JPH04368831A - 連続射出成形方法 - Google Patents

連続射出成形方法

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JPH04368831A
JPH04368831A JP17175591A JP17175591A JPH04368831A JP H04368831 A JPH04368831 A JP H04368831A JP 17175591 A JP17175591 A JP 17175591A JP 17175591 A JP17175591 A JP 17175591A JP H04368831 A JPH04368831 A JP H04368831A
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JP
Japan
Prior art keywords
injection molding
heating
nozzle
temperature
shot
Prior art date
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Pending
Application number
JP17175591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Tateishi
立石 和成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Publication of JPH04368831A publication Critical patent/JPH04368831A/ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば所定形状を有す
る合成ゴム材等から成る高分子成形物を射出成形法によ
り連続して製造することができる連続射出成形方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば合成ゴム等から成る高分子成形物
を射出成形法により製造するための射出成形装置を図2
,3に示す。図示するように、この射出成形装置2は、
成形材としてのゴム材をノズル4から上型6と下型8と
の間に形成してあるキャビティ10内に注入するための
押し出し機12を有する。押し出し機12は、内部にス
クリュー14が軸方向移動自在に挿入された加熱筒体1
6を有する。加熱筒体16には、温度調節された加熱媒
体を流すための流路18が形成してあり、加熱筒体16
内部にスクリュー14の回転により導入されるゴム材を
加熱し、ゴム材の可塑化状態を維持するようにしてある
【0003】このような従来の射出成形装置2で射出成
形を行うには、図3に示すように、押し出し機全体を上
型6に近づけ、押し出し機12のノズル4をキャビティ
10の注入口20に当接させ、図1に示す方向切り替え
弁22を切り替えて、射出シリンダ24を駆動させ、ス
クリュー14をノズル4方向に押し出し、ノズル4から
キャビティ10内にゴム材を押し出し注入する。
【0004】その際に、スクリュー14の押し出し位置
を位置センサ26で検出し、予め設定した押し出し位置
にスクリュー14がきた時に、電磁リリーフ弁28を動
作させ、射出圧力が射出終期で低くなるように射出成形
することが一般的となっている。これは、注入口20で
のジェッティグを防止するのためであったり、上型6と
下型8との型締力を低く抑えるためである。この射出圧
力の切換えの特性を計測してみると、位置センサ26が
設定値に達してから実際に射出シリンダ26の圧力が切
換わる迄には、約0.3秒程度の遅れが生じている。こ
れは、設定値と位置センサの値との比較を行うシーケン
ス制御装置における読込速度等の電気的遅れや、電磁リ
リーフ弁28の圧力変化特性等によって生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような射出成形装
置2を用いて射出成形を行うと、ノズル4が金型からの
熱伝導により加熱され、成形開始後からノズル4の温度
は徐々に上昇し、それに伴い成形材料としてのゴム材の
粘度が低下し、射出速度が速くなる。前述のように射出
圧力の切換わりに遅れがあると、位置センサ26により
検出した同じ切換え位置で射出圧力を切り替えたとして
も、キャビティ10への充填量は、ショット回数に応じ
て変化してくる。すなわち、最初の射出成形ではキャビ
ティ10への充填量が少なく、1ショット毎に徐々に増
えてくる。したがって、定状状態となる数ショット後の
射出成形において、ばり漏れしないように射出成形を行
うために、最初の数ショットは捨てショットとしており
、最初の数ショットの射出成形で得られる成形品は捨て
ることにしている。この捨てシャットの分だけ、連続し
て射出成形を行う場合の生産性が低下するという問題点
を有している。
【0006】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
、捨てショットを行うことなく、当初より安定した射出
成形を行うことが可能であり、また定状状態となっても
、ばり漏れが生じない射出成形が可能であり、生産性に
優れた連続射出成形を可能とする連続射出成形方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の連続射出成形方法は、ノズルに、押し出し
機全体の加熱手段とは別個に加熱温度を制御可能なノズ
ル加熱手段を設け、このノズル加熱手段によるノズルの
加熱温度を、初回の射出成形時における加熱温度に比較
し、1ショットづつ加熱温度を除々に低く制御し、所定
のショット数の射出成形後には、一定温度に制御するこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の連続射出成形方法では、ノズルの加熱
温度を、初回の射出成形時における加熱温度に比較し、
1ショットづつ加熱温度を除々に低く制御し、所定のシ
ョット数の射出成形後には、一定温度に制御するように
してある。このため、金型からの熱伝導があったとして
も、その熱伝導に対応して除々にノズルの温度を低める
ように制御していることから、ノズルの実際の温度は、
当初の射出成形から定状状態となるまでの数ショットの
射出成形時において、ほとんど変化しなくなり、成形材
料の粘度の変動を少なくすることができる。したがって
、当初の射出成形においても、必要十分な成形材料をキ
ャビティ内に充填することが可能になる。また、定状状
態となった後の射出成形においても、充填過多によるば
り漏れの発生がなくなり、捨てショットを行う必要がな
くなり、連続射出成形の生産性が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る連続射出成形
方法について、図面を参照にして詳細に説明する。図1
は本発明の連続射出成形方法を行うための射出成形装置
を示す概略図である。
【0010】本実施例の射出成形装置30は、押し出し
機32と金型装置34とを有する。金型装置34は、上
型6と下型8とから成り、上型6が下型8に対して相対
的に上下動可能に構成してある。それぞれの型6,8に
は、金型本体36,38が装着され、これら金型本体3
6,38が組み合わされることにより、内部にキャビテ
ィ10が形成されるようになっている。
【0011】金型本体36,38は、それぞれ加熱盤4
0,42及び断熱盤44,46を介して、ダイプレート
48,50に取り付け固定され、いずれかのダイプレー
ト48,50が他のダイプレートに対して接近離反移動
可能に構成してある。この実施例では、上型6に装着し
てある金型本体36に注入口20が形成してあり、ここ
に押し出し機32のノズル52の先端を当接させるため
、加熱盤40、断熱盤44及びダイプレート48には、
ノズルを通すための貫通孔54が形成してある。
【0012】押し出し機32は、内部にスクリュー14
が軸方向移動自在に挿入された加熱筒体16を有する。 加熱筒体16には、温度調節された加熱媒体を流すため
の加熱流路18が形成してあり、加熱筒体16内部にス
クリュー14の回転により成形材料導入口56から導入
される成形材料としてのゴム材を加熱し、ゴム材の可塑
化状態を維持するようにしてある。
【0013】スクリュー14は、射出シリンダ24によ
り軸方向に移動されるようになっている。射出シリンダ
24には、方向切り替え弁22を介して、可変容量ポン
プ58から圧力流体が送られ、これによりスクリュー1
4を軸方向上下に駆動させるようになっている。可変容
量ポンプ58と方向切り替え弁22との間には、電磁リ
リーフ弁28が装着してあり、可変容量ポンプから送ら
れる圧力流体の圧力を変化可能にしてある。電磁リリー
フ弁28は、スクリュー14の軸方向位置を検出する位
置センサ26に接続してあり、スクリュー14の押し出
し位置を位置センサ26で検出し、予め設定した押し出
し位置にスクリュー14がきた時に、電磁リリーフ弁2
8を動作させ、射出圧力が射出終期で低くなるようにし
てある。
【0014】本実施例では、このような射出成形装置3
0において、ノズル52に、加熱筒体16を加熱するた
めの加熱流路18とは別個の加熱流路60を形成し、加
熱流路60に独立に温度制御された加熱媒体を流すこと
により、加熱筒体16の加熱温度とは別にノズル52の
加熱温度を制御できるように構成してある。加熱媒体と
しては、特に限定されないが、例えば加熱油などが用い
られる。
【0015】ノズル52の具体的な加熱方法を次に示す
。ノズル52の加熱流路60に流すための加熱媒体とし
ての油を加熱するための温油器の温度を、射出成形の初
期では、予め高くしておき、射出成形のショット数を重
ねる毎に徐々に低くする。これにより、ノズル52が金
型本体36に当接することにより加熱盤40及び金型本
体36から熱伝導等を受けて温度上昇しても、ノズル5
2の実際の温度が、ショット数を重ねても、射出成形初
期の温度と変わらないようにする。その結果、成形材料
としてのゴム材の粘度も変化しなくなり、初回より安定
した射出成形が可能となる。
【0016】このような温度制御は、例えば次のような
カウンターと温油器とで実施できる。カウンターは、射
出成形装置の連続射出成形終了信号によってリセットさ
れると共に、射出成形装置の1ショット毎の射出完了信
号によって1つづつ加算される。また、このカウンター
は、加算されたカウント数Nを出力できる。一方、温油
器は、2水準の温度T1 、T2 が設定できると共に
、定常状態となるショット数nが設定でき、しかもカウ
ンターの出力値Nに対し設定ショット数nとの大小比較
ができ、これらの情報から1ショット毎の加熱油の制御
温度T0を演算することができる制御手段を有する。
【0017】例えば、ノズル52の加熱流路60に供給
される加熱油温度を、初回の射出成形時には80°Cと
し、1ショット毎に1°Cづつ下げ11ショット目以降
は70°Cにする場合には、T1 =80°C、T2 
=70°C、n=11とセットする。n≧Nの場合には
、制御手段が、T0=T1−{N(T1 −T2 )}
/n=80−N(°C)という演算をさせて、加熱油温
度を制御する。
【0018】成形を開始すると、前回の成形終了時にN
=0とリセットされているのでT0=80−0=80°
Cで射出成形される。この1ショット目の射出完了時に
N=0+1=1となる。n=10≧N=1であるから、
T0=80−1=79°Cとなり、加熱油温度は1°C
下がって制御され、2ショット目に備える。以下同様に
くり返していくが11ショット目の射出完了時にはn≧
N(n=10,N=11)が成り立たなくなるため、T
0は前回のショット数N=11の場合の70°Cのまま
設定される。このようにして初回80°Cで毎ショット
づつ1°C下げ、11ショット以降は70°Cの加熱油
温度に設定され、結果的にノズル52の実際の温度がほ
ぼ一定に制御されて射出成形することが可能となる。
【0019】上述の例では、温油器がT1 、T2 、
nの設定機能及び演算機能をもつ例を示したが、別にそ
の機能を持った温調装置をもち、これによって温油器を
制御しても良い。また温油器とT1 、T2 、nの設
定器とこれらを読み取り、比較、演算を行い、温油器を
制御できる機能とを射出成形機のシーケンサに追加して
も良い。 なお、ノズル52を加熱するための加熱手段としては、
加熱流路60に限定されず、例えば電気的加熱手段など
を用いることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ノズルを個別に温調できるようにし、その温調用温
油器の温度を成形開始時は高くし、その後徐々に下げて
いくことにより、ノズルの実際の温度の変動を抑え、成
形材料の粘度の変動を少なくでき、初回より、成形材料
の充填不足が起きず、定常ショットでもばりもれしない
成形が可能となり、捨てショットをつくらなくても済む
。その結果、射出成形の生産性が向上する。また、ノズ
ルのみが高い温度となるため、スコーチしやすい成形材
料であっても射出成形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の連続射出成形方法を行うための
射出成形装置を示す概略断面図である。
【図2】図2は従来の射出成形装置の概略断面図である
【図3】図3は従来の射出成形装置のノズルが金型に当
接した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10  キャビティ 18  加熱流路 20  注入口 30  射出成形装置 32  押し出し機 34  金型装置 52  ノズル 60  加熱流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金型の注入口に押し出し機のノズルを
    押し当てて、このノズルから金型のキャビティ内に、溶
    融状態の成形材を注入し、キャビティ内周面形状に沿っ
    た形状の成形物を得る射出成形を数ショット繰り返し行
    う連続射出成形方法において、前記ノズルに、押し出し
    機全体の加熱手段とは別個に加熱温度を制御可能なノズ
    ル加熱手段を設け、このノズル加熱手段によるノズルの
    加熱温度を、初回の射出成形時における加熱温度に比較
    し、1ショットづつ加熱温度を除々に低く制御し、所定
    のショット数の射出成形後には、一定温度に制御するこ
    とを特徴とする連続射出成形方法。
JP17175591A 1991-06-17 1991-06-17 連続射出成形方法 Pending JPH04368831A (ja)

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JP17175591A JPH04368831A (ja) 1991-06-17 1991-06-17 連続射出成形方法

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ID=15929087

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JP (1) JPH04368831A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8287264B2 (en) * 2005-09-28 2012-10-16 Konica Minolta Opto, Inc. Injection molding machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8287264B2 (en) * 2005-09-28 2012-10-16 Konica Minolta Opto, Inc. Injection molding machine

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