JPH044092Y2 - - Google Patents

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JPH044092Y2
JPH044092Y2 JP4090185U JP4090185U JPH044092Y2 JP H044092 Y2 JPH044092 Y2 JP H044092Y2 JP 4090185 U JP4090185 U JP 4090185U JP 4090185 U JP4090185 U JP 4090185U JP H044092 Y2 JPH044092 Y2 JP H044092Y2
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JP
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roof
rafter
ridge
eave
roof portion
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JP4090185U
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  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、建物の出隅または入隅を構成する一
対の壁に沿つて設けられる、サンルームのような
建造物のための片流れ屋根に関する。
(従来技術) 従来、相互に交差する一対の壁に沿つて配置さ
れる屋根部分を有するサンルームの片流れ屋根に
あつては、両屋根の傾斜角度および出幅すなわち
対応する壁に対する各屋根部分の傾斜角度および
各屋根部分の軒桁とこれに対応する壁との間の水
平距離がそれぞれ等しく設定されている。
しかし、サンルームの設置スペース等に制約が
ある場合には、両屋根部分をそれぞれの傾斜角度
および出幅を異なるように設定しなければならな
い。
(考案の目的) 本考案の目的は、建物の出隅または入隅を構成
する一対の壁に沿つて配置される屋根部分を傾斜
角度および出幅が相互に異なるように設置するこ
とができる屋根を提供することにある。
(考案の構成) 本考案は、建物の出隅または入隅を構成する一
対の壁と該壁から間隔をおいて配置された複数の
支柱とに支持される片流れの屋根であつて、該屋
根が各壁に沿つて配置される屋根部分を含み、少
なくとも一方の屋根部分が、該屋根部分の傾斜角
度の変更を可能とすべく、該屋根部分に対応する
壁に固定された棟受けに揺動可能に支持される棟
材と、前記支柱に支持された軒桁受けに揺動可能
に支持される軒桁材とを備え、また、両屋根部分
が、これらの交差線上に位置する垂木本体と、該
垂木本体にその軸線の回りに揺動可能に連結され
かつ各屋根部分の棟材および軒桁材に連結された
添え枠とから成る共通の垂木と有することを特徴
とする。
本考案において「屋根部分の傾斜角度」とは、
屋根部分と該屋根部分に対応する壁の壁面に直交
する仮想平面との成す角度をいう。
(考案の作用および効果) 本考案によれば、各屋根部分の傾斜角度および
出幅寸法は、該屋根部分を棟受けまたは軒桁受け
に関して揺動させることによつて変わり、両屋根
部分の交差線の位置すなわち両屋根部分の共通の
垂木の位置によつて定まる。
例えば、共通の垂木が仮想水平面上において各
壁から等しい角度位置にあるように設定するとき
すなわち共通の垂木と両屋根部分の棟材または軒
桁材との成す交差角度が等しい時は、一方の屋根
部分の傾斜角度および出幅寸法と他方の屋根部分
のそれとが同一である屋根を得ることができる。
また、共通の垂木と一方の屋根部分の棟材または
軒桁材との成す角度が共通の垂木と他方の屋根部
分の棟材または軒桁材との成す角度より大きいよ
うに共通の垂木の配置位置を設定するときは、一
方の屋根部分の傾斜角度を他の一方の屋根部分の
それより小さくかつ出幅寸法を他の一方の屋根部
分のそれより大きい屋根とすることができる。共
通の垂木の垂木本体に関して揺動可能の添え枠
は、上記いずれの場合も、各屋根部分と同一の平
面上に位置する。
(実施例) 本考案が特徴とするところは、図示の実施例に
ついての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
第1図を参照すると、建築物10の出隅10a
を構成する、互いに直交する一対の壁12,14
と、各壁から間隔をおいて配置された複数の支柱
16とに支持された本考案に係る片流れの屋根が
示されている。
図示の屋根は建造物の一種であるサンルーム1
8の一部をなし、一方の壁12に沿つて配置され
た屋根部分20と他方の壁14に沿つて配置され
た屋根部分22とを含む。この屋根は、一方の屋
根部分20の傾斜角度αおよび出幅l1と他方の屋
根部分22の傾斜角度βおよび出幅l2とがそれぞ
れ同一(α=β,l1=l2)に形成されている(第
1図および第2図参照)。
各屋根部分はこれに対応する壁に沿つて伸びる
棟材24と、該棟材と間隔をおいて平行に伸びか
つ棟材24よりも下方の高さ位置にある軒桁材2
6と、棟材24および軒桁材26に連結されかつ
相互に間隔をおかれた複数の垂木28と、両屋根
部分の共通の垂木30とを有する。前記棟材、軒
桁材および垂木に取り囲まれた空間、支柱間の空
間、支柱、支柱相互を連結する無目32および軒
桁材26で取り囲まれた空間には、ガラス板34
がそれぞれ嵌め込まれている。
棟材24は、垂木28間および垂木28,30
間にあつて前記垂木に固定された、一列に伸びる
複数の横材から成り、第3図に示すように、壁1
2に複数のビス36を介して固定された棟受け3
8に揺動可能に支持されている。棟材24はその
下端に、円弧状の断面を有しかつ棟受けの後記係
止部38aに係止可能の係止部24aを有する。
棟受け38はその下端に、円弧状の断面を有しか
つ外面が前記係止部24aの内面に滑動可能に接
する係止部38aを有する。これにより、屋根部
分20を係止部38aの回りに角度的に回転させ
てその傾斜角度を変えることができる。棟受け3
8はその上端に、棟材24の上方を覆う水平な板
状部から成る庇部38bを有する。庇部38bに
は、垂木28に連結された板状体40が前記係止
部38aの軸線と平行な軸線の回りに角度的に回
転可能に連結され、これにより屋根部分20と棟
受け30との間から屋内への雨水の侵入が防止さ
れる。
また、軒桁材26は、垂木28間および垂木2
8,30間にあつて前記垂木に固定された、一列
に伸びる複数の横材から成るガラス板支持部材4
2の下面にビス止めにより取り付けられた筒状体
から成る。該筒状体は半月形の横断面を有しかつ
壁12と平行に伸び前記半月形の円弧面が下方に
向けられている。軒桁材26を支持する支柱16
には、その上端に、前記筒状体の円弧面が滑動可
能に接する曲面を有する軒桁受け44が取り付け
られている。筒状体42から成る軒桁材26は、
屋根部分20の傾斜の変化に追随して軒桁受け4
4の曲面を滑動し、屋根部分20を所定の傾斜角
度に維持する間にビス46を介して支柱16に固
定される。ガラス板支持部材42には、ビス47
を介して雨樋48が取り付けられている。但し、
該雨樋、前記庇部38bおよび板状体40は、第
1図では省略されている。
他方、屋根部分22は、該屋根部分が対応する
壁14に関してその傾斜角度を変更することがで
きるように、屋根部分20のように、壁14に固
定された棟受け(図示せず)および支柱16に取
り付けられた軒桁受け(図示せず)に関して揺動
可能に支持されている。屋根部分22は、その傾
斜角度を可変とすることに代えて、予め設定され
た傾斜角度にのみ傾斜するように設置してもよ
い。また逆に、屋根部分22の傾斜を可変としか
つ屋根部分20の傾斜を不変とすることもでき
る。
第4図に示すように、共通の垂木30は、両屋
根部分20,22の交差線上に位置する垂木本体
50と、該垂木本体にその軸線の回りに回転可能
に連結され、該軸線方向へ伸びる一対の添え枠5
2,54とから成る。
垂木本体50は、横断面でみて一対の円弧面5
0a,50bを有するほぼ筒状の部材から成る。
上下の円弧面50a,50bの円弧長さは、必要
に応じて、図示の円弧長よりも長くまたは短く設
定される。
添え枠52,54はそれぞれ二つの部材56,
58で形成することができる。各添え枠の一方の
部材56は、横断面でみて垂木本体の上方の円弧
面50aにシール材60を介して滑動可能に接す
る止水部56aと、下方の円弧面50bとほぼ同
じ曲率を有しかつ該円弧面に滑動可能に接する凹
面部56bとを有する。他方の部材58は、前記
屋根部分の一部を成しかつ出隅10aに近接する
ガラス板34の縁部を受け入れることができる凹
溝部58aを有し、第2図から明らかなように、
部材58の上端および下端の側部が該ガラス板を
支持する前記棟材24および軒桁材26に連結さ
れている。
各添え枠における一方の部材56および垂木本
体50はビス62により、また、両部材56,5
8および垂木本体50はビス64によりそれぞれ
連結され、また垂木本体50に対し、各添え枠が
所定の回転角度に維持される。この連結および回
転角度の設定に先立ち、予め設定された傾斜角度
の各屋根部分20,22と各添え枠52,54と
が同一の平面上にあるように、垂木本体50に対
し、各添え枠52,54が所定の回転角度に維持
される。この例では、両屋根部分20,22の傾
斜角度α,βを等角度に設定しているため、添え
枠52,54は同一の回転角度に維持されてい
る。
傾斜角度および出幅が相互に異なる屋根部分を
有する屋根は次のように形成することができる。
例えば、第2図に示すように、共通の垂木30
の長さを前記例におけるとほぼ同じ寸法に設定
し、一方の屋根部分20の棟材および軒桁材と共
通の垂木30との成す交差角度θ1が他方の屋根部
分22の棟材および軒桁材と共通の垂木30との
成す角度θ2より大きいように、垂木30の配置位
置すなわち両屋根部分20,22の交差線の位置
を設定する場合、一方の屋根部分20の傾斜角度
αが他方の屋根部分22の傾斜角度βより小さく
(α<β)かつ屋根部分20の出幅l1が屋根部分
22の出幅l2より大きい(l1>l2)屋根とするこ
とができる。この場合、共通の垂木30の仮想水
平面との成す角度は前記例におけると同じ角度で
ある。共通の垂木30は、その軸線を含む仮想立
面が各壁12,14の仮想延長立面間にあるよう
に配置される。
この屋根の組立ては、建築現場で両屋根部分2
0,22に対応する壁12,14および支柱16
に取り付け、共通の垂木30を各屋根部分に取り
付けることにより行なうことができる。その際、
各屋根部分は、軒受け38に関して揺動可能であ
ることから、予め設定された傾斜角度を有するよ
うにこれを設置することができる。また、各屋根
部分20,22と共通の垂木30は、各添え枠5
2,54を垂木本体50の軸線の回りに揺動させ
て部材58を棟材24の端面、ガラス板34の側
縁および軒桁材26の端面に突き合わせて接続す
ることができる。
また、前記組立て方法に代えて、各屋根部分を
分割して得た各屋根部分の一部と共通の垂木30
とを予め工場でユニツトとして組み立て、建築現
場で前記ユニツトと該ユニツトに連結される各屋
根部分の他の分割部分とを壁12,14および支
柱16に取り付け、前記ユニツトと前記分割部分
とを相互に接続することができる。前記ユニツト
を壁12,14および支柱16に取り付けると
き、各屋根部分20,22の前記一部を各添え枠
52,54を介して垂木本体50の軸線および各
棟材24に関して角度的に回転させることがで
き、これにより、前記ユニツトを各屋根部分5
2,54の前記一部が所定の傾斜角度となるよう
に設置することができる。
前記した例では、屋根が、互いに直交する両壁
12,14に沿つて配置されているが、第5図に
示すように、相互に鈍角をなす一対の壁66,6
8および68,70に沿つて配置することもでき
る。
この例の屋根は、壁66,68,70に沿つて
連続して伸び、壁66に対応する屋根部分72
と、壁68に対応する屋根部分74と、壁70に
対応する屋根部分76とで構成されている。
この例では、屋根部分72の傾斜角度が最も大
きく、屋根部分74の傾斜角度が屋根部分76の
傾斜角度よりも大きく設定されている。また、屋
根部分72の出幅が最も小さくかつ屋根部分76
の出幅が最も大きく、さらに、屋根部分74の出
幅が屋根部分72の側から屋根部分76の側に向
けて漸増するように設定されている。
なお、図示しないが、本考案は、相互に鋭角を
なして交差しかつ出隅を構成する一対の壁に適用
することができる。
また、本考案に係る片流れ屋根は、図示のよう
な出隅に代えて、入隅(図示せず)を構成する一
対の壁に沿つて配置することができ、さらに出隅
および入隅が交互にあらわれる場合にも適用する
ことができる。壁の交差角度は、直角、鈍角およ
び鋭角のいずれの場合であつても適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る片流れ屋根を有するサン
ルームの一部を省略して示す斜視図、第2図はサ
ンルームの概略的な平面図、第3図は第1図の線
3−3に沿つて得た縦断面図、第4図は第1図の
線4−4に沿つて得た横断面図、第5図は本考案
の他の例を示すサンルームの概略的な平面図であ
る。 10……建物、10a……出隅、12,14…
…壁、16……支柱、18……サンルーム、2
0,22……屋根部分、24……棟材、26……
軒桁材、28……垂木、30……共通の垂木、3
8……棟受け、44……軒桁受け、50……垂木
本体、52,54……添え枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物の出隅または入隅を構成する一対の壁と該
    壁から間隔をおいて配置された複数の支柱とに支
    持される片流れの屋根であつて、該屋根は各壁に
    沿つて配置される屋根部分を含み、少なくとも一
    方の屋根部分が、該屋根部分の傾斜角度の変更を
    可能とすべく、該屋根部分に対応する壁に固定さ
    れた棟受けに揺動可能に支持される棟材と、前記
    支柱に支持された軒桁受けに揺動可能に支持され
    る軒桁材とを備え、また、両屋根部分は、これら
    の交差線上に位置する垂木本体と、該垂木本体に
    その軸線の回りに揺動可能に連結されかつ各屋根
    部分の棟材および軒桁材に連結された添え枠とか
    ら成る共通の垂木を有する、片流れ屋根。
JP4090185U 1985-03-21 1985-03-21 Expired JPH044092Y2 (ja)

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JP4090185U JPH044092Y2 (ja) 1985-03-21 1985-03-21

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JP4090185U JPH044092Y2 (ja) 1985-03-21 1985-03-21

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JPS61157607U JPS61157607U (ja) 1986-09-30
JPH044092Y2 true JPH044092Y2 (ja) 1992-02-06

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Families Citing this family (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072880Y2 (ja) * 1989-03-14 1995-01-25 昭和アルミニウム株式会社 補助組立建物の角度可変屋根における天窓の開き戸取付装置
JPH072879Y2 (ja) * 1989-03-14 1995-01-25 昭和アルミニウム株式会社 補助組立建物の角度可変屋根の取付装置
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JP6352163B2 (ja) * 2014-11-28 2018-07-04 三協立山株式会社 簡易建物
JP6418921B2 (ja) * 2014-11-28 2018-11-07 三協立山株式会社 簡易建物

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