JPH04364016A - 電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサの駆動用電解液Info
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- JPH04364016A JPH04364016A JP16629391A JP16629391A JPH04364016A JP H04364016 A JPH04364016 A JP H04364016A JP 16629391 A JP16629391 A JP 16629391A JP 16629391 A JP16629391 A JP 16629391A JP H04364016 A JPH04364016 A JP H04364016A
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Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低損失でかつ高い耐電
圧を有する電解コンデンサの製作を可能とする電解コン
デンサの駆動用電解液（以下電解液という）に関するも
のである。
圧を有する電解コンデンサの製作を可能とする電解コン
デンサの駆動用電解液（以下電解液という）に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来より低圧用アルミニウム電解コンデ
ンサの電解液としては、エチレングリコ−ルを主溶媒と
して、アジピン酸塩を溶解した電解液が多用されていた
が、近年、アルミニウム電解コンデンサの低インピ−ダ
ンス化、高信頼化への対応に伴い、γ−ブチロラクトン
を主溶媒として、フタル酸のテトラメチルアンモニウム
塩を溶解した電解液が一般的に使用されている。
ンサの電解液としては、エチレングリコ−ルを主溶媒と
して、アジピン酸塩を溶解した電解液が多用されていた
が、近年、アルミニウム電解コンデンサの低インピ−ダ
ンス化、高信頼化への対応に伴い、γ−ブチロラクトン
を主溶媒として、フタル酸のテトラメチルアンモニウム
塩を溶解した電解液が一般的に使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】アルミニウム電解コン
デンサの電解液として、γ−ブチロラクトンにフタル酸
のテトラメチルアンモニウム塩を溶解したものは、比抵
抗値が ８０ Ω・ｃｍと非常に低く、高温度雰囲気
中における信頼性が非常に高いものの、耐電圧が低いた
め定格電圧は５０Ｖ品への適用が限界であった。
デンサの電解液として、γ−ブチロラクトンにフタル酸
のテトラメチルアンモニウム塩を溶解したものは、比抵
抗値が ８０ Ω・ｃｍと非常に低く、高温度雰囲気
中における信頼性が非常に高いものの、耐電圧が低いた
め定格電圧は５０Ｖ品への適用が限界であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するもので、低比抵抗でかつ高い耐電圧を確保するも
のである。すなわち、γ−ブチロラクトンを主溶媒とし
て、有機酸のテトラアルキルアンモニウム塩あるいはテ
トラアルキルホスホニウム塩を溶解した溶液中に Ｓｉ
Ｏ２ を溶解したことを特徴とする電解液である。
決するもので、低比抵抗でかつ高い耐電圧を確保するも
のである。すなわち、γ−ブチロラクトンを主溶媒とし
て、有機酸のテトラアルキルアンモニウム塩あるいはテ
トラアルキルホスホニウム塩を溶解した溶液中に Ｓｉ
Ｏ２ を溶解したことを特徴とする電解液である。
【０００５】
【作用】本発明の電解液は、アルミニウム電極箔と強固
な錯体を形成することにより欠陥部を保護し、電子なだ
れなどによるショ−トパンクの発生を防止する。
な錯体を形成することにより欠陥部を保護し、電子なだ
れなどによるショ−トパンクの発生を防止する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。表
１は、本発明の電解液と従来の電解液の組成、比抵抗お
よび火花発生電圧についての比較例を示す。表１中電解
液試料記号Ａは従来例、Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅは本発明例であ
る。なお、表１中記号ＧＢＬはγ−ブチロラクトンを示
す。
１は、本発明の電解液と従来の電解液の組成、比抵抗お
よび火花発生電圧についての比較例を示す。表１中電解
液試料記号Ａは従来例、Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅは本発明例であ
る。なお、表１中記号ＧＢＬはγ−ブチロラクトンを示
す。
【０００７】
【表１】
【０００８】表１から明らかなように、本発明に係る試
料記号Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅの電解液は従来の電解液に比べ、
大幅に耐電圧が向上している。
料記号Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅの電解液は従来の電解液に比べ、
大幅に耐電圧が向上している。
【０００９】表２は、表１に示す電解液を用いて試作し
た定格 ６３ Ｖ １０００μＦのアルミニウム電解
コンデンサによる、１０５ ℃ ２０００ 時間の高温
負荷試験を行なった結果を示す。
た定格 ６３ Ｖ １０００μＦのアルミニウム電解
コンデンサによる、１０５ ℃ ２０００ 時間の高温
負荷試験を行なった結果を示す。
【００１０】
【表２】
【００１１】表２から明らかなように、本発明に係る試
料記号Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅの電解液を用いた電解コンデンサ
は、長時間の高温度雰囲気中における試験においても全
ての特性に問題がなく、定格電圧６３Ｖ品への適用が可
能である。なお、ＳｉＯ２ の溶解量は、混合溶媒１０
０ｇに対し０．１ｇ未満では本発明の効果が得られず、
また、５ｇを超えた場合は析出がみられる。
料記号Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅの電解液を用いた電解コンデンサ
は、長時間の高温度雰囲気中における試験においても全
ての特性に問題がなく、定格電圧６３Ｖ品への適用が可
能である。なお、ＳｉＯ２ の溶解量は、混合溶媒１０
０ｇに対し０．１ｇ未満では本発明の効果が得られず、
また、５ｇを超えた場合は析出がみられる。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、本発明のγ−ブチロラク
トンを主溶媒として、有機酸のテトラアルキルアンモニ
ウム塩あるいはテトラアルキルホスホニウム塩を溶解し
た溶液中に ＳｉＯ２ を溶解したことを特徴とする電
解液は、低比抵抗でかつ高い耐電圧を有し、工業的なら
びに実用的価値の大なるものである。
トンを主溶媒として、有機酸のテトラアルキルアンモニ
ウム塩あるいはテトラアルキルホスホニウム塩を溶解し
た溶液中に ＳｉＯ２ を溶解したことを特徴とする電
解液は、低比抵抗でかつ高い耐電圧を有し、工業的なら
びに実用的価値の大なるものである。
Claims (2)
- 【請求項１】 γ−ブチロラクトンを主溶媒として、
有機酸のテトラアルキルアンモニウム塩あるいはテトラ
アルキルホスホニウム塩を溶解した溶液中にＳｉＯ２
を溶解したことを特徴とする電解コンデンサの駆動用電
解液。 - 【請求項２】 上記ＳｉＯ２ は、混合溶媒１００ｇ
に対し０．１ 〜 ５ｇ存在することを特徴とする
請求項１のアルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16629391A JPH04364016A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16629391A JPH04364016A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04364016A true JPH04364016A (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=15828662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16629391A Pending JPH04364016A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04364016A (ja) |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP16629391A patent/JPH04364016A/ja active Pending
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