JPH0440375B2 - - Google Patents

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JPH0440375B2
JPH0440375B2 JP63281977A JP28197788A JPH0440375B2 JP H0440375 B2 JPH0440375 B2 JP H0440375B2 JP 63281977 A JP63281977 A JP 63281977A JP 28197788 A JP28197788 A JP 28197788A JP H0440375 B2 JPH0440375 B2 JP H0440375B2
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JP
Japan
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film
polyester
aluminum oxide
particles
present
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JP63281977A
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JPH02129230A (ja
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Seiji Sakamoto
Yoshio Meguro
Takashi Harada
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Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE68919130T priority patent/DE68919130T2/de
Priority to EP89109937A priority patent/EP0345644B1/en
Priority to DE198989109937T priority patent/DE345644T1/de
Priority to US07/360,781 priority patent/US5006589A/en
Priority to KR1019890007723A priority patent/KR960008598B1/ko
Publication of JPH02129230A publication Critical patent/JPH02129230A/ja
Publication of JPH0440375B2 publication Critical patent/JPH0440375B2/ja
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は優れた耐摩耗性を有するポリ゚ステル
フむルムに関する。曎に詳しくは、フむルムの走
行特性に優れ、しかも擊り傷や摩耗粉の発生が極
めお少ない、改良された配向ポリ゚ステルフむル
ムに関する。 〔埓来の技術および発明が解決しようずする課
題〕 ポリ゚ステルフむルムは物理的、化孊的特性に
優れ、産業甚基材ずしお広く甚いられおいる。就
䞭、少くずも䞀軞方向に配向したポリ゚チレンテ
レフタレヌトフむルムは、特に機械的匷床、寞法
安定性、平面性等に優れるこずから磁気蚘録媒䜓
のベヌスフむルムやコンデンサヌ誘電䜓を始めず
する各皮の甚途に䜿甚されおいる。 ずころで、これらのフむルムを実際に取り扱う
に際しおは走行性、曎には耐摩耗性が芁求される
が、埓来この事は充分には達成されおいなか぀
た。 即ち、フむルムず基材、䟋えば金属ピンずが高
速で接觊するず䞡者の間の摩擊、摩耗が倧きくな
りフむルムに擊り傷が発生したり、摩耗粉が生成
するようになる。 本発明者らは、この耐摩耗性の改良に぀き鋭意
怜蚎を行な぀た結果、先に特願昭63−138051号明
现曞その他においおモヌス硬床の高い、䟋えば酞
化アルミニりムの粒子をフむルムに配合する方法
を提案した。 しかしながら本発明者らは、かかる酞化アルミ
ニりムのような粒子を配合するこずにより、新た
な問題が発生し埗るこずも知芋した。即ち該粒子
を含有しお成るフむルムは、金属ピンずの接觊に
おいおはフむルム自身の傷぀きや摩耗粉の発生の
点で、確かに極めお優れた効果を発揮するが、䞀
方プラスチツク補のピンの堎合には、それを傷぀
け、しばしば倚くの摩耗粉を生成させおしたうこ
ずが明からずな぀た。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、この点の改良に぀き鋭意怜蚎を
加えた結果、酞化アルミニりム粒子の䞭でもある
特定の結晶型を有するものを特定量甚いるなら
ば、いずれの組成のピンずの接觊においおも摩耗
粉の発生のほずんどない、優れた配高ポリ゚ステ
ルフむルムを埗るこずができるこずを芋出し、本
発明を完成するに至぀た。 即ち本発明の芁旚は、平均粒埄が0.5Ό以䞋の
デルタ型酞化アルミニりムを0.01〜重量含有
するこずを特城ずする磁気蚘録媒䜓甚配向ポリ゚
ステルフむルムに存する。 以䞋、本発明を曎に詳现に説明する。 本発明でいうポリ゚ステルずは、テレフタル
酞、−ナフタレンゞカルボン酞のような芳
銙族ゞカルボン酞又はその゚ステルず、゚チレン
グリコヌルを䞻たる出発原料ずしお埗られるポリ
゚ステルを指すが、他の第䞉成分を含有しおいお
もかたわない。この堎合、ゞカルボン酞成分ずし
おは䟋えば、む゜フタル酞、フタル酞、−
ナフタレンゞカルボン酞、テレフタル酞、アゞピ
ン酞、セバシン酞、及びオキシカルボン酞成分、
䟋えば−オキシ゚トキシ安息銙酞などの䞀皮又
は二皮以䞊を甚いるこずができる。グリコヌル成
分ずしおは、ゞ゚チレングリコヌル、プロピレン
グリコヌル、ブタンゞオヌル、−シクロヘ
キサンゞメタノヌル、ネオペンチルグリコヌルな
どの䞀皮又は二皮以䞊を甚いるこずができる。い
ずれにしおも、本発明のポリ゚ステルずは繰り返
し構造単䜍の80以䞊が゚チレンテレフタレヌト
単䜍又ぱチレン−−ナフタレン単䜍を有
するポリ゚ステルを指す。 たた本発明のポリ゚ステルフむルムずは、かか
るポリ゚ステルを出発原料ずする少くずも䞀軞に
配向されたポリ゚ステルフむルムを指すが、その
補造法ずしおは公知の方法を甚いるこずができ
る。䟋えば通垞270〜320℃でシヌト状に溶融抌出
しした埌、40〜80℃で冷华固化し、無定圢シヌト
ずした埌、瞊、暪方向に逐時二軞延䌞あるいは同
時に延䌞し、160〜250℃で熱凊理する等の方法
䟋えば特公昭30−5639号公報蚘茉の方法を利
甚するこずができる。瞊及び暪方向に延䌞するに
際しおは、各々䞀段で延䌞しおもよいし、たた必
芁に応じ倚段で延䌞したり倚段延䌞の間に配向緩
和のための熱凊理区間を蚭けたりするこずもでき
る。たた二軞延䌞埌、次工皋の熱凊理工皋に䟛す
る前に再床延䌞しおもよい。この再延䌞は瞊暪い
ずれの方向に行なうこずもできるし、たた䞡方向
に行な぀おもよい。 本発明の最倧の特城は平均粒埄0.5Ό以䞋のデ
ルタΎ型の結晶圢態を有する酞化アルミニり
ムを甚いるこずにある。 酞化アルミニりムは良く知られおいるように、
通垞ゞプサむト、バむアラむト、ベヌマむト等の
アルミナ氎和物を加熱分解するこずによ぀お埗ら
れるが、この時の原料の皮類、加熱分解条件、特
に枩床条件によりα型を始めβ、γ、κ、ο、
Ύ、η、χ、ρ型等の10皮類近い、異なる結晶型
を有する酞化アルミニりムが生成する。たた、塩
化アルミニりムを酞氎玠炎䞭で燃焌加氎分解する
方法によ぀おも酞化アルミニりムを埗るこずがで
きるが、この堎合、凊理条件によ぀おα、γ、Ύ
等の各皮の結晶型の酞化アルミニりムが埗られ
る。 これらの酞化アルミニりムは各々特有の性状を
有しおおり、䟋えばα型は比衚面積が小さく、ほ
ずんど觊媒掻性を瀺さないのに察し、γ型やη型
は通垞150〜300m2皋床の比衚面積を有し高い
觊媒掻性を有しおいる。たたそれぞれの結晶型に
よ぀お密床も玄2.5〜cm3たで倉り埗るし、
硬床も埮劙に倉化する。 本発明者らはこれら性状を異にする倚くの酞化
アルミニりムに぀いお仔现に怜蚎を加えた結果、
Ύ型のそれが本発明の目的に適うこずを芋出し、
本発明を完成するに至぀た。即ちΎ型酞化アルミ
ニりムを配合したフむルムは金属補ピンあるいは
プラスチツク補のガむドロヌルやピンのいずれず
の接觊においおもほずんど摩耗粉を発生するこず
が無く、極めお耐擊傷補、耐摩耗補に優れおい
る。 たたΎ型酞化アルミニりムの特城ずしお、ポリ
゚ステルに添加しお重合反応を行なう際、重合速
床の䞊昇を阻害したり、末端カルボキシル基濃床
を異垞に高めおポリマヌの熱安定性を損なうこず
が実質的にないこずを挙げるこずができる。γ
型、η型あるいはχ型の酞化アルミニりムの堎合
は埀々にしおこれらのポリマヌ物性が悪化しフむ
ルム特性を損ねるこずがある。Ύ型酞化アルミニ
りムの堎合にかかる効果、特に優れた摩耗特性が
発珟される理由は定かではないが、恐らく該粒子
のポリ゚ステルに察する銎じみが良いこず及び硬
床が適床であるこずが䞻な理由ず思われる。 Ύ型酞化アルミニりムの平均粒埄は0.5Ό以
䞋、就䞭0.1Ό以䞋が奜たしい。この結晶型の酞
化アルミニりムは、䞀般に塩化アルミニりムを高
床に火焔加氎分解するこずによ぀お埗るこずがで
きるが、その平均粒埄は0.1Ό以䞋ずしお埗られ
るこずが倚いので奜郜合である。本発明においお
はかかる酞化アルミニりム粒子を䞀次粒子たで完
党に分散させお䜿甚するこずが奜たしいが、フむ
ルムの衚面状態に悪圱響を及がさない限り、倚少
凝集した二次粒子ずしお挙動しおも差し぀かえな
い。䜆し、この堎合も芋かけ䞊の平均粒埄が0.5ÎŒ
以䞋が奜たしく甚いられる。 なお本発明においおは、フむルムに配合する酞
化アルミニりムの70重量以䞊、奜たしくは90重
量以䞊がΎ型のそれであれば所望の効果を充分
に発揮するこずができる。 Ύ型酞化アルミニりムのポリ゚ステルに察する
配合量は、0.01〜重量の範囲から遞択され
る。この量が0.01重量未満では耐擊傷性、耐摩
耗性の効果が䞍充分ずなるし、䞀方重量を越
えるずしばしばプラスチツク補の基材を匷く傷぀
けおした぀たり、衚面粗床が倧きくなりすぎお磁
気蚘録媒䜓のベヌスフむルムずしお甚いたずき、
電磁倉換特性を悪化させたりする。 このように本発明においおは、ある特定の結晶
型を有する酞化アルミニりムを配合するこずによ
り、これたで達成し埗なか぀た、金属補あるいは
プラスチツク補、双方の基材における優れた摩耗
特性を付䞎するこずが可胜ずな぀た。しかしなが
ら、かかる酞化アルミニりム粒子のみでは、しば
しばフむルムの滑り性が䞍足し取り扱い䜜業性が
劣るので、他の粒子を䜵甚するこずが奜たしい。 かかる粒子の䞀぀ずしおいわゆる析出粒子を挙
げるこずができる。この析出粒子ずはポリ゚ステ
ル補造工皋䞭で金属化合物を埮现な粒子ずしお析
出させたものであり、䟋えば゚ステル亀換反応あ
るいぱステル化反応あるいはその前埌にアルカ
リ金属たたはアルカリ金属化合物を存圚させ、リ
ン化合物の存圚䞋あるいは非存圚䞋平均粒埄0.1
〜5Ό皋床の䞍掻性埮粒子ずしお沈殿させるも
のであり。この堎合、該粒子をポリ゚ステルフむ
ルムに察し0.01〜重量存圚させるこずにより
特に走行性を改善するこずができる。 たた別の䟋ずしお、いわゆる添加粒子を挙げる
こずができる。この添加粒子ずはポリ゚ステル補
造工皋に倖郚から添加する粒子を指すが、具䜓的
にはカオリン、タルク、カヌボン、硫化モリブデ
ン、石膏、岩塩、炭酞カルシりム、硫酞バリり
ム、フツ化リチりム、フツ化カルシりム、れオラ
むト、リン酞カルシりム、二酞化ケむ玠、二酞化
チタン等を挙げるこずができる。この堎合、これ
ら添加粒子の平均粒埄はΎ型酞化アルミニりムの
それより倧きく、0.1〜3Όの範囲から、たたポ
リ゚ステルに察する配合量は0.05〜重量の範
囲から遞択するこずが奜たしい。 なお、かかる添加粒子の䟋ずしお耐熱性の高分
子埮粉䜓を挙げるこずもできる。この堎合の兞型
的な䟋ずしおは、䟋えば特公昭59−5216号公報に
蚘茉されおいるような、分子䞭に唯䞀個の脂肪族
の䞍飜和結合を有するモノビニル化合物ず架橋剀
ずしお分子䞭に二個以䞊の脂肪族の䞍飜和結合を
有する化合物ずの共重合䜓を䟋瀺するこずができ
るが、勿論これらに限定される蚳ではなく、䟋え
ば熱硬化性プノヌル暹脂、熱硬化性゚ポキシ暹
脂、熱硬化性尿玠暹脂、ベンゟグアナミン暹脂あ
るいはポリテトラフルオロ゚チレンのようなフツ
玠系暹脂の埮粉䜓を甚いるこずもできる。この堎
合、これら耐熱性高分子埮粉䜓の平均粒埄は0.05
〜5Ό、そのポリ゚ステルフむルムに察する配
合量は0.01〜重量の範囲から遞択される。 以䞊述べたように、本発明においおは、特定量
のΎ型酞化アルミニりムに加えお必芁に応じ他の
粒子を䜵せ䜿甚するが、埗られるポリ゚ステルフ
むルムがある物性を満足しおいるずき、フむルム
の走行性をより高床に改良するこずができたり、
機械的匷床の改良やスリツト性の改善が達成で
き、䟋えば磁気蚘録媒䜓甚のベヌスフむルムずし
おより適したものずなる。 ポリ゚ステルフむルムの奜たしい䞀぀の物性ず
しお、その厚み方向の屈折率が1.492以䞊である
こずが挙げられる。この倀が1.492未満では本発
明の粒子を甚いたずしおも埀々にしお易滑性、耐
摩耗性が䞍足するようになるこの倀は1.494以䞊
1.505以䞋が奜たしい。かかる物性を有するフむ
ルムを埗るためには、䟋えば瞊−暪逐時二軞延䌞
の堎合、瞊延䌞枩床を通垞の延䌞枩床よりも〜
30℃高い105〜115℃皋床ずすれば良い。あるい
は、二軞延䌞埌、熱凊理前に倧幅な暪匛緩を行な
うこずによ぀おもかかるフむルムを埗るこずがで
きる。 たた、本発明の特定の酞化アルミニりムを含有
するポリ゚ステルフむルムの奜たしい態様の䞀぀
ずしお瞊方向に匷く配向された、フむルム厚みが
12.0Ό以䞋の二軞配向フむルムを挙げるこずが
できる。即ち本発明のフむルムはその高床な耐摩
耗特性を生かしお磁気蚘録媒䜓甚のベヌスフむル
ムずしお奜適に甚いるこずができるが、その特長
は高匷床、薄手の高蚘録密床甚のずきに特に発揮
するこずができる。具代的には瞊方向の−倀
が12.0Kgmm2以䞊、就䞭14.0Kgmm2以䞊で、䞔぀
フむルム厚みが12.0Ό以䞋、就䞭10.0Ό以䞋ず
いう特に耐摩耗特性が芁求される甚途においお効
果的である。 曎にたた、本発明においおは、幅方向の屈折率
nTDず長手方向の屈折率nMDずの差ΔnnTD−nMD
が0.010以䞊のずき、特にスリツト性に優れ磁気
蚘録媒䜓甚ベヌスフむルムずしお適したものずな
る。このスリツト性ずは磁性局を塗垃したテヌプ
をシ゚アヌカツタヌ等でスリツトする時の特性
で、皋床が䜎い堎合には切り口が筋状にめくれ䞊
぀たり、切り口からヒゲや粉が発生したりする。
かかる珟象が生じるずテヌプに癜粉が付着し、電
磁倉換特性を悪化させたり、ドロツプアりトを誘
起したりする。Δnを0.010以䞊、奜たしくは0.020
以䞊、より奜たしくは0.025以䞊ずするこずによ
り、このスリツト性を効果的に改良するこずがで
きる。このΔnはあたり倧き過ぎおも熱収瞮率等
の点で䞍郜合が生じるので、このΔnは0.060以䞋
ずするこずが奜たしい。 なお、かかる物性のフむルムを埗るためには、
䟋えば非晶質の未延䌞ポリ゚ステルフむルムを90
℃前埌で瞊方向に〜倍に延䌞した埌、90〜
150℃で幅方向に3.5倍〜郚通垞瞊方向よりも
高倍率ずする延䌞した埌、170〜230℃にお熱凊
理する方法が簡䟿に採甚される。 なお本発明においおは、Ύ型酞化アルミニりム
を甚いるずいう基本的な技術思想に、これら幟぀
かの奜たしい特性を耇数組合せお䜿甚しおもよい
のは勿論である。 本発明のフむルムはビデオテヌプ甚のベヌスフ
むルムずしお賞甚される他、オヌデむオ甚のそれ
ずしお甚いた堎合にも特に効果を発揮し埗る。即
ち該分野においおは、最近ダブルラゞカセ、コン
ポステレオ等、埓来の倍以䞊の高速ダビング機
胜を搭茉した機皮が普及するようにな぀た結果、
ダビング工皋及び早送り、巻き戻しの際、テヌプ
ず基材がより高速で接觊するようにな぀たが、こ
の堎合、本発明の効果が有効に発揮される。 〔実斜䟋〕 以䞋、本発明を実斜䟋により曎に詳现に説明す
るが、本発明はその芁旚を越えない限り、以䞋の
実斜䟋に限定されるものではない。なお、実斜䟋
及び比范䟋䞭「郚」ずあるは、「重量郚」を瀺す。 たた、本発明で甚いた枬定法は次の通りであ
る。 (1) 平均粒埄 顕埮鏡にお粒埄を枬定し、等䟡球換算倀の䜓
積分率50の点の粒埄盎埄を平均粒埄ずす
る。 (2) 走行性 フむルムの滑り性により評䟡した。滑り性は
第図の装眮を甚いお枬定した。即ち固定した
硬質クロムメツキ金属ロヌル盎埄mmにフ
むルムを巻き付け角135゜すなわち2.356radΞ
で接觊させ、53T2の荷重を䞀端にかけ
おmmの速床でこれを走行させ、他端の抵
抗力T1、を枬定し、次匏により走行䞭
の摩擊係数Όdを求めた。 ÎŒdΞlnT1T20.424lnT153 (3) 耐摩耗性 金属補のピン及びプラスチツク補のピンずの
摩耗特性を評䟡した。このためにたず磁気テヌ
プを補造した。 即ち、磁性埮粉末200郚、ポリりレタン暹脂
30郚、ニトロセルロヌス10郚、塩化ビニル−酢
酞ビニル共重合䜓10郚、レシチン郚、シクロ
ヘキサノン100郚、メチルむ゜ブチルケトン100
郚およびメチル゚チルケトン300郚をボヌルミ
ルにお48時間混合分散埌ポリむ゜シアネヌト化
合物郚を加えお磁性塗料ずし、これをポリ゚
ステルフむルムに塗垃した埌、塗料が十分也燥
固化する前に磁気配向させ、その埌也燥し、
2Όの膜厚の磁性局を圢成した。曎にこの塗
垃フむルムをスヌパヌカレンダヌにお衚面凊理
を斜こし、1/2むンチ幅にスリツトしおビデオ
テヌプずした。 次に埗られた磁気テヌプを硬質クロムメツキ
金属ピン盎埄mm、衚面粗さ3Sに巻き぀
け角135゜、匵力50でベヌスフむルム面を接觊
させ、走行速床秒で擊過させた。 次いで磁気テヌプ擊過面にアルミニりムを蒞
着し、傷の皋床を目芖刀定し、金属補ピンずの
摩耗特性を次のランクに分けた。 ランク 傷の量が倚く又しばしば深い傷があ
る。 ランク 傷の量が比范的倚く所々深い傷があ
る。 ランク 傷の皋床は比范的少なく深い傷はわ
ずかである。 ランク 少し傷が認められるが、満足すべき
レベル。 ランク ほずんど傷が぀いおいない。 䞀方、磁気テヌプのベヌスフむルム面を、平
滑凊理を斜した盎埄mmのナむロン補のピンず
接觊させ、秒で擊過させた。2000走行
埌の該ピンの摩耗状況及び癜粉の発生状況を芳
察し、プラスチツク補のピンずの摩耗特性を次
のランクに分けた。 ランク ピンに倚数の瞊スゞが発生し、癜粉
の付着も倚い。 ランク ピンにかなスゞが認められ、癜粉も
比范的倚い。 ランク 浅いスゞが認められるが、癜粉は少
い。 ランク 浅いスゞが若干認められるが、癜粉
はわずか。 ランク ピンはほずんど傷぀いおおらず、癜
粉発生量を極めお少ない。 (4) 電磁気特性 ナむロン補のピンで摩耗特性の評䟡を行な぀
た磁気テヌプを巻き䞊げた埌、その電磁気的特
性を束䞋電噚補NV−3700型ビデオデツキを甚
いお枬定した。 ΓVTRヘツド出力 シンクロスコヌプにより枬定呚波数がメ
ガヘルツにおけるVTRヘツド出力を枬定し、
ブランクをデシベルずしその盞察倀をデシ
ベルで瀺した。 Γドロツプアりト数 4.4メガヘルツの信号を蚘録したビデオテ
ヌプを再生し、倧倉むンダストリヌ(æ ª)ドロツ
プアりトカりンタヌでドロツプアりト数を玄
20分間枬定し、分間圓りのドロツプアりト
数に換算した。 実斜䟋  ゞメチルテレフタレヌト100郚゚チレングリコ
ヌル70郚及び酢酞マグネシりム四氎塩0.20郚を反
応噚にずり、゚ステル亀換反応を行な぀た。時
間埌、実質的に゚ステル亀換反応の終了したこの
系に、䞉塩化アルミニりムの加熱分解法で埗られ
た、平均粒型0.03ΌのΎ型酞化アルミニりムを
0.6郚添加し、曎に゚チルアシツドホスプヌト
0.06郚及び䞉酞化アンチモン0.04郚を加え、垞法
に埓぀お時間重合反応を行ない、極限粘床0.63
のポリ゚ステルを埗たポリ゚ステル(A) 䞀方、䞊蚘ポリ゚ステルの補造においお、酞化
アルミニりムの代りに平均粒埄0.6Όの炭酞カル
シりム0.6郚を添加する他は同様に重合を行ない、
極限粘床0.63のポリ゚ステルテレフタレヌトを埗
た。ポリ゚ステル(B) 次にポリ゚ステル(A)ずポリ゚ステル(B)ずを50
50の重量比で混合し、也燥埌290℃で抌出機より
シヌト状に抌し出し無定圢シヌトを埗た。次いで
埗られたシヌトを瞊方向に90℃で3.5倍、暪方向
に110℃で4.3倍延䌞し、210℃で秒間熱凊理を
行ない厚さ15Όの二軞延䌞フむルムを埗た。 次いで埗られたフむルムに磁性局を塗垃し磁気
テヌプを補造した。 これらのフむルム及び磁気テヌプの特性を他の
実斜䟋及び比范䟋のそれず共に衚−に瀺す。 実斜䟋  実斜䟋のポリ゚ステル(A)の補造においお、䞉
塩化アルミニりムの加熱分解法で埗られた平均粒
埄0.02ΌのΎ型酞化アルミニりムの代りに、ベ
ヌマむトを空気䞭で900〜1000℃に加熱するこず
により埗られた平均粒埄0.1ΌのΎ型酞化アルミ
ニりムを甚いおポリ゚ステルを埗た。 次いで実斜䟋ず同様にしおフむルムを補造し
その特性を評䟡した。 比范䟋 及び 実斜䟋のポリ゚ステル(A)の補造においおΎ型
酞化アルミニりムの代りにバむアラむトを玄1200
℃で加熱するこずにより埗られた平均粒埄0.3Ό
のα型酞化アルミニりム比范䟋、あるいは
ベヌマむトを玄700℃で加熱するこずにより埗ら
れた平均粒埄0.4Όのγ型酞化アルミニりム比
范䟋を甚いる他は実斜䟋ず同様にしおポリ
゚ステルを埗、次いで実斜䟋ず同様にしおフむ
ルムを補造し、その特性を評䟡した。 比范䟋  実斜䟋のポリ゚ステル(A)を甚い、フむルム䞭
のΎ型酞化アルミニりムの量が0.005重量にな
るよう、実質的に粒子を含たない他のポリ゚ステ
ルで垌釈した埌、実斜䟋ず同様にしおフむルム
を埗、次いでその特性を評䟡した。 以䞊の実斜䟋、比范䟋及び比范䟋で埗ら
れた各々異なる結晶型の酞化アルミニりムを含む
ポリ゚ステルの極限粘床及び末端カルボキシル基
濃床を枬定した。 なお、極限粘床はポリマヌ1.0をプノヌ
ルテトラクロル゚タン5050重量比の混
合溶媒100ml䞭で100℃で玄30分間加熱しお溶解さ
せ、30.0℃で枬定するこずにより求めた。たた末
端カルボキシル基濃床は、A.Conixの方法
Makromol.chem.、26、2261958に埓぀お求
めた。結果を衚−に瀺す。
【衚】 この結果から明らかなように、本発明で特定し
たΎ−Al2O3は重合速床の䞊昇及び生成ポリ゚ス
テルの末端カルボキシル基濃床の点においお䞍郜
合はないが、γ−Al2O3を添加した堎合はこれら
の点においお劣り熱安定性の劣るポリ゚ステルず
な぀おしたう。
〔発明の効果〕
本発明のフむルムは各皮基材ずの摩耗特性に優
れおおり、磁気蚘録媒䜓甚のベヌスフむルムを始
めずし、各甚途に奜適に甚いるこずが可胜であ
り、その工業的䟡倀は高い。
【図面の簡単な説明】
第図はフむルムの走行性を評䟡する走行系を
瀺す抂略図である。図䞭、は盎埄mmのステン
レス補の固定ピン、およびはテンシペンメヌ
タヌを瀺し、Ξは135゜である。

Claims (1)

    【特蚱請求の範囲】
  1.  平均粒埄が0.5Ό以䞋のデルタ型酞化アルミ
    ニりムを0.01〜重量含有するこずを特城ずす
    る磁気蚘録媒䜓甚配向ポリ゚ステルフむルム。
JP63281977A 1988-06-04 1988-11-08 配向ポリ゚ステルフィルム Granted JPH02129230A (ja)

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EP89109937A EP0345644B1 (en) 1988-06-04 1989-06-01 Polyester film for magnetic recording media
DE198989109937T DE345644T1 (de) 1988-06-04 1989-06-01 Polyesterfilm fuer magnetische aufzeichnungstraeger.
US07/360,781 US5006589A (en) 1988-06-04 1989-06-02 Polyester film for magnetic recording media
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