JPH04368787A - フレキシブル配線板を用いたツーピースコネクタ - Google Patents

フレキシブル配線板を用いたツーピースコネクタ

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JPH04368787A
JPH04368787A JP3171680A JP17168091A JPH04368787A JP H04368787 A JPH04368787 A JP H04368787A JP 3171680 A JP3171680 A JP 3171680A JP 17168091 A JP17168091 A JP 17168091A JP H04368787 A JPH04368787 A JP H04368787A
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Mitsuo Tanaka
田中 光穂
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ともにフレキシブル配
線板を有するレセプタクルコネクタとプラグコネクタと
から構成されるツーピースコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなツーピースコネクタとしては
、特開平3−112082号公報に開示されているもの
がある。このツーピースコネクタの一例を図20に示し
ており、このコネクタは、嵌合結合可能なレセプタクル
コネクタ310とプラグコネクタ320とから構成され
る。レセプタクルコネクタ310は、上端部にプラグ挿
入開口311bが形成された受容空間311aを有する
レセプタクルハウジング311と、インサートモールド
成形によりフレキシブル配線板314,315を一体に
有して作られた左右一対の配線板配設部材312,31
3とを有する。これら配線板配設部材312,313は
受容空間311a内に図示のように挿入されるとともに
保持部材317により固定されて取り付けられている。 なお、この挿入に際してコイルバネ316が配設部材3
12,313の溝内に置かれており、フレキシブル配線
板314,315におけるコイルバネ316と当接する
部分314a,315aは内方に突出している。
【0003】一方、プラグコネクタ320は、上記レセ
プタクルハウジング311を受容する嵌合空間321a
を有するプラグハウジング321と、インサートモール
ド成形によりフレキシブル配線板324,325を一体
に有して作られた左右一対の配線板配設部材322,3
23とを有する。これら配線板配設部材322,323
は、プラグハウジング321の後端側から図示のように
嵌合空間321a内に突出して挿入されるとともに保持
部材327により固定されて取り付けられている。なお
、上記インサートモールド成形のときに、フレキシブル
配線板324,325の一部に露出部324a,325
aが設けられており、プラグハウジング321に取り付
けられた状態で、この露出部324a,325aは嵌合
空間311aに露出する。
【0004】上記レセプタクルコネクタ310およびプ
ラグコネクタ320は、それぞれプリント基板301,
302に取り付けられ、各フレキシブル配線板314,
315および324,325の各導電パターン層が、プ
リント基板上の対応する導電パターン層と接合されてい
る。このため、この状態で、プラグハウジング321の
嵌合空間321a内にレセプタクルハウジング311を
挿入するとともに、レセプタクルハウジング311の受
容空間311a内にプラグコネクタ320の配線板配設
部材322,323の突出部(プラグ突起)を入り込ま
せるようにして、両コネクタ310,320を嵌合結合
させると、両コネクタ310,320を介して両プリン
ト基板301,302を電気接続させることができる。
【0005】この電気接続は、プラグコネクタ320の
配線板配設部材322,323の突出部(プラグ突起)
が受容空間311a内に入り込んだときに、フレキシブ
ル配線板324,325の露出部324a,325aが
フレキシブル配線板314,315の突出部314a,
315aと当接して行われる。この当接に際して十分な
接触力を付与して確実な電気接続を行わせるために、コ
イルバネ316が配設されており、このコイルバネ31
6の弾性変形力により十分な接触力を付与するようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このコイル
バネ316は図示のように、レセプタクルハウジンク3
11内に挿入された配設部材312,313の溝内に置
かれているため、上記接触力(弾性変形力)の反力はレ
セプタクルハウジング311の外壁部に作用する。この
ため、レセプタクルハウジング311の外壁部がこの反
力を受けて撓んだり、破損したりするおそれがあるとい
う問題がある。電気接続を確実にするためにはこの接触
力を大きくすれば良いのであるが、接触力を大きくする
とこのような撓みや破損の問題が増大する。なお、外壁
部が撓むとこの部分の接触力が低下し、電気接続が不安
定となる問題が生じる。
【0007】一方、特公昭40−2588号公報には、
レセプタクルハウジングの受容空間内に断面略U字状に
折り曲げ成形された板材からなる板バネを配設し、フレ
キシブル配線板をこの板バネの略U字状空間内に入り込
むように配設してなるレセプタクルコネクタを用いたツ
ーピースコネクタが開示されている。このコネクタにお
いては、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが結
合されたときには、プラグコネクタのプラグ突起は板バ
ネの略U字状空間内に入り込み、板バネのバネ力により
押圧挟持されてフレキシブル配線板同士が当接する。こ
の場合には、板バネはレセプタクルハウジングの外壁に
は接触せず、自身の弾性変形力により接触力を付与する
ようになっているため、上記のようにレセプタクルハウ
ジングの外壁に反力が作用する問題はない。
【0008】しかしながら、上記板バネは1枚の平板を
折り曲げ成形して作られており、この成形に際して、接
触力を付与する部分に凹凸があったり、この部分が斜め
に傾いたりすると、フレキシブル配線板に付与する接触
力にバラツキが生じ、部分的な接触不良が発生するおそ
れがあるという問題がある。フレキシブル配線板は、フ
レキシブル絶縁フィルム上に、FPC技術、TAB(T
ape Automated Bonding)技術等
により導電性の配線パターン層(導電パターン層)を形
成して作られている。上記コネクタにおけるフレキシブ
ル配線板の当接部においては、幅方向に複数の導電パタ
ーン層が所定ピッチで並んで形成されており、両コネク
タのフレキシブル配線板の対応する導電パターン層同士
が当接して、電気接続が行われるようになっている。こ
のため、板バネにより付与される接触力にバラツキがあ
ると、一部の導電パターン層が接続不良をおこすおそれ
があるという問題がある。
【0009】本発明は上記のような問題に鑑みたもので
、フレキシブル配線板を用いたツーピースコネクタにお
いて、フレキシブル配線板同士の接触力の反力がハウジ
ング外壁に作用することがなく、且つ、接触部における
接触力がほぼ均一となるような構成のツーピースコネク
タを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
めの手段として、本発明のツーピースコネクタは、互い
に嵌合もしくは衝合接続されるレセプタクルコネクタと
プラグコネクタとから構成される。このレセプタクルコ
ネクタは、プラグ挿入開口を有する受容空間が形成され
たレセプタクルハウジングと、弾性板材を断面略U字状
に折り曲げ成形して作られ、先端開放部がプラグ挿入開
口に対向するとともに基底部がレセプタクルハウジング
に固定されて受容空間内に配設された板バネ部材と、中
間部がこの板バネ部材の略U字状空間内に入り込むとと
もに左右両側部が板バネ部材の左右両側壁を覆うように
して受容空間内に延びて配設されたレセプタクル用フレ
キシブル配線板とから構成される。一方、プラグコネク
タは、レセプタクルハウジングと嵌合もしくは衝合され
たときにプラグ挿入開口を通って板バネ部材の略U字状
空間内に突入するプラグ突起を有してなるプラグハウジ
ングと、プラグ突起を覆ってプラグハウジングに取り付
けられたプラグ用フレキシブル配線板とから構成される
。さらに、板バネ部材の左右両側壁には、長手方向に延
びるとともに略U字状空間内方に突出する押圧凸部が設
けられている。また、プラグ突起において、これがプラ
グ挿入開口を通って板バネ部材の略U字状空間内に突入
されたときに押圧凸部と対向する部分に、弾性部材が配
設されている。
【0011】
【作用】上記構成のツーピースコネクタを用いる場合に
は、レセプタクルハウジングとプラグハウジングとを嵌
合もしくは衝合させて両コネクタを結合するのであるが
、このとき、プラグコネクタのプラグ突起はレセプタク
ルハウジングのプラグ挿入開口を通って受容空間内に入
り込み、この受容空間内に配設された板バネ部材の略U
字状空間内に突入する。このとき、プラグ突起は板バネ
部材の左右両側壁を押し広げて略U字状空間内に突入し
、プラグ突起は板バネ部材の左右両側壁が左右に押し広
げられたときの弾性変形力を受けてこれら左右両側壁に
より挟持される。プラグ突起にはプラグ用フレキシブル
配線板がこのプラグ突起を覆って取り付けられ、板バネ
部材の略U字状空間内にはレセプタクル用フレキシブル
配線板が入り込んで配設されているので、上記のように
プラグ突起が板バネ部材の略U字状空間内に突入したと
きには、プラグ突起の両側面と板バネ部材の左右両側壁
との間にはそれぞれ両フレキシブル配線板が互いに当接
して挟持される。
【0012】この結果、両フレキシブル配線板の対応す
る導電パターン同士が接触して電気接続される。なお、
板バネ部材の左右両側壁には、横方向に延びるとともに
略U字状断面上において互いに近づく方向に突出した押
圧凸部が設けられているので、この押圧凸部により両フ
レキシブル配線板が挟持され、この部分に板バネ部材の
弾性変形力が作用して接触力を付与する。この場合、板
バネ部材の折り曲げ成形時に、この押圧凸部に凹凸が生
じたり、押圧凸部が斜めに傾いて形成されたような場合
には、上記接触力が不均一となるおそれがある。しかし
ながら、このプラグコネクタのプラグ突起は、この押圧
凸部と対向する部分、すなわち、押圧凸部からの弾性力
を受ける部分に、ゴム等からなる弾性部材を有している
。このため、押圧凸部に凹凸や傾きがあったとしてもこ
れらが弾性部材の弾性変形により吸収され、両フレキシ
ブル配線板の接触部における接触力のバラツキが緩和さ
れ、所定の接触力が得られる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明に係るコネクタは、レセプ
タクルコネクタ10とプラグコネクタ50とから構成さ
れる。レセプタクルコネクタ10は図1から図3に示す
構成で、プラグコネクタ50は図9から図11に示す構
成をしており、両コネクタ10,50は嵌合結合される
ようになっている。なお、以下においては、コネクタ1
0,50の長手方向を前後方向と称し、幅方向を左右方
向と称する。
【0014】まず、レセプタクルコネクタ10の構造に
ついて、図1から図8を参照して説明する。このコネク
タ10は、外形がほぼ直方体状で、樹脂等の絶縁材料か
ら成形されたレセプタクルハウジング11を有する。こ
のレセプタクルハウジング11内には、上端部にプラグ
挿入開口12aを有した受容空間12が形成されている
。レセプタクルハウジング11は左右側壁11a,11
bおよび前後側壁11c,11dを有し、これら側壁が
受容空間12を囲んでいるが、その下端部は下方に開口
する。但し、この下端の開口の中央には、前後に延びる
リブ11eが形成されている。この受容空間12内に、
板バネ部材40と、フレキシブル配線板30とが、保持
部材20により保持されて配設される。
【0015】板バネ部材40は、弾性を有する金属板材
を、図4に示すように断面形状が略U字状となるように
折り曲げ成形されて作られる。この板バネ部材40は、
略U字状断面を形成する左右側壁41,42と基底部4
3とを有し、これら左右側壁41,42及び基底部43
により囲まれて上方に開放した略U字状空間46が形成
されている。なお、左右両側壁41,42は単なる平面
状ではなく、上下方向中間部がそれぞれ内方に突出し、
横方向に延びた押圧凸部41a,42aが形成されてお
り、上端部が外方に円筒状に折り曲げられて上端円筒部
41b,42bが形成されている。
【0016】この上端円筒部41b,42bの前後両端
には、プリロード付与のために用いられる切り起こし部
41c,42cが設けられている。なお、プリロード付
与については後述する。さらに、左右両側壁41,42
の下部が、それぞれ2箇所(合計4箇所)においてカッ
トされるとともに下方に折り曲げられ、サーフェスマウ
ント用脚部44が形成されている。また、基底部43に
は、複数の貫通孔45が形成されている。
【0017】フレキシブル配線板30は、図5に示すよ
うに、フレキシブル絶縁フィルム31の上に、導電性薄
膜の回路パターン、すなわち導電パターン層32a,3
2bが、公知のFPC技術、TAB技術等により形成さ
れて作られる。なお、本例のレセプタクルコネクタ10
に用いられるフレキシブル配線板30としては、図5に
おけるカット部31bにおいて絶縁フィルム31のみを
切断除去して、この部分の導電パターン層32a,32
bを露出させ、さらに、外周部を切断して所望の形状に
したものが使用される。
【0018】上記板バネ部材40およびフレキシブル配
線板30が、受容空間12内に配設されるのであるが、
これらの配設について図8を参照して説明する。まず、
フレキシブル配線板30が、図8(A)に示すように、
中央部がリブ11eの下側を覆うとともに、左右両側が
受容空間12内にM字状に突出し、左右両端がレセプタ
クルハウジング11の左右側壁11a,11bの下端か
ら外方に延び出すようにして配設される。この配設に際
しては、フレキシブル配線板30を直接上記のように受
容空間12内に押し込んで行っても良いが、フレキシブ
ル配線板30を図8(A)に示すような形状に予め成形
しておくと配設が容易である。
【0019】一方、板バネ部材40は、まず、保持部材
20上に取り付けられる。この保持部材20は、左右両
側に上方に延びたガイド壁25を有しており、このガイ
ド壁25は図8(B)に示すように、レセプタクルハウ
ジング11の受容空間12内に嵌入されるようになって
いる。保持部材20の上面には、図2等に示すように、
複数(3本)の挿入ガイドピン22と、これより短い複
数(8本)の保持ガイドピン23とが上方に延びて設け
られている。保持部材20の下面には、2本の取付ガイ
ドピン21が下方に延びて設けられている。板バネ部材
40は、その基底部43が保持部材40の上面に載せら
れて取り付けられる。このとき、挿入ガイドピン22お
よび保持ガイドピン23は基底部43に形成された貫通
孔45内に挿入され、これにより保持部材20に対する
板バネ部材40の取付位置決めがなされる。
【0020】このようにして保持部材20上に板バネ部
材40を取り付けた後、板バネ部材40の略U字状空間
46の上部開放部がレセプタクルハウジング11の下側
からリブ11eと対向するようにして、この板バネ部材
40を受容空間12内に挿入する。このとき、板バネ部
材40の左右両側壁41,42はリブ11eにより押し
広げられてこのリブ11eを乗り越え、図8(B)に示
すように、受容空間12内に入り込む。なお、リブ11
eには上記挿入ガイドピン22および保持カイドピン2
3に対応する貫通孔が形成され、フレキシブル配線板3
0にもこれらガイドピン22,23に対応する貫通孔3
1a(図5参照)が形成されている。このため、上記の
ように保持部材20および板バネ部材40を受容空間1
2内に挿入したときには、上記挿入ガイドピン22およ
び保持カイドピン23がリブ11eの貫通孔およびフレ
キシブル配線板30の貫通孔31a内に嵌入する。
【0021】一方、レセプタクルハウジング11の受容
空間12内における前後端部には、それぞれ一対のプリ
ロード付与用ガイド突起16が形成されている。これら
ガイド突起16は外上方に傾斜するテーパ面16aを有
し、上記のようにして受容空間12内に挿入された板バ
ネ部材40の切り起こし部41c,42cに対向する位
置に形成されている。このため、板バネ部材40が受容
空間12内に挿入されると、切り起こし部41c,42
cの内端41d,42dがテーパ面16aに当接し、テ
ーパ面16aに沿って押し広げられながら挿入される。 このため、板バネ部材40が受容空間12内に完全に挿
入されると、図7に示すように、その左右側壁41,4
2がある程度押し広げられて弾性変形した状態となる。 すなわち、左右側壁41,42は外方に広がるプリロー
ドが作用した状態となる。
【0022】この挿入により、最終的には、図8(C)
に示すように、保持部材20の左右ガイド壁25とレセ
プタクルハウジング11の左右側壁11a,11bとの
間にフレキシブル配線板30の左右側部が挟持され、且
つリブ11eと保持部材20との間にフレキシブル配線
板30の中央部および板バネ部材40の基底部43が挟
持された状態となる。このとき、挿入ガイドピン22お
よび保持カイドピン23がリブ11eの貫通孔およびフ
レキシブル配線板30の貫通孔31a内に嵌入すること
により、各部材の取付位置決めが正確に行われる。なお
、挿入ガイドピン22は保持ガイドピン23より長く、
上記のようにリブ11eの貫通孔内に挿入されると、挿
入ガイドピン22はリブ11eから上方(板バネ部材4
0の略U字状空間46内)に突出する。また、フレキシ
ブル配線板30は、その中央部が板バネ部材40の略U
字状空間46内に入り込み、左右両側部が板バネ部材4
0の上端円筒部41b,42bを乗り越え、左右側壁4
1,42を覆って配設された状態となる。このとき、フ
レキシブル配線板30における板バネ部材40の押圧凸
部41a,42aに当接する部分は、この押圧凸部41
a,42aにより押されて内方に突出する。
【0023】なお、図6(C)に示すように、保持部材
20の前後両端にはそれぞれ一対の固定ピン24が上方
に突出して形成されており、この固定ピン24がレセプ
タクルハウジング11に形成された挿入孔内に嵌入され
るようになっている。このため、保持部材20は、挿入
ガイドピン22および保持カイドピン23のリブ11e
の貫通孔との嵌合および固定ピン24の挿入孔との嵌合
により、レセプタクルハウジング11としっかりと結合
される。
【0024】以上の構成のレセプタクルコネクタ10は
、図2で鎖線で示すように、プリント基板1にサーフェ
スマウント等により取り付けられる。この取付に際して
、保持部材20の取付ガイドピン21がプリント基板1
の挿入孔に嵌合して取付位置決めが行われる。そして、
フレキシブル配線板30の左右両側端部に露出する導電
パターン層32a,32bがプリント基板1の対応する
導電パターン層にリフローハンダによりサーフェスマウ
ント接合される。但し、導電パターン層32a,32b
のサーフェスマウント接合では、接合強度は得られず、
レセプタクルコネクタ10のプリント基板1への取付強
度が不十分である。このため、板バネ部材40のサーフ
ェスマウント用脚部44もプリント基板1にリフローハ
ンダ付けされ、取付強度を確保するようにしている。さ
らに、レセプタクルハウジング11の前後側壁11c,
11dの外側面には、それぞれ取付溝18が形成され、
この取付溝18内にL字状のマウント部材35が圧入固
定されている。このマウント部材35の下脚部36も、
板バネ部材40の脚部44と同様にプリント基板1にリ
フローハンダ付け接合され、レセプタクルコネクタ10
の取付強度を高めるようになっている。
【0025】次に、プラグコネクタ50の構造について
、図9から図13を参照して説明する。このコネクタ5
0は、外形がほぼ直方体状で、樹脂等の絶縁材料から成
形されたプラグハウジング51を有する。このプラグハ
ウジング51内には、上方に開口した嵌合空間58が形
成されている。プラグハウジング51は左右側壁51a
,51b、前後側壁51c,51dおよび底部壁52を
有し、これら側壁および底部壁が嵌合空間58を囲んで
いる。底部壁52には前後に延びた挿入孔52aが貫通
形成されている。さらに、底部壁52における挿入孔5
2aの前後端部から、上方に延びて柱部54が設けられ
るとともに、この柱部54の上端部間を架け渡してプラ
グ突起先端部53が一体に設けられている。プラグ突起
先端部53には複数の貫通孔53a,53bが形成され
ている。
【0026】このプラグハウジング51の嵌合空間58
内に先端がブラグ突起先端部53に当接するようにして
、フレキシブル配線板70が保持部材60に保持されて
配設される。フレキシブル配線板70は、レセプタクル
コネクタ10に用いられたフレキシブル配線板30と寸
法は異なるがその構成は同じである。すなわち、図5に
示すように、フレキシブル絶縁フィルム71の上に、複
数の導電パターン層72a,72bが設けられて作られ
、図5におけるカット部71bにおいて絶縁フィルム7
1のみを切断除去して、この部分の導電パターン層72
a,72bを露出させ、外周部を切断して所望の形状に
したものである。
【0027】保持部材60は平板状に起立するプラグ突
起基端部61を有しており、このプラグ突起基端部61
の断面係状は、プラグハウジング51の底壁部52に形
成された挿入孔52aの形状より僅かに小さく、プラグ
突起基端部61をこの挿入孔52a内に嵌入させること
ができる。プラグ突起基端部61の先端には複数の受容
孔63と複数の保持ガイドピン64とが設けられている
。これらは、プラグハウジング51のプラグ突起先端部
53に形成された複数の貫通孔53a,53bに対応し
て設けられている。プラグ突起基端部61が挿入孔52
aを通って嵌合空間58内に挿入され、その先端がプラ
グ突起先端部61に当接するときに、受容孔63は貫通
孔53aと重なり、保持ガイドピン64は貫通孔53b
内に嵌入されるようになっている。プラグ突起基端部6
1の中間部には、図12に示すように、全周にわたって
溝62が形成され、この溝62内にゴム等から作られた
リング状の弾性部材85が配設されている。なお、本例
では、溝62が全周に形成されているが、左右両側面に
のみ溝を形成し、各溝内に弾性部材を配設しても良い。
【0028】また、保持部材60の底面には2個の取付
ガイドピン65が下方に突出して設けられ、前後端部に
は貫通孔67が形成されている。さらに、底面に2箇所
の溝60aが形成され、この溝部60aにマウント部材
80が固設される。マウント部材80は、図9に示すよ
うに、上方に折り曲げられた圧入アーム83と横方に延
びたマウントアーム82とを有する。溝部60aには、
上方に延びる圧入穴66が形成されており、この圧入穴
66に圧入アーム83を圧入することによりマウント部
材80が保持部材60の溝部60aに取り付けられる。 なお、このとき圧入アーム83の突起83aが圧入穴6
6に食い込み、マウント部材80がしっかりと固定され
る。
【0029】上記保持部材60のプラグ突起基端部61
を覆ってフレキシブル配線板70が取り付けられる。こ
のとき、フレキシブル配線板70には複数の貫通孔71
aが形成されており、プラグ突起基端部61の保持ガイ
ドピン64はこの貫通孔71a内に嵌入され、両者の取
付位置決めがなされる。なお、受容孔63は貫通孔71
aと重なる。この状態で、プラグ突起基端部61がプラ
グハウジング51の挿入孔52aを通って嵌合空間58
内に挿入される。この挿入により、プラグ突起基端部6
1の先端は、プラグ突起先端部53と当接し、両者の間
にフレキシブル配線板70を挟持する。このとき、保持
ガイドピン64は貫通孔53b内に嵌入される。また、
受容孔63はフレキシブル配線板70の貫通孔71aお
よびブラグ先端突起部53の貫通孔53aと重なって位
置する。
【0030】このようにプラグ突起基端部61の先端が
プラグ突起先端部53と当接するまで、保持部材60が
挿入されるときに、保持部材60の前後端部に形成され
た貫通孔67にプラグハウジング51の前後端下面に形
成された取付ピン突起55が嵌入する。この取付ピン突
起55と貫通孔67との嵌合および保持ガイドピン64
と貫通孔53bとの嵌合により、保持部材60は上記の
ように挿入された状態で、プラグハウジング51に結合
固定される。この結果、フレキシブル配線板70はプラ
グ突起基端部61の左右側面側において、その導電パタ
ーン層72a,72bが嵌合空間58に露出する。また
、フレキシブル配線板70の左右端部近傍が、プラグハ
ウジング51の底壁部52と保持部材60とに挟持され
て固定保持される。
【0031】以上の構成のプラグコネクタ50は、図1
0で鎖線で示すように、プリント基板2にサーフェスマ
ウント等により取り付けられる。この取付に際して、保
持部材60の取付ガイドピン65がプリント基板2の挿
入孔に嵌合して取付位置決めが行われる。そして、フレ
キシブル配線板70の左右両側端部に露出する導電パタ
ーン層72a,72bがプリント基板2の対応する導電
パターン層にリフローハンダによりサーフェスマウント
接合される。但し、この場合においても、導電パターン
層72a,72bのサーフェスマウント接合では、プラ
グコネクタ50のプリント基板2への取付強度が不十分
である。このため、保持部材60の底面に固定されたマ
ウント部材80のマウントアーム82もプリント基板2
にリフローハンダ付けされる。さらに、プラグハウジン
グ51の前後側壁51c,51dの外側面に形成された
取付溝57内にL字状のマウント部材75が圧入固定さ
れており、このマウント部材75の脚部76も、プリン
ト基板2にリフローハンダ付け接合され、プラグコネク
タ50の取付強度を高めるようになっている。
【0032】以上の構成のレセプタクルコネクタ10と
プラグコネクタ50とを結合すれば、このツーピースコ
ネクタを介してプリント基板1と2の電気接続が行える
。この結合は、プラグハウジング51の嵌合空間58内
にレセプタクルハウジング11を嵌入させ、レセプタク
ルハウジング11の受容空間12内にプラグコネクタ5
0のプラグ突起(プラグ突起先端部53およびプラグ突
起基端部61)を突入させるようにして行われる。この
結果、図14に示すように、プラグ突起が板バネ部材4
0の左右側壁41,42を押し広げて略U字状空間内に
入り込み、プラグ突起基端部61が板バネ部材40の左
右側壁41,42により挟持される。このため、板バネ
部材40の左右側壁41,42の間の略U字状空間46
内に入り込んで取り付けられたフレキシブル配線板30
とプラグ突起基端部61を覆って取り付けられたフレキ
シブル配線板70とが、プラグ突起基端部61の両側面
と板バネ部材40の左右側壁41,42との間に挟持さ
れ、両配線板30,70の対応する導電パターン層32
a,32bと72a,72bが当接接触する。
【0033】これら導電パターン層32a,32b,7
2a,72bはそれぞれプリント基板1,2の対応する
導電パターン層にリフローハンダ付け接合されているた
め、上記の当接接触により、これら導電パターン層32
a,32b,72a,72bを介して両プリント基板1
,2の電気接続が行われる。ここで、図5に示したよう
に、フレキシブル配線板30,70には多数の導電パタ
ーン層32a,32b,72a,72bが形成され、こ
れらの間隔はかなり狭くなっている。このため、両コネ
クタ10,50の結合に際して位置決めを正確に行わな
ければ、導電パターン層がずれて当接し、接触不良が生
じたり、本来当接すべきでない隣の導電パターン層と接
触して誤接触を起こしたりするおそれがある。
【0034】このため、本例のツーピースコネクタにお
いては、レセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ5
0とを図14に示すように嵌合結合させたときに、レセ
プタクルコネクタ10において略U字状空間46内に突
出する挿入ガイドピン22が、プラグコネクタ50にお
けるプラグ突起先端部53の貫通孔53aおよびプラグ
突起基端部61の受容孔63内に嵌入するように構成し
ている。このように挿入ガイドピン22を貫通孔53a
および受容孔63内に嵌入させることにより、両コネク
タ10,50の嵌合部の位置決めが正確に行われ、上述
のような接触不良、誤接触の問題を防止できる。
【0035】なお、この導電パターン層32a,32b
と72a,72bの当接接触は、板バネ部材40の押圧
凸部41a,42aに押圧されて行われ、この接触に際
しての接触力は板バネ部材40の左右側壁41,42の
弾性変形力により得ている。ところで、プラグ突起基端
部61の溝62に配設された弾性部材85は、図示のよ
うに、押圧凸部41a,42aと対向しており、上記板
バネ部材40の左右側壁41,42から加わる押圧力は
弾性部材85により受ける。このため、押圧凸部41a
,42aに凹凸があったり、これが斜めに傾いたりして
いるような場合でも、これらが弾性部材85の弾性変形
により吸収されるため、押圧凸部41a,42aから両
フレキシブル配線板30,70の当接部に作用する接触
力のバラツキが緩和される。このため、両フレキシブル
配線板30,70における互いに当接する全ての導電パ
ターン層32a,32b,72a,72bがほぼ均一な
接触力を受けて接触し、部分的な電気接続不良の発生が
生じることがない。
【0036】また、レセプタクルコネクタ10の組立に
際して、板バネ部材40の左右側壁41,42は外方に
ある程度押し広げられてプリロードが作用した状態にさ
れている。このため、両コネクタ10,50の結合のた
め、プラグ突起を板バネ部材40の略U字状空間46内
に挿入させる際に必要な挿入力として、上記プリロード
分が不要であり、それだけ挿入力が小さくなる。すなわ
ち、このプリロードを予め付与しておくことにより、両
コネクタ10,50を嵌合させるための挿入力を低減す
ることができる。さらに、このように外方に押し広げる
ことにより板バネ部材40の左右両側壁41,42の上
端を離して開口部を形成させ、且つこの開口部の間隔を
揃えることができる。これにより、プラグ突起の挿入が
行い易くなり、且つ挿入時にプラグ突起が部分的に片当
りするようなことが少なくなる。
【0037】以上においては、レセプタクルコネクタ1
0およびプラグコネクタ50をともにプリント基板1,
2に取り付け、プリント基板同士の電気接続を行わせる
例を説明したが、本発明に係るツーピースコネクタは、
図15から図17に示すように、プリント基板とフレキ
シブル配線板との接続に用いることもできる。このツー
ピースコネクタは、上記と同じ構成のレセプタクルコネ
クタ10を有し、このレセプタクルコネクタ10はプリ
ント基板1に取り付けられる。このレセプタクルコネク
タ10の構成は上述している。
【0038】一方、プラグコネクタ150は、プラグハ
ウジング151,保持部材160およびフレキシブル配
線板170を有し、上述のプラグコネクタ50と類似す
る。しかし、このプラグコネクタ150はプリント基板
に取り付けられるものではなく、フレキシブル配線板1
70が外方に延び、このフレキシブル配線板170を介
して他の部材(例えば、他のコネクタ等)と電気接続さ
れる。この外方の延びるフレキシブル配線板170を押
圧保持するため、プラグハウジング151の上に保持部
材160の上端を抑えるとともにこの保持部材160と
の間にフレキシブル配線板170を挟持するようにして
、押圧部材190が取り付けられる。
【0039】押圧部材190は、前後端部に下方に延び
る係止アーム191を有し、この係止アーム191がプ
ラグハウジング151の前後側壁に設けられた係止凸部
152と係止してプラグハウジング51に取り付けられ
る。なお、この係止は、係止アーム191の突起192
が係止凸部152に形成された係止溝153内に入り込
んで行われる。このように押圧部材190がプラグハウ
ジング151に取り付けられた状態で、押圧部材190
は保持部材160との間にフレキシブル配線板170を
挟持している。このため、この挟持によりフレキシブル
配線板170が外力を受けて引っ張られた場合でも、こ
の外力がハウジング内部のフレキシブル配線板170に
まで作用するのが防止される。すなわち、押圧部材19
0はフレキシブル配線板170のストレインリリーフと
しての作用を果たす。
【0040】以上においては、1列のプラグ突起を有し
たコネクタの例を示したが、図18に示すように、複数
列のプラグ突起を設けてツーピースコネクタを構成する
こともできる。このツーピースコネクタは、前述したレ
セプタクルコネクタ10とプラグコネクタ50とからな
るツーピースコネクタとその基本構成は同一であるので
、その構成を簡単に説明する。
【0041】レセプタクルコネクタ210は、2つの受
容空間212,213が形成されたレセプタクルハウジ
ング211を有し、両受容空間212,213にはそれ
ぞれプラグ挿入開口212a,213aが形成され、且
つ、その下端開口には前後に延びるリブ211e,21
1eが形成されている。これら受容空間212,213
内には、それぞれ板バネ部材240が配設される。但し
、これら2枚の板バネ部材240は1個の保持部材22
0により保持されている。フレキシブル配線板230は
図示のように両板バネ部材240の略U字状空間246
内に入り込んで取り付けられる。このため、このフレキ
シブル配線板230は図19に示すように、フレキシブ
ル絶縁フィルム231上に、各板バネ部材240の略U
字状空間246内に入り込む部分毎に左右に分かれて導
電パターン層232a,232bおよび233a,23
3bが形成されている。さらに、これら左右にわかれて
形成された導電パターン層232aと232bとの間お
よび233aと233bとの間には、それぞれ保持部材
220の挿入ガイドピン222および保持ガイドピン(
図示せず)を挿入させる貫通孔231a,231bが形
成されている。
【0042】一方、プラグコネクタ250は、嵌合空間
258が形成されたプラグハウジング251を有し、こ
の嵌合空間258内に突出して2個のプラグ突起先端部
253,254が形成されている。保持部材260も2
個のプラグ突起基端部261,262を有しており、各
プラグ突起基端部261,262がそれぞれプラグ突起
先端部253,254に当接してプラグ突起が形成され
る。フレキシブル配線板270は図19に示すものと同
形状であり、両プラグ突起基端部261,262を覆う
ようにして取り付けられる。また、両プラグ突起基端部
261,262にはそれぞれ弾性部材285が取り付け
られている。
【0043】上記レセプタクルコネクタ210およびプ
ラグコネクタ250には、それぞれ取付ガイドピン22
1,265により位置決めされてプリント基板が取り付
けられる。この取付方法は、前述と同じである。このの
ち、プラグコネクタ250のプラグ突起をレセプタクル
コネクタ210の受容空間212,213内に突入させ
て両コネクタ210,250を結合することにより、両
プリント基板の電気接続がなされる。この場合において
も、板バネ部材240により両フレキシブル配線板23
0,270の導電パターン層の接触力が付与され、且つ
この接触力は弾性部材285によりほぼ均一化される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
、レセプタクルコネクタは、弾性板材を断面略U字状に
折り曲げ成形して作られレセプタクルハウジング内に配
設された板バネ部材と、中間部がこの板バネ部材の略U
字状空間内に入り込むとともに左右両側部が板バネ部材
の左右両側壁を覆うようにして配設されたレセプタクル
用フレキシブル配線板とを有し、一方、プラグコネクタ
は、上記板バネ部材の略U字状空間内に突入するプラグ
突起を有してなるプラグハウジングと、プラグ突起を覆
ってプラグハウジングに取り付けられたプラグ用フレキ
シブル配線板とを有しており、さらに、板バネ部材の左
右両側壁には、長手方向に延びるとともに略U字状空間
内方に突出する押圧凸部が設けられ、また、プラグ突起
において、これがプラグ挿入開口を通って板バネ部材の
略U字状空間内に突入されたときに押圧凸部と対向する
部分に、弾性部材が配設されている。
【0045】ここで、レセプタクルハウジングとプラグ
ハウジングとを嵌合もしくは衝合させて両コネクタを結
合するときに、プラグコネクタのプラグ突起はレセプタ
クルハウジングのプラグ挿入開口を通って受容空間内に
入り込み、この受容空間内に配設された板バネ部材の略
U字状空間内に突入する。このとき、プラグ突起は板バ
ネ部材の左右両側壁を押し広げて略U字状空間内に突入
し、プラグ突起は板バネ部材の左右両側壁が左右に押し
広げられたときの弾性変形力を受けてこれら左右両側壁
により挟持され、プラグ突起の両側面と板バネ部材の左
右両側壁との間にはそれぞれ両フレキシブル配線板が互
いに当接して挟持される。この結果、両フレキシブル配
線板の対応する導電パターン同士が接触して電気接続さ
れる。なお、板バネ部材の左右両側壁には、横方向に延
びるとともに略U字状断面上において互いに近づく方向
に突出した押圧凸部が設けられているので、この押圧凸
部により両フレキシブル配線板が挟持され、この部分に
板バネ部材の弾性変形力が作用して接触力を付与する。 この場合、プラグコネクタのプラグ突起は、この押圧凸
部と対向する部分、すなわち、押圧凸部からの弾性力を
受ける部分に、ゴム等からなる弾性部材を有しているの
で、押圧凸部に凹凸や傾きがあったとしてもこれらが弾
性部材の弾性変形により吸収され、両フレキシブル配線
板の接触部における接触力のバラツキが緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るツーピースコネクタを構成するレ
セプタクルコネクタを示す斜視図である。
【図2】本発明に係るツーピースコネクタを構成するレ
セプタクルコネクタを示す平面図、正面図および側面図
である。
【図3】本発明に係るツーピースコネクタを構成するレ
セプタクルコネクタを示す底面図である。
【図4】上記レセプタクルコネクタに用いられる板バネ
部材を示す側面図および斜視図である。
【図5】上記レセプタクルコネクタに用いられるフレキ
シブル配線板を示す平面図である。
【図6】上記レセプタクルコネクタを示す断面図である
【図7】上記レセプタクルコネクタの一部を示す斜視図
である。
【図8】上記レセプタクルコネクタの組立を示す断面図
である。
【図9】本発明に係るツーピースコネクタを構成するプ
ラグコネクタを示す斜視図である。
【図10】本発明に係るツーピースコネクタを構成する
プラグコネクタを示す平面図、正面図および側面図であ
る。
【図11】本発明に係るツーピースコネクタを構成する
プラグコネクタを示す底面図である。
【図12】上記プラグコネクタの一部を示す断面図であ
る。
【図13】上記プラグコネクタの断面図である。
【図14】上記レセプタクルコネクタとプラグコネクタ
とを結合した状態を示す断面図である。
【図15】本発明の第2の実施例に係るツーピースコネ
クタを示す斜視図である。
【図16】本発明の第2の実施例に係るツーピースコネ
クタを示す側面図および正面図である。
【図17】本発明の第2の実施例に係るツーピースコネ
クタを示す断面図である。
【図18】本発明の第3の実施例に係るツーピースコネ
クタを示す断面図である。
【図19】この第3の実施例に係るツーピースコネクタ
に用いられるフレキシブル配線板を示す平面図である。
【図20】従来のツーピースコネクタを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10  レセプタクルコネクタ 11  レセプタクルハウジング 12  受容空間 20  保持部材 22  挿入ガイドピン 30  フレキシブル配線板 40  板バネ部材 46  略U字状空間 50  プラグコネクタ 51  プラグハウジング 53  プラグ突起先端部 58  嵌合空間 60  保持部材 61  プラグ突起基端部 70  フレキシブル配線板 80  マウント部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  プラグ挿入開口を有する受容空間が形
    成されたレセプタクルハウジングと、弾性板材を断面略
    U字状に折り曲げ成形して作られ、先端開放部が前記プ
    ラグ挿入開口に対向するように前記受容空間内に配設さ
    れた板バネ部材と、中間部がこの板バネ部材の略U字状
    空間内に入り込むとともに左右両側部が前記板バネ部材
    の左右両側壁を覆うようにして前記受容空間内に延びて
    配設されたレセプタクル用フレキシブル配線板とから構
    成されたレセプタクルコネクタ、および前記レセプタク
    ルハウジングと嵌合もしくは衝合可能であり、この嵌合
    もしくは衝合を行ったときに前記プラグ挿入開口を通っ
    て前記略U字状空間内に突入するプラグ突起を有してな
    るプラグハウジングと、前記プラグ突起を覆って前記プ
    ラグハウジングに取り付けられたプラグ用フレキシブル
    配線板とから構成されたプラグコネクタからなり、前記
    板バネ部材の左右両側壁には、長手方向に延びるととも
    に前記略U字状空間内方に突出する押圧凸部が設けられ
    、前記プラグ突起は、前記プラグ挿入開口を通って前記
    略U字状空間内に突入されたときに前記押圧凸部と対向
    する部分に、弾性部材を有していることを特徴とするフ
    レキシブル配線板を用いたツーピースコネクタ。
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