JPH0443411Y2 - - Google Patents

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JPH0443411Y2
JPH0443411Y2 JP1989074653U JP7465389U JPH0443411Y2 JP H0443411 Y2 JPH0443411 Y2 JP H0443411Y2 JP 1989074653 U JP1989074653 U JP 1989074653U JP 7465389 U JP7465389 U JP 7465389U JP H0443411 Y2 JPH0443411 Y2 JP H0443411Y2
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JP
Japan
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sealing
cylinder body
primary piston
bush
seal
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JP1989074653U
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、マスタシリンダに関し、特にシリン
ダボデイの内周にシール機構を固定し、該シール
機構の内周をピストンが摺動する型式のマスタシ
リンダに関する。
[従来の技術] 従来のマスタシリンダにおけるピストンのシー
ル機構を第5図に基づいて説明する。まず、マス
タシリンダの全体構造を説明すると、同図におい
て、2はシリンダボデイであり、長手方向に形成
されたシリンダ穴に、第1のリターンスプリング
4、セカンダリピストン6、第2のリターンスプ
リング8、プライマリピストン10が順次に挿入
され、セカンダリピストン6の左側に第1の液室
12、セカンダリピストン6とプライマリピスト
ン10の間に第2の液室14を構成している。
16はプライマリピストン10に固着されたガ
イドピンであり、セカンダリピストン6に当接し
たリテーナー18に穿設されたガイド穴20に遊
嵌している。
22はリザーバタンク(図示せず)に接続する
第1の入力ポート24と第1の液室12との間に
形成されたリターンポート、26はリザーバタン
ク(図示せず)に接続する第2の入力ポート28
に連通する液通路30と第2の液室14との間に
形成されたリターンポートである。
32,34はセカンダリピストン6とシリンダ
ボデイ2の内周との摺動面をシールするためのカ
ツプシール、36はプライマリピストン10とシ
リンダボデイ2の内周との摺動面をシールするた
めのカツプシールである。
更に、シリンダボデイ2の開口部にはプライマ
リピストン10を摺動自在に支持するブツシユ3
8が設けられ、ブツシユ38は抜止め部材40と
押さえ部材42で挟まれてシリンダボデイ2側に
固着されている。
44はブツシユ38とプライマリピストン10
の摺動面をシールするためのカツプシール、46
はシリンダボデイ2の開口内周に形成された溝に
装着されてシリンダボデイ2とブツシユ38の間
をシールするためのOリングである。
そして、ブレーキの操作力を受けてプライマリ
ピストン10及びセカンダリピストン6がシリン
ダ穴内へ前進し、カツプシール32が第1のリタ
ーンポート22を超えたときから第1の液室12
の液圧が上昇し、同様に、カツプシール36が第
2のリターンポート26を超えたときから第2の
液室16の液圧が上昇することにより車輪へのブ
レーキ液圧が制御する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、プライマリピストンをシリンダ
ボデイの開口端で支持及びシールするための従来
のシール機構にあつては、ブツシユとシリンダボ
デイの接触面をシールするためのOリングを、シ
リンダボデイの内周に形成した溝に挿入する構造
となつているので、この溝を形成するための製造
工程が煩雑となる問題があつた。
又、このような問題点に鑑みて、第6図に示す
ように、ブツシユ38の外周に形成した溝48に
Oリング46を装着することで、第5図に示した
Oリング装着用の溝をシリンダボデイ側に形成し
ないで済む構造にした場合、割型成形方法によつ
て合成樹脂を原料としたブツシユ38を成形する
とシール面に軸方向のパーテイングラインが残
り、このパーテイングライン除去のための後加工
が必要になることから製造工程の簡素化に寄与し
ない問題を生じる。
[課題を解決するための手段] 本考案はこのような課題に鑑みて成されたもの
であり、組立の簡素化を図ることができるシール
機構を備えたマスタシリンダを提供することを目
的とする。
このような目的を達成するために本考案は、シ
リンダボデイの開口端に設けたブツシユにプライ
マリピストンを摺動自在に支持したマスタシリン
ダにおいて、上記ブツシユの外周側に形成した段
部にブツシユとシリンダボデイの開口端との間を
シールするシール部材を収容し、該ブツシユの内
周部に形成した〓間部に該ブツシユとプライマリ
ピストンの間をシールするシール部材を装着し
て、該ブツシユの上記段部にこれらのシール部材
の抜け止めを行なうシール押さえ部材を配置した
ことを特徴とし、更には前記シール押さえ部材を
前記段部に圧入又はカシメにより固着して成るシ
ール機構をサブアセンブリーとして形成し、マス
タシリンダの組立て時に該シール機構を組付ける
構造にした。
[作用] このようなシール機構を備えたマスタシリンダ
にあつては、Oリングを装着するための溝の形成
及びリセス加工が不要になる。
又、シール機構をサブアセンブリーとして構成
することにより、従来のように一部品ずつ組付け
てマスタシリンダ全体を組立てるような手間を省
略することができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説
明する。まず構造を説明すると、第1図におい
て、2はシリンダボデイであり、長手方向に形成
されたシリンダ穴に、第1のリターンスプリング
4、セカンダリピストン6、第2のリターンスプ
リング8、プライマリピストン10が順次挿入さ
れ、セカンダリピストン6の左側に第1の液室1
2、セカンダリピストン6とプライマリピストン
10の間に第2の液室14を構成している。
16はプライマリピストン10に固着されたガ
イドピンであり、セカンダリピストン6に当接し
たリテーナー18に穿設されたガイド穴20に遊
嵌している。
22はリザーバタンク(図示せず)に接続する
第1の入力ポート24と第1の液室12との間に
形成されたリターンポート、26はリザーバタン
ク(図示せず)に接続する第2の入力ポート28
と第2の液室14との間に形成されたリターンポ
ートである。
32,34はセカンダリピストン6とシリンダ
ボデイ2の内周との摺動面をシールするためのカ
ツプシール、36はプライマリピストン10とシ
リンダボデイ2の内周との摺動面をシールするた
めのカツプシールである。
更に、シリンダボデイ2の開口端の段部には、
プライマリピストン10を摺動自在に支持すると
共に、シリンダボデイ2の開口内周とプライマリ
ピストン10間をシールをするためのシール機構
50が装着され且つ抜止め部材40で固定されて
いる。即ち、シリンダボデイ2の内周とプライマ
リピストン10の間に、樹脂成形されたキヤツプ
状のブツシユ52が設けられると共に、ブツシユ
52の内周に摺動自在に挿入されたプライマリピ
ストン10とブツシユ52の摺動面をシールする
ためのカツプシール54及び、シリンダボデイ2
の開口端の内周とブツシユ52との間をシールす
るためのOリング56がシール押さえ部材58で
抜け止め固定されている。
第2図ないし第4図に基づいて更にシール機構
50の構造を詳述すると、第2図Aに示すように
ブツシユ52は合成樹脂で一体成形され、プライ
マリピストン10を摺動自在に挿入するための穴
60と、装着時に抜け止め部材40が係着する段
部62と、Oリング56を装着する円筒段部6
4、更にカツプシール54を内側に装着するため
の〓間(図示せず)が形成されている。
そして、Oリング56を円筒段部64、上記〓
間にカツプシール54をそれぞれ嵌め込み、第2
図Bに示すようなキヤツプ状のシール押さえ部材
58を円筒段部64に圧入固着することにより、
第3図及び第4図に示すようなサブアセンブリー
としてのシール機構50が形成されている。尚、
第3図はシール機構50をシール押さえ部材58
側から見た斜視図、第4図はシール機構50を段
部62側から見た斜視図である。
又、第2図Cに示すように、プライマリピスト
ン10を挿入する穴66が予め形成された板状部
材68をブツシユ52の円筒段部64にカシメ固
着することにより、第2図Cに示したシール押さ
え部材58を形成するようにしてもよい。尚、第
2図Cに示したシール押さえ部材58もプライマ
リピストン10を挿入する穴(図示せず)が予め
形成されていることは言うまでもない。
そして、このようなサブアセンブリーとしての
シール機構50を予め形成しておき、マスタシリ
ンダを組み立てる際にシリンダボデイ2の開口端
に組付ける。
このような構造のマスタシリンダは、ブレーキ
の操作力を受けてプライマリピストン10及びセ
カンダリピストン6がシリンダ穴内へ前進し、カ
ツプシール32が第1のリターンポート22を超
えたときから第1の液室12の液圧が上昇し、同
様に、カツプシール36が第2のリターンポート
26を超えたときから第2の液室16の液圧が上
昇することにより車輪へのブレーキ液圧が制御す
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、シールの
ためのOリングを装着する溝の形成及びリセス加
工が不要になるので、組立工程の簡素化を図るこ
とができる。
又、シール機構をサブアセンブリーとして構成
することにより、従来のように一部品ずつ組付け
てマスタシリンダ全体を組立てるような手間を省
略することができるので、組立工程の大幅な簡素
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構造を示す断面
図、第2図ないし第4図は実施例におけるシール
機構の構造を説明するための斜視図、第5図は従
来例の構造を示す断面図、第6図は従来例のブツ
シユを取り出して示した説明図である。 図中の符号、2……シリンダボデイ、10……
プライマリピストン、50……シール機構、52
……ブツシユ、54……カツプシール、56……
Oリング、58……シール押さえ部材、60……
穴、62……段部、64……円筒段部、66……
穴、68……板状部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダボデイの開口端に設けたブツシユにプ
    ライマリピストンを摺動自在に支持したマスタシ
    リンダにおいて、 前記ブツシユの外周側に形成した段部に該ブツ
    シユと前記シリンダボデイの開口端との間をシー
    ルするシール部材を収容し、該ブツシユの内周部
    に形成した〓間部に該ブツシユと前記プライマリ
    ピストンの間をシールするシール部材を装着し
    て、該ブツシユの上記段部にこれらのシール部材
    の抜け止めを行なうシール押さえ部材を配置する
    とともに、前記シール押さえ部材を上記ブツシユ
    の段部に圧入又はカシメにより固着して成るシー
    ル構造としサブアセンブリーとしたことを特徴と
    するマスタシリンダ。
JP1989074653U 1989-06-26 1989-06-26 Expired JPH0443411Y2 (ja)

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JP1989074653U JPH0443411Y2 (ja) 1989-06-26 1989-06-26

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JP1989074653U JPH0443411Y2 (ja) 1989-06-26 1989-06-26

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Publication Number Publication Date
JPH0313266U JPH0313266U (ja) 1991-02-12
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JP1989074653U Expired JPH0443411Y2 (ja) 1989-06-26 1989-06-26

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