JPH044145A - 溶接性に優れた金属複合制振鋼板およびその製造方法 - Google Patents

溶接性に優れた金属複合制振鋼板およびその製造方法

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JPH044145A
JPH044145A JP10302290A JP10302290A JPH044145A JP H044145 A JPH044145 A JP H044145A JP 10302290 A JP10302290 A JP 10302290A JP 10302290 A JP10302290 A JP 10302290A JP H044145 A JPH044145 A JP H044145A
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JP
Japan
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intermediate layer
particles
steel plate
metal composite
stainless steel
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Application number
JP10302290A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ishii
石井 良男
Matsuo Usuda
臼田 松男
Tsutomu Fujii
力 藤井
Katsushi Saito
斉藤 勝士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication of JPH044145A publication Critical patent/JPH044145A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は溶接性に優れた金属複合制振鋼板およびその製
造方法に関するものであ哉。
従来の技術 従来、制振鋼板として樹脂を中間層とする樹脂複合制振
鋼板が知られて(特開昭53−128887)いるが、
樹脂が介在するため、溶接性が悪いことや高温状態での
使用に耐えられないなど、使用上の問題があった。この
ため金属を中間層とし、溶接性の向上および高温状態で
の使用を有利にしたものとして金属複合制振鋼板が提案
されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の金属複合制振鋼板の溶接において
は、中間層に低融点型の金属を使用しているため、溶接
時に大電流を必要とする、かつ溶接の適正電流範囲が狭
い、さらに金属蒸気の飛散およびブローホールの発生な
ど、使用上の問題がある。また制振性においては、樹脂
複合制振鋼板ド比べて劣るため、制振特性として十分と
は言えない0以上のように、従来の金属複合制振鋼板に
は、これらの問題点を改善する余地が残されていた。
このような従来の金属複合制振鋼板の問題点を改善する
ために、本発明者等は種々の検討を行なった結果、鋼板
もしくはめっき鋼板の間の低融点金属の中間層に導電性
の高融点金属を含有させ、加熱、圧着することにより、
容易に溶接性および制振性に優れた金属複合制振鋼板を
製造し得ることを見いだし、本発明を完成させるに至っ
た。
課題を解決するための手段 本発明の要旨は以下のとおりである。
(+)鋼板もしくはめっき鋼板の間に半溶融状態から凝
固させた亜鉛の粒子を中間層とし、該中間層にステンレ
スの粒子を体積率にして10〜70%分散せしめたこと
を特徴とする溶接性に優れた金属複合制振鋼板。
(2)中間層の空隙率が5〜30%にした特許請求の範
囲第1項記載の溶接性に優れた金属複合制振鋼板。
(3)鋼板もしくはめっき鋼板の表面にステンレスの高
融点の金属粒子を体積率にして10〜70%分散せしめ
た亜鉛の粒子を被覆したのち圧着し、 380〜520
℃に加熱処理することを特徴とする溶接性に優れた金属
複合制振鋼板の製造方法。
作用 本発明の詳細を図面により説明する。
第1図のごとく、本発明の金属複合制振鋼板は、めっき
鋼板1および2の間に亜鉛の粒子4を中間層3とする金
属複合制振鋼板において、中間層3内に導電性のステン
レスの粒子5を含有させたものである。この導電性のス
テンレスの粒子5が介在することにより、めっき鋼板1
と2の間の導電性が高められ、大電流を必要とせず、ま
た適正電流範囲も広くなり、金属蒸気の発生が抑えられ
ると共に、ブローホールが解消でき、溶接性が向上する
ものである。さらにステンレスの粒子5の相互間に空隙
6が形成され、これにより制振性が向上するものである
次に鋼板の種類は、特に限定するものではなく、鋼板の
他、M板、 Cu板などを含み、いずれでも良いが、自
動車を対象にした場合、コスト、加工性などの点から鋼
板が望ましい、まためっき鋼板の種類は、特に限定する
ものではなく、溶融めっき鋼板であれば、亜鉛、亜鉛−
アルミニウム合金などいずれでも良い、また電気めっき
鋼板であれば、亜鉛、亜鉛−ニッケル合金などいずれで
も良い。
さらにこれら鋼板およびめっき鋼板の板厚は特に限定し
ないが、自動車を対象にした場合、0.2〜1.2 I
1m程度が適当であり、まためっき皮膜厚みは0.00
1〜0.03+n+が適当であり、さらに中間層の厚み
は0.01〜0.5 amが適当である。
次にめっき鋼板の間の中間層に含有する金属は亜鉛が良
く、さらに中間層に添加する金属はステンレスが良い、
その限定理由は、亜鉛が鋼板およびめっき鋼板との接着
性が良く、制振性や耐熱性にも優れ、また粉体の粒子制
御も容易なためである。
またステンレスは亜鉛との濡れ性が良くないため有利で
あり、錆びない、さらに粒子の大きさの制御が容易であ
るため空隙の形成に良いからであるが、その場合に粒子
は、中間層の厚みに対して10〜100%径が適当であ
る0次にステンレスを含有する体積率は10%以上、7
0%以下が良い、その限定理由は、10%未満では溶接
性および制振性の向上が望めないため105以上とする
ことが良く70%超では接着強度が低下し、加工不良の
恐れがあるため70%以下が良い。
次に加熱温度は380℃以上、520℃以下としたが、
 380°C未満ではめっき鋼板と亜鉛との結合性が劣
るため380℃以上が良<、520℃超では溶融過度に
なり、初期状態で確保した空隙を減少させてしまうため
、520℃以下が良い。
実施例 以下に本発明の実施例を比較例とともに説明する。
第2図は本発明における金属複合制振鋼板の製造方法を
示したものである。
即ち、亜鉛−アルミニウム合金めっき鋼板1と2の間に
亜鉛粉4およびステンレス5を挿入し、制御ロール7に
より、最終仕上げの中間層3厚みより5〜30%厚めに
仕上げ前中間層8の厚みを制御し、加熱部9により45
0℃に加熱したのち、圧着ロール10により、中間層の
仕上げ厚みに圧着させて、金属複合制振鋼板11を製造
した。第1表には該製造方法により製造した金属複合鋼
板の溶接性を調べるために適正電流範囲を測定し、さら
に制振性を調べるために損失係数を測定した結果を示す
、実施例は比較例に比べて、いずれも溶接性および制振
性が向上している。
(以下余白) 発明の効果 本発明によれば1本発明の金属複合制振鋼板は、溶接性
および制振性を確実に向上させることができ、従来使用
が難しかった自動車のエンジン周辺などの耐熱性、制振
性が要求される部品への適用が可能となり、また溶接性
が向上したことにより、自動車用鋼板としての用途が拡
大でき、工業的に実用価値が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による金属複合制振鋼板を略示する縦断
面図であり、第2図は本発明の製造方法を示す概略的な
工程図である。 1.2・・・めっき鋼板、3・・・中間層、4・・亜鉛
、5・・争ステンレス、6.・・空隙、7拳・・制御ロ
ール、8命・・中間層、9・・・加熱部、10・・會圧
着ロール、11・・拳金属複合制振鋼板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板もしくはめっき鋼板の間に半溶融状態から凝
    固させた亜鉛の粒子を中間層とし、該中間層にステンレ
    スの粒子を体積率にして10〜70%分散せしめたこと
    を特徴とする溶接性に優れた金属複合制振鋼板。
  2. (2)中間層の空隙率が5〜30%である特許請求の範
    囲第1項記載の溶接性に優れた金属複合制振鋼板。
  3. (3)鋼板もしくはめっき鋼板の表面にステンレスの粒
    子を体積率にして10〜70%分散せしめた亜鉛の粒子
    を被覆したのち、380〜520℃に加熱し、圧着する
    ことを特徴とする溶接性に優れた金属複合制振鋼板の製
    造方法。
JP10302290A 1990-04-20 1990-04-20 溶接性に優れた金属複合制振鋼板およびその製造方法 Pending JPH044145A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015200021A (ja) * 2014-03-31 2015-11-12 オイレス工業株式会社 複層軸受用の下地層付き金属製基材、複層軸受の製造方法および複層軸受用の下地層付き金属製基材、複層軸受

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015200021A (ja) * 2014-03-31 2015-11-12 オイレス工業株式会社 複層軸受用の下地層付き金属製基材、複層軸受の製造方法および複層軸受用の下地層付き金属製基材、複層軸受

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