与
えられる。
そして、DCT正変換値F b(u、v)(u= l 
−N 、v=I−N)が与えられた場合、下記式(2)
に示すDCT逆変換式により元の画像データ行列r(i
、D(i= 1−N、j= l〜N)を復元することが
できる。
f(i、j) N =Σ ・ Σ C(u)・ C(v)・ Fb(u、■
)・ Aiu−Ajvun  v=1 ・・・・・・(2) 上記式(1)において、F b(u、v)(u= 1〜
N 、v=1−N)は、元の画像を構成する各空間周波
数成分の係数に等しい。これらの係数を用いて上記式(
2)の逆変換を施し、画像データf(i、j)を求める
ことにより、元の画像が忠実に再現される。しかし、実
際には画像の統計的性質によりこれらの係数r(i、j
)(i= 1−N 、j= 1−N)の内で視覚上重要
な直流成分および低次の成分に電力集中が起き、一方、
視覚上さほど重要でない高次の成分は低電力となる。そ
こで、低次の成分に多くのビットを割り当て、高次の成
分には比較的少ないビットを割り当てるかまたは全く伝
送信しないという処理を施して送信し、受信先にて上記
式(2)の逆変換を行って画像を再生することで、画像
データを伝送する場合におけるデータ量の縮減が行われ
る。
なお、このようなりCTを用いた画像圧縮処理について
は、例えば、特開昭62−31473号公報で説明され
ている。
「発明が解決しよっと4°る課題」 ところで、上記直交変換は、一般に、原画像データを行
列化し、この行列に対して直交変換用の係数行列を乗算
することによって行われるが、この行列乗算処理を実行
するには、大規模なノ1−ドウエアを必要とし、しかも
、演算時間が長くかかつてしまう。一般には、原画像デ
ータ行列を幾つかの小ブロックに分割し、各小ブロツク
毎に、画像圧縮処理を行う方法が行われているが、この
方法の場合、必要とするハードウェアを小規模にするこ
とはできても、乗算に要する時間は短縮されないという
問題があった。また、画像圧縮処理の分野においては、
必要とするハードウェアの小規模化、演算処理の高速化
といった要求の他、さらに、希望する画像精度あるいは
圧縮度合に合わせ、原画像を所望のサイズのブロックに
分割して画像圧縮処理を行いたいという要求があった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、必要
とするハードウェアが小規模で済み、かつ、乗算処理の
高速実行が可能であり、しかも、被乗算行列をブロック
分割し各ブロック毎に係数行列を乗算する場合において
は、そのブロック分割の仕方を自由に切り換えることが
可能な行列乗算回路を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、被乗算行列を記憶し、指定された列番号に
属する各要素を被乗算列要素として出力する被乗算行列
記憶手段と、 前記被乗算列要素の列番号の指定を切り換える列番号切
換手段と、 前記被乗算行列の各列に対応した複数の記憶手段によっ
て構成され、各記憶手段を構成する各記憶領域には、所
定の係数行列における各係数の内、列番号が該記憶手段
に対応した1列分の係数要素′の各々と、前記被乗算行
列の各要素のとりうる範囲内の6値とを乗算して得られ
る各係数乗算値が記憶されており、各記憶手段に対し、
対応する被乗算列要素、および前記1列分の各係数要素
の内、乗算係数として使用するものの行番号を共にアド
レスとして入力し、前記各記憶手段から、各被乗算列要
素に対応した係数乗算値を得ろようにした並列乗算手段
と、 前記係数行列における乗算係数として使用ずろ要素の行
番号の指定を切り換える行番号切換手段と、 前記並列乗算手段における各記憶手段から出ノJされる
各係数乗算値を加算し、出力行列の要素として出力する
加算手段と を具備することを特徴としている。
「作用」 上記構成によれば、被乗算行列における1列分の被乗算
列要素と係数行列における1行分の被乗算付要素との乗
算が並列乗算手段によって一括して行われ、各乗算結果
が加算手段によって加算されて出力行列の要素として出
力される。そして、係数行列における被乗算付要素の行
番号が、行番号切換手段によって切り換えられ、かつ、
被乗算行列における被乗算列要素の列番号が列番号切換
手段によって切り換えられることにより、出力行列の各
要素が演算される。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の一実施例について説明
する。
第1図はこの発明の一実施例によるDCT用の行列乗算
回路の構成を示すブロック図である。なお、同図には、
」二足式(1)の演算の内、行列乗算i=l   j=
1 の実行に関係する部分のみが示されている。
第1図において、10はDCT処理すべき入力画像デー
タの行列[X ]= X jk(j= 1〜B 、に=
 1〜8)1式(3)におけるf(i、Dに相当)を記
憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)であり、所定
周期毎に入力画像データの中の8×8画素分のデータが
別途入力ソース等からサンプリング入力される。
1画素データは、ここではNinビットで構成されてお
り、例えば8ビツトである。また、RAMl0には、所
定周期毎に、アドレスデータとして、列番号jを指定す
る情報が与えられ、1列の画像データ[X k]= X
 jk(j= 1〜B )が−括読み出シサれる。そし
て、この−列の画像データは、ラッチし、〜L、に取り
込まれるようになっている。ここで、RAMl0におけ
るアドレス切換およびラッチLl−L8におけるデータ
取り込みは、この行列乗算回路が搭載されるシステムの
システムクロックの周期をTとした場合、その32倍の
周期T32=32・T毎に発生されるクロックに同期し
て行われる。
1〜8はROM(リードオンリメモリ)、11は行番号
切換回路である。第2図に示すように、ROM1〜8の
各々の記憶領域は、画像データ行列[X]=Xjk(j
= 1〜B、に= 1〜B)の各行に対応して8つのセ
クタ(第0セクタ〜第7セクタ)に分割されている。各
セクタには、上述したDCT用の係数C1j(i= 1
〜8 、j= 1〜8)(上記式(3)におけるaiu
−aivに相当)が割り当てられている。
さらに詳述すると、ROMIを構成する8つのセクタに
は係数Ci、(i=1〜8)が、・・・ ROM jを
構成する8つのセクタには係数C1j(i= 1−8)
が、−・・、ROMBを構成する8つのセクタには係数
C1a(i−1〜8)が各々割り当てられている。
そして、ROM1〜8の各々には、行番号切換回路!I
から出力される3ビツトの行番号切換データCT3がセ
クタ指定データとして入力されると共に、ラッチLl〜
8を介し、画像データX、に〜X、kが各々セクタ内ア
ドレスとして入力される。
第3図は係数C1jが割り当てられたROMjにおける
第(i−1)セクタの各記憶領域の記憶内容を示したも
のである。ここで、1画素分の画像データXjkがNi
nビット(N inは整数)で構成されるものとすると
、画像データXjkのデータ範囲は0〜(2のNin乗
−1)となり、各セクタ内にはこのデータ範囲に対応し
て(2のNin乗)個の記憶領域(第0番地〜第(2の
Nin乗−1)番地)が設けられる。そして、第2図に
示すように、セクタ内アドレス「0」に対しC1j・0
、セクタ内アドレスrlJに対しC1j−11・・・と
いうように、セクタ内アドレスに係数C1jを乗算した
値が記憶される。このようにデータを書き込んでおくこ
とにより、画像データXjkがラッチLjを介してRO
Mjにセクタ内アドレスとして入力されると、ROM 
jからデータC1j−xjkが読み出される。そして、
この実施例の場合、行番号切換データCT3は、周期′
r4=4・T毎に行番号切換回路11によって切り換え
られるようになっているため、ROM jの出力データ
ハ、ソレニ従ッテ、C1j−X jk%Ci+1・Xj
k、・・・と切り換えられる。この実施例におけるRO
M1〜8のアクセス時間は4・T以内となっており、上
記行番号切換データCT3が切り換えられてから、それ
に対応する出力データが得られるのに4・T以内の時間
を要する。
第1図において、12はROM1〜8の各出力データ(
Noutビットで構成される)を加算する加算回路、1
3は加算回路12の出力データを保持するラッチである
。これらの加算回路12およびラッチ!3について第4
図を参照して説明する。
第4図に示すように、ROMIおよび2の出力は加算器
AIによって加算され、ROM3および4の出力は加算
器A2によって加算され、ROM5お上び6の出力は加
算器A3によって加算され、ROM7お上び8の出力は
加算器A4によって加算される。これら加算器Al−A
4の出力ビツト数は(NOLIL+ 4 )ビットとな
っている。また、加算器AIおよびA2の出力は加算器
A5によって加算され、加算器A3およびA4の出力は
加算4八〇によって加算される。これら加算器A5、A
6の出力ビツト数は(N out+ 2 )ビットとな
っている。さらに、加算BA5およびA6の出力は加算
器A7によって加算される。この加算器A7の出力ビツ
ト数は(Nout+ 3 )ビットとなっている。ここ
で、加算器AI−A7の各加算速度はROM 1〜8の
アクセスタイムと比べ充分高速である。従って、ROM
1〜8の各出力データおよび加算器AI−A7の各出力
データは、ROM1〜8の各出力データが得られた直後
に、これら全出力のデータ位相が同一でかつ任意のデー
タを独立して選択アクセス可能な状態となる。なお、ノ
\−ドウエアの動作速度上の制約等から上述した状態が
実現不可能な場合を想定してみると、最低限、ROM1
〜8から出力データが入力されて加算器Δ7からその総
和が出力されるまでの所要時間が4・1゛以内であれば
、少なくとも後述の第5図に示す8x8DCTの演算は
可能である。
セレクタSELの入力ポートPIにはROM 1〜8の
各出力データが入力され、入力ポートP2には加算器A
l−A4の各出力データが入力され、人力ボートP3に
は加算器A5およびA6の出力データが人力され、人力
ボートP4には加算器A7の出力データが入力される。
そして、セレクタSELでは制御情報C0NTに従って
入力ポートが選択されるとともに、この制御情報C0N
Tに応じて異なる速度のセレクタクロックに同期してボ
ート内における入力データの選択、切換、および出力が
行なわれる。
セレクタSELの出力ポートから出力されたデータは順
次ラッチ13に書き込まれる。ラッチ13は1列分(こ
の実施例の場合、8個分)のデータの記憶領域を有し、
ラッチ13への入力データはセレクタクロックに同期し
て各記憶領域に書き込まれる。また、入力データの書込
位置の制御は制御情報C0NTに従って行なわれる。い
ま少し詳しく説明する。制御情報C0NTが「0」で入
力ポートPlが選択された場合、前述したシステムクロ
ック (周期T)の2倍の周波数を有するザブクロツタ
がセレクタクロックとして供給されこれにより周期T/
2毎にROMl−ROM2→・・・−ROMBというよ
うに入力元が切り換えられ出力ポートに接続される (
もし、高速サブクロックが得られない場合、セレクタS
ELの出力ポートを2ポート構成とし、周期T毎にRO
MIとROM2−ROM3とROM4→・・・−ROM
7とROM8というように入力元を切り換え、各対人力
を2つの出力ポートにそれぞれ接続するようにすればよ
い)。また、制御情報C0NTが「1)で入カポートP
2が選択された場合、周期T毎に加算器Al−A2→A
3−A4と入力光が切り換えられて出力ボートに接続さ
れ、制御情報C0NTが「2」で入カポ−1−P3が選
択された場合、周期2・T毎に加算器A5−A6と切り
換えられて出力ボートに接続され、制御情報C0NTが
[3]で入カポ−)P4が選択された場合、加算器Δ7
の出力がT4全期間にわたり選択されて出力ボートに接
続される。ラッチ13から出力される1列分のデータは
、順次バッファメモリ等(図示せず)へ転送され、以後
の画像処理等に利用される。
以上から、第1図に示す行列乗算回路は、■ラッチし1
〜L8へ取り込む入力データ列の設定、■行番号切換デ
ータCT3の設定、および■セレクタSELの制御情報
C0NTの設定により、種々の行列乗算が可能となる。
以下、この行列乗算回路の動作を説明する。
第5図(a )および(b ”)は、制御情報C0NT
=r3Jの場合を示す。
これにより例えば、8X8DCT、すなわち、8次の1
次元DCT DCT(Y=  @  Cij −Xjk)が実現され
る。
コニl これは、第5図(a )に示すように、直交変換用の8
×8係数行列[C]および変換すべき8X8デ一タ行列
[X]の行列積[Y]で表わされる。
第1図の構成各部がどのように動作するかを、第5図(
b )にタイムチャートとして示す。まず、データ行列
[X]の1列分の画像データ列[X k]” X +に
−X skがRAMl0から読み出され、これらデータ
X、に−Xskは、T32の期間、ラッチL1−L8に
保持され、各々、ROM1〜8にセクタ内にアドレスと
して供給される。そして、その間、周期T4間隔で行番
号切換データCT3が「0」から「7」まで順次切り換
えられる。まず、行番号切換データCT3が「0」のと
きには、上述した第2図および第3図の各ROM内容ア
ドレスの説明から明らかなように、ROM1〜8から各
々、C++ ・X lkq  C、t ・X tk、−
1C,、−X、kが読み出され、加算回路12に入力さ
れ、その結果、第4図に示す加算器A7からこれらの総
和が出力され、セレクタSELを介し、ラッチ13の第
1番目のメモリ位置に書き込まれる。次に、周期T4の
後、行番号切換データCT3がrlJに切り換えられる
と、ROM1〜8から各々、C0・X、に、 Ctt 
” X tk、・・・ Cfl・X、kが読み出され、
同じく加算器A7からその総和が、ラッチ13の第2番
目のメモリ位置に書き込まれる。以下、行番号切換デー
タC’r 3が[2」〜「7」と変わる毎に、同様の動
作が行なわれ、周期T32の間にラッチ13の第1〜第
8番目のメモリがすべて書き込まれ、これが出力積行列
[Y]の1列分のデータ列[Yk]となる。そして、周
期T32が切り換わると、ラッチ13から出力データ列
[Yk]が出力され、図示しないバッファメモリ等へ転
送される。同時に、次の1列分の画像データ列[Xk+
11 = X +(k”+) 〜X s(k”+)が新
たに読み出されて、以後周期T32にわたってラッチL
l−L8に保持され、上述したデータ列[Xk]の場合
と同様の動作により、データ列[X k+、]に対応し
た出力データ列[Y k+、]が得られ、同様にバッフ
ァメモリ等へ転送される。以下、同様の動作が行なわれ
、結局、周期T32を8回繰り返すことにより、8x8
の積行列[Y]の各要素列[Y +]・・・ [Y、]
がバッファメモリ上等に順次算出されていき、最終的に
目的とする出力積行列[Y]が得られる。この行列乗算
回路によれば、8×8D C’r l!ii像データ処
理か8− ’I’ :づ2.4−なわら256・Tの所
要時間で行なわれる。
この演算速度について、いま少し考察してみる。
例えば、1フレーム352x28B画素の画像データを
処理する場合、その総所要時間は、256−T−(35
2x288)/ (8x8)=405504・Tとなる
。NTSC基準に準拠した画像処理を行なうには、30
フレ一ム/秒で画像圧縮を行なう必要があり、この条件
を満足するシステムクロックの周期Tを求めると、’l
’=82.20ns、すなわち周波数で12.165M
Hzとなる。これは現在の集積回路技術を考えた場合、
充分クリアできる数値である。
また、上述した8x8行列積の演算構成は、入カデータ
列[Xklの設定を変更すれば、他にも応用可能である
。第6図は、マスク・フィルタリングへの応用を示すも
のである。DCTのようにブロック単位で符号化する場
合には、ブロック単位でマスク・フィルタリングを行い
、量子化雑音の平滑化をする場合が多いが、第6図のよ
うに、目的データ (ここではX、。)の周辺にq在4
゛るデータ内容をデータ列[Xklとして整形し、上述
した8×8行列積の演算構成回路!4の[Xk]入力端
に供給するとともにこの回路14内の係数行列内容をマ
スク・フィルタリング用に設定し直し、かつ、目的デー
タの係数乗算を行なうビットシフト手段15および加算
器16を設ければ、必要とする3×3マスク・フィルタ
リングが簡単に実現できる。
次に、この行列乗算回路により、4×4.2x2.1×
1の各行列乗算を行なう場合について、応用例を含め、
第7図〜第9図に基づき説明する。
第7図(a )および(b )は、制御情報C0NT=
r2Jの場合を示す。これにより4X4DCTを実現で
きる。直交変換用の4個の4X4係数行列[Cコ、変換
すべき4個の4×4デ一タ行列[Xal〜[Xdl、お
よび対応する4個の出力行列積[Yaコ〜[Yd]は、
第7図(a )のように各々8×8範囲に配列されてい
る。第7図(b ”)のタイムチャートに各部の状態変
化を示し動作を説明する。この動作は、上述した8x8
DCTの動作を上位と下位に分解し必要とされる4×4
DCTの演算を並列的に行なうようにしたものである。
周期T32の前半期間に、RAMl0から行列[Xaコ
と [Xc]、または行列[Xbコと [Xdlの各1
列分の要素が直列につながった形で1列分の画像データ
列[Xklとして読み出され、同後半期間に次の1列分
のデータ列[X k+1]が新たに読み出される。行番
号切換データCT3が「0」〜「3」の期間は、画像デ
ータ列[X k、]の処理が行なわれ、セレクタSEL
は、加算器A5から出力されるROM1〜4の出力の総
和、および加算器A6から出力されるROM5〜8の出
力の総和を交互に選択して−これをラッチ13上に図示
のごとく取り込んでいき出力データ列[Yk]を形成し
ていく。行番号切換データCT3が「4」〜「7」の期
間は、画像データ列[X k+、]の処理が行われ、セ
レクタSELは、加算器A5から出力されるROM1〜
4の出力の総和、および加算4八6から出力されるRO
M5〜8の出力の総和を交JJ]に選択し、これをラッ
チ13上に取り込んでいき出力データ列[Y k+、]
を形成していく。
このように周期T32の期間に出力データ列が2列分作
成されるので、以後入力データ列として順次、データ列
[X k+、]まで同様に入力して処理していくと、総
計128・Tの時間経過後には、4個の出力積行列 [
Ya]〜[Yd]に相当する8×8範囲の出力結果がバ
ッファメモリ等に得られる。
なお、上述した8x8DCTの場合と同様、周期T32
を繰り返し動作の基本周期とし、かつ、周期T4毎に1
つの加算器出力をセレクタSELに取り込みラッチ13
に出力していくような、様動作の4×4DCTを行なう
場合には、行番号切換データCT3を周期T4毎にrO
J−rOJ−rlJ −rlJ→r2J−r2J→r3
J−r3J −rOJ −rOJ−・・・というように
切り換えてやればよい。この場合当然演算速度は半分に
なる。
第8図(a )および(b ’)は、制御情報C0NT
= rlJの場合を示す。これにより2X2DC′I゛
を実現できろ。直交変換用の16個の2×2係数行列 
[C]、変換すべき16個の2×2デ一タ行列[Xa3
〜 [Xp]、および対応する16個の出力行列積[Y
 a]〜[Y p]は、第8図(a )のように各々8
×8範囲に配列されている。第8図(b )のタイムチ
ャートに各部の状態変化を示す。
これによれば、総計64・Tの時間で、16個の出力積
行列[Ya]〜[Yplの集合に相当ずろ8×8出力が
バッファメモリ等に得られる。
この場合、行番号切換データCT3が「2」−「7」の
期間に利用されるROM1〜8の内容は、行番号切換デ
ータCT3.6(rOJおよびrlJの場合と全く同じ
であるので、ROM1〜8の容量を減らすべく第8図(
a )の係数行列を上!/4のみ(2×2係数行列[C
]が横に4個並んだ状態)とし、行番号切換データCT
3を周期T4毎に、「0」→「1」→「0」→rlJ→
・・・と切換えるようにしてもよい。
また、さらにその応用として、256・Tの期間に各々
異なる4種類の2X2DCTを同時算出させることも可
能である。第8図(a )に示される係数行列を上下方
向に4分割し、4個の異なる2×2係数行列[Ca]〜
[Cd]を各分割部分に各々同じものを横に4個並べた
形とする。そして、上述した係数ROMの容量を減らし
た場合と同様の処理により、まず、最初の64・T期間
で、例えば係数行列[Cd]に関し目的とする出力積行
列の集合を得、その後、順次係数行列[Cb]、・・・
[Cd]に関し同様に処理していく。各処理毎に異なる
2X2DCTの出力積行列の集合が得られるから、これ
らをラッチ13からバッファメモリ等へ転送する際、こ
れらが互いに独立して利用できるように別々に配置して
やればよい(なお、係数行列[Ca]〜[Cd]につい
て並列的に処理しても同様の結果を得ることができるの
はいうまでもない)。
なお、2X2DCTの出力行列は、1行列についてみれ
ば、行列要素が4個であり、各要素のデータ長はこの実
施例では16+1ビツトであるので、特に高速性が要求
されなければ、シリアルボート出力とすることも充分可
能となる (ただし、前述したT/2のサブクロックを
利用するか、または、システムクロックTの場合セレク
タSELが2ボート出力構成となっていることが前提で
あるが)。
第9図(a ) 、(b )および(c )は、制御情
報C0NT= rOJの場合を示す。これにより1×!
の行列積演算も実行できる。その応用例としては、例え
ば第9図(a )に示すような、あるベクトル基底に対
し尺度変更を施し新しいベクトル基底を生成する変換が
ある。これは第9図(b )にして表される1 6xl
 6行列[C]に対し、尺度変更用の1X16デ一タ行
列[X、]を用意し、これらを行列乗算することにより
、尺度変更された新たなベクトル基底Y1〜Y、の集合
に相当する16X16行列[C′〕を生成するものであ
る。
第9図(c )のタイムチャートに各部の状態変化を示
す。これによれば、総計32・Tの時間で、新たなベク
トル基底の集合に相当する行列[C′]がバッファメモ
リ等に得られる。この場合、セレクタSELからラッチ
13への出力としては、8×8、すなわち64個のデー
タが周期T32の期間内に全て出力されることになり、
同セレクタSELは前述したT/2の高速サブクロック
をを利用するか、またはシステムクロックTしか利用で
きない場合には同セレクタSELは2ポート出力構成と
することが必須となる。また、当然バッファメモリも、
特に省略等を考慮しなければ前述した8x8DCTの場
合の8倍必要になる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、小規模で、か
つ、高速画像処理等に応用できる高速の行列乗算回路が
用意に実現できる。また、この行列乗算回路によれば、
入力データ列、ROM切換タイミング、および出力接続
切換等の設定により、種々の行列乗算が可能となり、例
えば8×8.4×4.2x2、IXI等種々の直交変換
に対しても柔軟に対応することができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この説明の一実施例による行列乗算回路の構
成を示すブロック図、 第2図は、同実施例におけるROM1〜8の係数の割当
を示す図、 第3図は、同実施例におけるROMjの第(l−1)セ
クタの記憶内容を示す図、 第4図は、同実施例における加算回路12およびラッチ
13を示すブロック図、 第5図(a )および(b )は、同実施例を8×8で
乗算させる場合の動作を°示す説明図およびタイムチャ
ート、 第6図は、同実施例を8×8で乗算させる場合の別の例
を示すブロック図、 第7図(a )および(b )は、同実施例を4×4で
乗算させる場合の動作を示す説明図およびタイムチャー
ト、 第8図(a )および(b)は1、同実施例を2×2で
乗算させる場合の動作を示す説明図およびタイムチャー
ト、 第9図(a ) 、(b )および(c )は、同実施
例をtxtで乗算させる場合の動作を示す第1、第2の
説明図およびタイムチャートであるニー1 〜B ・ 
ROM、  I  0−RAM。 11・・・行番号切換回路、12・・・加算回路、13
・・−ラッチ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被乗算行列を記憶し、指定された列番号に属する各要素
    を被乗算列要素として出力する被乗算行列記憶手段と、 前記被乗算列要素の列番号の指定を切り換える列番号切
    換手段と、 前記被乗算行列の各列に対応した複数の記憶手段によっ
    て構成され、各記憶手段を構成する各記憶領域には、所
    定の係数行列における各係数の内、列番号が該記憶手段
    に対応した1列分の係数要素の各々と、前記被乗算行列
    の各要素のとりうる範囲内の各値とを乗算して得られる
    各係数乗算値が記憶されており、各記憶手段に対し、対
    応する被乗算列要素、および前記1列分の各係数要素の
    内、乗算係数として使用するものの行番号を共にアドレ
    スとして入力し、前記各記憶手段から、各被乗算列要素
    に対応した係数乗算値を得るようにした並列乗算手段と
    、 前記係数行列における乗算係数として使用する要素の行
    番号の指定を切り換える行番号切換手段と、 前記並列乗算手段における各記憶手段から出力される各
    係数乗算値を加算し、出力行列の要素として出力する加
    算手段と を具備することを特徴とする行列乗算回路。
JP2150310A 1990-06-08 1990-06-08 行列乗算回路 Pending JPH0443461A (ja)

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JP (1) JPH0443461A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7139436B2 (en) 2002-01-31 2006-11-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Orthogonal transform method and apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7139436B2 (en) 2002-01-31 2006-11-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Orthogonal transform method and apparatus

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