JPH043984Y2 - - Google Patents

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JPH043984Y2
JPH043984Y2 JP2407086U JP2407086U JPH043984Y2 JP H043984 Y2 JPH043984 Y2 JP H043984Y2 JP 2407086 U JP2407086 U JP 2407086U JP 2407086 U JP2407086 U JP 2407086U JP H043984 Y2 JPH043984 Y2 JP H043984Y2
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zipper
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box
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、外箱内に内袋を装着した二重構造の
紙箱に関し、特に外箱の開封と同時に内袋をも円
滑に開封できるようにした紙箱に関するものであ
る。
[従来の技術] 外箱内に内袋を装着した紙箱は、スナツク菓子
その他の食品、洗剤等の容器に使用されており、
例えば実開昭54−81827号に示される紙箱等のよ
うに、内袋にプラスチツクフイルムを使用し、開
封用胴ジツパーによる外箱の開封と、あらかじめ
設けられた背シール部のノツチにより内袋が開封
されるようになつている。一方、外箱と内袋とが
同時に開封される種々の提案(実公昭59−11869
号他)がなされている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の外箱内に内袋を装着した
紙箱では、外箱と内袋を別々に開封したり、また
同時開封の場合に使用する内袋は、開封を円滑な
らしめるように、方向性のあるプラスチツクフイ
ルムを使用しており、無方向性のフイルムを用い
ると、第7図に示すような通常の開封用の従来型
ジツパーZによる開封の際に、開封後の切断部内
側に切断片が残り、これがフイルムの切断方向を
内側に向ける原因となり、円滑な開封を困難にす
ると共に、残つた切断形状の見栄えも悪くなるこ
とが多かつた。
また、種々の同時開封の紙箱において、内袋が
いわゆる封筒貼り形式の背シールの場合、外箱の
開封部と共に内袋の一部を開封するのは比較的容
易であるが、いわゆる合掌貼りの背シールの場
合、ノツチ等をあらかじめ形成しておかない限
り、簡便な同時開封は困難であつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、外箱内に内袋を装着した紙箱の開封
に伴う上記従来の問題点を解決し、外箱の開封と
同時に内袋の合掌貼り背シール部からの開封を円
滑かつ安定して行い、残る切断形状の見栄えも良
好なものが得られる紙箱を提供することを目的と
するものであり、具体的手段としては、湾曲させ
た胴部を横断するように帯状ジツパーを刻設し、
該ジツパーの区画内に指差込用の窓部を穿設して
開封部を形成した外箱内に、合掌貼りの背シール
部が前記窓部に突出する前記ジツパーの開封端部
である摘み片の内面を縦断するように内袋を装着
した紙箱であつて、前記内袋は最外層を薄葉紙、
最内層をヒートシール可能な合成樹脂とした複合
包材から構成し、また前記ジツパーの切込みを外
箱切断部の内側に切断片が残らないように外側に
向け刻設し、さらに少なくとも前記ジツパーに沿
つた開封部において外箱と内袋とを貼り合わせた
ことを特徴とするものである。
[実施例] 本考案の一実施例を図面に従い説明すると、第
1図及び第2図において、Aは開封用帯状ジツパ
ー1により開封部を形成した厚紙の外箱であつ
て、内部に第2図に示すような内袋Bを装着して
いる。
外箱Aは第4図に示されたような展開構成であ
り、前面板10、背面板11、貼着片13を横方
向に折目を介して連接し、前面板10及び背面板
11の上下端縁には各々頂面板14,14と底面
板15,15が内方へ突出する円弧状折目16を
介して連接しており、この円弧状折目16と対称
形状に前記頂面板14及び底面板15の上下端縁
が形成されている。
帯状ジツパー1は、前記前面板10、背面板1
1、貼着片13を横断するように刻設し、多少上
方に設けている。前面板10には指差込用の窓部
3が前面板10の帯状ジツパー区画内に穿設され
同時開封の始点と終点となる。
外箱Aの内面は第5図に示されたように、適当
な接着パターンを用いて内袋Bとの貼着に供され
る。同時開封においては、帯状ジツパーの各ミシ
ン目にあまり近接した部分まで接着剤を塗布しな
い方が好ましい。この内袋Bは、第2図に示すよ
うに合掌貼りに背シールし、必要に応じてこの背
シール部にジツパー1の開封方向にほぼ平行する
ノツチ2を複数個所に設けてある。
内袋Bとしては、引き裂き方向性を有するプラ
スチツクフイルム、例えば一軸延伸中低圧ポリエ
チレンを基材として使用することができるが、複
合材として背シール部の折曲基部であるシールエ
ンドの切れが極めて良好な無方向性軟包材、例え
ば、セロニウムを使用するのも好ましい。また、
耐内容物性、防湿性等を考慮すれば、さらにアル
ミニウム、ポリエチレン等をラミネートするのも
よく、収容される内容物によつて適宜選択され
る。
ところで、背シール部における切断の開始と横
断、さらには開封方向への走行をノツチの切込み
によることなく、内袋の積層構成で比較的容易に
行うためには、内袋の最外層を薄葉紙、最内層を
ヒートシール性合成樹脂にするのが好ましい。背
シール部は図示のごとく内袋を縦断するように片
側に折り倒されて外箱内に装着されており、この
背シール部はシール時の加熱とその後の冷却によ
り、背シール部の樹脂層が硬化している。従つて
背シール部とそうでない部分の境界、すなわち背
シール部の折曲基部であるシールエンド部Sにお
いて縦方向に切断し易くなる。
一方、片側に折り倒された背シール部は折りぐ
せが付与されており、この折りぐせが背シール部
の一部を反転してシールエンド部Sの縦方向の切
断を一気に行うために役立つ。特に最外層が薄葉
紙で、中間にアルミ箔等を介在させた場合、一度
折りぐせを付与すると、復元性に乏しく、折曲部
分が脆弱化してしまうため、反転させると折曲部
分、すなわちシールエンド部Sの切断が簡便とな
る。
また、ジツパー1の切込み形状は前記従来型ジ
ツパーZのように、開封後の外箱切断部の内側に
切断片が残らないように外側に向けるものとす
る。ジツパー1の幅は、通常、約10〜15mmとする
が、内袋Bに無方向性フイルムを使用したときに
は、方向安定性がないために、通常の2倍、すな
わち約20mm以上にするとよい。
このような外箱Aと内袋Bを組み合わせて紙箱
とするものであるが、これら外箱Aと内袋Bとは
少なくとも帯状ジツパー1を形成した開封部裏面
において貼り合わせるようにする(第5図参照)。
なお、外箱のジツパー1を備えた開封部に窓部
3を設け、この窓部3にジツパー1の端部の摘み
片4を突出せしめておけば、指の引掛けに便利で
あり、ジツパー1の開封が容易になる。なお、内
袋の背シール部と同時開封する必要があるので、
背シール部と前記摘み片4とを対応させる。
次に、これらの外箱Aと内袋Bにより、同時開
封の紙箱を組立てるには、第4図のように展開し
た外箱Aの内面に第5図のように接着パターンP
(図中点にて示す部分)を設定するが、この接着
パターンPは少なくともジツパー1に沿つた開封
部の内面に設定し、その他は適宜の個所に設定さ
れる。内袋Bは、第2図に示すように合掌貼りで
背シールされており、第6図aのように該背シー
ル部を片側に折り倒した状態で内袋Bを外箱Aの
内面に貼り合わせながら、第6図bのように外箱
Aの貼着片を前面板10の裏面に貼り合わせる。
以上のとおり組成することによつて、第6図b
のように内袋Bを外箱A内に装着した完成直前の
状態で折り畳むことができるため、その後の内容
物5の充填、内袋上下部の封着、全体の組立てを
機械化することができて作業性は向上する。
また、外箱Aの頂面板及び底面板の周縁を、図
示例のように湾曲させ、これら上下面を押し込ん
で閉蓋が完了し、必要に応じて貼着維持させるよ
うにする。組立が完了した紙箱の前面板及び背面
板は頂面板、底面板の円弧状折目により外側へ湾
曲し、頂面板、底面板は凹部となる。
しかして、第1図の完成された内袋付き紙箱の
前面板、背面板を巻回してなる帯状ジツパー1の
摘み片を挟持して引張ると、摘み片の内面に内袋
Bの背シール部が貼り合わされているために、同
時に摘み片内面の背シール部も挟持され、これら
を開封方向に走行させると、第3図のように外箱
Aの帯状ジツパー1による開封と同時に内袋Bも
開封される。外箱開封部の摘み片4と共に、背シ
ール部で帯状に切断しようとする場合、まず片側
に折り倒されている背シール部を反転させると、
背シール側端から切断が始まり、上面側端を下面
側端と共に開封方向に走行させると、シールエン
ド部Sで下面側端の引張により一旦停止し、さら
に走行させると、下面側端のシールエンド部Sが
縦方向に切断され、続いて帯状ジツパーと共に内
袋も巻回開封される。この際、ジツパー1の特殊
な切込み形状によつて、開封後の外箱切断部の内
側には従来のような切断片が残らないから、円滑
に安定して開封され、内袋に方向性のないセロニ
ウムを使用した時には特に有利であり、また方向
性フイルムを介在させ、最外層に薄葉紙を使用し
た場合には、なお一層開封後の切断形状の見栄え
や、フイルム切断の走行性が良好である。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、合掌貼り
の背シール部を有する内袋と外箱からなる二重構
造の容器でありながら、内袋と外箱が同時に開封
され、開封作業は円滑化され、内容物の取出しが
簡単であり、内袋の方向性に関係なく帯状ジツパ
ーにより開封が誘導され、さらに特殊形状のジツ
パーによつて方向性が的確であり、開封後の切断
形状の見栄えは良好になり、組立の機械化をも容
易にして作業性を向上することができる。さら
に、本考案のような形状の外箱とした場合、手に
なじみ易く携帯に便利であり、また前面板が湾曲
面となつているため、摘み片が水平方向に多少突
出するため、挟持し易く、また前面板、背面板の
湾曲張力により帯状ジツパーの切断が極めて良好
となり、開封作業を簡便ならしめる等極めて有用
なる効果を生ずるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示
し、第1図は組立完了図、第2図は組立完了直前
の状態説明図、第3図は開封後の状態説明図、第
4図は外箱の表面展開図、第5図は外箱の内面展
開図、第6図a,bは外箱と内袋の組立説明図、
第7図は従来型ジツパーの説明図である。 1……帯状ジツパー、2……ノツチ、3……窓
部、4……摘み片、5……内容物、10……前面
板、11……背面板、14……頂面板、15……
底面板、16……円弧状折目、A……外箱、B…
…内袋、P……接着パターン、S……シールエン
ド部、Z……従来型ジツパー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 湾曲させた胴部を横断するように帯状ジツパ
    ーを刻設し、該ジツパーの区画内に指差込用の
    窓部を穿設して開封部を形成した外箱内に、合
    掌貼りの背シール部が前記窓部に突出する前記
    ジツパーの開封端部である摘み片の内面を縦断
    するように内袋を装着した紙箱であつて、前記
    内袋は最外層を薄葉紙、最内層をヒートシール
    可能な合成樹脂とした複合包材から構成し、ま
    た前記ジツパーの切込みを外箱切断部の内側に
    切断片が残らないように外側に向け刻設し、さ
    らに少なくとも前記ジツパーに沿つた開封部に
    おいて外箱と内袋とを貼り合わせたことを特徴
    とする内袋付き紙箱。 (2) 前記内袋に方向性あるフイルムを介在させて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載の内袋
    付き紙箱。 (3) 前記内袋に無方向性軟包材を使用したもので
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の内袋
    付き紙箱。 (4) 前記ジツパーの幅を約20mm以上としたもので
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の内袋
    付き紙箱。
JP2407086U 1986-02-21 1986-02-21 Expired JPH043984Y2 (ja)

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JPS62137254U JPS62137254U (ja) 1987-08-29
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000085766A (ja) * 1998-08-26 2000-03-28 Siemens Ag 気密の材料から成る流体充てん袋を保持する装置

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