JPH04356316A - 水冷用ノズルの詰まり検出方法 - Google Patents

水冷用ノズルの詰まり検出方法

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JPH04356316A
JPH04356316A JP3153175A JP15317591A JPH04356316A JP H04356316 A JPH04356316 A JP H04356316A JP 3153175 A JP3153175 A JP 3153175A JP 15317591 A JP15317591 A JP 15317591A JP H04356316 A JPH04356316 A JP H04356316A
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water cooling
pressure detection
pressure
water
detection sensor
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Jun Azuma
東   洵
Seiichi Hosoya
細谷 誠一
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Kobe Steel Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter

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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に製鉄工場における
厚板加速冷却ラインや熱間圧延材冷却ラインにおいて板
材を冷却する冷却水を噴射する水冷用ノズルの詰まり程
度を容易に知見し得るようにした水冷用ノズルの詰まり
検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、製鉄工場では熱間圧延直後の熱
間圧延鋼材に多量の冷却水を噴射することにより加速冷
却して、通常のFe−C系の材質で合金鋼の引張強度に
負けない引張強度を有する製品鋼板を製造しているが、
この製品鋼板の引張強度は熱間圧延鋼材の冷却速度、冷
却履歴によって決まってしまうために、熱間圧延鋼材の
冷却の良否は圧延製品の品質にとって極めて重要である
【0003】このような冷却ラインは、その模式的構成
説明斜視図の図8に示すように、熱間圧延鋼材wを搬送
する搬送ラインの搬送ロール10と搬送ロール10との
間に、上方に冷却水を噴射する複数の下部水冷用ノズル
11dを備えた下部ノズルヘッダ12がこれら搬送ロー
ル10と平行に配設されている。
【0004】さらに、熱間圧延鋼材wの上方にも、下方
に冷却水を噴射する複数の上部水冷用ノズル11u を
備えた上部ノズルヘッダ13が、これら搬送ロール10
と平行に配設されてなる構成になっている。
【0005】従って、搬送ラインで搬送される熱間圧延
鋼材wの上・下面のそれぞれに、上部ノズルヘッダ13
の上部水冷用ノズル11u と、下部ノズルヘッダ12
の下部水冷用ノズル11d からそれぞれ所定量の冷却
水を噴射して、熱間圧延鋼材wを冷却水の噴射量に応じ
て冷却することによって所定範囲内の機械強度を有する
圧延製品を製造している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記上・下
部ノズルヘッダ13,12は設備によっても異なるが、
例えばその長さが4〜5m、また熱間圧延鋼材wの搬送
方向の配設範囲は15〜20mにも及び、上・下部水冷
用ノズル11u 、11d の総数は数千にも達してい
る。
【0007】また、上部ノズルヘッダ13の構成は、そ
の断面構成説明図の図9に示すように、その長さ方向の
水圧分布を一定に保持して逆Uの字状の上部水冷用ノズ
ル11uから噴射される噴射水が、全て同等の圧力で噴
射されるように2重管構造になっているが、この上部ノ
ズルヘッダ13内の水の流速が低速であるために水に混
入しているダスト等が沈降し易く、上部水冷用ノズル1
1u には詰まりが生じ易いという傾向がある。
【0008】さらに、ノズルヘッダ12,13への給水
配管系統図の図10に示すように、供給元管14に介装
されてなる流量調節弁15を調整することにより、この
供給元管14から夫々のノズルヘッダに水を分配する分
岐管16に水を供給する構成のため、ノズルヘッダ12
,13同士の間に圧力差が生じ易い。
【0009】このようなことにより上・下部水冷用ノズ
ルのうちの何れかが詰まると、詰まっていない水冷用ノ
ズルからより多量の冷却水が噴射される一方、詰まりに
より抵抗が増えた水冷用ノズルの詰まり程度が一層加速
される。
【0010】そして、このような状況が進行すると水冷
用ノズルからの噴射水量がアンバランスとなり、熱間圧
延鋼材wに冷却むらが生じるので所定の引張強度が得ら
れなくなるばかりでなく、例えば厚板材では冷却むらに
より条切り加工後に反る等の品質上の問題が生じている
【0011】以上説明したような水冷用ノズルの詰まり
に具合については、冷却ライン停止時の非圧延中や非冷
却中に作業者等が目視により点検することによって判断
しており、不完全であると共に非能率であるため、優れ
た水冷用ノズルの詰まり検出方法の開発が望まれていた
【0012】ところで、特開昭55−109551号公
報(オランダ国)にて、スプレーの噴霧の状況をピエゾ
型の振動検出素子を用いて検出する技術が開示されてい
る。しかしながら、このような技術は、連続鋳造におけ
る鋳片の冷却用ノズルを対象にしており、圧延ラインの
水冷用ノズルに適用するには不適当である。
【0013】ピエゾ型の振動検出素子の圧延ラインへの
適用が不適当であるということは、連続鋳造における鋳
片の水冷用ノズルと鋳片の間の間隔が10〜20mm程
度であるのに対して、圧延ラインの場合には水冷用ノズ
ルと鋼板の間の間隔が1〜2mあり、さらに両者の間に
は水冷用ノズルの配設数の相違がある他、噴射水の噴射
状況の相違があり、これらの相違に基づくものと理解す
ることができる。
【0014】即ち、圧延ラインの水冷用ノズル11から
の噴射水流をピエゾ型の振動検出素子によって検出する
と、振動検出素子による検出波形説明図の図11aに示
すように波形の振幅が大きく、噴射水流の量的変化に対
応する変化を明確に検出することができない。
【0015】それに対して、圧延ラインの水冷用ノズル
11からの噴射水流を圧力検出センサによって検出する
と、圧力検出センサによる検出波形説明図の図11bに
示すように波形の振幅が小さく、噴射水流の量的変化に
極めて良く対応していてその変化を確実に検出し得るこ
とが判る。
【0016】従って、本発明は圧力検出センサを用いる
ことにより、詰まりを生じたノズルを確実にしかも容易
に見つけ出すことを可能ならしめる水冷用ノズルの詰ま
り検出方法の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は圧延ラインの水
冷用ノズルから噴射される噴射水量の変化を圧力検出セ
ンサにより圧力変化として確実に識別し得ることを知見
して上記課題を解決したものである。
【0018】従って、請求項1に係る水冷用ノズルの詰
まり検出方法の要旨は、複数の水冷用ノズルから噴射さ
れて熱間圧延板材を冷却する噴射水冷帯に、水冷用ノズ
ルと同ピッチで配設され、これら複数の水冷用ノズルか
ら噴射される噴射水流を受ける複数の圧力検出センサと
、各圧力検出センサからの信号を一時記憶するメモリと
、電力を供給するバッテリーと、これらを制御する制御
回路とを板状部材に付設して通過させ、通過中に上・下
部の水冷用ノズル群から噴射される冷却水の噴射圧を前
記圧力検出センサにより圧力信号に変換してメモリに記
憶させ、さらに板状部材が噴射水冷帯を通過した後にメ
モリで記憶した記憶内容を外方に設けた信号処理装置に
移すと共に、該信号処理装置で移された信号を知見信号
に変換して出力することを特徴とする。
【0019】また、請求項2に係る水冷用ノズルの詰ま
り検出方法の要旨は、複数の水冷用ノズルから噴射され
て熱間圧延板材を冷却する噴射水冷帯に、水冷用ノズル
と同ピッチで配列され、これら複数の水冷用ノズルから
噴射される噴射水流を受ける複数の圧力検出センサと、
各圧力検出センサからの圧力信号を送信する無線送信機
と、電力を供給するバッテリーと、これらを制御する制
御回路とを板状部材に付設して通過させ、該板状部材の
通過中に上・下部の水冷用ノズル群から噴射される冷却
水の噴射圧を前記圧力検出センサにより圧力信号に変換
すると共に前記無線送信機により外方に設けた信号処理
装置に送信し続け、該信号処理装置で受信した信号を知
見信号に変換して出力することを特徴とする。
【0020】また、請求項3に係る水冷用ノズルの詰ま
り検出方法の要旨は、請求項1と請求項2とに係る水冷
用ノズルの詰まり検出方法において、複数の圧力検出セ
ンサを、複数の処理ユニットに区分し、これら処理ユニ
ットが水冷用ノズルの組合せ列パターンに応じた複数の
圧力検出センサ列組からなる構成にすると共に、これら
複数の処理ユニットのそれぞれについて、各圧力検出セ
ンサ列組の対応する圧力検出センサからの出力信号を加
算した後に平均値を求め、それぞれの処理ユニットを構
成する対応する各圧力検出センサ列組の間の前記平均値
の大小をそれぞれ比較して水冷用ノズルの詰まりを判定
することを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明の請求項1に係る水冷用ノズルの詰まり
検出方法によれば、噴射水冷帯に板状部材を通過させる
と、少なくとも水冷用ノズルと圧力検出センサの配列ピ
ッチが同一のため、水冷用ノズルから噴射される噴射水
の水圧が圧力検出センサにより圧力値として検知され、
これがメモリに記憶されると共に板状部材が噴射水冷帯
を通過した後、メモリの記憶内容が信号処理装置に移さ
れ、この信号処理装置により検知信号に変換されて出力
される。
【0022】また、請求項2に係る水冷用ノズルの詰ま
り検出方法によれば、板状部材が噴射水冷帯を通過して
いる間中噴射水の圧力値が圧力信号として無線送信機に
より外方に設けた信号処理装置に送信し続けられ、そし
て信号処理装置で検知信号に変換されて出力され続ける
【0023】また、請求項3に係る発明は上記請求項1
と請求項2とに記載の水冷用ノズルの詰まり検出方法の
実用性の向上を目的としたものであって、従って請求項
3に係る水冷用ノズルの詰まり検出方法によれば、それ
ぞれの圧力検出センサから検出された検知信号が、それ
ぞれの処理ユニットを構成する対応する各圧力検出セン
サ列組毎に処理され、次いでそれぞれの処理ユニット毎
に処理されると共に、各圧力検出センサ列組の間の平均
値の大小が処理ユニット同士の間で比較されて水冷用ノ
ズルの詰まりが判定されるので、大量のデータを効率的
に処理することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る水冷用ノズルの
詰まり検出装置の例を、その斜視図の図1と、図1に示
すその系統ブロック図の図2と、出力状態説明図の図3
とを参照しながら説明する。
【0025】図1に示す符号1は、4つの角部付近にそ
れぞれクレーン等で吊上げるためのアイボルト1bが螺
着され、かつ長方形の抜き穴1aを有する板状部材とし
てのキャリア板1である。
【0026】このキャリア板1の抜き穴1aの長手方向
の両端部に跨がって、圧力検出センサ2aが水冷用ノズ
ル11の間隔と同間隔で配列され、また図2に示すよう
に圧力検出センサ2aの出力を増幅する増幅器2bが埋
設されてなるセンサユニット2が架設されている。
【0027】上記センサユニット2の詳細は、図示省略
しているが、1列毎に25mmづつずれている水冷用ノ
ズルの列組に合わせて、径が25mmの圧力検出センサ
2aが50mmピッチで配列されてなる1列の上側の圧
力検出センサ組と同じく1列の下側の圧力検出センサ組
とが半ピッチづらせた状態に配設されている。
【0028】なお、上記圧力検出センサ2aの径を25
mmとしたのは、正確な出力を得るためである。つまり
径が大き過ぎると目的とする水冷用ノズルから噴射され
る噴射水流の他に、それ以外の水冷用ノズルから噴射さ
れる噴射水流をも受けるため、圧力検出センサ2aから
の検出出力にばらつきが生じるからである。
【0029】上記圧力検出センサ2aの圧力検出はその
受圧部の面積により測定範囲が異なるが、0.05〜0
.25MPaのレンジで良いので、例えば静電容量式セ
ンサ等多くの形式のものを圧力検出センサとして使用す
ることができる。
【0030】そして、各圧力検出センサ2aの出力を切
替えるマルチプレクサ3aと、各圧力検出センサ2aの
出力を圧力信号に変換するCPU3bと、このCPU3
bの出力を記憶するメモリ3cとが防水ボックスに内設
されてなる記録装置3が、またDC/DCコンバータ4
aを介してバッテリー4bの電力を供給する電源ユニッ
ト4がキヤリア板1の上に載置されてなる構成になって
いる。
【0031】これらの機器類は電源ユニット4から供給
される電力により作動し、センサユニット2の出力が記
録装置3に電送されることによりメモリ3cで記憶され
た圧力値がICカード3dに記録される他、外方にはI
Cカード3dにより演算し、記録した圧力値をCRTに
出力するパソコン5が設置されている。
【0032】以下、上記構成になる検出装置の作用態様
を説明すると、先ず複数の搬送ロール10が配列されて
なるローラテーブルによりキャリヤ板1を、例えば図1
における矢印方向の左側に所定の速度(0.7〜1.0
m/s)で移動させる。
【0033】さすれば、圧力検出センサ2aが水冷用ノ
ズル11から最大の水量条件で噴射されている噴射水圧
を受け、これがCPU3bにより圧力変動に変換され、
そしてメモリ3cにより記憶されると共にICカード3
dに記録される。なお、キャリヤ板1の搬送速度0.7
〜1.0m/sは試行錯誤により決定したものであって
、これにより十分な空間分解能を得ることができる。
【0034】そして、キャリヤ板1が噴射水冷帯を通過
すると、ICカード3dがメモリ3cから取出され、I
Cカード3dによる記録内容がパソコン5によって演算
されると共に、図3に示すように、波形6としてCRT
に出力される。
【0035】この波形6のうち、その波の高いものは圧
力検出センサ2aが水冷用ノズル11から所定の噴射水
圧を受けたことを意味する一方、その波の低い部位6a
は噴射水圧が低いことを意味しているから水冷用ノズル
11が詰まっていることになるが、詰まっている水冷用
ノズル11は波形6の波の数によって特定される。
【0036】なお、センサユニット2に圧力検出センサ
2aをノズルヘッダの長手方向の全域にわたって配列し
ても良いが、それでは経済負担が大きいのでセンサユニ
ット2の長さを短くして、噴射水冷帯にキャリヤ板1を
搬送ロールの幅方向にずらせて複数回通過させるように
した。
【0037】このように、キャリヤ板1を複数回通過さ
せるにも係わらず、従来の黙視による点検に比較して遙
かに少ない時間で水冷用ノズルからの噴射水流の噴射不
具合を検出することができた。
【0038】従来では作業者等が噴射状況を目視してい
たため極めて不正確な場合が多々あったが、このように
波形6の波の高さを比較するだけで詰まっている水冷用
ノズル11を極めて正確に知見することが可能になる。
【0039】次に、本発明の他の実施例に係る水冷用ノ
ズルの詰まり検出装置を、その斜視図の図4を参照しな
がら説明すると、これは上記構成になる記録装置3に電
源ユニットと無線送信機とを組込んだものであって、同
図に示す符号3eはアンテナであり、また記録装置3に
接続されてなる符号7は搬送ロールの位置を検出する渦
流式センサになる近接スイッチである。
【0040】従って、メモリで記憶された圧力検出セン
サ2aからの噴射水圧の圧力信号と近接スイッチからの
搬送ロールの位置信号が無線送信機からアンテナ3eを
介して送信されるが、これは受信器(図示省略)に受信
されると共にパソコンにより演算され、その結果がCR
Tに波形として表示される。この場合、リアルタイムで
水冷用ノズルの詰まり具合を検出できる点において上記
実施例よりも優れている。
【0041】ところで、このような装置に対しては必ず
しもメモリや近接スイッチ7を必要としないものである
。しかしながら、メモリについては無線送信機による送
信の不具合を考慮したものであり、また近接スイッチ7
については水冷用ノズルが搬送ロールの間に配設されて
いるので、確実に水冷用ノズルの位置を知見することを
可能ならしめるためである。
【0042】次に、他のもう一つの水冷用ノズルの詰ま
り検出装置の実施例を以下に説明すると、これはセンサ
ユニット2に圧力検出センサ2aをノズルヘッダの長手
方向の全域にわたって配列する他、水冷用ノズルの詰ま
り程度を自動的に判断する機能を付加したものである。
【0043】この場合のセンサユニット2は上記実施例
と同様に、1列毎に25mmづつずれている水冷用ノズ
ルの列組に合わせて、その平面図の図5に示すように、
径が25mmの圧力検出センサ2aが50mmピッチで
配列されており、1列の上側の圧力センサ組と1列の下
側の圧力センサ組とが半ピッチづれた状態に配設されて
いる。
【0044】そして、上側の圧力検出センサ列と下側の
圧力検出センサ列との隣接した2個づつの4個の圧力検
出センサ2aで1つの圧力検出センサ列組として3つの
圧力検出センサ列組a,b,cが構成されている。
【0045】なお、圧力検出センサ列組を構成する圧力
検出センサ2aは特に4個に限らず、水冷用ノズルの配
列の関係上4の倍数個とすれば良い。但し、あまり多く
すると各圧力検出センサを特定することが困難になるの
で、20個程度以下にするのが好ましい。
【0046】さらに、この場合はそれぞれ3つの圧力検
出センサ列組a,b,cで一つの処理ユニットAが構成
され、以下同様に処理ユニットAと同構成になる処理ユ
ニットB,処理ユニットC,…,処理ユニットXが構成
されている。
【0047】いま、処理ユニットAの圧力検出センサ列
組a,b,cを構成する4個づつの圧力検出センサ2a
をそれぞれa−1〜a−4,b−1〜b−4,c−1〜
c−4としてそれらの出力波形を図示すると、その出力
状態説明図の図6に示すように、これら圧力検出センサ
a−1〜a−4,b−1〜b−4,c−1〜c−4のそ
れぞれは所定の時間間隔を隔てたパルス状の波形6とし
て出力される。
【0048】これを上記実施例のように圧力検出センサ
2a毎に表示するには、水冷用ノズル数と同数(この場
合は160個)の信号を瞬時に記録する必要があり、ま
た入力点数を考えると現実的でないのに加えて、信号数
が多いので記録後のデータ表示にとってもまたこのデー
タを利用するにも実用性が劣る。
【0049】そこで、それぞれの処理ユニットA,処理
ユニットB,処理ユニットC,…,処理ユニットXに分
割してデータ処理の容易化を図ったものである。即ち、
各処理ユニット毎の出力状態説明図の図7に示すように
、圧力検出センサa−1〜a−4,b−1〜b−4,c
−1〜c−4からのアナログ信号がそれぞれ処理ユニッ
トで後述する構成になる信号処理装置8に入力される。
【0050】上記信号処理装置8は、図6に示すように
、変換器8aと、加算器8bと、除算器8cとからなっ
ており、故に各圧力検出センサで検出された検出値のア
ナログ信号は変換器8aを介して加算器8bに入力され
、次いで加算器8bから入力された信号が除算器8cに
よって平均化処理された後に、同図に示すように、処理
ユニット毎の信号としてそれぞれ出力され、これが携帯
型のパソコン内蔵ボックスからなる記録診断装置9に入
力される。
【0051】上記記録診断装置9に出力される1処理ユ
ニット毎の入力信号は、図7に示すように、各処理ユニ
ットの出力とも所定の同ピッチのパルス状の波形であっ
て、これら各処理ユニットの対応する圧力検出センサ列
組の間の出力波形同士の大小が比較されると共に記録さ
れる。
【0052】このように、各処理ユニット毎に纏められ
た出力が得られるので、その記録後のデータ表示にとっ
てもまたこのデータを利用する上にも極めて簡単になり
、しかも水冷用ノズルから噴射される噴射水流の水量を
確実に測定し得、ノズルヘッダの長手方向全体にわたる
水冷用ノズルから噴射される噴射水流の水量分布を確実
に調整することも可能になる結果、冷却ライン全体の保
全を良好にしかも速やかに行い得るようになった。
【0053】上記のような効果に加えて、水冷用ノズル
から噴射される噴射水の水量を確実に測定し得るので噴
射水の無駄遣いが少なくなり、冷却水の使用量の削減に
対しても少なからぬ効果が認められ、冷却水の使用量に
関しても経済的に極めて有利になった。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1と請求項
2とに係る水冷用ノズルの詰まり検出方法によれば、噴
射水冷帯に板状部材を通過させると、水冷用ノズルから
噴射される噴射水の水圧が圧力検出センサにより圧力値
として検知され、これが信号処理装置で検知信号に変換
されて出力され続けるので、従来のようにライン停止時
の非圧延中や非冷却中に作業者等が目視により点検・判
断するというような不完全かつ非能率な作業が不要とな
る。
【0055】さらに、請求項3に係る水冷用ノズルの詰
まり検出方法によれば、多数の圧力検出センサにより検
出される検出信号が能率的に処理されるので、データ処
理能力と実用性の向上とに対して効果がある。
【0056】従って、本発明によれば、水冷用ノズルの
詰まりに対して速やかに対応することができるので、冷
却むらに基づく熱間圧延鋼材の引張強度や反り発生等と
いうような品質不良が少なくなり、圧延製品の品質と生
産性の向上とに対して極めて多大な効果を期待すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る水冷用ノズルの詰まり検
出装置の斜視図である。
【図2】図1に示す水冷用ノズルの詰まり検出装置の系
統ブロック図である。
【図3】出力状態説明図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る水冷用ノズルの詰ま
り検出装置の斜視図である。
【図5】本発明の他のもう一つの実施例に係る水冷用ノ
ズルの詰まり検出装置のセンサユニットの平面図である
【図6】出力状況説明図である。
【図7】各ブロック毎の出力状況説明図である。
【図8】冷却ラインの模式的構成説明斜視図である。
【図9】上部ノズルヘッダの断面構成説明図である。
【図10】ノズルヘッダへの給水配管系統図である。
【図11】図aは振動検出素子による検出波形説明図で
あり、また図bは圧力検出センサによる検出波形説明図
である。
【符号の説明】
1…キャリヤ板、1a…抜き穴、1b…アイボルト、2
…センサユニット、2a…圧力検出センサ、2b…増幅
器、3…記録装置、3a…マルチプレクサ、3b…CP
U、3c…メモリ、3d…ICカード、3e…アンテナ
、4…電源ユニット、4a…DC/DCコンバータ、4
b…バッテリー、5…パソコン、6…波形、7…近接ス
イッチ、8…信号処理装置、8a…変換器、8b…加算
器、8c…除算器、9…信号処理装置、10…搬送ロー
ル、11…水冷用ノズル、12…下部ノズルヘッダ、1
3…上部ノズルヘッダ、14…供給元管、15…流量調
整弁、16…分岐管、A,B,C,X…処理ユニット、
a,b,c…圧力検出センサ列組、w…熱間圧延鋼材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の水冷用ノズルから噴射されて熱
    間圧延板材を冷却する噴射水冷帯に、水冷用ノズルと同
    ピッチで配設され、これら複数の水冷用ノズルから噴射
    される噴射水流を受ける複数の圧力検出センサと、各圧
    力検出センサからの信号を一時記憶するメモリと、電力
    を供給するバッテリーと、これらを制御する制御回路と
    を板状部材に付設して通過させ、通過中に上・下部の水
    冷用ノズル群から噴射される冷却水の噴射圧を前記圧力
    検出センサにより圧力信号に変換してメモリに記憶させ
    、さらに板状部材が噴射水冷帯を通過した後にメモリで
    記憶した記憶内容を外方に設けた信号処理装置に移すと
    共に、該信号処理装置で移された信号を知見信号に変換
    して出力することを特徴とする水冷用ノズルの詰まり検
    出方法。
  2. 【請求項2】  複数の水冷用ノズルから噴射されて熱
    間圧延板材を冷却する噴射水冷帯に、水冷用ノズルと同
    ピッチで配列され、これら複数の水冷用ノズルから噴射
    される噴射水流を受ける複数の圧力検出センサと、各圧
    力検出センサからの圧力信号を送信する無線送信機と、
    電力を供給するバッテリーと、これらを制御する制御回
    路とを板状部材に付設して通過させ、該板状部材の通過
    中に上・下部の水冷用ノズル群から噴射される冷却水の
    噴射圧を前記圧力検出センサにより圧力信号に変換する
    と共に前記無線送信機により外方に設けた信号処理装置
    に送信し続け、該信号処理装置で受信した信号を知見信
    号に変換して出力することを特徴とする水冷用ノズルの
    詰まり検出方法。
  3. 【請求項3】  複数の圧力検出センサを、複数の処理
    ユニットに区分し、これら処理ユニットが水冷用ノズル
    の組合せ列パターンに応じた複数の圧力検出センサ列組
    からなる構成にすると共に、これら複数の処理ユニット
    のそれぞれについて、各圧力検出センサ列組の対応する
    圧力検出センサからの出力信号を加算した後に平均値を
    求め、それぞれの処理ユニットを構成する対応する各圧
    力検出センサ列組の間の前記平均値の大小をそれぞれ比
    較して水冷用ノズルの詰まりを判定することを特徴とす
    る請求項1と請求項2とに記載の水冷用ノズルの詰まり
    検出方法。
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